大容量エコキュートをお探しの方へ

2021年5月11日

大容量エコキュートをお探しの方へ
エコキュートは、お湯を貯湯タンクに貯めておいて使う給湯機です。
エコキュートの貯湯タンクは、多少メーカーによって違っていますが、主として370L、460L、550L の3つの容量があります。

ここでは、大容量エコキュートをお探しの方へ、エコキュートの貯湯タンクの容量の種類、エコキュートの貯湯タンクの容量の選び方、主なメーカーの大容量エコキュートについてご紹介します。
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■エコキュートの貯湯タンクの容量の種類

基本的に、エコキュートの貯湯タンクの容量としては、メーカーに関係なく主として370L、460L、550Lの3種類があります。

●1日に使用するお湯の量とは?

では、人は1日にどの程度のお湯の量を使用するのでしょうか?
シャワーの回数や時間、調理をするかどうかによっても違いますが、一般的に1日に1人が使用するお湯の量としては次のようになります。

・お風呂のお湯はりが180L

・シャワーが1回8分で80L

・手洗い・洗面・洗い物などが30L

家族数が多くなってもお風呂のお湯はりは普通1回であるため、シャワーの頻度、手洗いなどのお湯の量を考えて、家庭で使用するお湯の量を考えてみましょう。

●使用できるお湯の量と貯湯タンクの容量は違う

例えば、家族数が4人のときは、1日に使用するお湯の量は次のようになります。
お風呂のお湯はりが180L、シャワーが80L×4人で320L、手洗い・洗面・洗い物などが30L×4人で120Lになるため、トータルで620Lになります。
大容量エコキュートでも貯湯タンクの容量は550L程度で、家族数が4人のときは620L必要であるためお湯が不足すると思うかもしれませんが、実際には使用できるお湯の量と貯湯タンクの容量は違っています。

エコキュートの貯湯タンクの容量というのは、一度に高温のお湯が貯められるものです。
実際に給湯するときは、設定温度にするために水道水と貯湯タンクの高温のお湯を混合するため、貯湯タンクの容量の約2倍のお湯の量が使用できます。
しかし、貯湯タンクの高温のお湯は自然に放熱することによって温度がだんだん低下するため、使用できるお湯の量は実際には2倍よりも少なくなり、水道水の水温や設定温度によっても違ってきます。

●貯湯タンクが370L以下の容量のエコキュートは3人以下の家族向け

最近は、家族数が少なくてあまりお湯を使わない3人以下の家族向けのエコキュートもあります。
例えば、ネオキュートというエコキュートの貯湯タンクの容量は、パナソニックが190L~300L、三菱が172L~300L、ダイキンが320Lです。
ほとんどお湯を使用しない3人以下の家族のときは、このようなエコキュートでもいいでしょう。
広い設置スペースがないときでも、ネオキュートであれば小さいためおすすめです。
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●貯湯タンクが370Lの容量のエコキュートは3人~5人の家族向け

例えば、42℃の設定温度、9℃の水温のときは、貯湯タンクが370Lの容量のエコキュートで使用できるお湯の量は約680Lになります。
シャワーは普通4回、短時間であれば5回くらい使用できるため、貯湯タンクが370Lの容量のエコキュートは3人~5人家族向けになっています。
使用できるお湯の量の目安としては、次のようになります。

・1回の浴槽のお湯はりが180L

・4回のシャワーが320L

・台所・洗面所が180L

●貯湯タンクが460Lの容量のエコキュートは4人~7人家族向け

例えば、42℃の設定温度、9℃の水温のときは、貯湯タンクが460Lの容量のエコキュートで使用できるお湯の量は約840Lになります。
シャワーは普通6回、短時間であれば7回~8回くらい使用できるため、貯湯タンクが460Lの容量のエコキュートは4人~7人家族向けになっています。
4人家族のときは貯湯タンクが370Lの容量のエコキュートで対応できることも多くありますが、運動を行っている人がいてシャワーを1日に2回使うことが多いような家庭は貯湯タンクが460Lの容量のエコキュートの方がおすすめでしょう。

●貯湯タンクが550Lの容量のエコキュートは5人~8人家族向け

例えば、42℃の設定温度、9℃の水温のときは、貯湯タンクが550Lの容量のエコキュートで使用できるお湯の量は約1000Lになります。
シャワーは普通7回、短時間であれば8回~9回くらいは使用できるため、5人~8人家族向けになっています。
使用できるお湯の量の目安としては、次のようになります。

・1回の浴槽のお湯はりが180L

・7回のシャワーが560L

・台所・洗面所が260L

●貯湯タンクの容量はできるだけ大きめがおすすめ

最近のエコキュートは、お湯がいつも満タンになるように設定しておくとほとんど湯切れはありませんが、お湯を電気代が高い昼間に沸かすようになります。
そのため、お風呂だけでなく頻繁にシャワーを使用する家庭などは、ここでご紹介した家族数のものよりも一回り大きな貯湯タンクの容量のエコキュートがおすすめです。
しかし、貯湯タンクの容量が大きめのエコキュートは、設置場所が広くなったり、価格も高くなったりするため注意しましょう。
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■エコキュートの貯湯タンクの容量の選び方

光熱費の低減が、最大のエコキュートのメリットです。
しかし、エコキュートの貯湯タンクの容量を間違うと光熱費が低減できません。
エコキュートを設置するときは、貯湯タンクの容量を間違えないことが最も大切です。
というのは、エコキュートは前もってその日に使用するお湯を沸かして貯めておくためです。
割安な夜間の電気料金でお湯を沸かして、貯湯タンクに貯めておいて、お湯が必要ときに使用します。

「お湯が無くならないように、ちょっとずつ使用しないといけない」などというのは絶対に嫌でしょう。
エコキュートの貯湯タンクの容量を間違えないように、前もって次のことをチェックしましょう。

・家族数

・お湯の使用方法

・住んでいる地域

ここでは、エコキュートの貯湯タンクの容量の選び方についてご紹介します。

●エコキュートの貯湯タンクの容量と家族数

必要なお湯の量は、次のようにある程度決まっています。

・お風呂のお湯はりに必要なお湯の量は180L

・シャワーに必要なお湯の量は1人あたり80L

・洗面所・キッチンに必要なお湯の量は1人あたり30L

当然ですが、必要なお湯の量は個人によって違っているため、この数値は参考くらいに考えておいてください。
エコキュートは、機種が同じでも、貯湯タンクにはいくつかの容量があります。
ここでは、エコキュートの貯湯タンクの容量と家族数についてご紹介します。

・貯湯タンクが200L前後の容量は少人数の単身世帯など向け
貯湯タンクが200L前後の容量は、エコキュートの中で最も小さいものです。
少人数世帯向けや集合住宅向けで、単身世帯~2人の家族が使用することを考えたもので、狭いスペースでも設置できます。

・貯湯タンクが300L前後の容量は少人数の夫婦2人世帯など向け
貯湯タンクが300L前後の容量は、エコキュートの中でちょっと小さめのものです。
いろいろメーカーが販売している一般的な貯湯タンクの容量で、2人〜3人の家族が使用することを考えたものです。

・貯湯タンクが370Lの容量は3人〜4人家族向け
貯湯タンクが370Lの容量は、エコキュートの中で最も多く選ばれているものです。
最も多く販売されているもので、3人〜4人の家族が使用することを考えたものです。

・貯湯タンクが460Lの容量は4人〜5人家族向け
貯湯タンクが460Lの容量は、エコキュートの中でちょっと大きめのものです。
いろいろなメーカーが販売している一般的な貯湯タンクの容量で、370 Lで心配なときに選ばれており、4人〜5人の家族が使用することを考えたものです。

・貯湯タンクが550L前後の容量は大人数の世帯向け
貯湯タンクが550L前後の容量は、エコキュートの中では最も大きいものです。
多くの来客がある家庭でも問題ありませんが、選べる機種は少なめで、5人〜7人の家族を考えたものです。

●エコキュートの貯湯タンクの容量は使用できる湯量ではない

エコキュートは貯湯タンクに沸かしたお湯を貯めておくものですが、注意することがあります。
というのは、貯湯タンクに貯まっているお湯の量と使用できるお湯の量は違っているためです。
お湯を実際に使用するときは、水道水と貯湯タンクのお湯を混合して、約40℃~50℃の設定温度に調節します。

そのため、シーズンや住んでいる地域によって水道水の水温が違うため、同じエコキュートでも実際に使用できるお湯の量は違ってきます。
実際に使用できるお湯の量としては、暖かい地域の方が寒い地域よりも多くなり、夏のシーズンの方が冬のシーズンよりも多くなります。
そのため、貯湯タンクの容量は実際に使用できるお湯の量が少なくなる冬のシーズンに合わせて選ぶ必要があります。

なお、自宅に適したエコキュートの貯湯タンクの容量がわからないときは、三菱のエコキュートのホームページの「我が家にぴったりのエコキュートは?」(https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/ecocute/introduction/select.html) などを参考にしてください。

●実際に使用できるお湯の量を計算する方法

ここでは、実際に使用できるお湯の量を計算する方法についてご紹介します。
実際に使用できるお湯の量は、貯湯タンクの容量 ×(貯湯タンクのお湯の温度–水道水の温度)/(使用するお湯の温度–水道水の温度)になります。

なお、貯湯タンクの温度は設定した沸き上げ温度とします。
冬のシーズンに実際に使用するお湯の量を、このようにして計算することによって、どのような貯湯タンクの容量を選ぶといいかがわかります。
しかし、冬のシーズンに実際に使用するお湯の量で貯湯タンクの容量を選ぶと、夏のシーズンはお湯が余るのではないかと考えるかもしれませんが、心配ありません。

●エコキュートのお湯を夏のシーズンに効率良く使用する方法

エコキュートのお湯を夏のシーズンに効率良く使用するためには、次のような方法がおすすめです。

・沸き上げするお湯の量を少なくする

・沸き上げする温度を下げる

いずれの方法でも、自分でエコキュートのリモコンで設定することができます。
なお、「おまかせ」の機能がそれぞれのメーカーのエコキュートにはあり、例えば、直近の1週間の使用データなどをベースにしてお湯の量や温度を自動的にコントロールしてくれます。
そのため、基本的に、沸き上げするお湯の量や温度についてはエコキュートに任せることができます。

●エコキュートの貯湯タンクの容量と電気代の関係

エコキュートの貯湯タンクの容量が大きくなれば、電気代が高くなるのではないかと心配するのではないでしょうか。
しかし、エコキュートの貯湯タンクの容量が大きくなっても、沸き上げするお湯の量が同じであれば、ほとんど電気代は違いません。

エコキュートの貯湯タンクの容量が大きくなると、ちょっと本体価格が高くなる程度でしょう。
一方、エコキュートの貯湯タンクの容量が小さいと、お湯が不足して昼間に沸き増しするため電気代が高くなります。
というのは、電気料金プランが夜間に割安になるプランのときは、昼間に割高になっているためです。
貯湯タンクの容量でもし悩んでいるのであれば、ちょっと大きめの容量のものにしましょう。
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■主なメーカーの大容量エコキュート

ここでは、主なメーカーの大容量エコキュートについてご紹介します。

三菱の大容量エコキュート

・一般地向け(プレミアム)のPシリーズ
SRT-P556UBは、一般地向け(プレミアム)のPシリーズのフルオートW追いだきの角型で、タンク容量が550L、家族の人数が主に5人〜7人用です。

搭載されている機能としては、ホットあわー、ハイパワー給湯、キラリユキープ、バブルおそうじ、ホットりたーん、あったかリンク、お天気リンクEZ/お天気リンクAI、お急ぎ湯はり、サーモジャケットタンク(貯湯ユニット)、スマホ連携/三菱HEMSなどがあります。
SRT-P556Bは、一般地向け(プレミアム)のPシリーズのフルオートW追いだきの角型で、タンク容量が550L、家族の人数が主に5人〜7人用です。
搭載されている機能としては、ホットあわー、キラリユキープ、バブルおそうじ、ホットりたーん、あったかリンク、お天気リンクEZ/お天気リンクAI、お急ぎ湯はり、サーモジャケットタンク(貯湯ユニット)、スマホ連携/三菱HEMSなどがあります。

・一般地向け(高機能)のSシリーズ
SRT-S556Uは、一般地向け(高機能)のSシリーズのフルオートW追いだきの角型で、タンク容量が550L、家族の人数が主に5人〜7人用です。

搭載されている機能としては、ハイパワー給湯、キラリユキープ、バブルおそうじ、あったかリンク、お天気リンクEZ/お天気リンクAI、お急ぎ湯はり、サーモジャケットタンク(貯湯ユニット)、スマホ連携/三菱HEMSなどがあります。
SRT-S556は、一般地向け(高機能)のSシリーズのフルオートW追いだきの角型で、タンク容量が550L、家族の人数が主に5人〜7人用です。
搭載されている機能としては、キラリユキープ、バブルおそうじ、あったかリンク、お天気リンクEZ/お天気リンクAI、お急ぎ湯はり、サーモジャケットタンク(貯湯ユニット)、スマホ連携/三菱HEMSなどがあります。

・一般地向けのAシリーズ
SRT-N556は、一般地向けのAシリーズの給湯専用の角型で、タンク容量が550L、家族の人数が主に5人〜7人用です。
搭載されている機能としては、お天気リンクEZ/お天気リンクAI、スマホ連携/三菱HEMSなどがあります。

・寒冷地向け(プレミアム・高機能)のPシリーズ
SRT-PK556UBDは、寒冷地向け(プレミアム・高機能)のPシリーズのフルオートW追いだきの角型で、タンク容量が550L、家族の人数が主に5人〜7人用です。
搭載されている機能としては、ホットあわー、ハイパワー給湯、キラリユキープ、バブルおそうじ、ホットりたーん、あったかリンク、お天気リンクEZ/お天気リンクAI、お急ぎ湯はり、サーモジャケットタンク(貯湯ユニット)、スマホ連携/三菱HEMSなどがあります。

・寒冷地向け(プレミアム・高機能)のSシリーズ
SRT-SK556UDは、寒冷地向け(プレミアム・高機能)のSシリーズのフルオートW追いだきの角型で、タンク容量が550L、家族の人数が主に5人〜7人用です。
搭載されている機能としては、ハイパワー給湯、キラリユキープ、バブルおそうじ、あったかリンク、お天気リンクEZ/お天気リンクAI、お急ぎ湯はり、サーモジャケットタンク(貯湯ユニット)、スマホ連携/三菱HEMSなどがあります。

なお、機能の詳細については、三菱のエコキュートのホームページ(https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/ecocute/)などを参照してください。


パナソニックの大容量エコキュート

HE-B56HQSは、一般地向けのBシリーズのフルオートで、タンク容量が560L、家族の人数が5人〜8人用です。
搭載されている機能としては、ふろ自動、追いだき、ダブル湯温コントロールなどがあります。
なお、機能の詳細については、パナソニックのエコキュートのホームページ(https://sumai.panasonic.jp/hp/)などを参照してください。

長府の大容量エコキュート

EHP-5504BZは、ecoとくフルオートの角型タイプで、タンク容量が550L、家族の人数が5人〜8人用です。
搭載されている機能としては、高圧力(170kPa)、IoT、 自動お湯はり、高速湯はり、ふろタイマー、ソーラーアシストモード(自動)、ソーラーアシストモード(手動)、追いだき 、自動追いだき、高温たし湯、ecoとく、保温、マイクロバブル、ツイン湯温コントロール、予約、配管クリーン(自動)、配管クリーン(手動)などがあります。
なお、機能の詳細については、長府のエコキュートのホームページ(https://www.chofu.co.jp/products/supply/ecocute/index.html)などを参照してください。
大容量エコキュートをお探しの方へ
■まとめ

ここでは、大容量エコキュートをお探しの方へ、エコキュートの貯湯タンクの容量の種類、エコキュートの貯湯タンクの容量の選び方、主なメーカーの大容量エコキュートについてご紹介しました。
エコキュートの貯湯タンクの容量の種類としては、メーカーに関係なく主として370L、460L、550Lの3種類があります。
エコキュートの貯湯タンクの容量の選び方としては、次のようなものがあります。

・貯湯タンクが370L以下の容量のエコキュートは3人以下の家族向け

・貯湯タンクが370Lの容量のエコキュートは3人~5人の家族向け

・貯湯タンクが460Lの容量のエコキュートは4人~7人家族向け

・貯湯タンクが550Lの容量のエコキュートは5人~8人家族向け

主なメーカーの大容量エコキュートとしては、次のようなものがあります。

・三菱の大容量エコキュート
一般地向け(プレミアム)のPシリーズはSRT-P556UB、SRT-P556B、 一般地向け(高機能)のSシリーズはSRT-S556U、SRT-S556、 一般地向けのAシリーズはSRT-N556、寒冷地向け(プレミアム・高機能)のPシリーズはSRT-PK556UBD、寒冷地向け(プレミアム・高機能)のSシリーズはSRT-SK556UDがあります。

・パナソニックの大容量エコキュート
一般地向けのBシリーズのフルオートは、HE-B56HQSがあります。

・長府の大容量エコキュート
ecoとくフルオートの角型タイプは、EHP-5504BZがあります。

大容量エコキュートをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

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