ガス給湯器の掃除、お手入れ方法を知りたい方へ

2021年9月10日

ガス給湯器の掃除、お手入れ方法を知りたい方へ
ガス給湯器を使っているが、掃除、 お手入れを全くしていないような方もいるのではないでしょうか。
しかし、ガス給湯器を長持ちさせるためには、掃除、お手入れが必要です。

ここでは、ガス給湯器の掃除、お手入れ方法を知りたい方へ、ガス給湯器のお手入れ方法、ガス給湯器の点検方法、エコキュートの掃除方法、エコキュートのメンテナンス方法についてご紹介します。
ガス給湯器の掃除、お手入れ方法を知りたい方へ
■ガス給湯器のお手入れ方法

ガス給湯器は、台所やお風呂、洗面所で使うお湯を沸かしてくれます。
毎日ガス給湯器を使っている家庭も多くあるでしょうが、掃除、お手入れをきちんと行っている方はあまりいないのではないでしょうか。
しかし、メンテナンスをきちんと定期的に行わないと、ある日急にガス給湯器の調子が悪くなったり、ガス給湯器の寿命が短くなったりすることもあります。
しかし、ガス給湯器の掃除、お手入れということでも、どのようにすればわからない方も多くいるでしょう。
ここでは、ガス給湯器のお手入れ方法についてご紹介します。
ガス給湯器のお手入れのときは、電源プラグの必ず抜く、ガス栓を必ず閉める、ガス給湯器が冷めてからお手入れを行う、絶対にガス給湯器の本体の前板だけは外さない、ことに注意してください。

・ガス給湯器の本体
ガス給湯器の本体の外装は、汚れを濡れた布などで落とした後に水気を十分に拭いてください。
汚れが酷いときは、中性洗剤を使ってください。

・リモコン
リモコンが汚れたときは、軽く濡れた布で拭いてください。
なお、トラブルの要因になるため、水をリモコンにかけないでください。

・水抜き栓のストレーナ(フィルター)
ガス給湯器の本体の下にある水抜き栓のストレーナー(フィルター)を掃除しないと、お湯の量が少なくなるなどのトラブルが発生します。
お湯の量が最近少なくなったと思うときは、チェックしてみましょう。
ここでは、ノーリツのガス給湯器の水抜き栓のお手入れ方法についてご紹介します。
ゴミなどが水抜き栓のストレーナ(フィルター)に詰まるとお湯にならなかったり、お湯が出にくくなったりすることがあるため、次のような方法で掃除をしてください。
水抜き栓から出てくる水やお湯を受けるために容器を用意します。
ガス給湯器の給水元栓を閉めます。
台所、お風呂などの給湯栓を全て開けます。
左に水抜き栓を回して取り外します。
このときは、水やお湯が出てくるため注意してください。
水抜き栓が回らないときは、水抜き栓の切り欠きにドライバーなどを差し込んで回してください。
配管と接続しているバンドから、水抜き栓を取り外します。
ストレーナー(フィルター)を水抜き栓から取り外すときは、パッキンがあるため注意してください。
歯ブラシなどを使ってストレーナー(フィルター)を水洗いします。
水抜き栓を元どおりに取り付けます。
給湯栓を全て閉めます。
ガス給湯器の給水元栓を開けて、水漏れが水抜き栓の周りにないことをチェックします。

・ふろ循環アダプター
浴槽のふろ循環アダプターのフィルターを取り外して、ブラシなどを使って汚れや詰まりを定期的に除去する必要があります。
これを怠れば、エラーの表示や循環不良、負担がポンプにかかって寿命が短くなるなどもあります。

・ふろ配管
ふろ配管は、浴槽のお湯や水をポンプで循環しているため、湯垢などは基本的に溜まりにくくなっていますが、長く使っていたりすれば、汚れがこびりついて、雑菌なども多くなってきます。
気がかりなときは、手の届かないところを市販されているふろがま洗浄剤を使って掃除しましょう。
なお、ふろ配管を洗浄するときは、ふろがま洗浄剤の説明書に従ってください。
ガス給湯器は、普段お手入れをすることによって、トラブルが発生するなどのリスクを少なくすることができます。
メンテナンスを定期的に行って、ガス給湯器の経年劣化やトラブルを防止しましょう。
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■ガス給湯器の点検方法

給湯器は必ず家庭にある給湯設備ですが、現在ガス給湯器を使っているときは、法定点検を必ず受ける必要があります。
また、普段家庭で行う点検や業者による定期点検も大切です。
ここでは、ガス給湯器の点検方法についてご紹介します。

●ガス給湯器の点検の大切さ

ガス給湯器は、トラブルや寿命などによって急に使えなくなることがあります。
毎日の生活の家事や洗面などに必要なガス給湯器は、トラブルが発生すると非常に困るでしょう。
しかし、ガス給湯器も機械であるため、使っているうちに必ずトラブルは発生すると考えておく必要があります。
そのため、ガス給湯器の異変や不具合がいち早くわかり、安全に使うためには点検が必要です。
点検としては、自分で行うもの、業者が行う定期点検、法定点検があります。
いずれの点検も、ガス給湯器を使うときには必ず必要な大切なものです。
使っているときに異常が全くないということでガス給湯器の点検を怠ると、時間が修理にかかったり、ガス給湯器そのものを止むを得ず交換したりすることがあります。
また、ガス漏れ、不完全燃焼による一酸化炭素の発生、火災の発生など、人命に関わる事故が発生するリスクもあります。
そのため、ガス給湯器の点検は使っているときに異常が全く無くても、定期的に行うことが必要です。
ガス給湯器の点検を行うことによって、スムーズに修理したり交換したりすることができ、早い段階で大きなトラブルになる不具合も防ぐことができます。

●ガス給湯器の寿命(耐用年数)

ガス給湯器の寿命(耐用年数)は、設置環境や使用頻度などによっても少し違ってきますが、一般的に10年間~15年間といわれています。
寿命(耐用年数)になる辺りから、ガス給湯器の内部の部品の経年劣化などがだんだん現れてきます。
10年間が経っても修理をするとガス給湯器が使えることもありますが、それぞれのガス給湯器のメーカーでは造ってから10年間以上経っているガス給湯器のサービス部品は、ほとんど取り扱っていません。
そのため、修理したくてもサービス部品がないため、ガス給湯器を止むを得ず交換することが多くあります。
また、寿命(耐用年数)になっているガス給湯器は、修理がもしできても再度トラブルが発生するときがあることも考えておきましょう。

●自分で行う点検

ガス給湯器の点検は、業者に頼む必要があると思っている方もいるでしょう。
当然ですが、専門的な技術や知識が必要な点検もあります。
しかし、自分で行う点検もあります。
日常的に自分で行う点検は、ガス給湯器の大きなトラブルの発生が防止できることもあるほど、大切なものであると考えておきましょう。
自分で行う点検は、主として目や耳などによる異常があるかどうかのチェックです。
普段から自分で点検を行って、ちょっとしたガス給湯器の異変を見つけると、修理を頼むときでも慌てないで対応できます。
ここでは、主な自分で行う点検についてご紹介します。
必ず点検を定期的に行いましょう。
もし点検のときに異常があれば、業者にすぐに点検を頼んでください。
主な自分で行う点検としては、次のようなものがあります。
ガス給湯器の給排気口が、異物で詰まっていないか、ホコリが溜まっていないか、煤で黒くなっていないか
ガス給湯器を使っているときに、大きな振動音やキーンあるいはピーという異音がしないか
水や油がガス給湯器から漏れていないか
異臭がガス漏れなどでしないか
煙や焦げた臭いがガス給湯器から出ていないか
燃えやすいものがガス給湯器の周りにないか
きちんと温度設定ができ、正常な給湯温度であるか
ガス給湯器の本体の表面が腐食していないか(腐食していると、内部の部品も腐食していることがありトラブルの要因になる)

●法定点検

ここでは、法定点検についてご紹介します。
法定点検は、特定の電化製品などの生活用製品にも設けられています。
この法定点検は、比較的新しい平成21年に決められたものですが、特定保守製品の9品目の製品を買って使うときは、長期使用商品安全点検制度に基づいた法定点検を必ず受ける必要があります。
この法定点検は、長期間使うことによる経年劣化によって、支障が安全上に生じて、特に重大な危害をユーザーの身体や生命に対して及ぼす恐れが多くあると認められた製品について決められています。
このような製品を買ったときは、法定点検制度について販売事業者から説明されます。
この後、所有者票を所有者登録をするために受け取り、情報をインターネットあるいは郵送で登録します。
法定点検の半年前になれば、電子メールあるいは郵送で点検通知書が届くため、きちんとチェックして法定点検の申し込みを行います。
特定保守製品としては、次のようなものがあります。

・屋内式の都市ガス用瞬間湯沸し器

・屋内式の液化石油ガス用瞬間湯沸し器(プロパンガス用)

・屋内式の都市ガス用ふろがま

・屋内式の液化石油ガス用ふろがま(プロパンガス用)

・石油給湯器

・石油ふろがま

・密閉燃焼式の石油温風暖房機

・ビルトイン式電気食器洗機

・浴室用電気乾燥機

なお、平成21年以前の法律が施行される前に買った製品を10年間以上使っているときも、法定点検を速やかに受けてください。

●点検を業者に頼むときに注意すること

ここでは、点検を業者に頼むときに注意することについてご紹介します。
ガス給湯器の不具合があるときは、取扱説明書をまずチェックして自分で対処してみましょう。
自分で対処しても不具合が改善しないときは、業者に頼んでください。
業者に頼むときは、製品名、製品番号をメモしておいてください。
不具合があるときは、具体的に不具合の症状をまとめておきます。
法定点検は、ガス給湯器のメーカーに頼みます。
特定保守製品の法定点検についての問い合わせ窓口がそれぞれのガス給湯器のメーカーにはあるため、こちらに連絡してください。
基本的に、法定点検は有料で、技術料や出張料はメーカーによって違っています。
また、立ち会いができる日を点検日には選ぶ必要があります。

●悪質な業者を判断するポイント

点検詐欺を行う悪質な業者も、ガス給湯器の販売業者の中にはあります。
点検を適当に行って、高額な費用を請求されるときもあるため注意しましょう。
次のような業者は悪質である可能性が大きくなります。
点検を頼んでいないにも関わらず、点検は無料ですと訪ねてくる
点検を近所の人も行いましたと強調する
認定証を点検員が提示しない
基本的に、点検は勝手に業者が行うことはありません。
無料でガス給湯器を点検しますと急に訪ねてきて、点検を近所の人も行いましたというような業者は、悪徳であると疑いましょう。
また、点検を行うスタッフは、認定証を必ず提示することが義務化されています。
認定証をもし提示しないときは、悪質な業者であると考えて点検を断ってください。
また、業者名を聞いて直接その場で電話をかけることもできるため、落ち着いて慌てないで対応しましょう。

●ガス給湯器の点検方法のまとめ

ガス給湯器は、事故を防止して安全に使うために必ず長期使用商品安全点検制度に基づいた法定点検を受ける必要があります。
また、急に発生するトラブルを防ぐために、定期的に自分で点検を行うことも大切です。
普段から目や耳などで点検も行うと、ガス給湯器の異変もわかりやすく、大きなトラブルを防止することもできます。
ガス給湯器の定期点検、法定点検は、安心して安全にガス給湯器を使うために必要なものであると考えて、点検をしっかりと行ってください。
ガス給湯器の掃除、お手入れ方法を知りたい方へ
■エコキュートの掃除方法

ガス給湯器を購入するために、ガス給湯器の掃除、お手入れ方法を知りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
ガス給湯器を購入するのであれば、エコキュートの方がおすすめです。
ここでは、エコキュートの掃除方法についてご紹介します。

●エコキュートの構造

エコキュートは、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットから成り立っています。
エコキュートの貯湯タンクユニットのイメージとしては、背が高くて四角い箱のような感じがするかもしれませんが、これは貯湯タンクユニットの外装です。
貯湯タンクユニットの中には、実際には円筒状の貯湯タンクが内蔵されています。
水道水の入り口が貯湯タンクの下部にあり、ここから水を貯湯タンクの中に入れて貯めます。
貯めた水は、貯湯タンクの下部にある出口からヒートポンプユニットに送られます。
ヒートポンプユニットで加熱されたお湯は、貯湯タンクの上側から貯まります。
そのため、お湯と水が混じるのではないかと心配するかもしれません。
しかし、お湯と水は実際には少し混じりますが、基本的に水よりもお湯は軽いためお湯は貯湯タンクの上部に貯まって、水は貯湯タンクの下部に貯まります。
お湯は貯湯タンクの上部に貯まるため、お風呂や台所に供給するお湯は貯湯タンクの上部から取り出します。
また、お風呂を追いだきするときなどは、熱交換器に貯湯タンクの上部から取り出したお湯を循環して、お風呂のお湯を温めます。
温度が下がった貯湯タンクのお湯は、再度貯湯タンクの下部に戻ります。
貯湯タンクの材質は、ほとんど腐食しないステンレスを使っています。
エコキュートの古いタイプでは貯湯タンクが腐食することがありましたが、最新のタイプはほとんどこのような問題は改善されています。

●エコキュートの掃除方法

エコキュートの掃除方法としては、次のようなものがあります。

・ふろ循環アダプターのフィルター
ふろ循環アダプターは、浴槽に付いている丸い循環口です。
白色あるいは銀色のカバーがふろ循環アダプターには付いているため、このカバーを取り外して中にあるフィルターを古い歯ブラシなどで掃除をします。
お風呂を掃除するときに、一緒にフィルターも掃除しましょう。

・ふろ配管
お風呂とエコキュートを接続しているふろ配管は、長年使うと湯垢などが溜まってきます。
なお、ふろ配管の自動洗浄機能がエコキュートに付いている機種もあります。
お風呂に入った後に残り湯を浴槽のふろ循環アダプターよりも高くしておくと、自動で洗浄してくれます。
しかし、この洗浄のみでは完全に落ちない汚れもあります。
そのため、専用の洗浄剤を使って、1ヶ月~2ヶ月ごとに残っている汚れを洗い流しましょう。
配管洗浄の方法はメーカーによって少し違っていますが、だいたい次のようになります。
浴槽のふろ循環アダプターの少し上くらいまで水をはります。
洗浄剤を入れて、リモコンの洗浄ボタンを押すと洗浄が始まります。
1時間くらい経てば、洗浄を止めて浴槽の栓を抜いて中の水を排水します。
お風呂の栓を閉めて、浴槽のふろ循環アダプターの少し上くらいまで再度水をはります。
リモコンの洗浄ボタンを押して、30分間くらい水を循環してふろ配管の中をすすぎます。
すすぎが終わると浴槽の中の水を排水して、浴槽を掃除します。
なお、洗浄剤はメーカーが推奨しているものを使いましょう。

・貯湯タンク
エコキュートの貯湯タンクの中は、お湯や水が常に貯まっています。
基本的に、エコキュートは水道水を使っているため、衛生的には心配ありません。
しかし、水道水の中にも不純物がごくわずか混じっているため、長年使っていると貯湯タンクの底に汚れとして溜まってきます。
そのままにしておけば、お風呂のお湯を新しくはり直したにも関わらず、汚れがお湯に浮くようになります。
貯湯タンクの水抜きを行なうことによって、底に溜まっている汚れも一緒に排出されます。
多くの方が、全く水抜きをしないでエコキュートを使っているようです。
エコキュートの貯湯タンクは、電気ポットと同じようなものです。
何年間も電気ポットを洗わないで使っていると、嫌な感じになるでしょう。
エコキュートも電気ポットと同じで、貯湯タンクを定期的に洗う必要があります。
貯湯タンクの水抜き方法は、次のようになります。
貯湯タンクの下部にある脚カバーを取り外します
給水配管にある止水栓を閉めます。
貯湯タンクユニットの上部にあるカバーを開けて、中にある逃し弁のレバーを上げます。
排水栓を開けて、水を約1分間~2分間出します。
排水栓を閉めて、給水配管にある止水栓を開けます。
水が排水口から溢れるようになれば、逃し弁のレバーを下げます。
貯湯タンクの底に溜まっている汚れを、一気に水と一緒に洗い流すことができます。

●エコキュートは半年ごとに掃除する必要がある

エコキュートの貯湯タンクの汚れはどんどんは溜まらないため、水抜きを毎日行う必要はありません。
貯湯タンクの水抜きは、半年ごとに行なうと問題ありません。
例えば、お盆、年末の大掃除のときに行うような感じで習慣化するのがいいでしょう。
ふろ配管の洗浄は1ヶ月~2ヶ月ごと、浴槽のふろ循環アダプターのフィルターの掃除は1週間~2週間ごとに行うのがおすすめです。

●エコキュートを掃除しないと寿命が短くなる

エコキュートは掃除しなくても使うことができますが、配管やフィルターが詰まるとトラブルが発生する要因になります。
貯湯タンクの中に汚れが溜まったままになると、水抜きでも汚れが排出できないため、お風呂の湯はりのときに常に浴槽に汚れが浮くようになります。
そうすれば、ゆっくりと浴槽に浸かるのもやはり嫌になるでしょう。
エコキュートの寿命が長くなるように、掃除を習慣化してください。

●エコキュートの掃除方法のまとめ

ここでは、エコキュートの掃除方法についてご紹介しました。
エコキュートは掃除をしなくても使えますが、あまり気分的にも衛生的にも良くないでしょうから、定期的に掃除するようにしましょう。
エコキュートを掃除して、できるだけエコキュートを気持ち良く使いましょう。
ガス給湯器の掃除、お手入れ方法を知りたい方へ
■エコキュートのメンテナンス方法

長くエコキュートを使うためには、メンテナンスが大切です。
エコキュートは水道水を使っているため、貯湯タンクや配管は汚れないと考えている方もいるでしょう。
しかし、水道水には不純物がいろいろ含まれており、この不純物が貯湯タンクの底に汚れとして溜まります。
また、お風呂のお湯を循環するときは、この汚れがふろ循環アダプターのフィルターで目詰まりするときもあります。
このような要因によって、エコキュートの貯湯タンクや配管が汚れてきます。
そのため、エコキュートの効率が悪くなったり、トラブルが発生したりするため、長くエコキュートを使うためにはメンテナンスを定期的に行うのがおすすめです。
ここでは、エコキュートのメンテナンス方法についてご紹介します。

黒い粉がお風呂のお湯に混じる

長くエコキュートを使っていると、お風呂の湯はりをすると黒い粉のようなものがお風呂のお湯に混じることがよくあります。
浴槽はきちんと洗ったにも関わらずどうしてだろうと、考えるかもしれません。
この黒い粉のようなものは、配管の接続箇所などに使っているパッキンが古くなってお湯に混じったものです。
このようなときは、パッキンを交換する必要があります。
パッキンが古くなっているため、そのままにしておくと水漏れが発生することがあります。
しかし、構造がエコキュートは複雑であるため、どのパッキンが古くなったのか判断しにくく、パッキンの一部を交換しても、別のパッキンも古くなって水漏れが発生する可能性が大きくなります。
このようなときは、パッキンを交換するのではなくエコキュートの交換も考える必要があります。

●お風呂のお湯が臭う

貯湯タンクの水抜きをしないと、お風呂のお湯が臭うことがあります。
お風呂のお湯が臭う要因はふろ配管が多いといわれており、貯湯タンクの水抜きをしてもお風呂の水が臭うときはふろ配管を洗浄しましょう。
なお、長期間エコキュートを使っていないときは、貯湯タンクの中に溜まっていた水が腐食していることがあります。
このときもお風呂のお湯が臭う要因になるため、貯湯タンクの中の水を全て排水して、再度水を貯めましょう。

●お風呂のお湯が青い

お風呂の湯はりをするとお湯が青いというようなことが稀にありますが、このようなほとんどのケースは青く見えるのみで、お湯は実際には無色透明です。
特に、アイボリー系の浴槽の色のときは、はっきりと影響が現れるようです。
なお、エコキュートに使っている銅配管の銅が溶け出して青くなるといわれていますが、銅が溶け出してお湯が青く見えることはまずないでしょう。
しかし、全く銅が溶け出さないということではありません。
特に、エコキュートが新しいうちは銅が溶け出しやすいとされており、石けんとわずかに溶け出した銅が結びついて青くなります。
しかし、しばらくすれば落ち着くでしょうから、それまでは汚れをこまめに落としましょう。

●断水した後にお風呂のお湯が白濁する

一時的に水道配管工事などで断水することがたまにありますが、断水した後にエコキュートをそのまま使うと、給湯栓からのお湯が白濁することがあります。
これは断水によって水が汚れたためで、そのまま使うとエコキュートの部品などが目詰りすることがあります。
そのため、断水した後は貯湯タンクの中の全てのお湯と水を抜いてください。
なお、エコキュートの給水配管専用止水栓は、断水しているときには必ず閉めておきましょう。
断水が終わると、白濁が無くなるまで給湯栓を開けておいてください。
白濁が無くなれば、給湯栓を閉めて、給水配管専用止水栓を開けてください。

●貯湯タンクは年に2回〜3回は水抜きする

エコキュートの貯湯タンクはステンレス製で雑菌が溜まりにくくなっていますが、水道水の中に含まれている不純物が貯湯タンクの底に汚れとして溜まります。
そのため、貯湯タンクは年に2回〜3回は水抜きする必要があります。
ここでは、貯湯タンクの水抜き方法についてご紹介します。
まず、貯水タンクの下部にある脚部カバーを取り外します
脚部カバーは、ネジを手で取り外すものがあったり、ネジをドライバーで取り外すものがあったりします。
給水配管専用止水栓を90度左に捻ると、給水配管が閉まります。
逃し弁を開けます。
基本的に、貯湯タンクの上部に逃し弁はあります。
逃し弁のレバーを上げると少し水が出ますが、給水配管専用止水栓を閉めているためすぐに出なくなります。
排水栓を1分間〜2分間くらい開けます。
貯湯タンクの底に溜まっている汚れを洗い流します。
逆の方法で元に戻します。
閉めていた給水配管専用止水栓を開けます。
逃し弁がまだ開いているため水が流れますが、逃し弁のレバーを下げると水が止まります。
これで、貯水タンクのメンテナンスは終わりです。
方法がメーカーによって違うこともあるため、詳細についてはエコキュートの取扱説明書をチェックしてください。

●エコキュートのメンテナンス方法のまとめ

エコキュートはメンテナンスを定期的に行うことによって、寿命以上に長く使うことができます。
費用をかけてせっかく交換したエコキュートであるため、メンテナンスを行って長期間大切に使いましょう。
ガス給湯器の掃除、お手入れ方法を知りたい方へ
■まとめ

ここでは、ガス給湯器の掃除、お手入れ方法を知りたい方へ、ガス給湯器のお手入れ方法、ガス給湯器の点検方法、エコキュートの掃除方法、エコキュートのメンテナンス方法についてご紹介しました。
ガス給湯器のお手入れとしては、次のようなものがあります。

・ガス給湯器の本体

・リモコン

・水抜き栓のストレーナ(フィルター)

・ふろ循環アダプター

・ふろ配管
ガス給湯器の掃除、お手入れ方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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