電気温水器の水漏れでお困りの方へ
2021年7月27日
電気温水器の周りが水で濡れているときは、水漏れが発生している可能性があります。
水漏れを対処しないでそのままにしておくと、いろいろなリスクがあります。
ここでは、電気温水器の水漏れでお困りの方へ、電気温水器の水漏れの要因と対処法、電気温水器が水漏れすると水道代が高くなるか?電気温水器からエコキュートに交換するメリット、電気温水器からエコキュートへの交換事例についてご紹介します。
■電気温水器の水漏れの要因と対処法
電気温水器は、お風呂、キッチン、洗面所などで使うお湯を沸かすものです。
電気を使って、水をヒーターで温めます。
ガス給湯器のように火を使わないため、ガス漏れ、不完全燃焼、一酸化炭素中毒などがなく、安全性において優れています。
電気温水器は、大きく分類すると瞬間式と貯湯式にわかれます。
瞬間式の電気温水器は、給湯栓を開けたときに加熱して、水を瞬間的に沸かすものです。
特徴はデザインがコンパクトなことで、設置が割合狭いスペースでもできます。
また、設置するために手間と時間がかからないこともメリットでしょう。
一方、貯湯式の電気温水器は前もって貯湯タンクの中に沸かしたお湯を貯めておくものです。
瞬間式の電気温水器と比較して広い設置スペースが必要であり、湯切れが発生することがありますが、お湯が出るまでは相当時間が短くなります。
小さい電源容量で、高いコストパフォーマンスの電気温水器です。
電気温水器を設置するときは、瞬間式と貯湯式のそれぞれの特徴を考慮した上で、より要求に近いものを選びましょう。
ここでは、電気温水器の水漏れの要因と対処法についてご紹介します。
●電気温水器の水漏れの要因
電気温水器の水漏れをそのままにしておけば、漏電したり部品が早く劣化したりするようなことがあります。
できるだけ早く水漏れを対処するためには、しっかりと水漏れの要因を判断する必要があります。
ここでは、電気温水器の水漏れの要因についてご紹介します。
・部品の経年劣化による故障や破損
長年に渡って電気温水器を使っていると、部品の経年劣化によって故障や破損が発生することがあります。
特に、経年劣化しやすいのは、樹脂製の部品、パッキン、ゴム製品の減圧弁などの部品です。
また、外気温が低いときは、配管、貯湯タンクなどが凍って破損することもあります。
このような故障や破損があれば、電気温水器の点検・修理を専門の業者にすぐに頼みましょう。
・減圧弁の故障
減圧弁というのは、水道配管に取り付けるもので、適切に電気温水器への給水圧力を調整するものです。
地域によって給水圧力は違うことがあるため、減圧弁で一定の給水圧力に調整します。
減圧弁はゴム製であるため、経年劣化で故障して水漏れの要因になります。
もし減圧弁が故障したときは、部品を新しいものに交換する必要があります。
・逃し弁の故障
電気温水器の水漏れの要因としては、逃し弁の故障もあります。
逃し弁というのは、貯湯タンクの中の圧力を一定に維持するために、水を沸かすときに膨張した水を排出するものです。
膨張した水を排出するタイミングが、逃がし弁の故障かどうかを判断するポイントになります。
逃がし弁が膨張した水を排出するタイミングは基本的に夜間になりますが、水を昼間に膨張した水を排出しているときは故障している可能性が大きいでしょう。
・接続部の工事ミスや劣化
接続部の工事ミスのために、水漏れが数年程度で発生することがあります。
このようなことを防止するためには、しっかりと頼む業者を判断することが大切です。
また、部品のパッキンなどの経年劣化によって、水漏れが接続部から発生することもあります。
このようなときは、電気温水器の点検・修理を専門の業者にすぐに頼む必要があります。
●電気温水器の水漏れの対処法
ここでは、電気温水器の水漏れの対処法についてご紹介します。
・水漏れしている箇所を十分にチェックする
水漏れが発生したときは、電気温水器のどこからかを十分にチェックしましょう。
水漏れしているところがわかれば、この後にスムーズに修理、交換ができます。
また、水漏れしているところによっては、自分で修理、交換ができることもあります。
具体的なチェック箇所としては、貯湯タンク、減圧弁、逃し弁、配管、部品の接続部などです。
見たのみではわかりにくいこともあるため、このような箇所は確実に一つずつチェックしましょう。
このときは、感電しないように必ず電源は切っておいてください。
なお、自分で部品を分解すると、非常に元に戻すのが大変です。
そのため、水漏れが自分で修理、交換ができないところから発生しているときは、業者にすぐに頼みましょう。
・少しの水漏れでも対処する
少しの水漏れでも、電気温水器を修理・交換しないでそのままにしておくのは止めましょう。
電気温水器の水漏れは、光熱費が高くなったり、部品が早く劣化したり、漏電したりするようないろいろな不具合が発生します。
そのため、水漏れが発生したときは、水濡れしているところを十分にチェックして、すぐに対処することが必要です。
・専門の業者に頼む
電気温水器の水漏れを自分で修理できないときは、専門の業者に頼みましょう。
自分で電気温水器を修理するのが心配なときも、やはり専門の業者に任せるのがおすすめです。
修理に慣れていないときは不完全な修理になり、根本的な対処ができないこともあります。
修理を頼む業者を選ぶときは、ネットの一括見積もりサイトなどを利用するのがおすすめです。
見積もりも無料で入手できるため、頼む候補になる業者を探してみましょう。
充実したアフターフォロー・保証がある業者であれば、修理ミスが万一発生したときでも対応してくれるため安心です。
さらに、トラブルを避けるためには、過去に業者を利用した人がどのようにその業者を評価しているかをチェックすることも大切です。
即日で対応してくれる業者もあるため、迅速な対処ができます。
・賃貸アパート・マンションのときはオーナーや管理会社に相談する
賃貸アパート・マンションで水漏れしたままであれば、被害が別の部屋に拡大することがあるため、迅速に対処する必要があります。
しかし、賃貸アパート・マンションのときは、電気温水器を勝手に修理するとトラブルになることが多くあります。
そのため、賃貸アパート・マンションのときはオーナーや管理会社にまず相談しましょう。
要因によっても違いますが、基本的に自分のミスでなければ電気温水器の修理費はほとんど貸主が負担してくれます。
・寿命であれば本体の交換も検討する
一般的に、電気温水器は15年間~20年間程度の寿命とされています。
この寿命期間をオーバーすると、故障する確率が部品の劣化によって高くなるでしょう。
このようなときは、部品を修理・交換しても、他の部品がまたすぐに故障することがあります。
何日間もお湯が自宅で使えないということも、場合によってはあり得ます。
そのため、電気温水器を15年間程度以上使っているときは、本体の交換を検討するのもおすすめです。
水漏れが発生したときは、修理でなく交換する方が、最終的に費用が安くなることもあります。
また、電気温水器をできるだけ長く使うためにも、定期点検を3年に1回程度行うのがおすすめです。
●電気温水器の水漏れはすぐに対処する
電気温水器は、工事ミスや部品の経年劣化など、いろいろな要因によって水漏れが発生します。
水漏れを対処しないと、漏電したり、部品が劣化したりするようなリスクがあります。
水漏れが発生したときは、どこからかをチェックした上で、すぐに修理・交換などする必要があります。
業者にすぐに頼むのがおすすめです。
また、寿命になっている電気温水器は、交換を検討するのもおすすめでしょう。
■電気温水器が水漏れすると水道代が高くなるか?
電気温水器が水漏れしたときは、水道代が高くならないか心配になるでしょう。
では、電気温水器が水漏れすると水道代が高くなるのでしょうか?
●水道代がいつもより高いときは電気温水器の水漏れが考えられる
電気温水器から水漏れしているのが目でチェックできるときはすぐにわかるでしょうが、水漏れがわかりにくいところで発生しているときも中にはあります。
このようなときは、次の月になって、いつもの何倍も高い水道代の請求があるまで全くわからないときもあります。
しかし、これのみでは水漏れが家のどこで発生しているかわかりませんが、電気温水器も必ずチェックしておきましょう。
電気温水器の水漏れのときは、電気代も水道代以外に高くなることがあります。
そのため、電気代も一緒にチェックしましょう。
●電気温水器の水漏れによる水道代は減免できるか?
自治体によっても違っていますが、電気温水器の水漏れによって水道代が高くなったときは、水道代が減免できないときが多くあります。
水道代の減免は、基本的にチェックするのが困難な壁の中や地下の水道配管からの水漏れなど、普通の人が普通の生活をしているとわからないところでの水漏れが対象になっているときが多くあり、電気温水器の水漏れによる減免はほとんどできにくくなっています。
しかし、自治体の全てで減免できないということではないため、住んでいる自治体の窓口に問い合わせてみましょう。
なお、水道代の減免申請に必要な書類としては、自治体によっても違っていますが、だいたい次のようなものがあります。
・水道代の減免申請書
・自治体が指定している水道業者の修理の領収書
・水漏れしたところの修理前後の写真
なお、詳細については、それぞれの自治体の窓口に問い合わせしてください。
水道代の減免申請がもし認められても、高くなった水道代の全てが戻ってくるということではありません。
減免申請が認められたときでも、減免されるのは高くなった水道代の5割~8割程度のところが多くあるようです。
細い規程は、自治体によっても違っています。
●電気温水器の水漏れが発生したときは業者に相談する
電気温水器の水漏れは目でもチェックできるときが多くあるため、定期的にチェックしましょう。
水道代が高くなって電気温水器の水漏れがわかったときは、電気温水器のみでなくトイレなどの別のところで水漏れが発生していないかも一緒にチェックしましょう。
電気温水器の水漏れによって水道代が高くなったときは、減免申請が認められないときが多くあります。
減免申請の対象に電気温水器の水漏れがなっているかは、住んでいる自治体に問い合わせてください。
電気温水器の配管に使っているパッキンなどは、利用状況や水質によっては10年程度で経年劣化するため交換する必要があることもあります。
電気温水器の水漏れの程度や箇所によっては、本体を交換する必要があります。
そのため、ほんのわずかの水漏れでも、そのままにしておかないできちんと対処しましょう。
特に、水漏れが電気温水器の内部で発生しているときは、そのままにしておけば電気部品などの被害が大きくなることがあります。
電気温水器の水漏れが発生したときは、設置した販売店や業者などにすぐに連絡して水漏れを修理してもらいましょう。
■電気温水器からエコキュートに交換するメリット
電気温水器が水漏れして交換するときは、電気温水器ではなくエコキュートに交換するとメリットがあるのでおすすめです。
電気温水器からエコキュートに交換すると電気代が安くなるということをよく耳にするのではないでしょうか。
しかし、エコキュートには電気温水器にないメリットがあるといっても、どのようなメリットがあるかよくわからないでしょう。
ここでは、電気温水器からエコキュートに交換するメリットについてご紹介します。
●エコキュートと電気温水器の違い
ここでは、エコキュートと電気温水器の違いについてご紹介します。
・エコキュート
エコキュートは、お湯を電気の力で沸かすものです。
エコキュートは、エアコンなどにも使われているようなヒートポンプユニットというものを採用しており、お湯を沸かすときに大気の熱を利用します。
ヒートポンプユニットは、大気の熱を自然冷媒の二酸化炭素に取り込んで圧縮します。
圧縮することによって冷媒が高温になるため、この熱を熱交換器で水に伝えます。
水は熱を冷媒から受け取ることによって、温度が高くなってお湯になります。
そのため、外気温が高い夏のシーズンには、エコキュートはお湯を沸かすときにあまり電気を使いません。
また、太陽光発電システムと最新のエコキュートは連携しているものもあります。
そのため、エコキュートは電気代が電気温水器よりも安くなるため、高い省エネ性能の給湯器です。
・電気温水器
電気温水器は、お湯を電気を使うヒーターの熱で沸かすものです。
電気温水器では電気ヒーターを使っているため、不完全燃焼などがガス給湯器のように発生しないものです。
しかし、安全面で電気温水器は優れていますが、お湯を電気の力のみで沸かすため、電気代がエコキュートよりも高くなります。
・エコキュートと電気温水器の違い
エコキュートも電気温水器も、基本的には同じ電気給湯器です。
しかし、エコキュートは大気の熱を利用して効率良くお湯を沸かしますが、電気温水器は電気の力のみでお湯を沸かします。
そのため、エコキュートの方が大気の熱を利用する分電気温水器よりも電気代が安くなります。
また、エコキュートは、太陽光発電と連携できるタイプもあるため、電気代をより安くすることができます。
さらに、エコキュートは自然冷媒の二酸化炭素を使っています。
そのため、従来のシステムに比較すると、二酸化炭素の排出量がエコキュートは半減します。
つまり、エコキュートと電気温水器では、圧倒的にエコキュートの方が自然に対して優しいといえます。
このことも、エコキュートと電気温水器の大きな違いです。
●電気温水器からエコキュートに交換するメリット
電気温水器からエコキュートに交換するメリットとしては、次のようにいくつかあります。
・電気代が安くなる
電気温水器は、平均の1ヶ月の電気代が約6,000円~7,500円とされています。
一方、エコキュートは、平均の1ヶ月の電気代が約1,500円~2,000円とされています。
そのため、エコキュートの電気代は電気温水器の3分の1以下になります。
・学習機能によってライフサイクルに応じた節約ができる
エコキュートは、学習機能によってお湯の無駄な沸き上げが少なくなります。
・HEMSに対応している
自宅のエネルギー使用を管理するHEMSにエコキュートは対応しているため、より電気代が節約できます。
なお、HEMSというのは、Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)を省略したもので、家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムです。
・オール電化プランにすると、電気代がより安くなる
エコキュートをオール電化のプランで使うと、エコキュートを深夜電力のみで使うよりも節約できます。
・貯湯タンクのお湯や水が万一のときに生活用水として利用できる
エコキュートの貯湯タンクに貯まっているお湯や水は、万一災害が発生して水道が使えなくなったときでも生活用水として利用できます。
・自然に対して優しい
二酸化炭素の自然冷媒を使っているため、自然に対して優しいものです。
●電気温水器からエコキュートに交換するときに注意すること
電気温水器からエコキュートに交換するときは、注意することもあります。
エコキュートを新しく設置するときと違って、電気温水器からエコキュートに交換するときは、ほとんど設置するところなどで困ることはありません。
というのは、電気温水器を設置していたところにほとんどのエコキュートが設置でき、電気温水器の基礎などをそのままエコキュートで使えることも多くあるためです。
また、一般的に電気温水器よりもエコキュートは本体価格が高いといわれていますが、工事費込みの実際の価格の差額はわずかです。
例えば、工事費込みの三菱の電気温水器と三菱のエコキュートの価格としては、次のようになります。
・三菱の370Lの電気温水器(SRT-J37FH4)は約342,800円~
・三菱の460Lの電気温水器(SRT-J46CD5)は約347,600円~
・三菱の370Lのエコキュート(SRT-W376)は約360,000円~
・三菱の460Lのエコキュート(SRT-W466)は約372,000円~
三菱の電気温水器の方が三菱のエコキュートより安くなっていますが、この差額はわずか数万円です。
そのため、エコキュートがネットなどで高いといわれているほどではないでしょう。
しかし、電気温水器からエコキュートに交換すると、エコキュートの運転音がトラブルになることがあります。
このことは、注意する必要があるでしょう。
●電気温水器からエコキュートに交換するときの工事内容
電気温水器からエコキュートに交換するときは、どのような工事内容になるかわからないでしょう。
ここでは、電気温水器からエコキュートに交換するときの工事内容についてご紹介します。
・電気温水器からエコキュートに交換するときの基本的な工事内容
電気温水器からエコキュート交換するときの基本的な工事費は、約10万円~15万円です。
しかし、工事費は工事業者によって違っているため、見積もりを必ず入手してから工事を頼むようにしましょう。
電気温水器からエコキュートに交換するときは、基本的に次のような工事内容になります。
設置している電気温水器を撤去します。
撤去した電気温水器は処分費がかかることがあります。
基本的に設置していた電気温水器の基礎をそのまま使います。
電気温水器と違うところにエコキュートを設置するときにしっかりした基礎でないときは、基礎工事が必要になります。
基本的に設置していた電気温水器の配管をそのまま使います。
電気温水器の給湯専用タイプからエコキュートのフルオートタイプに交換するときなどは、ふろ配管、ふろ循環アダプターを新しく設置します。
ドレン配管を設置します。
エコキュートの貯湯タンクユニット、ヒートポンプユニットを設置し、アンカーボルトで固定します。
配管を貯湯タンクユニットに接続し、ヒートポンプユニットと接続します。
電気配線を接続します。
本体の設置などと同時に電気工事を行います。
エコキュートのブレーカーを設置します。
電力会社に代行して申請します。
台所リモコン、ふろリモコンを取り付けます。
配管のエア抜きなどの試運転を行って、正常にエコキュートが動作するかをチェックします。
操作方法をお客さんに説明して引き渡します。
・追加工事が必要なこともある
電気温水器からエコキュートに交換するときは、基本的な工事内容のみでは困難なこともあります。
このようなときは、次のような追加工事が必要になります。
撤去した電気温水器を処分するときは、費用の目安が10,000円~20,000円です。
なお、処分する費用が見積りに含まれていることもあります。
エコキュートの配線・配管の延長工事のときは、費用の目安が1,000円~2,000円(1mあたり)です。
分電盤の交換、主幹ブレーカーの交換の工事のときは、費用の目安が35,000円~60,000円です。
分電盤を200V対応のものに交換するとき、電力容量を変えるときに必要になります。
浴槽の穴あけ工事のときは、費用の目安が10,000円~15,000円です。
ふろ配管やふろ循環アダプターを設置するときに必要です。
ふろ配管の新設・交換工事のときは、費用の目安が10,000円~30,000円です。
幹線の交換工事のときは、費用の目安が20,000円~55,000円です。
電線からケーブルを分電盤まで設置するとき、200Vの配線を電線から引き込むときに必要です。
特殊運搬のときは、費用の目安が内容によって違います。
クレーン付トラックのユニック車による運搬作業、運搬に伴う人件費があり、人数・場所によって費用が変わります。
この他にも、凍結防止工事が必要になったり、転倒防止工事が必要になったりするときがあります。
電気温水器からエコキュートに交換するときの工事内容は、設置場所や家の状況によっても違います。
そのため、電気温水器からエコキュートに交換するときは、前もって見積もりを必ず入手しましょう。
・複数の業者から見積もりを入手する
電気温水器からエコキュートに交換するときは、基本的な工事内容や追加工事内容を掴んでいても実際には十分ではありません。
というのは、素人には電気温水器からエコキュートに交換するために実際に必要な工事内容かがわかりにくいためです。
例えば、配線の追加工事がエコキュートを設置するために必要であるといわれても、素人では実際に必要かわからないでしょう。
そのため、複数の業者から見積もりを入手することが大切です。
1社のみから見積もりを入手すると、見積もり内容が適正かどうかよくわかりません。
しかし、複数の業者から見積もりを入手すると、見積もり内容が適正でないときはすぐにわかるでしょう。
また、エコキュートを設置する費用の相場などもわかるため、良くない業者に騙されることもありません。
複数の業者から見積もりを入手するときは、一括見積もりサイトを利用するのもおすすめです。
電気温水器からエコキュートに交換するときでも、簡単に見積もりが入手でき、複数の業者から見積もりが入手できるため、すぐに適正な費用もわかります。
■電気温水器からエコキュートへの交換事例
ここでは、水漏れが発生していた電気温水器からエコキュートに交換した事例についてご紹介します。
お客様は460Lの電気温水器を使っていましたが、本体から最近水漏れが発生して修理もできない状況でした。
金枠の上に既にある電気温水器を設置していましたが、交換するときに万一の大きな地震のときでも十分に対応できるようにコンクリート基礎の上にエコキュートを設置することにしました。
給湯専用タイプの電気温水器でしたが、エコキュートに交換するときはフルオートタイプにしました。
コンクリート基礎を打設してから3日間~4日間後に、エコキュートの本体を設置しました。
差し筋を建物の基礎に行って、メッシュ筋を敷いてハッカーで緊結しました。
頑丈できれいなコンクリートの基礎になりました。
薄型タイプのエコキュートであったため、長方形の縦長のコンクリートの基礎にしました。
従来使っていたふろ循環アダプターは、相当古くてキャップも無かったため新しく交換しました。
ふろ配管も新しく設置しました。
リモコン線はそのまま使えたため、エコキュート用のリモコンを同じところに新しく取り付けしました。
電気温水器用のリモコンは撤去して、コーキングで穴は処理しました。
浴槽のエプロンをふろ循環アダプターを設置するときに取り外したため、取り付けした後にきちんと隙間をコーキング処理しました。
当然ですが、ふろ循環アダプターからの水漏れが発生していないかも十分にチェックしました。
電気温水器は給湯専用タイプでしたが、エコキュートはフルオートで、お湯はり、追いだききが自動でできるため快適になったとお客様は喜んでいました。
■まとめ
ここでは、電気温水器の水漏れでお困りの方へ、電気温水器の水漏れの要因と対処法、電気温水器が水漏れすると水道代が高くなるか?電気温水器からエコキュートに交換するメリット、電気温水器からエコキュートへの交換事例についてご紹介しました。
電気温水器の水漏れの要因としては、次のようなものがあります。
・部品の経年劣化による故障や破損
・減圧弁の故障
・逃し弁の故障
・接続部の工事ミスや劣化
電気温水器の水漏れの対処法としては、次のようなものがあります。
・水漏れしている箇所を十分にチェックする
・少しの水漏れでも対処する
・専門の業者に頼む
・賃貸アパート・マンションのときはオーナーや管理会社に相談する
・寿命であれば本体の交換も検討する
電気温水器の水漏れでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
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