最新版床暖房機能付きエコキュートをお探しの方へ

2022年11月7日

最新版床暖房機能付きエコキュートをお探しの方へ
床暖房はいろいろな種類がありますが、オール電化をこれから導入する家庭には床暖房機能付きエコキュートを使うのがおすすめです。
床暖房は、床暖房付きエコキュートを設置することによって実現することができます。
ここでは、最新版床暖房機能付きエコキュートをお探しの方へ、次のようなことについてご紹介します。
・床暖房機能付きエコキュートとは?
・床暖房機能付きエコキュートの費用
・床暖房機能付きエコキュートがおすすめの家庭
・最新版床暖房機能付きエコキュート
・床暖房の種類
・床暖房の誤った使い方
・床暖房機能付きエコキュートの電気代を安くする方法
最新版床暖房機能付きエコキュートをお探しの方へ
●床暖房機能付きエコキュートとは?
床暖房機能付きエコキュートは、温水式の床暖房に使えます。
温水式の床暖房というのは、床暖房機能付きエコキュートなどで沸かしたお湯を床暖房パネルに流すことによって床を暖かくするものです。
なお、床暖房機能付きエコキュートをお湯を温める熱源機に使う温水式の床暖房は、エコキュート床暖房といいます。
・床暖房機能付きエコキュートのメリット
床暖房機能付きエコキュートのメリットとしては、次のようなものがあります。
(ランニングコストが低減できる)
床暖房機能付きエコキュートの最も大きなメリットは、ランニングコストが低減できることです。
エコキュートは大気中の熱エネルギーを利用してお湯を沸かすために使う電力が少ないだけでなく、安い電気料金の深夜電力でお湯を沸かすことによってランニングコストを低減して床暖房が使えます。
(エコキュートの設置スペースが低減できる)
最初から床暖房機能付きエコキュートを設置すると、新しく熱源機を床暖房用に設置する必要がありません。
そのため、床暖房を設置するときに、建物や土地に余裕を持たせることができます。
さらに、床暖房機能付きエコキュートは屋外設置であるため、床暖房を使っているときでも運転音が気にならないこともメリットです。
(二酸化炭素を排出しない)
大気中の熱エネルギーを利用する床暖房機能付きエコキュートは、環境に対して優しいこともメリットです。
電気を使って運転するために二酸化炭素の排出量がゼロということではありませんが、灯油やガスを使う温水式床暖房よりも非常に省エネです。
・床暖房機能付きエコキュートのデメリット
床暖房機能付きエコキュートのデメリットとしては、次のようなものがあります。
(長時間床暖房が使えない)
床暖房機能付きエコキュートは、貯湯タンクの容量に限度があるため、長時間床暖房が使えません。
また、床暖房を長時間使って湯切れが発生すると、昼間の高い電気料金の電力でお湯を沸かすようになります。
(暖房が弱い)
床暖房機能付きエコキュートはお湯の温度が低いため、ガスの床暖房などに比較して暖房が弱いというデメリットもあります。
また、暖房ができる面積が18畳~26畳くらいと限定されており、別の床暖房に比較して狭くなります。
(イニシャルコストが高い)
床暖房機能付きエコキュートは、ランニングコストが安い深夜電力を使って低減できることがメリットですが、別の床暖房に比較してイニシャルコストが高くなります。
・床暖房機能付きエコキュートを設置するときに注意すること
ここでは、床暖房機能付きエコキュートを設置するときに注意することについてご紹介します。
(イニシャルコストが高い)
床暖房機能付きエコキュートは、イニシャルコストが高いことがデメリットです。
エコキュートの本体価格だけでなく、既設の給湯器の撤去費用、設置工事費用などがかかるため、トータル費用が高くなります。
エコキュートの本体価格は、貯湯タンクの容量や給湯タイプなどによって違います。
床暖房を使う時間が長いときは、これに対応できるお湯の量が貯められる床暖房機能付きエコキュートが必要であり、貯湯タンクの容量が大きくなるほど本体価格も高くなります。
床暖房機能付きエコキュートのイニシャルコストは、機種などによって違いますが、本体価格が40万円~、工事費用が10万円~15万円くらい、床暖房の費用が6畳で65万円~とされています。
(トラブルが発生すると給湯も使えない)
床暖房機能付きエコキュートは、床暖房の機能が搭載されているのみでなく、給湯器としての機能もあります。
そのため、もしも床暖房機能付きエコキュートのトラブルが発生すると、床暖房が使えないのみでなく、給湯も使えなくなります。
給湯が使えないと、お湯を台所で使うことも、お湯を浴室で使うこともできなくなります。
そのため、快適な暮らしを送ることができません。
(寒冷地では寒冷地仕様の床暖房機能付きエコキュートを選ぶ)
床暖房機能付きエコキュートは、性能が外気温に影響されるということがあります。
そのため、低い外気温の寒冷地のときは、専用の床暖房機能付きエコキュートを設置する必要があります。
一般地仕様の床暖房機能付きエコキュートを寒冷地で使うと、本来の性能が期待できません。
専用の床暖房機能付きエコキュートは、寒冷地でも暖かさを十分に保つ機能が備えられているのみでなく、凍りにくい配管が使われていることもあります。
先々のトラブルが発生するリスクを考えたうえでも、住んでいる地域に適した床暖房機能付きエコキュートを設置しましょう。

●床暖房機能付きエコキュートの費用
ここでは、床暖房機能付きエコキュートの費用についてご紹介します。
・床暖房機能付きエコキュートのイニシャルコスト
パナソニックの床暖房機能付きエコキュートのイニシャルコストは、次のようになります。
床暖房機能付きエコキュートの本体価格の相場が365,000円くらい
床暖房機能付きエコキュートの設置工事費用が10万円~15万円くらい
温水式床暖房のイニシャルコストが6畳で65万円、12畳で80万円くらい
トータルの床暖房機能付きエコキュートのイニシャルコストは、1,115,000円~1,315,000円くらいです。
なお、このイニシャルコストは、基本的に目安であり、実際には違うことがあります。
・床暖房機能付きエコキュートのランニングコスト
パナソニックの床暖房機能付きエコキュートを東京電力のスマートライフプラン(オール電化プラン)で使うときのランニングコストは、次のようになります。
床暖房機能付きエコキュートは、冬期の加熱能力の6kWに対する消費電力が2kWであるために電力効率が3になります。
なお、1kWの加熱能力に対して1kWの消費電力のときは、電力効率が1になります。
東京電力のスマートライフプランの1kWhの電気料金は、午前1時~午前6時の夜間時間が17円46銭、午前6時~次の日の午前1時の昼間時間が25円33銭です。
このことから、1kWhあたりの床暖房機能付きエコキュートのランニングコストは、次のようになります。
床暖房機能付きエコキュートの夜間のランニングコストは、17円46銭を電力効率の3で割った5.82円になります。
床暖房機能付きエコキュートの昼間のランニングコストは、25円33銭を電力効率の3で割った8.44円になります。
一方、ヒーター・ストーブの夜間のランニングコストは17円46銭、昼間のランニングコストは25円33銭です。
このように、床暖房機能付きエコキュートはヒーター・ストーブに比較してランニングコストが非常に安く、もし湯切れが発生して昼間に沸き増ししても、ヒーター・ストーブを使うよりも安くなります。
なお、このランニングコストは基本的に概算であり、床暖房機能付きエコキュートの機種や電力プランなどによって違います。

●床暖房機能付きエコキュートがおすすめの家庭
床暖房機能付きエコキュートは、保温性の優れた新築やマンションなどに住んでいる方におすすめです。
床暖房機能付きエコキュートを使う温水式床暖房は、時間が暖まるまでにかかるデメリットがあり、保温性の良くない住宅であれば暖まった熱が逃げて、床暖房のメリットがあまりなくなります。
高い気密性の優れた保温性の住宅のときは、床暖房の熱は天井の方に上がって溜まります。
壁や窓から侵入する冷気をこのゆるやかに上がる暖気が打ち消すため、全体の部屋が暖かく感じられます。
そのため、特に優れた気密性・保温性の新築やマンションに住んでいるときは、床暖房機能付きエコキュートがおすすめです。
なお、床暖房機能付きエコキュートは、あまり住宅の保温性が良くない家庭にそれほどおすすめではありません。
あまり保温性が良くない住宅のときは、床暖房からの熱が屋外にすぐに逃げて、全体の部屋を暖めることができないために適さないといえます。
暖まるのが遅いことが温水式床暖房のデメリットであるため、すぐに温まりたいときは適していないでしょう。
また、寒冷地に住んでいるときは、床暖房を昼間に使いすぎて、床暖房機能付きエコキュートの貯湯タンクユニットのお湯が暖かい地域より早く無くなるため、適していないでしょう。

●最新版床暖房機能付きエコキュート
床暖房機能付きエコキュートは、パナソニックとコロナだけが販売しています。
ここでは、最新版床暖房機能付きエコキュートについてご紹介します。
・ パナソニックの床暖房機能付きエコキュート
パナソニックの床暖房機能付きエコキュートの特徴としては、次のようなものがあります。
(最大適応面積が20畳分)
パナソニックの床暖房機能付きエコキュートは、最大適応面積が20畳分です。
この6割くらいの12畳分に、配管を実際に通すようになります。
コロナの床暖房機能付きエコキュートより面積が小さくなりますが、一般家庭のリビングなどを温めるためにはスペースが十分でしょう。
(床暖房の稼働時間の目安は1日に8時間)
パナソニックの床暖房機能付きエコキュートの稼働時間の目安は、1日に8時間です。
使い方のイメージとしては、メインに自宅にいる時間帯に稼働するというような感じです。
しかし、これは目安であるため、実際には16時間最大では稼働できます。
条件によっては、稼働時間がコロナの床暖房機能付きエコキュートと同じくらいになります。
(仕上げ材による床暖房の違い)
仕上げ材は、足が直接触れる床の部分です。
床暖房を設置するときは、コルクやフローリングなどというような素材を使います。
床暖房としては、暖房部分と仕上げ材が一体になっているものとわかれているものがあります。
一体になっているときは、リフォームが床ごと必要になります。
わかれているものは、もともとの床を残すこともできます。
なお、一体になっている床暖房についても、カラーや素材が幅広く準備されています。
もともとの床のカラーに近いものは、雰囲気をそのままにして床暖房を設置することができます。
パナソニックの床暖房機能付きエコキュートの機種としては、次のようなものがあります。
パナソニックのエコキュートのHE-D37FQSは、DFシリーズの床暖房機能付フルオート ミドルクラスで、タンク容量が370L、家族の人数が3人〜5人用です。
寸法としては、貯湯タンクユニットは高さが1,880mm、幅が600mm、奥行きが680mm、ヒートポンプユニットは高さが660mm、幅が867mm、奥行きが332mm(配管カバー寸法を含む)です。
エコキュートの本体のメーカー希望小売価格は、984,500円(税込)です。
対応リモコン(別売品)のコミュニケーションリモコン(HE-CQWKW)のメーカー希望小売価格は、52,800円(税込)です。
対応リモコン(別売品)の増設リモコン(HE-RQVFZC)のメーカー希望小売価格は、27,500円(税込)です。
搭載されている機能としては、AIエコナビ、配管洗浄、キレイキープコート、真空断熱材、昼間沸き上げ停止、給湯ガイド、自動お湯はり、自動保温・自動たし湯、追いだき、たし湯・高温たし湯、床暖房機能などがあります。
なお、機能の詳細については、パナソニックのエコキュートのホームページ(https://sumai.panasonic.jp/hp/)などを参照してください。
パナソニックのエコキュートのHE-D46FQSは、DFシリーズの床暖房機能付フルオート ミドルクラスで、タンク容量が460L、家族の人数が4人〜7人用です。
寸法としては、貯湯タンクユニットは高さが1,890mm、幅が732mm、奥行きが810mm、ヒートポンプユニットは高さが660mm、幅が867mm、奥行きが332mm(配管カバー寸法を含む)です。
エコキュートの本体のメーカー希望小売価格は、1,045,000円(税込)です。
対応リモコン(別売品)のコミュニケーションリモコン(HE-CQFFWC)のメーカー希望小売価格は、52,800円(税込)です。
対応リモコン(別売品)の増設リモコン(HE-RQVFZC)のメーカー希望小売価格は、27,500円(税込)です。
搭載されている機能としては、AIエコナビ、配管洗浄、キレイキープコート、真空断熱材、昼間沸き上げ停止、給湯ガイド、自動お湯はり、自動保温・自動たし湯、追いだき、たし湯・高温たし湯、床暖房機能などがあります。
なお、機能の詳細については、パナソニックのエコキュートのホームページ(https://sumai.panasonic.jp/hp/)などを参照してください。
・コロナの床暖房機能付きエコキュート
コロナの床暖房機能付きエコキュートの特徴としては、次のようなものがあります。
(最大適応面積が26畳分)
コロナの床暖房機能付きエコキュートは、最大適応面積が26畳分です。
最大適応面積の26畳は、割合スペースが広いでしょう。
しかし、この数値は目安で、床暖房の運転時間や住宅の断熱性などによって実際に暖房できる面積が変わるときもあります。
また、床暖房の設置面積が広いほど、手間も時間もかかります。
しかし、コロナの床暖房付きエコキュートであれば、もともとの床材を剝がさないで工事することもできます。
そのため、できるだけ住宅のもともとの姿を残したいときにもおすすめです。
(稼働効率がオリジナルのタンク制御機能でアップ)
コロナの床暖房機能付きエコキュートの大きな特徴は、非常に給湯効率が高いことです。
床暖房にあてる電力が、コロナの技術とヒートポンプ設計を合わせた直暖機能によって多くなりました。
具体的には、床暖房に消費電力の3倍の電力を供給することができます。
そのため、稼働効率が高く、暖かい床暖房がいつでも実現できます。
熱が床暖房に回らなくて、暖かくならないことがありません。
(床暖房の稼働時間は1日に最大16時間可能)
コロナの床暖房機能付きエコキュートは、1日に最大16時間稼働できます。
しかし、この稼働時間の目安は、最大限に26畳を温めたときのものです。
もし、狭い10畳というようなスペースのときは、さらに床暖房が長い時間使えます。
なお、16時間稼働できると、起きている1日のほとんどの時間帯がカバーできます。
例えば、午前9時に稼働すると、深夜まで最大使うことができます。
さらに、じんわりと絶えず暖かく、温度のムラもありません。
(本体価格)
コロナの床暖房機能付きエコキュートの本体価格は、インターホンリモコンセット付き希望小売価格が1,331,000円です。
エコキュートと同時に床暖房を設置するのは、非常にイニシャルコストが高くなります。
しかし、ランニングコストが安いことを考慮すると、10年間以上床暖房機能付きエコキュートを使うと十分にイニシャルコストが回収できるでしょう。
コロナの床暖房機能付きエコキュートの機種としては、次のようなものがあります。
コロナのエコキュートのCHP-46ATX3は、多機能タイプ、一般地向け(-10℃対応)フルオートで、タンク容量が460L、家族の人数が4人〜7人用です。
寸法としては、貯湯タンクユニットは高さが1,870mm、幅が700mm、奥行きが795mm、ヒートポンプユニットは高さが690mm、幅が900mm、奥行きが300mmです。
インターホンリモコンセット付きのエコキュートのメーカー希望小売価格は、1,331,000 円(税込)です。
搭載されている機能としては、自動お湯はり、追いだき、自動たし湯(有/無)、ダブル温調、省エネ保温・自動保温、今日の湯増し休止、ふろ配管洗浄、汚れんコート、高圧力(最高使用圧力190kPa)、ecoガイド、インターホンリモコンなどがあります。
なお、機能の詳細については、コロナのエコキュートのホームページ(https://www.corona.co.jp/eco/)などを参照してください。

●床暖房の種類
ここでは、床暖房の種類についてご紹介します。
・温水式床暖房の種類
温水式床暖房の種類としては、次のようなものがあります。
(電気が熱源の温水式床暖房)
床暖房機能付きエコキュートは、普通のエコキュートと同じで、割安な夜間の電気で沸かしたお湯を貯湯タンクユニットの中に貯めておいて、お湯をお風呂や台所の給湯、床暖房に使います。
別の床暖房に比較して、追加で熱源機が必要で、床暖房の使用時間と面積には限度があります。
床暖房専用ヒートポンプは、二酸化炭素の排出がないヒートポンプ方式によって、大気中の熱エネルギーを利用して沸かしたお湯を使って床を暖房します。
じんわりと立ち上がってから暖まってきます。
エアコン連動型ヒートポンプは、エアコンとヒートポンプを組み合わせたもので、ヒートポンプ床暖房の暖まりが遅いデメリットをカバーしています。
当然ですが、夏のシーズンにはエアコンを冷房としても使えます。
太陽熱利用温水器は、太陽の熱で太陽熱温水器によってお湯を沸かして、貯湯タンクにお湯を貯めます。
貯湯タンクに貯めたお湯は、温度が低いときは石油給湯器やガス給湯器で再度加熱して、給湯や床暖房などに使います。
(ハイブリッドの熱源の温水式床暖房)
電気のヒートポンプ+ガスのエコジョーズのハイブリッド給湯器は、電気とガスのメリットを取ったものが熱源で、エコジョーズがヒートポンプの暖まりが遅いデメリットをカバーしています。
太陽熱利用温水器+ガスのエコジョーズのハイブリッド給湯器は、お湯を太陽熱温水器で沸かして、温水式床暖房にお湯を使います。
エコジョーズでカバーすることによって、湯切れが発生しないというメリットがあります。
また、ランニングコストも太陽エネルギーを利用することによって低減できます。
(灯油が熱源の温水式床暖房)
床暖房専用石油ボイラーを使った床暖房は、規模の大きな面積を暖房するときでも対応できることがメリットです。
また、ランニングコストも割合安くなりますが、給油が定期的に必要になります。
(ガスが熱源の温水式床暖房)
温水暖房付きガス給湯器は、お湯をエコジョーズなどで沸かして、床を暖房します。
ランニングコストは電気が熱源の温水式床暖房よりも高めですが、イニシャルコストが安くなり、暖まるまでも短くなります。
エコウィルは、エンジン排熱、排気ガス中の熱、ラジエーターの熱などでお湯を沸かして、お湯で床を暖房します。
暖房の熱が足りないときは、暖房温水を補助熱源機で加熱し、過剰にエンジン排熱があるときは余剰熱を貯湯タンクに貯めます。
床暖房専用ガスボイラーは、温水式床暖房の中でイニシャルコストが最も安くなります。
暖房面積も制限がなく、簡単に温度もコントロールできます。
・電気ヒーター式床暖房の種類
電気ヒーター式床暖房の種類としては、電気が熱源のものだけがあります。
熱線式の電気ヒーター式床暖房は、電気を発熱体の熱線部分に通して発生した熱で床を暖房します。
カーボン式の電気ヒーター式床暖房は、発熱体に優れた耐久性のカーボンを使って、床を暖房します。
PTC発熱ヒーターの電気ヒーター式床暖房は、薄いシート状のヒーターで、ムラなく平面・曲面を暖房することができます。
蓄熱式電気ヒーター式床暖房は、蓄熱体を安い電気料金の深夜に加熱し、昼間は輻射熱を前面のパネルから放出して全体の部屋を暖房します。
・相性がオール電化と合う床暖房
床暖房としては、電気が熱源のものとガスが熱源のものがあります。
では、この中で、相性がオール電化と合う床暖房はどちらでしょうか?
まず、ガスが熱源の床暖房は、当然ですが、オール電化のメリットはありません。
イニシャルコストやランニングコストは、全体の床暖房の中では真ん中あたりです。
次に、床暖房機能付きエコキュートを使った床暖房は、相性がオール電化と非常に良く合います。
しかも、ランニングコストは、ガスが熱源の床暖房の半分くらいです。
しかし、イニシャルコストは、ガスが熱源の床暖房に比較して2倍以上になります。
なお、給湯もできるため、高額とは必ずしもいえないでしょう。
また、オール電化のときは買い換える必要があるため、オール電化に今からしようと考えているときにおすすめです。
次に、ヒートポンプを使った床暖房は、相性がオール電化と合います。
イニシャルコストは床暖房機能付きエコキュートより安く、ほとんどランニングコストは同じです。
また、床暖房機能付きエコキュートはオール電化のときでも、新しく設置することによって床暖房になります。
そのため、床暖房を後から設置したいときにおすすめです。
また、エアコンと連動したヒートポンプ床暖房も最近は販売されており、床暖房が暖まるまでは室内をエアコンで暖房することができます。
これ以外に、ハイブリッド床暖房などもありますが、自宅のエネルギー状況に応じて最も適した床暖房を選ぶことが大切です。

●床暖房の誤った使い方
床暖房を設置しても暖かくならないときは、使い方が誤っていることがあるかもしれません。
ここでは、床暖房の誤った使い方についてご紹介します。
・カーペットをフローリングの上に敷くのは誤りである
床暖房は、温水や電気によってフローリングの下から床を暖めます。
カーペットやラグをフローリングの上に敷くと、暖房の効果が半減するために注意しましょう。
・温度設定が低すぎる
床暖房で暖房するときの床の温度は、設定した温度から5℃くらい低くなります。
冷たいと人が感じる床の温度は20度℃くらいといわれていますが、確実にこの温度を上回るためには温度設定を27℃~28℃くらいにするのがおすすめです。
・床暖房が暖かくならないときは工事不良もある
床暖房が暖かくならないときは、工事不良も考えられます。
35℃で半日間運転しても床の温度が高くならないときは、工事不良が考えられるため、工事業者に相談してみましょう。

●床暖房機能付きエコキュートの電気代を安くする方法
床暖房機能付きエコキュートは、電気代がエアコンに比較して低減できますが、暖房効果をアップしたり、使い方を工夫したりすることによって、毎月の光熱費を低減することができます。
ここでは、床暖房機能付きエコキュートの電気代を安くする方法についてご紹介します。
・床暖房の入切を繰り返さない
床暖房を使うときに最も電気代が高くなるのは、スイッチを入れてから部屋が暖まるまでで、起動するときの消費電力量は長時間つけたままにしたときより多いといわれています。
床暖房の電気代を安くするためには、一旦起動するとつけっぱなしにして入切の頻度を少なくすることが大切です。
・省エネモードを利用する
床暖房機能付きエコキュートの中には、消費電力を起動時や運転時にコントロールする省エネモードが搭載されている機種もあります。
床暖房をつけっぱなしするのに抵抗があるときは、長時間使うときに省エネモードにして適温を維持して電気代を安くしましょう。
・外出するときはスイッチを20分間〜30分間前に切る
床暖房は、運転を停めた後に20分間〜30分間くらい床が冷えるまでにかかります。
そのため、床暖房を外出するときに切るときは、20分間〜30分間くらい前を目安に切ると電気代が安くなります。
・できるだけ暖房面の上に家具やカーペットを置かない
家具やカーペットで暖房面を覆うと、暖房効率が悪くなるのみでなく熱がこもってフローリングが傷つくことがあります。
効率良く床暖房を使って電気代を安くするためには、家具やカーペットを暖房面に置かないようにしましょう。
・高断熱・高気密の住宅にする
床暖房の暖房効率をアップし毎月の電気代を安くするためには、部屋の暖かさを維持して窓からの冷気を遮断する高断熱・高気密の住宅にすることが大切です。
高断熱というのは、温度が外壁に伝わりにくい素材を使うなどして、外気温に室温が影響されないようにすることです。
一方、高気密というのは、できるだけ建物の隙間を少なくして最小限に空気の出入りをすることです。
高断熱・高気密の住宅は、全体の住宅が保温・密閉されたスペースになるため、暖房効果がアップします。
そのため、大幅に暖房の光熱費を低減することができます。
・窓を断熱する
床暖房の暖房効果をアップするためには、高断熱・高気密にするのみでなく、暖かい部屋の中の空気が逃げるのを防止したり、窓からの冷気を遮断したりする対策が大切です。
窓の多くは高い気密性のサッシを使っていますが、厚みは壁ほどなく断熱材がありません。
また、冬のシーズンは窓から6割くらいの熱が出入りするといわれており、大きな窓が多くあるときは部屋の中の熱が逃げやすく、冷気が侵入しやすくなります。
暖房効果をアップするためには、インナー窓を設置したり、高い断熱性のサッシやペアガラスに樹脂サッシを換えたりする対策が有効です。
暖房効果を窓の断熱対策でアップすることによって、床暖房の温度設定を低くしても暖かさを体感しやすく、電気代が安くなります。
これ以外に、ヒートポンプ式のときは電力会社と契約する電気料金プランを見直したり、ガス式のときはガス会社と契約するガス使用プランを見直したりするのがおすすめです。
使用頻度の低い時間帯、高い時間帯を検討して、自分のライフスタイルに最も適したプランに変えることによって大幅に電気代が安くなることもあります。
最新版床暖房機能付きエコキュートをお探しの方へ
●まとめ
ここでは、最新版床暖房機能付きエコキュートをお探しの方へ、次のようなことについてご紹介しました。
・床暖房機能付きエコキュートとは?
・床暖房機能付きエコキュートの費用
・床暖房機能付きエコキュートがおすすめの家庭
・最新版床暖房機能付きエコキュート
・床暖房の種類
・床暖房の誤った使い方
・床暖房機能付きエコキュートの電気代を安くする方法
最新版床暖房機能付きエコキュートを探すときは、まず業者に相談するのがおすすめです。

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