中古のエコキュートを購入希望の方へ

2021年1月19日

中古のエコキュートを購入希望の方へ中古のエコキュートを購入希望の方へ

エコキュートを購入したいが、価格が高いため悩んでいる方も多くいるでしょう。
そのため、中には中古のエコキュートを購入したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
実際に、エコキュートの交換業者のところにも、中古のエコキュートを購入したいという相談が寄せられているそうです。
では、中古のエコキュートを購入することができるのでしょうか?
ここでは、中古のエコキュートは購入できるか?中古のエコキュートは購入しても問題ないか?我が家にぴったりのエコキュートとは?についてご紹介します。

■中古のエコキュートは購入できるか?

中古のエコキュートを購入希望の方へ

ここでは、中古のエコキュートは購入できるか?についてご紹介します。
実は、中古のエコキュートを買い取りしている業者がいます。
例えば、ネットで「エコキュート 中古」というキーワードで検索してみると、中古のエコキュートを業者が買取したり、ヤフオク!で買取したりしています。
エコキュートの買取専門の業者の中には、全国対応で中古のエコキュートを買取しているようなところもあります。
このような業者は、事前に査定して、送料無料、手数料無料、梱包不要で買取しているようです。
では、エコキュートの買取専門の業者は、買取した中古のエコキュートをどのように利用しているのでしょうか?

業者のホームページでは、買取した中古のエコキュートの利用方法までは紹介していません。
しかし、買取した中古のエコキュートはおそらく再販しているのではないかと考えられます。
エコキュートの交換業者の中には、このような中古のエコキュートを購入して顧客に販売しているところもあるかもしれません。
そのため、どうしても中古のエコキュートを購入したいのであれば、このような中古のエコキュートを販売している業者を探してみるのもいいでしょう。

■中古のエコキュートは購入しても問題ないか?

では、中古のエコキュートは購入しても問題ないのでしょうか?
ここでは、中古のエコキュートの問題点についてご紹介します。

●中古のエコキュートの価格の相場がわからない

例えば、中古車であれば走行距離でどの程度走っているかがわかります。
そのため、普通の人でもある程度中古車の価格の相場を想定することができます。
あるいは、中古車は市場で多く販売されているため、普通の人でもネットなどで調べると中古車の価格の相場がわかります。

しかし、中古のエコキュートは、普通の人であれば何年使用しているかわかりません。
また、エコキュートは普及し始めてからそれほど年数が経っていないため、中古車のように中古のエコキュートの市場がありません。
そのため、普通の人では中古のエコキュートの価格の相場がわからないでしょう。

●中古のエコキュートは部品が早く壊れることがある

中古のエコキュートは、先にご紹介したように、普通の人では何年使っているかわからないため、長年使われていたようなものもある可能性があります。
もし、中古のエコキュートが長年使われていたときは、部品が早く壊れることがあります。
新しいエコキュートであればメーカーの無償保証期間がありますが、長年使われていた中古のエコキュートは部品が壊れてもメーカーの無償保証期間が終わっていることもあります。
そのため、部品が壊れたときは、自分で高い修理費を負担する必要があります。
中古のエコキュート安く購入したということでも、高い修理費がかかると、最終的に高い買い物になるかもしれません。

●中古のエコキュートが壊れると補修用部品がないことがある

一般的に、エコキュートの補修用部品の保有期限は、製品の製造打ち切り後10年間になっています。
そのため、中古のエコキュートを購入して何年か使っている間に壊れたときは、補修用部品がメーカーで保有していない可能性があります。
もし、中古のエコキュートが壊れて補修用部品が無ければ、修理することもできません。
そのため、新しいエコキュートに交換する必要があります。
中古のエコキュートを使っている期間によっては、新しいエコキュートを購入した方が最終的にお得になることもあり得ます。

●中古のエコキュートは訳あり品の可能性がある

例えば、新しいエコキュート設置した後に、頻繁にエラーが表示されたとしましょう。
エコキュート設置したすぐ後であれば、エラーが表示されても無償保証期間内であれば無償で修理してくれます。
しかし、業者が修理してもまたエラーが何回か表示されると、顧客から新しいものに無償で交換して欲しいと要求されて、止む無くエコキュートを交換することがあります。
なお、メーカーの無償保証期間が終わった後は、エコキュートのメーカーは交換した費用を補償してくれません。

そのため、エコキュートの交換業者としては、まだ使ってから間がないエコキュートを何とかして利用したいということで、中古として販売する可能性もあり得ます。
中古のエコキュートの中には、このような訳あり品のものがあり、エラー表示の原因がわかっていなければ、設置しても再度同じようなエラーが表示されることがあります。

●中古のエコキュートは購入しない方がいい

中古のエコキュートは、ここでご紹介したようにいろいろな問題点があります。
そのため、中古のエコキュートがいかに安いということでも購入しない方がいいでしょう。
エコキュートを交換するときは、必ず新品のものを購入しましょう。
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■我が家にぴったりのエコキュートとは?

エコキュートはいろいろなメーカーが販売していますが、種類や機能が多くあるため、どのようなエコキュートを選ぶといいか悩んでいるのではないでしょうか。
ここでは、我が家にピッタリのエコキュートについてご紹介します。

● エコキュートの貯湯タンクの容量

エコキュートは、お湯を沸かして貯湯タンクに貯めて使う給湯機です。
メーカーによって多少違っていますが、主として貯湯タンクの容量は3タイプあります。
ここでは、どのような家庭にどのようなエコキュートの貯湯タンクの容量がいいかについてご紹介します。
エコキュートの貯湯タンクの容量としては、基本的にどこのメーカーでも主として370 L、460 L、 550L~560Lの3タイプがあります。
最近は、家族数が多くなくそれほどお湯を使わない家庭用の貯湯タンクの容量のエコキュートも販売されています。
例えば、貯湯タンクの容量としては、三菱のエコキュートは177L~300L、パナソニックのエコキュートは195L~300L、ダイキンのエコキュートは320Lが販売されています。

●1日に使用する湯量

では、1日に使用する湯量はどの程度なのでしょうか?
シャワーの回数や時間、調理の有無、洗い物の量などによっても違いますが、一般的に、1日に使用する湯量は1人当たり次のようになります。

・浴槽が180L
・シャワーが80L
・洗面・手洗い・洗い物などが30L

家族が多くなってもお湯を浴槽にはるのは普通1回であるため、シャワーの回数や人数、洗面・手洗い・洗い物などの湯量を考えて、家庭での使用する湯量を検討しましょう。

●使用できる湯量とエコキュートの貯湯タンクの容量は違う

例えば、家族数が4人のときは、先にご紹介した1日に使用する湯量としては620Lになります。
例えば、エコキュートの貯湯タンクの容量は最大でも550L程度であるため使用する湯量が不足するのではないかと思いがちですが、実際には使用できる湯量と貯湯タンクの容量は違っています。
エコキュートの貯湯タンクの容量というのは、一度にお湯が貯められる量です。
実際には、水道水と貯湯タンクのお湯を混ぜて使用する温度にして給湯するため、貯湯タンクの容量の約2倍程度の湯量が使用できます。
しかし、貯湯タンクの中のお湯は放熱によってだんだん湯温が低下するため、実際には使用できる湯量は約2倍よりも少なくなり、水道水の水温や使用する温度によっても違ってきます。

●エコキュートの貯湯タンクの容量と家族数の関係

ここでは、エコキュートの貯湯タンクの容量と家族数の関係についてご紹介します。

・エコキュートの貯湯タンクの容量が370Lのときは3人~5人の家族数がおすすめ
水温が9℃、使用する温度が42℃のときは、エコキュートの貯湯タンクの容量が370Lのときは、使用できる湯量は約680Lになります。
シャワーは、短時間であれば5回程度、普通は4回程度使用できるため、3人~5人の家族数のときにおすすめです。
使用できる湯量の目安としては、浴槽が約180L、シャワーが4回で約320L、洗面所・台所が約180Lのトータル約680Lになります。

・エコキュートの貯湯タンクの容量が460Lのときは4人~7人の家族数がおすすめ
水温が9℃、使用する温度が42℃のときは、エコキュートの貯湯タンクの容量が460Lのときは、使用できる湯量は約840Lになります。
シャワーは、短時間であれば7回~8回程度、普通は6回程度使用できるため、4人~7人の家族数のときにおすすめです。
4人の家族数のときは、エコキュートの貯湯タンクの容量が370Lで足りるときも多くあります。
しかし、運動をしている人がシャワーを1日に2回使用するような家庭は、エコキュートの貯湯タンクの容量は460Lを選ぶのがいいでしょう。
使用できる湯量の目安としては、浴槽が約180L、シャワーが6回で約480L、洗面所・台所が約180Lのトータル約840Lになります。

・エコキュートの貯湯タンクの容量が550L~560Lのときは5人~8人の家族数がおすすめ
水温が9℃、使用する温度が42℃のときは、エコキュートの貯湯タンクの容量が550Lのときは、使用できる湯量は約1000Lになります。
シャワーは、短時間であれば8回~9回程度、普通は7回程度使用できるため、5人~8人の家族数のときにおすすめです。
使用できる湯量の目安としては、浴槽が約180L、シャワーが7回で約560L、洗面所・台所が約260Lのトータル約1000Lになります。

・エコキュートの貯湯タンクの容量が370L以下のときは2人~3人の家族数がおすすめ
最近は、貯湯タンクの容量が370L以下のエコキュートを、それぞれのエコキュートのメーカーが準備しています。
例えば、家族数が2人でお湯をほとんど使用しないようなときは、このようなエコキュートを選ぶのもいいでしょう。
ネオキュートという貯湯タンクの容量が320Lのエコキュートをダイキンが準備しており、サイズが小さいため狭い設置スペースでも問題ありません。
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●エコキュートの貯湯タンクの容量は大きめのものを選ぶ

最近のエコキュートは、お湯を常に満タン沸かすように設定しておくとほとんどお湯切れはありませんが、電気料金が高い昼間にお湯を沸かすようになります。
そのため、シャワーもお風呂以外によく使用する家庭などのときは、メーカーがすすめている家族数よりも一回り大きい貯湯タンクの容量のエコキュートを選ぶようにしましょう。
しかし、貯湯タンクの容量が大きいエコキュートは、その分価格が高くなったり、大きな設置スペースが必要であったりするため注意しましょう。

●エコキュートの機能

エコキュートの機能としては、大きく分類するとフルオート、オート(セミオート)、給湯専用があります。

・フルオート
フルオートは、自動湯はり、追いだき、自動保温、自動たし湯ができる、充実した機能のタイプです。

・オート(セミオート)
オート(セミオート)は、足し湯は高温さし湯で行う、自動給湯機能が付いたタイプです。

・給湯専用
給湯専用は、給湯機能だけが付いたもので、お湯を蛇口から出すタイプです。

これ以外にも、それぞれのエコキュートのメーカーごとに便利な機能が付いたエコキュートを準備しており、太陽光発電や床暖房と連携できるタイプもあります。

●エコキュートを設置する地域

エコキュートを設置する地域としては、最低気温によって、一般地仕様、寒冷地仕様から選べます。
また、海に近い臨海地域にエコキュートを設置するときは、潮風やサビに対して強い耐塩害仕様が選べます。

エコキュートを設置するところがマイナス10℃までの最低気温の地域であれば、一般地仕様(参考地域【1・2・3】)になります。
エコキュートを設置するところがマイナス25℃までの最低気温の地域であれば、寒冷地仕様(参考地域【4・5・6・7・8】)になります。

なお、最低気温がマイナス25℃を下回る地域ではエコキュートは使用できません。
エコキュートを設置するところが海から近い臨海地域であれば、耐塩害仕様になります。
一般地仕様のエコキュートは、90℃のお湯を外気温がマイナス10℃で作ることができます。
なお、参考地域は、次世代省エネルギー(平成25年基準)です。
耐塩害仕様はエコキュートを設置するところから海までが約300m~1km以内、耐重塩害仕様はエコキュートを設置するところから海までが約300m以内がおすすめです。

エコキュート設置するところの環境に応じて効率よく運転できる機種を選んでください。
なお、詳細についてはそれぞれのエコキュートのメーカーのカタログを参照してください。
我が家にぴったりのエコキュートとしては、貯湯タンクの容量、エコキュートの機能、エコキュート設置する地域と予算を考慮しましょう。
エコキュートの交換業者は、顧客のライフスタイルや家族数などにぴったりの機種を提案してくれます。
我が家にぴったりのエコキュートを探しているときは、エコキュートの交換業者に気軽に相談してください。

■まとめ

ここでは、中古のエコキュートは購入できるか?中古のエコキュートは購入しても問題ないか?我が家にぴったりのエコキュートとは?についてご紹介しました。
中古のエコキュートは、次のような問題点があります。

・中古のエコキュートの価格の相場がわからない
・中古のエコキュートは部品が早く壊れることがある
・中古のエコキュートが壊れると補修用部品がないことがある
・中古のエコキュートは訳あり品の可能性がある

そのため、エコキュートを交換するときは、必ず新品のものを購入しましょう。
中古のエコキュートを購入したいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。


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