エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートの比較

2020年12月4日

エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートは、代表的な近年普及している省エネ型の商品です。
しかし、どこかで耳にしたことがあるがどのような商品か詳細はわからないというような方が多くいるでしょう。
ここでは、エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートの比較についてご紹介します。

エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートの比較

エネファームの特徴とは?
エネファームは、空気中の酸素とプロパンガスや都市ガスから取り出した水素を反応させて発電するものです。
発電するときの熱を使ってお湯を沸かします。
家庭用燃料電池コージェネレーションシステムが、正式なエネファームの名称です。
「電池」という言葉が含まれていますが、燃料になる酸素と水素を使って電力を作るということを考えれば、「発電機」という方がわかりやすいでしょう。

「エネルギー」と「ファーム」(農場)を組み合わせた造語が、エネファームというニックネームです。
家庭用燃料電池の認知度をアップするために、燃料電池実用化推進協議会 (FCCJ) が名称を2008年に統一したものです。
では、どうして「ファーム」なのでしょうか?
というのは、エネファームが新しい創エネシステムで、お湯と電気を自宅で同時に作るものであるためです。
発電装置としてのエネファームは発電するときに出る熱でお湯も沸かすため、無駄なくエネルギーを使うことができる高い節電性のある装置として着目されています。
また、既にある電力網に頼らないで発電が家庭でできるため、東日本大震災から着目度がさらにアップしました。

エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートの比較

エコジョーズの特徴とは?
エコジョーズというのは、省エネルギーに貢献できる給湯器で、効率良く少ないガスでお湯を沸かすことができるものです。
家庭で使うエネルギー消費の中では、「給湯」が約3分の1を占めています。
このお湯をつくるときに出る高温の熱を、空気中に捨てないで、再度回収してお湯を沸かすために使います。
エコジョーズは、高効率で家計や環境に優しいガス給湯器です。

エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートの比較

エコウィルの特徴とは?
エコウィルは、戸建て用の家庭用ガスコージェネレーションシステムで、自宅でエンジンをガスで動かして発電し、テレビや照明などで使うとともに、発電するときに出る熱でお湯を沸かして給湯したり、浴室乾燥機やガス温水式床暖房などと繋いだりすることもできます。
エコウィルの大きな特徴は、電気を作って、お湯をその排熱で沸かすため、エネルギーの無駄を少なくすることができることです。
従来は、発電所と電気を使うそれぞれの家庭が遠いため、発電するときに出る熱を使うことができませんでした。
しかし、エコウィルは自宅で発電するマイホーム発電です。
発電するときに出る熱が暖房や給湯に使えるため、エネルギーの利用効率がアップします。
お湯を使う量に応じて発電しているため、大家族で多くの給湯を使って床暖房を使う家庭の方が、大きなメリットがあるといえるでしょう。
なお、エコウイルは2017年に販売が中止になりました。

エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートの比較

■エコキュートの特徴とは?
エコキュートは、省エネでより快適な暮らしができる給湯機です。
空気の熱を利用して、使う電気エネルギーの3倍以上の熱エネルギーを作ることができ、効率が非常に良く、しかもお湯を経済的に沸かすことができます。
また、自然冷媒の二酸化炭素がエコキュートのヒートポンプの冷媒には使われており、一般的に主に使われている冷媒の代替フロン(HFC)に比較して、二酸化炭素は可燃性もなく無毒な理想的な冷媒です。
エコキュートは、お湯を空気の熱で沸かすヒートポンプ方式を採用しています。
そのため、従来の給湯器に必要なエネルギー量よりも少なくてお湯を沸かすことができるため、使う電気量を非常に低減することができます。
電気温水器とエコキュートの消費エネルギー量を比べたときは、電気温水器に比較してエコキュートは約3分の1になるとされています。
エコキュートは、さらに深夜時間の電気代が安い電力を使ってお湯を沸かすため、都市ガスと比べてもお湯を5分の1以下の費用で沸かすことができます。
お湯を少ないエネルギーで沸かして、夜間の割安な料金の電気を使うため、非常に電気代がお得です。
なお、毎月の電気代がお得になるということでも、別の給湯器に比較すると、エコキュートはまだまだイニシャルコストが高いというのが実際です。
しかし、大幅に毎月のランニングコストが低減できるため、石油給湯器やガス給湯機よりもイニシャルコストが高くても、ほんの数年間で導入費の違いは取り返すことができ、その後は非常にお得になります。

■エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのメリット・デメリットとは?
ここでは、エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのメリット・デメリットについてご紹介します。

●エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのメリット
光熱費が少なくなることが、エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートに共通しているメリットです。
お得な料金プランが、それぞれのガス会社・電力会社にあることがあります。
また、学習機能がエネファーム、エコウィル、エコキュートには付いています。
生活パターンや実際に使ったお湯の量を分析・記憶して、沸かし過ぎを防止したり、高い省エネルギー性の時間帯にお湯を沸かしたりすることによって、エネルギーの無駄が少なくなります。
さらに、エネファーム、エコウィルは補助熱源があり、いつもよりもお湯が多く必要になってもお湯を瞬間的に沸かせるためお湯切れの心配がありません。

エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのそれぞれのメリットとしては、次のようなものがあります。
エコジョーズは、水の勢いが水道直圧式であるため強くなります。
また、瞬間式であるためお湯を直接飲むことができ、湯切れの恐れもありません。
エコウィルは発電をガスエンジンで行うため、エネファームよりもお湯をパワフルでスピーディーに沸かせます。
エコキュートは、別の給湯器とは違って、火も使わなく、ガスも必要ないため安心です。
災害時のメリットも、地震が多い日本では気がかりでしょう。
では、災害時はエネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートでどのような違いがあるのでしょうか?
まず、エネファーム、エコウィル、エコキュートは貯湯式であるため、災害時に生活用水として貯湯タンク中のお湯を使うことができます。
さらに、停電時でもエコキュートは断水していなくて、しかもお湯が貯湯タンクに残っていると蛇口からお湯を出すことができます。

エネファームは水道と都市ガスが供給されていれば、別付けの「停電対応システム」や停電時発電継続機能内蔵モデルを利用すると停電時でも使うことができます。
エコジョーズは、水道とガスが供給されていると停電時でも給湯機能だけ使えるものもあります。
しかし、自動車のアクセサリーソケットと別売りの「停電対応ユニット」を繋ぐ必要があります。
エコウィルの中のエコウィルプラスは、停電時でもガスの供給があると発電運転ができます。
つまり、エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのメリットは次のようになります。

エネファームのメリットは、学習機能がある、生活用水として災害時に使える、停電時でも水道と都市ガスが供給されていると使えるものがある、補助熱源機がついており、瞬間的に湯沸しもできる、ことが挙げられます。
エコジョーズのメリットは、水の勢いが水道直圧式で強い、瞬間式でお湯を十分に使える、そのままでも飲める、水道とガスが供給されていると停電時でも給湯できるものもある、ことが挙げられます。
エコウィルのメリットは、学習機能がある、生活用水として災害時に使える、ガスの供給があると発電運転が停電時にできるものもある、補助熱源機がついており、瞬間的に湯沸しもできる、ことが挙げられます。
エコキュートのメリットは、学習機能がある、生活用水として災害時に使える、断水していなければ停電時に給湯できる、ガスや火を使わないため安心である、ことが挙げられます。

●エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのデメリット
騒音が発生することが、エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートに共通しているデメリットです。
エネファームは、燃料電池であるため、騒音はそれほど発生しませんが、低周波音で悩まされることがあります。
エコジョーズは、お湯をガスで沸かすため騒音がある程度ありますが、給湯する時だけ発生します。
エコウィルは、発電をガスエンジンで行うため騒音はちょっと大きめです。
エコキュートはお湯を深夜に沸かすため、迷惑が近くの住民にかかるときがあります。
エネファーム、エコウィル、エコキュートは貯湯タンク式であるため、大きなスペースが設置するために必要になります。
また、沸騰させないで沸かしたお湯を飲むことはできません。
エネファーム、エコウィル、エコキュートのメリットとしては学習機能が付いていることですが、瞬間湯沸し機能がエコキュートにはありません。

そのため、お湯を使う量が急に多くなると湯切れすることがあります。
また、環境もエコジョーズを設置するときは考える必要があります。
エコジョーズは、多くの湯気が従来のガス給湯器よりも発生します。
この湯気は酸性であるため、金属のアルミサッシなどが腐食することがあります。
そのため、エコジョーズを設置するときは近くにこのようなものがないかチェックする必要があります。
つまり、エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのデメリットは次のようになります。
エネファームのメリットは、低周波音が発生する、大きなスペースが設置するために必要である、沸騰させないと飲めない、ことが挙げられます。

エコジョーズのデメリットは、音が給湯時に発生する、注意が設置場所に必要である、ことが挙げられます。
エコウィルのデメリットは、音がガスエンジンの発電時に発生する、大きなスペースが設置には必要である、沸騰させないと飲めない、ことが挙げられます。
エコキュートのデメリットは、音が深夜に発生する、大きなスペースが設置には必要である、沸騰させないと飲めない、瞬間的に湯沸しができない、ことが挙げられます。

■エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのイニシャルコスト、ランニングコストとは?
ここでは、エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのイニシャルコスト、ランニングコストについてご紹介します。

● エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのイニシャルコスト
メーカー希望小売価格(税抜)としては、エネファームが190万円程度、エコジョーズが17万円程度、エコウィルが75万円程度、エコキュートが45万円程度になっています。
エネファーム、エコウィル、エコキュートはスペースが大きく高額であるため、最もエコジョーズが導入しやすいでしょう。

● エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのランニングコスト
エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートは、ランニングコストを低減することができます。
エネファームとエコウィルはガス料金が高くなりますが、電気料金は発電した分安くなります。
エコジョーズは、ガスを使う量が少なくなるためガス料金が安くなります。
エコキュートは、お湯を沸かすためのガス料金がかかりません。
従来型のガス給湯器と4人家族の戸建てで比べたときは、エネファームが年間に約65,000円、エコジョーズが年間に約16,500円、エコウィルが年間に約54,000円、エコキュートが年間に約78,900円、それぞれ低減できるといわれています。

■エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートの違いとは?
エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートは、同じような名称であるため紛らわしいでしょう。
ここでは、エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートの違いについてご紹介します。

●エネファーム
エネファームは最も高額です。
エネファームは給湯のみでなく、お湯を発電するときに発生する熱で沸かすため、給湯能力も発電能力も優れていることがメリットです。
エコジョーズとエコキュートは給湯のみですが、エネファームは基本的に発電していることが違っています。
エネファームは水素をプロパンガスや都市ガスから取り出して、水素を使って発電するものです。
空気中の酸素と水素を反応させて発電するものを、燃料電池などといいます。
例えば、水の電気分解を学校の理科などで習ったのを覚えているでしょう。
燃料電池のときは、水の電気分解と逆のものです。

エネルギー効率の良さが、エネファームの一つのメリットとしてあります。
普通の火力発電のときは、発電に全ての熱を使うことができないため、無駄になる熱があります。
一方、エネファームは、給湯に発電するときに出る熱を使うことによって有効利用ができます。
また、火力発電所からの電気をそれぞれの家庭にまで送電するときに無駄が発生してしまいます。
しかし、エネファームのときは、自宅で発電するためほとんど送電するときの無駄がありません。
このことが、エネファームで発電するメリットです。
また、水しか燃料電池は発生しません。
二酸化炭素などが発生しないため、環境に対してクリーンです。
また、地域によってはガス料金のエネファーム用の設定があるところもあります。
ガス会社としては、ガスで発電して電気を使わないため嬉しい顧客になります。
そして、自家発電が停電時もできることも一つのメリットです。

しかし、ガスが地震などで止まってしまえば発電はできなくなります。
一方、エネファームのデメリットは、価格が高いことです。
はっきりいって、エネファームは非常に価格が高いといってもいいでしょう。
環境に優しく発電効率がいいため、補助金などももらえますが、補助金をもらってもエコキュートよりも非常に高くなります。
設置費用が給湯設備で高いのは非常に困ります。
というのは、給湯設備は20年間程度すれば買い替えする必要があることが多くあるためです。
エネファームは、給湯のみではないため、複雑なシステムになります。
昔の機種のエネファームであれば、買い替えを10年程度でする必要かあったようです。
しかし、現在は進化しているため、寿命がもうちょっと伸びているようですが、いつまでも使えるということではありません。
また、高い発電効率であるということでも、初めの設置費用が回収できるかは難しい問題です。
太陽光発電のときは、電力会社に余剰の電力が売電できますが、これがエネファームはできません。
というのは、エネファームはガスを使うため、電力会社としてはそれほど普及して欲しいものではないためです。

売電が太陽光発電はできますが、国としては売電がエネファームはできないというのはどうなのでしょう。
世界中でエコ、省エネなどがいわれている中で、エネファームは売電ができないということは、みんながやはり知って改善しないと世の中は良くならないのではないでしょうか。
このような問題があるため、エネファームはどうしても普及がなかなか進みにくいというのが実情です。
また、エネファームは大きな設置場所が必要であることも一つのデメリットです。
水素を使った燃料電池というシステムそのものは、開発が年々行われている分野です。
水素自動車の開発が、自動車の分野でも行われています。
しかし、水素ステーションを作るのがやはり実際には困難であるなど、多くの問題があるようです。
日本は特に輸入に燃料を頼っているため、国としてもエネルギー源として水素が使えるというのは大切なことです。
水素のインフラが近い将来には整備されて、水素を使って発電するようなシステムが家庭に付く可能性はあるでしょう。

●エコジョーズ
エコジョーズは、ガスの高効率な給湯システムです。
エコジョーズではない昔のガス給湯器とは、無駄になっていた廃熱も有効に利用できることが違っています。
エネファーム、エコキュートと比べるとシステムは非常にシンプルですが、多くのメリットがあります。
特に、都市ガスが供給されている地域であれば、多くの人がエコジョーズを選んでいます。
まず、エコジョーズのメリットとしては、設置費用がエコキュートなどと比べて安いことです。
昔より効率が良くなったということでも、基本的にお湯をガスで沸かすという単純な構造であるため、エコキュートなどのように効率は高くはありません


しかし、壊れて買い替えしたり、修理したりするときも安い方がいいでしょう。
また、お湯が必要であればお湯をすぐに沸かすことができるため、貯湯タンクのお湯がエコキュートのように切れるということもありません。
貯湯タンクがないため、コンパクトな設置場所になるのもメリットです。
また、エコキュートは作ったお湯を使うまで時間が経つため温度が下がりますが、エコジョーズは作ったお湯をすぐに使うため温度の下がりが少なくなります。
エコキュートは火力発電所などで電気を燃料から作って、送電した電気でお湯を沸かして、貯湯タンクに貯めて使うため、燃料から取り出すエネルギーとしては無駄が多くあります。
しかし、エコジョーズは燃料からお湯をすぐに作るためエネルギーとしては無駄が少なくなります。
また、貯湯タンクにお湯を貯めないため飲み水としても使えます。

エコジョーズは熱を燃料から取り出す効率が非常に高くなりますが、エコキュートの方が光熱費としては安くなりがちです。
エコキュートは、やはり夜間の余剰電力とヒートポンプの利用ということで金銭的には有利です。
特に、プロパンガスのときは、燃料費が高いためエコジョーズではなくエコキュートを選ぶ人が多くいます。
また、キッチンは IHヒーターの方が楽に掃除ができるためいいという方が多くなっているため、お風呂もそのまま電気にするオール電化にする方も多くなっています。
というのは、お風呂のみをガスにすれば基本料金が無駄になるような感じがするためでしょう。
しかし、エコジョーズはデメリットが最もないともいえます。
買い替えや修理のことを考慮すれば、エコジョーズはおすすめです。

●エコウィル
エコウィルは、燃料を普通に燃やして発電するものです。
しかし、エコウィルは現在では製造販売がすでに終わっています。

●エコキュート
エコキュートは、電気を使ってお湯をヒートポンプで作って、貯湯タンクに貯めるものです。
エコキュートのポイントは、給湯の費用がヒートポンプを使うことによって安くなることです。
エコキュートは、お湯をヒートポンプで作ることが優れています。
ヒートポンプの仕組みは、簡単にいえばエアコンなどで使われているものです。
圧縮すると空気は熱くなるため、この熱を利用します。
この原理は、学校で学習したボイルシャルルの法則です。
ヒートポンプがいかにすごいかについては、ヒートポンプを使っていない電気でお湯を沸かすものを考えるとわかりやすいでしょう。

ヒートポンプを使わないで、ヒーターを電気で熱くしてお湯を沸かすと、非常に効率が悪いため電気代が高くなります。
ヒートポンプのエアコンは電気代がそれほど高くなりませんが、電熱線を使った電気ストーブはしばらく使っているのみで電気代が非常に高くなることと同じです。
電気代がエコキュートで安くなるのは、ヒートポンプを使っているだけでなく、お湯を夜間電力で作るためです。
オール電化やエコキュートの家のときは、安い夜間電力のプランにするときが多くあります。
しかし、昼間に貯湯タンクのお湯が無くなると、昼間の電気を使ってお湯を沸かすようになるため、電気代が高くなるため注意する必要があります。
また、オール電化にすれば、電気に一本化できてガスを使わないため、ガス代がかからなくなることもメリットです。

一方、エコキュートは、初めの設備費が高くなりやすいことがデメリットです。
しかし、エネファームよりは安いため、ランニングコストで後から回収できる範囲ではあります。
また、エコキュートは作ったお湯を貯めるための貯湯タンクが必要であるため、貯湯タンクを設置するためのスペースが必要になります。
そして、寒冷地のときはエコキュートが不利になりやすいです。
エコキュートはお湯を貯湯タンクに貯めておくため、外気温が低いと不利になります。
また、エコキュートのヒートポンプは熱を取るために空気を圧縮しますが、熱を低い外気温から取ろうとすると効率が下がりやすくなります。

しかし、ヒートポンプの技術が昨今はアップしているため、寒冷地でもパフォーマンスを十分に発揮してくれます。
また、原子力発電が衰退しているため、夜間電力の料金の割引が少なくなることが考えられます。
原子力発電は発電を一旦始めると停止するのが困難であるため、発電を昼夜に関係なくし続けます。
そのため、電気が夜間には余ります。
原子力発電にとっては、夜間に一般家庭が電気を使ってくれると都合が良かったのですが、日本の原子力発電は東日本大震災から厳しくなっています。

しかし、火力発電などでも完全に夜間に止めることはできないため、お湯を夜間電力で沸かせるのは現在でもメリットです。
ここでは、エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートの違いについてご紹介します。
エネファームは、自動車などで燃料電池が使われるようになると一気に普及するようになるかもしれません。
効率よく水素を作る方法、安全に水素を管理する方法などができると、一気に普及するようになるでしょう。
課題はまだ多くありますが、今後の進化が期待できるでしょう。
都市ガスであれば、エコジョーズもおすすめです。
特に、料理は強火のガスがいいという方はエコジョーズがいいでしょう。
オール電化であれば、太陽光発電などと組み合わせてエコキュートにするのもおすすめです。

■エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのどれを選ぶといいか?
省エネ給湯器としては、エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのようにいろいろな種類があります。
しかし、エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートはそれぞれメリット・デメリットがあり、どれを選ぶといいか迷うでしょう。
ここでは、使用方法や家庭の状況などから、最も適したものについてご紹介します。

●現在のガス給湯器からそれほど変えたくないのであればエコジョーズがおすすめ
現在使っているガス給湯器から大きく使い方や仕組みを変えたくないときは、現在のガス給湯器と違いが大きくない使い方ができてガス代が安くなるエコジョーズが最もおすすめです。
メリットとしては、設置場所が省スペースであること、手軽にメンテナンスできることなどが挙げられます。

●オール電化住宅であればエコキュートがおすすめ
IHヒーターに調理設備を変えてオール電化住宅にすることによって、エコキュートの費用が節約できる効果が体感しやすくなります。
エコキュートは、二酸化炭素の低減にも貢献できるだけでなく、火やガスを使わないため火災が発生するリスクが少なくなることもメリットです。

●オール電化にしたいが導入費用を安くしたいのであれば電気温水器がおすすめ
電気代をメインに考えるときは、空気中の熱を利用してお湯を沸かすエコキュートの方が電気代が安くなります。
しかし、導入費用のみを考えれば、電気温水器の方がエコキュートよりも安くなるでしょう。

まとめ
ここでは、エネファームの特徴とは?エコジョーズの特徴とは?エコウィルの特徴とは?エコキュートの特徴とは?エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのメリット・デメリットとは?エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートのイニシャルコスト、ランニングコストとは?エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートの違いとは?についてご紹介しました。
ここでご紹介したように、エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートは、それぞれ特徴、メリット・デメリットが違っています。
適している給湯器は、家庭で使うエネルギーの種類によっても違ってきます。
ガスも一緒に使うのであればエネファーム、エコジョーズ、エコウィル、オール電化であればエコキュートがそれぞれ適しています。
さらに、設置する環境がマンションか戸建てかなどによっても違ってきます。
エネファームとエコジョーズとエコウィルとエコキュートを比較するときは、ぜひ参考にしてください。

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