給湯と床暖房の一体型のエコキュートをお探しの方へ

2021年1月15日

床暖房と一体型の多機能タイプのエコキュートをお探しの方へ

住宅をオール電化にして、じんわりと足元から温まる床暖房を設置したいと考えている方もいるのではないでしょうか。

実は、エコキュートは給湯だけでなく床暖房にも使うことができます。エコキュートは給湯だけしか使えないと考えている方もいるでしょうが、実は床暖房にも使うことができます。

ここでは、給湯と床暖房の一体型のエコキュートをお探しの方へ、床暖房にエコキュートは使えるか？給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートのメリット、パナソニックとコロナの床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートについてご紹介します。

Contents

給湯だけでなく床暖房にエコキュートは使えるか？
給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプのエコキュートのメリット
給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュート
まとめ

給湯だけでなく床暖房にエコキュートは使えるか？

エコキュートは、電気代を安くしながら台所やお風呂、洗面所などでお湯を使うことができますが、床暖房にも使うこともできます。エコキュートを床暖房に使うときは、温水式床暖房パネルにエコキュートで沸かしたお湯を流すことによって床面を暖房します。

今からエコキュートを設置するときやすでにエコキュートを設置しているときは、エコキュートを床暖房に使うことによって工事の手間がかからなくなるためにおすすめです。

給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプのエコキュートのメリット

ここでは、給湯に加えて床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートのメリットについてご紹介します。

給湯兼床暖房を実現してるのに床暖房用の熱源機が必要ない

床暖房を使うときは、熱源機が必要になります。しかし、給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートを設置すると、新しく床暖房用の熱源機を購入するための費用、設置するためのスペースが必要なくなります。

給湯の電気代だけでなく床暖房の電気代が安くなる

エコキュートは大気中の熱エネルギーを利用するため、高い熱効率であるために非常に着目されています。例えば、10畳タイプの電気式ヒーターと比較すると、エコキュートを床暖房に使うと1/4くらいにまでランニングコストを抑えることができます。

給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートは、比較的イニシャルコストが高くなりますが、ランニングコストが安くなることを考えると非常にメリットがあります。

給湯に際して二酸化炭素を排出しない

給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートは、温水式床暖房の中でも環境に対して相当配慮したものです。当然ですが、エコキュートは二酸化炭素を排出する電気を使いますが、他の熱源機と比較すると相当二酸化炭素の排出量が少なくなります。

特に、熱源として石油給湯器やガス給湯器を使う温水式床暖房と比較すると、二酸化炭素の排出量が少なくなります。

また、給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートは、石油給湯器やガス給湯器のような排気ガスの嫌な臭いや音などもなく、非常にエネルギーとしてクリーンなものであることがメリットです。

給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートなら暖かさが柔らかい

給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートは、暖かさが柔らかいこともメリットです。お湯の熱でじんわりと床全体を暖房するため、電気式床暖房のように過度な暑さや暖かさのムラが少ないというメリットがあります。

また、エコキュートは沸かしたお湯を貯めておいて使うため、急に熱くなったり冷たくなったりすることがありません。そのため、いつも一定の温度のお湯がじっくりと床全体を暖房することもメリットです。

給湯兼床暖房機能付き多機能タイプのその他のメリット

給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートのその他のメリットとしては、次のようなものもあります。石油ストーブやガスストーブを使わないため、火災や子供の火傷のリスクが少なくなります。

また、石油ストーブやガスストーブ、エアコンを使わないため、部屋の空気が乾燥しにくく、のどの痛みや肌の乾燥が少なくなります。

エアコンのように頭だけが暖かいのではなく、足元から頭寒足熱で暖かくなるために快適です。エアコンのように風が出ないため、ホコリや風邪の菌が巻き上がらなくなります。そのため、床暖房の部屋に家族が自然と集まって、一家でだんらんすることが多くなるでしょう。

給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュート

ここでは、給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートについてご紹介します。

パナソニックの給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュート

床暖房と一体型の多機能タイプのエコキュートをお探しの方へ

パナソニックの給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートは、クリーンな温水式の床暖房が楽しめます。なお、床暖房を楽しむためには、別に温水式床暖房パネルが必要になります。

床暖房は、次のようなメリットがあります。

火を部屋の中で使わないため、空気がクリーンです。温風を吹き出す方式のエアコンの暖房と違って、空気が乾きすぎないでじんわりと暖かくなり、ホコリなども立ちません。熱源や暖房器具が部屋の中にないため、送風音や燃焼音が発生しません。

パナソニックの温水式床暖房パネルを使うときの床暖房の敷設畳数は、20畳までが最大です。条件としては、60%の敷設率（温水式床暖房パネル敷設畳数が12畳）、18℃以上の室温が確保できることです。一緒に他の暖房機を使っているときは、床暖房の敷設畳数は最大30畳（温水式床暖房パネル敷設畳数が12畳）になります。

パナソニックの「You温すい」という仕上げ材一体型温水式床暖房パネルは、温水パイプと床材を一体化したもので、快適施工、快適暖房になります。また、パナソニックの「フリーほっと温すいW」という仕上げ材分離型温水式床暖房パネルは、仕上げ材をインテリアに応じて選ぶことができます。

パナソニックの温水式床暖房については、下記のサイトをチェックしてください。
https://sumai.panasonic.jp/interior/floor/yukadan/lineup_onsui/index.html

パナソニックの床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートとしては、DFシリーズ床暖房機能付ミドルクラス多機能モデルがあります。

一般地向けのDFシリーズの床暖房機能付フルオートとしては、タンク容量が370Lの3人～5人家族用の屋外設置用のHE-D37FQS、屋内設置用のHE-D37FQMS、タンク容量が460Lの4人～7人家族用の屋外設置用のHE-D46FQS、屋内設置用のHE-D46FQMSがラインナップされています。

機能としては、床暖房、ふろ自動、追いだき、ダブル湯温コントロールなどが搭載されています。

一般地向けのDFシリーズの耐塩害仕様床暖房機能付フルオートとしては、タンク容量が370Lの3人～5人家族用の屋外設置用のHE-D37FQES（受注生産）、屋内設置用のHE-D37FQFS（受注生産）、タンク容量が460Lの4人～7人家族用の屋外設置用のHE-D46FQES（受注生産）、屋内設置用のHE-D46FQFS（受注生産）がラインナップされています。

機能としては、床暖房、ふろ自動、追いだき、ダブル湯温コントロールなどが搭載されています。

主な機能としては、AIエコナビ、配管洗浄、キレイキープコート、真空断熱材、昼間沸き上げ停止、給湯ガイド、自動お湯はり、自動保温・自動たし湯、追いだき、たし湯・高温たし湯、床暖房機能があります。

パナソニックの給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートで注意することは、次のようなものがあります。

床暖房の運転時間は、1日あたり8時間くらい（最大16時間以内）を目安にしてください。部屋や住宅の断熱構造によっては、床暖房だけでは十分に暖房できないことがあります。このようなときは、補助暖房を一緒に使ってください。

18℃以上の室温が確保できる他の暖房機を同時に使っているときは、30畳の部屋（温水式床暖房パネル敷設畳数が12畳）まで暖房することができます。

床暖房を使うときは、エコキュートのお湯を多く使うため、昼間の沸き上げ時間が長くなります。

石油給湯器やガス給湯器などの他の熱源の温水式床暖房からパナソニックの床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートに交換するときは、温まり感の違いや湯切れの発生などのリスクがあるために避けてください。

床暖房を設置するときは、パナソニックが取り扱っている温水式床暖房パネルがオススメです。

床暖房が設置できる地域は、外気温が－10℃までの次世代省エネルギー基準4地域以南です。床暖房が設置できる住宅の断熱性能は、次世代省エネルギー基準適合住宅相当です。なお、直貼工法、二重床工法のときは設置することができません。

北海道、青森県、秋田県、岩手県をメインにした次世代省エネルギー基準の1地域・2地域・3地域の寒冷地、最低の外気温が-10℃を下回る地域では、正常にエコキュートが運転できなくなることがあるために設置しないでください。

潮風が直接当たる海浜地区や温泉地帯などの特殊な場所では、正常にエコキュートが運転しないことがあるために設置しないでください。

コロナの給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュート

床暖房と一体型の多機能タイプのエコキュートをお探しの方へ
コロナの給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートは、暖房が24時間できます。コロナの独自の直暖制御で、学習機能付きの暖房モードによって省エネで快適な床暖房ができます。

コロナの給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートは、高効率の直接制御、省施工の熱動弁、4回路ヘッダーを内蔵しています。

適用床暖房畳数は、最大26畳（床暖房パネル敷設畳数は18畳）です。この畳数は、住宅断熱性能が次世代エネルギー基準相当のものを有するときです。床暖房の適用畳数は、住宅断熱性能・床暖房の運転時間などによって違います。運転は24時間でもできますが、床暖房適用畳数が少なくなります。詳しいことについては、下記のコロナの「エコキュート総合（AZ1）カタログ」をチェックしてください。
https://www.catalabo.org/iportal/CatalogViewInterfaceStartUpAction.do?method=startUp&mode=PAGE&volumeID=CATALABO&catalogId=79616890000&pageGroupId=&designID=link&catalogCategoryId=&designConfirmFlg=

コロナの給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートのシリーズ

コロナの給湯兼床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートとしては、一般地向けフルオートの多機能タイプ、寒冷地向けフルオートの多機能タイプがあります。

一般地向けフルオートの多機能タイプとしては、タンク容量が460Lの4人～7人家族用のCHP-46ATX3があります。機能としては、床暖房機能、ecoガイド、省エネ保温、スマートナビリモコンなどが搭載されています。主として宮城・山形・福島・栃木・新潟・長野県の一部などに設置できます。

なお、-10℃を最低気温が下回る地域では設置しないでください。寒冷地向けフルオートの多機能タイプとしては、タンク容量が460Lの4人～7人家族用のCHP-46ATX3Kがあります。機能としては、床暖房機能、ecoガイド、省エネ保温、スマートナビリモコンなどが搭載されています。主として北海道などに設置できます。-25℃を最低気温が下回る地域には設置しないでください。また、-20℃を最低気温が下回る地域は、屋内に貯湯ユニットを設置してください。