マンションの電気温水器交換をご検討の方へ
2021年8月17日
マンションの電気温水器の交換を検討している方も多くいるでしょう。マンションの電気温水器は、設置してから年数が経つとトラブルが発生しやすくなります。
ここでは、マンションの電気温水器の交換をご検討の方へ、マンションの電気温水器を交換するときのポイント、マンションの電気温水器を交換するときにチェックすること、マンションの電気温水器の交換工事の流れ、マンションの電気温水器の交換費用の相場についてご紹介します。
Contents
マンションの電気温水器を交換するときのポイント
ここでは、マンションの電気温水器を交換するときのポイントについてご紹介します。
マンションの電気温水器の交換時期
マンションの電気温水器は、戸建てのときよりも交換に時間がかかります。というのは、設置できる電気温水器に制限があり、許可を交換工事のために取る必要があることが多くあるためです。
次のような症状が電気温水器に現れたときは、交換を早めに検討しましょう。
エラーコードが頻繫にリモコンに表示される
お湯の温度が安定しない
お湯が出にくい
お湯が沸きにくい
お風呂のお湯に異物やゴミが混じる
電気温水器の寿命は、一般的に10年間~15年間といわれています。設置状況や使用頻度によって少し違いますが、10年を目安に電気温水器を交換するのがおすすめでしょう。
また、使い始めてから10年間未満でも、先にご紹介したような症状が現れたときは、電気温水器の交換を検討しましょう。先にご紹介したような症状が頻繁に現れるときは、電気温水器のトラブルのサインです。電気温水器のトラブルによってマンションで水漏れが発生すると、迷惑が近隣の住民にまでかかることがあります。そのため、マンションに住んでいるときは、電気温水器を早めに交換するのがおすすめです。
マンションの電気温水器を交換するときにチェックすること
マンションの電気温水器を交換するときは、戸建てのときよりもチェックすることが多くあります。
ここでは、マンションの電気温水器を交換するときにチェックすることについてご紹介します。
マンションの規約
まず、マンションの規約をチェックする必要があります。マンションの規約の中に、電気温水器のメーカーや機種、サイズなどが決められていることがあります。電気温水器の交換を検討するときは、新しく買うものが規約に合っているかをチェックしましょう。
管理組合・管理会社の許可
電気温水器を交換するときは、工事が必要です。電気温水器の交換工事をマンション内で行うときは、一般的に管理組合や管理会社の許可が必要です。
そのため、管理組合や管理会社に連絡して、電気温水器の工事ができるかをチェックしましょう。交換するつもりの電気温水器によっては、工事を追加で行う必要があることもあります。マンションによっては、工事が追加でできないこともあるため、一緒にチェックしておきましょう。
電気温水器の設置方法
現在使っている電気温水器の設置方法をチェックすることも大切です。基本的に、電気温水器のタイプが同じで、設置条件や方法も揃える必要があります。電気温水器の機種が変更になると設置できないこともあるため、必ずチェックしましょう。判断が自分でできないときは、業者に相談するのがおすすめです。
貯湯タンクの容量
電気温水器の貯湯タンクは、お湯や水が多く貯まっているため、重さが非常に大きくなります。マンションの安全性を維持するために、貯湯タンクの容量などが規約などで決まっていることがあるため、チェックしておきましょう。
貯湯タンクの容量の規約がないときは、ある程度自由に電気温水器を選ぶことができるでしょう。このときは、電気温水器の設置場所の広さを優先しましょう。マンションでは、電気温水器を限定されたスペース内に設置する必要があります。
そのため、電気温水器を交換するときは、第一に設置場所の広さを考えましょう。貯湯タンクの容量が同じでも、サイズがメーカーによって違うことがあります。電気温水器を設置するために十分にスペースが確保できるときは、家族数やお湯の使用量から貯湯タンクの容量を選びましょう。
電気温水器のメーカー・機種
マンションの電気温水器を交換するときは、現在のもののメーカーや機種も考慮する必要があります。メーカーや機種が違うと、電気温水器の設置が難しいときもあるために注意しましょう。
電気温水器に新しい機能が搭載されているときは、追加工事が必要になることも多くあります。そのため、業者に前もって調査してもらって、電気温水器が設置できるか、追加工事が必要かなどをチェックしてもらいましょう。
エコキュートへの交換の可否
マンションの電気温水器は、エコキュートに交換できることもあります。エコキュートは、電気代が電気温水器の3分の1くらいで相当安くなります。
しかし、エコキュートは、電気温水器にはないヒートポンプユニットがあります。ヒートポンプユニットの設置場所が確保できなければ、電気温水器からエコキュートに交換することができません。
また、電気温水器からエコキュートに交換するときは、追加工事が必要です。しかし、追加工事がマンションによっては許可されないことがあるため、管理組合や管理会社に相談しましょう。
マンションの電気温水器の交換工事の流れ
マンションの電気温水器を交換するときは、どうような工事の流れになるか気になるのではないでしょうか。
ここでは、マンションの電気温水器の交換工事の流れについてご紹介します。
既設の電気温水器を撤去する
まず、既設の電気温水器を撤去します。撤去した既設の電気温水器は、処分を業者に頼みましょう。なお、業者によっては、既設の電気温水器の処分費用が別にかかることがあります。
基礎工事を行う
電気温水器を設置する土台が劣化しているときは、基礎工事を行う必要があります。しかし、土台が劣化していないときは、基礎工事が必要ありません。
配管工事を行う
配管が劣化していたり、新しく追いだき配管を設置したりするときは、配管工事を行う必要があります。既設の配管が再度利用できるときは、配管工事が必要ありません。
新しい電気温水器の設置工事を行う
新しい電気温水器を搬入して、設置工事を行います。なお、搬入したときに既設のスペースに新しい電気温水器が設置できるように、前もってサイズをチェックしておきましょう。
新しい電気温水器の配管工事を行う
新しい電気温水器に、給水配管や給湯配管、追いだき配管を接続します。
新しい電気温水器の電気工事を行う
新しい電気温水器の設置工事、配管工事と一緒に、電気工事を行います。配線を接続し、リモコンを設置します。
新しい電気温水器の試運転を行う
新しい電気温水器の設置工事、配管工事、電気工事が全て終わると、最後に試運転を行います。新しい電気温水器の動作チェック、試運転を行います。問題がなければ、電気温水器の交換が完了です。
業者は、新しい電気温水器に交換した後に、基本的な操作方法を顧客に説明します。電気温水器を長く使うためにも、しっかりと説明を聞いておきましょう。
電気温水器の交換工事の時間は、ほとんど数時間くらいになります。問題が特になければ、電気温水器の交換は1日以内に終わるでしょう。
しかし、新しい電気温水器を取り寄せたり、工事の許可をもらったりするなど、実際の作業の他に時間がかかることがあります。そのため、マンションの電気温水器の調子が良くないときは、トラブルが発生する前に早めに交換しましょう。
マンションの電気温水器の交換費用の相場
マンションの電気温水器を交換するときは、費用が最も気になるでしょう。
ここでは、マンションの電気温水器の交換費用の相場についてご紹介します。
マンションの電気温水器の交換工事費用の相場は80,000円~120,000円くらい
マンションの電気温水器の給湯タイプごとの交換費用の相場は、次のようになります。
オートタイプの電気温水器の交換費用の相場は220,000円以上
フルオートタイプの電気温水器の交換費用の相場は270,000円以上
なお、マンションの電気温水器の本体価格は、メーカーや貯湯タンクの容量などによって違います。また、マンションの電気温水器の交換工事費用は、設置環境や基礎工事の有無などによって違うため、基本的に参考くらいに考えておいてください。
マンションの電気温水器の交換を頼むときは、見積もりを複数の業者から入手したりして、業者を選びましょう。なお、電気温水器の交換費用の安さのみを売りにしている業者は避けましょう。ここでご紹介したことを参考にして、信頼できる業者を選んでください。
まとめ
ここでは、マンションの電気温水器の交換をご検討の方へ、マンションの電気温水器を交換するときのポイント、マンションの電気温水器を交換するときにチェックすること、マンションの電気温水器の交換工事の流れ、マンションの電気温水器の交換費用の相場についてご紹介しました。
マンションの電気温水器の交換時期の目安は、使い始めてから10年間~15年間くらいです。しかし、使い始めてから10年間にならなくても、トラブルが頻繫に発生したりするときは、電気温水器の交換を検討しましょう。
また、マンションの電気温水器を交換するときは、管理組合や管理会社の許可を取る必要があります。設置できる電気温水器も限定されているため、注意しましょう。
電気温水器の交換工事そのものは、1日以内に終わります。しかし、時間がスケジュールの調整や電気温水器の取り寄せにかかることがあるため、交換を検討するときは早めに行動することが大切です。
できれば、電気温水器からエコキュートに交換を検討するのがおすすめです。エコキュートであれば、電気代が電気温水器の3分の1くらいになります。エコキュートは、イニシャルコストが電気温水器より高くなりますが、長期的に見ればお得です。業者は、電気温水器やエコキュートの交換を行っています。
電気温水器やエコキュートの交換で困ったときは、業者に相談しましょう。
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