【マンションに住む方必見】エコキュートの交換と設置のポイント・費用相場と注意点を解説

2023年11月16日

マンションに住むあなたへ: エコキュートの交換と設置のポイント、費用相場と注意点を解説

 

マンションに住んでいる方は、給湯器として電気温水器を使っているのではないでしょうか。

しかし、マンションに住んでいてもエコキュートを使うのがおすすめです。

ここでは、マンションに住んでいる方のために、マンションでのエコキュート交換のポイント、マンション用のエコキュート設置の工事と注意点、マンションのエコキュートと電気温水器の違いについてご紹介します。

マンションに住むあなたへ: エコキュートの交換と設置のポイント、費用相場と注意点を解説

 

マンションでのエコキュート交換のポイント

ここでは、マンションでのエコキュート交換のポイントについてご紹介します。

 

マンション用のエコキュートの選び方

エコキュートは、マンションでも設置することができます。なお、マンションの決まりや構造の問題で、エコキュートが設置できないこともあるために注意しましょう。

また、設置スペースや騒音トラブルについても考える必要があるため、エコキュートをマンションに設置するときは設置できる条件を十分にチェックしましょう。

エコキュートは電気温水器と同じように貯湯タンクが必要であり、設置スペースがタンク容量に応じて必要です。

更にエコキュートでは大気中の熱を集めるためのヒートポンプが必要になります。

つまり、エコキュートはガス給湯器や電気温水器よりも広いスペースが必要になるのです。

エコキュートをマンションで設置するときは、設置できる条件をクリアしたものを選ぶ必要があります。
なお、集合住宅用のエコキュートや高い静音性能のエコキュートを準備しているメーカーもあるため、前もってチェックしましょう。

ここでは、マンション用のエコキュートの選び方についてご紹介します。

 

コンパクトタイプの集合住宅向けのエコキュートを選ぶ

マンション用のエコキュートを選ぶときは、コンパクトタイプの集合住宅向けのものを選ぶことが大切です。集合住宅向けのエコキュートは、三菱パナソニックコロナが販売しています。

三菱のマンション用エコキュートは、コンパクトサイズで優れた省エネ性能であるため人気になっています。

特に、マンション用エコキュートのようにコンパクトサイズやスリムサイズにすると、一般的なエコキュートよりも省エネ性能は悪くなってしまうときが多くあります。

しかし、三菱のマンション用エコキュートは、省エネ性能がコンパクトサイズでも優れており、小さくても光熱費がしっかり節約できることがおすすめです。

水漏れが万一発生したときでも、「エマージェンシーストップ機能」によって、大きな被害がマンション内に出ないようになっていることも評価が高くなっています。

おすすめのマンション用エコキュート

火災を防止する面でもオール電化のマンションは優れているため、オール電化に必要なマンション用エコキュートの需要も高くなっています。

そのため、マンション用エコキュートの種類も多くなっていますが、戸建て住宅用エコキュートと比べると、現状では数が限定されています。

ここでは、おすすめのマンション用エコキュートについてご紹介します。

マンション用エコキュートの中でも、三菱、パナソニック、コロナが特におすすめです。というのは、特徴がそれぞれにあるエコキュートで、この3社のメーカーはマンションの限定された設置条件をクリアしやすいと想定されるためです。

また、エコキュートのマーケットシェアでもこの3社のメーカーは上位になっているため、サポート体制や使いやすさなどにおいても安心できると考えられます。

三菱のマンション用エコキュート

三菱のマンション用エコキュート(SRT-W306D)についてご紹介します。

主な機能としては、エマージェンシーストップ(エマスト)、アシスト湯はり、学習機能、わき上げモード(3種)があります。

風呂機能はフルオートで、貯湯ユニット容量は300L、サイズは高さ×幅×奥行が、貯湯ユニットは1800×600×650mm、ヒートポンプユニットは638×800(+65)×285(+16)mm、運転音(中間期/冬期)は51dB/55dB、年間給湯保温効率(JIS)は3.0、省エネ基準達成率は96%です。

三菱電機のマンション用エコキュートのおすすめは「SRT-W306D」で貯湯ユニットは少なめの容量ですが、2人~4人家族用で多くお湯を使わないときは湯量が十分にあります。

また多くの機能もあり、戸建住宅用エコキュートに省エネ基準達成率も引けを取らないといえます。
しかも、フルオートのお風呂の機能で、保温もお湯張りも自動です。

マンション住まいでも、面倒な手間がかからないため非常に使いやすいと思われます。マンション用エコキュートとしては、省エネ性が十分にあると思われます。三菱のマンション用エコキュートが、省エネ性能が高くコンパクトなエコキュートが欲しい人にはおすすめです。

パナソニックのマンション用エコキュートは、業界でトップのコンパクトサイズで着目されています。
パイプスペースなどにマンション用エコキュートは収めるために、貯湯ユニットが容量が小さくてコンパクトになっています。

しかし、パナソニックのマンション用エコキュートは容量が大きくなっています。
容量が大きいマンション用エコキュートが欲しいときは、パナソニックのマンション用エコキュートが間違いなくおすすめです。

パナソニックのマンション用エコキュート

ここでは、パナソニックのマンション用エコキュート(HE-NSU37LQMS)についてご紹介します。

主な機能しては、エコナビ、配管洗浄、ソーラーチャージ機能、給湯ガイド、ZEH対応、 昼間沸き上げ停止があります。

風呂機能はフルオート(パワフル高圧フルオート)、貯湯ユニット容量は370L、サイズ(高さ×幅×奥行)は貯湯ユニットが1810×600×680mm、ヒートポンプユニットとは672×799×299mm、運転音(中間期/冬期)は50dB/55dB、年間給湯保温効率(JIS)は4.0、省エネ基準達成率は94%です。

パナソニックのマンション用エコキュートのおすすめは「HE-NSU37LQMS」で、三菱のマンション用エコキュートに省エネ基準達成率ではリードされていますが、貯湯ユニットの容量はリードしています。

しかし、貯湯ユニットのサイズは、ちょっと奥行きと幅が大きくなっているため、前もってエコキュートを設置するところに収まるかを十分にチェックしてから買うようにしてください。また、パナソニックのマンション用エコキュートは、豊富に機能もあります。

機能は屋外設置は戸建て住宅のエコキュートよりは少なくなっていますが、「エコナビ」というパナソニックの省エネ機能として高い人気があるものも搭載しています。

そのため、省エネに十分になると思われるエコキュートです。家庭のエネルギー管理に必要な「ZEH」にも、パナソニックのマンション用エコキュートは対応しています。

これ以外の機能としても、一般的なエコキュートと機能面では同等といえます。パナソニックのマンション用エコキュートは、マンションに設置できる大きな容量の貯湯ユニットのエコキュートが欲しい人におすすめです。

コロナのマンション用エコキュートは、優れた静音性であることがおすすめです。
マンションは隣との距離が戸建て住宅よりも近いため、より注意がエコキュートの騒音に対しては必要になります。

しかし、戸建て住宅で実施されるエコキュートの騒音対策がマンションでは十分に利用できないときもあるため、静かなヒートポンプユニットの音のエコキュートが重宝されるときが多くあります。

騒音対策がマンションでは心配であるためエコキュートを設置しにくいと思っているときは、コロナのマンション用エコキュートがおすすめです。

コロナのマンション用エコキュート

ここでは、コロナのマンション用エコキュート(CHP-S30AY1-12B)についてご紹介します。

コロナのマンション用エコキュートのおすすめは「CHP-S30AY1-12B」で、もうちょっと貯湯ユニットの容量が大きいタイプもありますが、貯湯ユニットの容量とサイズのバランスを考慮すれば、この程度のものがいいと思われます。

そのため、貯湯ユニットの容量がもうちょっと大きいエコキュートが欲しいときは、そちらが選べるためおすすめです。

また、コロナのマンション用エコキュートは、運転音が着目されます。三菱やパナソニックのおすすめのマンション用エコキュートよりも、コロナのマンション用エコキュートは静かです。

運転音の感じ方はエコキュートのヒートポンプユニットの設置状況によって違うときもありますが、この程度の違いがあると、騒音トラブルを防ぎたい人にはおすすめです。

これ以外に、コロナのマンション用エコキュートは十分に省エネ基準達成率も達成しており、エコ機能や節水機能なども充実しています。

コロナはエコキュート最初に販売したメーカーとしても有名であるため、性能の良さも評判です。コロナのマンション用エコキュートは、一定の省エネ性能があり静かな運転音のエコキュートが欲しい人におすすめです。

設置スペースが限定されているマンションでも設置しやすいように、省スペースタイプの幅や奥行きが狭いエコキュートや、小さい貯湯タンクの容量の家族数が1人~2人用のエコキュートなどがあります。

集合住宅向けのエコキュートを選ぶことによって、普通のエコキュートを設置しにくいマンションでも限定されたスペースを利用して設置することができます。

また、185Lなどの貯湯タンクの容量のエコキュートであれば、普通のエコキュートに比較して本体価格も安いため、単身の方や夫婦だけの方でも選びやすいでしょう。

 

運転音の低いエコキュートを選ぶ

マンション用のエコキュートを選ぶときは、運転音の低いものを選ぶことが大切です。エコキュートは、運転音によって騒音トラブルが発生することがあります。

しかし、近年は、運転音が低いエコキュートも多くあります。騒音トラブルを防止するためには、運転音の低いエコキュートを選ぶことが大切です。

エコキュートの低周波音の要因としては、このファン(送風機)とコンプレッサー(圧縮機)があります。ヒートポンプから発生するのは、40dB程度の低周波音といわれています。

この低周波音の大きさの目安としては、図書館、市内の深夜、昼間の静かな住宅地くらいで、支障が会話にはないくらいです。

そのため、決してこの低周波音は大きな音ということではありません。しかし、この低周波音が深夜に気になることがあります。

近隣への騒音に対してエコキュートを設置するときは気配りする必要があり、マンションに設置するときは、隣家との距離が戸建てよりも小さいため、特に注意する必要があります。

また、より効果的に騒音トラブルを防止するためには、一緒に防振ゴムや防音シートなども利用することが大切です。

エコキュートにせっかく交換したにも関わらず騒音トラブルで使えないということを防止するためには、騒音対策を検討しましょう。

・距離を隣の部屋から確保する

マンション用エコキュートを設置するときの騒音対策としては、やはり距離を別の世帯の生活スペースから確保して設置することです。特に、夜間にエコキュートは運転するため、設置するときに寝室から遠ざけることが必要です。

隣の家の寝室の場所がわかるときは、できるだけ寝室から離して設置するのがおすすめです。また、音が壁沿いに伝わることもあります。音が壁を伝って増幅するときもあり、音が実際よりも大きく響いてしまうこともあります。

そのため、エコキュート設置するときは壁からちょっと離したり、反響しないようなところを選んだりするのがいいでしょう。

 

・防振ゴム・防音シートを貼る

エコキュートは運転するときに振動が少し発生します。このようなときは、エコキュートと地面の間に防振ゴムを入れることによって振動が少なくなります。防音シートは、音の反響を防止するために開発されたものです。

エコキュートを買うときに、この防音シートは販売店やメーカーに相談するとほとんど入手できます。また、エコキュートを設置した後に騒音が気になるようなときは、ネットショップなどで買うこともできます。

 

・排気口やダクトの位置を調節する

家の排気口やダクトを通して、エコキュートの音が聞こえてしまうこともあります。そのため、出来る限りエコキュートは外と通じる配管のあるところに設置しないのがおすすめです。

もしこのようなところにエコキュートを設置する必要があるというときは、設置する位置を音が反響しないようにちょっとずつ調節すると少しは音が変わるでしょう。

 

・点検を定期的に行う

エコキュートが故障しかけている、あるいは調子が良くないときは、騒音が発生することがあります。普段はエコキュートの音が非常に静かであったが、音が急に大きくなったようなときはメンテナンスを早急に行うのがおすすめです。

また、このようなトラブルを未然に防止するためにも数年に1回は専門の業者によるメンテナンスと点検を頼みましょう。

エコキュートを買うときは、サービスとして無償メンテナンスがついていることも多くあるため、有効にこのようなサービスを利用してみましょう。

 

水漏れ防止機能などでエコキュートを選ぶ

マンション用のエコキュートを選ぶときは、水漏れ防止機能なども大切です。エコキュートをマンションで使うときは、トラブルによる階下への水漏れなどもあります。

このようなトラブルを防止するためには、水漏れ防止機能などが搭載されているエコキュートを選びましょう。

例えば、三菱のエコキュートライトは、水漏れが発生したときに給水をすぐに止めるエマージェンシーストップ機能が搭載されています。

マンション用のエコキュートを選ぶときは水漏れ防止機能なども考えて、さらに定期的なお手入れも行って未然にトラブルを防止しましょう。

 

エコキュートの交換費用の目安と相場

ここでは、エコキュートの交換費用の目安と相場についてご紹介します。普通のエコキュートの本体価格の目安と相場は、30万円~70万円くらいです。

集合住宅用の小さい貯湯タンクの容量のエコキュートの本体価格の目安と相場は、20万円~40万円くらいのことも多くあります。

また、エコキュートの交換工事費用の目安と相場は、10万円~15万円くらいになります。マンション用のエコキュートの交換費用の目安と相場は、戸建て住宅向けの大きな貯湯タンクの容量タイプのエコキュートに比較して同等か少し高くなる傾向がございます。

しかし、コンパクトタイプのエコキュートでも、高機能のものは相場よりも本体価格が高くなるために注意する必要があります。

また、マンション用のエコキュートは、メーカーによっては給湯専用タイプのものしかなかったり、普通のエコキュートに比較して給湯効率が悪くなったりするなどがあるために注意しましょう。

 

マンション用のエコキュートの交換工事と注意点

ここでは、マンション用のエコキュートの交換工事と注意点についてご紹介します。

マンションに住むあなたへ: エコキュートの交換と設置のポイント、費用相場と注意点を解説

 

マンション用のエコキュートの交換工事の流れ

集合住宅のマンションでエコキュートを交換するときは、専有スペースのみでなく、共有スペースも影響します。そのため、戸建てのように、エコキュートを自由に交換することができません。

まず、マンションの管理会社に、エコキュートの交換ができるかを確認します。

エコキュートをマンションで設置するときは、前もって管理組合に届け出たり、承認をもらったりすることが必要です。
管理規約の内容がマンションによって違っていることがあり、手続きが工事によって違うこともあります。

マンションによっては、基準が設置する給湯器の性能に設けられていることもあるため、このチェックも必要です。

賃貸マンションのときは、オーナーに確認することも必要です。管理会社からオーナーに連絡してくれるのか、それとも自分でオーナーに連絡する必要があるかも確認しておきましょう。

分譲マンションで自分が所有者になっているときでも、共有スペースに影響することもあるため、前もって管理会社に確認することが必要です。

エコキュートだけでなく、大きな機材をマンションで搬入したり、工事したりするときは以前相談が管理組合と必要になります。また、管理組合ときちんと相談することが、先々の近隣トラブルを避けることにもなるでしょう。
管理会社には、次のようなことについて確認する必要があります。

エコキュートの交換ができるか
工事業者が決まっているか
共有スペースのエレベーターや廊下などが使えるか
アンカーボルトが設置場所のコンクリートに打ち直せるか

なお、アンカーボルトというのは、エコキュートを固定するために設置場所のコンクリートに打ち込むものです。

エコキュートを交換するときに、メーカーや機種、貯湯タンクの容量などの変更によって脚の位置が変更になるときは、アンカーボルトの打ち直しが必要であるため、確認する必要があります。

エコキュートは、大きなヒートポンプユニット、貯湯タンクユニットがあります。

そのため、次のようなエコキュートの搬出、搬入ルートの縦幅・横幅を前もってチェックしましょう。

マンションの玄関
マンションの階段、廊下、エレベーター
自宅の玄関
自宅内の通り口や扉
ベランダの広さ

一般的に、エコキュートのサイズは、次のようになっています。

ヒートポンプユニットは高さが70cm、幅が50cm、奥行きが30cmくらい
貯湯タンクユニットは高さが180cm、幅が60cm、奥行きが70cmくらい

また、集合住宅のマンションでエコキュートの貯湯タンクユニットを設置するのは、室内あるいはベランダになります。

マンション用エコキュートをベランダに設置するときの注意点

ここでは、マンション用エコキュートをベランダに設置するときの注意点についてご紹介します。

ベランダの重さに対する耐久性をチェックする

ベランダは、ほとんどあまり重いものを設置することを考えて作っていません。そのため、急に300Lを超えるようなエコキュートを設置すると、耐久性が心配なこともあります。

そのため、エコキュートを設置するときは、前もって管理組合と相談するときに、このようなエコキュートの重さに対する耐久性についても相談しておきましょう。

 

転倒防止設備を装着する

エコキュートを設置したときには、タンクユニットの転倒が心配になります。しかし、ほとんどのエコキュートは、耐震強度や転倒防止については相当装備がしっかりしています。

しかし、気になるときは、強度をよりアップしたいことをメーカーに問い合わせるなどして対策しましょう。

このようなことを考えて、エコキュートの機種を選んだり、管理会社、工事業者に相談したりしましょう。

また、エコキュートを搬出するときと搬入するときは、玄関から設置場所まで室内を通ります。傷つくと駄目なものがないかをチェックすると同時に、それらを当日は片付けておきましょう。

近隣に対する気配りも大切です。エコキュートの工事当日に迷惑がかからないように、また、設置した後に騒音トラブルが発生しないように、管理会社や工事業者に相談しましょう。

 

ここでは、マンション用のエコキュートの交換工事の流れについてご紹介します。

工事業者を選ぶ

工事業者の中には、集合住宅のマンションのエコキュートの交換を行っていないところもあります。というのは、搬出・搬入が困難である、マンションごとに配管が違うなどがあるためです。

工事業者を探すときは、実績をチェックしたりして、マンションのエコキュートの交換ができるところを選びましょう。

 

工事業者と打ち合わせする

エコキュートを交換するときは、前もって工事業者が現地調査を行って、見積もりを行います。現地調査のときは、工事業者がエコキュートの搬出・搬入のルート、工事方法などを十分にチェックします。

また、エコキュートのベランダの設置場所もチェックします。例えば、すでにエアコンの室外機があり、エコキュートのヒートポンプユニットと上下に設置するときなどは、架台も必要になるでしょう。

これ以外にも、エレベーターを利用するか、階段を利用するか、当日の作業時間、スタッフの人数なども一緒にチェックします。

 

エコキュートを交換する

エレベーターの養生などの搬出・搬入ルートを整備します。交換するときは、既設のエコキュートの貯湯タンクの水抜きを行って、室内から搬出します。

エコキュートの設置面や配管などを整備します。新しいエコキュートを搬入します。ヒートポンプユニット、貯湯タンクユニットを設置します。

配管、配線を接続します。脚部カバーなどを取り付けます。試運転を行って完了です。

 

エコキュートを新しく設置するときは電力会社に申請する

ガス給湯器や電気温水器からエコキュートに交換するときなどは、電力プランを切り替えます。エコキュートは、主として夜間に運転してお湯を沸かす、深夜電力を利用する給湯器です。

エコキュートを使うときは、深夜の電気料金が安く、昼間の電気料金が高い電力プランを利用します。そのため、電力会社に申請する必要があります。

 

エコキュートのおすすめの交換業者とその特徴

ここでは、エコキュートのおすすめの交換業者の選び方についてご紹介します。

 

業者の口コミをチェックする

エコキュートのおすすめの交換業者を選ぶときは、ネット上にある口コミが有効な判断材料になります。

業者を検索したり、業者の評価をチェックしたりして、口コミを必ずチェックしましょう。口コミをチェックするときは、次のようなポイントが大切です。

スタッフの対応がいいか
工事が丁寧か
費用が適正か

口コミについては、いいもののみでなく良くないものもチェックしておくことが大切です。口コミの中には、工事がいい加減であった、なかなか回答がなかったなどというようなものもあります。

あまりにも良くない口コミが多くあるときは、頼まない方がいいでしょう。また、業者のホームページの交換実績もチェックするのがおすすめです。

 

アフターサービスや保証が充実している

エコキュートは交換すると終わりということではなく、交換した後もアフターサービスや保証が充実していることが大切です。

エコキュートを交換するときは、アフターサービスや保証をチェックしましょう。エコキュートは、結構高い買い物になります。

長くエコキュートを使い続けるためには、必ずお手入れを行う必要があります。また、エコキュートのトラブルが発生することもあるでしょう。

エコキュートは、10年間〜15年間の寿命とされているため、10年の延長保証が付いていると安心です。また、無料でエコキュートの点検を行なってくれる業者もおすすめでしょう。

 

業者がエコキュートを自宅に届けてくれる

エコキュートを交換するときは、どのように自宅に届けてくるかが大切です。業者がエコキュートを自宅に届けてくれるケースと、配送業者がエコキュートを届けて後から業者が交換するケースがあります。

しかし、配送業者がエコキュートを届けるときは、工事日までエコキュートを保管しておく必要があるために注意する必要があります。

 

追加工事費用がかからない

エコキュートを交換するときは、見積もりを必ず入手して追加工事がかかるかをチェックしましょう。業者のホームページに載っている費用は、一般的に基本的な工事費用が含まれている最安値です。

しかし、実際には、この費用に追いだき配管の工事費用、既設の給湯器の撤去費用などがプラスされることがあります。

また、写真をネット上で送って提出してもらう見積もりは、基本的に概算です。エコキュートの実際の交換費用を把握するためには、現場調査が必要です。

エコキュートの交換業者を選ぶときは、追加工事費用がかからないところがおすすめです。

 

いろいろな支払い方法ができる

エコキュートの交換費用は高額であるため、支払い方法についてもチェックしましょう。エコキュートの交換費用の支払い方法としては、一般的に次のようなものがあります。

クレジットカード
ローン
銀行振込

クレジットカードで支払うときは、カード情報を登録したときに、限度額が問題ないかの審査があります。カード情報を登録するのみでは決済できないため、注意しましょう。

無事に審査に受かると、具体的にエコキュートの交換のスケジュールを決め、工事が終わった後に請求がカード会社からあります。

ローンで支払うときは、見積もりを入手した後にローンを利用するための書類が自宅に届きます。必要事項を書いた書類を提出した後、ローンの審査に受かってからエコキュートの交換のスケジュールを決めます。

書類を提出する必要があり、別の支払い方法よりも時間が少しかかるため、できるだけ早くエコキュートを交換したいときは注意しましょう。

銀行振込で支払うときは、一般的に工事する前に費用を振り込みます。

 

マンションに住むあなたへ: エコキュートの交換と設置のポイント、費用相場と注意点を解説

 

マンションのエコキュートと電気温水器の違い

ここでは、マンションのエコキュートと電気温水器の違いについてご紹介します。

 

エコキュートと電気温水器の特徴

マンションの給湯器としては、エコキュートと電気温水器があります。

ここでは、エコキュートと電気温水器の特徴についてご紹介します。

 

仕組み

エコキュートと電気温水器の仕組みの違いは、お湯を沸かす方法です。

エコキュートは、ヒートポンプの技術を使って大気中の熱エネルギーを利用してお湯を沸かします。

ヒートポンプの技術は、大気中の熱エネルギーを冷媒に取り込んで、この冷媒を圧縮して温度をさらに高くして、熱交換器で水に熱を伝えてお湯を沸かします。

一方、電気温水器は、電気ヒーターで直接水を加熱してお湯を沸かします。そのため、エコキュートは大気中の熱エネルギーを利用するため、電気温水器よりもお湯を沸かすときの効率が高くなります。

 

本体価格

エコキュートと電気温水器は、本体価格が違います。エコキュートと電気温水器の本体価格(税別)は、次のようになっています。

例えば、貯湯タンクの容量が370Lのフルオートタイプのメーカー希望小売価格の本体価格は、エコキュートが90万円~110万円台、電気温水器が60万円台です。

 

電気代

エコキュートと電気温水器はお湯を沸かす仕組みが違うため、電気代も違います。電気代は、電気温水器の方がエコキュートよりも高くなります。

 

寿命

エコキュートと電気温水器の寿命は、一律ではありません。しかし、メーカーの無償保証期間は、エコキュートも電気温水器もほとんど同じです。

メーカーの大手のエコキュートと電気温水器の本体の無償保証期間は、1年間~2年間くらいです。

また、顧客が保証料を支払うことによって保証期間が延びるものもあり、このときはメーカーの無償保証期間と延長保証期間をトータルして、5年~10年くらいの保証期間になります。

 

補助金

エコキュートと電気温水器は、補助金が違っています。エコキュートを交換するときは補助金が国や自治体から支給されることがありますが、電気温水器を交換するときは補助金がありません。

例えば、2024年時点で、エコキュートを交換するときは給湯省エネ事業の補助金が支給されます。給湯省エネ事業の対象は、エコキュートを新築注文住宅に設置するときやエコキュートを設置した新築分譲住宅の購入などです。

新築分譲住宅は、戸建てだけでなく、集合住宅のマンションなども対象になります。さらに、リフォームでエコキュートに交換するときや、中古住宅を購入するときにエコキュートに交換するときも対象です。

1台あたりの補助金額は8万円で、戸建てのときは2台まで、集合住宅のマンションなどのときは1台まで申請できます。

このような補助金はエコキュートだけが対象であり、電気温水器は対象ではありません。このようなことから、電気温水器よりもエコキュートの方がマンションに適しているでしょう。

 

エコキュートの寿命とメンテナンス

ここでは、エコキュートの寿命とメンテナンスについてご紹介します。

 

エコキュートの寿命

エコキュートの寿命は、ヒートポンプユニットが5年間~15年間、貯湯タンクユニットが10年間〜15年間といわれています。

また、ヒートポンプユニットに使っている部品の中には、寿命が7年間くらいのものもあります。なお、エコキュートは、最初に2001年に販売されたまだ歴史が浅い給湯器であるため、実際の寿命についてははっきりしていません。

しかし、発売されてから20年余りが経ったことによって、実際にエコキュートを使っている人の次のような情報がSNSなどでも多くあります。

10年目からエラーコードがリモコンに表示されるようになった
12年目で修理したが、もうエコキュートの寿命と業者からいわれた
13年目で急にエコキュートが使えなくなった
15年間、エコキュートがトラブルなく使えた

エコキュートは、12年目〜13年目を目安にトラブルが発生するという情報が多くありますが、15年間以上使っているようなケースもあります。

 

エコキュートのメンテナンス

エコキュートは、性能の高い給湯器であるため、精密な家電品などと同じようにメンテナンスが大切です。さらに、トラブルになるような不具合を早く見つけるために、定期的に点検も行いましょう。

主なエコキュートのメンテナンスと点検としては、次のようなものがあります。なお、エコキュートによってメンテナンスや点検が違うことがあるため、必ず取扱説明書をチェックしてください。

エコキュートは、次のようなメンテナンスを年に2回〜3回行いましょう。

貯湯タンクの水抜き
貯湯タンクユニットの給水口ストレーナの掃除
ヒートポンプユニットの水抜き
追いだき配管の掃除

エコキュートは、点検もメンテナンスと一緒に行いましょう。また、メーカーによっては、エコキュートの定期点検を3年に1回(10年目からは毎年)推奨しているところもあります。

なお、エコキュートの定期点検については、業者に相談しましょう。エコキュートの定期点検の費用の目安は、1万円~2万円です。

エコキュートの定期点検では、次のようなことを行います。

減圧弁、逃し弁の作動チェック
漏電遮断器の作動チェック
水漏れのチェック
凍結防止ヒーターの作動チェック

自分でもエコキュートのメンテナンスと点検はできますが、部品を破損しないように注意する必要があります。

詳しい点検やメンテナンスの方法などについては、エコキュートの取扱説明書をチェックしてください。

 

エコキュートの寿命が短くなる原因

エコキュートの寿命が短くなる原因としては、次のようなものがあります。

メンテナンスを全く行わない
禁止されている入浴剤を使う(一部の入浴剤は使えます)
環境に適さないエコキュートを使う(寒冷地で一般地仕様のエコキュートを使うなど)
水質に適さないエコキュートを使う(井戸水であるが井戸水対応のエコキュートを使わないなど)

 

エコキュートのトラブルのサイン、交換のタイミング

次のようなサインがあれば、エコキュートのトラブルが発生する前かもしれません。業者に相談して、エコキュートのトラブルが発生する前に対処しましょう。

お湯の温度が安定しない
お湯が出ない
急に水道代、電気代が高くなった
エラーコードがリモコンに表示される
エコキュートから異音が発生する

なお、メーカーは、製造が終わったエコキュートの修理用部品を9年間しか保有していません。そのため、使い始めてから10年間くらい経ったエコキュートは、修理用部品がないために修理ができないこともあります。

使い始めてから10年間くらい経ったエコキュートのトラブルが発生したときは、交換を検討するのがおすすめです。

なお、エコキュートを交換するときは、補助金が支給されることがあるために前もってチェックしましょう。

マンションに住むあなたへ: エコキュートの交換と設置のポイント、費用相場と注意点を解説

 

まとめ

ここでは、マンションに住んでいる方のために、マンションでのエコキュート交換のポイント、マンション用のエコキュート設置の工事と注意点、マンションのエコキュートと電気温水器の違いについてご紹介しました。

マンションに住んでいる方でも、エコキュートに交換することができます。

マンションでエコキュートに交換するときは、業者に相談するのがおすすめでしょう。

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