石油給湯器の耐用年数が気になる方へ

2021年10月28日

石油給湯器の耐用年数が気になる方へ
石油給湯器に交換したいが、どの程度使えるのか耐用年数が気になっている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、石油給湯器の耐用年数が気になる方へ、石油給湯器の耐用年数とは?エコキュートの耐用年数とは?についてご紹介します。
石油給湯器の耐用年数が気になる方へ
■石油給湯器の耐用年数とは?

石油給湯器は、灯油を燃料にしてお湯を沸かすものです。
石油給湯器の種類としては床置きタイプから壁貫通タイプまでいろいろなものがあり、よく寒い地方で使われています。
石油給湯器はランニングコストが安くなるため、現在使っている給湯器から石油給湯器に交換したいと考えている方も多くいるでしょう。
ここでは、石油給湯器の耐用年数とは?についてご紹介します。

●石油給湯器の寿命の兆候

石油給湯器は、寒い地域で多く設置されています。
寒い地域であれば、お湯を給湯器で沸かしても寒いためにすぐに冷めてしまいます。
さらに、お湯を使うことが多いため、給湯器をその分酷使するでしょう。
そのため、お湯を効率良く沸かせて、長く使っていても問題ない石油給湯器が必要になります。
このような石油給湯器でも、故障が全くないということではありません。
もし急に寒い冬のシーズンに石油給湯器が故障すると困るでしょう。
ここでは、石油給湯器の寿命の兆候についてご紹介します。

・お湯の温度が安定しない、ぬるい
石油給湯器の調子が悪くなれば、お湯の温度が安定しなくなります。
お湯を使っているときに温度が変わったり、高温に設定しているにも関わらずぬるかったりするなど、お湯の温度が安定しなくなります。
また、シャワーを浴びているときに急にお湯の温度が高くなって火傷することもあるため、このような症状があれば早めに業者に相談してください。

・石油給湯器から異音が発生する
点火するときやお湯を沸かすときに爆発音のような異音が石油給湯器から発生すれば、寿命の兆候です。
別の給湯器と違って石油給湯器は運転音が大きいため、異音かどうかは十分にチェックしましょう。

・黒煙が石油給湯器から発生する
黒煙が石油給湯器から発生したときは、すぐに石油給湯器を使うのを止めましょう。
石油給湯器の内部で不完全燃焼が発生していることがあるだけでなく、火事になるリスクがあります。
このようなときは、使うのを止めてすぐに業者に連絡してください。

・石油給湯器から水漏れが発生する
石油給湯器の水漏れ箇所としては、貯湯タンクや配管の接続箇所などが考えられます。
このときは、石油給湯器の修理あるいは交換が必要でしょう。

・その他
その他の石油給湯器の寿命の兆候としては、次のようなものがあります。
リモコンが故障している
エラーコードがリモコンに頻繫に表示される
シャワーの水圧が低い
湯はりの時間が長い
石油給湯器から異臭が発生する
このような症状は、石油給湯器の寿命になっているかもしれない兆候でもあります。
この石油給湯器の寿命の兆候は、石油給湯器の故障の兆候と良く似ているため、石油給湯器の故障の判断の目安にもなるでしょう。

●石油給湯器の故障と間違いやすい兆候

ここでは、石油給湯器の故障と間違いやすい兆候についてご紹介します。

・使っていないときにお湯や水がふろ循環アダプターから出る
配管洗浄機能付きの石油給湯器のときは、循環ポンプが凍結防止のために運転することによって残り水が風呂循環アダプターから出ます。
このときは、石油給湯器の故障ではありません。
しかし、配管洗浄機能付きでない石油給湯器のときは、故障の可能性があります。

・湯はりしているときに止まる
湯はり機能付きの石油給湯器は、お湯が浴槽に残っているかをチェックするため、湯はりしているときに止まるのは故障ではありません。
また、湯はりのときにお湯を他のところで使うと、湯はりが止まることがあります。

・お湯の色が変わる
お湯の色が青くなるときは、銅配管の銅イオンが溶けたものです。
お湯の色が白くなるのは、空気がお湯の中に入っているのみです。
お湯の色が黒くなるのは、入浴剤による汚れが要因です。
このようなときは人体に害はありませんが、ひどいときは業者に相談するといいでしょう。

●石油給湯器の耐用年数

(一社)日本ガス石油機器工業会では、石油給湯器の点検、交換を約10年を目安に推奨しています。
石油給湯器が10年をオーバーしており不調を感じるときは、故障が経年劣化による要因も考えられるため、点検をしばらくしていないときは一度点検を業者に頼みましょう。

●石油給湯器の寿命は使い方や環境に注意すると長くなる

使い方や環境によって、石油給湯器の寿命は違ってきます。
使い方が悪ければ、当然ですが石油給湯器の寿命が短くなることもあります。
例えば、灯油切れになる前に灯油を補充しないと、石油給湯器の故障の要因になりやすくなります。
また、一度に使える湯量よりも多くのお湯を何回も使うと、石油給湯器が故障しやすくなります。
家庭にマッチしないタイプの石油給湯器を使うのも、寿命が短くなる要因になります。

・石油給湯器の設置環境も整える
石油給湯器を設置する環境が良くないと、寿命が短くなる要因になります。
ほとんどの石油給湯器は防水加工が行われていますが、何回も豪雨に遭うと故障しやすくなるでしょう。
また、石油給湯器の排気口などがゴミや荷物などで塞がれると、排気に良くない影響があるため故障の要因になります。

・メンテナンスを定期的に行う
長年石油給湯器を使っていると、ホコリが溜まって石油給湯器の基板が故障することがあります。
また、雨や水漏れによって石油給湯器の中の部品が故障することもあります。
石油給湯器が普通の寿命より短くなる要因としてはメンテナンス不足もあるため、メンテナンスを定期的に行いましょう。

●石油給湯器の選び方

ここでは、石油給湯器の選び方についてご紹介します。

・給湯能力
石油給湯器を選ぶときは、給湯能力が大切です。
石油給湯器の給湯能力は、単位時間に沸かせるお湯の量を表します。
この給湯能力に着目することによって、それぞれの家庭に最も適した石油給湯器を判断することもできます。
石油給湯器の給湯能力は、kW(kcal/h)で表されます。
1,000Lの水を1時間に1℃高くするためには、給湯能力が1.16kW(kcal/h)必要になります。
例えば、5℃の水温、42℃の給湯温度のお湯を出すときは、46.5kW(kcal/h)の給湯能力の石油給湯器では18Lのお湯を1分間に出すことができます。
普通の浴槽は約180Lのお湯が必要であるため、46.5kW(kcal/h)の給湯能力の石油給湯器を使うと、お湯をお風呂以外で使わないとわずか10分間くらいで湯はりができます。
また、2人用の浴槽は約250Lのお湯が必要であり、戸建てやファミリー向けの賃貸などでは2人用の浴槽の約250Lあるいは1.5人用の浴槽の約200Lを使っていることが多いため、湯はりがわずか約11分間~14分間で終わります。
4人家族のときは、46.5kW(kcal/h)の給湯能力の石油給湯器が最も適しているといわれています。
2人家族のときは、38.4kW(kcal/h)の給湯能力の約15Lのお湯を1分間に出せる石油給湯器が適していることが多くあります。

・タイプ
石油給湯器のタイプとしては、水道直圧式と貯湯式があります。
水道直圧式の石油給湯器は、水道管と石油給湯器を直結することによって、水を水道管から出すときと同じような水圧でお湯が使えることがメリットです。
一方、貯湯式の石油給湯器は、一度水道水の水圧を低くして石油給湯器に接続します。
そのため、水道直圧式と比較して水圧が低いことがデメリットです。
水道直圧式は、水圧が高いために2階以上の浴室に給湯できたり、灯油代が低減できたりします。
しかし、水圧が高いため、水道管が古いときは破裂したり、お湯が少量のときは出すのが困難であったりします。
貯湯式の石油給湯器は水圧が低く、水道直圧式と比較して灯油代が高くなりますが、水道管が古いときでも使えるだけでなく、お湯が少量でも温度が安定することがメリットです。

●石油給湯器を選ぶときに注意すること

ここでは、石油給湯器を選ぶときに注意することについてご紹介します。
石油給湯器は、メーカーや機種によって機能が違っており、シンプルな機能から便利な機能までいろいろです。
石油給湯器の本体価格は、シンプルな機能ほど安くなり、便利な機能ほど高くなります。
そのため、石油給湯器を選ぶときは、機能まで十分に検討しましょう。
石油給湯器の機能としては、次のようなものがあります。
給湯専用タイプの石油給湯器は、石油給湯器の基本的な機能だけがあり、手動で給湯を行います。
オートタイプの石油給湯器は、石油給湯器の基本的な機能にプラスして湯はりが自動でできます。
フルオートタイプの石油給湯器は、石油給湯器の基本的な給湯や追いだきの機能だけでなく、湯はりや保温、足し湯も全て自動で行う機能があります。
機種によって違っていますが、給湯で使える機能を自動で全て行うと考えればいいでしょう。
用途としての石油給湯器の基本的な機能は、給湯と追いだきです。
シンプルな機能の石油給湯器は、給湯だけを行うもので追いだきはできません。
石油給湯器の本体価格は、シンプルな機能ほど安くなります。
しかし、安過ぎる石油給湯器は使い勝手が悪いことがあるため、十分に検討して選びましょう。
もし、石油給湯器を選ぶときに悩むのであれば、業者に相談してみましょう。

●石油給湯器の交換費用

基本的に、石油給湯器の交換費用としては、石油給湯器の本体価格と工事費用がかかります。
石油給湯器の本体価格は、種類や機能などによって違います。
石油給湯器は自分でなかなか設置できないだけでなく、困難な作業もあるため、業者に頼むのがおすすめです。
石油給湯器の本体価格としては、給湯専用タイプが約10万円~、オートタイプが約19万円~、フルオートタイプが約21万円~です。
石油給湯器の交換費用は、この本体価格に約3万円、4万円の工事費用がプラスされるようになります。
基本的に、この交換費用は目安であるため、石油給湯器の本体価格が高くなったり、オプションなどをつければ高くなったりすることがあります。
このような石油給湯器の交換費用は変わりやすいため、工事を頼むときに見積もりを複数の業者から入手して比較するといいでしょう。

●石油給湯器の耐用年数とは?のまとめ

ここでは、石油給湯器の耐用年数についてご紹介しました。
石油給湯器は、温かいお湯をいつでも使うために必要なものです。
特に、寒いシーズンや非常に暑いシーズンには石油給湯器が便利です。
石油給湯器はいつも使うために壊れることがありますが、壊れる前に交換しましょう。
しかし、交換するときは新しい石油給湯器を選ぶ必要があり、自宅に適したものを選ぶ必要があります。
このときは、ここでご紹介したようなことを考慮して、よりいい石油給湯器を選びましょう。
考えている予算よりも石油給湯器の交換費用が高くなるようなときは、業者に相談してみましょう。
石油給湯器の耐用年数が気になる方へ
■エコキュートの耐用年数とは?

石油給湯器の耐用年数が気になるのであれば、エコキュートについても検討してみましょう。
コロナが2001年にエコキュートを初めて発売してから600万台以上がすでに設置されており、業者にはエコキュートの修理や交換についての問い合わせが多くあるようです。
エコキュートの寿命は設置条件や使う頻度によって違うため一律ではありませんが、一般的に貯湯タンクユニットの寿命は10年間~15年間くらい、ヒートポンプユニットの寿命は5年間~15年間くらいといわれています。
特に、ヒートポンプユニットの修理費用は相当高くなるため、設置してから10年間くらい経てば、交換をそろそろ検討するのがいいでしょう。

●エコキュートの交換の兆候

次のような症状が現れたときは、エコキュートの交換時期にそろそろなっていることがあります。
リモコンにエラーコードが頻繫に表示されるようになった
お湯が設定した温度まで上がらない
異音がする
燃焼音がおかしい
水漏れが発生している
お湯を使っているときに水が急に出てくる
湯はりができなくなった
お湯が沸かなくなった
お湯が沸くまで時間がかかるようになった

●ヒートポンプユニットの寿命

ヒートポンプユニットは、大気中の熱エネルギーを冷媒に熱交換器で集めて、この冷媒をコンプレッサーで圧縮して温度を高くして、温度が高くなった冷媒の熱でお湯を沸かすもので、エコキュートにとって最も大切な役目があります。
そのため、ヒートポンプユニットが壊れると、お湯が沸かなくなります。
ヒートポンプユニットは、5年間~15年間くらいの寿命であるといわれていますが、エラーコードがリモコンに頻繫に表示されたり、思ったようにお湯が沸かなくなったりしたときは、エコキュートの交換を考えるのがいいでしょう。

●貯湯タンクユニットの寿命

貯湯タンクユニットは、ヒートポンプユニットで沸かしたお湯を貯めておくものです。
貯湯タンクユニットの中にはお湯を貯める貯湯タンク以外に、循環ポンプ、給湯熱交換器、給水ポンプ、基板、サーミスタなどのいろいろな部品もあるため、故障すればお湯が沸かなくなったり、湯はりができなくなったりします。
貯湯タンクユニットは、10年間~15年間くらいの寿命といわれていますが、ヒートポンプユニットと同じようにエラーコードがリモコンに頻繫に表示されたり、思ったようにお湯が沸かなったりしたときは、エコキュートの交換を考えるのがいいでしょう。

●エコキュートのメーカーごとの保証期間

ここでは、主なエコキュートのメーカーごと保証期間についてご紹介します。
なお、保証期間が消耗部品は変わることがあります。
パナソニックのエコキュートは、本体が1年、ヒートポンプが3年、貯湯タンク(缶体)が5年です。
コロナのエコキュートは、本体が2年、ヒートポンプが2年、貯湯タンクが2年です。
三菱のエコキュートは、本体が2年、ヒートポンプが3年、貯湯タンク(缶体)が5年です。
ダイキンのエコキュートは、本体が1年、ヒートポンプが3年、貯湯タンク(缶体)が5年です。
日立のエコキュートは、本体が1年、ヒートポンプが3年、貯湯タンク(缶体)が5年です。
東芝のエコキュートは、本体が5年、ヒートポンプが5年、貯湯タンクが5年です。
なお、エコキュートの販売業者の中には、主なメーカーのエコキュートに無償で5年間の保証を付けているところもあります。
このときは、貯湯タンクもヒートポンプも5年保証になります。
また、有償ですが、延長保証として最大10年間の保証を付けることもできるため、気軽にエコキュートの販売業者に相談してください。

●エコキュートの寿命を長くする方法

ここでは、エコキュートの寿命を長くする方法についてご紹介します。

・日常の点検の実施
日常の点検としては、次のようなものがあります。

(ふろ循環アダプターの定期的な清掃)
正常に追いだきなどのふろ機能が動作するために必要です。

(逃し弁の点検(年に2〜3回くらい))
点検するときは、逃し弁の操作カバーを開けて手前に逃し弁のレバーを起こして、水あるいはお湯が排水口から出ることをチェエクします。
この後、逃し弁のレバーを元に戻して逃し弁の操作カバーを閉めます。
水漏れ点検は、沸き上げしていないきに水やお湯が排水口から出ていないことをチェエクします。

(配管の水漏れと保温材の点検(年に2〜3回くらい))

(貯湯タンクに中の水の排水(年に2〜3回くらい))
貯湯タンクの底に溜まっている汚れを排水します。
このときは、必ず電源を切ってください。
まず、給水配管専用の止水栓を閉めてください。
この後、流し弁の操作カバーを開けて、手前に逃し弁のレバーを倒します。
そして、1分間~2分間排水栓を開けて、貯湯タンクの底に溜まっている汚れを排水します。
このときは、排水栓を調整して排水が排水ホッパーから溢れないようにしてください。
約1分間~2分間経てば排水栓を閉めてください。
給水配管専用の止水栓を開けて、勢いよく排水口から水が出ると、逃し弁のレバーを元に戻します。

(給水ストレーナの清掃)
湯はり時間が長いときやお湯が出ないときは、給水ストレーナを清掃してください。

・エコキュートの周りの環境の整理
エコキュートの周りの環境の整理としては、次のようなものがあります。
(エコキュートの周りは常に整理しておく)
エコキュートの周りはちょっと暖かくなるため、虫などが集まって故障の要因になるときもあります。
エコキュートの周りは常に整理して、雑草などが生えこないようにしておくことも大切です。

(ヒートポンプユニットの周りにはものを置かない)
ヒートポンプユニットの周りに通風を妨害するようなものを置けば、性能が下がったり故障の要因になったりするため、ヒートポンプユニットの周りにものを置かないようにしましょう。

(雪が積もったときに除雪する)
雪が積もったときは故障の要因になりやすいため、エコキュートの周りは除雪してください。

●エコキュートの交換の兆候

経年劣化によって、エコキュートは熱効率が悪くなったり、いろいろな部品のトラブルが発生したりしてきます。
次のような症状が出始めれば、エコキュートの交換をそろそろ検討しましょう。

(エラーコードがリモコンに頻繁に表示される)
何らかのトラブルがエコキュートに発生すると、エラーコードがリモコンに表示されます。
エコキュートは、エラーコードの意味がそれぞれのメーカーによって違うことがあります。
なお、10年間以上エコキュートを設置してから経っており、エラーコードがリモコンに頻繁に表示されるときは、使用年数を考えると修理しても別のトラブルがすぐにまた発生することがあるため、交換を検討する方がいいでしょう。

(お湯の出が悪くなる)
エコキュートは、お湯の出が特定の給湯栓だけ悪いときは給湯栓のトラブルが考えられますが、お湯の出が全ての給湯栓で悪いときは、エコキュートそのもののトラブルが考えられます。
エコキュートの熱効率も経年劣化とともに悪くなることがあるため、10年間以上設置してから経っており、お湯の出が全ての給湯栓から悪いときはそろそろエコキュートの交換時期になります。

(水漏れが発生している)
エコキュートのヒートポンプユニットや貯湯タンクユニットの周りが常に濡れているときは、水漏れがエコキュートの内部や配管で発生していることがあります。
特に、水漏れがエコキュートの内部で発生しているときは、非常に修理費用が高くなることがあるため、10年間以上エコキュートを設置してから経っているときは、エコキュートの交換を検討する時期になります。

(お湯がぬるい、温度が安定しない)
全ての給湯栓からのお湯がぬるい、温度が安定しないときは、エコキュートそのもののトラブルが考えられます。
エコキュートは経年劣化すると、熱効率が悪くなったり、いろいろなセンサーなどの部品のトラブルが発生したりすることがあるため、10年間以上設置してから経っており、全ての給湯栓からのお湯がぬるい、温度が安定しないときはそろそろエコキュートの交換時期になります。

(漏電遮断器が働く)
漏電遮断器は、漏電が万一発生したとき電気を自動的に止めるための安全装置です。
エコキュートを使っているときは、漏電遮断器の動作チェックを年に2回~3回行うようにしましょう。
漏電遮断器のトラブルが発生したままでエコキュートを使うと、万一漏電したときに感電することがあるため注意する必要があります。
漏電遮断器のトラブルが発生して10年間以上エコキュートを使っているときは、エコキュートの交換がおすすめです。

●エコキュートの寿命が短くなる要因と対処法

ここでは、エコキュートの寿命が短くなる要因と対処法についてご紹介します。

・初期故障
エコキュートは部品が多く使われており、一つの部品のトラブルによってエコキュートのトラブルが発生することがあります。
それぞれのメーカーともエコキュートを出荷する前には検査をしていますが、初期不良がごく稀に発生することもあります。
部品の交換などでほとんどのトラブルは解消しますが、初期不良が万一発生したときでも業者が対処してくれます。

・摩耗故障
いろいろな消耗部品が、エコキュートでは使われています。
主な消耗部品としては、逃し弁、逆圧弁、電磁弁などの弁類、水流スイッチ、水量センサ-などのセンサー類、ファンモーター、ポンプ、ホース類、パッキン類などがあります。
消耗部品が経年劣化でトラブルが発生することもあるため、費用はかかりますが、メンテナンスを業者に頼んで消耗品を交換することによって、エコキュートの寿命が長くなります。

・偶発故障
偶発故障は、エコキュートを製造したり、設置したりするときのわずかな欠陥がトラブルとして経年によって現れるものです。
エコキュート以外の別の電気製品などでも、偶発故障が稀に発生することがあります。
偶発故障が発生することは少ないですが、何らかのエラーコードはリモコンに表示されたときは早めに業者に点検を頼む方がいいでしょう。
なお、偶発故障のときは、初期不良の要因であるかがわからないときが多くあるため、修理が有償になることがあります。

・よく発生するトラブル事例
エコキュートは、トラブルがいろいろな要因で発生することがあります。
例えば、硫黄分が含まれているなどの適切でない入浴剤を使うために発生するトラブル、使っている水が地下水、井戸水や温泉水、硬度の高い硬水の水質によるトラブル、小動物や虫が侵入したことによるトラブルなどがあります。
防ぐことのできるトラブルも中にはあるため、エコキュートを使うときは十分に取扱説明書をチェックすることも大切です。

●エコキュートの耐用年数とは?のまとめ

ここでは、 エコキュートの耐用年数とは?についてご紹介しました。
エコキュートは、省エネ性が高く、環境に対して優しい給湯機ですが、交換するときは費用がある程度かかります。
エコキュートをできるだけ長く使うためには、日常の点検や周りの環境の整理も大切です。
また、エコキュートの納期が時期によってはかかることもあるため、急にトラブルが発生しても交換がすぐにできなく、お湯がしばらく使えないこともあります。
そのため、エコキュートの調子が悪くなれば早めに交換する方がいいでしょう。
石油給湯器の耐用年数が気になる方へ
■まとめ

ここでは、石油給湯器の耐用年数が気になる方へ、石油給湯器の耐用年数とは?エコキュートの耐用年数とは?についてご紹介しました。

石油給湯器は、特に、寒いシーズンや非常に暑いシーズンには便利です。

いつも使うために石油給湯器は壊れますが、壊れる前に交換しましょう。

石油給湯器の耐用年数が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
わからないことがあったら
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