迷わず決めれるようになる!エコキュートのタンク容量についてと選び方
2020年12月11日
ガス給湯器をエコキュートにする際に出てくるのが「貯湯タンクの容量ってどれを選べばいいの?」問題です。
エコキュートは10年以上持ちますから当然の悩みだと思います。
〇人家族には〇〇〇Lがオススメという情報はネット上で得ることは出来るものの、同じ世帯数でも家族の構成は千差万別です。
当記事ではそんな問題を解決すべく、貯湯タンクの基礎知識から容量の選び方まで話しております。
貯湯タンクの容量について悩まれているのであれば参考にしてみてはいかがでしょうか?
エコキュートの貯湯タンクについて
エコキュートの貯湯タンクについての基礎知識です。
理解しておくだけで容量選びの指標になりますよ。
エコキュートの貯湯タンクの役割
エコキュートは電気料金が安い夜中にお湯を沸かして消費するため、電気代の節約になります。
沸かしたお湯を貯め、適温にしてお風呂や台所に供給するのが貯湯タンクの役割です。
エコキュートの貯湯タンク容量
貯湯タンクの容量は【370L】と【460L】の販売がメインです。
他にも7人以上の大家族向けの【550L】や、2人暮らし向けに【370L未満】の貯湯タンクも販売しております。
貯湯タンクの寿命
エコキュートの貯湯タンク寿命は10~15年ほどです。
水質や扱い方によってはより短くなるので丁重に扱いましょう。
寿命を延ばすには、定期的にメンテナンスを頼むことが不可欠です。
貯湯タンク内の温度
エコキュートのタンクの湧き上げ温度は設定により変更可能です。
60〜90℃までの間を自分か機械で設定できます。
電気代を無駄にしない為には、適切な温度設定で必要以上にお湯を作らない事が大切です。
貯湯タンクは外気温などによって温度が左右されやすいです。
夏場などの外気温が高い時はお湯の温度が変化しづらいので、60℃程度に設定しましょう。
反対に冬などの外気温が低い時はお湯の温度が下がりやすいので、80℃近くまで設定しておきましょう。
実際に使えるお湯の量
貯湯タンクの容量である【370L】という数字は、沸かしたお湯の入る容量を指しています。
つまり370Lは、貯湯タンクの全容の容量ではありません。
タンクの内部では沸かしたお湯と水道水が入っており、混ざることで温度を下げて供給をしています。
40℃前後のお湯を使用するのであれば、タンクの容量の約1.8倍近くを供給できると考えて良いでしょう。
貯湯タンク(90℃):実際に使えるお湯の量(40℃前後)
370L:約660L
460L:約820L
寒冷地にお住まいの方は、実際に使えるお湯の量は1割近く減るので考慮しながら検討しましょう。
貯湯タンクの容量の選び方
エコキュートの貯湯タンクの選び方は下記の2つを考慮しましょう。
・世帯数
・子供の年齢
世帯数で決める
エコキュートの貯湯タンク容量を選ぶ時の目安は以下の通りです。
370L :3〜5人
460L:5〜7人
550L:7人以上
三世帯で暮らしている、大家族で暮らしてる方は460L以上を選んでおけば外すことはありませんね。
子供の年齢で決める
エコキュートのタンクの寿命は10〜15年です。
お子様の成長を見越したタンクの容量選びが必須です。
特に中高生の間は部活動後や自主練習後など、数回に渡ってシャワーを浴びたりするでしょう。
帰宅時間もバラバラになり、毎回たし湯や追い焚きをする必要もあります。
この時期になると、お風呂だけでもかなりのお湯の量を消費します。
貯めていたタンクのお湯よりも、消費する量が多くなると日中にお湯を沸かすので電気代がかかります。
そうなるとエコキュートの利点が無くなり、非常にもったいないです。
お子様には部活動やスポーツクラブで存分に汗を流し、青春して欲しいのが親の願いだと思います。
世帯数よりも1段階大きい容量の貯湯タンクを選んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
電気代を安く、快適に暮らす為にもエコキュートの貯湯タンク容量の選択は大切です。
世帯数や子供の年齢を考慮して、先を見据えた選び方をしましょう。
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