エコキュートを長持ちさせるためのお手入れの教科書

2020年6月8日


エコキュートは近年では様々な給湯システムがある中で非常に高い人気を誇っています。
エコキュートは電気をエネルギーとしてお湯を作る設備ですが、この給湯システムは電気料金が安い深夜帯の電気を利用してお湯を作り置きしておけるというのがメリットとしての特徴です。

お湯を作り置きしておくという特徴があるので、災害時でもタンクに貯めているお湯が非常用生活用水として活用できる点も人気の理由のひとつです。エコキュートは導入され始めて約20年となるのですが、多くのメーカーでは10年のメーカー保証がついているのが一般的です。

多くの家庭に普及したのが約10年前程度なので、そろそろ保証期間も満了となりエコキュートの買い替えを検討しているご家庭も多いのではないでしょうか。
エコキュートは使用開始から10年程度経過するとさまざまなエラー表示がなされるようになる事が多いため、エラーが出て使えるのか使えないのかわからないというお問い合わせもかなりの数ございます。

エコキュートはそう簡単に壊れるような軟弱な給湯器ではないのですが、購入してから何のお手入れもしていない場合は想定よりも早く故障してしまうこともございます。
エコキュートのお手入れは何をすればいいのかわからないという方も多いことでしょう。エコキュートのお手入れタイミングやその方法についてより身近なものになるようにご案内させて頂きます。

タイミング

エコキュートのお手入れといっても多種多様ですが、エコキュートの日々のお手入れ方法について簡単にご案内させて頂きます。普段の生活の中でこまめに行った方が良いことや年に数回で構わないことなどを頻度別にまとめてご紹介しておきましょう。

週に一度

普段の生活の中でお部屋のお掃除をするように、エコキュートのお手入れもしてみましょう。
これを行うだけでエコキュートの寿命も長くなり、結果的に維持コストを下げることにつながります。

浴槽フィルター
エコキュート関連のお手入れの中で1番頻度が高いものです。
毎日使用するお風呂のエコキュートですので水垢は想像よりはるかに早く溜まります。

週に一度くらいは浴槽フィルターを掃除をするのがオススメです、水垢がフィルターの目詰まりの原因になります。
エコキュートが故障してしまう危険がありますのできちんと行いましょう、入浴剤などを頻繁に使う人は特に注意です。

半年に1度

配管の掃除

こちらは頻度は高く無いものの非常に重要なお手入れです。
エコキュートと浴槽の間には配管があって、お湯が循環しています。

エコキュートの使用中はお湯が循環しているので汚れがつくことはないのですが、停止している時間が長いと汚れが溜まってしまうのです。
エコキュートには自動洗浄機能がついているものが多数ございますので、配管のお掃除をする場合にそちらをオンにしておいていただければ問題ありません。

この機能がない場合は日常的に洗浄ボタンを押すように心がけましょう。
きちんと洗浄しても汚れは溜まるものです、半年に1回は配管のお掃除を行うようにしましょう。

水抜き

水抜きはエコキュートタンク内の汚れを排出することが目的のお手入れです。
エコキュートは夜間電力を利用してお湯を作り置きするシステムという特性上、必ずタンクが一体となっています。

このタンクはステンレスでできていることがほとんどなので錆が出ることはありません。
しかし、水道水に含まれる不純物が原因で徐々にタンク内に汚れが溜まってしまうものなのです。

水道水は殺菌のために塩素が入っていたりミネラルが含まれていたりしますので、それらがタンク内に溜まると故障の原因となる場合がございます。
お風呂に使うお湯なのでタンク内に汚れが含まれていると考えると、嫌な感じがしますので定期的にお手入れをしましょう。



お手入れ方法は?

エコキュートのお手入れタイミングはある程度分かっていただけましたね。
具体的にどのようにすれば良いのかをご紹介していきましょう。

浴槽フィルター

浴槽フィルターのお掃除をする場合は最初にフィルターを取り外してください。
フィルターには汚れが付着していますので、大まかにフィルターの水垢を水洗いしてください。

だいたいの汚れが落ちたら網目に詰まっている細かな汚れを丁寧にとっていきましょう。
汚れが落ちたら元の場所に浴槽フィルターを戻して完了です。

配管

エコキュートの配管掃除をする場合は必ず配管用の洗浄剤を用意してください。
取り扱い説明書にはどの洗浄剤を用意すれば良いか書いています。

洗浄剤を用意したら浴槽に水を溜めましょう、そして洗浄剤を水を溜めた浴槽に入れます。
ちなみに、硫黄、酸、アルカリを含んだ洗浄剤は配管を痛める原因になってしまいますので使用しないでください。

酸素系洗剤は除菌効果があり、皮脂汚れを浮かして取り除いてくれますので是非お使いになってください。
洗浄剤を入れてエコキュートの洗浄ボタンを押すと、1時間ほど洗浄水を配管の中で循環させます。

その後、浴槽の水を新しい水に入れ替え、今度はすすぎのために30分ほど水を循環させます。最後に水を捨てて浴槽内を清掃すれば終了です。エコキュートの機種ごとに洗浄方法が微妙に異なりますので、取扱説明書を必ず確認して行ってください。

タンクの水抜き

貯湯タンクの水抜きを行う場合はまず漏電遮断機をOFFにしてください。
次に空気が入るようにしてタンク内が真空状態になるのを防ぐため、給水配管専用止水栓を閉じてから逃がし弁レバーを開放してください。

そして排水栓を開いて2分以上排水します、この水の排出が終了したら逃し弁レバーを閉じて漏電遮断機をONにします。
最後にお湯が出るのを確認しましょう、最初は空気が混じったお湯や水音を立てて噴き出してきますがしばらくすると直るので心配しないようにしましょう。

基本的にきれいな水が行き来しているだけなエコキュートと思いがちですが、実はかなりの速度で汚れが溜まってしまうものなのです。
水垢などに関しては普段目にするようなことがほとんどないため、一般の人であればイメージもできないことが多いのではないでしょうか。

エコキュートは水垢やお風呂に入ることによる皮脂汚れなどで、想像以上に汚れてしまう要因があると覚えておきましょう。お手入れを放置してしまうと10年以上は問題なく使用できるエコキュートでも、数年でさまざまなエラー表示が出てくるようになる場合がございます。

目に見えない部分の汚れなので放置してしまう人も多いですが、ぜひ定期的なエコキュートのお手入れを習慣にしましょう。エコキュートを長持ちさせ、維持コストを削減することにもつながります!


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