ガス給湯器の水漏れでお困りの方へ

2021年9月24日

ガス給湯器の水漏れでお困りの方へ
ガス給湯器を使っていると水漏れすることがあります。
そのため、ガス給湯器の水漏れが発生して困っている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、ガス給湯器の水漏れでお困りの方へ、ガス給湯器の水漏れの要因と対処法、エコキュートの水漏れの要因と対処法についてご紹介します。
ガス給湯器の水漏れでお困りの方へ
■ガス給湯器の水漏れの要因と対処法

ガス給湯器のトラブルとしては、水漏れが多くあります。
しかし、ガス給湯器の水漏れはそのままにしておけば非常にリスクがあります。
そのため、ガス給湯器の水漏れがあればすぐに修理しましょう。
ここでは、ガス給湯器の水漏れの要因と対処法についてご紹介します。

●ガス給湯器の水漏れのリスク

水漏れがガス給湯器の水抜き栓以外からのときは、対処がすぐに必要です。
ガス給湯器の水漏れのリスクとしては、一酸化炭素中毒が発生することがあります。
では、ガス給湯器の水漏れでどうして一酸化炭素中毒が発生するのでしょうか?
ガス給湯器が不完全燃焼すると、一酸化炭素が発生します。
不完全燃焼のイメージとしては、換気していない部屋の中のガス給湯器で発生しやすいということがあるかもしれませんが、ガス給湯器を屋外に設置しているときでも発生します。
ガスバーナーが、ガス給湯器の内部にはあります。
漏れた水がこのガスバーナーに継続してかかると不完全燃焼が発生して、一酸化炭素が発生します。
一酸化炭素は無臭、無色であるため非常にわかりにくく、強い毒性があります。
少量でもリスクがあるため、一酸化炭素が発生する要因になるガス給湯器の水漏れについては注意する必要があります。
ガス給湯器を屋外に設置しているときでも、排気ガスが窓を開けていると浴室の中に入って一酸化炭素中毒の要因になることもあります。
また、アパートやマンションの集合住宅で部屋が下の階にあるときは、階下の部屋がガス給湯器の水漏れによって水浸しになることがあります。

例えば、ガス給湯器の接続部のパッキンが壊れかけていて水漏れがポタリポタリくらいであったものが、完全にパッキンが壊れて水漏れが激しくなったようなケースなどがあります。
このようになれば、ガス給湯器の周りだけでなく、場合によっては被害が下の階にまで及びます。
このような水漏れは、そのままにしていると無くなるということはありません。
そのため、すぐに対処する必要があります。
一方、水抜き栓から水漏れしているときは、ほとんど問題ありません。
なお、水抜き栓については、使っているガス給湯器の取扱説明書をチェックしてください。
水抜き栓は、ガス給湯器の内部の圧力が高くなったときに、圧力を下げるために水を排出するものです。
水抜き栓から一時的に水漏れが発生しているのであれば、ガス給湯器のトラブルではありません。
しかし、頻繫に水漏れが発生したり、水漏れの量が多かったりしたときは、点検を業者に頼む方がいいでしょう。

●ガス給湯器の水漏れの要因

ガス給湯器の水漏れの要因としてはいろいろなものがありますが、ここではよくあるケースについてご紹介します。

・老朽化
長年ガス給湯器を使っていると、部品が老朽化して水漏れすることがあります。
例えば、ガス給湯器の接続部などに使っているゴム製のパッキンは、10年間くらい使うと老朽化してきます。
ゴムの弾力が無くなるため、パッキンとしての効果が無くなって水漏れします。
交換できる部品もありますが、ガス給湯器の修理用部品は製品の製造が終了してから10年間で供給が終わるため、交換したくても修理用部品が無いことがあります。
また、長年ガス給湯器を使っているときは他の箇所も老朽化していることがあるため、ガス給湯器の寿命であると思って交換を考えましょう。

・凍結
冬のシーズンに外気温が低下したときは、凍結による水漏れがよく発生します。
ガス給湯器の寒冷地用のものを使って凍結防止対策が行われている北国ではなく、関東地方や関西地方のように割合暖かいところなどで凍結は多く発生します。
ガス給湯器の内部に溜まっている水が凍って体積が膨張して破裂し、気温が高くなって破裂したところから水漏れが発生するというようになります。
なお、ガス給湯器が凍結したときの処置と凍結予防については、ネットなどで紹介されているため参考にしてください。

・工事ミス
ガス給湯器を交換するときにきちんと工事を行っていなかったりすると、工事ミスによって水漏れが発生することがあります。
初めは水漏れが発生しなくても、使っているうちに負荷が工事ミスの箇所にかかって水漏れが発生することもあります。
このときは、工事を行った業者に修理を頼んでください。

・長期間不使用
長期間旅行などで留守にしてガス給湯器を使っていなければ、内部の圧力が高くなって水が水抜き栓から漏れるときがあります。
このときは、様子を見るためにお湯を出してみて異常がなければそのまま使っても問題ありません。
水が水抜き栓から排出すると圧力が低くなります。
しかし、冬シーズンなどで、凍結がガス給湯器を使っていないときに発生したときは注意する必要があります。
凍結して破裂したことによって水漏れが発生しているときは、ガス給湯器を交換するのがおすすめです。
前もって長期間使わないことがわかっているときは、ガス給湯器の水抜きをしておくと凍結防止ができます。
なお、水抜きの方法については、ガス給湯器の取扱説明書を参照してください。

●ガス給湯器が水漏れしたときの対処法

ここでは、ガス給湯器が水漏れしたときの対処法についてご紹介します。

・ガス給湯器を止める
ガス給湯器の電源プラグをコンセントから抜いてガス給湯器の運転を止めます。

・水漏れ箇所をチェックする
水漏れがどこから発生しているか、水滴をたどってチェックします。
水の色、量などもチェックしてください。

・水が水抜き栓から漏れているときはお湯を出してみる
水が水抜き栓から漏れているときは、ガス給湯器の内部の減圧などのためのみであると考えられます。
ガス給湯器の電源を入れて、お湯が正常に出ればそのまま使っても問題ありません。

・水漏れがガス給湯器の本体、配管の接続部からのときは給水元栓を閉める
ガス給湯器の本体、配管の接続部からの水漏れのときは、部品の破損、劣化、故障の可能性が大きくなります。
ガス給湯器の電源プラグをコンセントから抜いて、給水元栓も閉めてください。

・修理を業者に頼む
この後、修理を業者に頼みます。
ガス給湯器の使用年数を、業者が訪問する前にチェックしておきましょう。
ガス給湯器の水漏れは処置しなければリスクがあるため、このようなことを参考にして慌てないで処置してください。
なお、ガス給湯器は7年間~10年間くらいの寿命です。
ガス給湯器を買ってから10年間以上経って水漏れが発生したときは、交換することも検討しましょう。

●ガス給湯器の水漏れの修理費の相場

ここでは、ガス給湯器の水漏れの修理費の相場についてご紹介します。
ガス給湯器の水漏れの修理費としては、比較的安いパッキンの交換だけのときや、高額になる基板や熱交換器の交換などのときなど、状況によっていろいろです。
また、修理費としてはガス給湯器だけではなく、階下に水漏れしたときなどは被害が拡がった分だけかかります。
ガス給湯器が水漏れしたときは、場合によっては交換する方が修理するよりも安いこともあります。
ガス給湯器を10年間以上使っているときや修理が複数箇所で修理費が高くなるときなどは、ガス給湯器の交換も検討するのがおすすめです。

・ガス給湯器の修理費
一般的に、ガス給湯器の修理費は次のような内容になっています。
修理を行なったときは、出張費、部品代、技術料がかかります。
点検だけで修理を行わなかったときは、出張料、点検費がかかります。
例えば、配管の接続部のパッキンを交換するときは、数百円くらいの部品代ですが、出張費と技術料をプラスすると5,000円~6,000円くらいかかります。
基板や熱交換器の修理費は、機種によって違いますが、部品代の目安のみでも10,000円以上は最低でもかかり、出張費や技術料をトータルすると数万円はかかります。
ガス給湯器の修理費の相場としては、次のようになります。

電装系は、出張費が2,000円~3,000円くらい、部品代が2,000円~30,000円くらい、技術料が3,000円~12,000円くらいで、トータルが7,000円~45,000円くらいです。
安全装置は、出張費が2,000円~3,000円くらい、部品代が2,000円~20,000円くらい、技術料が3,000円~15,000円くらいで、トータルが7,000円~38,000円くらいです。
水量制御系は、出張費が2,000円~3,000円くらい、部品代が200円~20,000円くらい、技術料が5,000円~15,000円くらいで、トータルが9,500円~38,000円くらいです。
燃焼系は、出張費が2,000円~3,000円くらい、部品代が7,000円~25,000円くらい、技術料が5,000円~15,000円くらいで、トータルが14,000円~43,000円くらいです。

・ガス給湯器の交換費
一般的に、ガス給湯器の交換費としては、本体価格、標準工事費、標準工事費以外の工事費があります。
本体価格は、ガス給湯器の本体とリモコンの価格です。
標準工事費は、ガス給湯器を交換するときの標準的な工事費で、次のような内容が含まれています。
既設のガス給湯器の撤去費と処分費
ガス給湯器の設置工事費
ガス給湯器のガス配管、給水配管、給湯配管の接続費
配管の凍結を防止する保温材の取付費
ガス給湯器の試運転費
標準工事費以外の工事費は、この標準工事以外にかかるもので、次のような内容が含まれています。
搬入費
足場設置費
高層階での設置工事にかかる足場設置費
浴槽に追いだき配管を通す壁の貫通工事費
ガス栓や配管などの交換費
ガス給湯器の電源コンセントの設置費や変更費
排気カバーや配管カバーなどのオプションの設置費
なお、ガス給湯器の交換費は、ガス給湯器の種類、設置場所などによって違います。
ガス給湯器の交換費の相場としては、次のようになります。

16号の給湯専用タイプのガス給湯器は、本体+リモコンが53,000円~105,000円、標準工事費が38,000円~80,000円で、トータルが91,000円~185,000円です。
16号のオートタイプ、フルオートタイプのガス給湯器は、本体+リモコンが110,000円~150,000円、標準工事費が48,000円~90,000円で、トータルが158,000円~240,000円です。
20号の給湯専用タイプのガス給湯器は、本体+リモコンが68,000円~110,000円、標準工事費が38,000円~80,000円で、トータルが106,000円~190,000円です。
20号のオートタイプ、フルオートタイプのガス給湯器は、本体+リモコンが130,000円~160,000円、標準工事費が48,000円~90,000円で、トータルが178,000~250,000円です。
24号の給湯専用タイプのガス給湯器は、本体+リモコンが78,000円~110,000円、標準工事費が38,000円~80,000円で、トータルが116,000円~190,000円です。
24号のオートタイプ、フルオートタイプのガス給湯器は、本体+リモコンが150,000円~170,000円、標準工事費が48,000円~90,000円で、トータルが198,000円~260,000円です。
なお、いずれのガス給湯器の交換のときでも、標準工事費以外の工事費は10,000円~30,000円、足場が必要なときはプラス50,000円以上かかります。

●ガス給湯器の水漏れの応急処置法

ここでは、ガス給湯器の水漏れの応急処置法についてご紹介します。
ガス給湯器の水漏れがあれば、次のような方法で処置してください。
ガス給湯器を止める
水漏れがどこから発生しているかチェックする
給水元栓を閉める
ガス給湯器の業者に点検、修理を頼む
ガス給湯器の水漏れがあれば、給水元栓を閉めて、リモコンの電源を切ってください。
このときに、エラーコードがリモコンに表示されていればメモしておきます。
次に、できれば水漏れのあとをたどって水漏れが発生しているところをチェックしましょう。
水が水抜き栓から出ているのであれば、そのまま運転してみてください。
ガス給湯器の本体や配管の接続部からの水漏れのときは、ガス給湯器を使うのを止めて業者に修理を頼んでください。
特に、アパートやマンションのときは、階下に迷惑がかかるためすぐに給水元栓を閉めてください。
では、ガス給湯器の水漏れはDIYで修理しても問題ないのでしょうか?
パッキンを交換したり、配管の穴を塞いだりするくらいであれば、DIYで修理したい方もいるかもしれません。
しかし、ガス給湯器は知識や資格のない人が修理するのは非常にリスクがあります。
そのため、ガス給湯器の修理は必ず専門の業者に頼んでください。

●ガス給湯器の水漏れの点検・修理を判断する目安

ここでは、ガス給湯器の水漏れの点検・修理を判断する目安についてご紹介します。

・水抜き栓以外から水漏れしている
水漏れが水抜き栓以外からのときは、部品の故障や劣化が考えられます。
そのため、ガス給湯器の修理業者にできるだけ早く頼んでください。
特に、ガス給湯器の屋内設置タイプの内部から水漏れしているときは注意する必要があります。
不完全燃焼を防止する安全装置が古いタイプのガス給湯器は搭載されていないため、一酸化炭素中毒が発生する要因になることもあります。
一方、ガス給湯器の屋外設置タイプでも問題があります。
一酸化炭素中毒は、ガス給湯器の屋外設置タイプでも発生したケースがあります。
一酸化炭素中毒が発生する要因としては、ガスバーナーの不完全燃焼が水漏れによって発生することが考えられます。
水漏れが水抜き栓以外からのときは、安全がチェックできるまで使うのを止めるとともに、すぐにガス給湯器の修理業者に点検を頼んでください。
なお、修理業者に点検を頼むと、修理をしなくても出張費がかかるため注意しましょう。

・10年間以上ガス給湯器を使っている
ガス給湯器を10年間以上使っているときは、寿命の可能性もあります。
別の箇所も古くなっているため、故障が次々と発生することが考えられます。
そのため、ガス給湯器を修理するよりも、交換する方がいいでしょう。
また、修理したくても修理用部品が無いこともあります。
修理用部品をメーカーが保有している期間としては、次のようになっています。
リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパスの修理用部品の保有期間は、BL品が製造終了から10年間、非BL品が製造終了から7年間です。
なお、BLというのは、国土交通省所管の(財)ベターリビングが認定している制度です。
BL認定のガス給湯器は、一般のガス給湯器に比較して修理対応期間や保証期間が長くなります。
ガス給湯器の水漏れでお困りの方へ
■エコキュートの水漏れの要因と対処法

ガス給湯器の水漏れで困っているのであれば、エコキュートに交換するのがおすすめです。
エコキュートは、光熱費が低減できるということで現在非常に人気になっています。
しかし、エコキュートも長く使っていると水漏れが発生することがあります。
エコキュートの水漏れは、対処しないと被害がどんどん拡がってきます。
アパートやマンションのときは、階下の家に迷惑がかかることもあります。
エコキュートの水漏れは内部で発生することが多いため、見つかるのが遅れることがあります。
しかし、エコキュートを使っていると水漏れが発生する兆候があります。
ここでは、エコキュートの水漏れの要因と対処法についてご紹介します。

●エコキュートの水漏れの要因

ここでは、エコキュートの水漏れの要因についてご紹介します。

・設置してすぐに発生した水漏れ
エコキュートを設置した工事業者のミスで、配管が上手く接続できていないことがあります。
設置してすぐに水漏れが発生したときは、工事業者にすぐに連絡して対処してもらいましょう。

・長期間エコキュートを使わなかったときの水漏れ
長期間出張や旅行などで留守にしたなどで、エコキュートを久しぶりに使うと水漏れが貯湯タンクユニットの排水栓から発生することがあります。
この要因は、ヒートポンプを運転するために貯湯タンクユニットの内部の圧力を下げるためです。
一旦普段通りにお湯を沸かしてお湯を使ってみて、普段通りに使えるようであれば問題ありません。
長期間使わないときは、貯湯タンクの水を前もって水抜きしておきましょう。
寒冷地であれば、配管の水が凍って体積が大きくなって破損することもあります。
配管が破損すると修理する必要があります。

・エコキュートを移動したときの水漏れ
エコキュートの貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットをちょっとでも移動すると、隙間が接続箇所にできたり、ホースが外れたりすることがあります。
エコキュートを移動するときは、きちんと配管の接続が閉まっているかチェックしましょう。

・長期間エコキュートを使っていたときの水漏れ
エコキュートは10年間以上の寿命があるといわれていますが、長期間使っているとパッキンなどが老朽化することがあります。
部品が老朽化したときは、部品の交換が必要になります。
しかし、10年間くらいエコキュートを使っているときは、別の部品も老朽化していることがあるため、交換するのがおすすめです。

・エコキュートを交換したときに注意すること
エコキュートを交換するときは、ほとんど既設のエコキュートの配管を使います。
既設のエコキュートの配管を使うと工事費は安くなりますが、経年劣化で故障が発生することがあります。
一般的に、このことを工事業者は説明してからエコキュートの交換をしてくれます。
しかし、安い工事費の業者であれば、説明しないで既設のエコキュートの配管を利用することがあるため注意しましょう。

●エコキュートの水漏れの兆候

ここでは、エコキュートの水漏れの兆候についてご紹介します。

・水がお湯の途中で出る
給湯栓を開けてお湯を出しているときに、水が途中で出るときがあります。
このようなときは、湯側の配管が水漏れして相対的に水側の量が多くなって、湯温が安定しないのかもしれません。
もし、湯温が安定しないのであれば水漏れがないかチェックしてください。
特に、エコキュートを新しく交換したときに既設の配管を使っていると、配管が劣化して水漏れしていることもあります。

・急に水道代が高くなった
自分が使っている分以上に水道代が高くなったと思ったときは、水漏れによって知らないうちに水道使用量が多くなっていることがあります。
急に来客が多くあったり、寒くなったりしないにも関わらず水道使用量が多くなったときも、一度チェックする方がいいでしょう。

●修理する必要がないエコキュートの水漏れ

エコキュートの水漏れが発生しているということでも、全ての水漏れの修理が必要ということではありません。
ここでは、修理する必要がないエコキュートの水漏れについてご紹介します。

・ヒートポンプユニットが結露している
ヒートポンプユニットの内部は、お湯を沸かすときに大気中の熱を取り込んで利用するために冷却されます。
このときは、ヒートポンプユニットの配管の外側が外気温との温度差から結露していることがあります。
特に、冬のシーズンはこの結露が霜になって、外気温が高くなったときに溶けて流れることがあります。
お湯を沸かすときの結露量が多くて気がかりであれば、ヒートポンプユニットの排水工事をする方がいいため、工事業者に相談しましょう。

・貯湯タンクユニットから水が漏れる
排水口が貯湯タンクユニットには付いています。
排水口を掃除するために開けたり、満水以上に貯湯タンクユニットがなったりすれば、水が排水口から漏れるようになっています。
貯湯タンクユニットの中の水を沸かすときに体積が大きくなると、水が排水口から漏れます。
これは水漏れではなく正常であるため問題ありません。
しかし、排水した後に排水口を閉めていないとお湯が貯湯タンクユニットに貯まらないため、貯湯タンクの排水をしたときは必ず排水口を閉めてください。
また、貯湯タンクユニットの排水口からは高温のお湯が出ることがあるため注意してください。

●エコキュートの水漏れの修理費

ここでは、エコキュートの水漏れの修理費についてご紹介します。

・水漏れにかかる修理費
水漏れにかかる修理費としては、簡単な配管のパッキンの交換であれば1万円~2万円くらいです。
しかし、ヒートポンプユニットを交換するときは、10万円以上の修理費になることもあります。

・案外とかかる出張費
修理を頼むと、出張費が部品代の他にかかります。
住んでいるところによって出張費は違いますが、部品代にプラスして案外とかかると考えておく方が良いでしょう。

・エコキュートの交換がおすすめの時期
修理費が高くなるときは、エコキュートの交換も検討する方がいいでしょう。
また、エコキュートは10年間くらいの寿命です。
10年間近くエコキュートを使っていて故障が発生したときは、先々も他の箇所を修理する必要があります。
何回もエコキュートを修理するのであれば、交換するのにちょうどいい時期と思ってもいいでしょう。
エコキュートは経年劣化してくると効率も悪くなるため、新しく交換する方が毎月のランニングコストも安くなるでしょう。

・エコキュートの無償保証期間
無償保証期間がエコキュートもあります。
エコキュートのメーカーの多くは、本体は1年間の保証、圧縮機は3年間の保証、貯湯タンクは5年間の保証になっています。
無償保証期間内であれば修理が無料になるため、保証書と買った日がわかる書類は必ず保管しておきましょう。
また、有料の延長保証に入っているときは、さらに保証期間が長くなります。

●エコキュートの水漏れが発生する前にチェックすること

エコキュートの水漏れの兆候があれば、業者に点検してもらうと水漏れが早めに見つかります。
水漏れが発生したときは、エコキュートのメーカーのカスタマーセンターにまず連絡してください。
ほとんどのエコキュートのメーカーは24時間対応であるため、夜中でも電話することができます。
水漏れがわかりにくくて小さいときでも、配管が破損して数メートルお湯が噴出するような事態になったこともあります。
夜間であれば、すぐに修理業者も訪問できないでしょう。
そのため、エコキュートの止水栓をすぐに閉めてくださいとカスタマーズセンターからはいわれます。
お湯が漏れて慌てていれば、どこにエコキュートの止水栓があるかすぐにわからないでしょう。
そのため、普段からエコキュートの止水栓の位置、修理者の連絡先をチェックしておきましょう。
万一エコキュートの水漏れが発生しても、このような用意をしていると安心でしょう。
エコキュートの水漏れはめったに発生しないため、万一発生すると慌ててしまいます。
慌てないためにも、エコキュートの水漏れの対処法を把握しておくことが大切です。
ガス給湯器の水漏れでお困りの方へ
■まとめ

ここでは、ガス給湯器の水漏れでお困りの方へ、ガス給湯器の水漏れの要因と対処法、エコキュートの水漏れの要因と対処法についてご紹介しました。

ガス給湯器の水漏れの要因としては、次のようなものがあります。

・老朽化

・凍結

・工事ミス

・長期間不使用

ガス給湯器が水漏れしたときの対処法としては、次のようなものがあります。

・ガス給湯器を止める

・水漏れ箇所をチェックする

・水が水抜き栓から漏れているときはお湯を出してみる

・水漏れがガス給湯器の本体、配管の接続部からのときは給水元栓を閉める

・修理を業者に頼む

ガス給湯器の水漏れでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
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