石油給湯器で入浴剤を使いたい方へ

2021年11月2日

石油給湯器で入浴剤を使いたい方へ
石油給湯器を使っている方の中には、入浴剤を使いたいと思っている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、石油給湯器で入浴剤を使いたい方へ、入浴剤が石油給湯器に及ぼす影響、石油給湯器は入浴剤によってトラブルが発生することもある、エコキュートに使える入浴剤についてご紹介します。
石油給湯器で入浴剤を使いたい方へ
■入浴剤が石油給湯器に及ぼす影響

業者が石油給湯器を修理していると、入浴剤って使っても問題ないかとお客さんから聞かれることが多くあるそうです。
では、石油給湯器で入浴剤は使えるのでしょうか?
ここでは、入浴剤が石油給湯器に及ぼす影響についてご紹介します。

●入浴剤は石油給湯器に良くない

入浴剤は決して石油給湯器にいいとはいえないでしょうんが、それほど気にする必要もないでしょう。
基本的に、入浴剤を使わなければ石油給湯器の寿命が何年も長くなるということでもないため、自由に使ってもいいでしょう。
入浴剤を高い頻度で使っている石油給湯器の方が寿命は短くなりますが、注意することを押さえておくと問題はほとんどありません。

●石油給湯器で入浴剤を使うときに注意すること

ここでは、石油給湯器で入浴剤を使うときに注意することについてご紹介します。

・硫黄が含まれている入浴剤は使えない
入浴剤の成分表を見れば、本品には浴槽・風呂釜を痛める硫黄は含まれていません、というような文言が割合大きな文字で書かれているでしょう。
現在販売されている石油給湯器は、銅や樹脂でほとんどの部品が作られています。
銅は硫黄によって腐食するため、これが石油給湯器の水漏れなどの要因になります。
しかし、硫黄が含まれていない入浴剤でも問題があります。

・にごり系、白濁系の入浴剤は使えない
にごり系、白濁系の入浴剤は、硫黄が含まれていなくてもトラブルが発生する可能性が大きくなります。
というのは、時間が経つとにごり系の入浴剤は成分が沈殿するためです。
浴槽は強く洗剤やブラシで洗えますが、石油給湯器の内部までは洗うことができません。
そのため、石油給湯器の部品の中で入浴剤の成分が沈殿して、部品が固着したりして感度が悪くなる可能性があります。
どうしてもこのような入浴剤を使いたいときは、石油給湯器の追いだきを止める必要があります。

・ミョウバンも注意する
お風呂のぬめりが取れるということで、ミョウバンを使っている方もいるのではないでしょうか。
実際には、ミョウバンも石油給湯器に良くない影響を及ぼす要因になります。
ミョウバンは、温泉などでよく耳にする湯の花の成分になります。
ミョウバンは、石油給湯器の中に沈殿して上手く追いだきができないことがあるため、使わないようにしてください。

・入浴剤を使うことによるトラブル
入浴剤を使うことによるトラブルとしては、次のようなものがあります。
石油給湯器の水漏れが発生する
水流スイッチのトラブルによって追いだきができなくなる
サーミスタのトラブルによってお風呂の温度が大きく違う
硫黄が含まれている入浴剤でなければ、配管の腐食による水漏れは発生しにくくなりますが、配管の接続箇所のパッキンが劣化して水漏れが発生することもまれにあります。
しかし、これについては、入浴剤を使わないと問題ないという判断も困難であり、水質が要因のことも大きいため、それほど問題ないでしょう。
また、入浴剤の成分が完全に流されないで石油給湯器の中に溜まって、動作不良になることがあります。
特に、にごり系の入浴剤は、膜がサーミスタの表面に付いて温度が正常に測れなくなるため注意してください。

●にごり系の入浴剤を判断する方法

親切な入浴剤であればにごり系などの表記があることもありますが、このような表記が全ての入浴剤にあるとは限りません。
にごり系の入浴剤を判断するためには、何かを浴槽の中に落としてみる方法があります。
例えば、ビー玉を浴槽の中に落としたときに、すぐにビー玉がわかるときはにごり系でないと考えていいでしょう。
にごり系の入浴剤は、使った次の日にトラブルが発生することもありますが、アフターケアをすることによってダメージを少なくすることができます。

●石油給湯器のアフターケアの方法

ここでは、石油給湯器のアフターケアの方法についてご紹介します。

・使ったお湯は排水する
入浴剤が完全に溶けていない成分などは、お湯が動いていると沈殿しません。
同じお湯を2日目も使うときは完全に沈殿して石油給湯器の中やスイッチの隙間に溜まったりするため、使ったお湯は排水するようにしてください。
また、1日経つとお風呂の雑菌も非常に繁殖するため、衛生的にも浴槽のお湯は毎日交換するのがおすすめです。
水道代が気になるときは、洗濯などに使うようにしましょう。

・お風呂の配管を定期的に洗浄する
石油給湯器のケアだけでなく、お風呂の配管をきれいに維持するためにも、配管を定期的に洗浄するのがおすすめです。
ジャバが有名な配管洗浄剤ですが、ジャバであれば浴槽のふろ循環アダプターの上まで水を貯めて、これにジャバを溶かして追いだきするという簡単な方法であるため、簡単に誰でもできるでしょう。
ジャバは1つ穴タイプと2つ穴タイプがありますが、ほとんどの家庭は1つ穴タイプになります。
なお、追いだき専用機やバランス釜を使っているときは、2つ穴タイプもあります。

●入浴剤が石油給湯器に及ぼす影響のまとめ

ここでは、入浴剤が石油給湯器に及ぼす影響についてご紹介しました。
硫黄成分が含まれている入浴剤は使わないようにしてください。
にごり系の入浴剤はそれほどおすすめではありません。
定期的に石油給湯器を洗浄するのがおすすめです。
入浴剤を使いたいが石油給湯器のトラブルが発生すると困るため使わないという考えは、非常に損するでしょう。
確かに石油給湯器のことを考慮すれば入浴剤を使わない方がいいでしょうが、上手く入浴剤を使うことによってダメージを石油給湯器に与えないで入浴剤のメリットなども得られるため、我慢している方はぜひ使ってみましょう。
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■石油給湯器は入浴剤によってトラブルが発生することもある

入浴剤を使っている方は結構多くいるでしょうが、入浴剤が要因で石油給湯器のトラブルが発生したようなこともあるでしょう。
硫黄成分が含まれていない入浴剤であればそれほど気にすることもないでしょうが、石油給湯器に入浴剤はやはり使わない方がいいでしょう。
しかし、入浴剤を使うと温まり具合や疲れの取れ方も違ってきます。
そのため、入浴剤は上手く使うのがおすすめです。
ここでは、石油給湯器は入浴剤によってトラブルが発生することもあるについてご紹介します。

●石油給湯器に入浴剤は問題ないか?

入浴剤は、石油給湯器に対して影響を及ぼします。
詳しいデータはありませんが、入浴剤を全く使わないときと入浴剤を毎日使っているときでは、石油給湯器の寿命は大きく違ってくるでしょう。
というのは、入浴剤を使うことによって発生しやすいトラブルがあるためです。
入浴剤を使うと必ず早くトラブルが発生するということはないかもしれませんが、ある程度トラブルが発生しやすくなるでしょう。

●入浴剤が問題の理由

ここでは、入浴剤が問題の理由についてご紹介します。

・石油給湯器の熱交換器は洗浄できない
入浴剤の種類はいろいろありますが、ほとんどの入浴剤はぬめりなどが付きやすく、入浴剤によっては排水した後の浴槽が滑りやすいようなものもあります。
浴槽であれば実際に見て汚れがチェックでき、汚れをブラシで擦って落とすこともできるでしょう。
洗剤なども簡単に使えるでしょう。
しかし、ブラシでは石油給湯器の内部の配管や部品の内部の洗浄はできないため、汚れを落とすのは困難になります。
この汚れが溜まってくると、石油給湯器の内部の部品などに付いて、トラブルが発生する要因にもなります。

・硫黄が銅と化学反応するのみではない
市販品の入浴剤には、ほとんど硫黄成分が含まれていないと表示されています。
硫黄成分が含まれているお湯を追いだきすると、石油給湯器の熱交換器が腐食して穴が開くことがあります。
硫黄の濃度によっても違いますが、温泉地で使われている石油給湯器では設置してから3ヶ月以内に水漏れが発生することも多くあります。
というのは、銅が石油給湯器の内部には使われており、硫黄と銅が化学反応することによって銅が腐食するためです。
石油給湯器の熱交換器は、銅またはステンレスで作られています。
銅と化学反応するのは硫黄だけでなく、バスソルトも決して無視することはできません。
水道水に含まれているミネラル分や人の皮脂でも石油給湯器に影響を及ぼすことがあるため、不純物はできるだけ少ない方がいいでしょう。

・乳白色の入浴剤もリスクがある
温泉系の乳白色のにごり湯などの入浴剤はリスクがあります。
というのは、石油給湯器の内部で沈殿することがあるためです。
石油給湯器のお風呂の水が通るところは蛇腹のようになっているため、入浴剤の成分がここに沈殿すると熱効率が悪くなります。
また、ポンプの中に沈殿することによって循環するパワーが弱くなることもあり、温度を測るサーミスタに付くとお湯が設定した温度にならないことも考えられます。
乳白色の入浴剤にも硫黄は含まれていないと表示されているでしょうが、石油給湯器が正常に運転しなくなる可能性があるため注意しましょう。

●入浴剤を安心して使うためには?

入浴剤を安心して使うためには、次のようなことに注意しましょう。
石油給湯器に影響が割合少ない入浴剤を使う
追いだきを使わない
追いだきしたときは配管クリーン機能をすぐに使う
硫黄が含まれている入浴剤は絶対に使わない

●石油給湯器にあまり影響を及ぼさない入浴剤

石油給湯器にあまり影響を及ぼさない入浴剤としては、硫黄が含まれていないもの、にごり系でないもの、泡タイプでないものなどがあります。
厳密にいうとあまりバスソルトも好ましくありませんが、それほど心配する必要はないでしょう。
当然ですが、石油給湯器の内部にバスソルト成分が長時間残るのは好ましくありません。
これを防止するためには、追いだきを止めたり、配管を定期的に洗浄したりするなどしましょう。

●追いだきをしないと問題ない

基本的に、追いだきをしないと入浴剤の成分が石油給湯器に入ることは少ないため、追いだきしないときは自由に入浴剤を使って問題ないでしょう。
しかし、お風呂を長時間楽しみたい、家族が多いというようなときは、追いだきを止めるのは相当致命的になります。
このようなときは、石油給湯器の配管クリーン機能を使うのがおすすめです。
配管クリーン機能は石油給湯器から浴槽にお湯を出して配管を洗浄するもので、石油給湯器の全てに搭載されているということではありませんが、湯はりができる石油給湯器の多くに搭載されています。
この機能を使うと、入浴剤の成分が石油給湯器の内部や配管の中に残ることが防止でき、限りなく入浴剤の影響を少なくすることができるでしょう。

●配管を定期的に洗浄するのがおすすめ

配管クリーン機能が搭載されていない石油給湯器を使っているときは、配管を定期的に洗浄するのがおすすめです。
当然ですが、これは石油給湯器に配管クリーン機能が搭載されているときにもおすすめです。
ホームセンターなどでは市販品の配管洗浄剤が販売されているため、この配管洗浄剤を使うのみで効果が十分に期待できます。
配管洗浄剤は価格が安く、使い方も残り湯に配管洗浄剤を溶かして追いだきするのみであるため、ぜひ配管を定期的に洗浄しましょう。
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■エコキュートに使える入浴剤

石油給湯器で入浴剤を使いたいと思っているのであれば、石油給湯器よりもエコキュートの方がおすすめです。
エコキュートは、光熱費が安くなるため最近人気になっています。
疲れが溜まってくると、リラックス効果や保温が期待できる入浴剤を使って、エコキュートのお湯のお風呂にゆったりと入りたくなるでしょう。
しかし、エコキュートは使える入浴剤が限られるため、自分の好きな入浴剤が使えないことがあります。
ここでは、エコキュートに使える入浴剤についてご紹介します。

●エコキュートは入浴剤が使えるか?

エコキュートは、使える入浴剤と使えない入浴剤があり、それぞれのエコキュートのメーカーの見解も違っています。
基本的に、エコキュートとしては給湯専用タイプ、セミオートタイプ、フルオートタイプがありますが、制限が入浴剤にあるタイプとないタイプがあります。
給湯専用タイプは、浴槽のお湯が循環しない給湯専用であるため、入浴剤の制限がありません。
セミオートタイプは、自動湯はりができますが、浴槽のお湯が循環しないため、入浴剤の制限がありません。
フルオートタイプは、湯はりや追いだきなどが自動で、浴槽のお湯が循環するため、入浴剤の制限があります。
給湯専用タイプやセミオートタイプのエコキュートは、ほとんど入浴剤の制限がなく、どのような入浴剤でも使えます。
しかし、追いだきや保温などの機能があるフルオートタイプは、浴槽のお湯が循環するため、入浴剤の制限があります。
フルオートタイプのエコキュートは、追いだきや保温のときに、エコキュートの貯湯タンクに浴槽の湯を戻して、貯湯タンクの中で温めた後に再度浴槽に戻すようになっています。
このときに、入浴剤が浴槽の中に入っていると、配管やポンプが入浴剤に含まれている成分で腐食したり、フィルターが目詰まりしたりするなどのトラブルの要因になります。
エコキュートに良くない影響を及ぼす代表的な入浴剤としては、次のようなものがあります。
白濁色・とろみ成分が含まれている入浴剤は、ポンプの中に沈殿してお湯が出にくくなったり、ふろ循環アダプターのフィルターが目詰まりしたりします。
発泡成分が含まれている入浴剤は、配管の内部のセンサーのトラブルが発生します。
硫黄・酸・アルカリ・塩分が含まれている入浴剤は、エコキュートや配管の金属箇所が腐食します。
固形物が含まれている入浴剤は、ふろ循環アダプターのフィルターが目詰まりします。
特に、硫黄が含まれている入浴剤は問題です。
硫黄に含まれている硫化水素は、配管の銅を少量でも腐食させるとされています。
現在販売されている入浴剤には硫黄は少量しか含まれていませんが、使い続けると配管が腐食してきます。
しかし、給湯専用タイプやセミオートタイプのように追いだき機能が搭載されていないエコキュートは、配管で浴槽のお湯が循環しないため、ほとんど入浴剤の制限がありません。

●エコキュートで入浴剤を使うときに注意すること

ここでは、エコキュートで入浴剤を使うときに注意することについてご紹介します。

・メーカーがすすめる入浴剤を使う
入浴剤を使うときは、メーカーがすすめる入浴剤を使いましょう。
例えば、コロナがすすめる入浴剤でも、三菱やパナソニックではすすめていないことがあります。
メーカーがすすめていない入浴剤を使ってトラブルが発生したときは、メーカーで保証してくれないことがあります。
そのため、必ずメーカーがすすめる入浴剤を使いましょう。

・自動配管洗浄機能を使う
メーカーがすすめる入浴剤でも、使っていると配管が汚れてきます。
汚れをそのままにしていると、エコキュートのトラブルが発生したり、良くない影響を健康に及ぼしたりすることもあります。
入浴剤を使うときは、エコキュートの自動配管洗浄機能を必ず使って、配管を洗浄しましょう。

・入浴剤は正しく使う
入浴剤をメーカーが想定していない使い方をすると、トラブルが発生する要因になります。
例えば、「同時に複数の入浴剤は使わないでください」と、パナソニックのエコキュートでははっきりと注意喚起しています。
他の入浴剤と混ぜたり、入浴剤を決められた分量以上に使ったりしないで、入浴剤は正しく使いましょう。

・メンテナンスを定期的に行う
自動配管洗浄機能を使うと汚れはある程度無くなりますが、完全には無くなりません。
また、入浴剤を使っているとフィルターの目詰まりなどが発生しやすくなるため、メンテナンスを定期的に行う必要があります。
メーカーとしては3ヶ月間~半年間に1回、メンテナンスをマニュアルに従って行うことをすすめていますが、入浴剤を高い頻度で使うときはメンテナンスを1ヶ月間に1回くらいは行いましょう。
メンテナンスを行うことによって、エコキュートの寿命が長くなったり、きれいなお湯の状態が維持できたりします。

・浴槽のお湯は冬のシーズンに抜かない
入浴剤は、入浴剤が含まれているお湯が配管の中を循環することによってポンプや配管などにトラブルが発生することが問題です。
そのため、入浴が終わるとエコキュートの電源を切ってすぐに浴槽のお湯を排水するでしょう。
しかし、住んでいる環境やエコキュートの機種によっても違いますが、冬のシーズンは配管の凍結を防止するために浴槽にお湯を残す必要があります。
外気温が低くなったときにお湯が配管を循環しないと、配管が凍結するリスクがあります。
そのため、冬のシーズンに入浴剤を使っているときは、浴槽のお湯を抜かないようにしましょう。

●それぞれのメーカーのエコキュートで使える入浴剤

代表的なエコキュートのメーカーとしては、パナソニック、三菱、ダイキン、コロナ、日立、東芝があります。
それぞれのメーカーによって、エコキュートで使える入浴剤は違っているため、使う前に十分にチェックしましょう。
ここでは、それぞれのメーカーのエコキュートで使える入浴剤についてご紹介します。

・パナソニックのエコキュートで使える入浴剤
パナソニックのエコキュートのフルオートタイプで使える入浴剤としては、次のようなものがあります。
パウダー配合タイプ、にごりタイプ以外のバブ
にごりタイプ以外のバスクリン、きき湯
にごりタイプ以外のバスロマン
なお、給湯専用タイプとセミオートタイプのエコキュートは、入浴剤の制限がありません。
また、次のような入浴剤は使えません。
発泡系、バスバブル、石鹸(浴そう内)などの推奨品以外の入浴剤
葉、茎など固形の生薬の入浴剤
とろみ系やミルク成分配合の入浴剤
硫黄、アルカリ、酸、塩分が含まれている入浴剤
パナソニックのエコキュートのフルオートタイプで使える入浴剤は、バスクリンやきき湯などで、バブルタイプやにごり湯タイプ、とろみのあるものなどは使えません。

・三菱のエコキュートで使える入浴剤
三菱のエコキュートで使える入浴剤としては、次のようなものがあります。
2010年以降に発売したエコキュートは、花王のにごり湯タイプ、シリカパウダー含有タイプ以外のバブシリーズです。
2018年以降に発売したエコキュートは、アース製薬のにごり湯タイプ以外のバスロマンシリーズ、バスクリンのにごり湯タイプ以外のバスクリンシリーズです。
三菱のエコキュートは、発売した年代によって使える入浴剤が違っており、バスロマンシリーズやバスクリンシリーズは2017年までに発売したエコキュートでは使えません。
使える入浴剤は、エコキュートを買った年ではなく発売した年で違うため十分にチェックしましょう。
なお、次のような入浴剤は使えません。
炭酸ガスが含まれている入浴剤(発泡させるもの)
炭酸カルシウムが含まれている入浴剤(にごり湯状にさせるもの)
硫黄成分が含まれている入浴剤
塩化ナトリウムが含まれている入浴剤
固形成分の薬草やゆずなどが含まれている入浴剤
シリカ成分(無水ケイ素)が含まれている入浴剤
花王のバブシリーズが、三菱のエコキュートで入浴剤を使うときにはおすすめです。

・ダイキンのエコキュートで使える入浴剤
ダイキンのエコキュートで使える入浴剤としては、次のようなものがあります。
バスクリン
日本の名湯
きき湯
ソフレ
温美浴
ダイキンのエコキュートは、基本的にバスクリンが発売しているこのような入浴剤であれば全て使えます。
バスクリンのにごり湯タイプも、ダイキンのエコキュートでは使えます。
なお、次のような入浴剤は使えません。
バスクリンの上記シリーズ以外の入浴剤
バスクリン以外の入浴剤
アルカリ、酸、塩、硫黄などが含まれている入浴剤、温泉水
固形物が含まれている生薬、とろみ成分が含まれている入浴剤
多くのエコキュートはにごり湯タイプの入浴剤が使えませんが、ダイキンのエコキュートはにごり湯もバスクリンの特定シリーズであれば使えることがメリットです。

・コロナのエコキュートで使える入浴剤
コロナのエコキュートで使える入浴剤としては、次のようなものがあります。
にごりタイプ以外のバブ
にごりタイプ以外のバスクリン、きき湯
にごりタイプ以外のバスロマン
なお、次のような入浴剤は使えません。
炭酸ガスによって発砲させる入浴剤
硫黄、アルカリ、酸、塩分が含まれている入浴剤
コロナはそれほどメーカーの知名度が高くありませんが、世界で初めてエコキュートを発売しており、性能が非常に高いエコキュートを販売しています。

・日立のエコキュートで使える入浴剤
日立のエコキュートで使える入浴剤としては、次のようなものがあります。
バブ・バブ和漢ごこちシリーズの入浴剤(透明タイプ・炭酸発泡あり)
バスクリン・バスクリンクールシリーズの入浴剤(透明タイプ・炭酸発泡なし)
きき湯・きき湯アロマリズムシリーズの入浴剤(透明タイプ・炭酸発泡あり)
バスロマン・バスロマンクールシリーズの入浴剤(透明タイプ・炭酸発泡なし)
なお、次のような入浴剤は使えません。
上記シリーズの乳白色になるにごる入浴剤
アルカリ、酸、塩、硫黄などが含まれている入浴剤、温泉水
固形物が含まれている生薬、とろみ成分が含まれている入浴剤
日立では使える入浴剤の商品名も推奨しているため、自分が希望する入浴剤が使えるかすぐにチェックできます。
また、別のメーカーのエコキュートであれば困難な炭酸ガス(炭酸発泡あり)入りの入浴剤でも、日立のエコキュートでは使えるのはメリットです。

・東芝のエコキュートで使える入浴剤
東芝のエコキュートで使える入浴剤としては、次のようなものがあります。
にごりタイプ以外のバブ、マイクロバブ
にごりタイプ以外のバスクリン、きき湯
にごりタイプ以外のバスロマン
なお、次のような入浴剤は使えません。
硫黄、アルカリ、酸、ミルクやミルク成分、塩分が含まれている入浴剤沈殿物(にごり成分)が浴槽に残る入浴剤
生薬(固形のもの)の入浴剤
発泡系の入浴剤
東芝のエコキュートも、にごり湯タイプの入浴剤は使えません。

●全てのメーカーのエコキュートで使える入浴剤

使える入浴剤はメーカーや機種ごとに違っていますが、次の3つの入浴剤は全てのメーカーのエコキュートのフルオートタイプに使えます。
にごり湯タイプ・発泡ガス以外のバブ、マイクロバブ
にごり湯タイプ・発泡ガス以外のバスクリン、きき湯
にごり湯タイプ・発泡ガス以外のバスロマン
エコキュートで入浴剤を使うときは、このような入浴剤で、にごり湯タイプ・発泡ガス以外の透明タイプなどであれば問題ありません。

●使えない入浴剤を使ったときの対処方法

使えない入浴剤を使ったときは、次のようなトラブルが発生します。
お湯が出にくい、出ない
お湯がぬるい
エコキュートから水漏れが発生する
このようなトラブルが発生しているときは、次のような要因が考えられます。
フィルターの目詰まり
配管の腐食
配管の詰まり
固形物が染み出すタイプやにごり湯タイプの入浴剤を使っていると、フィルターの目詰まりが発生することがあります。
最終的に、お湯が出にくい、出ない要因になりますが、日常的な清掃でフィルターの目詰まりは対処できます。
配管の中に入浴剤の成分が溜まると、配管の詰まりが発生することがあります。
種類や大きさによっても違いますが、追いだきや自動配管洗浄機能、配管用洗剤などを使って清掃すると直ることもあります。
しかし、配管が入浴剤の要因で腐食したときは、業者に修理してもらう必要があります。
このときにメーカーが推奨していない入浴剤を使っているとメーカー保証が受けられないことがあるため、入浴剤は必ずメーカーが推奨しているものを使いましょう。

●エコキュートに使える入浴剤のまとめ

ここでは、エコキュートに使える入浴剤についてご紹介しました。
使える入浴剤はエコキュートによって違っていますが、透明タイプのバスやバスロマンであれば全てのメーカーのエコキュートで使えます。
石油給湯器で入浴剤を使いたい方へ
■まとめ

ここでは、石油給湯器で入浴剤を使いたい方へ、入浴剤が石油給湯器に及ぼす影響、石油給湯器は入浴剤によってトラブルが発生することもある、エコキュートに使える入浴剤についてご紹介しました。

硫黄成分が含まれている入浴剤は使えませんが、にごり系の入浴剤もそれほどおすすめではありません。

入浴剤を使うときは、石油給湯器を定期的に洗浄するのがおすすめです。

石油給湯器で入浴剤を使いたい方は、ぜひ参考にしてください。

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