DIYでガス給湯器の交換をご検討の方へ

2021年9月5日

DIYでガス給湯器の交換をご検討の方へ
ガス給湯器を交換するときに、費用を安くするためにDIYでガス給湯器の交換を検討している方もいるのではないでしょうか。
では、DIYでガス給湯器の交換ができるのでしょうか?

ここでは、DIYでガス給湯器の交換をご検討の方へ、DIYでガス給湯器の交換ができるか?ガス給湯器はネットで購入してDIYで交換する方が安いか?ガス給湯器の交換は本当にDIYで簡単にできるか?ガス給湯器よりエコキュートの交換がおすすめについてご紹介します。
DIYでガス給湯器の交換をご検討の方へ
■DIYでガス給湯器の交換ができるか?

DIYが趣味の方や日曜大工が得意な方にとっては、自分でガス給湯器の交換もできないか思うのではないでしょうか。
ガス給湯器は、ガスや電気、水道などに関係するいろいろ機能が搭載されているため、知識のない人が工事をすると思わぬトラブルが発生します。
しかし、実際には、ガス給湯器を自分で交換した様子をネットに動画などで公開していることもあります。
ここでは、DIYでガス給湯器の交換ができるか?についてご紹介します。

●DIYでガス給湯器の交換はできない

ガス給湯器を交換するためには、次のような資格などが必要になります。

・給水装置工事主任技術者

・ガス可とう管接続工事監督者

・ガス機器設置スペシャリスト

・液化石油ガス設備士

・特定ガス消費機器設置工事監督者

そのため、ガス給湯器の交換は専門的な知識が必要になります。
しかし、実際には資格を持っていなくてもガス給湯器を交換しているような人もいます。
また、ネットで調べると、ガス給湯器の交換について説明しているようなサイトもあります。
確かに、機械が得意で腕があるような人であれば、ガス給湯器の交換は形のみは何とかできるかもしれません。
しかし、これは車を免許無しで運転するようなもので、実際には違法になります。
DIYでガス給湯器の交換をすると、ガス漏れなどの事故が発生することが最も恐ろしいものです。
ガス検知器などを持っている人は多くないでしょうから、ガス漏れがわからないで大きな事故になると最悪です。
また、大きな事故にならなくても、復旧が自分で困難なトラブルが発生することもあり得ます。
そのため、修理費が余計にかかって、最終的に初めから業者に頼んだ方がが良かったということになるでしょう。
また、自分でガス給湯器の設置までは行なって、ガスや水道の接続のみを業者に頼むような人もいるようです。
探すとこのような業者がいるかもしれませんが、実際にはなかなかいないでしょう。
というのは、業者が自分でガス給湯器を選んで設置したということではないため、進んでリスクを負うような業者は多くないためです。
上手くガス給湯器が運転できなかったときには、責任を業者は取れないでしょう。
DIYでガス給湯器の交換をご検討の方へ
■ガス給湯器はネットで購入してDIYで交換する方が安いか?

ネットショップなどでは、非常に安い価格でガス給湯器が販売されています。
2万円くらいでガス給湯器が販売されているものも中にはあります。
そのため、ガス給湯器はネットで購入してDIYで交換する方が安いのではないかと思う人もいるのではないでしょうか。
ここでは、ガス給湯器はネットで購入してDIYで交換する方が安いか?についてご紹介します。

●ガス給湯器をネットで購入してDIYで交換する方法

ガス給湯器をネットで購入してDIYで交換するときは、次のような方法があります。

・ガス給湯器の交換工事を自分で行う

・ガス給湯器の交換工事を業者に頼む

しかし、ガス給湯器は、重大事故が発生する要因になるため、国が決めた資格を持っている人だけしか交換工事ができません。
ガス給湯器の本体を壁などに取り付けるところまでは資格を持っていなくてもできますが、水道管やガス配管を接続するときは資格が必要で、資格を持っていない人が工事を行うと違法になります。
そのため、ガス給湯器はネットで購入してDIYで交換するときは、ガス給湯器の交換工事は業者に頼むしかありません。

●自分でガス給湯器を購入して、業者に工事を頼むケース

ネットショップで自分でガス給湯器を購入し、業者に工事を頼むようになります。
このときは、資格は必要なく、調べる能力と知識さえあると問題ありません。
しかし、ガス給湯器の機種を選ぶときは注意する必要があります。
業者は、現地を調べたり、ガス給湯器の機種を選んだりしません。
そのため、自分でガス給湯器の機種を選ぶ必要があります。
しかし、現在使っているガス給湯器と全く同じものであれば簡単に選べます。
現在使っているガス給湯器の型番を調べて、メーカーに電話を掛けて後継の機種はどのようなものですかと聞くと、教えてくれるでしょう。

・工事を頼むところ
ガス給湯器の販売業者であれば工事ができるでしょうが、ガス会社の方がおすすめです。
というのは、次のような理由からです。
ガスを供給しているため面識がある
ガスを供給している会社であるため技術が信頼できる
アフターサービスが期待できる
また、ガスを購入しているため断られることはあまりないでしょう。
一方、ガス給湯器の販売業者などであれば、ガス給湯器の設置のみというような作業は積極的に引き受けてくれないでしょう。
どういうのは、儲けが少ないにも関わらず、多くのリスクがあるためです。

・業者に工事のみを頼むデメリット
業者は工事のみを頼まれると、次のようなデメリットがあります。
工事のみであればそれほど儲からない
儲けられる料金にすれば、あの業者は高いというように噂されることがある
ガス給湯器の本体のトラブルが発生したときに、工事を自社で行ったということで責任を負わされることがある
このようなリスクがあるため断ると、あの業者は対応が良くないと噂されることがある
ガス給湯器の本体を販売して工事を行ってこそ、このようなリスクを業者は受け入れることができます。
業者としては多くのリスクがあり、さらに、リスクがあるために工事費用を高くすると、お客さんからは法外な料金を取ると噂されるのでは全く意味がありません。
そのため、業者としてはやりたくないでしょう。
また、営業マンとしても、普通はガス給湯器の売上が何台という目標を持っているでしょう。
工事費の売上がいかにあっても、目標の台数が達成できないと叱られることがあります。
そのため、工事のみというのは、あまりいいお客さんではありません。
営業マンも人間であるため、やはり対応が悪くなるのはわかるでしょう。

・工事費用が高くなる
ガス給湯器と工事を一緒に頼むときよりも、工事費用は業者によっても違いますが、3割~5割くらいは高めになるでしょう。
また、相見積もりして工事費用を安くすることもできません。
例えば、別の業者はもっと工事費用が安いですというような話をしたときには、相手の業者から、では別の業者に頼んでくださいといわれるでしょう。
とういうのは、業者としても実際には請けにならない仕事であるためです。
業者としては、自社をあえて頼りにしてくれたお客さんであるためなんとしてあげたいということで工事のみでも引き受けようと思っているにも関わらず、交渉を上から目線でされるといい加減にして欲しいという感じになるでしょう。

・トータルの費用の比較
ここでは、ガス給湯器の本体と一緒に工事を業者に頼んだときと 、工事だけを業者に頼んだときのトータルの費用の比較についてご紹介します。
なお、条件としては、現在の標準的なガス給湯器のオートタイプ、24号、エコジョーズで、ノーリツの本体がGT-C2462SAWX-2 BL、リモコンセットがRC-J101Eとします。
また、機器保証は2年間、工事保証はなしとします。
ガス給湯器の本体と一緒に工事を業者に頼んだときのトータルの費用の目安としては、ガス給湯器の本体が105,000円、リモコンセットが28,500円、標準工事費が50,000円で、トータルの費用が185,000円(税込み)になります。
一方、工事だけを業者に頼んだときのトータルの費用の目安としては、ガス給湯器の本体が80,000円~90,000円、リモコンセットが13,900円、標準工事費が60,000円~70,000円で、トータルの費用が150,000円~170,000円(税込み)になります。
なお、ガス給湯器の本体と一緒に工事を業者に頼んだときは、トラブルがあればとりあえず点検してくれることが多くあるでしょう。
一方、工事だけを業者に頼んだときは、トラブルがあっても別の業者に頼んでくださいとなるでしょう。
別の業者でも点検はしてくれますが、出張費だけでも5000円くらいはかかるでしょう。

●ガス給湯器はネットで購入してDIYで交換する方が安いか?のまとめ

ガス給湯器の本体は安く購入できるでしょうが、機種は自分で選ぶ必要があるため、一定の知識が必要です。
工事だけを業者に頼むときは、業者としては断りたいというのが本心でしょう。
そのため、ガス給湯器を購入する前に、工事を引き受けてくれる業者を見つけておく方がいいでしょう。
ガス給湯器の本体と一緒に工事を業者に頼んだときと工事だけを業者に頼んだときのトータルの費用は、後者の方が1万円~2万円くらいは安くなるかもしれません。
しかし、実際には費用の違いはそれほどないだろうということは把握しておきましょう。
DIYでガス給湯器の交換をご検討の方へ
■ガス給湯器の交換は本当にDIYで簡単にできるか?

DIYという言葉を最近よく聞くのではないでしょうか。
そのため、自宅のガス給湯器もDIYでやりたいと思っている人もいるでしょう。
ここでは、ガス給湯器の交換は本当にDIYで簡単にできるか?についてご紹介します。

●DIYとは?

DIYというのは、専門の業者ではない素人が自分で何かを作ったり、修理したりすることです。
DIYは、例えば、ホームセンターなどで購入した木材などを使って椅子を作ったり、電気製品の修理をしたりすることです。
既にある椅子を購入したり、専門の業者に頼んだりするよりも安くなるため、現在はDIYのいろいろな方法がネットなどで紹介されています。

●ガス給湯器の工事内容

ガス給湯器を正しく使うためには、水道管やガス管などと接続する工事が必要です。
しかし、素人がこのような工事を行うのはおすすめではありません。
そのため、ここでご紹介するガス給湯器の工事内容は参考程度に考えておいてください。

・ガス配管の工事
ガス給湯器の本体とガスが供給されるガス管を接続します。
ガス配管の継手の箇所に、ガス配管用のシール材などを塗って接続します。
なお、この箇所については専門の資格が工事をするときに必要になるため、資格を持っている人に頼む必要があります。

・水配管の工事
ガス給湯器の本体と水道水と給湯の配管を接続します。
給湯専用タイプのガス給湯器のときは、給水配管と給湯配管があります。
追いだき機能付のガス給湯器のときは、浴槽との間にふろ配管が2本必要になります。
古くなって腐食している配管などは、工事するときに折れやすいため注意する必要があります。
ステンレスの柔らかいものでできているフレキシブル管のように、接続箇所の調整が曲げたりして簡単にできるものであればいいでしょう。
しかし、ステンレス管や銅管などは、配管の接続箇所が新しいガス給湯器と古いガス給湯器で違っていることもあるため困難なこともあります。
そのため、ガス給湯器の接続口が古い配管のサイズと同じかをチェックして、違っているときはアダプターを使ってサイズが合うようにする必要があります。

・排気筒関係の工事(屋内設置)
屋内設置のガス給湯器については、屋外に排気ガスを出すための排気筒を設置する必要があります。
しかし、屋内設置のガス給湯器を設置するときは、ガス給湯器を全く扱ったことがない資格を持っていない素人には非常にリスクがあるため、必ず専門の業者に頼んでください。
また、屋外設置のガス給湯器のときは、設置した後にものをガス給湯器の周囲に置いたり、囲ったりすると不完全燃焼がガス給湯器で発生するため注意する必要があります。

・電気関係の工事
ガス給湯器の電源は、外付けコンセントに電源プラグを差し込むのみで簡単です。
しかし、リモコンの電気配線は問題です。
リモコンの電気配線は、ほとんどの家庭で壁の中を通しているため、古いリモコンから電気配線を外したときに壁の中に落ちると致命的になります。
そのため、リモコンの電気配線を外したときは、十分に注意して電気配線が壁の中に落ちないようにする必要があります。

●ガス給湯器をDIYで交換する方法

ここでは、ガス給湯器をDIYで交換する方法についてご紹介します。

・ガス給湯器を自分で購入して業者に工事を頼む方法
ガス給湯器の本体のみを自分で購入して、工事のみを業者に頼むこともできます。
ガス給湯器は、安くネットショップなどで購入することもできます。
現在使っているガス給湯器と同じようなものを自分で見つけます。
また、ガス給湯器のリモコンは別売品のときが多くあるため、これも一緒に購入します。
ガス給湯器を購入する前に、地元のガス業者が工事のみでも引き受けてくれるかを前もってチェックしておきます。

・ガス給湯器を自分で購入してDIYで工事をする
ガス給湯器の購入と工事を自分で行う方法です。
ガス給湯器の本体の他にも、お風呂とガス給湯器を接続する配管、これ以外の部材も準備する必要があります。
しかし、知識や技術がなければ工事は困難であり、水道工事やガス工事を行うためには資格が必要であるため、この方法は実際には困難でしょう。

●ガス給湯器の工事だけを業者に頼んだときと全てを業者に頼んだときの費用の比較

ガス給湯器の工事だけを業者に頼んだときの費用は、4万円~5万円くらいのところもあります。
一方、ガス給湯器の交換を業者に全て頼んだときの費用は、ガス給湯器の本体価格と工事費用のトータルの相場は15万円~25万円くらいといわれています。
床暖房などの機能付のガス給湯器は、さらに高くなります。
そのため、ガス給湯器の本体をいかに安く購入できるかが、費用を安くするためのポイントになるでしょう。

●ガス給湯器の交換は業者に頼む

ガス給湯器の交換は、配管と配線を接続するのみであるため非常に簡単そうに見えますが、ほとんど設置してから10年間くらい経っています。
そのため、ボロボロの配管になっていたり、配線が断線しかかっていたりすることもよくあります。
そのため、全て業者に頼む方が安心でしょう。
さらに、ガス管や水道配管にガス給湯器を接続するときは、必ず資格を持っている人が工事を行う必要があります。
水道配管は接続不良があれば水漏れが発生して、新しく設置したガス給湯器が使えなくなれば全く意味がありません。
工事のみであれば安く引き受けてくれる業者もあるため、ガス給湯器の工事は業者に頼む方がいいでしょう。
DIYでガス給湯器の交換をご検討の方へ
■ガス給湯器よりエコキュートの交換がおすすめ

DIYでガス給湯器の交換を検討しているのであれば、エコキュートに交換するのがおすすめです。

●エコキュートとは?

エコキュートというのは、お湯を沸かすために再生可能エネルギーの大気中の熱を利用する給湯器です。
自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機が正式な名称で、エコキュートというのはメーカーや電力会社の愛称です。
ヒートポンプの技術を採用しており、お湯をわずかな電力で沸かすことができるのみでなく、二酸化炭素が排出しないため環境保全にも貢献できるものです。
エコキュートは、イニシャルコストが高くなりますが、ランニングコストが非常に安くなります。
エコキュートは、光熱費が省エネ給湯器の中でも特に安くなります。
深夜電力を利用してお湯を効率良く沸かすため、毎月の電気代は平均的に約1,500円と非常に安くなります。
光熱費はガス給湯器の約1/5と非常に安く、特にオール電化の住宅であればガス給湯器からエコキュートに交換することによってガス代が無くなります。
なお、エコキュートの耐用年数は約10年間~15年間で、安全面や熱効率の低下などから10年ごとの交換がすすめられています。
主なエコキュートなメーカーとしては、三菱パナソニック日立ダイキンコロナなどがあります。

●エコキュートの仕組み

ヒートポンプの技術は、低温から高温に熱を移動するものです。
大気中の熱をヒートポンプユニットで汲み上げて、二酸化炭素の自然冷媒に伝えて、ヒートポンプユニットの圧縮機で圧縮すると高温になります。
圧縮した冷媒の熱を貯湯タンクの中の水に移すことによって、高い温度のお湯を沸かすことができます。
貯湯タンクの中に貯まっている水は約80℃~90℃まで加熱されて、お湯を実際に使うときは設定温度まで水道水と混ぜて調節します。
冷媒というのは熱を移すためのもので、自然冷媒は常に自然界にあるものを冷媒に使っています。
エコキュートでは自然冷媒として二酸化炭素を使っていますが、これ以外の自然冷媒としてはアンモニアやプロパンなどがあります。
従来は冷媒としてフロンが使われていましたが、オゾン層を壊すために規制されるようになり、地球環境を保護するために二酸化炭素の自然冷媒が使われるようになりました。

●エコキュートの特徴

ここでは、エコキュートの特徴についてご紹介します。

・電気代(光熱費)が安い
最大のエコキュートのメリットは、給湯にかかる電気代が安いことです。
お湯を深夜電力の時間に沸かすため、お湯を沸かすための電気代は年間で平均的に15,000円くらいです。
一方、ガス給湯器のときは、お湯を沸かすためのガス代は年間で平均的に都市ガスであれば60,000円くらい、プロパンガスであれば110,000円くらいです。
そのため、エコキュートの光熱費は、ガス給湯器よりも非常に安くなります。

・二酸化炭素が出ない
エコキュートはお湯を電気で沸かすため、地球温暖化の要因の一つである二酸化炭素が出ません。
なお、エコキュートそのものからは二酸化炭素が出ませんが、発電所からの電気を使うときは発電所で年間に二酸化炭素が450kg発生します。
エコキュートは、ガス給湯器よりも二酸化炭素が出るのは少なくなりますが、太陽光発電と組み合わせるとよりエコな給湯ができます。

・学習機能がある
エコキュートは、それぞれの家庭で使うお湯の量を学習します。
使うお湯の量に応じてお湯を必要な量のみ沸かすため、湯切れやお湯の沸かし過ぎを防止することができます。
お湯が余ったときに沸き上げを停める機能や、貯湯タンクに常に満タンのお湯を貯めることができる沸き増しモードの機能などがあるため、使用状況に応じた設定によって使い勝手のいい変更や節約効果のアップもできます。

災害が発生したときは生活用水として使える
非常用水取水栓が貯湯タンクには装備されているため、災害が発生したときには生活用水として使うことができます。
例えば、貯湯タンクの容量が370Lタイプであれば、18個分のポリタンクの水を使うことができます。
飲用としては使えませんが、生活用水として使うときは高温のお湯が出ることもあるため注意してください。
また、災害が発生したときには、電気はガスよりも復旧が早いということもメリットです。

●エコキュートに交換するのが適しているケース

エコキュートに交換するのが適しているのは、次のようなケースです。
とにかく光熱費を安くしたい
ガス代が高いため、ガス代をオール電化にして無くしたい
災害が発生したときの生活用水も確保したい
プロパンガスを使っている
エコキュートは、300%と非常に高い熱効率になっています。
しかし、電気が発電所から送られてくるときに送電ロスがあったり、沸かしたお湯を貯めているときに放熱があったりするなどのために、熱効率は実際には70%くらいといわれています。
太陽光発電と組み合わせたオール電化を自宅で導入しているのであれば、送電中の送電ロスがないため高い熱効率を維持したままでお湯が快適に使えるでしょう。
特に、プロパンガスを使っているときはプロパンガスそのものの料金が高いため、エコキュートを使ったオール電化にすることによって、大幅に光熱費を低減することができます。

●エコキュートに交換するときに注意すること

エコキュートに交換するときは、次のようなことに注意しましょう。
お湯を使い過ぎれば湯切れが発生する
ガス給湯器と比べてイニシャルコストが高くなる
貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットを設置するスペースが必要である
トラブルが低周波音によって発生することがある
エコキュートは、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットを設置する必要があるため、イニシャルコストは約40万円~80万円と高くなります。
これ以外にも、貯湯タンクを設置するスペースが必要である、物音に敏感な方は騒音が気になる、お湯を多く使うときは湯切れの心配があるなどに注意する必要があります。

●上手くエコキュートを使う方法

ここでは、上手くエコキュートを使う方法についてご紹介します。

・貯湯タンクの容量に注意する
エコキュートは、貯湯タンクに貯まっているお湯を台所や洗面所の給湯、お風呂の湯はりやシャワーに使います。
そのため、お湯を貯湯タンクの容量以上に使うと、お湯がシャワーを浴びているときに出なくなったりするなどが発生するため注意する必要があります。
そのため、エコキュートに交換するときは、家族数やお湯の使用量に応じて適切な貯湯タンクの容量を選ぶ必要があります。
基本的に、貯湯タンクの容量は家族数に応じて決めますが、多くお湯を使うときは大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。
家族数と貯湯タンクの容量としては、次のようになります。
家族数が2人~3人のときは貯湯タンクの容量が300L
家族数が3人~5人のときは貯湯タンクの容量が370L
家族数が4人~6人のときは貯湯タンクの容量が460L
家族数が5人~8人のときは貯湯タンクの容量が560L

・最適な電気料金プランに変える
電気料金プランを変えることによって、さらに電気代の低減効果が期待できます。
オール電化向けの電気料金プランをそれぞれの電力会社は準備しており、例えば、スマートライフプランが東京電力にはあり、はぴeタイムが関西電力にはあります。

・お湯を沸かすのは深夜料金の時間がおすすめである
エコキュートにせっかく交換しても、高い電気料金の昼間にお湯を沸かすと電気代の低減効果が下がります。
例えば、自動沸き増しを設定すると、貯湯タンクの中のお湯の量が少ないときは自動的に昼間でも沸き増しします。
お湯を使うつもりがないときは、自動沸き上げの機能は昼間などの高い電気料金の時間では停めるのがおすすめです。

・電気代が水温によって違う
地域や季節によってエコキュートの電気代は違います。
というのは、水温が低いときはお湯を沸かすためのエネルギーが多くなるため消費電力量も多くなるためです。
水温が違う夏と冬では、エコキュートの電気代が違います。
エコキュートの電気代は水温の高い地域では安く、水温の低い地域では高くなります。
住んでいる地域の水温についても考える必要があります。
DIYでガス給湯器の交換をご検討の方へ
■まとめ

ここでは、DIYでガス給湯器の交換をご検討の方へ、DIYでガス給湯器の交換ができるか?ガス給湯器はネットで購入してDIYで交換する方が安いか?ガス給湯器の交換は本当にDIYで簡単にできるか?ガス給湯器よりエコキュートの交換がおすすめについてご紹介しました。

ガス給湯器を交換するためには、給水装置工事主任技術者、ガス可とう管接続工事監督者などの資格が必要になります。

そのため、ガス給湯器の交換はDIYではなく業者に頼む必要があります。

DIYでガス給湯器の交換をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。

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