電気温水器の修理費用が気になる方へ
2021年8月7日
電気温水器を設置したいが修理費用が気になっている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、電気温水器の修理費用が気になる方へ、電気温水器の修理費用の相場、電気温水器のメンテナンス法、電気温水器からエコキュートに交換する費用についてご紹介します。
■電気温水器の修理費用の相場
ここでは、電気温水器の修理費用の相場についてご紹介します。
●お湯が電気温水器から出ないときの修理費用の相場
お湯が電気温水器から出ないときの要因としては、電気温水器の制御基板、混合弁、三方弁などのトラブルが考えられます。
ここでは、お湯が電気温水器から出ないときの修理費用の相場についてご紹介します。
・制御基板の修理費用の相場
電気温水器の制御基板は、電気温水器の機能の全てを制御する大切なものです。
制御基板がトラブルになれば、お湯が電気温水器から出ないなどが発生することがあります。
制御基板の修理費用の平均的な相場としては、部品代が12,000円(税込)~、出張費用が2,000円(税込)~、技術費用が7,000円(税込)~で、トータルの修理費用が21,000円~50,000円(税込)くらいになります。
修理費用は、電気温水器のメーカーや機種、トラブルの状況でも違ってきます。
・混合弁の修理費用の相場
電気温水器の混合弁は、お湯の温度を調節する役目があり、フルオートタイプの電気温水器に付いています。
混合弁の修理費用の平均的な相場としては、部品代が20,000円(税込)くらい、出張費用と技術費用が10,000円(税込)くらいで、トータルの修理費用が30,000円(税込)くらいになります。
修理費用は、電気温水器のメーカーや機種、トラブルの状況でも違ってきます。
・三方弁の修理費用の相場
電気温水器の三方弁は、お湯の流れを変更する役目があります。
電気温水器の部品の中では、三方弁は消耗が最も早く、トラブルになりやすいものです。
三方弁の修理費用の平均的な相場としては、部品代が10,000円(税込)くらい、出張費用と技術費用が10,000円(税込)くらいで、トータルの修理費用が20,000円(税込)くらいになります。
修理費用は、電気温水器のメーカーや機種、トラブルの状況でも違ってきます。
●お湯が電気温水器で沸かないときの修理費用の相場
お湯が電気温水器で沸かないときの要因としては、電気温水器の制御基板や電気ヒーターなどの故障が考えられます。
ここでは、お湯が電気温水器で沸かないときの修理費用の相場についてご紹介します。
・電気ヒーターの修理費用の相場
電気温水器の電気ヒーターは、お湯を沸かすものです。
電気ヒーターがトラブルになれば、お湯が電気温水器で沸かなくなります。
電気ヒーターの修理費用の平均的な相場としては、部品代が10,000円~30,000円(税込)、出張費用と技術費用が10,000円~20,000円(税込)くらいで、トータルの修理費用が20,000円~50,000円(税込)くらいになります。
修理費用は、電気温水器のメーカーや機種、トラブルの状況でも違ってきます。
・制御基板の修理費用の相場
電気温水器の制御基板は、電気温水器の機能の全てを制御する大切なものです。
制御基板がトラブルになれば、お湯が電気温水器で沸かないなどが発生することがあります。
制御基板の修理費用の平均的な相場としては、部品代が12,000円(税込)~、出張費用が2,000円(税込)~、技術費用が7,000円(税込)~で、トータルの修理費用が21,000円~50,000円(税込)くらいになります。
修理費用は、電気温水器のメーカーや機種、トラブルの状況でも違ってきます。
●電気温水器の漏電ブレーカーが落ちるときの修理費用の相場
電気温水器の漏電ブレーカーが落ちるときは、漏電が電気温水器の中で発生している可能性が大きくなります。
ここでは、電気温水器の漏電ブレーカーが落ちるときの修理費用の相場についてご紹介します。
電気ヒーターが最も漏電しやすいものです。
電気温水器の電気ヒーターは、お湯を沸かすものです。
水質によっても違いますが、電気ヒーターは穴が10年間くらいで開いて漏電することがあります。
漏電が電気ヒーターで発生したときの修理費用の平均的な相場としては、部品代が10,000円~30,000円(税込)、出張費用と技術費用が10,000円~20,000円(税込)くらいで、トータルの修理費用が20,000円~50,000円(税込)くらいになります。
修理費用は、電気温水器のメーカーや機種、トラブルの状況でも違ってきます。
●電気温水器の湯漏れや水漏れでお湯がぬるいときの修理費用の相場
電気温水器の湯漏れや水漏れでお湯がぬるいときは、電気温水器の中の逃し弁や配管の接合箇所などから湯漏れや水漏れが発生していることがあります。
電気温水器の湯漏れや水漏れが発生したときの修理費用の平均的な相場としては、トータルの修理費用が50,000円(税込)~になります。
修理費用は、電気温水器のメーカーや機種、トラブルの状況でも違ってきます。
●電気温水器を修理するときに注意すること
ここでは、電気温水器を修理するときに注意することについてご紹介します。
・保証期間内のときは修理が無料になる
電気温水器の修理が保証期間内のときは、修理が無料になります。
メーカー保証と有料延長保証が、電気温水器の保証としてはあります。
メーカー保証の年数は、メーカーによって違うため、設置している電気温水器のメーカーを保証書などをチェックしましょう。
それぞれの電気温水器のメーカーの保証年数としては、次のようになっています。
三菱の電気温水器は2年間
パナソニックの電気温水器は1年間
コロナの電気温水器は2年間
キューヘンの電気温水器は5年間
日立の電気温水器は1年間
長府製作所の電気温水器は1年間
東芝の電気温水器は5年間
有料延長保証としては、電気温水器のメーカーのものと電気温水器を販売しているお店のものがあります。
電気温水器のメーカーの有料延長保証は、電気温水器を買ってから3ヶ月~10ヶ月程度までに申し込みする必要があります。
なお、有料延長保証としては、5年間、8年間、10年間があります。
また、電気温水器を販売しているお店の有料延長保証は、電気温水器を買うときに支払いを一緒に行うようになるでしょう。
・業者に修理を頼むときに準備しておくとスムーズな情報
業者に修理を頼むときは、電気温水器に貼り付けしているシールに書かれている型番、電気温水器を買った時期、保証書、トラブルの状況のような情報を準備しておくとスムーズです。
・修理すると損する電気温水器の特徴
電気温水器がトラブルになれば、修理することをまず考えるでしょう。
しかし、実際には長期間使用した電気温水器ほど、修理すると損することがあります。
修理すると損する電気温水器の特徴としては、次のようなものがあります。
(保証期間がオーバーした電気温水器)
保証期間は、有料延長保証に入っているときでも最高で10年間です。
トラブルになった電気温水器の保証期間がオーバーしているときは、トラブルになっている箇所によっても違いますが、修理費用が10万円以上もかかることが最悪の場合はあります。
(15年間以上使用している電気温水器)
一般的に、電気温水器は、15年間~20年間の寿命であるといわれています。
15年間以上使用している電気温水器は、部品の寿命が近いため、トラブルもよく発生するようになります。
そのため、15年間以上使用している電気温水器を修理しても、別の部品がまたすぐにトラブルが発生して、修理費用がかかるというようなことも起きやすくなります。
このようなことから、15年間以上使用している電気温水器がトラブルになったときは、あまり修理するのはおすすめではありません。
高い修理費用をかけても、すぐにまたトラブルが発生するかもしれないということであれば、電気温水器を新しく交換する方が最終的に安上がりになるでしょう。
また、余裕が設置スペースにあるときは、高い省エネ効果が期待できるエコキュートに交換して月々の電気代を低減するのもおすすめです。
■電気温水器のメンテナンス法
電気温水器の修理費用が気になるときは、電気温水器のメンテナンスを正しく行うのがおすすめです。
メンテナンスを行わなくても電気温水器はトラブルが発生しないと考えられがちですが、メンテナンスを正しく行わないとトラブルが発生することもあります。
ここでは、電気温水器のメンテナンス法についてご紹介します。
●電気温水器の貯湯タンクのメンテナンス法
電気温水器の貯湯タンクの中は水道水に含まれている不純物が溜まってくるため、年に2回~3回くらい貯湯タンクの水抜きを行うことがおすすめです。
電気温水器の貯湯タンクのメンテナンス法としては、一般的に次のようになります。
本体の操作部のカバーを開けて、漏電ブレーカーの2ヶ所のスイッチを「切」にします。
給水元栓を閉めて、本体の左上にあるカバーを開けて逃し弁のレバーを上げます。
排水栓を開けて、排水を約2分間行います。
このときは、熱いお湯が出ることがあるため火傷しないように注意してください。
排水が終わった後、排水栓を閉めて給水元栓を開けます。
ドレン口からお湯あるいは水が出始めたことをチェックすれば、逃し弁のレバーを下げてカバーを閉めます。
漏電ブレーカーの2ヶ所のスイッチを「入」にして、本体の操作部のカバーを閉めます。
なお、電気温水器の貯湯タンクのメンテナンス法は、メーカーや機種によって違っていることがあります。
そのため、詳細については電気温水器の取扱説明書をチェックしてください。
●電気温水器のふろ配管のメンテナンス法
ゴミや湯垢などでふろ配管は汚れやすいため、そのままにしておけば浴槽の中にゴミや湯垢などが入ってきます。
電気温水器のふろ配管のメンテナンスの頻度は、半年に1回くらいがおすすめです。
電気温水器のふろ配管のメンテナンス法としては、一般的に次のようになります。
浴槽の中のお湯がふろ循環アダプターよりも10cm以上高くなるようにして、洗浄剤を入れます。
ふろリモコンの「入」スイッチを押して、ランプを点灯させます。
「メニュー」スイッチを5回押して、「確定」スイッチを押します。
ふろ配管の洗浄運転が自動的に始まって、20分間くらいで自動的に終わります。
浴槽の水を排水して、浴槽の栓をします。
浴槽の中に、ふろ循環アダプターよりも10cm以上高くなるまで水を入れます。
「メニュー」ボタンを5回押して、「確定」スイッチを押します。
ふろ配管のすすぎ運転が自動的に始まります。
約15分間経った後にふろリモコンの「切」スイッチを押して、すすぎ運転を終わります。
浴槽の水を排水して、軽く浴槽の中を清掃します。
浴槽の中のふろ循環アダプターのフィルターを左に回して取り外して、古い歯ブラシなどでゴミを除去します。
ふろ循環アダプターのフィルターを元のように取り付けます。
なお、電気温水器のふろ配管のメンテナンス法は、メーカーや機種によって違っていることがあります。
そのため、詳細については電気温水器の取扱説明書をチェックしてください。
●長期間電気温水器を使用しないときのメンテナンス法
旅行などで1ヶ月間以上の長期間電気温水器を使用しないときは、貯湯タンクの中の水質が変わることがあるため、貯湯タンクとふろ配管の水抜きが必要です。
長期間電気温水器を使用しないときのメンテナンス法としては、一般的に次のようになります。
・電気温水器の貯湯タンクの水抜き方法
電気温水器の貯湯タンクの水抜き方法としては、次のようになります。
電源用の漏電ブレーカーと制御用の漏電ブレーカーのスイッチを「切」にします。
次に、電気温水器の貯湯タンクの水抜きを行います。
電気温水器の本体の下部の給水元栓を閉めて、本体の左上にある逃し弁のレバーを上げます。
電気温水器の本体の下部の排水栓を開けます。
逃し弁のレバーを下げます。
・電気温水器のふろ配管の水抜き方法
電気温水器のふろ配管の水抜き方法としては、次のようになります。
混合水栓の水側とお湯側の水栓を全開にして、お湯が出て来なくなるまで待ちます。
お湯が出て来なくなって水だけが出て来るようになれば、水側の水栓を閉めます。
お風呂の床にシャワーヘッドを置いて、高温になるように混合水栓を調節してシャワーを出します。
水が出て来なくなれば、混合水栓のお湯側の水栓、シャワー、排水栓を閉めます。
浴槽のお湯または水を全て排水します。
電気温水器の本体の下部の水抜き栓を、左方向に回して開けます。
ふろリモコンの「運転」スイッチを入れて、「追いだき」スイッチを押します。
水が水抜き栓から出て来なくなれば、「追いだき」スイッチを再度押します。
水抜き栓を閉めます。
なお、電気温水器の貯湯タンクとふろ配管の水抜き方法は、メーカーや機種によって違っていることがあります。
そのため、詳細については電気温水器の取扱説明書をチェックしてください。
■電気温水器からエコキュートに交換する費用
電気温水器の修理費用が気になる方は、エコキュートに交換するのがおすすめです。
電気温水器からエコキュートに交換するときは、工事の内容や費用の目安について把握しておかなければ、見積もりを業者から入手しても内容や費用が正しいか見極めすることができません。
ここでは、電気温水器からエコキュートに交換する費用についてご紹介します。
●電気温水器からエコキュートに交換する工事費用
電気温水器からエコキュートへ交換するときの工事内容としては、次のようになります。
設置していた電気温水器を撤去します。
廃棄する費用が別に必要なことが、場合によってはあります。
エコキュートの本体を搬入して、設置してアンカーで止めます。
電気温水器の基礎を基本的に使いますが、他のところにエコキュートを設置するときは最初から基礎工事を行います。
エコキュートの給水配管、給湯配管を接続します。
電気温水器の配管を基本的に使いますが、エコキュートのフルオートタイプを設置するときは配管を新しく設置することがあります。
エコキュートの電気配線を接続します。
電気温水器の配線を基本的に使いますが、エコキュートを設置するところを変えるときは工事が追加で必要になります。
エコキュートと排水管を接続します。
電気温水器の排水管を基本的に使います。
エコキュートのリモコンを取り付けます。
工事が全て終わると、問題なくエコキュートが運転するか試運転を行います。
お客様にエコキュートの操作方法などを説明して、引き渡しになります。
エコキュートの種類としては、給湯専用タイプ、オートタイプ、フルオートタイプがありますが、いずれのタイプでもこのような標準工事が必要になります。
標準工事の費用の相場は、業者によって違っていますが、だいたい10万円~15万円になります。
なお、電気温水器からエコキュートへ交換するときは、次のような追加工事や費用がかかることがあります。
電気温水器の処分は、10,000円~20,000円の費用がかかります。
配線・配管の延長工事は、1mあたり1,000円~2,000円の費用がかかります。
分電盤の交換などは、35,000円~60,000円の費用がかかります。
浴槽の穴あけは、10,000円~15,000円の費用がかかります。
特殊運搬は、工事によって費用が違います。
追加の工事では、電気温水器と違ったところにエコキュートを設置するときは注意する必要があります。
基本的に、エコキュートは電気温水器を設置していたところに設置するのがおすすめですが、動線の確保や近隣とのスペースなどから、他のところに設置するときがあります。
しかし、他のところに設置すれば、電気温水器の配線や配管が使えなくなります。
このときは、エコキュートの基礎工事や配線や配管の延長工事が必要になり、工事費用が高くなります。
また、フルオートタイプのエコキュートに給湯専用タイプの電気温水器から交換するときは、浴槽の穴あけが必要になります。
フルオートタイプのエコキュートは、お風呂のお湯を循環して追いだきすることができます。
そのため、ふろ循環アダプターやふろ配管が必要になり、追加で浴槽の穴あけも行います。
これ以外に、エコキュートを設置するときは、凍結防止対策工事、地震が発生したときの転倒防止対策工事などが必要になります。
このような工事の内容は、設置するエコキュートの種類、エコキュートを設置するところの状況などによって違うため、業者に相談して十分にチェックしましょう。
●エコキュートと電気温水器の違い
エコキュートと電気温水器は、いずれもお湯を電気の力で沸かす給湯器です。
エコキュートと電気温水器の共通点としては、次のようなものがあります。
・お湯を電気の力で沸かす給湯器
・貯湯タンクが必要である
・お湯を深夜に沸かす
一方、エコキュートと電気温水器の違いとしては、次のようなものがあります。
・お湯の沸かし方
電気の力でお湯を沸かすということではエコキュートと電気温水器は共通していますが、お湯の沸かし方が違っています。
エコキュートは、ヒートポンプユニットで大気の熱を冷媒に取り込んで、圧縮した冷媒の温度が高くなってお湯を沸かして、貯湯タンクに貯めて保温します。
そのため、エコキュートは大気の熱と電気でお湯を沸かす給湯器です。
一方、電気温水器は、本体に内蔵した電気ヒーターがお湯を沸かします。
このように、エコキュートと電気温水器はお湯の沸かし方が違っています。
また、エコキュートは貯湯式だけですが、電気温水器は貯湯式と瞬間式があります。
・ランニングコスト
エコキュートと電気温水器は、ランニングコストが違っています。
エコキュートは1の電気エネルギーで3のお湯を沸かしますが、電気温水器は1の電気エネルギーで1のお湯を沸かします。
そのため、ランニングコストとしては、エコキュートは電気温水器の3分の1くらいになります。
ランニングコストが違っているのは、エコキュートはお湯をヒートポンプの技術によって沸かしているためです。
ヒートポンプの技術は、エアコンなどにも利用されているもので、冷媒を圧縮することによって高温を作るものです。
電気ヒーターよりも電気エネルギーが少なくて高温を作ることができ、高い省エネ性能の技術であるため、安いランニングコストになります。
・設置スペース
エコキュートの方が電気温水器よりも、設置スペースが広くなります。
というのは、エコキュートは電気温水器と違ってヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットがセットになっているためです。
電気温水器は、電気ヒーターと貯湯タンクが一緒になっています。
一方、エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットが別になっているため、設置スペースがその分広くなります。
そのため、エコキュートは電気温水器を設置していたところに設置できないことが多くあります。
・運転音
エコキュートの運転音は40dBくらいで、深夜の住宅地や図書館の中くらいの音といわれています。
しかし、建物とヒートポンプユニットの運転音が共振すると低周波音が発生することがあります。
人によっては低周波音が不快になるため、トラブルが近くの住民との間に発生することがあります。
そのため、防音シートを取り付けるなどが必要になります。
電気温水器は電気ヒーターであるため低周波音が発生しなく、静かな運転音であるため防音対策は必要ありません。
●電気温水器からエコキュートに交換するメリット
光熱費の低減が、電気温水器からエコキュートに交換するメリットです。
エコキュートのメーカーのパナソニックによれば、電気温水器とエコキュートの同じ条件での年間の光熱費としては、次のようになっています。
・電気温水器の年間の光熱費が約102,000円
・エコキュートの年間の光熱費が約24,000円
このように、年間の光熱費は電気温水器からエコキュートに交換することによって大幅に安くなります。
10年間で比べるとトータルの違いが大きくなるため、ランニングコストを低減したいのであれば、電気温水器からエコキュートに交換するのがおすすめです。
●電気温水器からエコキュートに交換するデメリット
電気温水器からエコキュートに交換するデメリットとしては、次のようなものがあります。
・本体価格はエコキュートの方が電気温水器より高い
電気温水器とエコキュートの本体価格を比べると、エコキュートの方が電気温水器よりも高くなります。
例えば、三菱の電気温水器とエコキュートの本体価格などの比較としては、次のようになります。
(電気温水器)
型式:SRT-J55WD5
希望小売価格:804,000円
貯湯タンクの容量:550L(5人~7人用)
給湯タイプ:自動風呂給湯
特徴:高圧力型、追いだき、自動湯はり、自動保温、自動たし湯、高圧力型(170kPa)、ツイン湯温コントロール、非常用取水、耐震クラスA
(エコキュート)
型式:SRT-P556UB
希望小売価格:1,470,000円
貯湯タンクの容量:550L(5人~7人用)
給湯タイプ:フルオート
特徴:フルオートW追いだき、バブルおそうじ、ハイパワー給湯、ホットあわー、お急ぎ湯はり
いずれも貯湯タンクの容量が550Lですが、電気温水器よりもエコキュートは約70万円も希望小売価格が高くなっています。
電気温水器からエコキュートに交換することによって、光熱費が10年間で大幅に低減できるため、十分に本体価格の差額を回収することができます。
しかし、エコキュートは設置費用が高いというデメリットがあります。
なお、設置業者によっては、エコキュートの大幅な値下げを行っているところもあります。
このような設置業者であれば、エコキュートの設置費用が高いというデメリットが少なくなります。
・エコキュートの方が電気温水器より設置スペースが広くなる
電気温水器とエコキュートを比べると、エコキュートの方が電気温水器より設置スペースが広くなります。
例えば、三菱の電気温水器とエコキュートの寸法の比較としては、次のようになります。
(電気温水器)
型式:SRT-J55WD5
寸法:2100mm×700mm×825mm
(エコキュート)
型式:SRT-P556UB
寸法:貯湯タンクユニットは2100mm×700mm×825mm、ヒートポンプユニットは715mm×800mm×285mm
このように、電気温水器とエコキュートの貯湯タンクユニットの寸法はそれほど違っていません。
しかし、エコキュートはヒートポンプユニットがあるため、エコキュートの方が電気温水器よりも設置スペースが広くなるというデメリットがあります。
■まとめ
ここでは、電気温水器の修理費用が気になる方へ、電気温水器の修理費用の相場、電気温水器のメンテナンス法、電気温水器からエコキュートに交換する費用についてご紹介しました。
お湯が電気温水器から出ないときの修理費用の目安としては、次のようになります。
・制御基板の修理費用の目安は21,000円~50,000円(税込)くらい
・混合弁の修理費用の目安は30,000円(税込)くらい
・三方弁の修理費用の目安は20,000円(税込)くらい
電気温水器の修理費用が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
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