エコキュートのトラブルでお困りの方へ

2023年11月15日

「エコキュートの交換と修理?費用と方法の徹底解説」

 

エコキュートのトラブルが発生して困っている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、エコキュートのトラブルでお困りの方へ、エコキュートのトラブルの症状、対処法、エコキュートのトラブルと寿命の判断方法、エコキュートのトラブルを防ぐためのお手入れ、点検についてご紹介します。

 

「エコキュートの交換と修理?費用と方法の徹底解説」

 

エコキュートのトラブルの症状、対処法

ここでは、エコキュートのトラブルの症状、対処法についてご紹介します。

 

「エコキュートの交換と修理?費用と方法の徹底解説」

 

エコキュートから水漏れが発生している

エコキュートから水漏れが発生しているときは、風呂循環ポンプ、混合弁などの劣化であることが多くあります。エコキュートから水漏れが発生しているかは、水道メーターが回っていることで判断することができます。

家中の全ての水栓を閉めても水道メーターが回っているときは、エコキュートの水漏れが発生していることがあります。

 

具体的なエコキュートの水漏れの症状としては、次のようなものがあります。

排水管、排水ホース以外から水が漏れている
ヒートポンプユニットが運転していないにも関わらず水が出続ける
お風呂の湯はり、追いだきができない
お湯を使っていないにも関わらず残湯量が少なくなる、増えない

 

エコキュートから水漏れが発生しているときの対処法としては、次のようなものがあります。

数回逃し弁レバーを上下に動かす
貯湯タンクユニットの給水管止水栓を閉める

 

なお、次のようなケースは、エコキュートのトラブルではありません。

排水管、排水ホースからお湯や水が出る
ヒートポンプユニットから結露水が出る
沸き上げするときに貯湯タンクユニットからお湯や水が出る

 

リモコンが正常に作動しない

リモコンが正常に作動しないときは、エコキュートの電源が切れている、沸き上げ休止設定をしている、リモコンのトラブルが発生していることが考えられます。エコキュートの電源を入れてもリモコンが作動しないときは、リモコンのトラブルが考えられます。

 

リモコンが正常に作動しないときの具体的な症状としては、次のようなものがあります。

液晶が表示されない
スイッチを押しても作動しない

 

リモコンが正常に作動しないときの対処法としては、次のようなものがあります。

エコキュートのブレーカーを入れる
貯湯タンクユニットの漏電遮断器を入れる
チャイルドロック、自動消灯時間などの設定をチェックする

 

お湯が出ない

お湯が出ないときは、断水、配管の凍結、給水ストレーナの詰まり、給水遮断弁などのトラブルが考えられます。断水や凍結のときはエラーコードがリモコンに表示されるため、自然に回復してからエラーコードをリセットしましょう。

 

お湯が出ないときの具体的な症状としては、次のようなものがあります。

給湯栓から水しか出ない
ちょろちょろとしかお湯が出ない

 

お湯が出ないときの対処法としては、次のようなものがあります。

エコキュートの電源をチェックする
混合水栓をチェックする
給水ストレーナを掃除する

なお、一部の混合水栓のみのお湯が出なく、他の混合水栓のお湯がいつも通りに出るときは、一部の混合水栓のトラブルが考えられます。

 

お湯の温度が安定しない

お湯の温度が安定しないときは、外気温が低い、お湯が貯湯タンクユニットの中に溜まっていない、貯湯タンクユニットの基板、混合弁、給湯サーミスタなどのトラブルが考えられます。お湯の温度がぬるいときは、まずリモコンのお湯の設定温度をチェックしましょう。

なお、お湯の設定温度はエコキュートから出るときのものであるため、給湯栓から出るときは温度が低くなることがあります。設定温度が正しくてもお湯の温度が安定しないときは、混合弁などのトラブルが考えられます。

 

お湯の温度が安定しないときの具体的な症状としては、次のようなものがあります。

お風呂の湯はりのお湯がぬるい
シャワーのお湯がぬるい

 

お湯の温度が安定しないときの対処法としては、次のようなものがあります。

お湯の設定温度を調整する
沸き増しする

また、同時に複数の箇所でお湯を使うと、お湯が設定温度よりもぬるいことがあります。

 

お風呂の湯はり量が設定と違う

お風呂の湯はり量が設定と違うときは、お風呂の残り湯がある、浴槽のふろ循環アダプターのフィルターや給水ストレーナの詰まりが考えられます。これ以外には、貯湯タンクユニットの基板や注湯電磁弁のトラブルが考えられます。

 

お風呂の湯はり量が設定と違うときの具体的な症状としては、次のようなものがあります。

お風呂の湯はり量が多い、少ない
お風呂の湯はりの時間が長い
お風呂の湯はりが止まらない

 

お風呂の湯はり量が設定と違うときの対処法としては、次のようなものがあります。

浴槽の栓を確実に閉める
浴槽のふろ循環アダプターのフィルター、追いだき配管を掃除する
給水ストレーナを掃除する

 

配管の凍結、断水が発生している

配管の凍結や断水は一時的なことであるため、エコキュートのトラブルではありません。症状が自然に改善するまで待ちましょう。しかし、頻繫にエラーコードがリモコンに表示されるときは、注湯電磁弁などのトラブルが考えられます。このときは、メーカーあるいは業者に修理を頼みましょう。

 

配管の凍結、断水が発生しているときの具体的な症状としては、次のようなものがあります。

エラーコードがリモコンに表示される

 

配管の凍結、断水が発生しているときの対処法としては、次のようなものがあります。

状態が自然に回復するまで待つ

 

エラーコードがリモコンに表示される

エコキュートのトラブルが発生すると、エラーコードがリモコンに表示されます。エラーコードは、トラブルの箇所や要因を示唆します。

例えば、パナソニックのエコキュートでは、次のように「U〇〇」という形式で自分で対処ができるエラーコードを表示しています。

「U22」のエラーコードは、要因が断水、配管の凍結で、対処法が給水元栓を開ける、配管の解凍です。「U51」のエラーコードは、要因が浴槽の栓の閉め忘れで、対処法が浴槽の栓を閉めることです。

なお、「H〇〇」のエラーコードは販売店が対処するもの、「F〇〇」のエラーコードはサービス業者が対処するものになっており、エラーコードの全てが自分で対処できるものではありません。

また、貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットのトラブルなどは、業者に対処を頼む必要があります。

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エコキュートのトラブルと寿命の判断方法

エコキュートのトラブルが発生したときは、寿命になっているかを判断することが大切です。ここでは、エコキュートのトラブルと寿命の判断方法についてご紹介します。

 

10年間〜15年間以上使っている

エコキュートの寿命は、10年間〜15年間とされています。そのため、エコキュートを10年間〜15年間以上使っているときは、寿命と判断することができます。エコキュートは寿命をオーバーするとトラブルが発生するリスクが高くなり、修理用部品がないために修理ができないことも考えられます。

 

頻繫にエラーコードがリモコンに表示される

エコキュートが寿命になっていなくても、頻繫にエラーコードがリモコンに表示されるときは、交換を検討しましょう。エコキュートは貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットがあり、一部の箇所のトラブルが別の箇所に影響することがあります。

頻繫にエラーコードがリモコンに表示されると修理費用が高くなるため、エコキュートを交換するのがおすすめです。

 

修理費用が高額になる

エコキュートの交換費用の相場は、40万円〜50万円くらいとされています。修理費用が交換費用をオーバーするときは、エコキュートを交換する方がお得です。

 

「エコキュートの交換と修理?費用と方法の徹底解説」

 

エコキュートのトラブルを防ぐためのお手入れ、点検

長くエコキュートを使うためには、こまめにお手入れと点検を行うことが大切です。ここでは、エコキュートのトラブルを防ぐためのお手入れ、点検についてご紹介します。

 

「エコキュートの交換と修理?費用と方法の徹底解説」

 

エコキュートのトラブルを防ぐためのお手入れ

エコキュートのトラブルを防ぐためのお手入れとしては、次のようなものがあります。

 

貯湯タンクの水抜き

エコキュートのお手入れの中では、貯湯タンクの水抜きが最も大切です。貯湯タンクの水抜きを行わないと、お湯が汚れるなどのトラブルが発生することがあります。

貯湯タンクの水抜きの方法は、次のようになります。なお、詳しい貯湯タンクの水抜きの方法については、エコキュートの取扱説明書をチェックしてください。

漏電遮断器の電源を切る
給水止水栓を閉める
逃し弁のレバーを1分間くらい上げる
排水栓を開けて2分間くらい排水する
排水が止まると給水止水栓を開ける
お湯が出るのをチェックする
逃し弁のレバーを元に戻す
漏電遮断器の電源を入れる
混合水栓のお湯側を開けてお湯が出るかをチェックする

貯湯タンクの水抜きの頻度は、年に2回~3回くらいがおすすめです。なお、排水するときは熱湯が出ることがあるために注意してください。このような方法を見ると難しいと思うかもしれませんが、実際には案外と簡単です。

 

ヒートポンプユニットの水抜き

ヒートポンプユニットは、お湯を沸かすものですが、汚れが溜まるために定期的に水抜きが必要です。

ヒートポンプユニットの水抜きの方法は、次のようになります。

ヒートポンプユニットの全ての水抜き栓を緩める
1分間経つと全ての水抜き栓を閉める

ヒートポンプユニットの水抜きの頻度は、3ヶ月間~4ヶ月間に1回がおすすめです。ヒートポンプユニットの水抜きは簡単ですが、効果的なお手入れです。そのため、忘れないで定期的に行いましょう。

 

浴槽のふろ循環アダプターのフィルターの掃除

浴槽のふろ循環アダプターのフィルターは、追いだきなどのときにお湯が通る箇所です。フィルターに詰まったゴミなどを掃除しましょう。

浴槽のふろ循環アダプターのフィルターの掃除の方法は、次のようになります。

フィルターを取り外す
取り外したフィルターを水で洗う

古い歯ブラシなどで擦るとよく汚れが落ちます。その後、フィルターを元のように取り付けます。浴槽のふろ循環アダプターのフィルターの掃除は、毎日行うのがおすすめです。フィルターの取り外しや取り付けの方法は、エコキュートの取扱説明書をチェックしてください。

 

追いだき配管の掃除

エコキュートと浴槽を接続する追いだき配管の掃除も大切です。最近は、自動配管洗浄機能が搭載されているエコキュートも多くありますが、毎日使っているとだんだん汚れが溜まってきます。市販の配管用の洗浄剤を使って、追いだき配管内の汚れを掃除しましょう。

追いだき配管の掃除の方法は、次のようになります。

お湯を浴槽にはる
浴槽に市販の配管用の洗浄剤を入れる
リモコンの「風呂配管洗浄」スイッチを押す
追いだき配管の洗浄が終わると浴槽のお湯を抜く
浴槽のふろ循環アダプターの10cm上まで水を入れる
再度リモコンの「風呂配管洗浄」スイッチを押す

追いだき配管の掃除の頻度は、半年間に1回がおすすめです。配管用の洗浄剤は、ドラックストアなどで買うことができます。手間がそれほどかからないため、定期的に追いだき配管の掃除を行いましょう。

 

リモコンの掃除

リモコンは、毎日使うものであるために汚れが溜まってきます。きれいに画面を維持しましょう。

リモコンの掃除の方法は、次のようになります。

固く絞った布や乾いた布で拭く

リモコンの掃除の頻度は、汚れたときがおすすめです。なお、シンナーやアルコールはリモコンのトラブルが発生することがあるため、使わないようにしてください。

 

エコキュートのトラブルを防ぐための点検

長くエコキュートを使うためには、先にご紹介したようなお手入れを定期的に行うことが必要です。そして、お手入れと同じように、エコキュートの点検が大切です。エコキュートの点検を行って、早く部品のトラブルを見つけましょう。

 

エコキュートのトラブルを防ぐための点検としては、次のようなものがあります。

配管のチェック

配管は劣化しやすく、特に配管の接続部の水漏れが発生しやすいために注意しましょう。

配管のチェックの方法は、次のようになります。

配管の接続部の水漏れがないかをチェックする
配管の保温材が破損していないかをチェックする

配管のチェックの頻度は、年に2回、3回がおすすめです。

 

漏電遮断器の作動チェック

漏電遮断器は、漏電による感電や火災を防ぐためのものです。正常に漏電遮断器が作動していると、漏電が発生したときでも電気が自動的に遮断されます。正常に漏電遮断器が作動するかを定期的にチェックしましょう。

漏電遮断器の作動チェックの方法は、次のようになります。

貯湯タンクユニットの操作カバーを開ける
漏電遮断器のテストボタンを押す
エコキュートの電源が切れることをチェックする
漏電遮断器の電源レバーを元に戻す

テストボタンを押した後にエコキュートの電源が切れると、正常に漏電遮断器が作動しています漏電遮断器の作動チェックの頻度は、年に2回、3回がおすすめです。なお、正常に漏電遮断器が作動しないときは、メーカーあるいは業者に連絡してください。

 

逃し弁の作動チェック

逃し弁は、お湯を沸かすときの膨張水を外に逃がすためのものです。エコキュートの貯湯タンクの圧力が高くならないように調整するものであるため、逃し弁が確実に作動するかをチェックしましょう。

逃し弁の作動チェックの方法は、次のようになります。

逃し弁のレバーが上げ下げできるかをチェックする
逃し弁のレバーを上げたときにお湯や水が出るかをチェックする
逃し弁のレバーを下げたときにお湯や水が止まるかをチェックする

逃し弁の作動チェックの頻度は、年に2回、3回がおすすめです。なお、逃し弁のレバーを元に戻した後もお湯や水が止まらないときは、メーカーあるいは業者に連絡しましょう。

 

凍結防止機能のチェック

エコキュートは屋外設置であるため、外気温の影響を受けやすくなっています。凍結するような外気温になるときは、適切な凍結防止対策を行っていなければ、エコキュートのトラブルが発生することがあります。

外気温が氷点下になって配管が凍結すると破損するため、寒冷地や冬のシーズンの外気温が下がる地域では、凍結防止機能のチェックが大切です。

凍結を防止するための方法としては、次のようなものがあります。

配管の温度が下がるのを防止するために配管カバーを使う
凍結防止ヒーターを使う

凍結防止機能のチェックの時期は、外気温が下がる前がおすすめです。配管が凍結したときは、ぬるま湯をかけたり、外気温が高くなるまで待ったりしてください。直接熱湯をかけると、配管が破損することがあるために注意してください。

 

業者によるメンテナンスもおすすめ

自分でエコキュートのお手入れを行うことも大切ですが、お手入れのみではカバーできないものもあります。そのため、業者にメンテナンスを定期的に頼むのがおすすめです。

業者によるメンテンナンスの頻度は、3年に1回くらいがおすすめです。なお、消耗部品は3年間くらいで劣化してくるものが多くあるため、業者によるメンテンナンスは3年に1回くらいの頻度がおすすめです。

業者によるメンテンナンスの費用の相場は、1万円~2万円くらいです。消耗部品の交換が必要なときは、費用が別にかかります。

 

「エコキュートの交換と修理?費用と方法の徹底解説」

 

まとめ

ここでは、エコキュートのトラブルでお困りの方へ、エコキュートのトラブルの症状、対処法、エコキュートのトラブルと寿命の判断方法、エコキュートのトラブルを防ぐためのお手入れ、点検についてご紹介しました。

エコキュートの内部のトラブルが発生したときは国家資格が必要であるため、メーカーあるいは業者に修理、交換を頼みましょう。

メーカーの保証期間内のときは、エコキュートの修理、交換費用が無料になったり安くなったりします。そのため、まずメーカーに相談しましょう。メーカーの保証期間が終わったときは、業者にエコキュートの修理、交換を頼みましょう。

費用は業者によって違うため、見積もりを複数の業者から入手して比較検討することが大切です。

 

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