ガス給湯器の修理をご検討の方へ

2021年8月28日

ガス給湯器の修理をご検討の方へ
台所やお風呂で給湯栓を開けてもガス給湯器からお湯が出ないときは慌てるでしょう。
ガス給湯器のトラブルが発生すると非常に不便であるため、すぐに修理する必要があります。

ここでは、ガス給湯器の修理をご検討の方へ、ガス給湯器の修理、交換が必要なケース、ガス給湯器を修理、交換するときはどこに頼むのがおすすめか?ガス給湯器とエコキュートはどちらがおすすめか?についてご紹介します。
ガス給湯器の修理をご検討の方へ
■ガス給湯器の修理、交換が必要なケース

ガス給湯器を使っているときは、どのようなケースで修理、交換が必要かよくわからないでしょう。
ここでは、ガス給湯器の修理、交換が必要なケースについてご紹介します。

●ガス給湯器の修理あるいは交換が必要なケース

ここでは、ガス給湯器の修理あるいは交換が必要なケースについてご紹介します。

・10年間以上ガス給湯器を使っている
ガス給湯器の寿命は8年間~10年間くらいといわれているため、こちらに当てはまるのであれば、交換が必要かもしれません。

・お湯が出るまでに時間がかかる
従来に比較して、ガス給湯器のお湯が出るまでの時間が長いと思ったこともあるでしょう。
このようなときは、ガス給湯器のトラブルが発生している可能性があります。

・シャワーのお湯の温度が変わる
リモコンの温度設定が同じであるにも関わらず、途中でシャワーのお湯が変わったりすることもあるでしょう。
このようなときも、ガス給湯器のトラブルが発生している可能性があります。

・異音がガス給湯器からする
ポンッ、ガンッというような異音がガス給湯器からすることもあるでしょう。
このような異音がするときは、業者にすぐに連絡しましょう。
しかし、水が蒸発したり、ポンプやファンが運転したりするときは、ジュージュー、ブーン、ウーンというような音がしますが、このような音は正常にガス給湯器が運転しているときのものです。

●ガス給湯器の修理のみで終わるケース

ここでは、ガス給湯器の修理のみで終わるケースについてご紹介します。

・ガス給湯器が10年間未満である
ガス給湯器が10年間未満のときは、本体自体のトラブルの発生の可能性は小さいと考えられます。
部分的なトラブルや何かしらの不具合の可能性があります。
ガス給湯器の修理業者にまずは相談してみましょう。
・異常が発生してから時間が経っていない
異常と思ったときに業者にすぐに点検を頼むと、本格的なトラブルが発生する前に修理できることがあります。
ガス給湯器を使っているときに違和感があれば、業者に早めに連絡しましょう。

・配管の劣化によって水漏れしている
ガス給湯器自体に問題がなく、水漏れなどが配管の劣化によって発生しているときは、配管の交換のみで終わります。
配管の劣化も非常に不便ですが、余裕を持って業者に修理を頼みましょう。

・ガス給湯器の温度センサーのトラブル・エラーが発生している
ガス給湯器の温度センサーのトラブル・エラーが発生しているときは、部品を交換することによって修理できることがあります。
ガス給湯器のメーカーの窓口、修理業者に相談してみましょう。

●ガス給湯器の修理か交換かのチェック方法

お湯がガス給湯器から出なくなれば、修理業者に頼みたくなるでしょうが、もしかすれば簡単な要因かもしれません。
ガス給湯器の修理や交換が必要ないときも多くあります。
ここでは、ガス給湯器の修理か交換かのチェック方法についてご紹介します。

・お湯が出ない
水は出るがお湯が出ないときは、ガスあるいはリモコンの温度設定の要因があるでしょう。
お湯が出ないときは、次のようなことをチェックしましょう。

(ガスの元栓が開いているか)
ガスの元栓が開いていなければ、お湯が出ません。
大きな地震が発生した後は、特に安全装置が作動してガスの元栓が自動的に閉まることがあります。

(混合水栓の部品が壊れていないか)
混合水栓の調子が良くないときは、水は出ますがお湯は出ません。
混合水栓の部品が壊れていることがあります。
このようなときは、水道とガス給湯器の両方の修理ができる業者に頼むのがおすすめです。

(混合水栓の温度設定が問題ないか)
混合水栓の温度設定が低いと、お湯は出ません。
温度設定が適温になっているかチェックしてください。

(電源プラグが抜けていないか)
業者に修理を頼むと、実際には電源プラグが抜けていたというようなケースがあります。
電源プラグをきちんと差し込んでいるか、チェックしておきましょう。

(ブレーカーが作動したときにガス給湯器の電源が切れていないか)
ブレーカーがつい最近作動したことがあるのではないでしょうか。
このときに、ガス給湯器の電源も切れた可能性があります。

(お湯を使い過ぎていないか)
電気温水器で沸き増しできないときは、お湯を一定量使うとお湯が使えなくなります。
貯湯タンクの中のお湯が少なくなっていないかチェックしてみましょう。
なお、お風呂だけでお湯が出ないときは、ガス給湯器あるいはお湯張り用のリモコンのトラブル・エラーのケースが多くあります。
台所・浴室・洗面所などの給湯栓から水は出るがお湯が出ないときは、ガス給湯器のみでなく、ガスコンロが使えるかもチェックしておきましょう。
ガスコンロも使えないときは、ガスが来ていない可能性があります。
ランプがガスメーターで点滅していないかチェックしてみましょう。
ランプが点滅しているときは、ガスの説明書をチェックしてください。
自分で直せないようなときは、ガス会社に連絡する方がいいでしょう。

・水が出ない
給湯栓を開けても水自体が出ないときは、ガス給湯器でなく水道が要因と考えられます。
次のようなことが該当しないかチェックしてみましょう。

(断水していないか)
水道工事などが家の近くで行われているときは、水道が一時的に止まっていることがあります。
水道工事を近くで行っていないかチェックしてみましょう。

(止水栓が閉まっていないか)
止水栓が何らかの理由で閉まっていれば、水がガス給湯器にも入りません。
玄関の近くの水道メーターボックスの中に、止水栓はあります。
水道メーターボックスを開けて、止水栓が開いているかチェックしてみましょう。
基本的に、開けるときは左に回して、閉めるときは右に回します。
マンションの水道メーターボックスは、隣の家と共同になっているときもあるため、十分に注意してください。

(凍っていないか)
非常に外気温が低いときは、屋外にあるガス給湯器が凍ることがあります。
なお、凍結の対策と予防については、ネットなどで紹介されているため参考にしてください。

・急に水道料金が高くなっている
急に水道料金が高くなったようなときは、水がガス給湯器から漏れていることがあります。
ガス給湯器の水入口の元バルブが確実に閉まっているか、一度チェックしてみましょう。

・エラーコードがガス給湯器のリモコンに表示されている
エラーコードがガス給湯器のリモコンに表示されているときは、何らかのトラブルがガス給湯器で発生していると考えられます。
特に、次のようなエラーコードはよく表示されるものであるため、参考にしましょう。
111、112、113のエラーコードは、風呂や給湯の不良です。
電源プラグを入れ直してください。
140のエラーコードは、過熱防止のために作動したものです。
時間をおいてチェックすると、冷めた頃にエラーコードが消えることが多くあります。
また、それぞれのガス給湯器のメーカーのエラーコードが紹介されているようなサイトもあります。
エラーコードがリモコンに表示されたときは、このようなサイトで調べてみましょう。
ガス給湯器の修理をご検討の方へ
■ガス給湯器を修理、交換するときはどこに頼むのがおすすめか?

トラブルが発生したなどによって、ガス給湯器を修理、交換するときはどこに頼むのがいいか悩むのではないでしょうか。
ガス給湯器の業者としては、主にガス会社、ガス給湯器のメーカー、ガス給湯器の業者があります。
ガス給湯器を修理、交換するときは、できるだけ安く、スピーディに安心して対応してくれる業者がおすすめです。
ここでは、ガス給湯器を修理、交換するときはどこに頼むのがおすすめか?についてご紹介します。

●ガス会社

ガス会社というのは、ガスを供給している東京ガスや大阪ガスなどの会社です。
ガス会社に頼むメリットは、普段使っているところであるため、全くわからない業者に頼むよりも非常に安心感があることです。
また、月々の支払明細書を見るのみでガス会社の連絡先もわかります。
多くの業者がありよくわからないため、ガス会社に頼もうと考えがちでしょう。
しかし、ガス会社はガス給湯器の修理、交換が多く頼まれるため、修理、交換する費用が高くなることが多くあります。
また、交換するときに選べるガス給湯器も限定されるときがあります。
できるだけ安くガス給湯器を修理、交換したいと思うのであれば、ガス会社に頼むのはちょっと考える方がいいでしょう。

●ガス給湯器のメーカー

ガス給湯器のメーカーというのは、ガス給湯器を造っている会社です。
有名なガス給湯器のメーカーとしては、例えば、リンナイ、パロマ、ノーリツなどがあります。
ガス給湯器のメーカーは、ガス会社と同じように、よくわからない業者に頼むよりも安心感があります。
ガス給湯器に表示されているメーカー名を見ると、すぐに連絡先がわかります。
特に、ガス給湯器を修理するときは、ガス給湯器のメーカーに連絡する方がサービス部品なども早く入手でき、対応がスピーディであるためおすすめでしょう。
しかし、ガス給湯器のメーカーはガス機器を造っていますが、修理、交換などは業者にほとんど委託しています。
また、ガス給湯器のメーカーは業者を指定するため、業者を自分で選ぶことはできません。
そのため、ガス会社と同じように修理、交換の費用が高くなりがちです。
また、交換するときは同じガス給湯器のメーカーの商品の中から選ぶ必要があるため、メーカーを変えたいときはおすすめではありません。

●ガス給湯器の業者

ガス給湯器の業者は、それぞれのメーカーのガス給湯器を扱っており、販売、設置、修理、交換などを行なっています。
それぞれのメーカーのガス給湯器を扱っているため、メーカーを変えたいときでもおすすめです。
また、値引き率がガス会社やガス給湯器のメーカーは10%くらいと小さいですが、競争の激しいガス給湯器の業者は値引き率が最大で80%近くもあるなど、非常に値引き率が高いため交換するときの費用を安くすることができます。
そのため、安く買いたいときはガス給湯器の業者に頼むのがおすすめでしょう。
多くのガス給湯器の業者があるため、保証やアフターサービスについても充実しているところが多くあります。
一方、ガス給湯器の業者は多くあるため、自分で信頼できる業者を探す必要があります。
ガス給湯器の業者の中には、安いがアフターサービスや保証が良くなかったり、費用が追加で請求されたり、設置工事に時間がかかったりすることがあります。
ガス給湯器の業者を判断するポイントは、業者のスタッフの対応がいいか、見積もりは明確か、修理、交換までが早いか、保証やアフターサービスが充実しているかなどです。
なお、ガス給湯器の業者のホームページのみではよくわからないため、しっかりと判断して選びましょう。

●ガス給湯器を修理、交換するときはどこに頼むのがおすすめか?のまとめ

ガス給湯器を修理、交換するところとしては、ガス会社、ガス給湯器のメーカー、ガス給湯器の業者があり、メリット・デメリットがそれぞれにあります。
ガス給湯器を修理、交換するときは、失敗しないように見積もりを多くのところから入手するのがいいでしょう。
見積もりをそれぞれのところから入手するのもいいでしょうし、費用を安くしたいということであればガス給湯器の業者の中から見積もりをいくつかのところに絞って入手するのもいいでしょう。
それぞれのメリット・デメリットを掴んだ上で、信頼できるところに頼みましょう。
ガス給湯器の修理をご検討の方へ
■ガス給湯器とエコキュートはどちらがおすすめか?

給湯器としてはガス給湯器とエコキュートがあるため、どちらがいいか迷うでしょう。
ここでは、ガス給湯器とエコキュートはどちらがおすすめか?についてご紹介します。

●ガス給湯器とは?

ガス給湯器というのは、ガスを燃焼した熱でお湯を沸かすものです。
ガス給湯器は、給湯栓を開けたりすると運転を始めます。
ガス給湯器に通水すると、ガスを燃焼するための空気を吸い込んで、ガスに点火します。
水はガスを燃焼した熱交換器を通ってお湯になり、台所やお風呂にお湯が供給されます。
ガス給湯器でお湯を沸かすためにはガスが必要ですが、電気もガス給湯器そのものを運転するためには必要です。
そのため、停電が発生したときにはガス給湯器はお湯を沸かすことができません。
最近は、熱効率が従来型ガス給湯器よりも高いエコジョーズなどもあります。

●エコキュートとは?

エコキュートというのは、大気中の熱を利用してお湯を沸かす給湯器です。
エコキュートは、ヒートポンプの技術を利用した電気給湯器で、自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機が正式名称で、さらに二酸化炭素を冷媒に使っています。
エコキュートで利用しているヒートポンプの技術は、エアコンなどでも利用しているものです。
エコキュートのヒートポンプユニットで大気中の熱を取り込んだ冷媒は、圧縮することによって温度が高くなって水と熱交換して90℃のお湯になり、貯湯タンクに貯まります。
貯湯タンクからのお湯は水と混じって、台所やお風呂に供給されます。
冷媒を圧縮するときに電気を使いますが、同じ量のお湯を沸かすときの電気温水器の3割くらいで済むため、お湯を少ない電気で沸かすことができます。
また、冷媒に二酸化炭素を使っているため、環境に対しても優しくなります。
夜間にエコキュートがお湯を沸かすのは、昼間よりも安い夜間の電気料金プランがあるためです。
そのため、エコキュートを使うときは、夜間の電気料金プランに切り替える必要があります。

●ガス給湯器とエコキュートの違いとは?

ここでは、ガス給湯器とエコキュートの違いについてご紹介します。

・給湯の方法
ガス給湯器はお湯を沸かすときに電気とガスが必要ですが、エコキュートは電気だけが必要です。
同じお湯の量を沸かすときは、エコキュートの方がガス給湯器より効率がいいため少ないエネルギーになります。
エコキュートは大気中の熱も電気以外に利用しているため、より少ないエネルギーでお湯を沸かします。
そのため、ガス給湯器からエコキュートに交換すると給湯の光熱費を低減することができます。
また、ガス給湯器は、必要な分のお湯を必要なときに沸かすようになっています。
一方、エコキュートは貯湯式で、お湯を夜間に沸かして、貯湯タンクに貯めておいて昼間にお湯を使います。
貯湯タンクに貯まっているお湯は、基本的にそのまま飲むことはできませんが、生活用水として貯湯タンクから取り出して使うことができます。
ガス給湯器は、お湯を停電や断水のときには使えません。

・イニシャルコスト
ガス給湯器のイニシャルコストは、15万円~40万円と開きがあります。
ガス給湯器で追いだき機能なしであればイニシャルコストは15万円~20万円ですが、追いだき付きなどの機能が多くなるとイニシャルコストは高くなってきます。
また、高い省エネ性能のガス給湯器のエコジョーズは、イニシャルコストが30万円~40万円くらいになり、エコキュートのイニシャルコストに近くなります。
一方、エコキュートのイニシャルコストは40万円~50万円くらいといわれています。
エコキュートのタイプとしては、給湯専用タイプ、オートタイプ、フルオートタイプがあり、メーカーごとのオリジナル機能によって本体価格は違ってきます。
イニシャルコストとしては、ガス給湯器の方がエコキュートよりも最大20万円くらい安くなります。

・ランニングコスト
パナソニックによれば、パナソニックのエコキュートの給湯にかかる平均のランニングコストは、1月あたり約2,000円、1年あたり約24,000円です。
10年間のランニングコストは、約240,000円になります。
一方、都市ガスのガス給湯器は給湯にかかる平均のランニングコストは、1月あたり約5,250円、1年あたり約63,600円です。
10年間のランニングコストは、約636,000円になります。
プロパンガスのガス給湯器ときは、ガス料金が都市ガスよりも高いため、さらにランニングコストが高くなります。
ガス給湯器とエコキュートをそれぞれ10年間使ったときのランニングコストの違いは約390,000円になります。
このように、ランニングコストはエコキュートの方がガス給湯器よりも圧倒的に安くなります。
先にご紹介したようにイニシャルコストの違いが最大20万円ということを考慮しても、トータルのコストはエコキュートの方がガス給湯器よりも安くなります。

・サイズ
サイズとしては、ガス給湯器の方がエコキュートよりもコンパクトです。
エコキュートは、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットがあります。
機種によっても違いますが、貯湯タンクユニットのみでも600mmの横幅、750mmの奥行き、1800mmの高さ以上あるため、設置スペースがそれなりに必要です。
最近はスリムタイプもありますが、マンションのパイプシャフトに設置できないときや、隣家との間が狭い戸建てのときは設置できないことがあります。
また、エコキュートは貯湯式であるため、貯湯タンクの重量の他に貯まっているお湯の重さもあるため、コンクリートのベースを設置する工事が場合によっては必要になります。
一方、ガス給湯器は350mmの横幅、250mmの奥様、600mm以上の高さとコンパクトであり、地面に設置したり壁に取り付けたりするときに工事が容易になっています。

・給湯圧
ガス給湯器の給湯圧は、水道水の水圧の500kPaになります。
一方、エコキュートはお湯を貯湯タンクの中に貯めるようになっており、水道水の水圧の500kPaがかかると限界を超えるため、基本的に減圧弁で水道水の水圧を下げています。
そのため、エコキュートの標準タイプの給湯圧は180kPaくらいになります。
エコキュートは高圧給湯タイプも標準タイプの他にありますが、このタイプでも給湯圧は300kPaくらいでガス給湯器に比較すると低くなっています。
ガス給湯器から実際にエコキュートに交換すると、シャワーの水圧が弱くなったようなケースもあります。
しかし、エコキュートの給湯圧の180kPaや300kPaでも問題なく、ガス給湯器であれば強過ぎるためちょうどいいという意見もあります。

・耐用年数(寿命)
一般的に、耐用年数(寿命)としては、ガス給湯器が10年間、エコキュートが10年間~15年間とされています。
しかし、この耐用年数(寿命)はそれぞれの給湯器のメーカーが決めた設計標準使用期間で、基本的には目安です。
耐用年数(寿命)は、使用方法やメンテナンス方法などによって大きく違ってきます。

・飲用
一般的に、ガス給湯器のお湯は飲用できる、エコキュートのお湯は飲用できないとされています。
ガス給湯器のお湯が飲用できるのは、ガス給湯器のほとんどが瞬間式であるためです。
瞬間式のガス給湯器は、給湯栓を開けるとすぐにお湯を沸かしながら給湯するため、飲用に衛生面からも適しています。
エコキュートのお湯は飲用できないのは、貯湯式であるためです。
貯湯式のときは、沸かしたお湯を貯湯タンクの中に貯めておいて、長時間を経っていることがあります。
そのため、主なエコキュートのメーカーは、生活用水として貯湯タンクの中に貯まっているお湯は使うべきといっています。
シャワーを浴びるときに口に入るくらいであれば心配ありませんが、台所の給湯栓のお湯を飲用にそのままするのはおすすめではありません。
エコキュートのお湯をもし飲用するときは、一度煮沸しましょう。

・安全性
ガス給湯器はガスを使うため、トラブルが発生したり災害が発生したりすると、火災が発生するリスクがあります。
一方、エコキュートはガスを使わないため、トラブルが発生したり災害が発生したりしても火災が発生するリスクが少なくなります。
また、ガス給湯器は、水道管のトラブルやガス管のトラブル、停電が発生したときには使うことができません。
しかし、エコキュートはお湯や水が貯湯タンクの中に貯まっていると、生活用水としてお湯や水を使うことができます。
太陽光発電などを自宅に設置していると、停電が発生したときでもお湯を沸かすことができることもエコキュートのメリットです。

・補助金
国や地方自治体は、補助金制度を高い省エネ性能の給湯器の購入に対して準備しています。
補助金の内容や金額は地方自治体によって違っていますが、エコキュートに住宅リフォームのために交換しようと思っている方は、住んでいる地方自治体のホームページをチェックしてみましょう。
一方、ガス給湯器は高い省エネ性能の給湯器となっていないため、補助金制度はそれほど多くありません。
しかし、ガス給湯器のエコジョーズは、高い省エネ性能の給湯器で補助金制度が利用できるため、ガス給湯器に交換するときはエコジョーズも考えてみましょう。
なお、補助金制度は給付金総額になると期限内でも受付が終わるため、できるだけ早めに申し込みしましょう。

・トータル的な判断
ここでは、ガス給湯器とエコキュートの違いについてご紹介しましたが、トータル的な判断としては、短期間使うのであればガス給湯器がおすすめ、長期間使うのであればエコキュートがおすすめといえます。
ガス給湯器は、必要なときにお湯がすぐに使えて、給湯圧がエコキュートに比較して強く、イニシャルコストが安いことがメリットです。
ガス給湯器は、イニシャルコストを安くしたい方におすすめです。
一方、エコキュートは、貯湯式であるため非常時に生活用水としてお湯を使うことができ、安全性に優れています。
ガス給湯器に比較して給湯にかかるランニングコストが安いことがメリットで、イニシャルコストはガス給湯器よりも高くなりますが、長期間使うとトータルコストは安くなります。
このようなことから、短期間で引越しする予定がある、家を建て替えするようなときはガス給湯器がおすすめで、10年間以上同じ家に住み続けるようなときはエコキュートがおすすめです。

●ガス給湯器からエコキュートに交換できるか?

ガス給湯器からエコキュートに交換できますが、交換工事が必要になり、費用の相場は10万円~17万円くらいになります。
ガス給湯器からエコキュートへの交換工事の内容としては、次のようになります。
まず、既設のガス給湯器を撤去します。
次に、エコキュートを設置するベースを作るために、エコベースか現場打ちのいずれかの方法で工事を行います。
ベースが完成すると、エコキュートの本体を設置します。
エコキュートの本体の設置工事が終わると、配管工事、電気工事を行ってリモコン取付工事で終わりになります。
しかし、次のような問題が住宅によっては発生します。

・浴槽とエコキュートが離れている

・地盤が緩い

・幹線を張替えする

・分電盤を交換する

このような問題を解決するために追加工事が行われますが、標準設置工事に追加工事は含まれていないため、費用を追加で請求されるときがあります。

●ガス給湯器とエコキュートはどちらがおすすめか?のまとめ

イニシャルコストとランニングコストを検討してみると、短期間使うのであればガス給湯器がおすすめで、長期間使うのであればエコキュートがおすすめです。
また、エコキュートは安全性が優れており、生活用水として非常時でもお湯や水が使えるなどのメリットがあるため、年々ガス給湯器からエコキュートに交換する人が多くなっています。
ガス給湯器かエコキュートのいずれがいいか迷っているのであれば、ぜひ参考にしてください。
ガス給湯器の修理をご検討の方へ
■まとめ

ここでは、ガス給湯器の修理をご検討の方へ、ガス給湯器の修理、交換が必要なケース、ガス給湯器を修理、交換するときはどこに頼むのがおすすめか?ガス給湯器とエコキュートはどちらがおすすめか?についてご紹介しました。

ガス給湯器の修理あるいは交換が必要なケースとしては、次のようなものがあります。

・10年間以上ガス給湯器を使っている

・お湯が出るまでに時間がかかる

・シャワーのお湯の温度が変わる

・異音がガス給湯器からする

ガス給湯器の修理をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
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