ガス給湯器が安い時期に交換したい方へ

2021年9月27日

ガス給湯器が安い時期に交換したい方へ
ガス給湯器は誰もができるだけ安く交換したいでしょう。
実は、ガス給湯器は安くなる時期があります。

ここでは、ガス給湯器が安い時期に交換したい方へ、ガス給湯器が安い時期とは?ガス給湯器の安い時期と選び方、ガス給湯器はどうして夏の時期が安いか?エコキュートが安く交換できる時期についてご紹介します。
ガス給湯器が安い時期に交換したい方へ
■ガス給湯器が安い時期とは?

ここでは、ガス給湯器が安い時期についてご紹介します。

●ガス給湯器が安い時期は夏場

ガス給湯器が安くなる時期は夏場で、特に6月~9月頃までがおすすめです。
ここでは、ガス給湯器が夏場に安い理由についてご紹介します。

・夏場はガス給湯器のトラブルが発生しにくい
夏場は、ガス給湯器のトラブルの発生が最も少なくなります。
というのは、ガス給湯器はガスのエネルギーでお湯を沸かします。
ガス給湯器が必要なエネルギーは気温が高いほど少なくなるため、ガス給湯器の負担が軽くなります。
そのため、ガス給湯器のトラブルの発生が夏場は少なくなり、ガス給湯器の交換や販売が少なく、業者が忙しくない時期になるため、値引きを積極的に行うようになります。
例えば、夏場に暖房器具のファンヒーターなどが販売されなくて安売りされるように、夏場はガス給湯器の本体価格も工事費も安くなります。
・夏場は引越しも少ない

ガス給湯器の交換の需要が多くなる一つの理由としては、引越しがあります。
引越しは、新しい年度になる3月~4月がピークになります。
この時期には、新しい住まいに引越しする人からガス給湯器の交換の需要が多くなります。
ガス給湯器の交換が最も多くなるのはトラブルが多く発生する冬場ですが、引越しの時期の春先も多くなります。
そのため、この時期にガス給湯器を交換するのは避ける方がいいでしょう。

・業者の日程の調整がしやすい
先にご紹介したように、トラブルが多く発生する冬場や引越しする時期は、ガス給湯器の交換業者が忙しくなるため、日程を調整するのが困難になります。
このような時期はガス給湯器の受注が自社の能力をオーバーするため、値引きすることもなく、日程の調整もしにくくなります。
このようなことから、ガス給湯器を夏場に交換する方がおすすめです。

●新商品のガス給湯器をメーカーが投入する時期は偏りがない

新商品のガス給湯器をメーカーが投入する時期については、それほど偏っていません。
冬場の忙しい時期になる前に一斉に新商品のガス給湯器を投入するというようなこともなく、それぞれのメーカーの新商品のガス給湯器の開発の都合によって均等に年中投入されているようです。
というのは、ガス給湯器のときは、メーカーによってそれほど基本的な性能に違いが無いことがあるためです。
一般家庭でシェアが8割以上ある従来型ガス給湯器、エコジョーズなどは、いずれのメーカーのものでもほとんど光熱費は同じです。
そのため、付加価値をプラスできるのはデザイン性や機能性であるため、ガス給湯器の基本的な性能はそれほど変わりません。
新商品のガス給湯器については、それぞれのメーカーとも高エネルギー効率タイプのエコジョーズに注力しています。
しかし、このようなエコジョーズは発売した当初相当価格が高くなっていますが、価格がどんどん下がっていくため、発売したすぐ後に買っても最終的にランニングコストではイニシャルコストが回収できないことがあります。
そのため、新商品のエコジョーズを焦って買う必要はないかもしれません。

●ガス給湯器をさらに安く交換する具体的な方法

ガス給湯器が安い時期に、ガス給湯器をさらに安く交換する方法は、相見積もりを入手して価格について交渉することです。
忙しくない夏場のときは、値下げをしてまでも業者はガス給湯器を売りたいでしょう。
そのため、価格について交渉することによって、さらに安くガス給湯器を交換することができます。
ここでは、ガス給湯器をさらに安く交換する具体的な方法についてご紹介します。

・希望するガス給湯器のタイプを前もって決めておく

・既設のガス給湯器と交換するときは、スマホなどで本体の品番、設置場所、配管の写真を撮っておく

・ガス給湯器の交換は最もネットショップが安いため、写真を添えて希望するガス給湯器を伝えた上で複数のネットショップから見積もりを入手する

・価格が交渉できる業ネットショップに対して相見積もりの最安値以下にならないか交渉する
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■ガス給湯器の安い時期と選び方

ガス給湯器は、実際には種類がいろいろあります。
ガス給湯器の価格もいろいろであるため、割合安いガス給湯器があったときはちょっと不安になることもあるでしょう。
ここでは、ガス給湯器の安い時期と選び方についてご紹介します。

●安いガス給湯器と高いガス給湯器がある理由

ガス給湯器の見積もりをいくつか入手すると、安いガス給湯器と高いガス給湯器があるでしょう。
同じようなガス給湯器であるにも関わらず、どうして価格が違うのかと不思議に思うかもしれません。
ここでは、安いガス給湯器と高いガス給湯器がある理由についてご紹介します。

・ガス会社の大手かどうかの違い
一般的に、ガス会社の大手の東京ガスや大阪ガスなどのガス給湯器は高く、ガス会社の大手でないところのガス給湯器は割合安いようです。
ガス会社の大手のガス給湯器が高くなるのは、ガス給湯器を自社で造っているのではなくてガス給湯器のメーカーに造るのを委託しているためです。
委託して造ったガス給湯器は、自社ブランドの商品として売っています。
そのため、ガス会社の大手のガス給湯器は、マーケットで売られているものに比較してどうしても高くなります。
一方、ガス会社の大手でないところは、直接ガス給湯器をメーカーから仕入れて売っているため、ガス会社の大手のガス給湯器より安くなります。

・ガス給湯器の仕入れ方や販売法
ガス会社の大手のガス給湯器はメーカー希望小売価格と同等かちょっと高いくらいでも売れますが、ガス会社の大手でないところのガス給湯器は価格競争があります。
そのため、仕入れ方についてもオリジナルのルートを開拓する必要があります。
例えば、一度に多くガス給湯器を仕入れることで価格を低減したり、仕入れするときに普通のルートよりも安くなるものを見つけたりしています。

・ガス給湯器の販売費用の低減
ガス給湯器の販売費用を低減することも行われています。
従来はガス給湯器を宣伝するためにチラシ配りや訪問営業などを行っていましたが、現在はネットを利用して人件費と宣伝費を低減しています。
この低減した費用をガス給湯器の値引きにあてることによって、安い価格で売ることができるようになりました。

●ガス給湯器は安い時期があるか?

ガス給湯器の交換が多くなるのは、やはり秋から冬の寒い時期です。
では、この時期にガス給湯器を交換すればそれほど寒くないときに比較して安くなるのでしょうか?

・ガス給湯器の販売や工事が忙しい時期
ガス給湯器の交換は、寒い秋から冬にかけての時期が忙しくなります。
忙しくない時期に比較して、ガス給湯器の価格は約1万円~3万円くらい高くなります。
秋から冬にかけての時期が忙しい理由としては、冬になって急いでガス給湯器を交換することが多くあるため、業者の受付や工事のスタッフが多くなるなどによって人件費が多くかかることだけでなく、ガス給湯器のトラブルが発生しやすいこともあります。
特に、寒い地域では、冬にガス給湯器を交換するのは止める方がいいでしょう。
寒い地域は、暖かい地域に比較してよりガス給湯器の凍結などに注意する必要があるため、夏場にガス給湯器を交換するよりも時間がかかります。

・忙しくない時期は交渉や型落ち狙いが容易になる
ガス給湯器の交換が忙しくない時期は、夏場から9月にかけてです。
忙しい時期が終われば、ガス給湯器のモデルチェンジをそれぞれのメーカーが行います。
そのため、型落ちになった古い型式のガス給湯器を安く狙うことができます。
さらに、夏場は忙しくない時期でガス給湯器の交換の需要が少なくなるため、価格交渉や値引き交渉が非常に容易になります。

●ガス給湯器を選ぶときに価格以外に注意すること

ここでは、ガス給湯器を選ぶときに価格以外に注意することについてご紹介します。

・ガス給湯器の設置タイプ
ガス給湯器は、タイプが設置場所によって違います。
そのため、ガス給湯器は設置状況に応じて選ぶことが必要です。
ガス給湯器を家の中に設置するときは、屋内設置タイプを選びます。
屋内設置タイプのガス給湯器の給排気方式としてはBF方式・FF方式・FE方式などがあり、主として浴室据置型や壁掛型があります。
一般的に、戸建てのガス給湯器は屋外設置タイプになり、地面にガス給湯器を設置する据置型や壁面にガス給湯器を設置する壁掛型が多くあります。
一方、マンションのガス給湯器は、パイプシャフト型を廊下側に設置します。
ガス給湯器の設置場所に問題があれば、工事を頼む業者に相談して変えることもできます。

・ガス給湯器の号数
ガス給湯器には、号数というお湯が1分間に出る量を示すものがあります。
大きい号数になるほど多くのお湯を一度に使うことができますが、現在使っているガス給湯器で問題がないときは同じ号数のガス給湯器がおすすめです。
家族が多くなったなどということで使うお湯の量が多くなったときは、大きな号数に変える必要があります。
現在使っているガス給湯器の型番から号数がわかるため、買うときは号数をチェックしましょう。

・ガス給湯器のエコジョーズ
エコジョーズというのは、次世代型の環境に配慮したガス給湯器です。
従来型ガス給湯器で廃棄していた排気ガスの熱を利用して、給水をあらかじめ温めることによって効率良く少ないガス量でお湯を沸かすことができ、二酸化炭素の排出量の低減もできます。
エコジョーズは、1万5千円~3万円くらい従来型ガス給湯器よりも高くなっていますが、お湯を高効率で沸かせるため、月々のガス代が低減できます。
エコジョーズと従来型ガス給湯器は、メリット・デメリットがそれぞれあります。
そのため、イニシャルコストだけでなくランニングコストも検討して選びましょう。

●ガス給湯器の安い時期と選び方のまとめ

ガス給湯器の寿命は、10年間くらいが目安になっています。
しかし、ガス給湯器はすぐに交換することができません。
そのため、ガス給湯器の調子が良くないと思ったときは、見積もりを早めに入手しましょう。
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■ガス給湯器はどうして夏の時期が安いか?

ガス給湯器を交換したいができるだけ安くしたいと思っている方もいるでしょう。
このような方は、夏の時期にガス給湯器を安く交換するのがおすすめです。
ガス給湯器の交換は、夏の時期の方が冬の時期よりも安いためおすすめです。
ここでは、ガス給湯器はどうして夏の時期が安いか?についてご紹介します。

●ガス給湯器が夏の時期に安い理由

ここでは、ガス給湯器が夏の時期に安い理由についてご紹介します。

・修理件数が夏は少ない
ガス給湯器のトラブルが最も発生しやすいのは冬です。
というのは、冬はガス給湯器の使用量が多くなり、夏にはない凍結などのトラブルも発生するため、冬に多くのガス給湯器を交換するようになります。
また、冬は夏よりも水道水の温度が低く、お湯を沸かすためにエネルギーが夏よりも必要になります。
例えば、夏の水温が20℃のときは、お風呂の温はり温度が40℃であれば、必要なエネルギーは20℃分です。
一方、冬の水温が5℃のときは、40℃にするためには必要なエネルギーは35℃分になります。
また、梅雨のときも、ガス給湯器のトラブルが割合多く発生します。
特に、風雨が酷いときは水滴がガス給湯器の内部に侵入して、トラブルが発生することがあります。
多く修理がある時期は、業者が臨時でスタッフを雇うこともあるため人件費もかかります。
このようなことから、冬のガス給湯器の交換費用は夏よりも高くなることが多くあります。
このように、冬や梅雨の時期の方がトラブルの発生や修理が多くなるため、修理費用も高くなります。

・ガス給湯器の販売業者の売上が夏は上がりにくい
ガス給湯器は、お湯が多く必要になる冬に使うことが多くなります。
そのため、暑い夏にガス給湯器を交換しようという方は少なくなります。
しかし、ガス給湯器の販売業者としては、夏は売上が上がりにくいため、多くのガス給湯器を安くても売りたいと考えています。
そのため、値引きなどして、できるだけガス給湯器の売上を上げようとしています。

・引越しが少ない
夏は引越しが少ない時期でもあります。
引越しが、ガス給湯器を交換する一つの理由としてあるでしょう。
引越しが多くなる時期の3月~4月、9月は、ガス給湯器の交換の需要も多くなります。
一方、夏の時期は転勤や入社、入学などが少ないため、仕事が業者も少なくなり、ガス給湯器を安く売るようになります。

●ガス給湯器はどうして夏の時期が安いか?のまとめ

ここでは、ガス給湯器はどうして夏の時期が安いか?についてご紹介しました。
ガス給湯器は冬にトラブルが発生することが多いため、業者も冬は臨時のスタッフを雇うほど、非常に忙しくなります。
そのため、ガス給湯器を交換する費用も高くなります。
一方、忙しくない夏の時期は、安くガス給湯器の交換ができます。
また、工事なども夏の方がすぐにしてくれる可能性が大きくなります。
そろそろガス給湯器の寿命ではないかと感じたときは、夏にガス給湯器の交換を検討しましょう。
ガス給湯器が安い時期に交換したい方へ
■エコキュートが安く交換できる時期

ガス給湯器が安い時期に交換したいのであれば、ガス給湯器よりもエコキュートに交換する方がおすすめです。
エコキュートをできるだけ安く交換したいのであれば、交換する時期に注意しましょう。
ここでは、エコキュートが安く交換できる時期についてご紹介します。

●エコキュートの寿命

エコキュートの寿命としては、一般的に10年間から15年間といわれています。
しかし、エコキュートは貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットで成り立っている給湯器で、それぞれの寿命が違っています。
貯湯タンクユニットは10年間から15年間の寿命で、ヒートポンプユニットは5年間から15年間の寿命です。
貯湯タンクユニットはお湯を貯めておくもので、圧縮機のような精密な部品はヒートポンプユニットのように搭載されていません。
そのため、貯湯タンクユニットの寿命はヒートポンプユニットより長くなりますが、腐食や水漏れなどが使い方によっては発生することがあります。
一方、ヒートポンプユニットは圧縮機や空気熱交換器などの精密な多くの部品が搭載されています。
そのため、貯湯タンクユニットよりもヒートポンプユニットはトラブルが発生しやすく、部品を交換する頻度が多くなります。
また、先にご紹介したようにエコキュートは10年間から15年間の寿命ですが、寿命は設置環境や使い方、メンテナンスなどによっては短くなることもあります。
特に、エコキュートは構造が複雑であるため、メンテナンスを定期的に行うことが必要です。

●エコキュートの交換の兆候

エコキュートを使っているときに頻繁に次のようなトラブルやエラーが発生すれば、交換を検討しましょう。
頻繁にリモコンにエラーコードが表示される
お湯が設定温度まで温まらない
お湯が設定湯量まで溜まらない
湯切れがすぐに発生する
使っているときに異音がする
お湯を沸かすときに時間がかかる
このようなエコキュートの兆候があれば、点検を業者にまず頼みましょう。
点検して修理をすると直ることもありますが、10年間以上使っているエコキュートは老朽化しているため、トラブルが発生することも多くなります。
トラブルの内容や頻度によっては、エコキュートを交換する方が安くなることもあります。
また、年数がある程度経っているエコキュートは、サービス部品が供給されなくなるため、交換する必要があります。
そのため、エコキュートを使ってから10年間以上が経って、頻繁にトラブルやエラーが発生するようになったり、サービス部品が無かったりするときはエコキュートを交換する時期といえます。

●エコキュートを交換する時期

頻繁にトラブルやエラーが発生したり、お湯が沸かなくなったりすれば、エコキュートを交換しましょう。
しかし、エコキュートを交換する兆候があっても、まだ使えるときはエコキュートをすぐに交換するのは止めましょう。
というのは、エコキュートを交換するのは春から夏の時期がおすすめであるためです。
エコキュートは、高い省エネ性能の給湯器であるため、補助金が地方自治体から支給されます。
地方自治体によって補助金の内容や金額が違っていますが、最大では10万円が支給されることもあります。
エコキュートを交換するときに補助金が支給されるのはメリットがありますが、補助金には条件があります。
エコキュートの補助金は、受付が先着順で、予算枠が無くなったり申込期限が過ぎたりすると終わりになります。
また、ほとんどのエコキュートの補助金は4月1日から次の年の2月までの受付になります。
そのため、補助金の予算枠が秋から冬は無くなっていたり、申込期限が過ぎていたりすることがあります。
国が高い省エネ性能のエコキュートをすすめているため、地方自治体は新しい補助金制度を年度が変わるごとに公表しています。
エコキュートを交換するときには、補助金が支給されるとその分出費が少なくなります。
エコキュートを交換するのであれば、春から夏の補助金制度が始まる時期がおすすめです。

●エコキュートの交換にかかる費用

一般的に、エコキュートを初めて設置するときは、25万円から40万円くらいの費用がかかります。
エコキュートを交換するときも、本体価格と設置工事費をトータルすると同じくらいの費用がかかります。
しかし、エコキュートを交換するときは、既設のエコキュートを撤去して処分する費用がかかり、業者によっても違っていますが費用が請求されることがあります。
基本的に、同じところに新しいエコキュートを設置するのであれば、時間が配管工事などにかからないため、費用が請求されても数万円くらいになります。
しかし、次のようなときは費用が高くなることがあります。

・エコキュートの設置場所を変更する
エコキュートを交換するときに、設置場所を変更すると改めて配管工事や電気工事、土台工事などをする必要があります。
特に、エコキュートの貯湯タンクユニットは、土台が柔らかい、雪が積もりやすい地域であれば土台工事や雪除けの屋根を設置するなど追加工事が必要になります。
同じ場所に設置するのであれば追加工事は必要ありませんが、別の場所に設置するのであれば場合によっては追加工事が必要になります。
特別な理由がなければ、エコキュートを交換するときには別の場所に設置しない方が余計な出費が抑えられます。

・エコキュートのタイプを変更する
エコキュートは次のような種類があります。
給湯機能だけの給湯専用タイプのエコキュート
自動で湯はりと保温はできるが追いだきやたし湯ができないオートタイプのエコキュート
追いだきやたし湯ができるフルオートタイプのエコキュート
なお、給湯専用タイプのエコキュートからオートタイプのエコキュートに交換するのは問題ありません。
しかし、給湯専用タイプ・オートタイプのエコキュートからフルオートタイプのエコキュートに交換するときは、追加工事が必ず発生します。
追いだきが、フルオートタイプのエコキュートはできます。
追いきの機能は貯湯タンクユニットに冷めたお湯を戻して再度温めるものですが、貯湯タンクユニットに冷めたお湯を戻すための追いだき配管が必要になります。
そのため、給湯専用タイプ・オートタイプのエコキュートと違って、フルオートタイプのエコキュートは2本の追いだき配管が必要になります。
エコキュートのタイプを変更するときは、配管工事が必要かを十分にチェックしましょう。

●エコキュートの寿命が短くなる要因

エコキュートの寿命の前提は、メーカーが想定している環境下での使用です。
そのため、メーカーが想定していない環境下での使用であれば寿命が短くなります。
ここでは、エコキュートの寿命が短くなる要因についてご紹介します。

・エコキュートに向いていない入浴剤を使う
基本的に、入浴剤を使うのはエコキュートでは困難です。
特に、エコキュートのフルオートタイプは、追いだきや保温のときに、貯湯タンクユニットに浴槽の中のお湯を循環して再度温めます。
このときに、入浴剤の成分がお湯の中に含まれていると追いだき配管などの中に溜まって、劣化や詰まりの要因になります。
そのため、エコキュートに向いていない入浴剤を使うと、エコキュートの寿命が短くなります。
最近は、エコキュートのフルオートタイプでも使える入浴剤が多くあります。
入浴剤をエコキュートで使うときは、取扱説明書などで使えるかをチェックしましょう。

・海岸に近いところや寒冷地にエコキュートを設置する
エコキュートは、潮風に対して弱いというデメリットがあります。
潮風によってエコキュートの本体が腐食したり、熱交換器が腐食したりして、トラブルが発生することが多くあります。
また、エコキュートは大気中の熱を使ってお湯を沸かすため、給湯効率が外温度の低いほど下がるというデメリットもあります。
外温度が低いと、場合によってはエコキュートの配管の水が凍結したり、霜によってヒートポンプユニットの表面が覆われて性能が悪くなったりすることもあります。
このように、エコキュートを海岸に近いところや寒冷地に設置すると、寿命が短くなったり、トラブルが発生しやすくなったりします。
エコキュートとしては、厳しい環境下でも性能が発揮できるような耐塩害仕様や寒冷地仕様もあります。
しかし、エコキュートの寿命が海岸に近いところや寒冷地では短くなりやすいことは把握しておきましょう。

・地下水や井戸水を使う
地下水や井戸水は、普通の水道水と違って、硬度成分のカルシウムなどが含まれており、エコキュートの配管のスケール詰まりが発生する要因になります。
エコキュートで地下水や井戸水を使っているときは、メーカー保証が適用されません。
一方、地下水や井戸水対応のエコキュートを販売しているメーカーもあります。
多くカルシウムなどが含まれている地下水や井戸水を使っているときは、エコキュートを設置するとトラブルが発生しやすいため注意しましょう。

●エコキュートの寿命を延ばす方法

エコキュートの寿命を延ばすためには、メンテナンスを定期的に行うことが大切です。
メンテナンスを定期的に行うことをエコキュートのメーカーも推奨しており、メンテナンス方法が取扱説明書にも記載されています。
そのため、エコキュートの取扱説明書を参考にしながら自分でメンテナンスを行いましょう。
もし、自分でエコキュートのメンテナンスを行うのが困難であれば、メーカーの有償メンテナンスを受けるのもおすすめです。
エコキュートのメンテナンスとしては、次のようなものがあります。

・貯湯タンクの水抜き
エコキュートの貯湯タンクは、雑菌の繁殖でもステンレス製であるため腐食しません。
しかし、貯湯タンクの底に溜まった不純物が配管を通れば詰まりの要因になって、エコキュートの寿命が短くなります。
そのため、3ヶ月間から半年間に1回のペースで貯湯タンクの水抜きをすると、エコキュートの寿命が長くなります。

・ヒートポンプユニットの水抜き
ヒートポンプユニットの内部も貯湯タンクと同じように不純物が溜まって、トラブルが発生する要因になります。
そのため、3ヶ月間から半年間に1回のペースでヒートポンプユニットの水抜きをすると、エコキュートの寿命が長くなります。
なお、メーカーや機種によっては、ヒートポンプユニットの水抜きは空気抜きということもあります。

・漏電遮断器の点検
漏電遮断器というのは、漏電がエコキュートの内部で発生しているときに電源を自動的に切るものです。
正常に漏電遮断器が働いていないときに漏電が発生すると、火災などがエコキュートの内部で発生することがあります。
そのため、定期的に漏電遮断器も点検する必要があります。
漏電遮断器の点検方法については、エコキュートの取扱説明書をチェックしてください。

・逃し弁の点検
逃し弁というのは、エコキュートの貯湯タンクの中の圧力を一定に維持するものです。
逃し弁のトラブルが発生していると、貯湯タンクの圧力が正常でないため破裂するなどのリスクがあります。
逃し弁の点検方法については、エコキュートの取扱説明書をチェックしてください。

・エコキュートの近くにものを置かない
エコキュートのヒートポンプユニットは空気を吸い込むため、ヒートポンプユニットの近くにものを置いていると給湯効率が悪くなります。
また、異物を吸い込むとトラブルが発生する要因になります。
エコキュートの周りを定期的に清掃すると、エコキュートの寿命が長くなります。

●エコキュートのメーカーの無償保証

エコキュートのメーカーの無償保証というのは、エコキュートの修理などが保証期間内であれば無料になるものです。
エコキュートは、リモコンなどの本体、貯湯タンクユニット、ヒートポンプユニットがあり、無償保証期間がそれぞれ違っています。
また、メーカーによって延長保証の料金や期間も違っています。
ここでは、エコキュートの主なメーカーの無償保証についてご紹介します。

・ダイキン
リモコンなどの本体は1年間、ヒートポンプユニットは3年間、貯湯タンクユニットは5年間、延長保証の期間と保証料(税抜) は10年間で28,000円です。

・パナソニック
リモコンなどの本体は1年間、ヒートポンプユニットは3年間、貯湯タンクユニットは5年間、延長保証の期間と保証料(税抜) は5年間で11,524円、8年間で23,333円、10年間で27,000円です。

・日立
リモコンなどの本体は1年間、ヒートポンプユニットは3年間、貯湯タンクユニットは5年間、延長保証の期間と保証料(税抜) は10年間で28,426円です。

・三菱
リモコンなどの本体は2年間、ヒートポンプユニットは3年間、貯湯タンクユニットは5年間、延長保証の期間と保証料(税抜) は5年間で10,800円、8年間で23,238円、10年間で28,381円です。

・東芝
リモコンなどの本体は5年間、ヒートポンプユニットは5年間、貯湯タンクユニットは5年間、延長保証の期間と保証料(税抜) は8年間で17,000円、10年間で24,000円です。

・コロナ
リモコンなどの本体は2年間、ヒートポンプユニットは3年間、貯湯タンクユニットは5年間、延長保証の期間と保証料(税抜) は5年間で10,800円、8年間で23,200円、10年間で28,300円です。

無償保証期間としては、東芝が最も長く、5年間にリモコンなどの本体、貯湯タンクユニット、ヒートポンプユニットはなっています。
また、東芝は延長保証の保証料が最も安く、10年間で24,000円(税抜)です。
なお、延長保証の期間としては、メーカーの無償保証期間も含まれています。
延長保証の期間は、無償保証期間を含めて5年間、8年間、10年間です。
例えば、パナソニックのエコキュートで延長保証を5年間付けたとしましょう。
このときの延長保証の期間は、リモコンなどの本体は4年間、貯湯タンクユニットはなし、ヒートポンプユニットは2年間になります。

●エコキュートが安く交換できる時期のまとめ

ここでは、エコキュートが安く交換できる時期についてご紹介しました。
エコキュートの寿命は10年間から15年間といわれており、寿命になる前に交換するのがおすすめです。
頻繫にトラブルやエラーが発生するようになれば、エコキュートの交換の兆候です。
エコキュートをできるだけ安く交換したいのであれば、補助金制度を利用するのがおすすめで、狙い目は補助金が新しく公表される春から夏です。
ガス給湯器が安い時期に交換したい方へ
■まとめ

ここでは、ガス給湯器が安い時期に交換したい方へ、ガス給湯器が安い時期とは?ガス給湯器の安い時期と選び方、ガス給湯器はどうして夏の時期が安いか?エコキュートが安く交換できる時期についてご紹介しました。

ガス給湯器が安い時期は夏場で、特に6月~9月頃までです。

ガス給湯器が夏場に安い理由としては、次のようなものがあります。

・夏場はガス給湯器のトラブルが発生しにくい

・夏場は引越しも少ない

・業者の日程の調整がしやすい

ガス給湯器が安い時期に交換したい方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
わからないことがあったら
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お気軽にご連絡ください!
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