エコキュート交換にどれくらい時間がかかるか気になる方へ

2023年7月11日

エコキュートが使えなくなれば、多くの方は生活に支障が出るでしょう。では、エコキュートが使えなくなって交換する際はどれくらいの時間がかかるのでしょうか？

ここでは、エコキュート交換にどれくらい時間がかかるか気になる方へ、次のようなことについてご紹介します。

エコキュートの交換工事にかかる時間

エコキュートの交換工事にかかる時間は、一般的に4時間〜7時間くらいとされています。しかし、エコキュートの設置場所や工事内容などによっては交換工事にかかる時間が短くなったり、逆に長くなったりすることがあります。

例えば、既設の配管を再度利用するときなどはエコキュートの交換工事にかかる時間が通常よりも短くなる可能性があり、一部だけの部品の交換のときなどはエコキュートの交換にかかる時間が短くなることがあります。

しかし、エコキュートの貯湯タンクの容量が大きくなるなどして従来の設置場所を変更するときは、交換工事に時間がかかることがあるでしょう。

エコキュートの交換工事に1日間以上かかるケース

エコキュートの交換工事は半日間くらいで完了することが多くあるとされていますが、交換工事に1日間以上かかることがあります。ここでは、エコキュートの交換工事に1日間以上かかるケースについてご紹介します。

基礎工事が新たに必要なケース

エコキュートは、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットがありますが、貯湯タンクユニットは満水になると重さが数百キロにもなります。そのため、地震などによって倒壊しないように、しっかりとした土台の上に設置する必要があります。

しかし、エコキュートを交換するときに貯湯タンクの容量が大きくなるなどして既設の土台に設置できないときは、基礎工事が新たに必要になります。

基礎になるしっかりとした土台がないときは、基礎工事でコンクリートを打設するため、時間が1日間以上かかることがあります。また、エコキュートを交換するときに貯湯タンクの容量が大きくなるために設置場所を変更するときも、基礎工事が新たに必要になることがあるために注意しましょう。

エコキュートを取り寄せするケース

交換するエコキュートの在庫が業者にないときは、メーカーなどから取り寄せするようになるでしょう。エコキュートを取り寄せするまでは交換工事ができないため、頼んでから交換工事が始まるまでに時間がかかることがあります。

また、古いタイプのエコキュートの部品の一部のみを交換するときは、修理用部品の在庫が業者にないために時間が取り寄せするまでにかかることもあります。いずれにしても、具体的なエコキュートの交換工事にかかる時間については業者に現地調査をしてもらって、見積もりするときにチェックしておきましょう。

エコキュートの交換工事にかかる時間を短くする方法

エコキュートの交換工事にかかる時間をできるだけ短くしたいと思っている方も多くいるでしょう。ここでは、エコキュートの交換工事にかかる時間を短くする方法についてご紹介します。

エコキュートの交換工事にかかる時間を短くする方法としては、貯湯タンクユニットの中のお湯や水を抜いておくものがあります。貯湯タンクの容量としては370L、460L、550Lなどがあり、貯湯タンクの中にはお湯や水が貯まっています。

基本的に、エコキュートの交換工事のときは、貯湯タンクユニットの中のお湯や水を抜くようになります。そのため、前もって貯湯タンクユニットの中のお湯や水を抜いておくと、スムーズにエコキュートの交換工事が進むことがあります。

ここでは、貯湯タンクの水抜きの方法の一例についてご紹介します。なお、詳細についてはエコキュートの取扱説明書をチェックしてください。

このときは、ヒートポンプユニットの水抜き栓を完全に抜かないように注意してください。水が排水配管や排水口から出なくなれば、貯湯タンクユニットの全ての水抜き栓と非常用取水栓を閉めて、ストレーナーを取り付けます。

そして、ヒートポンプユニットの全ての水抜き栓と排水栓を閉めて、逃し弁レバーを元に戻します。

もし方法が複雑で心配なときは、自分で無理に行う必要はありません。エコキュートの交換工事のときに、業者に頼みましょう。エコキュートの交換工事が1時間くらい短くなるため、できるだけ交換にかかる時間を短くしたいときはおすすめです。

エコキュートを交換するまでの流れ

エコキュートを交換するまでの流れをおおまかに把握しておくと、交換工事の流れがイメージしやすいでしょう。ここでは、エコキュートを交換するまでの流れについてご紹介します。

既設のガス給湯器からエコキュートに交換するまでの流れ

既設のガス給湯器からエコキュートに交換するまでの流れは、次のようになります。

エコキュートとは違って、ガス給湯器はお湯をガスで沸かす給湯器で、ほとんど壁などに設置されています。しかし、エコキュートは貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットがあります。

貯湯タンクユニットは、満水になると重さが数百キロにもなるため、しっかりした土台が必要になります。エコキュートの設置場所に土台がないときは、コンクリートを打設する基礎工事を行う必要があるため、1日間以上は最低でもかかるでしょう。

ガス給湯器を現在使っており、エコキュートの交換を検討しているときは、1日間以上交換工事にかかることを考慮して日程を調整しましょう。

既設の電気温水器からエコキュートに交換するまでの流れ

既設の電気温水器からエコキュートに交換するまでの流れは、次のようになります。

電気温水器は、エコキュートとお湯を電気で沸かすということでは同じですが、電気ヒーターを使うということで違います。電気温水器は貯湯タンクだけがありますが、エコキュートは貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットがあります。

既設の電気温水器の土台に貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットが設置できるときは問題ありませんが、もし設置できないときは基礎工事が必要になることを把握しておきましょう。

既設のエコキュートから新しいエコキュートに交換するまでの流れ

既設のエコキュートから新しいエコキュートに交換するまでの流れは、次のようになります。

既設の配管などを再度利用して接続するときは、工事時間が短くなるでしょう。なお、新しいエコキュートの貯湯タンクの容量が大きくなるときなどは、土台の新設や設置場所の変更などが必要になることがあります。

いずれにしても、現地調査をまず行ってエコキュートの設置場所を業者にチェックしてもらって、見積もりを入手することが大切です。なお、全く機種と貯湯タンクの容量が同じエコキュートに交換するときは、電力会社への申請は必要ありません。

しかし、機種が変更になるときや貯湯タンクの容量を変更するときは、電力会社への変更申請が必要になるために注意しましょう。

エコキュートを交換する方がいいケース、費用の相場

エコキュートのトラブルが発生したときには、修理するか、交換するかを判断するために悩むのではないでしょうか。エコキュートを交換する方がいいケースとしては、次のようなものがあります。

エコキュートの寿命は一般的に10年間〜15年間とされているため、エコキュートをこれ以上使い続けているときは、基本的に交換する方がいいでしょう。

また、エコキュートが寿命になっていなくても、エラーコードが頻繫にリモコンに表示されるときや、修理する費用が高いときなども、交換する方が最終的に安全かつ経済的にエコキュートが使えることがあります。

メーカーの保証期間内のときは修理が無料になるために修理しても問題ありませんが、メーカーの保証期間外のときは修理が有料になるためにエコキュートのメンテナンス費が高くなるでしょう。

なお、エコキュートの交換にかかる費用は、一般的に40万円〜50万円くらいとされています。エコキュートの交換工事にかかる費用としては、本体価格と標準工事費用と追加工事費用をトータルしたものになります。

しかし、業者によってそれぞれの費用が違うだけでなく、工事内容などによっても違うため、一律にいくらということはできません。まず、エコキュートの交換工事を頼むいくつかの業者を選んで、見積もりをそれぞれの業者から入手して比較検討しましょう。

エコキュートを交換するときに注意すること

エコキュートを交換するときは、交換工事にかかる時間の他にも注意することがあります。ここでは、エコキュートを交換するときに注意することについてご紹介します。

予算内にエコキュートの交換工事にかかる費用が収まっているか

エコキュートの交換工事にかかる費用は、一般的に40万円〜50万円くらいとされていますが、この費用は基本的に目安です。具体的なエコキュートの交換工事にかかる費用を把握するためには、現地調査を業者にしてもらって、見積もりを入手することが必要です。

業者によって見積もり額も違うため、見積もりは1社のみでなく複数の業者から入手して、比較検討することが大切です。複数の業者の中から、費用が満足でき、しかも安心して頼める業者にエコキュートの交換工事を頼みましょう。

賃貸やマンションのときは管理会社に連絡したか

賃貸アパートや賃貸マンション、賃貸の戸建てに住んでいるときは、管理者側にまず連絡する必要があります。というのは、賃貸のときは給湯器設備のエコキュートなどの修理、交換は、契約が特別になければ、責任が管理者側にあるためです。

エコキュートの修理、交換にかかる費用は管理者側が負担するだけでなく、場合によっては管理者側が決めているメーカーや機種のエコキュートでないと交換ができないこともあるため、管理会社にまず連絡しましょう。

なお、分譲マンションのときは、自分でエコキュートの交換工事にかかる費用を負担するだけでなく、交換工事を頼む業者も自分で選ぶ必要があります。

しかし、エコキュートの交換工事のときに共用部分の廊下などを使うときや、全体のマンションで共有しているインフラ設備がエコキュートに関係しているときなどは、業者に頼む前にエコキュートを交換する旨を管理者側に知らせておくのがおすすめです。エコキュートの交換工事の内容によっては、許可を管理者側からもらう必要もあるために注意しましょう。

メーカーの保証期間内か

エコキュートの修理、交換を検討するときは、メーカーの保証期間を必ずチェックする必要があります。エコキュートは、メーカーの無償保証がありますが、本体の無償保証期間は1年間〜2年間くらいです。

また、メーカーの無償保証の他に、費用を別途支払うことによって延長保証を最大10年まで延ばすことができます。

メーカーの本体の無償保証期間と有料の延長保証期間は、次のようになっています。

メーカーの無償保証期間内のときは、トラブルの内容によっても違いますが、修理が無料になることがあります。しかし、メーカーの無償保証期間外のときは修理が有料になるだけでなく、エコキュートを新しく交換するときの工事費用は保証対象になりません。

そのため、メーカーの無償保証期間をまずチェックし、保証期間内のときはエコキュートを修理して、保証期間外のときはエコキュートを交換するのがいいでしょう。

業者は安心して頼めるか

エコキュートの交換工事は、メーカーあるいは給湯器の専門の業者のいずれかに頼むようになります。メーカーは、エコキュートの製造元という安心感があるため、すぐに工事を頼むところとして思い浮かぶでしょう。

しかし、メーカーは対応が臨機応変にできるとは限りません。一方、給湯器の専門の業者は、エコキュートの交換工事が割引キャンペーンなどを利用してお得になる可能性が高くなります。

なお、給湯器の専門の業者の中には、大幅に見積もり金額とは違う費用を請求したり、未熟なスタッフで工事不良が発生したりするようなことがあります。このような良くない業者に頼まないように、業者を十分に判断することが大切です。

業者は臨機応変に対応してくれるか

エコキュートの交換工事を行なっている業者の中には、24時間年中無休対応で、早朝でも深夜でも訪問してくれるところもあります。業者が近いときは、連絡してから数十分以内に訪問してくれることもあるでしょう。

給湯器であるエコキュートは、トラブルが発生して使えなくなればお風呂に入れなくて不便になるため、すぐに対応してくれる業者がおすすめです。

また、エコキュートの交換工事が頼める日時が、仕事が忙しいなどで限定されることもあるでしょう。このようなときに、臨機応変に自分の都合に応じて対応してくれるような業者を選ぶことによって、スムーズにストレスなくエコキュートの交換工事ができるでしょう。

エコキュートの交換工事を頼む業者の選び方

ここでは、エコキュートの交換工事を頼む業者の選び方についてご紹介します。

24時間年中無休で対応してくれるか

給湯器であるエコキュートが壊れて使えなくなれば、非常に日常生活が不便になります。しかし、業者の中には土日祝日のときだけでなく、長期休暇のときにも対応してくれるところがあります。

エコキュートを交換した後にトラブルがもし発生したときでも、いつでも頼める業者を把握しておくと落ち着いて対処ができるでしょう。

連絡してから訪問してくれるまでが早いか

業者の中には24時間見積もりなどがインターネットで頼めるところがありますが、連絡してから訪問してくれるまでが早いとは必ずしも限りません。エコキュートの交換工事のときの費用は現地の状況によって違うため、現地調査をまず業者に行ってもらうことが大切です。

業者の中には、最短20分で訪問するなど、非常に対応が早いところもあります。エコキュートのトラブルが急に発生したときでも便利であるため、連絡してからどの程度で訪問してくれるかはチェックしておきましょう。

業者は水道局指定のところか

業者は、水道局が指定している指定給水装置工事事業者かどうかが大切です。指定給水装置工事事業者というのは、それぞれの自治体が認可する水道法施行令に決められた基準に適した水道工事ができる業者で、一定の条件を認定されるためはクリアする必要があります。

指定給水装置工事事業者は、更新が定期的にあり、基準をクリアしているかのチェックがその都度行なわれます。いい加減な工事を行っていたり、大幅に見積もりとは違う高額な費用を請求したりするなどの良くない業者に頼まないように、基本的に指定給水装置工事事業者の中から選ぶのがおすすめです。

なお、指定給水装置工事事業者は、それぞれの自治体のホームページなどに載っているだけでなく、業者のホームページにも載っているためにチェックしましょう。

資格を持っているスタッフが在籍しているか

エコキュートの交換工事のときは、工事内容によっても違いますが、次のよう資格が必要になります。

そのため、エコキュートの交換工事を頼むときは、資格を持っているスタッフがいる業者を選ぶのがおすすめです。良くない業者は、エコキュートの交換工事を資格も持っていないにも関わらず行うことがあり、工事不良などが発生することがあるために注意しましょう。

どのような資格を持っているスタッフが業者にいるかは、業者のホームページに載っているためにチェックしましょう。

豊富に実績があり高い知名度か

近年は、業者の評判や口コミがインターネット上でチェックできるため、業者を選ぶときの参考にしましょう。業者のホームページなどに載っているエコキュートの交換実績なども、業者を選ぶときの目安の一つになります。

これ以外に、テレビのCMで芸能人を起用したり、テレビで紹介されたりしているような業者は、割合安心してエコキュートの交換工事が頼めるでしょう。

豊富に実績があり、高い知名度で、運営をしっかり行っていないと、イメージキャラクターとして芸能人が採用されたり、テレビで紹介されたりすることは基本的にありません。ここでご紹介したことを含め、実績や知名度も心配なく頼める業者かを判断する基準になります。

工事費用の他に必要ない費用がかからないか

一般的に、エコキュートの交換工事の費用は、本体価格と標準工事費用と追加工事費用になります。しかし、業者によっては、次のような費用がこの費用の他にかかることがあるために注意する必要があります。

例えば、エコキュートの交換工事を頼む前に見積もりを複数の業者から入手して比較検討しようと思っている方も多くいるでしょう。しかし、業者によっては費用が見積もりするときにかかることがあるため、十分にチェックしておきましょう。

なお、メーカーに頼んだときでも見積もり料がかかることがあるため、見積もり料がかかる業者が一律に信用できないということではありません。しかし、気軽に頼めるのは見積もり料がかからない業者でしょう。

まずは、エコキュートの交換工事の費用の相場を掴むという感じで、見積もりが無料でできる業者から見積もりを入手するのがおすすめです。

エコキュートの交換までにかかる時間は業者に確認する

正しいエコキュートの交換工事の費用や時間などを把握するためには、まず現地調査を業者に頼むことが大切です。追加工事などが自宅の状況によっては発生することがあるため、まず現地調査を業者に頼んで、見積もりを入手しましょう。

見積もりは複数の業者から入手して、自分がエコキュートの交換工事を頼みたい業者をこの中から選ぶのがおすすめです。

しかし、業者によっては現地調査費用や見積もり料がかかることがあるため、頼む業者は現地調査や見積もりが無料のところがおすすめです。見積もりするときにエコキュートの交換工事の時間を聞くと教えてくれるため、参考にしましょう。

まとめ

ここでは、エコキュート交換にどれくらい時間がかかるか気になる方へ、次のようなことについてご紹介しました。

エコキュートの交換にかかる時間は、一般的に4時間〜7時間くらいとされています。しかし、エコキュートの設置場所や工事内容によって交換にかかる時間は変わるため、詳細な時間を知りたいときは現地調査を業者に頼むことが大切です。

特に、エコキュートの設置場所を変えるなどのために基礎工事が必要なときや時間が商品の取り寄せにかかるときは、1日間以上交換にかかることもあるために注意しましょう。エコキュート交換にどれくらい時間がかかるか気になる方は、ぜひ参考にしてください。

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