エコキュートの工事費込みの相場が気になる方へ

2024年5月10日

エコキュートの工事費込みの相場が気になる方へ

 

エコキュートは、電気でお湯を沸かす電気給湯器の一種です。特に、エコキュートは、再生可能エネルギーを利用してお湯を沸かしたり、電気料金が安い夜間電力を使ったりするため、家庭にも環境にも優しいものです。

しかし、エコキュートは交換費用が結構高くなります。そのため、エコキュートの工事費込みの相場が気になる方もいるのではないでしょうか。

ここでは、 エコキュートの工事費込みの相場が気になる方へ、エコキュートの交換費用の相場、エコキュートの本体価格を決めるポイント、エコキュートの交換で利用できる補助金、エコキュートのメーカーごとの特徴、エコキュートの交換費用の内訳についてご紹介します。

 

エコキュートの工事費込みの相場が気になる方へ

 

エコキュートの交換費用の相場

エコキュートの交換費用の相場は、40万円~60万円くらいです。エコキュートの交換費用の内訳は、本体価格と交換工事費用と諸経費をプラスしたものです。

エコキュートの本体価格は、商品のグレードや機能などによって違います。なお、エコキュートの本体価格の相場は20万円~50万円くらい、交換工事費用の相場は10万円~20万円くらい、諸経費の相場は数万円くらいです。

エコキュートの工事費込みの相場が気になる方へ

 

エコキュートの本体価格を決めるポイント

ここでは、エコキュートの本体価格を決めるポイントについてご紹介します。

 

給湯タイプ

エコキュートの給湯タイプとしては、給湯専用タイプ、オートタイプ、フルオートタイプがあります。

給湯専用タイプのエコキュートは、手動でお風呂の湯はりを行うものです。自動お湯はり、追いだき機能が搭載されていないため、本体価格が安くなります。

オートタイプのエコキュートは、自動お湯はり、たし湯などの機能が搭載されていますが、保温や追いだきなどの機能が搭載されていません。

フルオートタイプのエコキュートは、自動お湯はり、自動保温、自動たし湯、追いだきまで、ボタン1つで行うことができます。なお、オートタイプのエコキュートとフルオートタイプのエコキュートの違いは、追いだき機能が搭載されているかどうかです。追いだき機能が必要なときは、フルオートタイプのエコキュートを選びましょう。

 

ここでは、三菱のエコキュートの給湯タイプごとのメーカー希望小売価格の本体価格についてご紹介します。

三菱のオートタイプのエコキュートのメーカー希望小売価格の本体価格は97万円~106万円ですが、フルオートタイプのエコキュートのメーカー希望小売価格の本体価格は103万円~117万円になります。なお、必要な工事内容が給湯タイプによって違うため、工事費用も違うことがあります。

エコキュートの給湯タイプは、特徴をきちんと把握して、慎重に選びましょう。

 

貯湯タンクの容量

エコキュートは、貯湯タイプの給湯器で、深夜時間帯の電気料金の安い電力でお湯を沸かして、貯湯タンクユニットの中にお湯を貯めておくようになっています。そのため、1日に全ての家族が使うお湯の量を貯めておくための貯湯タンクの容量を選ぶ必要があります。

例えば、エコキュートの貯湯タンクの容量が家族数に適さないときは、湯切れが発生して、お湯を割高な電気料金の昼間の電力で沸かすようになるため、最大限に光熱費の低減効果を活かすことができなくなります。そのため、湯切れが発生しないように、大きな貯湯タンクの容量のエコキュートを選べばいいのではないかと思うかもしれません。

しかし、エコキュートの本体価格は、大きな貯湯タンクの容量になるほど高くなります。そのため、家族数に適さない貯湯タンクの容量のエコキュートを選ぶと、イニシャルコストが必要以上に高くなります。

一方、目先の安さのみに着目して小さい貯湯タンクの容量のエコキュートを選ぶと、湯切れが頻繫に発生するようになり、利便性が悪くなるだけでなく、電気代が高くなります。

エコキュートを選ぶときは、最も適した貯湯タンクの容量のエコキュートを選びましょう。

家族数に適した貯湯タンクの容量と実際に使えるお湯の量は、次のようになります。

家族数が1人~2人のときは、貯湯タンクの容量が180L、実際に使えるお湯の量が410Lです。
家族数が2人~4人のときは、貯湯タンクの容量が300L、実際に使えるお湯の量が525Lです。
家族数が3人~4人のときは、貯湯タンクの容量が370L、実際に使えるお湯の量が640Lです。
家族数が4人~5人のときは、貯湯タンクの容量が460L、実際に使えるお湯の量が755Lです。
家族数が5人~7人のときは、貯湯タンクの容量が550L、実際に使えるお湯の量が985Lです。

このように、貯湯タンクの容量と実際に使えるお湯の量は違っています。

ここでは、三菱のエコキュートのAシリーズの貯湯タンクの容量ごとのメーカー希望小売価格の本体価格についてご紹介します。

三菱のエコキュートのAシリーズの貯湯タンクの容量が370Lのメーカー希望小売価格の本体価格は93万円~107万円ですが、貯湯タンクの容量が460Lのメーカー希望小売価格の本体価格は103万円~117万円になります。

このように、貯湯タンクの容量が370Lと460Lのエコキュートではそれほどメーカー希望小売価格の本体価格が違わないため、迷ったときは460Lの方がおすすめです。なお、エコキュートは、10年間以上使うことが想定されます。そのため、貯湯タンクの容量は、子供さんの成長のことなども考慮して選ぶのがおすすめです。

例えば、子供さんが小学校高学年のときは、中学生に数年でなり、お湯の使用量が部活に入ることによって多くなることがあります。貯湯タンクの容量は、お湯の数年後の使用量なども考慮して選ぶのがおすすめです。なお、貯湯タンクの容量の選び方がわからないときは、気軽に業者に相談しましょう。

 

エコキュートのグレード

エコキュートは、いろいろなグレードがあります。エコキュートのグレードとしては、スタンダードグレード、ミドルグレード、ハイグレード、プレミアムグレードなどがあり、搭載されている機能が違います。

エコキュートのスタンダードグレードでも、使い勝手が日常生活において良くないと思うことはあまりないでしょう。しかし、機種によっては、お風呂の湯はり時間、シャワーの圧力、洗浄力、節水力などが違うために十分にチェックしましょう。

例えば、パナソニックのエコキュートは、給湯タイプが同じでもスタンダードクラス、ミドルクラス、プレミアムクラスというようなグレードにわかれています。グレードが高いほど、省エネ性が高い、便利な機能が多く搭載されているなどになります。

しかし、グレードが高いほど、エコキュートの本体価格が高くなります。

ここでは三菱のエコキュートのAシリーズ、Sシリーズ、Pシリーズのメーカー希望小売価格の本体価格についてご紹介します。

スタンダードグレードのAシリーズのメーカー希望小売価格の本体価格が117万円、プレミアムグレードのPシリーズのメーカー希望小売価格の本体価格が135万~142万円になっており、グレードによって20万円~25万円くらい違っています。スタンダードグレードのAシリーズでもフルオートタイプのエコキュートであれば、十分な機能が搭載されているでしょう。

なお、エコキュートとしては、設置場所に合わせるため、寒冷地仕様、耐塩害仕様、井戸水や地下水対応タイプなどがあります。

このようなエコキュートの本体価格は、一般地仕様のものよりも高くなります。

 

エコキュートの工事費込みの相場が気になる方へ

 

エコキュートの交換で利用できる補助金

ここでは、エコキュートの交換で利用できる補助金についてご紹介します。

「給湯省エネ2024事業」は、国が行っている「住宅省エネ2024キャンペーン」の制度の1つです。「住宅省エネ2024キャンペーン」としては、「住宅省エネ2024キャンペーン」の他に「子育てエコホーム支援事業」「先進的窓リノベ2024事業」「賃貸集合給湯省エネ2024事業」があります。

「給湯省エネ2024事業」は、高い省エネ性の高効率給湯器の交換に対してサポートを行うもので、支給対象が古いエコキュートから新しいエコキュートへの交換などになっています。

「給湯省エネ2024事業」の補助金額は、次のようになっています。

エコキュートは、補助金額が1台あたり8万円、性能加算額が+2万円~5万円です。
ハイブリッド給湯器は、補助金額が1台あたり10万円、性能加算額が+3万円~5万円です。
エネファームは、補助金額が1台あたり18万円、性能加算額が+2万円です。

性能加算額というのは、交換予定のエコキュートが普通のものよりも高い性能要件をクリアしているときに補助金額がプラスされるものです。「給湯省エネ2024事業」の申請期間は、2024年3月29日~2024年12月31日です。本制度は予算がなくなり次第終わるため、できるだけ早く申請するのがおすすめです。

また、本制度の申請は「給湯省エネ事業者」として登録した事業者が行う必要があるため、一般の方が申請することはできません。そのため、本制度を利用したいときは、「給湯省エネ事業者」として登録している事業者に頼む必要があるために注意しましょう。

エコキュートの工事費込みの相場が気になる方へ

 

エコキュートのメーカーごとの特徴

ここでは、エコキュートのメーカーごとの特徴についてご紹介します。

 

三菱電機のエコキュート

三菱のエコキュートは、シェアがトップクラスです。三菱のエコキュートの特徴は、0.01ミリくらいの微細なマイクロバブルです。マイクロバブルは、肌の水分量・保湿力をアップする効果が期待されます。

さらに、機種によっては、自動でふろ配管を洗浄するバブルおそうじ機能、水圧が高いためにシャワーがよりパワフルになるハイパワー給湯機能なども搭載されています。

 

パナソニックのエコキュート

パナソニックのエコキュートは、いろいろな自社家電品に搭載されているAIエコナビが搭載されており、省エネ性能が高くなっています。

AIエコナビは、人の出入りをひとセンサーが検知して加温をコントロールし、必要ないエネルギー消費を低減する機能と、お湯の冷め方を湯温学習制御で学習し、不在のときのお湯の無駄な温度チェックを少なくする機能があります。

このような機能によって、保温するときにエネルギーが最大約35%節約できるとされています。

 

ダイキンのエコキュート

ダイキンのエコキュートの特徴は、0.001㎜未満のウルトラファインバブル入浴ができることです。この非常に小さいバブルが全身を包み込むことによって、温浴効果や美肌効果、洗浄効果が期待されます。

また、お湯を深紫外線で除菌するおゆぴかUVの機能も搭載されています。お風呂のお湯を入浴する前から後まで常に除菌してくれるため、残り湯を洗濯に使うときでもきれいになります。

 

コロナのエコキュート

コロナは、2001年にエコキュートを最初に販売したメーカーで、全ての家族が使いやすい商品を提供しています。特に、オリジナルのES(エネルギーセーブ)制御は、注目すべきものです。ES制御は、7つのサーミスタによる温度の細やかな管理と水位変化の検知によって、省エネを最大約36%実現します。

また、プレミアムエコキュートは、4.0の年間給湯保温効率(JIS)を達成するなど、保温技術や省エネ給湯回路にも注力しています。

 

日立のエコキュート

日立のエコキュートは、省エネ性能が給湯容量が320Lから460L、460Lから550Lのカテゴリーでトップを獲得しています。オリジナルの水道直圧給湯の技術によって、お風呂と台所でお湯を同時に使っても、高い水圧が維持できます。

そのため、シャワーの水圧が低くなりにくく、3階建ての住宅でも快適にお湯が使えます。

 

エコキュートの工事費込みの相場が気になる方へ

 

エコキュートの交換費用の内訳

ここでは、エコキュートの交換費用の内訳についてご紹介します。

 

エコキュートの本体価格

エコキュートの本体価格は、基本的に、お湯を沸かすヒートポンプユニット、沸かしたお湯を貯めておく貯湯タンクユニット、お湯の温度などを設定するリモコンがセットになっています。エコキュート本体価格の相場は、メーカーや機能などによって違いますが、一般的に20万円~35万円くらいがメインになっています。エコキュートの購入先をネットなどで探していると、機種が同じであるにも関わらず大きくエコキュートの本体価格が違うこともあります。

しかし、あまりにも安い本体価格のときは、付属品のリモコンなどが別になっていることが多くあるため、十分にチェックしましょう。なお、エコキュートは、数年ごとにモデルチェンジが行われており、新しい商品が発売されたすぐ後などは、在庫処分のために旧モデルが格安で販売されることがあります。

特に、最新モデルにこだわらなければ、相当安くエコキュートが交換できるため、モデルチェンジの時期はねらい目でしょう。

 

エコキュートの基礎工事費用、配管工事費用

エコキュートの基礎工事費用と配管工事費用は、業者によっては標準工事費用に含まれていることもあります。エコキュートは、大量のお湯を貯湯タンクユニットの中に貯めておくため、土台を作る基礎工事が必要です。

基礎工事の方法としては、簡易的なエコベースというものがありますが、しっかりとエコキュートを固定するための現場打ちもあります。基礎工事費用の相場は、一般的に、2万円~4万円になるとされています。

配管工事としては、エコキュートから台所やお風呂などに配管を繋ぐ工事、浴槽のふろ循環アダプターの設置などがあります。配管工事費用の相場は、10万円くらいとされています。

なお、エコキュートの設置場所は、できるだけお湯を使う場所に近い方がいいとされています。というのは、配管の距離が長いと、お湯の温度が下がったり、配管工事費用が高くなったりするためです。配管工事は、費用が距離によって違うため、エコキュートとお湯を使う場所が遠くなるほど工事費用が高くなります。

そのため、エコキュートの基礎工事費用と配管工事費用の相場は、15万円くらいになると考えておきましょう。しかし、既設のエコキュートを新しいものに交換するときは、既設の土台などが再度利用できるため、費用をその分安くすることができます。

 

エコキュートの電気工事費用

エコキュートは、お湯を電気で沸かす給湯器で、電源として200Vを使うため、専用の配線を引くための電気工事が必要です。なお、業者によっては、標準工事に電気工事も含まれています。

基本的に、一般家庭では電源として100Vを使っているため、エコキュートに交換するときは、分電盤やブレーカーの交換だけでなく、電力会社に申請する必要があります。最近の新築などでは、200Vの電源を電気自動車用に確保していることもあるため、この辺りは十分にチェックしてみましょう。

電気工事費用の相場としては、分電盤の交換工事費用が3.5万円~6万円くらい、200Vの引き込み工事費用が2.8万円~4万円くらいになります。既設のエコキュートから新しいエコキュートに交換するときは、このような電気工事費用がかからないこともあります。

 

エコキュートのトータルの交換費用

エコキュートのトータルの交換費用は、本体価格と工事費用をプラスしたものになります。

例えば、エコキュートの本体価格が30万円で、交換工事費用が20万円のときは、トータルで50万円になるでしょう。エコキュートの交換費用としては、既設の給湯器からエコキュートに交換するときと、既設のエコキュートから新しいエコキュートに交換するときでは、工事費用が相当違うために注意しましょう。

例えば、既設のガス給湯器からエコキュートに交換するときは基礎工事が必要になりますが、既設のエコキュートから新しいものに交換するときは既設の土台や配管が再度利用できることがあるでしょう。そのため、エコキュートの交換費用が安くなることがあります。

なお、標準工事内容は、業者によって違うため、前もって十分にチェックしておきましょう。費用の安さのみに着目すると、追加費用を請求されて最終的に高くなったというようなこともあるために注意しましょう。

 

エコキュートの工事費込みの相場が気になる方へ

 

まとめ

ここでは、 エコキュートの工事費込みの相場が気になる方へ、エコキュートの交換費用の相場、エコキュートの本体価格を決めるポイント、エコキュートの交換で利用できる補助金、エコキュートのメーカーごとの特徴、エコキュートの交換費用の内訳についてご紹介しました。

エコキュートは、メーカーによって機能や価格の違いがあまりないため、グレード、貯湯タンクの容量、給湯タイプなどをポイントに選びましょう。エコキュートはいろいろな給湯タイプやグレードがあるため、自分が最も希望するような機種を選ばないと費用が無駄になります。

特に、大きすぎる貯湯タンクの容量のエコキュートを選ぶと無駄に本体価格が高くなり、逆に小さすぎる貯湯タンクの容量のエコキュートを選ぶとランニングコストが高くなるため、家族数などに適したものを選ばないと損するようになります。

なお、昨今、エコキュートの交換業者は、ネットで探すのがメインになっています。このときは、商品ページなどに載っている費用の安さのみに着目すると、後悔することがあるために注意しましょう。

というのは、別の業者と比較してエコキュートの交換費用が圧倒的に安くなっているときは、付属品のリモコンなどが別売になっている、標準工事の内容が薄い、工事保証がついていないなどの可能性があるためです。エコキュートの交換業者を比較するときは、表面的な費用のみでなく、どのようなものが費用に含まれているかまで十分にチェックする必要があります。

 

エコキュート、修理、交換設置について
わからないことがあったら
みずほ住設のフリーダイヤルまで
お気軽にご連絡ください!
☎️0120-944-356
info@mizuho-jyusetu.com
http://mizuho-jyusetu.com

お気軽にお問い合わせ下さい!
ラインで無料簡単お見積もりはこちら
ラインお問い合わせ

お電話でのお問い合わせはこちら
お電話での受付

メールでお問い合わせはこちら
メールお問い合わせ


PAGE
-TOP