電気温水器の電気代が気になる方へ

2024年4月6日

電気温水器の電気代が気になる方へ

電気温水器は、お湯を電気で沸かす給湯器であるため、電気料金の影響を受けやすくなります。そのため、電気料金が高くなると、電気温水器を使っている家庭は、電気代が高くなって困るでしょう。

ここでは、電気温水器の電気代が気になる方へ、電気温水器の仕組み、電気温水器の電気代、電気温水器の電気代を安くする方法、電気代を安くするためにはエコキュートに交換するのがおすすめについてご紹介します。

 

電気温水器の電気代が気になる方へ

 

電気温水器の仕組み

電気温水器は、貯湯タンクの中に設置している電気ヒーターによってお湯を沸かす給湯器です。電気温水器は、お湯を沸かすためにガスを使わなく、ガス給湯器と違って貯湯タンクの中に沸かしたお湯を貯めておいて、いろいろな箇所にお湯を供給します。

そのため、電気温水器は貯湯タイプの給湯器になります。なお、メーカーによっては、ガス給湯器のようにお湯を使うときに沸かす瞬間タイプの電気温水器もあります。

 

電気温水器の電気代が気になる方へ

 

電気温水器の電気代

電気温水器は、お湯を電気で沸かすため、電気代は電気料金の影響を受けやすくなります。電力会社の大手は、2023年に電気料金を値上げしました。この電気料金の値上げは、社会情勢のいくつかの変動によって、急激に電力会社の経営が厳しくなったためです。

例えば、電気温水器の1月あたりの電気代が10,000円の家庭であれば、電気料金が値上げされたことによって電気代が毎月2,000円~4,000円高くなり、年間では24,000円~48,000円高くなります。電力会社の大手の電気料金は、従量課金制で、1kWhあたりの電気料金単価が使う電力量が多くなるほど割高になります。

そのため、家族数やライフスタイルによっては、さらに電気料金の値上げの影響が大きくなることもあります。電力会社の大手の中で、2023年に値上げをしなかったのは、中部電力、関西電力、九州電力でした。値上げをしなかったのはいくつかの理由がありますが、値上げをしなかった電力会社も厳しいため、電気料金を将来的に値上げするかもしれません。

また、電力会社の大手が値上げをした要因である社会情勢の変動が収まっていなく、値上げしたことによっても経営が改善されないことも考えられます。そのため、電気でお湯を沸かす電気温水器を使うためには、節電を考えるのがおすすめです。

電気温水器の電気代が気になる方へ

 

電気温水器の電気代を安くする方法

ここでは、電気温水器の電気代を安くする方法についてご紹介します。

 

お湯を使わないときは電気温水器の電源を切る

電気温水器は、電気料金が安い深夜時間帯に、前もって設定した量と温度になるようにお湯を沸かします。しかし、お湯を使っていなくても、貯湯タンクユニットの中のお湯の温度が低くなると、設定した温度になるようにお湯を沸かすため、電気代が余計にかかります。

そのため、お湯を使わないときは電気温水器の電源を切りましょう。例えば、毎日お湯を沸かさないで、数日おきに1回沸かすと、電気温水器の電気代が安くなります。

しかし、冬のシーズンは、貯湯タンクユニットの保温性能によっても違いますが、お湯の温度が低くなって必要なときにお湯が使えないことがあるため、まず夏のシーズンにトライしてみましょう。

 

お湯の設定温度を低くする

お湯の設定温度が高いときは、電力消費量も大きくなります。電気温水器の性能によっても違いますが、お湯を60℃まで沸かすときと80℃まで沸かすときでは、1.7倍くらいも電力消費量が違います。

そのため、お湯の設定温度を低くすると電力消費を抑えることができ、電気温水器の電気代を安くすることができます。

しかし、お湯の設定温度を低くすると、お湯の使用量が多くなることがあるために注意しましょう。貯湯タイプの電気温水器は、貯湯タンクユニットに貯まっている温度の高いお湯に水道水を混合していろいろな箇所に供給します。

例えば、40℃のお湯を使うときは、貯湯タンクユニットに貯まっているお湯の温度が80℃であれば40℃にするために水道水を多く混合する必要があります。しかし、貯湯タンクユニットに貯まっているお湯の温度が60℃であれば、80℃のときよりもお湯の混合割合が多くなります。

お湯の設定温度が低くなると、同じ量のお湯を使っても、貯湯タンクユニットに貯まっているお湯の使用量が多くなることがあるため、湯切れが発生しやすくなるでしょう。

 

お湯を使う量を少なくする

お湯を沸かすときは、沸かすの量が多いほど電力消費量も多くなります。

例えば、60℃までお湯を沸かすときは、沸かすお湯の量と電力消費量が次のようになります。

沸かすお湯の量が50Lのときは電力消費量が3.8kW
沸かすお湯の量が100Lのときは電力消費量が7.6kW
沸かすお湯の量が150Lのときは電力消費量が11kW
沸かすお湯の量が200Lのときは電力消費量が15kW

実際の電力消費量は電気温水器の性能によっても違いますが、電気代は沸かすお湯の量が少ないほど安くなります。そのため、普段からお湯を使う量を少なくするようにしましょう。

例えば、シャワーヘッドを高い節水効果のものに換えたり、お風呂の湯はり量を少なくしたり、お風呂の湯はりの回数を少なくしたりすると、お湯を使う量を少なくすることができます。

 

電気料金プランを見直しする

電気温水器を使うときは、電気料金プランの見直しも検討しましょう。電気温水器を設置するときは、電気料金が時間帯によって変わる季節別時間帯別電灯に契約します。

例えば、電気温水器を中部電力エリアに住んでいる人が設置すると、季節別時間帯別電灯のスマートライフプランに契約します。

スマートライフプランの電力料金単価(税込み)は、次のようになります。

平日はナイトタイム(0時~8時、22時~24時)が16.63円/kWh、デイタイム(10時~17時)が38.95円/kWh、@ホームタイム(8時~10時、17時~22時)が28.76円/kWh

土曜・日曜・祝日はナイトタイム(0時~8時、22時~24時)が16.63円/kWh、@ホームタイム(8時~22時)が28.76円/kWh

このように、電気温水器は、電気料金単価の安いナイトタイムに使うのがおすすめです。なお、電気料金単価の仕組みや金額などは、電力会社によって違います。つまり、電気料金単価がスマートライフプランよりも安いプランに見直しすることができると、電気温水器の電気代を安くすることができます。

契約できる電気料金プランは住んでいる場所によって違うため、自分が住んでいるところで契約できるプランを検討してみましょう。

 

太陽光発電を導入する

電気温水器の電気代を安くする方法としては、太陽光発電を導入するのもおすすめです。太陽光発電は、太陽光エネルギーで発電して、電力会社に売電したり、自宅で使ったりするものです。

太陽光発電の容量や天気などによっても違いますが、電気温水器を発電した電力で動かすことができるため、理論的には0円に電気代をすることもできます。また、電気温水器のみでなく、エアコンや冷蔵庫などの電力も賄うことができるため、家庭全体の電気代を安くすることもできます。

 

電気温水器の電気代が気になる方へ

 

電気代を安くするためにはエコキュートに交換するのがおすすめ

電気温水器の電気代は、先にご紹介した方法を実践するとある程度まで安くすることができます。しかし、例えば、2023年に電力会社の大手が行った、規模の大きな20%~40%の値上げには先にご紹介した方法のみで対応することができません。

そのため、本格的な電気代の高騰に対応するのであれば、電気温水器からエコキュートに交換するのがおすすめです。エコキュートは、大気中の熱エネルギーを利用して電気でお湯を沸かす給湯器です。エアコンや冷蔵庫などにも採用されているヒートポンプの技術によって、大気中の熱エネルギーを取り込んでお湯を沸かし、貯湯タンクユニットの中に貯めておいていろいろな箇所にお湯を供給します。

電気温水器とエコキュートは、次のようなことが共通しています。

電気温水器もエコキュートも貯湯タイプの給湯器である
お湯を沸かすために電気を使う
電気温水器もエコキュートも季節別時間帯電灯に契約する

現在販売されているエコキュートは、基本的に貯湯タイプの給湯器です。また、お湯を電気料金単価が安い時間帯に沸かすなど、貯湯タイプの電気温水器と共通することが多くあります。現在使っている電気温水器が貯湯タイプのものであれば、電気温水器からエコキュートに違和感なく交換することができます。

一方、電気温水器とエコキュートは、お湯を沸かすための電気代が最も大きく違っています。

同じお湯の量を沸かしたときの電気温水器とエコキュートの年間の電気代は、次のようになります。

北海道電力エリアは電気温水器が約108,000円、エコキュートが約32,400円
東北電力エリアは電気温水器が約80,400円、エコキュートが約31,200円
北陸電力エリアは電気温水器が約166,800円、エコキュートが約42,000円
東京電力エナジーパートナーエリアは電気温水器が約104,400円、エコキュートが約25,200円
中部電力エリアは電気温水器が約100,800円、エコキュートが約25,200円
関西電力エリアは電気温水器が約86,400円、エコキュートが約20,400円
中国電力エリアは電気温水器が約91,200円、エコキュートが約43,200円
四国電力エリアは電気温水器が約126,000円、エコキュートが約26,400円
九州電力エリアは電気温水器が約78,000円、エコキュートが約20,400円

電気代は実際には家族数などによって違いますが、エコキュートの方が電気温水器よりも安くなります。エコキュートは、お湯を沸かすために大気中の熱エネルギーを利用するため、電気代が電気温水器の3分の1くらいになります。

例えば、東京電力エナジーパートナーエリアで電気温水器からエコキュートに交換すると、年間の電気代が約79,200円安くなります。そのため、電気料金単価が20%~40%値上げされても、電気温水器からエコキュートに交換すると十分に対処できるくらい電気代が安くなります。

 

電気温水器の電気代が気になる方へ

 

まとめ

ここでは、電気温水器の電気代が気になる方へ、電気温水器の仕組み、電気温水器の電気代、電気温水器の電気代を安くする方法、電気代を安くするためにはエコキュートに交換するのがおすすめについてご紹介しました。

電気温水器を使っているときは、電気代を安くするために次のようなことを試してみましょう。

お湯を使わないときは電気温水器の電源を切る
お湯の設定温度を低くする
お湯を使う量を少なくする
電気料金プランを見直しする
太陽光発電を導入する

なお、電気代を安くするためには、電気温水器からエコキュートに交換するのがおすすめです。エコキュートは、電気温水器と共通していることが多く、交換すると電気代が安くなることが期待できます。

しかし、エコキュートに交換するときは、専門の知識がある程度必要になります。業者は、豊富にエコキュートについての専門の知識があるスタッフが対応してくれます。電気代を安くするために電気温水器からエコキュートに交換するときは、業者に相談しましょう。

 

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