ガス給湯器の異音が気になる方へ

2021年8月25日

ガス給湯器の異音が気になる方へ
ガス給湯器を使うときは、ガスを燃やすために燃焼音が発生します。
しかし、燃焼音ではなくガス給湯器から異音がすることもあります。

ここでは、ガス給湯器の異音が気になる方へ、ガス給湯器の異音の要因と処置法、ガス給湯器の異音の対処法、ガス給湯器とエコキュートはどちらがお得か?についてご紹介します。
ガス給湯器の異音が気になる方へ
■ガス給湯器の異音の要因と処置法

ガス給湯器は、内蔵されている機能部品が働くと何らかの作動音が基本的にあります。
お湯をお風呂や台所で使うと音がするということでも、全ての異音が危ないということではありません。
それぞれの機能部品が働くときの作動音は、普通はガス給湯器の性能を発揮するための正常なものですが、ガス給湯器を使い始めてから10年間近く経つと異音がすることもあります。
また、音ということでも、聞こえ方は個人によって違ってきます。
おかしいと思えば業者にすぐに相談することが大切です。
ここでは、ガス給湯器の異音の要因と処置法についてご紹介します。

●ガス給湯器の注意が必要な異音

ここでは、ガス給湯器の注意が必要な異音についてご紹介します。

・ピー、ピーッという異音
ガス給湯器を使っているときには、笛や汽笛のようなピー、ピーッという音がすることがあるでしょう。
この音は、異常が燃焼状態に発生している、ファンモーターの不具合が発生している、ガスと空気がアンバランスになっているときのものです。
この要因としてはガス給湯器の部品の経年劣化の可能性が大きいため、異常音が続くときは点検を業者に頼みましょう。
しかし、一時的に燃焼器が空気過剰になって、ピーッという音がするときがあります。
音が一時的で毎回のように続かないときは、ガス給湯器のトラブルの可能性は小さいと考えられます。

・ボンッという異音
ガス給湯器の爆発のようなボンッという音は、 爆発的な着火が部品の経年劣化などで発生しているときのものです。
また、音がした後に排気口から黒煙が出たりガスの臭いがしたりするときは、不完全燃焼が発生している可能性が非常に大きいため、ガス給湯器を使うのを止めて、すぐに業者に連絡してください。
ボンッという音は、人の生命に関係する非常にリスクがある状態です。

・キーンという異音
水栓を閉めた後に金属音のようなキーンという配管から聞こえる音は、水栓を急に閉めたことによって配管の中で圧力の急激な変化があったために発生したものです。
一般的に、水撃作用やウォーターハンマーといわれており、影響がガス給湯器のセンサー類にあるのみでなく、水道管が壊れることがあるため、業者に早めに相談してください。
水撃作用を軽くする方法としては、ゆっくりと水栓を閉めることがおすすめですが、これ以外にも水道圧を弱くするために水道元栓を全開にしない方法もあります。

・ゴーッという異音
ゴーッという音がガス給湯器でするときは、排気口から強風などによってゴミなどが侵入していることがあります。
ゴミなどが侵入すると、給排気が十分にできなくてガス給湯器の能力がダウンする要因になります。
また、不完全燃焼がガス給湯器で発生することがあるため、すぐに業者に相談してください。

●ガス給湯器の正常な音

ここでは、ガス給湯器の正常な音についてご紹介します。

・ブーンという音
ガス給湯器のブーンという音は、ファンモーターが回っているもので、給湯を始めると出ます。
ファンモーターは、ガス給湯器の運転が停まった後も一定時間回って、だんだん停まるようになっています。
ブーンという音は、ガス給湯器のメーカーがホームページなどのQ&Aで紹介している代表的な一つの正常な音です。

・ピヨピヨという音
ガス給湯器のピヨピヨという音は、ガス給湯器の電源がONの状態のときの作動音です。
ピヨピヨという音は、意識して日常では聞くことはないでしょうが、正常なものです。

・ブオーン、ウーン、グワンという音
ガス給湯器のブオーン、ウーン、グワンという音は、ガス給湯器の循環ポンプが回るときのものです。
何かの振動音のように浴槽の周りから聞こえるため、違和感がありますが、ブオーン、ウーン、グワンという音は、ガス給湯器のメーカーがホームページなどのQ&Aで紹介している代表的な一つの正常な音です。
特に、厳しい冷え込みの冬の日は、循環ポンプがガス給湯器本体とふろ配管の凍結を防ぐためために運転するため音がします。
この音が気になるときは、お湯や水をふろ循環アダプターから5cm以上高くなるように入れておくと音が小さくなります。
これ以外に、凍結防止ヒーターがガス給湯器の凍結を防ぐために作動します。
凍結防止ヒーターが作動すると、ブオーン、ウーン、グワンという音が循環ポンプの回る音と同じようにありますが、正常な音です。

・クックックーという音
ガス給湯器のクックックーという音は、給湯栓を開けたり閉めたりするときにあります。
ガス給湯器のファンモーターが、早くお湯の温度を安定させるために作動している音で、正常なものです。

・ジュージューという音
ガス給湯器のジュージューという音は、ガス給湯器で燃焼したガスに含まれている水分がガス給湯器で結露して、高温部分に結露水が触れたときの音で、正常なものです。

●ガス給湯器から異音がするときのチェックポイント

ここでは、ガス給湯器から異音がするときのチェックポイントについてご紹介します。

・ガスの臭いがするか?
点火するときに爆発的な音がした後は、ガス給湯器のガス栓を閉めて電源を切って、十分に換気するために窓を開けます。
なお、漏れたガスに着火することがあるため、換気扇は絶対に入切を行わないでください。
ガスの臭いがするときは、ガス漏れがガス給湯器で発生するとともに、不完全燃焼が発生していることがあります。
一酸化炭素中毒のリスクがある、ガス給湯器そのものが爆発するリスクがあるなどについては、最も注意する必要があります。

・排気口・排気管・排気筒をチェックする
ガス給湯器のゴーッという音がするときは、異物でガス給湯器の給排気口が塞がれている、ガス給湯器の熱交換器が詰まっているなどの可能性があります。
異物などで排気口が塞がれていないかをチェックしましょう。
症状が異物を除去しても変わらないときは、早めに業者に相談してください。
また、不完全燃焼が発生している可能性もあるため、非常にリスクがあることを把握しておく必要があります。

・エラーコードがリモコンに表示されているか?
ガス給湯器の異音があるときは、エラーコードがガス給湯器のリモコンに表示されていないがチェックしましょう。
エラーコードが表示されているときは、何らかの不具合がガス給湯器で発生して、リモコンの数字でこの要因などを知らせしています。
ガス給湯器のメーカーのホームページや取扱説明書などで紹介されているエラーコードの内容によって処置してください。

・正常な音か異音かを見極める
ガス給湯器の音が正常か、異音かを見極めるのは非常に困難です。
ガス給湯器の異音がするときは、正常な音か異音かを見極めるのでなく、音がするところやより状況を正しく掴んでおくことが最も早期に解決する上で大切です。
掴んでおく必要がある事項としては、次のようなものがあります。

(異音がするところ)
ガス給湯器のどこで異音がするか
異音が部屋の中でもするか
異音がお風呂の中でもするか
ガス給湯器から離れていても異音がするか

(異音がするタイミング)
ガス給湯器が運転を始めるとき
ガス給湯器が運転を停めた後
ガス給湯器が運転しているとき
ガス給湯器自体が振動しているとき
お湯はりするとき
追いだきするとき
暖房を運転するとき
同時に給湯と暖房を使ったとき

(異音の状態)
異音の強弱
低い音や高い音などどのような異音がするか
このような事項を可能な限り正しくつかんで、業者のスタッフに伝えてください。
ガス給湯器の音は、正常なものか異常なものかを見極めるのは非常に困難です。
実際にはガス給湯器の音ではなく、エアコンの室外機の共鳴音などのときも多くあります。
音の感じ方は個人によって違っているため、異音と思ったらガス給湯器のトラブルの前兆であると考えて、業者に早めに相談することが大切です。
ガス給湯器はトラブルが発生していても運転することが多くあり、異音が続くとガス事故に最悪のときは繋がることもあるため、すぐに業者に相談しましょう。
ガス給湯器の異音が気になる方へ
■ガス給湯器の異音の対処法

ガス給湯器はガスを使うため、普通はガスの燃焼音などが発生します。
しかし、普通とは違うような音がしたり、はっきりと異音がしたりするときは、リスクがある状態になっていることがあります。
ここでは、ガス給湯器の異音の対処法についてご紹介します。

●基本的にガス給湯器は音がする

ガス給湯器の異音はよくありませんが、基本的にガス給湯器は音がするということを把握しておきましょう。
ガス給湯器の異音がリスクがあると思えば、普通に運転するときの正常な音でもリスクがあると思うでしょう。
しかし、ガス給湯器の全ての音がリスクがあるということではありません。
例えば、ボッという音がガス給湯器が点火するときにあります。
この音は、ガス給湯器の中に溜まっているガスに点火することによって発生するものですが、よほど大きなものでなければ、トラブルではありません。
お湯が流れる音やガスが燃焼する音などもあります。
水量を調整するためのモーターが、ガス給湯器には搭載されています。
このモーターが回るときにも音がします。
正常にガス給湯器が運転しているときに、どのような音がするかをチェックしておきましょう。

●ガス給湯器の異音とは?

では、ガス給湯器の異音とはどのようなものでしょうか?
ガス給湯器の異音としては、次のようなものがあります。

・小さい爆発音

・ピーという笛のような音

・キーンという共鳴音

・今までにないような音

このような音がガス給湯器ですれば注意が必要です。
小さい爆発音は、不完全燃焼が発生していることがあります。
ピーという笛のような音は、トラブルがファンモーターに発生していることがあるため、部品を交換する必要があります。
キーンという共鳴音は、配管が破裂する可能性がある、ウォーターハンマーというものです。
今までにないような音が発生していることが、いずれにも共通しています。
正常にガス給湯器が運転していたときにはない音であるため、気になる音が急にあればトラブルの前兆であると考えてください。

●ガス給湯器の異音がするときのチェックポイント

では、ガス給湯器の異音がするときはどうすればいいのでしょうか?
まず、どのような音かをチェックして、ガス給湯器の電源を切ってください。
どのようなリスクがあるかわからないため、ガス給湯器を使うのを止めてください。
次に、ガスの臭いがしないか、ガス漏れが発生していないかをチェックしてください。
ガスの臭いがすれば、換気するために窓を開けましょう。
このときには、換気扇を使わないように注意してください。
換気扇のモーターや配線などから、ガスに着火することがあります。
ガスの臭いがすれば、すぐに業者に連絡してください。
ガスの臭いがしたときは、ガス給湯器の取扱説明書をチェックしましょう。
取扱説明書には、ガス給湯器のトラブルがあるときの対処法が記載されています。
当てはまる項目がもしないときは、ガス給湯器のメーカーの相談窓口などに電話を掛けて問い合わせしてください。

●ガス給湯器の異音があるまま使っても問題ないか?

異音があっても、ガス給湯器はしばらくは使うことができます。
ガス給湯器が使えないとお風呂に入れないため、異音をそのままにしてつい使い続けようとしがちですが、絶対にこれは止めてください。
安全装置がガス給湯器には付いているため、リスクを検知すると自動的に停まります。
そのため、ガス給湯器が停まらないうちは使えると考えるかもしれませんが、100%安全装置も働くということではありません。
安全装置が働かないで大事故になったケースも実際にあります。
また、安全装置によってガス給湯器が停まったときは、修理を業者に頼むようになります。
そのため、お風呂が使えなくなるため、面倒なことを後回しにしているのみになります。
異音があるというのは明らかに良くない状態がガス給湯器のどこかで発生している状態で、トラブルが発生する前兆であるため、使うのを止めて業者に連絡してください。
ガス給湯器は、安全性がチェックできるまでは絶対に使わないようにしましょう。

●異音と同時にガス給湯器からガスの臭いがするときは注意する

ガスの臭いがするときは、非常にリスクがあるガス漏れか不完全燃焼のいずれかが考えられます。
不完全燃焼は、一酸化炭素中毒のリスクがあります。
一方、ガス漏れは爆発が電気機器などによって発生するリスクがあります。
異音と同時にガスの臭いがあるときは、相当リスクがある状態であることを把握しておきましょう。
このような状態でガス給湯器を使い続けるのは、当然ですが止めてください。
すぐに業者に連絡して修理してもらいましょう。
修理が終わるまでは、ガス給湯器を絶対に使わないようにしてください。
また、室内であれば換気をすぐに行いましょう。

●ガス給湯器の修理・交換を考えるときのポイント

ガス給湯器は異音がするときには修理するようになりますが、交換を考える方がいいこともあります。
ここでは、ガス給湯器の修理・交換を考えるときのポイントについてご紹介します。

・修理と交換の判断方法
ガス給湯器はガスを燃焼するため、長く使っていればトラブルがいろいろ発生します。
そのため、一般的にガス給湯器の寿命は10年間くらいであるといわれています。
10年間くらい経って異音がするときは、修理をしても、また他のところでトラブルが発生することがあります。
また、修理したくても、サービス部品の在庫がすでに無くなっていることがあります。
そのため、業者にもガス給湯器の交換をすすめられるでしょう。
8年間~10年間くらいを目安の一つとして、異音がこれ以降にあるときはガス給湯器の交換を考えましょう。

・修理するときに注意すること
修理するときは、業者にすぐに連絡してください。
異音があれば、ガス給湯器を使うのを止める必要があります。
生活するときに不便であるため、ついガス給湯器を使うでしょう。
しかし、ガス給湯器を異音がしたままで使うのは、人命にも関係するリスクがある状態です。
すぐに業者にガス給湯器をチェックしてもらって、修理を必要であれば頼みましょう。
ガス給湯器を交換するときは、時間がかかることもあるため注意してください。

●ガス給湯器の異音の対処法のまとめ

ここでは、ガス給湯器の異音の対処法についてご紹介しました。
ガス給湯器は異音がしてもお湯がきちんと沸くため、気になるが対処しなくてもいいのではないかとそのままにされがちです。
しかし、ガス給湯器の異音をそのままにしておくと、非常にリスクがあります。
ガス給湯器の音がするときは、次のように対処しましょう。

・正常な音かトラブルの前兆かを見極める

・ガスの臭いをチェックして、ガス漏れのときは換気する

・ガス給湯器は修理が終わるまで使わない

・買ってから8年間~10年間経っているガス給湯器は交換を考える

・修理するときはすぐに業者に連絡する

ガス給湯器は音が普段からあるため、どのような音が正常に運転しているときにあるかを把握しておきましょう。
ガス給湯器は、メンテナンスも含めて1ヶ月に1回はどのような音がするかをチェックしましょう。
明らかに異音がするときは、ガス給湯器を使うのを止めて、すぐに業者に連絡してください。
ガス給湯器の異音が気になる方へ
■ガス給湯器とエコキュートはどちらがお得か?

給湯器は、お風呂や台所などでお湯を使うために必要なものです。
給湯器は、住宅設備機器が進歩するにつれてそれぞれの家庭で選べるようになりました。
近年は、ガス給湯器のエコジョーズやエコキュートなどの給湯器があるため、買うときに自分でどのようなものがいいかわかりにくくなっています。
ここでは、ガス給湯器とエコキュートはどちらがお得か?についてご紹介します。

●ガス給湯器のエコジョーズとは?

ガス給湯器のエコジョーズは、2000年6月に発売されました。
現在では、エコジョーズが新築住宅などに多く設置されています。
ここでは、エコジョーズの特徴、メリットなどについてご紹介します。

・エコジョーズの特徴
エコジョーズというのは、効率良く少ないガス量でお湯を沸かす高い省エネ性の給湯器です。
従来型のガス給湯器の非エコジョーズ給湯器は、水をガス給湯器で温めて排気ガスを捨てていました。
エコジョーズは、有効にこの排気熱を利用して高い熱効率にすることによって、効率良く従来よりも少ないガス量でお湯を沸かすことができます。
つまり、エコジョーズの特徴としては、次のようになります。
熱効率が従来型のガス給湯器よりも約15%アップ
ガスの使用量が約15%減少するためランニングコストが低減できる
地球温暖化の要因になる二酸化炭素が約15%低減できる
特に、エコジョーズは光熱費の低減が着目されています。

・エコジョーズのメリット
エコジョーズのメリットとしては、次のようなものがあります。
給湯圧が強い
設置スペースがほとんどいらない
お湯の無駄が少ない
省エネであるためランニングコストが毎月低減できる
安全できれいなお湯であるため飲んでも問題ない
快適面、環境面、経済面のいずれにおいても、エコジョーズは多くのメリットがあります。
特に、エコジョーズは、お湯がいつでも使えて切れることがなく、そのまま水道水の圧力を使うことができるため、気持ちのいい快適さがあります。
さらに、エコジョーズは光熱費の低減で家計に対しても優しく、必ず必要なものでしょう。

・エコジョーズのデメリット
エコジョーズのデメリットとしては、次のようなものがあります。
排水設備が必要である
ランニングコストがエコキュートに比べて高くなることがある
不完全燃焼のリスクがある
10年間くらいの耐用年数で短い
エコジョーズは特有の仕組みでお湯を沸かすため、設置するときは排水設備が必要であり、排水するための中和器を約10年間で交換する必要があるなど、メンテナンスについても注意する必要があります。

●エコキュート

エコキュートは、日本で2001年に発売されてから省エネ性能が高いことが広くサポートされ、また国の補助金制度などもあり、急速に普及しています。
ここでは、エコキュートの特徴、メリットなどについてご紹介します。

・エコキュートの特徴
エコキュートは、大気の熱をヒートポンプユニットで汲み上げてお湯を沸かして、沸かしたお湯を貯湯タンクに貯めるものです。
使う電気エネルギーに対して熱エネルギーが3倍以上獲得できるため、お湯を効率良く沸かすことができます。
エアコンの室外機をイメージすればわかりやすいでしょうが、エコキュートと同じようにヒートポンプの技術をエアコンも利用しています。
また、安い電気料金の深夜電力を利用して、使う分のみのお湯の量を貯めるエコキュートのメリットを掴んで使うことによって、省エネライフが快適に実現できます。
つまり、エコキュートの特徴としては、次のようになります。
二酸化炭素の排出量を低減して地球温暖化が防止できる
光熱費が深夜電力を利用することによって安くなる
必要な量のみ上手くお湯を使い切ることによって省コスト・省エネになる
毎月のエコキュートのランニングコストは一般的に約2500円~3500円くらいといわれており、メリットがランニングコスト面において出やすいといえます。

・エコキュートのメリット
エコキュートのメリットとしては、次のようなものがあります。
省エネでランニングコストが毎月低減できる
貯湯タンクのお湯や水が生活用水として災害が発生した非常時に使える
10年間~15年間の耐用年数である
大気の熱を利用するため環境に対して優しい
エコキュートを使うと、ガス給湯器のエコジョーズと同じように多くのメリットがあります。
特に、ランニングコストの低減は最も気がかりなことであり、経済的にエコキュートが優れていることを考慮すればメリットがあるでしょう。

・エコキュートのデメリット
エコキュートは多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
エコジョーズのデメリットとしては、次のようなものがあります。
お湯切れが発生することがある
設置スペースが貯湯タンクユニット分必要である
ガス給湯器のエコジョーズよりもイニシャルコストが高い
沸かしたお湯は飲料に向いていない
お湯を使う量は季節や家族構成によって違うため、お湯の量には注意する必要があります。
湯切れが発生しそうになればエコキュートは自動的にお湯を沸かしますが、深夜以外でお湯を沸かすときは電気代が高くなります。
ガス給湯器のエコジョーズやエコキュートを買うときは、イニシャルコストとランニングコストのトータルと、耐用年数を考える必要があります。

●ガス給湯器とエコキュートはどちらがお得か?

では、ガス給湯器とエコキュートはどちらがお得なのでしょうか?
ここでは、ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートの比較についてご紹介します。

・イニシャルコストの比較
ここでは、ガス給湯器の24号のエコジョーズ、エコキュートの貯湯タンクの370Lの容量のフルオートタイプのイニシャルコストの比較についてご紹介します。
本体価格の相場は、エコジョーズが110,000円~220,000円、エコキュートが300,000円~350,000円です。
基礎工事などを含む工事費は、エコジョーズが25,000円~60,000円、エコキュートが150,000円~200,000円です。
トータルのイニシャルコストは、エコジョーズが135,000円~280,000円、エコキュートが450,000~550,000円です。
そのため、エコジョーズの方がエコキュートより270,000円~315,000円くらい安くなります。

・ランニングコストの比較
ここでは、ガス給湯器の24号のエコジョーズ(都市ガス)、エコキュートの貯湯タンクの370Lの容量のフルオートタイプのランニングコストの比較についてご紹介します。
1年間のランニングコストは、エコジョーズが58,500円、エコキュートが21,800円です。
10年間のランニングコストは、エコジョーズが585,000円、エコキュートが218,000円です。
そのため、ランニングコストは、エコキュートの方がエコジョーズより1年間で36,700円、10年間で367,000円安くなります。
なお、エコキュートのランニングコストについては、ダイキンのエコキュートのホームページを参考にしています。
また、エコジョーズのランニングコストについては、ダイキンのエコキュートのホームページのガス給湯器の熱効率を90%の高効率で計算(ランニングコストを10%低減)しています。
再エネ賦課金は、エコキュートのランニングコストには含まれていません。

・10年間のトータルコストの比較
耐用年数としては、ガス給湯器のエコジョーズ(都市ガス)が約10年間、エコキュートが10年間~15年間の最も耐用年数の短い10年間として、10年間のトータルコストを比較したときは次のようになります。
ガス給湯器のエコジョーズ(都市ガス)は、イニシャルコストが135,000円~280,000円、10年間のランニングコストが585,000円であるため、10年間のトータルコストは720,000円~865,000円になります。
エコキュートは、イニシャルコストが450,000円~550,000円、10年間のランニングコストが218,000円であるため、10年間のトータルコストは668,000円~768,000円になります。
10年間のトータルコストで比較すると、イニシャルコストの高いエコキュートが最終的に100,000円くらい最大で安くなります。
なお、契約先のガス会社や電力会社、業者によってプランや本体価格などが違うため、ここでご紹介した数値は基本的に参考と考えておいてください。
ガス給湯器の異音が気になる方へ
■まとめ

ここでは、ガス給湯器の異音が気になる方へ、ガス給湯器の異音の要因と処置法、ガス給湯器の異音の対処法、ガス給湯器とエコキュートはどちらがお得か?についてご紹介しました。

ガス給湯器の注意が必要な異音としては、次のようなものがあります。

・ピー、ピーッという異音

・ボンッという異音

・キーンという異音

・ゴーッという異音

ガス給湯器の異音が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
わからないことがあったら
みずほ住設のフリーダイヤルまで
お気軽にご連絡ください!
☎️0120-944-356
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