【2024年最新版】日立のエコキュートの特徴【完全版】

2020年12月17日

【2024年最新版に修正済み】
日立のエコキュートの特徴

エコキュートは世界で最初に2001年に登場してから、日本ではエコキュートの市場に電機メーカーの多くが参入して、性能をアップするために注力してきました。
そのため、メーカーが多くあるためどこのエコキュートがいいかわからいということで悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、日立のエコキュートの特徴についてご紹介します。

ナイアガラタフネスは高い硬度の井戸水や水道水に幅広く対応
日立のエコキュートのナイアガラタフネスは、熱源としてタンクのお湯を繰り返し使うオリジナルの構造を採用することによって、配管詰まりの要因になるカルシウムなどの流入を少なくします。
水質基準に適合した、200mg/L以下の硬度、60mg/L以下の遊離炭酸水を使ってください。
ここでは、水道直圧給湯フルオート標準タンクのBHP-FV37WDBHP-FV46WDの特長についてご紹介します。

●水道直圧給湯
水道直圧給湯を全ての給湯に採用して、約1/30にタンクの水の入れ替え量を低減しました。
堆積物(スケール)のカルシウムなどの配管詰まりに対して強いものです。
日立の減圧弁方式フルオートBHP-F46WUとナイアガラ タフネスのBHP-FW46WDとのタンクの水の入れ替え量の比較についてご紹介します。

BHP-F46WUは、最大約15Lの膨張水分にプラスして、タンクの湯をシャワー・蛇口・ふろの湯はりに全て使うため、最大で460Lのタンク全量の水の入れ替えが発生します。
一方、BHP-FW46WDは、タンクの水を沸き上げるときに最大約15Lの入れ替えが膨張水分として発生します。
膨張水の試算条件としては、460Lのタンク全量の水を9℃から85℃に沸き上げたときです。
エコキュートを高い硬度の水質で使うときは、堆積物(スケール)のカルシウムなどがお湯を沸き上げするときの温度で発生することがあります。
堆積物(スケール)が溜まるとヒートポンプの中の水を加熱する配管などが詰まって、使えなくなることがあります。
そのため、エコキュートを買うときは、使う水質に適した機種を選択してください。
堆積物(スケール)の溜まる量は、使用環境や水質によって違います。

●腐食に対して強い
樹脂製継ぎ手とステンレス配管の採用によって、腐食に対して強い給湯配管を実現しました。
なお、プレート式給湯熱交換器は除きます。
プレート式給湯熱交換器は、使う材質や条件によっては水漏れが腐食によって発生し、交換が短期間で必要になることがあります。

●5年間の無償保証期間を実現
ナイアガラタフネスは、高い硬度の水質に対応しているため5年間の無償保証期間を実現しました。
なお、プレート式給湯熱交換器は除きます。
プレート式給湯熱交換器は、使う水質や条件によっては水漏れが腐食によって発生し、交換が短期間で必要になることがあります。

5年間の無償保証期間の対象機種としては、BHP-FW46WD、BHP-FW46WDE、BHP-FW37WD、BHP-FW37WDE、BHP-FW46WDK、BHP-FW37WDKになります。
配管の詰まりや水漏れなどのトラブルに対して、貯湯ユニット、ヒートポンプユニット、リモコンが保証されます。
ユーザー登録が、5年間の無償保証のためには必要です。
リモコン以外のふろ循環アダプター、脚カバーなどの別売品、現地での配管工事部材は、5年間の無償保証の対象外です。
ナイアガラタフネス以外の機種は、本体1年間、冷媒回路3年間、タンク(缶体)5年間の無償保証期間です。

■日立オリジナルの水道直圧給湯でパワフルシャワー
例えば、浴室のシャワーや台所の蛇口などの2箇所で同時に出湯しても、500kPaの給水元圧のときは、日立の減圧弁方式に比較して、約1.6倍のお湯の量、約2.9倍のお湯の圧力になります。
ここでは、水道直圧給湯フルオート標準タンクのBHP-FV37WD、BHP-FV46WDの特徴についてご紹介します。
3階でも、シャワーだけでなく湯はりもできます。
高い給湯圧力が要求される多機能シャワーヘッドが使えます。
20Aの配管径、5mの直管、1階での使用、80℃のタンク湯温、5℃の水温、42℃の給湯温度のときの2箇所同時出湯の目安としては、次のようになります。

・日立の減圧弁方式(170kPaのタンク圧)
シャワーの流量は約7L~10L/分、蛇口の流量は約5L/分、トータルの流量は約12L~15L/分です。
・水道直圧給湯(500kPaの給水元圧)
シャワーの流量は約12L~16L/分、蛇口の流量は約5L/分、トータルの流量は約17L~21L/分です。
混合水栓や現地の配管施工上の条件、タンク湯温やシャワーなどの使用状況などによって、流量が変わることがあります。
なお、詳細についてはhttp://www.steaming-cook.com/を確認してください。
BHP-FW37WD、BHP-FW46WDは、湯はり時を除きます。
水道直圧給湯のときは、300kPa以上の給水元圧がおすすめです。
井戸水で使うときは、直圧給湯が加圧給水ポンプの運転圧力になります。

●水道直圧給湯はそのまま飲める
直圧給湯配管と直圧給水配管には汚れにくく腐食に対して強いステンレスを採用し、給水した水をプレート式熱交換器を使って瞬間的に沸かすため、ほとんどそのままの水質で給湯することができます。
なお、ふろのたし湯、湯はりを除きます。

●調理や飲用についての注意
飲料水として水道法で決まった水質基準に適合した、200mg/L 以下の硬度、60mg/L以下の遊離炭酸の水を必ず使ってください。
外出や朝一番などで長時間使っていなかったときは、お湯が出てくるまでの配管の中に貯まっている水は調理用や飲用には使わないで雑用水として使ってください。
変色や固形物、異臭、濁りがあったときは、飲用しないで、すぐに工事店あるいは販売店に点検を頼んでください。
また、必要によって水質検査を専門の水質検査機関などに頼んでください。

●水道直圧給湯は手軽に「50℃洗い」の食材の調理ができる
水道直圧給湯は、給水した水の水質をそのままほとんど給湯することができるため、シャキッとした食感に生野菜がなるという「50℃洗い」の調理が手軽にできます。

■お湯が冷めにくく高い断熱性があるウレタンフォームの貯湯ユニット
貯湯ユニットは、ウレタン発泡充てん断熱構造です。
発売は2014年10月20日で、国内の家庭用エコキュートの貯湯ユニットで最初にウレタン発泡充てん断熱構造を採用しました。
ここでは、水道直圧給湯フルオート標準タンクのBHP-FV37WD、BHP-FV46WDの特徴についてご紹介します。
・高い断熱性があるウレタンク
ウレタンフォームは、発泡スチロール保温材に比較して優れた断熱性能があります。
・隙間がないウレタンク
ウレタンフォームが、貯湯ユニットのタンクの周りに隙間なく充填されています。
・ウレタンクはお湯が冷めにくい
ウレタンクは、高い断熱性があることと隙間がないことによってお湯が冷めにくくなっています。
そのため、2017年度省エネ基準を達成しています。
年間給湯保温効率(JIS)は、貯湯容量370LのBHP-FV37WDが3.4、貯湯容量460LのBHP-FV46WDが3.4です。
年間給湯保温効率(JIS)は、JIS C 9220に基づいて計算した値で、運転モードの設定や地域、使用状況などによって違います。

●ウレタンクで耐震性の高い耐震クラスS
ウレタンフォームをタンク内脚、脚受け部を含めて充てんすることによって、高い剛性がある貯湯ユニットとして、耐震クラスSに対応しています。
さらに、施工性がいい3本脚です。
耐震クラスSの対象は、370L、460Lの貯湯ユニットです。
560Lの貯湯ユニットは耐震クラスA対応、フルオート薄型タンク370L、460Lは耐震クラスB対応です。
設計用水平震度(KH)は、一般財団法人日本建築センターの建築設備耐震設計・施工指針における「局部震度法による建築設備機器の設計用標準震度」において次のように決まっています。
なお、試験条件としては、工事説明書に書いてある固定方法で満水の機器を固定し、重心位置を連続的に弱軸方向に次のような設計用水平震度(KH)の相当荷重を加えたときに耐えることです。
・耐震クラスS(病院・学校・避難所など)
地上階設置のときは1.0G、2階以上設置のときは2.0G
・耐震クラスA(官庁施設)
地上階設置のときは0.6G、2階以上設置のときは1.5G
・耐震クラスB(一般住宅)
地上階設置のときは0.4G、2階以上設置のときは1.0G
なお、2階以上に設置するときは、別売品の上部固定金具の取り付けが必要です。

●非常時の災害や断水などには生活用水として貯湯ユニットのお湯(水)を使用
なお、最高約90℃の熱湯が取水ホースからは出ることがあるため、やけどしないように注意してください。
また、飲用には使えません。
日立のエコキュートの特徴
■清潔にふろ追いだき配管を保つステンレス・クリーン自動洗浄システム
全てのふろ追いだき配管には、汚れにくくて腐食に強いステンレスを採用しています。
さらに、追いだき配管を浴そう排水時に自動洗浄することによって清潔に配管内を保ちます。
ここでは、水道直圧給湯フルオート標準タンクのBHP-FV37WD、BHP-FV46WDの特徴についてご紹介します。
ステンレスの風呂追いだき配管に風呂追いだき配管自動洗浄機能をプラスしています。
水道水を5年間使ったステンレス配管と銅配管を比較してみると、銅配管は内部が変色していますが、ステンレス配管は変色がありません。
なお、環境や使用頻度によって状態は違ってきます。

●いろいろな入浴剤が使える
なお、にごりタイプの入浴剤は使えません。
使える入浴剤の推奨品の例としては、次のようなものがあります。
・花王(株)のバブ
・(株)バスクリンのバスクリン、きき湯
・アース製薬(株)のバスロマン
ここでは、入浴剤を日立のエコキュートで使うときに注意することについてご紹介します。
日立の推奨品と入浴剤のシリーズが同じでも、乳白色系にお湯に溶かしたときににごるタイプは、循環口のフィルター部分などに配管内の湯あかなどに付いたにごり成分が付いて、目詰まりすることによって誤作動することがあるため使えません。
また、推奨品ではないシリカパウダーや発泡するタイプ、硫黄、アルカリ、酸、塩分が含まれているもの、とろみ系やお湯のにごるタイプ、葉・茎などの固形の生薬などのように溶けないで固形物が残るタイプの入浴剤は、トラブルの要因になるため使わないでください。
いくつかの入浴剤を混ぜて使わないでください。
使うときは、入浴剤の使用説明書を十分に読んでください。
必ず自動配管洗浄を「入」にして使ってください。
従来のステンレス・クリーン自動洗浄システムを搭載している機種も、入浴剤が同じような条件で使えます。
なお、発泡しない中性の透明タイプだけの入浴剤が、ステンレス・クリーン自動洗浄システムを搭載していない機種は使えます。
先にご紹介した推奨品の入浴剤の中では、バスクリンと透明タイプのバスロマンが使えます。
詳細については、https://kadenfan.hitachi.co.jp/kyutou/nyuyokuzai/を確認してください。

●お手入れが汚れガードパネルでラクラク
貯湯ユニットの外板には、汚れが落ちやすく付きにくい親水性のコーティングを行なっているため簡単にお手入れができます。
コーティングなしの外板は、水滴と外板表面の汚れが一緒に流れて、汚れのスジができます。
一方、汚れガードパネルの外板は、外板表面の親水性塗膜によって水滴が馴染んで、汚れの下に入り込むことによって汚れが洗い流されます。
なお、汚れの状態は設置する環境によって違います。

■学習機能やセンサーの検知による効率的なインテリジェント制御

●おまかせ小世帯などの学習機能でかしこく沸き上げ湯量を調整
ここでは、水道直圧給湯フルオート標準タンクのBHP-FV37WD、BHP-FV46WDの特徴についてご紹介します。
おまかせ節約は、過去1週間の平均の使用湯量を目安にお湯の量を沸き上げます。
おまかせ小世帯は、過去1週間の平均の使用湯量を目安にさらにおまかせ節約よりもお湯の量を75L少なく沸き上げるため、小世帯向けのものです。
おまかせ多めは、過去1週間の最も多い使用湯量を目安にお湯の量を沸き上げます。
来客時満タン沸き上げは、来客時の前の日に設定を変えることによってタンクの容量満タンに沸き上げます。
不在時沸き上げ停止は、不在に旅行などでなるときに前もって沸き上げを停止します。

●節約サポート機能
節約をサポートするために、使用実績や使用湯量に応じた設定などを知らせます。
・使用湯量目安
画面を表示した時刻までのお湯の使用実績を、週平均と昨日で比較できます。
また、昨日の同じ時刻以降の使用湯量とタンクのお湯の残湯量の比較もできます。
表示されている使用湯量などは、例えば42℃の設定温度に換算しているため、実際とは違うことがあるため目安として考えてください。

・おすすめ設定
お湯の過去の使用実績を学習して、お湯のおすすめの「沸き上げ設定」をお知らせするものです。
「沸き上げ設定」を表示画面で変えることもできます。
「おまかせ 多め」に「おまかせ 節約」から変えたときは、効率が下がって節約できないことがあります。
・おすすめ設定シャワーアラーム
浴室のシャワーや台所の蛇口などでお湯を使ったときに、前もって設定した連続使用時間をオーバーすると、アラームを3段階でお知らせするものです。

・省エネ保温
お湯の温度低下時間などを、センサーで浴そうのお湯の温度を検知して学習します。
検知する回数を自動保温に比較して少なくすることによって、ふろ保温時に省エネが最大約35%図れます。
条件としては、日立の試験室にて、ふろフタ有り、7℃の外気温、75℃のタンク湯温、180Lの浴そう湯量、42℃の設定温度。13Aのふろ配管呼径、10mの架橋ポリエチレン管、10mmの断熱材、保温性能として2時間当たりに約1℃の温度低下の高断熱浴そうを使ったときです。
ふろ湯はりが終わった後に120分保温したときの比較です。
省エネ保温時は1,600kJ、自動保温時は2,460kJです。
省エネ効果は、浴室環境や浴そうの断熱性能などによって違います。

・入浴検知追いだき
入浴検知追いだきは、入浴を検知すると素早く追いだきします。
画面に表示した時刻までのお湯の使用実績を、週平均と昨日と比較できます。
また、昨日の同じ時刻以降の使用湯量とタンクのお湯の残湯量の比較もできます。

・沸き増し節約
お湯の前の日までの7日間の使用状況を学習し、「湯切れ防止」による沸き上げを深夜時間帯以外は可能な限り行わないようにして、節約するものです。
お湯の使用量が多いときは、沸き増しを昼間も行うことがあります。

■操作もわかりやすい大きな表示の大型液晶リモコン
ここでは、水道直圧給湯フルオート標準タンクのBHP-FV37WD、BHP-FV46WDの大型液晶リモコンの特徴についてご紹介します。

●ふろリモコン
・ バックライト付き大型液晶画面
給湯温度や現在時刻などは大きくて見やすくなっています。
また、保温、湯張り、シャワーなど、アニメーションによって現在の運転状態をわかりやすく表示します。

・浴室優先
ふろリモコンの設定を優先させ、給湯温度の変更を台所リモコンでできないようにします。

・ふろ自動
設定した湯量・温度に自動で湯はりします。

・追いだき
設定した温度に追いだきします。

・高温さし湯
約60℃の約20Lのお湯を浴そうに入れます。

・タンク沸き増し
タンクのお湯を沸き増しします。

・さし水
約15Lの水を浴そうに入れます。

・ たし湯
約20Lの風呂湯はり温度のお湯を浴そうに入れます。

・台所リモコンと通話
通話がハンズフリーで同時にできるため、コミュニケーションが取りやすくなります。

・節約サポート
省エネ保温や節約サポート機能などのメニューを表示します。

・おしえて
湯量、保温時間、浴室優先など、画面で設定状態の一覧を表示し、音声で内容を読み上げます。

・ふろリモコン扉
使用頻度の低いボタンは、扉内に配置しました。

●台所リモコン
・ バックライト付き大型液晶画面
給湯温度や現在時刻などは大きくて見やすくなっています。
また、保温、湯張り、シャワーなど、アニメーションによって現在の運転状態をわかりやすく表示します。

・ふろ自動
設定した湯量・温度に自動で湯はりします。

・タンク沸き増し
タンクのお湯沸き増しします。

・台所リモコン扉
使用頻度の低いボタンは、扉内に配置しました。

・追いだき
設定した温度に追いだきします。

・ふろリモコンと通話
通話がハンズフリーで同時にできるため、コミュニケーションが取りやすくなります。

・節約サポート
省エネ保温や節約サポート機能などのメニューを表示します。

・おしえて
湯量、保温時間、浴室優先など、画面で設定状態の一覧を表示し、音声で内容を読み上げます。
ボタン操作を約1分以上行わないと、バックライトが自動的に消えます。
バックライトは、ボタンを再度押すことによって点灯します。
別売のサブリモコンのBER-W1FSが、1箇所だけ取り付けられます。
しかし、インターホン機能はなく、浴室には取り付けできません。

■手動でリモコンで設定でき、蓄エネにも対応した太陽光発電利用沸き上げ

●自宅の太陽光発電の余剰電力を使ってお湯を昼間に沸かせる
HEMSを導入していない家庭でも、手動のリモコン操作によって、昼間にお湯を好みの設定で沸かせます。
ここでは、水道直圧給湯フルオート標準タンクのBHP-FV37WD、BHP-FV46WDの特徴についてご紹介します。
・沸き増しを天気予報を確認して予約
次の日の天気予報を確認して、沸き上げ時間を次の日の昼間に設定できます。
発電量や季節に応じた設定もできます。
最大4時間まで昼間の沸き上げの時間が設定できますが、当日の使用湯量が沸き上がったときに停止します。

・沸き増し設定が当日でもできる
天気予報の雨天などが外れて晴天になったときや、設定を前の日に忘れたときでも沸き増し設定が当日にできます。
天気予報が外れたときや、エコキュートの消費電力より太陽光発電電力量が少ないときは余剰電力が足りなくなって、沸き上げを電力会社からの電気で行うことがあります。
このときは、沸き上げを昼間の電気料金で行うため、電気料金が高くなることがあります。
湯量が十分にあるときは、沸きましを昼間に行わないことがあります。

●ECHONET Liteの通信規格に準拠し、ZEHとHEMSに対応(フルオート薄型タンクを除く)
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)への対応やHEMS機器からの遠隔操作ができ、新しい快適でより便利なライフスタイルが身近になります。

別売品のHEMS接続用アダプター(希望小売価格35,000円(税別)のBH-HEMS-S)が、HEMSに接続するときは必要です。
HEMS機器によって、日立のエコキュートと接続の可否と適用になる機能は違います。
詳細については、HEMSメーカーのホームページなどでチェックしてください。
HEMSというのは、ネットワークで家庭内の機器を繋いで、エネルギーの有効利用が目的のシステムです。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)というのは、大幅に住宅の断熱性能などをアップさせると同時に、効率の高い設備システムを導入することによって、室内環境のレベルを保ちながら省エネルギーを大幅に実現した上で、年間の一次エネルギー消費量の収支が再生可能エネルギーを導入することによってゼロにすることを目指した住宅です。

日立のエコキュートの特徴

■おふろにすぐに入りたいときに便利な高速湯はり
リモコンで選べる高速湯はりモードは、2系統にふろ湯はり回路をすることによって、180Lの浴そう湯量で約7分30秒の湯はり時間で、標準湯はりモードに対して湯はりが約1.6倍の速さになります。
ここでは、水道直圧給湯フルオート標準タンクのBHP-FV37WD、BHP-FV46WDの特徴についてご紹介します。

●ナイアガラ出湯タイプの湯はり時間の比較
ここでは、ナイアガラ出湯タイプの湯はり時間の比較についてご紹介します。
・標準湯はり
標準タンク(高効率)は約12分、標準タンク(高硬度水道水・井戸水対応)・標準タンク(高硬度水道水・井戸水対応寒冷地仕様)は約15分、標準タンク・標準タンク(寒冷地仕様)は約12分です。

・高速湯はり
標準タンク(高効率)は約7分30秒、標準タンク(高硬度水道水・井戸水対応)・標準タンク(高硬度水道水・井戸水対応寒冷地仕様)は約13分30秒、標準タンク・標準タンク(寒冷地仕様)は約9分30秒です。
試験条件としては、内径15mmの配管、5mの直管、300kPaの給水元圧、80℃のタンク湯温、17℃の水温、40℃の湯はり温度、180Lの浴そう湯量です。
湯はり時間は、設置条件によって変わることがあります。
標準タンク(高効率)の高速湯はりのときの配管は、内径15mm以上のものを使ってください。
高速湯はりを選択したときに残り湯があるときは、湯量が多くなることがあります。
標準タンク(高効率)の高速湯はりを選択したときにタンクのお湯が多くないときは、標準湯はりに変わります。

●冷めたお湯も素早く設定温度に追いだき
らせん状の大きな熱伝達面積の追いだき熱交換器や、速い流速のふろ循環ポンプを採用することによって、30℃に冷めた180Lのお湯を約7分30秒で40℃に追いだきできます。
条件としては、85℃のタンク湯温、180Lの浴そう湯量、高速追いだきを選択、ふろフタ有り、高断熱浴そうを使ったときです。
タンク湯温などによっては、時間が追いだきにかかることがあります。
水や前の日の残り湯からの沸かし直しは、効率が悪くなって消費電力が多くなることがあります。
また、タンク内の湯温が下がって湯切れの要因になるため注意してください。
水温が低いときは、湯はりを新しく行う方が効率が良くなります。

■はじける気泡と噴流が心地よい快泡浴
快泡浴を使うときは、別売品の快泡浴用ふろ循環アダプター配管キットを必ず使ってください。
別売品のふろ循環アダプター以外は使わないでください。
はじける気泡と吹き出す噴流で心地よく入浴できます。
ここでは、水道直圧給湯フルオート標準タンクのBHP-FV37WD、BHP-FV46WDの特徴についてご紹介します。

●簡単にふろリモコンの専用ボタンで操作
ふろ往き回路を絞って流速をアップし、空気を取り入れて、気泡とお湯を吹き出します。
快泡浴は、別売品の快泡浴用ふろ循環アダプター配管キットを使わないとできません。
段付浴そうには取り付けできないことがあります。
取付条件については、カタログの31ページをチェックして下さい。
浴そうまでの配管が長いときは、気泡と噴流が少なくなります。
10分間使うと、約1.5円(税込)の電気代がかかります。
電力料金の目安は、公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会新電力料金目安単価の2024年5月現在の31円/kWh(税込)を使って計算しています。

●湯上がり後も湯冷めしにくい快泡浴
湯上がり20分後の皮膚表面温度を、快泡浴あり、なしで比較しました。
約38℃の浴そう温度、約25℃の室内温度で、6名の成人男性、5名の成人女性に快泡浴あり、なしで、10分間それぞれ入浴してもらって、サーモビュアーで湯上がり20分後の皮膚表面温度を計りました。
皮膚表面温度が快泡浴ありのときはなしに比較して高く、湯冷めしにくいことがわかりました。
効果は条件や使用環境によって違います。
また、個人によって効果は違います。

まとめ
ここでは、日立のエコキュートの特徴として、ナイアガラタフネスは高い硬度の井戸水や水道水に幅広く対応、 日立オリジナルの水道直圧給湯でパワフルシャワー、お湯が冷めにくく高い断熱性があるウレタンフォームの貯湯ユニット、清潔にふろ追いだき配管を保つステンレス・クリーン自動洗浄システム、学習機能やセンサーの検知による効率的なインテリジェント制御、操作もわかりやすい大きな表示の大型液晶リモコン、手動でリモコンで設定でき、蓄エネにも対応した太陽光発電利用沸き上げ、おふろにすぐに入りたいときに便利な高速湯はり、はじける気泡と噴流が心地よい快泡浴についてご紹介しました。
日立のエコキュートを検討するときは、ぜひ参考にしてください。

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