電気温水器とガス給湯器でお悩みの方へ

2021年8月3日

電気温水器とガス給湯器でお悩みの方へ
家庭用の給湯器としては、一般的に電気温水器ガス給湯器があります。
しかし、電気温水器とガス給湯器ではどちらがいいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

ここでは、電気温水器とガス給湯器でお悩みの方へ、ガス給湯器と電気温水器の比較、電気温水器とガス給湯器を交換する費用の相場、エコキュートと電気温水器の比較についてご紹介します。
電気温水器とガス給湯器でお悩みの方へ
■ガス給湯器と電気温水器の比較

電気代が電気温水器は安いといわれているため、ガス給湯器に電気温水器から交換したいと思っている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、ガス給湯器と電気温水器の比較についてご紹介します。

●ガス給湯器とは?

ガス給湯器というのは、ガスの熱によってお湯を沸かすものです。
ガス給湯器の種類としては、瞬間式(直圧式)と貯湯式がありますが、いずれもガスの熱によってお湯を沸かします。
瞬間式(直圧式)のガス給湯器は、細い配管を水道から引いておいて、ガスの熱によってこの細い配管を加熱して中の水を沸かすものです。
お湯を使うときに瞬間的に沸かすようになっており、コンパクトな本体などのメリットがあります。
一方、貯湯式のガス給湯器は、ほとんど仕組みが電気温水器と同じようなものです。
ガスの熱で貯湯タンクに貯めた水を熱することによってお湯を沸かすものです。
しかし、ガス給湯器の方が電気温水器よりも加熱する能力が強いため、貯湯式のガス給湯器の方が光熱費は安くなることがあります。

●電気温水器とは?

電気温水器というのは、電気ヒーターの熱によってお湯を沸かすものです。
電気温水器の貯湯タンクに水を貯めて、電気ヒーターでこの水を沸かします。
電気ヒーターで火を使わないため、高い安全性があるとされています。
しかし、お湯を沸かすのは電気ヒーターの熱のみであるため、相当電気代は高くなります。
ガス給湯器と比較すれば、電気温水器はやはり費用面でデメリットになります。
しかし、電気温水器でもお湯を沸かすのが電気料金の安い深夜電力のみであれば、相当電気代は安くなります。
お湯を深夜電力で沸かすときは電気代が安くなりますが、お湯切れが発生して昼間に沸き増しすると電気代が高くなります。

●電気温水器とガス給湯器の違い

ここでは、電気温水器とガス給湯器の違いについてご紹介します。

・工事費を含む設置費用
給湯専用タイプを含む電気温水器の設置費用は140,000円~で、給湯専用タイプを含むガス給湯器の設置費用は41,500円~になります。

・ランニングコスト
パナソニックの試算によると、ランニングコストは電気温水器が1月あたり約8,658円、1年あたり約103,900円、ガス給湯器が1月あたり約5,100円、1年あたり約61,200円です。

・サイズ
電気温水器は貯湯タンクの分のみサイズが大きくなりますが、ガス給湯器は瞬間式であればサイズがコンパクトです。

・耐用年数
電気温水器の耐用年数は約15年間~ですが、ガス給湯器の耐用年数は約10年間~です。

・シャワー水圧
電気温水器はガス給湯器よりもシャワー水圧が低く、ガス給湯器は電気温水器よりもシャワー水圧が高くなります。

・ メリット
電気温水器のメリトットは、電気だけを使うために安全である、お湯がすぐに使える、貯湯タンクのお湯や水が万一のときに使えることで、ガス給湯器のメリトットは設置スペースが小さい、お湯切れが発生しない、お湯の無駄がないことです。

・デメリット
電気温水器のデメリットは、お湯切れが発生する、設置スペースが大きい、深夜電力を契約していないときは電気代が使い方によって高くなることで、ガス給湯器のデメリットは、排気用の送風機の音がする、一酸化炭素が発生するなどのリスクがある、ガスの燃焼する音がすることです。

ガス給湯器と電気温水器を比較すると、まず設置費用が違っています。
給湯専用のガス給湯器であれば、割合安く設置することができます。
追いだき機能などは付いていませんが、入浴するのみであれば問題ありません。
ガス給湯器は、コンパクトなサイズであるため、狭いマンションなどでも設置しやすいといえます。
一方、電気温水器は貯湯タンクがあるため、設置費用がどうしても高くなります。
また、ガス給湯器と電気温水器のランニングコストの比較については、パナソニックが東京電力管内で試算したデータがあります。
このデータによると、ランニングコストはガス給湯器の方が安いと感じですが、深夜電力で電気温水器の方は算出しているということではありません。
そのため、電気温水器を使うときにお湯を安い電気料金の深夜電力で沸かすというプランを契約していると、さらにランニングコストは安くなります。

地域によっても違っていますが、電気温水器の方がガス給湯器よりもランニングコストが安くなるときもあります。
しかし、追いだきなどに電気温水器を深夜電力の契約で使うときは注意する必要があります。
入浴する時間帯は一般的に深夜電力の時間帯ではないため、電気代が高くなるときがあります。
また、多くのお湯を昼間に使うと、お湯切れに電気温水器がなるときもあります。
一方、ガス給湯器のときは、お湯を使うときに沸かすことができます。
電気温水器の貯湯タンクに貯まっているお湯を全て使うと、お湯を昼間に再度沸かす必要があります。
深夜電力がこのときは使えないため、電気代が高くなります。
これ以外に、ガス給湯器と電気温水器はシャワーの水圧が大きく違います。
シャワー水圧にこだわっている人は多くいるでしょうが、給湯器を交換したりするときには案外と見逃してしまうでしょう。
貯湯タンクに貯めたお湯を使う電気温水器は、シャワーの水圧が低めです。
水道と同じくらいのシャワーの水圧の電気温水器もありますが、このような電気温水器はさらに設置費用が高くなります。
大きめの貯湯タンクの容量の電気温水器にするなども必要になるため、案外とガス給湯器と違って面倒なこともあります。

●電気温水器からガス給湯器に交換するときに注意すること

ここでは、電気温水器からガス給湯器に交換するときに注意することについてご紹介します。

・光熱費が低減できるか?
光熱費が、電気温水器からガス給湯器に交換するときは低減できると思っている方がいるでしょう。
ガス給湯器と電気温水器を比較すると、確かにガス給湯器の方が光熱費は低減できます。
しかし、電気温水器の光熱費は、深夜電力の契約のときなどには1月あたり3,000円程度ということも多くあります。
当然ですが、電気温水器の昼間の沸き増しや追いだきなどがあると、光熱費がその分高くなってガス給湯器と同じになるときもあります。
そのため、ガス給湯器に交換すると光熱費が必ず低減できるとは限らないため注意しましょう。
一方、電気温水器で深夜電力のプランを契約していないときはガス給湯器に交換するのみで光熱費を低減することができます。
このようなときは、電気温水器ではなくガス給湯器に交換する方がおすすめです。
しかし、ガス給湯器に交換しないで、電気温水器に再度交換して深夜電力のプランを契約する方法もあります。
電力契約のプランが変更できるのであれば、ライフサイクルによっても違いますが、ガス給湯器に交換するメリットがあるとは必ずしもいえません。

・将来を考慮して判断する必要がある
電気温水器からガス給湯器に交換する方は、光熱費の低減のみがメリットであると思っているということではありません。
多くの方は、将来的にライフスタイルの変化や家族構成の変化が生じることを考慮しているでしょう。
例えば、家庭に子供がいるときに電気温水器が古くなれば、交換する電気温水器の貯湯タンクの容量を家族の人数に子供も含めて判断する必要があります。
しかし、子供が大きくなると一人暮らしをするときもあり、家族が夫婦二人のみになることもあり得ます。
このようなときは、子供の分も電気温水器の貯湯タンクの容量に含まれているため、お湯を必要以上に沸かすようになり、非常に無駄になります。

また、将来的に親が年をとって一緒に住むようになることもあるでしょう。
そうすると、電気温水器の貯湯タンクの容量が不足することも考えられます。
このように、ライフスタイルや家族構成が将来的に変わることは多くあります。
そのため、電気温水器の貯湯タンクの容量を将来のことまで考慮して判断するのは非常に困難です。
このような将来の変化にも対応できる一つの方法としては、ガス給湯器に電気温水器から交換するものがあります。
ガス給湯器は、使うときにお湯を瞬間的に沸かすため、使うお湯の量が変わっても容易に対応することができます。
そのため、スムーズにライフスタイルや家族構成の変化に対応できるため、電気温水器からガス給湯器に交換するとメリットがあります。

・ガス機器を多く使うときはガス給湯器がおすすめ
電気温水器からガス給湯器に交換するときは、どの程度のガス機器を使いたいかも検討する必要があります。
例えば、電気温水器を交換するときに一緒に床暖房や温水式の浴室暖房乾燥機を使いたいのであれば、ガス給湯器の方が電気温水器よりもおすすめです。
というのは、エアコンなどを使わないため電気代が低減できるためです。
しかし、電気温水器のみを交換して、別のガス機器を使わないときは、あまりガス給湯器に交換するメリットはないでしょう。
そのため、ガス機器を多く使うときは、電気温水器よりガス給湯器の方がおすすめです。
このようなことも考慮して、ガス給湯器と電気温水器のどちらがいいか検討することが大切です。
また、光熱費を低減したいときは、ガス給湯器に交換しないでオール電化にする方法もあります。
オール電化にすると、相当電気代が低減できます。
全てのガス代が電気代になることによって高い電気代になっても、トータルの光熱費は低減することができます。
つまり、ガス給湯器や電気温水器の光熱費だけを考えないで、どのようにトータルの光熱費がなるかを考慮して検討する必要があります。
ガス給湯器に電気温水器を交換して電気代が低減できても、ガス代が高くなることによってトータルの光熱費が高くなると意味が全くありません。
上手く光熱費を低減するためには、ガス給湯器や電気温水器というような給湯器のみの光熱費を考えないで、他の機器の光熱費も含めて低減が最もできる方法を考えることが必要です。
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■電気温水器とガス給湯器を交換する費用の相場

交換するときは電気温水器とガス給湯器のどちらの費用が安いか気になるでしょう。
ここでは、電気温水器とガス給湯器を交換する費用の相場についてご紹介します。

●電気温水器のメリット・デメリット

電気温水器は、火を使わないため音がしないことがメリットです。
また、空気も排気ガスがないため汚れません。
お湯を貯湯タンクに貯めておくため、災害が万一発生したときでもお湯や水を使うことができます。
一方、電気温水器は、ガス給湯器に比較して、お湯を貯める貯湯タンクを設置する必要があるため大きいことがデメリットです。
お湯を使い過ぎれば、湯切れになって貯湯タンクの中のお湯が無くなります。
時間がお湯の沸くまでにかかり、電気料金の高い昼間にお湯を沸かすと電気代が高くなります。
熱効率が良くない寒い地域では光熱費が高くなるため、電気温水器はそれほどおすすめではありません。

●ガス給湯器のメリット・デメリット

ガス給湯器は、給湯水栓を開けた瞬間にバーナーが燃焼するものです。
水を熱交換器で加熱するため、必要な量のお湯を必要なときに沸かせます。
ガス給湯器のメリットは、電気温水器のような湯切れが発生しなく、シャワー水圧も高いことです。
また、メリットとしては電気温水器に比較して、ガス給湯器はサイズのコンパクトなものが多く、割安に設置費用もなるということもあります。
一方、ガス給湯器のデメリットは、バーナーで燃焼するため、運転音が電気温水器よりも大きくなることです。
また、お湯を沸かすために燃焼する部品が劣化しやすく、電気温水器よりも平均寿命は短く、10年間くらいです。

●電気温水器とガス給湯器はどちらがおすすめか?

家族構成や費用によって、電気温水器とガス給湯器のどちらがおすすめかは違ってきます。

・家族構成
ガス給湯器から電気温水器に交換したり、あるいは電気温水器からガス給湯器に交換したりする家庭は多くあるでしょう。
初めは電気温水器を使っていたが、使うお湯の量が子供が大きくなって多くなったときは、ガス給湯器の方がおすすめのときがあります。
一方、使うお湯の量が子供が家を出ていって少なくなったときは、電気温水器の方がおすすめです。
家族構成が変わるときに、電気温水器かガス給湯器に交換するのもいいでしょう。

・費用
初期費用は、ガス給湯器の方が本体価格も工事費も安くなります。
電気温水器は、基礎工事、200Vの電力配線があるときは、高めの工事費になります。
維持費は、深夜の割安な電力を使う電気温水器の方が安くなります。
なお、電気温水器に貯まっているお湯を使い切って昼間に沸き増しするときは、電気代が高くなるため注意が必要です。
一方、エコタイプのガス給湯器であれば、ガスの使用量は従来タイプに比較して約13%低減できます。
また、浴室暖房乾燥機や温水式床暖房などを使うときは、さらにガス代が割引になることもあるため、自分が希望する環境に適した給湯器を選びましょう。

●電気温水器とガス給湯器の交換費用

電気温水器やガス給湯器を交換するときは、交換費用が最も気がかりでしょう。
業者やメーカーによって、電気温水器やガス給湯器の交換費用は大きく違ってきます。
ここでは、電気温水器とガス給湯器の交換費用についてご紹介します。

・電気温水器の交換費用
電気温水器の交換の工事費は4万円~6万円ですが、本体の価格がタイプによって大きく違います。
電気温水器の本体価格の相場は、追いだき機能なしの給湯専用タイプが18万円~32万円、追いだき機能付きタイプが25万円~35万円、追いだき機能と温水暖房機能付きタイプが32万円~38万円です。

・ガス給湯器の交換費用
電気温水器からガス給湯器に交換するときは、ほとんどは光熱費を低減したいためでしょうが、ガス代がガス給湯器はかかるため、あまり光熱費が低減できないこともあります。
しかし、ガス給湯器は本体価格や工事費が安いため、初期費用を重要視したいのであれば、メリットが十分にあるでしょう。
電気温水器は先にご紹介したように本体価格と工事費でトータル22万円~44万円になりますが、ガス給湯器は本体価格と工事費でトータル11万円~24万円と安くなります。
追いだき機能なしの給湯専用タイプのガス給湯器であれば、7万円~12万円くらいで交換できます。

●交換工事を業者に頼むときに注意すること

電気温水器やガス給湯器の交換費用は、安いほどいいでしょう。
しかし、交換費用が安すぎる業者であれば、見積もり以上の交換費用を請求されたり、アフターサービスがなかったりするなど、トラブルが交換後に発生することも考えられます。
そのため、見積もりを業者に頼むときは、本体の価格、出張費、工事費、値引き額について書面できちんともらいましょう。
アフターサービスを重要視したいのであれば、業者のスタッフの対応を基準にするのもいいでしょう。
電気温水器やガス給湯器の本体価格は、業者によって大きく違っています。
地元の小さい業者であれば、仕入れするために本体価格はやはり割高に思うかもしれません。
しかし、地元の小さい業者であれば、アフターサービスが充実していることもあります。
電気温水器やガス給湯器を交換するときは、相見積もりを複数の業者から入手して比較しましょう。

●さまざまな要素から検討する

電気温水器やガス給湯器を交換する理由は、それぞれの家庭によって家族構成や費用などさまざまでしょう。
しかし、頼む業者は費用のみで決めないで、持っている資格や過去の実績など、さまざまな要素から検討しましょう。
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■エコキュートと電気温水器の比較

電気温水器とガス給湯器で悩んでいるのであれば、エコキュートについても検討するのがおすすめです。
ここでは、エコキュートと電気温水器の比較についてご紹介します。

●お湯の沸かし方

エコキュートは、ヒートポンプの技術を利用しています。
テレビのCMなどで、エコキュートについては見たり聞いたりしたことがあるでしょう。
エコキュートのお湯の沸かし方はちょっと仕組みが複雑になっており、ヒートポンプユニットの熱交換器で大気の熱を冷媒に伝えて、圧縮機で冷媒を圧縮してお湯を沸かします。
電気のみでなく大気の熱も利用するため、お湯をより効率良く沸かすことができます。
そして、貯湯タンクに沸かしたお湯を貯めて、いつでも使えるようにしています。
一方、電気温水器は、貯湯タンクの中の電気ヒーターでお湯を沸かします。
お湯を沸かすときに火がでないため、安心して小さい子供や高齢の方でも使うことができます。
電気温水器としては、瞬間式と貯湯式があります。
瞬間式の電気温水器は、必要な量のお湯を必要なときに沸かすため、冬のシーズンに台所や洗面所などでお湯を使うときなど、少ないお湯の量のときにおすすめのものです。
一方、貯湯式の電気温水器は、お湯を設定した時間に沸かして貯湯タンクに貯めておいて、いつでも使いたいときにお湯が使えます。

●設置スペース

エコキュートは、貯湯タンクユニットというお湯を貯めておくものとヒートポンプユニットというお湯を沸かすものがセットになっているため、電気温水器よりも広い設置スペースが必要になります。
電気温水器は、貯湯タンクだけを設置するため省スペースになります。
エコキュートは、エアコンの室外機のようなヒートポンプユニットを設置するため、前もって一定の設置スペースが確保できるかも検討する必要があります。
そのため、エコキュートの貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットの設置スペースがないときは、電気温水器に交換せざるを得ないこともあるでしょう。

●運転音

電気温水器はあまり運転音がありません。
しかし、エコキュートは運転音が発生します。
エコキュートの運転音については、それぞれのエコキュートのメーカーの技術改良によってだんだん運転音のレベルは下がってきていますが、近隣からクレームが発生することも中にはあるようです。
そのため、エコキュートを設置する前に運転音をチェックするのもおすすめです。

●費用

ここでは、エコキュートと電気温水器のイニシャルコストとランニングコストの比較についてご紹介します。

・イニシャルコストの比較
イニシャルコストの本体価格や工事費などは一律ではありませんが、エコキュートの方が電気温水器よりも一般的に高くなります。
本体価格はエコキュートが電気温水器の約2倍で、機種によっては約3倍になるときもあります。
しかし、エコキュートも電気温水器もそれぞれのメーカーや機能性、業者によって本体価格が違うため、カタログを入手したり、業者に相談したり、ネットの価格比較サイトをチェックしたりするのがおすすめです。

・ランニングコストの比較
ランニングコストとしては、電気温水器は普通の家庭の1月あたりの電気代が約3,000円で、エコキュートは電気温水器の約3分の1の約1,000円になります。
エコキュートは、最大限に夜間の安い電気料金を利用することがメリットであるため、ランニングコストは年が経つにつれて電気温水器との違いが大きくなってきます。
耐用年数としては、エコキュートが約8年間~10年間、電気温水器が約10年間~15年間であるため、トータルコストを比較するとエコキュートの方がお得になります。
エコキュートは、イニシャルコストが高くなりますが、1月あたりの電気代の安さは非常にメリットがあり、使う年数が長くなるほどさらにパフォーマンスがアップします。
そのため、エコキュートは使うほどイニシャルコストが回収しやすいため、エコキュートを使う家族数が多いときや将来的に長く使うときは、エコキュートの方がおすすめでしょう。

●その他

井戸水をお風呂の水に使っているところは、井戸水をエコキュートで使うとトラブルの要因になることがあるため、従来はエコキュートが使えませんでした。
しかし、最近はいろいろなメーカーが井戸水対応のエコキュートを販売しています。
なお、井戸水対応のエコキュート本体価格は、5万円くらい普通のエコキュートよりも高くなっています。

●エコキュートと電気温水器の比較のまとめ

ここでは、エコキュートと電気温水器の比較についてご紹介しました。
これ以外にも、エコキュートと電気温水器のメリットがそれぞれあります。
エコキュートは、災害が万一発生したときに非常用水として貯湯タンクに貯まっているお湯や水を使うことができます。
一方、貯湯式の電気温水器は、エコキュートと同じように安い電気料金の深夜にお湯を沸かして貯湯タンクに貯めておいて、いつでも使うことができます。
イニシャルコスト、ランニングコスト、設置スペースなどを考慮しながら、カタログを入手したり、業者に相談したりして、ライフスタイルに応じた給湯器を選ぶようにしましょう。
電気温水器とガス給湯器でお悩みの方へ
■まとめ

ここでは、電気温水器とガス給湯器でお悩みの方へ、ガス給湯器と電気温水器の比較、電気温水器とガス給湯器を交換する費用の相場、エコキュートと電気温水器の比較についてご紹介しました。
ガス給湯器は、ガスの熱によってお湯を沸かすものです。
電気温水器は、電気ヒーターの熱によってお湯を沸かすものです。

電気温水器とガス給湯器の違いとしては、次のようなものがあります。

・工事費を含めた設置費用

・ランニングコスト

・サイズ

・耐用年数

・シャワー水圧

電気温水器とガス給湯器でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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