電気温水器からエコキュートへの交換を検討している方へ

2023年6月30日

電気温水器からエコキュートにするメリット・デメリットとは?【2020年最新版】

 

電気温水器からエコキュートへの交換を検討しているが、ミスするのではないだろうかと思っている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、電気温水器からエコキュートへの交換を検討している方へ、電気温水器とエコキュートの違い、エコキュートとは?電気温水器とエコキュートのイニシャルコストの相場、電気代の比較、電気温水器からエコキュートに交換するメリット・デメリット、電気温水器からエコキュートに交換するときの工事内容についてご紹介します。

 

電気温水器とエコキュートの違い

ここでは、電気温水器とエコキュートの違いについてご紹介します。電気温水器とエコキュートの違いは、お湯を沸かす方法が最も大きなものです。

エコキュートは、ヒートポンプの技術を使ってお湯を沸かします。気体は圧縮すると温度が高くなり、特に二酸化炭素は温度を高くするために適したものです。ヒートポンプユニットは、二酸化炭素の自然冷媒を使って、大気中の熱エネルギーを自然冷媒に取り込んで、圧縮機で圧縮することによってさらに温度を高くしてお湯を沸かすようになっています。エコキュートは、電気のみでなく大気中の熱エネルギーも利用するため、お湯を効率良く沸かすことができます。

一方、電気温水器は、電気だけでお湯を沸かします。電気ケトルや電気ポットをイメージするとわかりやすいでしょう。貯湯タンクの内部に取り付けた電気ヒーターを使って、お湯を沸かします。電気温水器は仕組みがシンプルですが、エコキュートは複雑な仕組みによってお湯を効率良く沸かします。

 

電気温水器からエコキュートにするメリット・デメリットとは?【2020年最新版】

 

エコキュートとは?

エコキュートは、電気給湯器の一種です。電気給湯器のカテゴリーの中で、エコキュートと電気温水器にわかれている感じです。エコキュートは、ヒートポンプの技術と二酸化炭素の自然冷媒を利用してお湯を沸かすもので、正式な名称は自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機です。

エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットがあり、基本的に貯湯タイプの給湯器です。エコキュートは、コロナが2001年に最初に販売し、その後、三菱やパナソニックなどの大手のメーカーが販売しました。

エコキュートが販売された当初は、シンプルな目的の給湯がエコにできる、電気代が安くなるというようなものが多くありました。しかし、現在は、いろいろなメーカーが、快適に入浴できる機能などが搭載されているエコキュートを販売しています。

エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットを設置する必要があります。基本的に、ヒートポンプユニットも貯湯タンクユニットも屋外設置になるでしょう。なお、貯湯タンクユニットは、屋内設置もできます。

しかし、ヒートポンプユニットは、効率良く大気中の熱エネルギーを取り込むために、屋外設置が必要です。なお、屋外にヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットを設置するときに設置スペースが狭いときは、薄型タイプのエコキュートを選ぶ必要があるでしょう。

電気温水器は貯湯タンクユニットのみであるため、設置スペースはエコキュートの方がより広く必要になります。

 

電気温水器とエコキュートのイニシャルコストの相場の比較

ここでは、電気温水器とエコキュートのイニシャルコストの相場の比較についてご紹介します。

 

電気温水器のイニシャルコストの相場

電気温水器のイニシャルコストの相場は、エコキュートの半分くらいです。電気温水器の本体価格の相場が10万円~25万円くらい、交換工事費用の相場が7万円~10万円くらいです。

電気温水器の本体価格は、貯湯タンクの容量や機能などによって違います。また、電気温水器の交換工事費用は、それぞれの家庭の状況や工事内容などによって違います。

そのため、電気温水器のイニシャルコストは、数万円しかエコキュートと違わないこともあります。

 

エコキュートのイニシャルコストの相場

エコキュートのイニシャルコストの相場は、35万円~60万円くらいです。エコキュートの本体価格の相場が20万円~50万円くらい、標準工事費用の相場が10万円~20万円くらい、追加工事費用の相場が4万円~6万円くらいです。

エコキュートの本体価格は、貯湯タンクの容量や機能などによって違います。エコキュートの本体価格は、機能が多く、貯湯タンクの容量が大きくなるほど高くなります。

 

電気温水器とエコキュートの電気代の比較

ここでは、電気温水器とエコキュートの電気代の比較についてご紹介します。エコキュートは、電気代が電気温水器の1/3くらいになります。

パナソニックによると、電気温水器とエコキュートの年間の電気代の比較は、次のようになっています。

北海道電力エリアは電気温水器が約108,000円、エコキュートが約32,400円
東北電力エリアは電気温水器が約80,400円、エコキュートが約21,600円
北陸電力エリアは電気温水器が約82,800円、エコキュートが約20,400円
東京電力エナジーパートナーエリアは電気温水器が約102,000円、エコキュートが約24,000円
中部電力エリアは電気温水器が約99,600円、エコキュートが約24,000円
関西電力エリアは電気温水器が約86,400円、エコキュートが約20,400円
中国電力エリアは電気温水器が約91,200円、エコキュートが約22,800円
四国電力エリアは電気温水器が約126,000円、エコキュートが約26,400円
九州電力エリアは電気温水器が約78,000円、エコキュートが約18,000円

このように、エコキュートの電気代は、電気温水器の1/3くらいになります。なお、住んでいるエリアによっては、エコキュートの電気代がエコキュートの1/4以上に安くなるでしょう。

電気温水器からエコキュートに交換するときは、契約している電気料金プランを見直しすると、よりいい結果になるでしょう。エコキュートは沸き上げを深夜に行うため、基本的に深夜時間帯の電気料金が安いプランがおすすめです。

しかし、ライフスタイルが在宅ワークのようなものであれば、電気を昼間も多く使うため、考えているよりも電気代が安くならないことがあります。

現在は、電力の小売全面自由化によって、電力会社の選択肢が多くなり、複雑に電気料金プランもなっています。自分たちの暮らしに電気料金プランが適しているかを今一度チェックし、必要によって電力会社にも相談しましょう。

 

電気温水器からエコキュートに交換するメリット・デメリット

ここでは、電気温水器からエコキュートに交換するメリット・デメリットについてご紹介します。

 

電気温水器からエコキュートに交換するメリット

電気温水器もエコキュートも、安い電気料金の時間帯を利用して、お湯をお得に沸かせることは同じです。しかし、エコキュートは電気のみでなく大気中の熱エネルギーも利用するため、さらに電気温水器よりも電気代が安くなります。

エコキュートは電気温水器の1/3くらいの電気代になるため、交換するメリットが大きいでしょう。

 

電気温水器からエコキュートに交換するデメリット

エコキュートは、大幅に電気代が安くなりますが、イニシャルコストが電気温水器の2倍くらいになります。特に、グレードの高いエコキュートであれば、さらに違いが大きくなるでしょう。

しかし、エコキュートを長年使うと、イニシャルコストの差額はランニングコストで回収することができます。また、電気温水器からエコキュート交換するときは、補助金が自治体によって支給されることもあるためにチェックしてみましょう。

 

電気温水器からエコキュートに交換するときの工事内容

ここでは、電気温水器からエコキュートに交換するときの工事内容についてご紹介します。

 

標準工事内容

電気温水器からエコキュートに交換するときの標準工事費用の相場は、10万円~20万円くらいです。見積もりを複数の業者から入手して、保証内容なども考慮して比較検討しましょう。

電気温水器からエコキュートに交換するときの標準工事内容は、次のようになります。

・既設の電気温水器の撤去
撤去費用は、標準工事費用に含まれていることもありますが、別にかかることもあります。

・エコキュートの基礎工事(必要なとき)

・エコキュートの配管工事
フルオートタイプのエコキュートに交換するときは、追いだき配管、浴槽のふろ循環アダプターの設置工事が必要になります。

・エコキュートの設置工事

・エコキュートの電気工事
配線工事、ブレーカーの設置工事、電力会社への申請などです。

・エコキュートのリモコンの設置工事
リモコンは台所と浴室などに設置します。

・試運転と顧客への操作説明

 

追加工事内容

電気温水器からエコキュートに交換するときは、標準工事以外に追加工事が必要になることもあります。

追加工事費用の相場は4万円~6万円くらいですが、追加工事費用の内訳は次のようになります。

既設の電気温水器の処分費用の相場は1万円~2万円
基本工事費用に含まれていることもあります。

配管、配線の延長工事費用の相場は1mあたり1,000円~2,000円
エコキュートの配管、配線の延長に伴って、作業が発生します。ブレーカーからエコキュートまでの距離や給湯配管や風呂配管などを延長する距離によって、費用がプラスされます。

主幹ブレーカー、分電盤の交換費用の相場は3万5千円~6万円
分電盤が200Vに対応していないときは、交換が必要です。

浴槽の穴あけ工事費用の相場は1万円~1万5千円
追いだき配管と浴槽のふろ循環アダプターを設置するときに必要になります。

追いだき配管の新設と交換の費用の相場は1万円~3万円

幹線交換工事(200V配線の引き込み)費用の相場は2万円~5万5千円

特殊運搬費用は都度見積もり
エコキュートが特殊な設置場所のときは、ユニック車を使うために費用がかかります。

 

まとめ

ここでは、電気温水器からエコキュートへの交換を検討している方へ、電気温水器とエコキュートの違い、エコキュートとは?電気温水器とエコキュートのイニシャルコストの相場、電気代の比較、電気温水器からエコキュートに交換するメリット・デメリット、電気温水器からエコキュートに交換するときの工事内容についてご紹介しました。

貯湯タイプの電気温水器は、エコキュートと同じような沸き上げを電気料金単価が安い時間帯に行える、非常時には貯湯タンクユニットの中のお湯や水が非常用水として使えるなどのメリットがあります。

さらに、電気温水器のイニシャルコストはエコキュートの半分くらいになるため、一見すると電気温水器の方がメリットは大きいように思うかもしれません。しかし、エコキュートは、お湯を電気のみでなく大気中の熱エネルギーも利用して沸かすため、電気代が電気温水器の1/3くらいになります。

ランニングコストがエコキュートの方が安くなるのは、電気温水器にないメリットです。イニシャルコストが高くなっても、長年使うことによって、回収することができるでしょう。

また、環境に対して優しいなど、エコキュートならではのメリットがあるためにおすすめです。電気温水器からエコキュートに交換するときは、業者に相談しましょう。

 

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