石油給湯器の修理費用が気になる方へ

2021年10月20日

石油給湯器の修理費用が気になる方へ
石油給湯器を長年使っているとトラブルが発生して修理する必要があるため、修理費用が気になっている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、石油給湯器の修理費用が気になる方へ、石油給湯器の修理費用と交換費用の相場、石油給湯器は修理と交換のどちらがおすすめか?石油給湯器の故障の要因と対処法、エコキュートの故障事例と修理費用の相場についてご紹介します。
石油給湯器の修理費用が気になる方へ
■石油給湯器の修理費用と交換費用の相場

石油給湯器のトラブルが急に発生したときは、石油給湯器を修理するか交換するか悩むこともあるでしょう。
ここでは、石油給湯器のトラブルが発生したときに修理するか交換するかを判断するために、石油給湯器の修理費用と交換費用の相場についてご紹介します。

●石油給湯器の修理費用と交換費用の相場

ここでは、石油給湯器の修理費用と交換費用の相場についてご紹介します。

・石油給湯器の修理費用の相場
石油給湯器の修理費用の相場としては、トラブルが発生した箇所によっても違いますが、7,000円~17,000円くらいです。
石油給湯器の燃焼系部品の修理のときは17,000円くらいかかりますが、電装系部品の修理のときは10,000円弱くらいのことが多くあるでしょう。
水制御系部品の修理のときは10,000円くらいが考えられ、安全装置の部品の修理のときは7,000円~8,000円くらいが考えられます。
また、これ以外に数千円くらいの出張費がかかることも多くあるため注意しましょう。

・石油給湯器の交換費用の相場
石油給湯器の交換費用の相場としては、石油給湯器の本体価格と交換工事費用にわけるといいでしょう。
石油給湯器の本体価格は、エコ性能の高さ、追いだき機能の有無、床暖房機能の有無などで大きく違います。
ここでは、石油給湯器の本体価格の相場についてご紹介します。
追いだき機能無しの石油給湯器は、省エネ性能が低いときが6万円~15万円くらい、省エネ性能が高いときが10万円~17万円くらいです。
追いだき機能付きの石油給湯器は、省エネ性能が低いときが9万円~20万円くらい、省エネ性能が高いときが13万円~25万円くらいです。
追いだき機能付きで床暖房用の石油給湯器は、省エネ性能が低いときが18万円~20万円くらい、省エネ性能が高いときが20万円~50万円くらいです。
また、石油給湯器の工事費用の相場は、3万円~6万円くらいです。
石油給湯器の交換費用の相場としては、このような石油給湯器の本体価格と工事費用をトータルしたものになります。

●石油給湯器は修理がいいか?交換がいいか?

ここでは、石油給湯器は修理がいいか?交換がいいか?を判断する方法についてご紹介します。

・メーカーの保証期間をチェックする
石油給湯器のトラブルが発生しても、メーカーの保証期間内であれば無償で修理を行ってくれるため、修理するのがおすすめです。
メーカーの保証期間内であればまだ石油給湯器の寿命になっていないでしょうから、修理しても通常通りにまだ十分使うことができます。
基本的に、メーカーの保証期間は石油給湯器の全てに付いており、1年間~3年間くらいです。
石油給湯器を設置して数年間くらいでトラブルが発生したときは、メーカー保証期間内かどうかをチェックしましょう。

・使った年数で判断する
使っている年数がある程度長い石油給湯器のトラブルが発生したときは、修理するか交換するかを使っている年数によって判断するようになります。
石油給湯器の寿命は10年間くらいといわれていますが、寿命に近くなった石油給湯器のトラブルが発生したときは修理できないと判断されます。
使っている年数が7年間くらいまでの石油給湯器であれば修理ができることが多いでしょうから、7年以内であれば修理して、7年超であれば交換するといいでしょう。
なお、使った年数が7年超の石油給湯器でも修理することはできますが、修理してもトラブルがすぐに発生して修理が再度必要になることもあります。
修理を何回も繰り返すとその分費用も当然かかるため、長く使った石油給湯器のトラブルが発生したときは交換する方がむしろお得でしょう。

●石油給湯器の修理費用と交換費用の相場のまとめ

ここでは、石油給湯器の修理費用と交換費用の相場についてご紹介しました。
石油給湯器の修理費用の相場は7,000円~17,000円くらい、交換費用の相場は石油給湯器の本体価格の6万円~数十万円くらいと工事費用の3万円~6万円くらいをトータルしたものです。
修理するか交換するかを判断するときは、使った年数をベースに考えましょう。
メーカーの保証期間内のときは無償で修理するのがお得であり、使った年数が7年くらいまでのときは有償で修理するのがおすすめです。
石油給湯器の修理費用が気になる方へ
■石油給湯器は修理と交換のどちらがおすすめか?

ここでは、石油給湯器は修理と交換のどちらがおすすめか?についてご紹介します。

●修理をメーカーに頼んだときの費用

例えば、石油給湯器のメーカーのノーリツのホームページ(https://www.noritz.co.jp/aftersupport/repair/index.html)では、詳しい修理費用が示されていません。
ホームページでは、石油給湯器の修理料金の内訳がわかります。
石油給湯器の修理料金の内訳としては、修理したときの料金が技術料、部品代、出張料、消費税のトータルで、修理しないで点検したときの料金が出張料、故障診断料、消費税のトータルです。
技術料は、故障診断、故障した箇所の修理、部品の交換、試運転などにかかる費用です。
部品代は、修理するときに使った部品の費用です。
出張料は、石油給湯器のあるところに技術者が訪問するときの費用です。
出張料は距離によって違っており、税別で2200円、あるいは3000円になります。
故障診断料は、石油給湯器の故障診断の費用です。
修理しないときでも、必ず出張料と故障診断料がかかります。
このように、ノーリツのホームページでは石油給湯器の修理料金の内訳だけが示されています。
というのは、一言で修理といっても、トラブルが発生した石油給湯器の種類や部品によって大きく費用が違うため、修理費用の全てを示すのが困難であるという事情があるためでしょう。
主に設置してから1年間~2年間のメーカー保証期間、5年間~8年間の工事業者の保証期間が終わっているときは、修理が有料になります。
また、直接ノーリツに修理を頼んだときは、必ず出張費と故障診断料が修理しなくてもかかります。

・石油給湯器の修理費用の相場
ここでは、石油給湯器の修理費用の相場についてご紹介します。
外部の配管の水漏れで修理するときは、8,000円~15,000円くらいです。
水栓関係の修理のときは、12,000円~20,000円くらいです。
リモコンだけの交換のときは、15,000円~20,000円くらいです。
燃焼系の部品の修理のときは、17,000円~33,000円くらいです。
電装系の部品の修理のときは、6,000円~46,000円くらいです。
安全装置の修理のときは、7,500円~58,000円くらいです。
水制御装置の修理のときは、10,000円~35,000円くらいです。
このように、石油給湯器の修理費用の相場はトラブルが発生した程度や箇所によって違います。

●費用面では石油給湯器の交換と修理のどちらがお得か?

では、費用面では石油給湯器の交換と修理のどちらがお得なのでしょうか?

・石油給湯器の交換費用
石油給湯器の交換費用としては、次のようになります。
壁掛けタイプの石油給湯器は6万円~24万円くらい
屋外据置タイプの石油給湯器は7万円~27万円くらい
このように交換費用の幅が相当あるのは、給湯能力や追いだき機能、従来型かエコフィールかというような石油給湯器の種類によって違うためです。
石油給湯器の修理費用と交換費用を比較すれば、間違いなく修理の方が安くなります。
しかし、石油給湯器は、寿命が8年間~10年間といわれています。
使う頻度が少ない家庭でも、石油給湯器の寿命は最大15年間くらいです。
石油給湯器の修理部品のメーカーの保有期間は製品の製造が終わってから10年間であるため、修理がこの間はできます。
しかし、この修理部品の保有期間が終わると、修理ができなくなります。
石油給湯器の寿命が近いときに修理するときは、修理費用が次々とかかることがあり、最悪の場合は修理部品が無くなると最終的に本体を交換する必要があります。
また、現在使っている石油給湯器が従来型のときは、エネルギー効率がいいエコフィールに交換することによってランニングコストの灯油代を低減することができます。
そのため、費用面で石油給湯器の交換と修理のどちらがお得かは、次のように判断するのがいいでしょう。
メーカーや工事業者の保証期間内のときは無償で修理を頼む
石油給湯器を使った期間が5年間くらいのときは、修理費用の相場を参考にしてトラブルが発生した個所によって修理するか交換するかを検討する
石油給湯器を設置してから10年間くらいのときは交換する

●石油給湯器の修理業者はどこがおすすめか?

石油給湯器の主な修理業者としては、石油給湯器のメーカー、大手のホームセンター、リフォーム業者、石油給湯器の専門の業者があります。
この中で最も交換費用が安いのは、リフォーム業者あるいは石油給湯器の専門の業者です。
石油給湯器のメーカーや大手のホームセンターはメインの事業が石油給湯器の修理ではないため、激しい価格競争をネット上で行っているリフォーム業者や石油給湯器の専門の業者と比較すれば相当割高になるのが実状です。
修理を頼むときは、広告をネット上に掲載しているリフォーム業者あるいは石油給湯器の専門の業者を選んで、見積もりを入手して十分に比較検討した上で最終的に頼むのがおすすめです。
石油給湯器の修理費用が気になる方へ
■石油給湯器の故障の要因と対処法

石油給湯器は生活に必要なものですが、急に水が出てくる、お湯が出ないなどの故障が発生することもあるでしょう。
ここでは、石油給湯器の故障の要因と対処法についてご紹介します。

●石油給湯器の寿命が短くなる要因

石油給湯器は、7年間~10年間の寿命といわれることが多くあります。
なお、石油給湯器を1日に1時間くらい使ったときが10年間の寿命、1日に1時間30分くらい使ったときが7年間の寿命になります。
4人家族が石油給湯器を1日に使う時間の目安としては、お風呂のお湯を沸かすために使う時間が30分間くらい、シャワーなどを全員が使う時間が30分間くらいで、トータル1時間くらいになります。
しかし、お湯を朝の洗顔や台所の皿洗いなどにも使ったり、入浴するときに追いだきに使ったりするため、実際には1日に1時間をオーバーすることも多くあるでしょう。
また、石油給湯器は点火するときに負荷が最もかかるため、頻繁に点火を繰り返すと寿命が短くなる要因になります。
しかし、石油給湯器を転勤などで使わなかった期間があったときの寿命は、使わなかった期間に7年間~10年間をプラスしたものになるということではありません。
定期的に使うことを前提にしている石油給湯器は、長期間使っていないと思わぬトラブルが発生することもあります。
また、使っていないために寿命が短くなることもあります。
まだ新しいにも関わらず石油給湯器が故障したときの要因は、石油給湯器を全く使っていない期間があった、頻繁に点火を繰り返していたなどもあります。
また、長く使っていた石油給湯器が急に故障したときは、予定外の出費を安くしたいと思うのは当然ですが、10年間以上使っている石油給湯器の修理に何万円もかけるのであれば、思い切って交換する方がいいこともあります。
というのは、複数の部品で石油給湯器は構成されているため、故障した以外の部品が短期間で故障することも多くあるためです。

●石油給湯器の故障が発生したときの要因と対処法

石油給湯器の調子が良くないため、故障ではないかと思うこともあるでしょう。
ここでは、石油給湯器の故障が発生したときの要因と対処法についてご紹介します。

・石油給湯器で発生しやすい故障
ここでは、石油給湯器で発生しやすい故障についてご紹介します。

(お湯が全く出ない)
お湯が全く出ないときは、まず水が出ているかをチェックします。
水漏れ、断水、フィルター詰まりなどをチェックします。
問題なく水が出るときは、次に灯油をチェックします。
灯油が灯油タンクにあるかチェックします。
灯油も問題ないときは、配管のトラブルをチェックします。
冬のシーズンのときは、配管の凍結が要因かもしれません。
このときは、タオルを配管に巻いた上からぬるま湯をかけて溶かしたり、水道業者に頼んだりしましょう。

(水圧が低い)
台所、浴室、洗面台の中で一箇所のみの水圧が低いときは、そのところの止水栓をチェックします。
詰まりが吐水フィルターに無いかチェックし、詰まっているときは除去します。
井戸水を使っているときは、井戸ポンプが故障していたり、詰まりが石油給湯器の減圧弁などにあったりすることがあります。
このようなときは、業者に連絡してください。

(お湯がぬるい)
台所、浴室、洗面台の中で一箇所のみのお湯がぬるいときは、そのところの混合弁栓をチェックします。
例えば、浴室のみのお湯がぬるいときは、サーモスタット式混合栓の温度調節機能が故障していることがあります。
このときは、混合栓を交換する必要があります。
全ての箇所のお湯がぬるいときは、リモコンの温度設定が問題ないかチェックします。
リモコンの温度設定が問題なければ、石油給湯器の本体の混合弁の故障が考えられるため、修理を業者に頼んでください。

・石油給湯器で故障が発生しやすい箇所
ここでは、石油給湯器で故障が発生しやすい箇所についてご紹介します。

(基板)
石油給湯器の基板にホコリや汚れなどが何年間も溜まったままであれば、ショートして故障の要因になります。
基板は、修理が困難であるため交換する必要があります。
そのため、基板の交換を業者に頼みましょう。

(配管、給水バルブ)
石油給湯器の外部には給水配管、給湯配管があり、内部には水とお湯の配管があります。
いずれも配管やパッキンの劣化によって水漏れが発生することがあり、内部で水漏れが発生すると漏電することがあるため非常にリスクがあります。
そのため、水漏れが発生したときは可能な限り修理を早く業者に頼みましょう。
配管の給水バルブは、配管の水漏れのときに一時的に使ったり、メンテナンスときに使ったりすることができる大切な役目があります。
水漏れがこの給水バルブで発生することもあり、このときは給水バルブの交換も考える方がいいでしょう。

(リモコン)
石油給湯器のリモコンが使えないときは、ブレーカーや電源プラグをチェックします。
これをチェックしてもリモコンが使えないときは、リモコンが故障していることが考えられます。
浴室リモコンは使えるが台所リモコンが使えないときは、台所リモコンが故障しています。
そのため、台所リモコンの修理を業者に頼んでください。
これ以外の要因としては、リモコン線が外壁工事などで断線していることもあります。
リモコンの本体が故障しているときは、修理や交換を業者に頼みましょう。
石油給湯器のリモコンにエラーコードが表示されるときは、エラーコードの内容が取扱説明書でチェックできます。
もし該当するエラーコードがないときは、対処が業者でなければできない故障の可能性があるため、業者にすぐに連絡してください。
リモコンに表示されているエラーコードを業者に伝えると、修理がスムーズにできます。

●石油給湯器の修理が必要な故障

石油給湯器の故障としては、修理が必要なものもあります。
火災が最悪の場合には発生することもあるため、ここでご紹介するような故障があれば、業者にすぐに連絡してください。

(黒煙が発生する)
白煙が発生するときは水蒸気であるため問題ありませんが、黒煙が発生するときは不完全燃焼が石油給湯器の中で発生していることがあります。
火災が発生することもあるため、すぐに石油給湯器を使うのを止めてください。

(油や水が漏れている)
石油給湯器から油や水が漏れているときは、灯油配管や給水配管、給湯配管の接続箇所のゆるみや亀裂があるなどの要因が考えられるため、非常にリスクがあります。
また、寒冷地などのときは、真冬日が継続して凍結して配管が破裂して水が漏れることもあります。
水抜き栓がゆるんで水が漏れているときは締めると問題ありませんが、これ以外のときは石油給湯器は精密機械であるため自分では直さないで業者に修理を頼みましょう。

(お湯の温度が安定しない)
お湯が出ているときに急に水が出たり、熱湯が急に出たりするなど、お湯の温度が安定しないときは修理が必要です。
特に、熱湯は火傷するリスクもあるため、業者にすぐに連絡しましょう。

(異音がする)
石油給湯器を使っているときに小さな爆発音がすると、不完全燃焼の可能性があります。
笛のような音やほら貝のような音がするときも注意が必要です。
不具合が石油給湯器の中で発生していることがあります。
特に、爆発音がするときは寿命であるため、すぐに石油給湯器を交換しましょう。

(エラーが表示される)
石油給湯器は使えるが振動を感知して止まったりしたときは、エラーコードがリモコンに表示されることもあります。
エラーコードがリモコンに表示さたときは、石油給湯器の取扱説明書のエラーコードの対処法をチェックして自分でも対処できるのであればトライしてみましょう。
自分で対処ができないときは、エラーコードを業者に伝えて対処を頼んでください。

●石油給湯器の寿命が故障の要因も多い

石油給湯器は、1日に1時間使ったときに7年間~10年間の寿命といわれています。
負荷が点火時にかかるため、点火を頻繫に繰り返すと石油給湯器の寿命が短くなることもあります。
石油給湯器はトラブルが発生こともありますが、電源や水栓に要因があることもあります。
また、石油給湯器のトラブルとしては、基板、リモコン、給水バルブ、配管が要因のことも多くあります。
石油給湯器の寿命が要因のトラブルのときは、火災になるリスクもあるため、すぐに業者に連絡してください。
石油給湯器の修理費用が気になる方へ
■エコキュートの故障事例と修理費用の相場

石油給湯器の修理費用が気になるのであれば、エコキュートについても一度検討してみましょう。
エコキュートは、お湯を沸かすための光熱費が安くなるというメリットがあります。
家庭で使っている給湯器は、一旦設置するといつまでも使えるということではありません。
当然ですが、エコキュートは寿命があるため、必ずいつかは壊れて交換が必要になります。
エコキュートについては、メーカーや機種、使い方などによって違ってきますが、耐用年数は10年間~15年間くらいといわれています。
当然ですが、誤った使い方、自然災害の影響などによっては、この耐用年数より短くなることもあるでしょうが、基本的に10年間くらい経つと交換が必要であると考えておくといいでしょう。
しかし、耐用年数が10年間くらいあるということでも、この10年間にトラブルが全く発生しないということではありません。
エコキュートを使っているときは、耐用年数にまだなっていなくても、お湯が沸かない、頻繫にエラーコードがリモコンに表示されるなどというような故障が発生することも多くあります。
ここでは、エコキュートの故障事例と修理費用の相場についてご紹介します。

●エコキュートの故障事例

エコキュートの故障としても、いろいろなものがあります。
ここでは、エコキュートの故障事例についてご紹介します。

・お湯が沸かない
エコキュートは、大気中の熱エネルギーと電気エネルギーを利用してお湯を沸かす給湯器であるため、お湯が沸かないという故障は致命的でしょう。
エコキュートでお湯が沸かない要因としては、次のようなものがあります。

(凍結している)
基本的に、エコキュートは屋外に設置します。
そのため、冬の寒いシーズンには配管が凍って、お湯が沸かないことがあります。
これは故障ではなく、外気温が高くなってくるとお湯が沸きます。

(浴槽の栓が閉まっていない)
これは、使っている人の単純なミスで故障ではありません。
エコキュートが湯はりをしようとしているにも関わらず水位が高くならないときは、湯はりを自動で止める機能があります。
そのため、湯はりが急に止まったときは、浴槽の栓が閉まっているかチェックしてください。

(断水している)
住んでいるところで断水しているときは、エコキュートが使えないことがあります。
まず、水が出るかチェックして、水が出ないときは断水していることがあります。

(故障している)
このようなチェックを行っても、全く問題ないときはエコキュートの故障の可能性があります。
業者やメーカーなどに相談しましょう。

・水漏れしている
エコキュートを使っているときに水漏れが本体や配管から発生しているのを見ると、エコキュートの故障ではないかと思うでしょう。
しかし、次のようなケースはエコキュートの故障ではありません。

(貯湯タンクからの水漏れ)
エコキュートは、お湯を貯湯タンクに貯めておく給湯器です。
そして、エコキュートがお湯を沸かすときに、貯湯タンクの水漏れのような現象が発生します。
これは、貯湯タンクの中のお湯の温度が高くなって、体積が膨張したときに発生するもので、ほとんど故障ではありません。

(ヒートポンプユニットからの水漏れ)
ヒートポンプユニットは、空気熱交換器が背面にあり、ここの温度が低くなれば外気温との温度差によって結露水が発生します。
ヒートポンプユニットの下部からこの結露水は排水されるため、水漏れが発生しているように見えます。
そのため、故障ではない可能性があります。
水漏れが配管から発生しているときは、注意する必要があります。
傷や穴が配管にあるときなどは、業者にすぐに頼んで修理してもらいましょう。
このときは、止水栓をまず閉めて水漏れを止めてください。
エコキュートは、台所やお風呂などに配管を接続してお湯を供給します。
そのため、水漏れが見えない配管などで発生することもあります。
もし、いつも通りにお湯を使っているにも関わらず水道代が非常に高くなったなどというときは、一度業者に点検してもらいましょう。

・頻繫にエラーコードがリモコンに表示される
エコキュートのリモコンに、頻繁にエラーコードが表示されるときは故障の可能性があるでしょう。
エコキュートによってエラーコードの意味などは違っているため、エコキュートの取扱説明書などでチェックしましょう。
エラーコードを何回消してもすぐにまた表示されるようなときは、業者に連絡しましょう。

●エコキュートの修理費用の相場

エコキュートが故障したときは、やはり修理費用がどの程度になるかが最も気になるでしょう。
当然ですが、故障の症状や個所によって修理費用は違いますが、ここではエコキュートの修理費用の相場についてご紹介します。

・配管の不具合が要因の修理費用
長年使ったエコキュートの配管が経年で劣化して水漏れしているようなときの修理費用の相場としては、一般的に、一部の配管やパッキンを修理するときが1万円~と割合安く修理ができます。
しかし、配管が全面的に劣化しているようなときは、エコキュートも老朽化していることがあるため交換するのがおすすめです。

・貯湯タンクの修理費用
エコキュートにとっては、お湯を貯める貯湯タンクが非常に大切です。
基本的に、普通にエコキュートを使っているのみであれば貯湯タンクが壊れることはありませんが、自然災害の台風や地震、洪水などが発生したときは、エコキュートの貯湯タンクが故障することがあります。
貯湯タンクが故障して修理や交換が必要になったときは、修理費用が30万円くらいと非常に高くなることが多くあります。
そのため、エコキュートを交換するのがおすすめです。

・ヒートポンプユニットの修理費用
ヒートポンプユニットは、電気系統の部品が集まっており、エコキュートの心臓部分ともいえるものです。
エコキュートの故障としては、ヒートポンプユニットが多くあるため注意する必要があります。
ヒートポンプユニットの修理費用については、故障しているのがどの部品かによって大幅に違いますが、一般的に10万円~15万円くらいはかかると考えておく方がいいでしょう。
また、ヒートポンプユニットを設置してから10年間近く経っているときは、故障した部品を修理しても別の部品の故障が次々に発生することが多くあるため、エコキュートを交換する方が安くなるでしょう。

・故障が寿命の要因のときは交換がおすすめ
エコキュートは、いろいろな部品が使われており、耐用年数もそれぞれの部品によって違います。
一般的に、エコキュートは10年間~15年間の寿命といわれていますが、毎日使っていると7年間~8年間で故障する部品も多くあります。
そのため、設置してから7年間くらい経てば、修理が何回も必要になるなどして修理費用が高くなることも多くあります。
そのため、修理費用の見積もりを入手して、10万円をオーバーするときは新しいエコキュートに思い切って交換する方が長期的に見れば安くなることが多くあるでしょう。
修理するか交換するかについては、十分に検討する必要があります。

●エコキュートの故障事例と修理費用の相場のまとめ

ここでは、エコキュートの故障事例と修理費用の相場についてご紹介しました。
エコキュートは、全く問題が無く使えるということでもなく、故障などのために修理する必要があることも多くあります。
また、一般的にエコキュートは10年間~15年間くらいの寿命であるため、7年間くらい使っていると細かな故障が発生することも多くあります。
当然ですが、メーカーの保証期間内の故障のときは無料で修理してくれますが、使っているうちにメンテナンス費用がいくらか必要になることは予定しておく方がいいでしょう。
特に、エコキュートは、10万円以上の修理費用が故障した箇所によってはかかることも多くあります。
そのため、修理を何回もしていると新しいエコキュートに交換する以上に修理費用がかかるようになるため注意しましょう。
エコキュートの工事業者の中には、最新のエコキュートに交換しても工事費用が30万円~40万円くらいになることもあるため、修理するか交換するかで悩んでいるのであれば、このような業者に一度相談してみましょう。
石油給湯器の修理費用が気になる方へ
■まとめ

ここでは、石油給湯器の修理費用が気になる方へ、石油給湯器の修理費用と交換費用の相場、石油給湯器は修理と交換のどちらがおすすめか?石油給湯器の故障の要因と対処法、エコキュートの故障事例と修理費用の相場についてご紹介しました。

石油給湯器の修理費用の相場は、7,000円~17,000円くらいです。

石油給湯器の交換費用の相場は、次のような本体価格と工事費用をトータルしたものです。

追いだき機能無しの石油給湯器の本体価格は、省エネ性能が低いときが6万円~15万円くらい、省エネ性能が高いときが10万円~17万円くらいです。

追いだき機能付きの石油給湯器の本体価格は、省エネ性能が低いときが9万円~20万円くらい、省エネ性能が高いときが13万円~25万円くらいです。

また、石油給湯器の工事費用の相場は、3万円~6万円くらいです。

石油給湯器の修理費用が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
わからないことがあったら
みずほ住設のフリーダイヤルまで
お気軽にご連絡ください!
☎️0120-944-356
info@mizuho-jyusetu.com
http://mizuho-jyusetu.com


PAGE
-TOP