関西電力の対応エリア、企業情報やエコキュートに対応するプランについて知りたい方へ
2025年8月29日
関西地方にお住まいの方は、関西電力の対応エリア、企業情報やエコキュートに対応するプランについて知りたいと思っているのではないでしょうか。
ここでは、関西地方にお住まいの方へ、関西電力の対応エリア、関西電力の企業情報、関西電力のエコキュートに対応するプランについてご紹介します。
●関西電力の対応エリア
関西電力の対応エリアは、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県(一部地域を除く)、奈良県、和歌山県、三重県の一部、岐阜県の一部、福井県の一部です。
具体的な関西電力の対応エリアは、次のようになっています。
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県(一部地域を除く)
奈良県
和歌山県
三重県の一部
岐阜県の一部
福井県の一部
●関西電力の企業情報
関西電力は、本店が大阪府大阪市北区中之島にある電力会社です。
関西電力の電気の販売量は、日本国内で東京電力エナジーパートナーに次いで第2位です。
関西電力の略称としては、関電やKEPCO(ケプコ、Kansai Electric Power Co., Inc.)があります。
関西電力は、電力小売事業や発電事業を近畿地方や関東地方などで行っています。
関西電力が設立されたのは、太平洋戦争が終わった後の1951年5月1日です。
電気事業再編成審議会委員長の松永安左エ門がGHQを説得して、効力が国会決議よりも強いGHQポツダム政令の電気事業再編成令をベースに、戦時における企業統廃合などによって発足した日本発送電と関西配電を再編しました。
そのため、現在でも年配者の一部には、「関配(カンパイ)」と関西電力を呼ぶ人もいます。
近畿地方を拠点に戦前まで全国展開していた大同電力、日本電力、宇治川電気、東邦電力の流れを組んで、資産を継承しているため、多くの近畿地方以外に設備の発電所などを持っています。
関西電力の社章は、「アンペア(A)」という電流を示すものと「ボルト(V)」という電圧を表すものを組み合わせると同時に、前身の関西配電と日本発送電の融和への思いを込めたものになっています。
実際の発電量は、55%くらいが原子力発電による比率になっています。
一方、大型の最大出力30万kW超の水力発電所も、本来の電力供給エリア外の富山県の黒部川流域などに所有しています。
また、2001年からは、効率の低い高経年の小容量火力発電所を廃止しています。
春日出発電所、高砂発電所、大阪発電所などトータル7箇所の発電所を廃止しただけでなく、発電設備の複数が長期計画停止になっています。
関西電力は、主な関西財界を構成する企業の一つです。
関西電力の社長や会長は、関西経済連合会会長にたびたび就いています。
なお、関西電力は、企業として競争市場で勝ち残ってきたものでなく、公共料金規制を自然独占を前提として受けるものです。
●関西電力のエコキュートに対応するプラン
ここでは、関西電力のエコキュートに対応するプランについてご紹介します。
関西電力のエコキュートに対応するプランは、「はぴeタイムR」という電気料金プランです。
関西電力の「はぴeタイムR」は、一般的な電気料金プランと違って、電気料金が時間帯によって違うものです。
関西電力の「はぴeタイムR」の特徴は、昼間に比較して夜間の電気料金が安いことです。
関西電力の「はぴeタイムR」は、給湯光熱費がガス給湯器よりも3割〜4割低減できるエコキュートとも相性がいいものです。
・関西電力の「はぴeタイムR」の加入条件
関西電力の「はぴeタイムR」の加入条件は、1kVA以上の電気式給湯設備を使うことです。
1kVA以上の電気式給湯設備としては、夜間蓄熱式機器のエコキュートなどやハイブリッド給湯器のエコワンなどがあります。
関西電力の「はぴeタイムR」は、電気料金が夜間に安くなっているため、夜間に電気をまとめて使える機器を設置する必要があります。
そのため、誰でも関西電力の「はぴeタイムR」に加入できるということではないために注意しましょう。
・関西電力の「はぴeタイムR」の対象エリア
関西電力の「はぴeタイムR」の対象エリアは、次のようになっています。
京都府
大阪府
滋賀県
兵庫県(赤穂市福浦を除く)
奈良県
和歌山県
福井県(三方郡美浜町以西)
三重県(熊野市、南牟婁郡御浜町、南牟婁郡紀宝町)
岐阜県(不破郡関ケ原町の一部)
なお、東京電力エリアエナジーパートナーの電気を利用している方でも契約が関西電力とできますが、「はぴeタイムR」は対象になっていません。
・関西電力の「はぴeタイムR」の電気料金
関西電力の「はぴeタイムR」は、1日を3つの時間帯の「リビングタイム」「デイタイム」「ナイトタイム」にわけて、それぞれ違う電気料金になっています。
最も電気料金が高いのは「デイタイム」で、最も電気料金が安いのは「ナイトタイム」です。
(基本料金)
契約容量が最初の10kWまでは、1契約についての料金単価(税込)が2,409.40円です。
契約容量が10kWを超えるときは、1kWについての料金単価(税込)が416.94円です。
(電力量料金)
1kWhあたりの電力量料金(税込)は、デイタイム(昼間時間)の夏季が28.87円、その他季が26.24円、リビングタイム(生活時間)が22.80円、ナイトタイム(夜間時間)が15.37円です。
「デイタイム」というのは、平日の午前10時~午後5時です。
「リビングタイム」というのは、平日の午前7時~午前10時と午後5時~午後11時、休日扱い日の午前7時~午後11時です。
なお、休日扱い日というのは、土曜日、日曜日、「国民の祝日に関する法律」に規定する休日、1月2日、1月3日、4月30日、5月1日、5月2日、12月30日、12月31日です。
「ナイトタイム」というのは、毎日午後11時~翌日午前7時です。
「夏季」というのは毎年7月1日~9月30日、「その他季」というのはその他の期間です。
使用量が0kWhのときの基本料金は、半額になります。
なお、ブレーカーが「入」のときは、機器を使っていなくても、電気が待機電力などによって消費されることがあります。
このように、1kWhあたりの電力量料金(税込)は、「デイタイム」に比較して「ナイトタイム」の方が10円以上安くなっています。
そのため、電気を多く消費するエコキュートなどを夜間に使うことによって、効率良く全体の電気代を低減することができます。
なお、土曜日、日曜日、祝日は「デイタイム」がなく、午前7時〜午後11時が「リビングタイム」になります。
土曜日、日曜日、祝日は学校や会社が休みになることが多いため、昼間の時間帯の電気料金が平日より安くなるのは嬉しいでしょう。
・関西電力の「はぴeタイムR」がエコキュートと相性がいい理由
エコキュートは、関西電力の「はぴeタイムR」と相性が非常にいい給湯器です。
エコキュートは、基本的に、沸き上げを電気料金の安い夜間に行うことを前提にしています。
そのため、関西電力の「はぴeタイムR」は、夜間に電気料金が安く設定されているため、エコキュートには非常に適しています。
ピークカット機能というエコキュートに搭載されているものを利用して、電気料金が高い昼間の沸き上げを止めると、給湯光熱費をより効果的に低減することができます。
また、「電化割引」が関西電力の「はぴeタイムR」に準備されていることも、エコキュートと相性がいい理由の1つです。
関西電力の「はぴeタイムR」は、エコキュートを導入するとさらに電気料金が5%引きになります。
「電化割引」が適用されると、都市ガスを使って一般的な電気料金プランの従量電灯Aに加入しているときに比較して、年間の光熱費が74,400円くらいも安くなるそうです。
メインにガスを使っている方で毎月の光熱費が気になるときは、思い切ってエコキュートとIHクッキングヒーターを導入するのがおすすめです。
・関西電力の「はぴeタイムR」のメリット・デメリット
エコキュートの導入や電気料金プランの切り替えは、簡単に決心できるものではないでしょう。
前もって、関西電力の「はぴeタイムR」のデメリットを把握しておくことによって、後から「こんなはずではなかった」と後悔するのを防止することができるでしょう。
関西電力の「はぴeタイムR」のメリット・デメリットとしては、次のようなものがあります。
(関西電力の「はぴeタイムR」のメリット)
関西電力の「はぴeタイムR」のメリットは、夜間の電気料金が安いということのみではありません。
無料で「はぴe暮らしサポート」のサービスを受けることができます。
「はぴe暮らしサポート」は、暮らしの水回りや鍵紛失などのトラブルに対応してくれるものです。
「はぴe暮らしサポート」は、通常であれば利用料として月額110円を支払う必要がありますが、関西電力の「はぴeタイムR」を契約していると無料で利用することができます。
休みなく365日24時間対応してくれるのもメリットでしょう。
また、優待価格でレジャーやグルメなどのサービスや施設が受けられるメリットもあります。
電気代がエコキュートなどの利用で安くなるのみでなく、無料で「はぴe暮らしサポート」のサービスが受けられるのはメリットでしょう。
(関西電力の「はぴeタイムR」のデメリット)
関西電力の「はぴeタイムR」のデメリットは、電気料金が昼間に高く設定されていることです。
なお、平日の昼間は学校や会社に行っており、いつも家を留守にするときは、関西電力の「はぴeタイムR」でも問題ありません。
しかし、自宅サロンを経営していたり在宅ワークをしていたりして昼間も多く電気を使うときは、電気代がかえって高くなることがあります。
また、長期休暇の夏休みなどで子供が昼間に家にいる期間は、電気代がいつもより高くなることを把握しておきましょう。
関西電力の「はぴeタイムR」を契約するときは、自分のライフスタイルを振り返って、深夜電力が本当にお得に利用できるかを十分に検討しましょう。
・関西電力の「はぴeタイムR」で注意すること
関西電力の「はぴeタイムR」は、メリットが多くありますが、注意することもあります。
関西電力の「はぴeタイムR」で注意することは、上限が燃料費調整額になく、電気料金が燃料価格によっては高くなることがあることです。
燃料費調整額というのは、電気料金に燃料費の液化天然ガス価格や原油価格などの上がり下がりを反映させたものです。
一般的な電気料金プランの「従量電灯A」は、燃料費調整額の上限が前もって決められた供給条件に基づいて決まっています。
しかし、関西電力の「はぴeタイムR」は燃料費調整額の上限がないため、燃料費調整額が世界情勢などによっては高くなることがあります。
現在は、国の補助金額が1kWhあたり-7円になるように適用されていますが、補助金額が2025年10月からは半分の-3.5円になります。
さらに、国の補助が2025年11月からも受けられるかは現在未定です。
そのため、燃料費調整額によっては、関西電力の「はぴeタイムR」の電気料金が高くなることを考えておきましょう。
●まとめ
ここでは、関西地方にお住まいの方へ、関西電力の対応エリア、関西電力の企業情報、関西電力のエコキュートに対応するプランについてご紹介しました。
関西電力のエコキュートに対応するプランは、「はぴeタイムR」です。
関西地方にお住まいの方は、ぜひ参考にしてください。
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