DIYで石油給湯器交換をご検討の方へ

2021年10月27日

DIYで石油給湯器交換をご検討の方へ
石油給湯器を交換するときは、ネットショップで安く販売されている本体を買って、DIYで工事をしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、DIYで石油給湯器交換をご検討の方へ、DIYで石油給湯器は交換できるか?石油給湯器を交換する方法と注意すること、エコキュートの交換工事についてご紹介します。
DIYで石油給湯器交換をご検討の方へ
■DIYで石油給湯器は交換できるか?

ネットなどでは、石油給湯器を自分で交換しましたというような動画やサイトがいろいろあります。
このようなものを見れば、石油給湯器の交換は案外と簡単で、DIYで石油給湯器を安く交換しようと考える方も多くいるでしょう。
ここでは、DIYで石油給湯器は交換できるか?についてご紹介します。

●資格が石油給湯器の交換に必要か?

一般家庭で使う石油給湯器の交換は、資格が特に必要ありません。
しかし、石油給湯器は燃料に灯油を使うため、設置するときは消防法の決まりなどの安全について気配りする必要があります。
石油給湯器を設置するときは、火災が万一発生したときに責任問題となるため、(財)日本石油燃焼機器保守協会が決めている石油機器技術管理士の資格を持っている方がおすすめです。
このような資格を持っていないときは、石油給湯器の交換を業者に頼むのがおすすめでしょう。

●DIYで石油給湯器を交換するときの機種の選び方

DIYで石油給湯器を交換するときは、自分で石油給湯器の本体を買う必要があります。
石油給湯器のカタログを見ればいろいろな機種があるため、選ぶときは注意する必要があります。
ここでは、DIYで石油給湯器を交換するときの機種の選び方についてご紹介します。

・貯湯タイプと直圧タイプで選ぶ
石油給湯器としては、貯湯タイプというお湯を内部に貯める貯湯タンクがあるものと、直圧タイプという水道水を石油給湯器に直結するものがあります。
貯湯タイプ、直圧タイプはメリット・デメリットがそれぞれありますが、基本的に現在使っている石油給湯器で問題が無ければ、同じタイプの石油給湯器に交換するのがおすすめです。
貯湯タイプの石油給湯器は、減圧弁と逃し弁が貯湯タンクを守るために必要になります。
しかし、減圧弁や逃し弁を別に買うと結構高くなるため、初めから減圧弁と逃し弁が石油給湯器に内蔵されているタイプを選ぶのがおすすめです。

・給湯能力で選ぶ
給湯能力は、お湯をどの程度供給できるかというもので、kW(kcal/h)で表わされます。
現在使っている石油給湯器の前面カバーに給湯能力は表示されているためチェックしてください。
基本的に、現在使っている石油給湯器で問題ないときは、給湯能力が同じものを選ぶのがいいでしょう。

・機能で選ぶ
石油給湯器としては、給湯専用タイプというお湯を供給するだけのもの、オートタイプという浴槽の湯はりが自動でできるもの、フルオートタイプという浴槽の湯はり、保温が自動でできるものがあります。
DIYで石油給湯器を交換するときは、現在使っている石油給湯器とタイプが同じのものを選ぶのがおすすめです。
DIYで石油給湯器を交換するときは、給湯能力は家族数などで変えても問題ありませんが、貯湯タイプと直圧タイプを変えたり、機能をプラスしたりするのはおすすめではありません。
高い水圧が欲しいということで貯湯タイプから直圧タイプに変えると、水圧が高くなって古い配管が破損することがあります。
また、給湯専用タイプからオートタイプやフルオートタイプに変えるときは、追いだき配管が必要になったり、風呂リモコンが必要になったりするため、非常にDIYのハードルが高くなります。

●DIYで石油給湯器を交換する方法

石油給湯器を買うと、工事説明書が取扱説明書と一緒に同梱されています。
工事説明書には、交換工事の基本的な方法が詳細に書かれているため、DIYの手助けになります。
工事を始める前には、一通り工事説明書を読んでおいて、工事説明書に従って工事を行うようにしましょう。
ここでは、DIYで石油給湯器を交換する方法についてご紹介します。

・既設の石油給湯器を撤去する
まず、既設の石油給湯器を撤去します。
撤去するものとしては、灯油配管、給水配管、給湯配管、リモコン線、アース線などがあります。
DIYで石油給湯器を交換するときは、できるだけ既設の配管などをそのまま使う方がいいでしょう。
配管にフレキ管を使っているときは、ナット部分で取り外すと簡単に新しい石油給湯器に交換できます。
これ以外の配管のときは、できるだけネジの箇所で取り外しましょう。
そうすると、次に配管するときに割合工事が容易になります。
しかし、このようなことは、既設の配管がきれいであることが前提になります。
配管が古いときは、腐食しているため力をちょっと加えるのみで簡単に破損することもあります。
既設の配管にもし著しい腐食などがあり、修理が自分で困難であると考えたときは、無理に工事を行わないで業者に頼みましょう。

・新しい石油給湯器を設置する
新しい石油給湯器を同じ場所に設置します。
このときは、石油給湯器が水平になるように水準器を使って調整します。
石油給湯器が水平でなければ、地震のときに働く感震器が誤作動することがあります。
石油給湯器には高さを調整するネジが底面に付いているため、このネジを出し入れすることによって水平の調整ができます。

・給水配管、給湯配管を接続する
給水配管、給湯配管を接続する方法はいろいろありますが、ホームセンターで入手しやすい塩ビ管やフレキ管を使うのがおすすめでしょう。
塩ビ管は、ノコギリや専用のカッターを使うと簡単に加工でき、接手を簡単に接着剤で接続することができます。
塩ビ管はいろいろな種類がありますが、水用のVPあるいはHIVPを給水配管に使って、耐熱のHTを給湯配管に使います。
接着剤も、専用のものがそれぞれあるため使い分けましょう。
フレキ管は、自由に管を折り曲げることができ、簡単にパッキンとナットで接続することができます。

・石油給湯器と灯油配管を接続する
石油給湯器と灯油タンクを接続するときは、銅製の灯油配管を使います。
灯油配管は石油給湯器に付属されていることが多くありますが、付属されているか、石油給湯器を買うときにチェックしておきまし ょう。
灯油配管はラッパ状に接続箇所がフレア加工されているため、そのまま使います。
灯油配管を一度切ると、フレア加工するための道具が必要になります。
そのため、灯油配管が長いときは巻いておいて長さを調整してください。
灯油配管を接続した後に、空気抜きを行います。
空気抜きを行わないと、灯油を灯油タンクに入れても石油給湯器まで灯油が届かないため、石油給湯器は運転できません。

・リモコンを取り替える
リモコンを取り替えるときは、リモコンの古いものを取り外して新しいものを取り付けるのみです。
なお、リモコン線については、既設のものが断線していなければそのまま使っても問題ありません。
リモコン線は現在無極性の2線式がメインですが、リモコンが古いときは6線や8線などのときがあります。
このときは2線のみを使いますが、線が細いのであれば2本ずつ束ねて使いましょう。
・水漏れをチェックする
全ての配管を接続した後に、水漏れがないかを通水テストでチェックします。
このときは、全ての給湯栓を開けて、配管の中の汚れと空気を抜きます。
水漏れについては、水が接続した箇所から漏れていないかを目でチェックし、さらに水道メーターが回っていないかをチェックします。
井戸ポンプを使っているときは、給湯栓を閉めたままで井戸ポンプが運転しなければ問題ありません。

・配管を保温する
次に、冬のシーズンに凍らないように保温材を配管に巻きます。
特に凍るリスクが高い山間部などのときは、凍結防止ヒーターを一緒に使うのがおすすめでしょう。

・試運転を行う
石油給湯器の電源プラグをコンセントに差し込んで、リモコンの運転スイッチを入れます。
全ての給湯栓でお湯がきちんと出ることをチェックしましょう。
オートタイプやフルオートタイプの石油給湯器のときは、自動湯はりや追いだきの機能が使えるかもチェックしてください。
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■石油給湯器を交換する方法と注意すること

石油給湯器も寿命になると交換する必要があります。
資格が必要ないため自分で石油給湯器を交換することもできますが、方法や注意すること、リスクなどを把握した上で工事を行いましょう。
石油給湯器は、約10年間の寿命といわれています。
寿命になれば給湯器を交換する必要がありますが、交換費用が高いでしょう。
自分で石油給湯器を交換すると相当安くなりますが、自分でもできるのか気になるでしょう。
石油給湯器を交換するときは、資格が必要ありません。
ちょっと工事が困難かもしれませんが、交換費用が安くなるのであれば、やってみる値打ちはあるでしょう。
しかし、石油給湯器を交換するときは、注意することも把握しておく必要があります。
ここでは、石油給湯器を交換する方法と注意することについてご紹介します。

●石油給湯器の種類

石油給湯器は、灯油を燃料として使う給湯器です。
石油給湯器の種類としては、直圧タイプという水道管から水が石油給湯器に入るときに管を加熱してお湯を沸かすものと、貯湯タイプという前もって貯湯タンクにお湯を沸かして貯めておいて水道水と混ぜて使うものがあります。
貯湯タイプの石油給湯器は使うときの水圧が低いため、直圧タイプの石油給湯器の方が使い勝手については優れています。
直圧タイプの石油給湯器のメリットは、大量のお湯を非常に力強く沸かすことと、灯油が燃料であるためランニングコストが安いことです。
一方、直圧タイプの石油給湯器のデメリットは、灯油を定期的に補充する必要があることで、手間や時間がかかることです。

●石油給湯器を交換するときのポイント

ここでは、石油給湯器を交換するときのポイントについてご紹介します。

・給湯能力を決める
石油給湯器は給湯できる能力が、給湯能力で決まります。
お湯の使用量や家族数などを考えながら、必要な給湯能力に適した石油給湯器を選びます。
それまで使っていた石油給湯器で問題ないのであれば、同じ給湯能力のものがおすすめでしょう。

・直圧タイプか貯湯タイプかを決める
直圧タイプか貯湯タイプのいずれかの石油給湯器を決めますが、基本的に現在使っているタイプのままにするのがおすすめです。
石油給湯器のタイプを変更すると、大きく使い勝手が変わることと、不具合が配管などに発生することがあるため、タイプを変更するときは業者に相談しましょう。

●石油給湯器の設置に向いている場所

石油給湯器は力強い給湯能力がメリットで、ガス給湯器や電気給湯器と比べるとこの違いははっきりしています。
大量のお湯が必要なときは、石油給湯器がおすすめです。
石油給湯器の設置に向いている場所としては、寒冷地の住宅、病院、理美容院などがあります。
また、ランニングコストを手間を多少かけてでも安くしたいときは、石油給湯器がおすすめでしょう。

●石油給湯器を交換する方法と注意すること

石油給湯器の交換は、資格が必要ないため、自分で交換することもできます。
しかし、石油給湯器を交換するときは道具が必要です。
工事説明書が新しく交換する石油給湯器には同梱されているため、十分に読んで必要な道具を準備しましょう。
工事をするときは、リスクも少なからずあります。
そのため、工事に適した服装で行うことが大切です。
ここでは、石油給湯器を交換する方法と注意することについてご紹介します。

・既設の石油給湯器を取り外す
新しい石油給湯器を設置する前に、既設の石油給湯器を取り外します。
給水配管、給湯配管、灯油配管、アース線、リモコンの線などを石油給湯器から取り外します。
このときには、配管はそのまま使えるものは使いたいでしょうが、使えないものもあります。
例えば、配管が腐食しているときなどは使えないでしょう。
ネジで接続されているときは、ネジの箇所で取り外すことができます。
切断する必要があるときは、切断して新しい配管と接続します。
交換する石油給湯器と接続しやすいように、すぐそばまで配管を立ち上げておきます。
配管の径に応じた継手で接続するようになりますが、ホームセンターなどで継手は買うことができます。
必要によって準備してください。

・新しい石油給湯器を設置する
既設の石油給湯器を取り外すときにチェックしておくと、どのように接続するといいかはわかるでしょう。
立ち上げた配管と、新しい石油給湯器を接続します。
給水配管と給湯配管の材料としては、価格が安く、施工性が良く、さらに腐食しない塩ビの材質がいいでしょう。
自由な長さにノコギリで切ることができ、専用の部材が折り曲げ箇所にも使えます。
接続する箇所は、接着剤を使って全て固定しましょう。
そして、灯油配管を接続した後に空気抜きを行います。
空気抜きを行わないと、灯油が送れないため注意しましょう。
あとは、アース線とリモコン線、電源を接続すると完了です。

・石油給湯器をチェックする
石油給湯器が水平に設置されているか、実際に運転するか、水漏れはないかなどをチェックします。
水漏れは、念入りに配管の接続箇所をチェックしてください。
もし見落として水漏れが発生すると先々大変であるため、必ず十分にチェックしてください。

・保温材を取り付ける
石油給湯器のチェックが終わると、保温材を全ての配管に取り付けて工事は完了です。

●石油給湯器の交換を業者に頼むメリット

灯油給湯器の交換工事は、割合簡単そうですがリスクもあります。
まず、石油給湯器は灯油を使います。
灯油が漏れると、火災が発生するなどのリスクもあります。
もし火災が発生すると、莫大な費用がかかることもあります。
自分で石油給湯器を交換すると、経験がないため何かを見落とすこともあるでしょう。
しかし、業者であれば豊富に知識や経験があるため、しっかりチェックすることができます。
特に、怪我については注意する必要があります。
石油給湯器を交換するときは、道具が必要になります。
普段使っていない人が道具を使うと、怪我をすることがあります。
一方、業者はスタッフに対して、徹底して安全についての教育を行っています。
そのため、業者に石油給湯器の交換を頼むことによって、このようなリスクを避け、交換工事が安全かつ安心に完了します。
また、業者であれば、ライフスタイルや家族数による石油給湯器の選択についても相談にものってくれるでしょう。
石油給湯器は生活に密着したものであり、費用も高いため、知識が十分にある業者に頼む方がおすすめでしょう。

●石油給湯器の交換についてわからなければ業者に頼む

自分で石油給湯器を交換することによって費用は安くなりますが、同時にトラブルやリスクについても検討しておく必要があります。
ちょっとでも心配なときは、業者に頼みましょう。
交換工事の費用がかかっても、その分大きな安心が入手できるでしょう。
一般的に、石油給湯器の交換を業者に頼むと高くなりますが、安心や安全も一緒に買うと考えれば結構お得でしょう。

●石油給湯器を交換する方法と注意することのまとめ

ここでは、石油給湯器を交換する方法と注意することについてご紹介しました。
石油給湯器は、寒い地域や病院、理美容院などで大活躍しています。
石油給湯器を交換するときのチェックポイントとしては、給湯能力とタイプ(直圧あるいは貯湯)です。
自分でも石油給湯器は交換できますが、怪我や火災のリスクを考慮して十分に判断しましょう。
DIYで石油給湯器交換をご検討の方へ
■エコキュートの交換工事

DIYで石油給湯器交換を検討しているのであれば、少ない電力でお湯を効率良く沸かすことができるエコキュートの方がおすすめです。
エコキュートは、電気代が電気温水器の約3分の1になるというメリットがある省エネ性能で人気になっています。
しかし、エコキュートの交換工事にも種類があり、交換するときは費用などを十分に掴んでおく必要があります。
ここでは、エコキュートの交換工事についてご紹介します。

●エコキュートの工事のポイント

ここでは、エコキュートの工事のポイントについてご紹介します。

・エコキュートの工事の種類
エコキュートの工事の種類としては、次のようなものがあります。
エコキュートを新規に設置する
エコキュートを交換する
エコキュートのトラブルが発生したときに修理する
修理するときは、エコキュートの状態によっていろいろな工事内容があります。
ここでは、エコキュートを新規に設置する工事とエコキュートを交換する工事についてご紹介します。
なお、このような工事としては配管工事と電気工事があります。

・エコキュートの工事の期間
エコキュートの工事の期間が気になるでしょう。
従来エコキュートの以外の給湯器を設置しており、エコキュートを新規に設置するときは、工事の期間の目安が1日間~2日間になるとされています。
特に、コンクリートを固める必要がある土台を作るためには時間が相当かかるため、1日間以上かかります。
なお、実際には、5時間くらいはお湯を使うことができません。
一方、エコキュートを既に設置しており、配管や本体のみを交換する工事のときは、工事の期間の目安が5時間~8時間くらいです。
工事の期間は、エコキュートの設置場所などによって違います。

・エコキュートの工事の費用
基本的に、エコキュートの本体価格の相場は、20万円~50万円くらいとされています。
さらに、これ以外に、工事にかかる工事費がプラスされます。
エコキュートを新規に設置するときの工事費は、15万円~20万円くらいになります。
エコキュートを既に設置していたときの工事費は、10万円くらいになります。

●エコキュートの設置工事の方法

ここでは、エコキュートの設置工事の方法についてご紹介します。

・エコキュートの設置場所を決める
エコキュートを設置するときは、まず安定した水平のスペースが必要です。
まず、エコキュートの設置場所を決める必要があります。
エコキュートは、大きな貯湯タンクユニットがあります。
貯湯タンクユニットが、倒れたり動いたりしないように、しっかりとベースに固定する必要があります。
また、夜間にエコキュートは運転するため、運転音がトラブルになるような場所に設置することはできません。
基本的に、隣家の近いところに設置したり、寝室の近くに設置したりしないようにしましょう。

・基礎工事を行う
エコキュートの設置場所が決まると、基礎工事を行います。
エコキュートの設置場所に、エコベースあるいは土間打ちの方法で土台を作ります。
エコベースは、既設の土台をベースに設置する簡単なものです。
一方、土間打ちは、コンクリートを砂利を敷いたところに流し込んで固めて土台を作るものです。
工事業者が、いずれの方法が適しているかは判断してくれます。

・既設の給湯器を撤去する
土台ができると、次に既設の給湯器を撤去します。
このときは、給湯器を撤去するためお湯が使えなくなります。
劣化した全ての配管も撤去します。
なお、別の給湯器からエコキュートに交換するときは、配管の接続方法が違うため一旦全て撤去します。

・エコキュートを設置する
次に、新しいエコキュートを設置します。
業者によって、エコキュートの貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットのいずれを先に設置するかは違っているようです。
いずれにしても、作った土台の上にエコキュートを置いて、まずはしっかりと脚部を土台に固定します。
このときに設置が良くないと、エコキュートの位置が先々動いたりして配管の水漏れが発生するときもあります。

・配管工事、配線工事
配管工事としては、追いだき用の浴槽のふろ循環アダプターが無いときは、穴をお風呂に面した壁に空けて追いだき配管を通します。
そして、一緒に浴室リモコンも設置して、配線工事を行います。
この後は、給水配管、給湯配管、排水配管などを順番に接続します。
同時に、電源配線工事も行います。

・カバーを配管に取り付ける
配管工事や配線工事が終わると仕上げを行います。
配管の外観を良くして劣化を防止するために、カバーを配管に取り付けます。
エコキュートの設置工事はこれで完了です。
エコキュートを新規に設置するときは、工事に約1日間~2日間かかります。
この後に、試運転を行って問題がないと工事は完了です。
工事費用の明細を業者からもらって、費用を支払うようになります。

●エコキュートの配管工事の種類

ここでは、エコキュートの配管工事の種類についてご紹介します。

・給湯配管工事
給湯配管というのは、お風呂とエコキュートを接続する大切なものです。
お湯がシャワーから出るためには、給湯配管が必要です。
なお、給湯配管は、既設の給湯器の配管をそのまま使うこともできます。
しかし、配管が劣化しているときは交換する必要があります。
また、エコキュートの設置場所によっては、配管を交換する必要があります。

・追いだき配管工事
追いだき配管は、エコキュートのフルオートタイプを設置するときに必要になります。
エコキュートは、追いだきのときに、一旦お風呂の浴槽のお湯を本体に戻して温めてから浴槽に再度戻します。
このときにお湯を循環する配管が、追いだき配管になります。
浴槽にはふろ循環アダプターを取り付けて、追いだき配管を通します。
この追いだき配管は、浴槽のお湯が通るため、非常に汚れやすくなります。
古い追いだき配管を再度利用することもできますが、工事するときに新しいものに交換する方がいいでしょう。

・ドレン排水配管工事
ドレン排水配管というのは、エコキュートからの排水を流すためのものです。
エコキュートは、運転しているときに自動で排水したり、貯湯タンクの水を手動で排水したりします。
ドレン排水配管は、このときのドレン水を排水口に流すものです。
なお、ドレン排水配管は、エコキュートの本体から水分を流すことによって、エコキュート自体の凍結を防止する役目もあります。

●エコキュートの電気工事の種類

ここでは、エコキュートの電気工事の種類についてご紹介します。

・専用ブレーカーの設置工事
電源の確保が、エコキュートを設置するときは必要です。
このときは、専用のブレーカーを設置します。
一般的に、専用ブレーカーはもともと家にあるブレーカーの横に設置します。
しかし、ものもと家にあるブレーカーに余裕が電力にないときもあります。
このようなときは、ブレーカーを多くするか、直接電源を電気メーターから引く方法があります。
また、ブレーカーそのものを交換するときもあります。
工事の内容は、それぞれの家庭によって違ってきます。

・配線工事
電源が確保できると、エコキュートまで電源を接続する配線工事が必要になります。
配線の長さなどは家の構造によって違っており、費用は長くなるほど高くなります。

●エコキュートの工事業者は大切

工事の方法を把握しておくのみでなく、信頼できる業者に頼むことも大切です。
特に、エコキュートを設置してからメンテナンスまで、付き合いが長くなる業者は十分に見極めましょう。

・資格が必要である
エコキュートの設置工事は、水道管工事と電気工事が必要になるため専門の資格が必要になります。
必要な資格としては、給水装置工事主任技術者と電気工事士があります。
そのため、必要な資格を持っている業者に頼む必要があることを把握しておきましょう。
・あまり実務経験がないこともある
資格を持っていても、あまり実務経験がない業者も多くいます。
実際には、エコキュートの設置に下請け業者が不慣れなことも相当あります。
業者を自分で選ぶときは、エコキュートの設置を専門に行う業者に頼むと問題ないでしょう。
工事費用が安いということのみで、業者を選ばないようにしましょう。

・過去の事例を調べる
実際に過去にあった事例としては、エコキュートを設置した経験があまりない業者に頼んだところ、設置したすぐ後にお湯が出ないことがわかり、メーカーに急いで聞いてみると初期不良の可能性があり、最終的に、設置工事の不備が見つかったこともあります。
これ以外に、配管の接続が甘くて時間が経ってから水漏れが発生するようなこともよくあります。
そのため、慎重に業者は選びましょう。

●延長保証に入るのがおすすめ

エコキュートを長く使うためには、延長保証に入るのがおすすめです。

・10年保証が最もおすすめ
保証の期間はメーカーによって違いますが、10年保証に入るのがおすすめです。
というのは、基本的にエコキュートの寿命は10年間~15年間とされているためです。
長く使える方が交換する回数も少なくなり、毎月の電気代の低減効果も大きくなります。
10年間いつトラブルが発生しても、延長保証に入っていると安心でしょう。

・無料で修理できる
エコキュートの修理費は、10万円をオーバーするようなときもたまにはあります。
一方、10年の延長保証の料金はせいぜい3万円くらいです。
そのため、延長保証に入る方がおすすめです。
保証される10年間は、全く修理費の心配する必要がありません。
この10年間で十分にエコキュートの光熱費の低減効果を体感し、次のエコキュートを買う費用に浮いたお金を充てることもできます。
さらに、延長保証を付ければ、手厚いメーカーのサポート体制があることもあります。
例えば、無償で点検してくれたり、24時間365日体制のコールセンターが使えたりするなど、非常にお得です。
エコキュートを買うときは、延長保証を検討してみましょう。

●エコキュートの交換工事のまとめ

ここでは、エコキュートの交換工事についてご紹介しました。
エコキュートの交換工事は複雑なものですが、予算を組んでしっかりと業者を選ぶことによってスムーズになります。
また、2日間くらいの工事期間についても前もって把握しておくと、お風呂が当日に使えなくても慌てないでしょう。
DIYで石油給湯器交換をご検討の方へ
■まとめ

ここでは、DIYで石油給湯器交換をご検討の方へ、DIYで石油給湯器は交換できるか?石油給湯器を交換する方法と注意すること、エコキュートの交換工事についてご紹介しました。
石油給湯器を交換するときは資格が特に必要ないため、DIYでもできます。

しかし、石油給湯器を設置するときは、燃料に灯油を使うため消防法の決まりなどについて気配りする必要があります。

DIYで石油給湯器交換をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
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