エコキュートから出る黒いカスを出なくさせる方法を知りたい方へ   

2021年7月18日

エコキュートから出る黒いカスを出なくさせる方法を知りたい方へ   
エコキュートは、家庭の光熱費が安くなる給湯器であるため人気になっています。
しかし、長年使っているうちに エコキュートから黒いカスが出てくることがあります。

ここでは、エコキュートから出る黒いカスを出なくさせる方法を知りたい方へ、エコキュートから出る黒いカスの要因と対応策、エコキュートから出る黒いカスを出なくさせる方法、エコキュートから出る黒いカスの対応事例についてご紹介します。
エコキュートから出る黒いカスを出なくさせる方法を知りたい方へ   
■エコキュートから出る黒いカスの要因と対応策

エコキュートを設置して10年間以上経てば、お湯張りすると黒いカスがお湯の中に出てくるということで困っている方もいるのではないでしょうか。
気がかりになってお風呂に溜まったお湯を見てみれば、実際にはちょっとずつ毎日黒いカスが混じっているようなこともあるでしょう。
そのため、エコキュートが故障していなくても、このような黒いカスは気になるものです。
ここでは、エコキュートから出る黒いカスの要因と対応策についてご紹介します。

●エコキュートから出る黒いカスの要因

エコキュートから出る黒いカスの要因としては、次のようなものがあります。

・エコキュートに使っているゴムパッキンやゴム管の一部
エコキュートの内部には、ふろ配管の接続部に使っているゴムパッキンやゴム管があります。
長期間に渡ってエコキュートを使っているとお湯の影響などによってゴムパッキンやゴム管の内側が劣化して、お湯はりするときに剝がれたゴムパッキンやゴム管の一部が混じってしまうときがあります。
ゴムパッキンやゴム管そのものが劣化しているときはふろ配管を洗っても次々に出てくるため、部品を新しいものと交換しなければ解決しないときがあります。
黒いカスはゴムの一部であるため、ゴム独特の感触があったり、引っ張ると伸びたりします。

・ふろ配管の内部の汚れ
ふろ配管の内部に溜まっている入浴剤の成分や皮脂汚れなどが、お湯に混じってお湯張りするときに出てきている状態です。
基本的に、入浴剤の成分や皮脂汚れなどは茶色のものであったり、白いものであったりしますが、先にご紹介したゴムパッキンやゴム管の一部の黒い色が沈着して黒くなっているときもあります。

・銅配管の錆
銅配管を使っている箇所が、エコキュートにはあります。
この銅配管が腐食して黒くなった錆が、お湯張りするときにお湯に混じるときがあります。
銅配管からの錆も経年劣化が要因のことが多いため、完全に普段のお手入れのみで無くすことは困難です。

●エコキュートから出る黒いカスの対応策

お湯にエコキュートから出る黒いカスが混じっているのは、衛生的にも気分的にも良くないでしょう。
では、お湯にエコキュートから出る黒いカスが混じらないようにするためにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、エコキュートから出る黒いカスの対応策についてご紹介します。

・ふろ配管を配管洗浄剤を使って洗浄する
エコキュートの機能としては、入浴した後の残り湯を使って、ふろ配管を自動洗浄するものがあります。
普段からふろ配管には汚れが溜まりにくいようになっていますが、2ヶ月~3ヶ月に1回はふろ配管に溜まっている汚れを配管洗浄剤を使って洗浄しましょう。
汚れが目に付くようになれば、随時ふろ配管を洗浄する方がいいでしょう。
ほとんどのエコキュートのメーカーは、エコキュートの配管洗浄剤としてジャバを使うことをすすめています。
なお、エコキュートのメーカーが指定している配管洗浄剤は入手しにくく、価格もちょっと高いため、お手軽にジャバを使ってお手入れするのがおすすめです。
なお、ジャバを使ったふろ配管の洗浄については、後からご紹介します。

・エコキュートの部品を交換する
エコキュートに使っている部品のゴムパッキンやゴム管の劣化などが要因のときは、ふろ配管を洗浄しても基本的に解決しません。
このようなときは、エコキュートに使っている部品のゴムパッキンやゴム管を交換する必要があります。
年数が経つとゴムは劣化してきます。
何回ふろ配管を洗浄しても黒いカスがなかなか無くならないときは、部品のゴムパッキンやゴム管を交換することによって症状が改善する可能性が大きくなります。
業者に頼んで、部品のゴムパッキンやゴム管を点検したり、交換したりする方がいいでしょう。
エコキュートから出る黒いカスを出なくさせる方法を知りたい方へ   
■エコキュートから出る黒いカスを出なくさせる方法

長い間自宅のお風呂を使っていると、エコキュートから出る黒いカスが気になるでしょう。
ここでは、エコキュートから出る黒いカスを出なくさせる方法についてご紹介します。

●ジャバとは?

ジャバというのは、ジョンソン株式会社が販売しているお風呂の配管洗浄剤です。
ジャバには水に溶けると酸素が出てくる過炭酸ナトリウムという成分が含まれており、手の届かない、目に見えない箇所のふろ配管の汚れもきれいに剝がし落とします。
ジャバの商品名は、「ジャバジャバ配管の汚れが出てくる」ということで決定したそうです。
ジャバは、発売が1982年で、約30年間の長期間に渡って売れている商品です。
なお、ジャバの商品については、下記のサイトを参照してください。
https://www.scrubbingbubbles.jp/products/jaba

●基本的にジャバでエコキュートは洗浄できる

年数が経ってくるとお風呂のふろ配管も、お湯の中に含まれている入浴剤の成分や皮脂、水垢などが溜まってきます。
ジャバであれば、簡単にこのようなふろ配管の汚れも洗い落とすことができます。
ジャバを使った月に1回のふろ配管の洗浄によって、除菌も99%できるということです。
しかし、ジャバを使うとエコキュートが故障しないか気になるのではないでしょうか。
ここでは、ジャバとそれぞれのメーカーのエコキュートとの相性についてご紹介します。

・三菱のエコキュート
三菱のエコキュートの配管洗浄剤としては、三菱の別売部品の「BJ-070L」(希望小売価格:税別2,000円)、あるいは市販の配管洗浄剤のジャバ(1つ穴用)だけが使えます。
これ以外の市販の配管洗浄剤は、機器や配管が傷むことがあるため使わないようにしてください。
三菱のエコキュートは、ふろ配管を強力に洗浄する「バブルおそうじ」機能が付いているため、頻繁に配管洗浄剤を使ってお手入れをする必要はないようです。
しかし、ジャバについては使えると明記されています。

・パナソニックのエコキュート
パナソニックのエコキュートの配管洗浄剤は、別売品のAD-03755-2AHの品番の「ふろ循環回路洗浄剤」がおすすめです。
市販されている給湯機用風呂釜洗い洗剤のジャバ(1つ穴用)も使えます。
パナソニックのエコキュートも、ジャバを使って問題ないようです。

・日立のエコキュート
日立のエコキュートは、排水するときの自動洗浄で浴槽に汚れが出たときには、配管洗浄剤をその都度使って循環洗浄を行ってください。
ジョンソン株式会社のジャバ1つ穴用が、推奨されている配管洗浄剤です。
なお、硫黄、アルカリ、酸が含まれている配管洗浄剤は使わないでください。
日立のエコキュートもジャバが使えるようです。

・ダイキンのエコキュート
ダイキンのエコキュートは、市販の推奨洗浄剤のジャバを使ってください。
ダイキンのエコキュートも、ジャバが使えるということです。
このように、ふろ配管を洗浄するときは、ほとんどのメーカーのエコキュートでジャバが使えるようです。

●ジャバを使ったふろ配管の洗浄方法

ここでは、ジャバを使ったふろ配管の洗浄方法についてご紹介します。

・浴槽内の水位を調整して浴槽の循環口より約5cm上になるようにして、全部のジャバを一箇所に固まらないように入れて追いだきを行う
追いだきができないときは水を足します。
このときには、新しい水を使ってください。

・追いだき運転を5分程度行った後に約10分間そのままにしておく
なお、初めて使うとき、冷水から使うとき、酷い汚れのとき、前回使ってから間隔があいたときは、長く(10分間程度)追いだき運転を行うのがおすすめです。

・溜まっている水を排水して、シャワーで残った薬剤を洗い流す

・すすぎするため、再度浴槽の循環口より約5cm上になるように水を溜めて、追いだきを5分間程度行う

すすぎするための水を浴槽に溜めるときは、シャワーや蛇口を使ってください。
なお、エコキュートの自動運転を使ってお湯張りをしないように注意してください。

・排水して浴槽を清掃する
なお、ジャバでふろ配管を洗浄するときには、洗面器やお風呂の椅子なども浴槽の中に漬けておけば、洗浄が一緒にできるようになっています。
椅子の汚れなどは特に清掃しにくい箇所であるため、簡単にジャバで清掃できるのは嬉しいでしょう。

●ジャバをエコキュートで使うときに注意すること

ここでは、ジャバをエコキュートで使うときに注意することについてご紹介します。

・1つ穴用と2つ穴用のジャバがあるため注意する
ジャバの種類としては、1つ穴用と2つ穴用があります。
浴槽のタイプによって違っていますが、1つ穴用のジャバがエコキュートには対応しています。
そのため、間違って2つ穴用のジャバを使わないようにしてください。

・一箇所にジャバが固まらないようにする
ジャバをお湯の中に入れるときは、一箇所に固めて入れないで、まんべんなく全体のお湯に広がるようにしましょう。
ジャバを入れた後に、お湯を長い棒などを使ってかき混ぜてから洗浄するのがおすすめです。
なお、ジャバを入れた後は、直接お湯を手でかき混ぜないよう注意してください。

・入浴剤が入っている残り湯は使わない
ふろ配管を洗浄するときは、入浴剤が入っている残りを使うことができません。
というのは、ジャバの洗浄成分と入浴剤に含まれている成分が反応して、洗浄能力が下がったりするためです。
あるいは、入浴剤がふろ配管の汚れの要因になるため、せっかくふろ配管がきれいになってもまた汚れるということもあります。

●ふろ配管はどの程度の間隔でジャバで洗浄すべきか?

では、ふろ配管はどの程度の間隔でジャバで洗浄すべきでしょうか?
エコキュートの機能としては、お風呂の残り湯を使って自動でふろ配管を洗浄するものがあります。
そのため、エコキュートは、ガス給湯器と違って、汚れがふろ配管に溜まりにくいようになっています。
きちんとエコキュートの自動のふろ配管の洗浄の機能を使っているときは、2ヶ月~3ヶ月に1回にジャバでの洗浄でふろ配管をきれいに維持することができるでしょう。
しかし、入浴剤を多く使っているときは汚れがふろ配管に溜まりやすくなっているため、1ヶ月に1回はジャバでふろ配管を洗浄するのがおすすめです。
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■エコキュートから出る黒いカスの対応事例

ここでは、エコキュートから出る黒いカスの対応事例についていくつかご紹介します。

●エコキュートから出る黒いカスをふろ配管の洗浄で解消

今回は、6ヶ月前にエコキュートを交換してから、お湯の黒いカス、お湯の臭い(交換前から)に悩まされている方から依頼されました。
築13年の戸建てで、6ヶ月前にエコキュートは交換しています。
そのため、お湯の黒いカスや臭いの要因は、浴室とエコキュートを接続しているふろ配管にあると思われました。
汚れが溜まり過ぎていれば、エコキュートを交換した後に水圧が強くなって一緒に黒いカスも出てきているようでした。
このようなケースはよくあります。
基本的に、エコキュートを交換しても、浴槽とエコキュートを接続しているふろ配管は交換しないため、その都度確実に洗浄するのがおすすめです。
今回は、エコキュートを交換したすぐ後にふろ配管の洗浄ができて非常に良かったです。
エコキュート交換した後に黒いカスの症状が出ない状態であれば、きれいなはずのエコキュートの内部もすぐに汚れてきます。
ここでは、エコキュートから出る黒いカスをふろ配管の洗浄で解消した方法についてご紹介します。

・黒いカスや臭いの要因
黒いカスや臭いの要因は、非常にふろ配管が汚れているためです。
ふろ配管は、浴槽のお湯が通ってエコキュートで暖められて浴槽に帰ってきます。
浴槽の入浴剤が入っているお湯や人が入浴して皮脂汚れが入っているお湯が通るため、使っているとどうしても汚れが溜まってきます。

・今までのお客様のお風呂の使い方
初めにお客様にどのように普段お風呂に入浴しているかを聞いてみた結果、今回の黒いカスや臭いの大きな要因は、頻繁に入浴剤を使用、毎日お湯を交換しているが排水の時期は次の日、子供さんが2人以上、になりました。
いつも問題になっている入浴剤、子供さんの人数(皮脂が若いと多く分泌されるため汚れやすい)、毎日お湯は交換しているが次の日までお湯を浴槽に残していることも、ふろ配管が汚れやすい要因になっています。
お湯が浴槽に残っていると、汚れたお湯がふろ配管の中にずっと溜まっていることになるでしょう。

・黒いカスの要因
まず、実際に黒いカスをチェックしてみました。
お湯張りをすると、黒いカスが次々に出てきました。
確かに、お湯が初めから少し臭いました。
黒いカスに触ってみれば、ゴムのような感じでもあり、汚れのような感じでもありました。
入浴剤も確実に固まっていました。
そして、多く入浴剤が溜まっている家庭でよくあるのが、汚れのスジがふろ循環アダプターの下にできている症状です。
この症状が出ているときは、入浴剤がほとんど100%の確率で要因になっています。
ふろ循環アダプターの周りをふろ配管の中の汚れをかき出す前にきれいに洗浄しますが、ふろ循環アダプターのみでも汚れが相当溜まっていました。

次に、ふろ配管の汚れを出しました。
今回は、エコキュートが6ヶ月目ということもあったため、しっかりとふろ配管をメインに洗浄しました。
初めのかき出しから、はっきりと汚れが出てきました。
これは、多く汚れが溜まっているという証拠です。
凄い汚れでした。
この凄い汚れはエコキュートが新しくなったことによって直接剝がれて出てきたり、臭いが汚れから発生していたりしたと考えられました。

・黒いカスはゴム片
汚れについてはこれで問題ないため、あとは洗浄した後に劣化についてチェックしました。
浴槽とエコキュートを接続しているふろ配管の素材をチェックすると、やはりゴム管を使っていました。
このゴム管は結構使っていることが多く、このゴム管そのものが劣化して出てくることがよくあります。
洗浄によって黒いカスが止まるかは、実際に洗浄してみないとわかりませんが、今回は問題ありませんでした。
最終的に、黒いカスは全く出なくなりました。
今回は、洗浄することによって劣化していたゴム管もほとんど出尽くしたようでした。
今からは、洗浄を定期的に行うことによってゴム管の劣化も防止できます。

・ふろ配管洗浄のまとめ
ここでは、今回のふろ配管洗浄のまとめについてご紹介します。
エコキュートも13年間経っているものであれば、黒いカスを全て除去することは困難であったかもしれません。
黒いカスの要因は、ふろ配管の汚れとゴム管の劣化でした。
入浴剤を使ってふろ配管を洗浄しないのは非常にリスクがあります。
このような汚れがエコキュートの中に溜まっていたとすれば、少し恐ろしくなります。
ゴム管も定期的に洗浄していると、相当劣化は防止できるため、今からは定期的に洗浄を行いましょう。
洗浄することによってふろ配管の交換の頻度も少なくなります。

●エコキュートから急に出てきた黒いカス

築5年目の戸建てに住んでいる方から、「1ヶ月くらい前から、お風呂にお湯を張ると黒いカスが出て、何回ジャバで洗浄しても駄目であった」と、困った様子で問合せがありました。
使っているのは、三菱のエコキュートでした。
子供2人と大人2人で住んでいるため、ほとんど毎日追いだききは使っていました。
週に4日間程度入浴剤も使っているようでした。

・状況のチェック
早速、現場でチェックしました。
目に付くような大きな汚れはそれほどありませんでしたが、十分に浴槽を見てみれば、湯垢のような小さい汚れがありました。
お客様は、エコキュートから急に出てきた黒いカスに対して、「家を建ててまだ5年目であるのに」と、がっかりした様子でした。
お風呂のお湯張りのときに10年間、20年間経っても黒いカスが出てこない家もあったり、5年目で黒いカスが出てくる家もあったりします。
この要因は、それぞれの家の環境や使用状況によって違ってきます。
例えば、要因としては、井戸水や水道水での違い、追いだきの頻度、入浴剤の使用の有無などがあります。
しかし、お風呂のお湯が循環するふろ配管は汚れが溜まるということは確実にいえます。
お湯張りすると黒いカスが出てくるのであれば、すでにふろ配管に汚れが溜まっている状態です。
ジャバで洗浄して一時的に黒いカスが出なくなったとしても、すぐにまた出てきます。
お客様にも説明して、早速ふろ配管の洗浄を行いました。

・ふろ循環アダプターの清掃
まず、ふろ循環アダプターを取り外して清掃しました。
ふろ循環アダプターの形状はよく最近使われているもので、非常にシンプルであるため、汚れが付きにくくなっていました。
汚れを十分に清掃して、次にふろ配管の中を洗浄しました。

・ふろ配管の中の汚れの清掃
じっくりとゆっくり、ふろ配管の中の黒いカスを掻き出しました。
築5年目といっても、確実に黒いカスは出てきます。
黒いカスは、市販の洗浄剤では全く出てこなかったということでしたが、この洗浄方法であれば、まず黒いカスが出てこなかったということはありません。
当然ですが、徹底した除菌効果も汚れと一緒に期待できるため安心です。
初めのような黒いカスが洗浄した後には出なくなって、お客様に出なくなったことをチェックしてもらって完了しました。

・アフターフォロー
洗浄してから後日にお客様に問い合わせすると、「黒いカスは全く出なくなりました」ということでした。
・黒いカスがすでに出ている方へ
毎日入浴する前から黒いカスが浴槽のお湯に浮いていればどうでしょうか?
市販の洗浄剤でも効果が期待できなくて、黒いカスを仕方なく毎日取り除いて入浴している方もいるのではないでしょうか。
このような方は、ふろ配管の洗浄を業者に頼むのがおすすめです。

●エコキュートの黒い粒状のカス

マンションに、エコキュートのふろ配管の洗浄で訪問しました。
家族としては、子供さん、ご主人、奥様の3人でした。
子供さんは、男の新生児でした。
中古物件を数ヶ月前に買って住んでいると聞いていました。
エコキュートでお風呂は給湯していました。
入居した初めから黒い粒状のカスがお風呂のお湯に出ていたということで、初めはふろ循環アダプターにストッキングタイプの台所排水口用の水切り袋を取り付けてキャッチしていたそうです。
しかし、数ヶ月間出続けたため、新生児の子供さんがいるということなどから限界であると思って依頼されました。
エコキュートは、大気を室外において取り込むヒートポンプユニットとお湯を貯める貯湯タンクユニットから成り立っています。
ヒートポンプユニットは、電気の力で大気の熱を伝えた冷媒を圧縮して高温にして、給水された水をこの熱を利用してお湯に換えるというものです。

ヒートポンプというのは、エアコンなどにも利用されている技術で、基本的に熱回収と熱移動を行うものです。
一方、浴槽に出てくる黒い粒状のカスは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットのそれぞれの接続箇所に使っているゴムパッキンが経年劣化によって出てきたものであると考えられました。
ゴムは、時間が経つにつれて性質が変わって亀裂が発生したり、軟化や硬化したり、べとついたりします。
主な要因としては分子の切断や酸化などがあり、温度や光、水などがあることによって加速します。
ふろ配管の中の汚れは今回の洗浄で除去できましたが、ゴムが経年で劣化しているため、取り除くことが一時的にはできても、再発する可能性が大きいことをお客様に伝えて作業を行いました。
湯張りをすれば、黒い粒状のカスが少量ですがやはり出てきました。
2種類の洗浄剤を使いました。
初めに使う洗浄剤を入れてしばらくすれば、黒い粒状のカスが大量に出てきました。
別の洗浄剤を入れて、しっかりとふろ配管の中の汚れも出しましたが、黒い粒状のカスが目に付きました。
お客様にも排水して出てきた黒い粒状のカスを見てもらいましたが、非常に驚いていました。
今後のこともあるため、お客様には写真にこの時点で残しておく方がいいと伝えしました。
修理業者やメーカーに説明しやすいでしょう。

ふろ配管の中に残っている洗浄剤をすすいで、何回もお湯の状態をチェックして作業は終わりました。
ゴムの黒い粒状のカスは出ないようになりました。
非常にお客様は喜んでくれました。
しかし、再度この先に出てくる可能性が大きいため、注意深く見ていて欲しいと伝えしました。
ゴムパッキンの今回のような劣化は、エコキュートだけでなくガス給湯器でも発生することがあります。
例えば、普段使っている入浴剤の成分が要因で、早期にゴムの繊維を傷めることも考えられます。
そのため、十分に使う人が理解して、どうすれば大切なエコキュートが長持ちするかを考える必要もあるでしょう。
お風呂のお湯はきれいに見えても、ふろ配管の中は汚れています。
大切な家族のためにも、安心して入れるきれいな風呂環境を整えてください。
エコキュートから出る黒いカスを出なくさせる方法を知りたい方へ   
■まとめ

ここでは、エコキュートから出る黒いカスを出なくさせる方法を知りたい方へ、エコキュートから出る黒いカスの要因と対応策、エコキュートから出る黒いカスを出なくさせる方法、エコキュートから出る黒いカスの対応事例についてご紹介します。
エコキュートから出る黒いカスの要因としては、次のようなものがあります。

・エコキュートに使っているゴムパッキンやゴム管の一部

・ふろ配管の内部の汚れ

・銅配管の錆

エコキュートから出る黒いカスの対応策としては、次のようなものがあります。

・ふろ配管を配管洗浄剤を使って洗浄をする

・エコキュートの部品を交換する

エコキュートから出る黒いカスを出なくさせる方法としては、ジャバでふろ配管の汚れを洗い落とすことがあります。
エコキュートから出る黒いカスを出なくさせる方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
わからないことがあったら
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