ガス給湯器のお湯が熱くてお困りの方へ

2021年8月24日

ガス給湯器のお湯が熱くてお困りの方へ
ガス給湯器を使っているとお湯が熱くなって困ることもあるのではないでしょうか。

ここでは、ガス給湯器のお湯が熱くてお困りな方へ、ガス給湯器のお湯が熱くなる要因と処置法、夏にガス給湯器のお湯が熱くなるときのチェックポイント、ガス給湯器とエコキュートの違い、メリット・デメリットについてご紹介します。
ガス給湯器のお湯が熱くてお困りの方へ
■ガス給湯器のお湯が熱くなる要因と処置法

ここでは、ガス給湯器のお湯が熱くなる要因と処置法についてご紹介します。

●ガス給湯器のお湯が熱くなる要因

ここでは、ガス給湯器のお湯が熱くなる要因についてご紹介します。

・設定温度が高い
ガス給湯器のお湯を熱くなる要因としては、設定温度が高いことがあります。
・全開に給水元栓やガス栓がなっていない
給水元栓やガス栓が全開になっていないときは、ガス給湯器のお湯が熱くなることがあります。

・水温が高い
水温が高いときに温度の低いお湯を使おうとすれば、ガス給湯器の設定温度より熱いお湯が水温の影響で出ることがあります。

・お湯が少量である
お湯が少量のときも、ガス給湯器のお湯が熱いことがあります。

・水圧が変わる
お風呂や台所などでお湯を同時に使うと熱くなるときは、水圧が変わることが要因と考えられます。
お湯を同時に使えば水圧が弱くなって、お湯が熱くなることがあります。
築年数が経っている住宅に多く設置されているハンドル式の水栓のときは、温度を水栓の開け具合で調整するため、温度は水圧が変わるために熱くなることがあります。
古いアパートのときは、全ての配管が接続されているため、自宅のお湯は隣の人がお湯を使うと熱くなることがあります。

・混合栓が故障している
混合栓は、温度を調整するためにガス給湯器のお湯と水を混ぜる水栓です。
混合栓が故障しているとお湯の方が多くなると、お湯が熱くなることがあります。
混合栓が故障しているときは、設定温度を下げても温度が熱いことが多くあります。
自分で混合栓を修理するのは困難であるため、混合栓が故障しているときは業者に頼みましょう。

・ガス給湯器が故障している
ガス給湯器が故障しているときも、お湯が熱いこともあります。
ガス給湯器は毎日使うものであるため、経年で劣化します。
経年で劣化したガス給湯器はいろいろなトラブルの要因になって、お湯が熱くなることもあります。
使い始めてから年数が経っていれば、ガス給湯器が寿命になっていることがあります。
ガス給湯器を使い始めてから10年間近く経っているときは、交換を考えてみましょう。

●ガス給湯器のお湯が熱いときのチェックポイント

ガス給湯器のお湯が熱いときは、どのような要因かわからないでしょう。
そのため、要因を調べるために、リモコンをまずチェックしましょう。
温度設定をたまたま変えていたためにお湯が熱かったりすることがあります。
設定が台所の給湯が優先になっていると、お風呂のシャワーが熱いこともあります。
一方、ガス給湯器にもし異常があると、エラーがリモコンに表示されます。
エラーの内容をメーカーのホームページや取扱説明書でチェックして、修理が必要なときは業者に頼んでください。
異常をリモコンでチェックできなければ、ガス栓をチェックしてください。
全開にガス栓がなっているか、さらにガス漏れもチェックしてください。
ガス漏れがあれば、一酸化炭素中毒のリスクもあります。
ガス漏れの恐れがあれば、換気をして、業者にすぐに連絡してください。

●お風呂のお湯が熱いときの要因と処置

お風呂の湯はりをすると、設定温度よりも熱くなることがあります。
ガス栓や温度設定のいずれも問題がないときは、問題が浴槽のふろ循環アダプターのフィルターにあることがあります。
このときは、ゴミなどでふろ循環アダプターが汚れていないか、ふろ循環アダプターに適切にフィルターが取り付けられているか、についてチェックしましょう。
特に、フィルターが汚れているときは清掃しましょう。
清掃するときは、フィルターをまず取り外して、汚れを歯ブラシなどで落とします。
フィルターを清掃してもお湯が熱いときは、フィルターガイドも清掃してください。
フィルターガイドというのは、フィルターを取り外したときに現れる部品です。
ほとんどはネジ止めされていますが、ピン止めのときもあります。
ネジ止めされているときは、ネジをドライバーで外してから手前にフィルターガイドを引くと取り外すことができます。
フィルターガイドは、複雑な構造でゴミや髪の毛が詰まりやすいため、汚れを毛先の長いブラシや歯ブラシなどで除去してください。

●ガス給湯器のお湯が熱いときに注意すること

ガス給湯器の設定温度のチェックや浴槽のふろ循環アダプターのフィルターの清掃などでもお湯が熱いときは、ガス給湯器のトラブルの可能性が大きくなります。
ガス給湯器のトラブルのときは、自分で修理するのはリスクがあるため絶対に止めましょう。
トラブルの可能性があるガス給湯器を使い続ければ、不完全燃焼やガス漏れが発生することがあります。
ガスの臭いがするときはガス漏れしている可能性があるため、すぐにガスの元栓を閉めるとともに換気して、業者にすぐに連絡してください。

●ガス給湯器の修理業者を選ぶポイント

賃貸であれば多くは大家や管理会社がガス給湯器の修理両者を指定しますが、業者を自分で探すときは優れた業者を選びたいでしょう。
ここでは、ガス給湯器の修理業者を選ぶポイントについてご紹介します。
ガス給湯器の修理業者を選ぶポイントとしては、問い合わせしたときに丁寧な対応で、的確な処置法をすぐに教えてくれたり、点検してくれたりするなどがあります。
良くない修理業者は契約をすぐに迫るときが多くあるため、無料相談や無料見積もりができる修理業者がおすすめでしょう。
無料見積もりができると、複数の修理業者と比べた上で頼むところを選ぶこともできます。
経年劣化のみでなく、設置工事のミスでも、ガス給湯器のトラブルは発生します。
豊富にガス給湯器の修理や交換の実績がある修理業者であれば、設置工事のミスは発生しにくいと考えられます。
資格を持っているスタッフがいる修理業者であれば、よりおすすめです。
毎日ガス給湯器は使うものであるため、使う年数が経つとトラブルが発生しやすくなります。
充実したアフターサービスがある修理業者であれば、ガス給湯器の修理や交換した後の対応も親身でしょう。
ガス給湯器のトラブルの疑いがあれば、優れた修理業者に早めに頼みましょう。

●ガス給湯器のお湯が熱くなる要因と処置法のまとめ

ここでは、ガス給湯器のお湯が熱くなる要因と処置方法についてご紹介しました。
いつもと違う温度設定になっていると当然お湯が熱かったりしますが、外気温の影響、ガス給湯器のトランクルーなどでお湯が熱くなったりすることがあります。
ガス給湯器にもし異常があると、エラーがリモコンに表示されるため、エラー番号に従って処置してください。
ガス漏れの疑いがあれば、ガス給湯器を使うのをすぐに止めて業者に連絡してください。
ガス給湯器のお湯が熱くてお困りの方へ
■夏にガス給湯器のお湯が熱くなるときのチェックポイント

ガス給湯機から熱いお湯が出てくれば驚くでしょう。
この現象は、実際には結構夏のシーズンに発生するもので、ガス給湯器のトラブルでは必ずしもありません。
ガス給湯器が正常なときは、お湯の温度も水道水の水温が低くなると正常になります。
しかし、ガス給湯器のトラブルが要因で発生していることもあるため注意する必要があります。
ここでは、夏にガス給湯器のお湯が熱くなるときのチェックポイントについてご紹介します。

●夏にガス給湯器のお湯が熱くなる理由

お湯側の水栓を開けると、水がガス給湯器の内部に流れます。
この通水をガス給湯器は感知して点火するようになっていますが、通水すると十分水温が高いときでもガス給湯器は最小能力で運転します。
そのため、リモコンの設定温度に近い、あるいは少し高い水温のときは、リモコンの設定温度より熱いお湯が出てきます。
これについては、ガス給湯機のメーカーのリンナイのホームページで次のように紹介されています。
最低の給湯温度は、最小能力の号数に25を掛けたものを給湯量(リットル／分)で割って水温をプラスしたものになります。

なお、リンナイのホームページによれば、多少の違いが機種によってもありますが、約3号がガス給湯器の最小能力とあるため、これで計算してみます。
例えば、30℃の水温、5（リットル/分）の給湯量のときの最低の給湯温度は、3号に25を掛けたものを5（リットル/分）で割って30℃をプラスすると45℃になります。
このときは、45℃のお湯がリモコンの設定温度に関係なく出てきます。
なお、給湯温度が高くなるのは、水温が高いときと給湯量が少ないときです。
また、追いだき付きのガス給湯器のお風呂では、浴槽のふろ循環アダプターのフィルターがゴミなどで詰まればお湯が熱くなることがあります。
追いだき付きのガス給湯器のお風呂の浴槽は、ふろ循環アダプターが1つだけ取り付けられています。
自宅のガス給湯器が追いだき付きに該当しないか、チェックしてみましょう。

●夏にガス給湯器のお湯が熱くなるときのチェックポイント

ここでは、夏にガス給湯器のお湯が熱くなるときのチェックポイントについてご紹介します。
先にご紹介した最低の給湯温度を計算する方法によれば、水温が低下するか給湯量が多くなると給湯温度も低下します。
そのため、次のような方法でガス給湯器に異常がないかチェックしてください。

・お湯側の水栓を全開にして給湯量を多くしてみる

・水温が低下した早朝や夜間などに試してみる

この2つをチェックしても給湯温度が低下しないのであれば、ガス給湯器のトラブルの可能性があります。
そのため、ガス給湯器を修理業者に頼んで点検してもらいましょう。
ガス給湯器のトラブルの可能性があるときは、これ以外にも次のような異常が発生していないかチェックしておきましょう。

・異音がする

・エラーがリモコンに表示されている

異常がお湯の温度の他にもあれば、症状をメモしておくといいでしょう。
ガス給湯器の修理を業者に頼むときに役に立ちます。
リモコンの設定温度が同じでも、給湯量は夏と冬で変わります。
1分あたりの給湯量は、ガス給湯器の号数に25を掛けたものをリモコンの設定温度から水温を差し引きしたもので割って計算します。
ここでは、40℃のお湯を24号のガス給湯器で沸かすときに、5℃の水温のときと20℃の水温のときの給湯量についてご紹介します。

先にご紹介した方法で計算すれば、次のようになります。
5℃の水温のときは、1分あたり約17リットルの給湯量になります。
20℃の水温のときは、1分あたり30リットルの給湯量になります。
5℃の水温のときと20℃の水温のときでは、同じ40℃の給湯温度でも倍近く給湯量が違ってきます。
夏は設定温度よりお湯が熱くなりやすく、冬に比較して給湯量が多くなると把握しておきましょう。
夏はガス給湯器が正常でも、先にご紹介したように熱いお湯が出ることがありますが、ガス給湯器の基板やリモコン、温度センサーなどのトラブルが発生していることもあり得ます。
次のような症状があれば、一度ガス給湯器をチェックするのがおすすめです。

・お湯が熱くなったりぬるくなったりする

・お湯が触れないくらい熱くなる

一方、ガス給湯器のトラブルが発生したときは、修理するか交換するか迷うでしょう。
目安の一つとしては、ガス給湯器を10年間以上使っているときには交換を検討するといいでしょう。
修理するか交換するかで迷ったときは、信頼できる業者に相談するのがおすすめです。
また、ガス給湯器の修理や交換を頼むときは、修理も交換もできる業者を選ぶのがいいでしょう。
ガス給湯器を取り扱っている業者の中には、修理ができても交換ができないこともあるため注意する必要があります。
ガス給湯器のお湯が熱くてお困りの方へ
■ガス給湯器とエコキュートの違い、メリット・デメリット

ガス給湯器を設置したいとインターネットで調べてみると、エコキュートの方がおすすめというような記事が紹介されていることがあります。
ガス給湯器と比較すると、本当にエコキュートの方がおすすめなのでしょうか？
基本的に、ガス給湯器とエコキュートはどのような違いがあるのでしょうか？
ここでは、ガス給湯器とエコキュートの違い、メリット・デメリットについてご紹介します。

●ガス給湯器の仕組み

ここでは、ガス給湯器のエコジョーズの仕組みについてご紹介します。
ガスを使って、エコジョーズはお湯を沸かします。
エコジョーズは、単なるガス給湯器ではありません。
従来のガス給湯器は、お湯を沸かすときに排熱が無駄に発生していました。
エコジョーズは、この排熱を使ってお湯をさらに効率良く沸かすことができます。
エコジョーズは新しいもののように感じるかもしれませんが、使い勝手は従来のガス給湯器と同じようなものです。
効率の高いガス給湯器がエコジョーズであると考えると、イメージしやすいでしょう。

●エコキュートの仕組み

エコキュートは、安い電気料金の深夜電力を使って、お湯を沸かして貯湯タンクに貯めておくものです。
お湯を電気で沸かすのは効率が良くないのではないかと考えるかもしれません。
しかし、エコキュートはお湯を電気だけで沸かすのではなく、大気中の熱も利用します。
エコキュートは、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットで構成されています。
ヒートポンプユニットは、大気中の熱を取り込んで、この熱で貯湯タンクユニットの水を温めて、また貯湯タンクユニットに戻します。
エコキュートは、ヒートポンプユニットを運転するために電気を使うような仕組みになっています。

●ガス給湯器のメリット・デメリット

ここでは、ガス給湯器のエコジョーズのメリット・デメリットについてご紹介します。

・ガス給湯器のメリット
ガス給湯器のエコジョーズのメリットとしては、次のようなものがあります。
給湯圧が強いため2階でも使える
貯湯タンク必要ないため設置スペースが少ない
お湯が切れない
沸かしたお湯が飲用できる
エコジョーズはガス給湯器であるため、従来のガス給湯器と同じように使えます。
給湯圧が強いため2階でも使え、同時に複数の箇所でお湯を使っても問題ありません。
さらに、大きな設置スペースがエコキュートのように必要なく、お湯が切れるときもありません。
また、沸かしたお湯は飲用することもできます。
エコジョーズのメリットは、普段使うときにストレスがほとんどで無いということです。

・ガス給湯器のデメリット
ガス給湯器のエコジョーズのデメリットとしては、次のようなものがあります。
設置場所が限定される
それほどトータルコストは下がらない
エコジョーズは、設置場所が考えている以上に実際には制限されます。
エコジョーズからは40℃以上の蒸気が出るため、設置が隣の家に近いときはおすすめではありません。
さらに、ドレン水を受ける設備が必要になります。
また、大幅にエコキュートの本体価格が安くなったことによって、それほど本体価格に違いがなくなり、ガス給湯器はエコキュートよりもランニングコストが劣るため、コスト面ではほとんどメリットがありません。

●エコキュートのメリット・デメリット

ここでは、エコキュートのメリット・デメリットについてご紹介します。

・エコキュートのメリット
エコキュートのメリットとしては、次のようなものがあります。
光熱費が太陽光発電と組み合わせることによって低減できる
断水のときに非常用水として貯湯タンクの中のお湯や水が使える
豊富に商品がある
火を使わない
エコキュート自体でもメリットがありますが、太陽光発電と組み合わせることによって、大幅に電気代などの光熱費を低減することができます。
太陽光発電であれば災害が発生したときでも発電できるため、停電になったときでも困りません。
さらに、貯湯タンクの中にお湯や水が貯まっているため、断水のときでもお湯や水を数日間は使えます。
多くのメーカーがエコキュートを販売しているため、機能や性能を比べながら最も適したものが選べることも大きなメリットです。
メーカーが競合しているため、本体価格が従来よりも安くなって利用しやすくなっています。
使うときには火が出ないため、非常に火災が発生するリスクが小さくなります。
高齢の方や小さい子供さんのいる家庭でも安心であることも、エコキュートの一つのメリットです。

・エコキュートのデメリット
エコキュートのデメリットとしては、次のようなものがあります。
給湯圧が弱いため2階以上での使用や同時使用に向いていない
貯湯タンクがあるため設置スペースが大きくなる
貯湯タンクに貯まっているお湯しか使えない
沸かしたお湯は飲用に向いていない
低周波音が発生するリスクがある
エコキュートは、インターネットなどではメリットが多く紹介されていますが、実際にはデメリットもあります。
ガス給湯器と比較すると、給湯圧が弱いため、シャワーの勢いが2階以上では弱くなったり、同時にお湯が台所と浴室で使えなかったりします。
さらに、非常に貯湯タンクは大きいため、一畳分程度の設置スペースが必要であるとされています。
貯湯タンクに貯まっているお湯しか使えないため、お湯切れが入浴しているときに発生することがあります。
貯湯タンクの中の衛生状態を考慮すれば、お湯は飲用に向いていません。
そして、ヒートポンプユニットの低周波音のトラブルが発生することもあります。
ヒートポンプユニットは、低い周波数の音が発生しています。
この低い周波数の音によって眠れないこともあるため、エコキュートを設置するときは騒音対策が必要です。

●ガス給湯器とエコキュートのコストの比較

ここでは、ガス給湯器とエコキュートのコストの比較についてご紹介します。

・ガス給湯器とエコキュートのイニシャルコストの比較
ガス給湯器とエコキュートのコストの比較では、従来、ガス給湯器は本体価格が安いがランニングコストが高い、エコキュートは本体価格が高いがランニングコストが安いため、トータルコストは同じであるとされていました。
しかし、最近は大幅にエコキュートの本体価格が安くなっているため、いずれもイニシャルコストには大きな違いはそれほどなくなりました。
本体価格と工事費をトータルしたイニシャルコストとしては、ガス給湯器のエコジョーズが15万円～35万円、エコキュートが25万円～45万円です。
ガス給湯器のエコジョーズやエコキュートの紹介サイトなどでは、本体価格を定価で紹介しているところがよくあります。
そのため、イニシャルコストの違いが数十万円くらいになっていることもあります。
しかし、実際には、値引き販売されたりしているため、ガス給湯器のエコジョーズとエコキュートのイニシャルコストの違いは小さくなっています。

・ガス給湯器とエコキュートのランニングコストの比較
エコキュートは夜の安い電気料金の時間帯にお湯を沸かすため、エコキュートの方がランニングコストは安くなります。
しかし、ランニングコストは電気の使い方や契約プラン、お湯の使い方でなどでも違ってくるため、家庭によっては大きな違いがランニングコストにもありません。

・ガス給湯器とエコキュートの寿命の比較
ガス給湯器のエコジョーズの寿命は8年間～10年間で、エコキュートの寿命は10年間～15年間です。
寿命はエコキュートの方がエコジョーズより長いとされているため、25年間で考慮すればエコキュートは交換が1回になりますが、エコジョーズは交換が2回になります。
そのため、イニシャルコストの違いが小さくなるため、コスト面でいずれが有利かの見極めは困難になります。
また、使用状況や設置環境によって、給湯器の寿命は影響されるとされています。
例えば、屋外に設置しているときは風や雨の影響があるため室内に設置しているときに比較して寿命が短くなり、追いだきで入浴剤の入ったお湯を沸かすとふろ配管の寿命が短くなります。
このように、給湯器の寿命は使い環境や使う方法の影響によって短くなることを把握しておきましょう。

●ガス給湯器とエコキュートの違い、メリット・デメリットのまとめ

ここでは、ガス給湯器とエコキュートの違い、メリット・デメリットについてご紹介しました。
コスト面では、ガス料金や電気料金の変動でも変わり、トラブルが発生する可能性などを考慮すれば、ガス給湯器がいいかエコキュートがいいかよくわからないでしょう。
ガス給湯器とエコキュートを比較するときは、あまりコスト面は考えないで、どちらの方が実用面で便利かを考慮して選ぶのもおすすめでしょう。
オール電化住宅を建てるのであればエコキュートがおすすめで、小さい設置スペースを希望するのであればガス給湯器がおすすめなど、どのようなことを給湯器に期待するかをはっきりさせて選びましょう。
ガス給湯器のお湯が熱くてお困りの方へ
■まとめ