マンション管理会社様で給湯トラブルを解決したい方へ!-築年数の経ったマンションで起り得るトラブルや給湯器交換のリスク-
2026年7月22日

築年数の経ったマンションでは、給湯器の交換時に思わぬトラブルが発生するケースが少なくありません。
建物の経年劣化によって、注意すべきポイントがいくつも想定されます。
ここでは、マンション管理会社様で給湯トラブルを解決したい方へ、どんなトラブル・リスクが起こりうるのか?トラブルを防ぐには?についてご紹介します。

■どんなトラブル・リスクが起こりうるのか?
では、築年数の経ったマンションでは、どのようなトラブル・リスクが起こりうるのでしょうか?
築年数の経ったマンションでは、次のようなトラブル・リスクが起きうることがあります。
・配管劣化によるトラブル:水漏れ、配管の破損
マンションの配管劣化による水漏れや破損のトラブルが発生したときは、被害の拡大を防止するために水道元栓を閉めて、写真を撮った上ですぐに管理組合や管理会社に連絡することが最も大切です。
そのままにして置くと、階下に対する損害賠償に発展するリスクがあります。
マンションの配管劣化による水漏れや破損のトラブルが発生したときは、次のような初動対応が必要です。
(水道元栓を閉める)
水漏れしているときは、室内のメーターボックス内の水道元栓を閉めて水を止めます。
(現状を記録する)
スマートフォンなどで、壁や床の濡れ、配管の破損部などの被害状況を動画や写真に撮っておきます。
(管理組合や管理会社に連絡する)
管理組合や管理会社に被害状況を伝え、応急処置や修理を頼みます。
・漏水の長期化による基礎や床材の腐食
漏水の長期化は、マンションの基礎や床材、根太や大引きなどの下地が著しく腐食します。
そのままにしておくと、シロアリやカビの被害、さらに構造躯体の強度が低下します。
そのため、まずは漏水の箇所の特定・修繕と被害の正確な調査を行うことが最も優先します。
漏水が長期間続くと、フローリングなどの床材が水分を含んで膨脹、変色し、最終的にぶよぶよする状態になります。
また、合板、根太、大引などの床下の下地の接着剤が剥がれ、木材が腐食して強度が下がります。
さらに、床下に湿気がこもることによってカビが発生し、シロアリを誘引するリスクが高くなります。
・漏水による入居者間トラブル
マンションの漏水は、被害の拡大を防止する初動対応が最も優先します。
まずは落ち着いて、水道元栓を閉め、被害状況の写真を撮って管理組合や管理会社に連絡してください。
要因の切り分けや保険のチェックを進めることによって、最小限に入居者間トラブルを抑えることができます。
責任の所在や対応窓口が、マンションの漏水では複雑になりがちです。
次のようなポイントを押さえて、入居者間トラブルを抑えましょう。
(水道元栓を閉める)
漏水の箇所が明らかなときは、まず水道元栓を閉めて水を止めます。
(証拠を残す)
必ず、壁、天井、家具、家電品などの被害の箇所の写真を撮っておきます。
(管理組合や管理会社に連絡する)
修理や交渉を個人の判断で進めないで、必ず管理組合や管理会社に連絡します。
(電気品に注意する)
漏水が漏電の要因になることがあるため、濡れた家電品の電源プラグをコンセントから抜き、安全を確保してください。
・現行品の給湯器とサイズや排気方法が異なる
マンションの給湯器は、サイズや排気方法が異なると火災のリスクや法令違反があります。
そのため、既設の給湯器と同じサイズや排気方式の後継機種を選ぶことが基本です。
やむを得ず給湯器のサイズや排気方式を変えるときは、事前の業者による現場調査が必要になります。
既設の給湯器と異なるメーカーの現行品にすると、サイズが数センチ単位で違うことがあります。
また、パイプスペース(PS)内に給湯器を設置するときは、扉が数センチのサイズアップで閉まらなくなったり、配管が届かなくなったりすることがあります。
サイズが異なると配管の位置も異なるため、部材の専用の配管カバーや据置台などが追加で必要になります。
また、マンションの排気方式としては、次のようなものがありますが、基本的に変更することができません。
(PS標準設置(前方排気・上方排気))
PS標準設置は、給湯器の本体がパイプスペース(PS)の扉内に収まり、排気を扉の網目部分(排気口)から行うものです。
(アルコーブ設置(側方・前方排気))
アルコーブ設置は、共用廊下側の壁に設置され、排気の向きを専用の排気カバーを使ってコントロールするものです。
(屋外壁掛型)
屋外壁掛型は、給湯器の本体を玄関脇の壁などに露出して設置するものです。
例えば、前方排気の給湯器を後方排気や側方排気へ変えることは、近隣トラブル(排気が直接当たるなど)や安全基準の観点から困難です。

■トラブルを防ぐには?
では、築年数の経ったマンションでトラブルを防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
築年数の経ったマンションでのトラブルを防ぐには、次のようなことが大切です。
・定期的なマンション大規模修繕を実施
マンションの定期的な大規模修繕は、建物の寿命を延ばして資産価値を保つために必要です。
国土交通省のガイドラインに基づいて、通常、12年〜15年の周期で計画的に屋上防水や外壁塗装、共用部の補修などを行います。
マンション大規模修繕のポイントとしては、次のようなものがあります。
マンション大規模修繕の実施周期の目安は、12年〜15年ごとです。
外壁の全面打診調査などが絡むため、一般的にこのような周期で実施されます。
主な工事内容としては、屋上・バルコニーの防水工事、外壁補修、給排水設備の点検・改修などがあります(対象は共用部分)。
費用は、毎月区分所有者全員が払っている修繕積立金から捻出されます。
マンション大規模修繕の流れは、次のようになります。
まず、管理組合で作っている長期修繕計画をチェックします。
大規模修繕の時期と費用、積立金をチェックします。
工事の1年〜2年前に修繕委員会を立ち上げ、居住者へのアンケートや業者の選定を行います。
総会での決議を経て、業者を決めて大規模修繕に着手します。
・故障する前に早めに給湯器交換を検討
マンションの給湯器は、寿命の目安の10年間をオーバーすると、故障する前に早めに交換を検討するのがおすすめです。
お湯が出なくなって給湯器を交換すると、場合によっては交換までに数日間〜10日間くらいかかることがあり、日常生活に支障が出ます。
給湯器の故障のサインとしては、次のようなものがあります。
お湯の温度が安定しない
エラーコードが頻繫にリモコンに表示される
異音、異臭が発生する
お湯がなかなか出ない
排気口の周りが黒くススけている
住まいが賃貸か分譲かによって、次のように大きく対応が異なります。
(賃貸マンションのケース)
賃貸マンションのときは、給湯器がオーナーや管理会社の所有物になります。
そのため、勝手に給湯器を交換しないで、まずはオーナーや管理会社に「経年劣化で10年間経っているため、壊れる前に給湯器を交換したい」と相談してください。
(分譲マンションのケース)
分譲マンションのときは、基本的に自分(所有者)の負担で給湯器を交換します。
なお、給湯器を交換する前に、規約でメーカーや機種が決まっていないか、申請が管理組合に必要かをチェックしましょう。
マンションの給湯器を交換するときは、次のようなことに注意しましょう。
(設置場所(PS:パイプシャフト)のチェック)
マンションの給湯器は、ほとんど玄関横のパイプシャフト(PS)に設置されています。
なお、マンションが同じでも排気方法が異なるため、現場確認が必ず必要です。
(業者の手配と日程)
在庫状況によっては給湯器の交換までに日にちがかかったり、冬のシーズンや引越しシーズンなどは工事が混み合ったりするため、余裕のある日程で見積もりを業者に頼みましょう。
・交換工事の前に現地調査や点検を依頼する
マンションの給湯器交換では、交換工事の前に現地調査や点検を依頼することが必要です。
追加費用の発生を防止したり、正確な設置スペース・排気方法の適合をチェックしたりするため、まずは現地調査や点検を業者に依頼しましょう。
マンションの給湯器交換における現地調査や点検の依頼から交換工事完了までの流れは、次のようになります。
(住まいのスタイルに合わせた初期チェック)
賃貸マンションのときは、給湯器がオーナーや管理会社の所有物になります。
そのため、勝手に給湯器を交換することができないため、まずはオーナーや管理会社に連絡してください。
分譲マンションのときは、専有部分になるため、自分(所有者)の手配になります。
まずは、「給湯器を交換する旨の連絡(工事申請や規約確認)」をマンションの管理組合や管理会社へ行ってください。
(現地調査の依頼)
業者に現地調査を依頼します。
手元に次のような情報を準備しておくとスムーズです。
使っている給湯器のメーカー名と型式名(本体のシールに記載)
エラーコードが表示されているときはその番号
パイプシャフト(PS)、ベランダなどの給湯器の設置場所
(当日の調査内容)
業者が訪問し、直接次のような項目などをチェックします。
給湯器のサイズ、設置スペースの広さ
電源や配管の接続状況
排気方向
搬入経路
(見積り・契約)
現地調査に基づいて、正確な見積書が提示されます。
内容をチェックし、問題がなければ正式に契約します。
(交換工事の実施)
給湯器は取り寄せになったりすることがあるため、契約してから交換工事までに数日間〜数週間かかることがあります。
交換工事の当日は立ち会いが必要で、一般的に作業時間は2時間〜4時間くらいです。

■まとめ
ここでは、マンション管理会社様で給湯トラブルを解決したい方へ、どんなトラブル・リスクが起こりうるのか?トラブルを防ぐには?についてご紹介しました。
築年数の経過したマンションにおける給湯器交換は、単なる設備交換ではなく、「建物全体の状態を踏まえた工事」が必要になります。
現地調査・給湯器交換をご検討の際は、ぜひみずほ住設へご相談ください!
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