エコキュート交換の前日にするべきことを知りたい方へ

2023年7月13日

エコキュート交換の前日にするべきことを知りたい方へ

 

エコキュート交換の前日はどのようなことをすればいいのだろうかと悩んでいる方も多くいるでしょう。エコキュートは、急にトラブルが発生して交換が必要になることもあります。

毎日仕事などで忙しいときは、エコキュートの交換が気になるでしょう。ここでは、エコキュート交換の前日にするべきことを知りたい方へご紹介します。

エコキュート交換の前日にするべきことを知りたい方へ

 

エコキュートの交換時間

ここでは、エコキュートの交換時間についてご紹介します。

 

既設のエコキュートから新しいエコキュートに交換するケース

既設のエコキュートから新しいエコキュートに交換するときは、4時間くらいで完了します。しかし、次のようなときは、時間が6時間~7時間くらいかかります。

配管を交換する
2階に配管が上がっている
エコキュートの設置場所が狭い

なお、このようなときでもエコキュートの交換工事を朝から始めると夕方には少なくとも工事が完了し、お風呂に夜には入れるでしょう。

しかし、エコキュート交換工事が完了した後に4時間くらいはお湯を沸かすためにかかるため、すぐにお風呂に入れるということではないことを把握しておきましょう。

 

既設のガス給湯器からエコキュートに交換するケース

既設のガス給湯器からエコキュートに交換するときは、時間が2日間くらいかかります。既設のエコキュートから新しいエコキュートに交換するときよりも時間がかかるのは、作業が多くなるためで、特に基礎工事に時間がかかります。

エコキュートの貯湯タンクユニットは満水になると重さが数百キロにもなるため、この重さに耐えられる土台がないと設置することができません。基礎工事でコンクリートを打設するため、土台がないときは1日間かかるようになります。

なお、基礎工事は既設の電気温水器の土台があるときには必要ありませんが、大きさが違うなどのために再度基礎工事が必要なことがあります。

 

エコキュートの交換工事の流れ

ここでは、エコキュートの交換工事の流れについてご紹介します。大まかなエコキュートの交換工事の流れを把握しておくことによって、スムーズに工事当日も対応ができます。

 

既設のガス給湯器からエコキュートに交換するときの流れ

既設のガス給湯器からエコキュートに交換するときの流れは、次のようになります。

エコキュートの設置場所をチェックする
基礎工事を行う
既設のガス給湯器を撤去する
エコキュートの設置工事を行う
エコキュートの配管工事を行う
エコキュートの電気工事を行う
エコキュートのリモコンを取り付けする
エコキュートの試運転を行う
電力会社に申請する

既設のガス給湯器からエコキュートに交換するときは、満水になると重さが数百キロにもある貯湯タンクユニットを設置するための土台が必要になります。

コンクリートを打設して基礎工事を行うため、既設のガス機器の撤去と基礎工事のみで1日間かかるでしょう。エコキュートの設置工事や配管工事などを2日目に行って、お湯がその日の夜には使えるようになります。

 

既設の電気温水器からエコキュートに交換するときの流れ

既設の電気温水器からエコキュートに交換するときの流れは、次のようになります。

エコキュートの設置場所をチェックする
基礎工事を行う
既設の電気温水器を撤去する
エコキュートの設置工事を行う
エコキュートの配管工事を行う
エコキュートの電気工事を行う
エコキュートのリモコンを取り付けする
エコキュートの試運転を行う
電力会社に申請する

エコキュートと同じように、電気温水器は電気でお湯を沸かして貯めておくものであるため、既設の土台があります。しかし、土台の大きさが小さい、土台が劣化して重さに耐えられないときは、再度基礎工事を行う必要があります。

 

既設のエコキュートから新しいエコキュートに交換するときの流れ

既設のエコキュートから新しいエコキュートに交換するときの流れは、次のようになります。

エコキュートの設置場所をチェックする
基礎工事を行う(既設の土台が使えないとき)
既設のエコキュートを撤去する
新しいエコキュートの設置工事を行う
新しいエコキュートの配管工事を行う(既設の配管が使えないとき)
新しいエコキュートの電気工事を行う
新しいエコキュートのリモコンを取り付けする
新しいエコキュートの試運転を行う

既設のエコキュートから新しいエコキュートに交換するときは、既設の土台や配管が基本的に再度利用できます。

しかし、次のようなときは、基礎工事、配管工事が再度必要になることがあります。

エコキュートの貯湯タンクの容量を大きくした
エコキュートの設置場所を変えた
土台が劣化してエコキュートの重さに耐えられない
既設の配管が劣化している

また、エコキュートの機種や貯湯タンクの容量が同じのときは電力会社に申請する必要がありませんが、これ以外のときは契約内容を更新する必要があります。

電力会社に前もって問い合わせておくことによって、スムーズにエコキュートの交換工事を進めることができます。

 

エコキュート交換の前日にするべきことを知りたい方へ

 

エコキュート交換の前日にするべきこと

ここでは、エコキュート交換の前日にするべきことについてご紹介します。

 

既設のエコキュートの貯湯タンクユニットなどの中のお湯や水を抜いておく

エコキュート交換の前日にするべきことは、既設のエコキュートや電気温水器からエコキュートに交換するときには既設の貯湯タンクユニットの中のお湯や水を抜いておくことです。

お湯や水が貯まっている貯湯タンクユニットの重さは数百キロもあるため、水抜きを撤去する前に行う必要があります。

貯湯タンクユニットの水抜きの時間は30分間〜1時間くらいになりますが、エコキュートに交換の前日にこの作業を行っておくことによってエコキュートの交換工事の時間が短くなります。

貯湯タンクユニットの水抜きの方法は、次のようになります。なお、詳しい貯湯タンクユニットの水抜きの方法は、エコキュートの取扱説明書をチェックしてください。

 

貯湯タンクユニットにある漏電遮断器(漏電ブレーカー)を切る

まず、貯湯タンクユニットにある漏電遮断器を切ってください。漏電遮断器は、貯湯タンクユニットの中央付近にあります。カバーを開けて、下側に漏電遮断器のレバーを動かしてください。(給水配管専用止水栓を閉める)

次に、給水配管専用止水栓を閉めます。エコキュートによって給水配管専用止水栓の場所は違いますが、基本的にエコキュートの近くの配管をチェックしましょう。ネジで回す配管の途中にある箇所があれば、それが給水配管専用止水栓です。

 

逃し弁を開ける

次に、貯湯タンクユニットの上の方にある逃し弁を開けます。普段はカバーが閉まっていますが、カバーを開けると逃し弁があります。逃し弁のレバーを上げることによって、開けることができます。普段は逃し弁を触らないため、硬くて開けにくいことがたまにあります。

そのため、できるだけ男性が行うか、困難なときは業者に頼むといいでしょう。また、逃し弁を開けてもお湯が排水管から出ないときは、逃し弁のトラブルが発生していることがあります。このときは、メーカーあるいは業者に相談してください。(1分間~2分間排水栓を開けて溜まっている汚れを排出する)

逃し弁が開けば、1分間~2分間排水栓を開けます。給水配管専用止水栓の近くに、排水栓はあります。排水栓は、配管の奥の方にあるため、十分にチェックしましょう。逃し弁のレバーを上げると排水ができます。

 

給水配管専用止水栓を開けて、逃し弁を閉める

お湯や水が出なくなると、給水配管専用止水栓を開けて、逃し弁を閉めます。操作するときは、十分に開け閉めが行われているかをチェックしましょう。逃し弁などの閉め忘れは、水漏れなどが発生することもあります。

 

エコキュートの水抜き後は空気抜きと沸き上げを行う

エコキュートの水抜きの後は、空気抜きと沸き上げを行ってください。エコキュートの空気抜きの方法は、次のようになります。なお、エコキュートによってリモコン操作は違います。

エコキュートのリモコンの「初期設定」のスイッチを押す
「初期設定」の中の「試運転」のスイッチを押す
「空気抜き運転」が始まる
混合水栓のお湯側を1分間以上開けて、貯湯タンクユニットの中の空気を抜く
通常運転に戻る

なお、詳細については、エコキュートの取扱説明書をチェックしてください。

 

エコキュートの周りは整理しておく

エコキュート交換の前日にするべきことは、エコキュートの周りを整理しておくことです。エコキュートを交換するときに、エコキュートの周りなどが整理されていないと、まずその整理から行う必要があります。

というのは、エコキュートの周りなどに物があることによって交換工事の邪魔になるためです。また、基本的に、エコキュートを効率良く運転するためにも周りには物を置かないことが大切です。そして、エコキュート交換の前日に周りを整理しておくのみで、30分間くらいは工事時間が短くなります。

エコキュートを効率良く運転するためにも、当日の交換工事を効率良く進めるためにも、常にエコキュートの周りは整理しておきましょう。

 

エコキュートの交換工事中はお湯も水も使えないために準備しておく

エコキュート交換の前日にするべきことは、エコキュートの交換工事中はお湯も水も使えないために準備しておくことが大切です。エコキュートを交換するときにお湯が使えないのはわかるでしょうが、実際には水も使えなくなります。

というのは、配管工事を行うためで、水を使いたいときは前もって水を準備しておく必要があります。配管工事が完了すると水はすぐに使えるため、エコキュートの交換工事がいつ頃完了するかを前もって業者に聞いておきましょう。

 

エコキュート交換の前日にするべきことを知りたい方へ

 

エコキュートの交換を判断する目安

エコキュートを交換するときは1日間くらいかかるため、修理しようかと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。エコキュートを修理しても問題なく使えるといいでしょうが、先々もトラブルが多く発生して場合によっては費用が余計にかかることもあります。ここでは、エコキュートの交換を判断する目安についてご紹介します。

 

エコキュートを使い始めてから8年間以上経っている

エコキュートの交換を判断する目安としては、既設のエコキュートを使い始めてから8年間以上経っているときです。エコキュートの寿命は10年間~15年間くらいといわれており、8年間が経った頃から寿命も近くなってトラブルが多く発生するようになります。

1つの箇所を修理すると全く別の箇所が問題ないときは、エコキュートを修理してもいいでしょう。しかし、業者が別の箇所のトラブルが多く発生するかもしれないと判断したときは、エコキュートの寿命が近くなっています。

そのため、修理しても費用が高くなるのみであるため、エコキュートの交換を検討する方がいいでしょう。

 

エラーコードが頻繫にリモコンに表示される

エコキュートの交換を判断する目安としては、エラーコードが頻繫にリモコンに表示されるときです。エコキュートの寿命が近いということでもないにも関わらず、エラーコードが頻繫にリモコンに表示されるときは、エコキュートの交換のサインといえます。

基本的に、エコキュートの寿命は目安であり、使用状況や使用環境によって違います。例えば、まだ使い始めてから5年間くらいしか経っていなくても、多くトラブルが発生するときは何らかの不具合がエコキュートにあるということです。

短期間でエコキュートを交換するのはもったいないでしょうが、思い切って交換する方がお得なこともあります。なお、エコキュートの保証期間内で修理が無料になるときは、修理してそのまま使うのもいいでしょう。

 

エコキュートの保証期間が終わっている

エコキュートの交換を判断する目安としては、保証期間が終わっているときです。エコキュートの保証としては、メーカーの無償保証や有料の延長保証、業者オリジナルの保証などがあります。

入っているエコキュートの保証期間が終わったときは、エコキュートの交換を検討しましょう。というのは、エコキュートの保証期間内のときは修理が無料になりますが、エコキュートの保証期間が終わったときは修理が有料になるためです。

エコキュートの修理費用は数万円にもなることがあるため、非常に保証の有無は大切です。また、近年は業者のオリジナルの保証が長期間の8年や10年というようなものがあるため、この保証期間が終わっていることはエコキュートの寿命もオーバーしているようになります。エコキュートの保証書をチェックし、保証期間が終わっているときは交換を検討しましょう。

 

エコキュート交換の前日にするべきことを知りたい方へ

 

まとめ

ここでは、エコキュート交換の前日にするべきことを知りたい方へ、次のようなことについてご紹介しました。

エコキュートの交換時間
エコキュートの交換工事の流れ
エコキュート交換の前日にするべきこと
エコキュートの交換を判断する目安

エコキュートの交換時間は、既設の給湯器によって違います。エコキュートの交換工事で基礎工事が必要ないときは半日間〜1日間、基礎工事が必要なときは2日間かかります。

既設のガス給湯器からエコキュートに交換するときは、必ず基礎工事が必要になるため、1日間では終わりません。

エコキュート交換の前日に貯湯タンクの水抜きや周りの整理を行っておくのみでも、交換工事の時間が短くなります。エコキュート交換の前日にするべきことを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

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