おひさまエコキュートをご検討中の方へ

2023年3月28日

おひさまエコキュートをご検討中の方へ

エコキュートは、20年余り前に発売され、近年非常に人気になっています。
最近、普通のエコキュートとは特徴がちょっと違った「おひさまエコキュート」が販売されています。
「おひさまエコキュート」というのは、太陽光発電を今から導入したいと思っている方や現在導入している方に一緒にぜひ検討して欲しい最も新しい給湯器です。
ここでは、「おひさまエコキュート」をご検討中の方へ、普通のエコキュートと「おひさまエコキュート」の違い、メーカーごとの「おひさまエコキュート」についてご紹介します。

おひさまエコキュートをご検討中の方へ

●「おひさまエコキュート」とは?
「おひさまエコキュート」というのは、太陽光発電を導入する家庭のために2022年2月にダイキンが販売を始めた、電気の自家消費を促す目的のエコキュートです。
「おひさまエコキュート」は、ダイキン、パナソニック、コロナが販売しており、「エコキュート」と同じように関西電力の商標登録です。

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●普通のエコキュートと「おひさまエコキュート」の違い
ここでは、普通のエコキュートと「おひさまエコキュート」の違いについてご紹介します。
・「おひさまエコキュート」は太陽光発電でお湯を沸かすのが前提である
普通のエコキュートは、夜間の安い電気料金プランに入って、割安な電気を使ってお湯を深夜に沸かします。
太陽光発電を導入しているときでも、太陽光発電で沸き上げの全ての電気を賄うものではなく、基本的に夜間にお湯を沸かす量を少なくしながら太陽光発電の電気で昼間にもお湯を沸かすような使い方です。
しかし、「おひさまエコキュート」は、太陽光発電で作った電気を使ってお湯を昼間に沸かすことが前提になっています。
・「おひさまエコキュート」はお湯を沸かす時間が変わり、効率がより良くなる
「おひさまエコキュート」は、お湯を沸かすときに昼間の発電量が多い時間帯に太陽光発電で作った余剰電力を使います。
エコキュートというとお湯を沸かすときに深夜から早朝の安い電気料金の電気を使うものというようなものでしたが、「おひさまエコキュート」はこのような常識を覆すものです。
お湯を沸かす時間帯が変わることによって、次のようなメリットがあります。
(昼間にお湯を沸かすためにお湯が効率良く沸かせる)
普通のエコキュートは、大気中の熱エネルギーを利用してお湯を沸かします。
しかし、「おひさまエコキュート」は、気温が夜間より高い昼間に運転することによって、効率良く少ない電気でお湯を沸かすことができます。
(昼間にお湯を沸かすために放熱ロスが少なくなる)
普通のエコキュートは、次の日に使うお湯を深夜に沸かします。
それぞれの家庭のライフスタイルによっても違いますが、主として沸かしたお湯は夕方以降の帰宅した後のお風呂や晩ごはんの支度などに使うでしょう。
一方、「おひさまエコキュート」は、お湯を昼間に沸かすため、沸かしたお湯を使うまでの時間が短くなり、放熱ロスが少なくなります。
また、普通のエコキュートは、深夜の低周波音の運転音が騒音トラブルになることがあります。
エコキュートは、改良されて現在は大幅に運転音が小さくなっていますが、気になる人も中にはいます。
しかし、「おひさまエコキュート」は、運転する時間帯が主として昼間になるため、このような騒音トラブルのリスクも少なくなります。
・「おひさまエコキュート」は家計だけでなく環境に対しても優しい
「おひさまエコキュート」は、お湯を沸かすときに昼間に自宅の太陽光発電で発電した電気を使うため、天気の良くない日以外はほとんど給湯にかかる光熱費が0円になります。
東京電力エナジーパートナーの管轄地域のときは、新しい専用の「おひさまエコキュート」の電気料金プランの「くらし上手」を利用することによって、電気をより経済的に使うことができます。
なお、「おひさまエコキュート」は、天気の良くない太陽光発電の発電量が少ない日でも、前もって設定した昼間の沸き上げ時間帯にお湯を沸かします。
このときは、東京電力エナジーパートナーと契約している電気料金プランによる電力を使うようになります。
「おひさまエコキュート」を設置して「くらし上手」の電気料金プランを契約するためには、太陽光発電を導入する必要があります。
そのため、トータルのイニシャルコストは相当高くなりますが、ほとんどお湯を沸かすための電気を自宅の太陽光発電で賄えるため、大幅に毎月の給湯にかかる光熱費を低減することができます。

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●東京電力エナジーパートナーの新しい「くらし上手」の電気料金プラン
ここでは、東京電力の新しい「くらし上手」の電気料金プランについてご紹介します。
・東京電力エナジーパートナーの新しい「くらし上手」の電気料金プランとは?
東京電力エナジーパートナーの新しい「くらし上手」の電気料金プランは、「おひさまエコキュート」と太陽光発電の両方を使っている顧客専用のものです。
太陽光発電で毎日の生活に必要な電気を賄いながら、電気が足りなくなるときでも電気を安心して使うことができます。
それぞれの家庭で使っている設備の情報に基づいて、次のいずれかに決まります。
「くらし上手 S」は、アンペアブレーカーあるいは電流を制限する計量器による契約(10A〜60A)です。
「くらし上手 L」は、主開閉器の容量に応じた6kVA以上の契約です。
「くらし上手 X」は、ブレーカーの容量に関係なく、電気を使った実績に基づいて毎月契約の大きさを決めるものです。
なお、詳細については、東京電力エナジーパートナーの「くらし上手」(httpswww.env.go.jpairteishuhayokuwakaruindex.html)をチェックしてください。
・「くらし上手」に入るメリット
東京電力エナジーパートナーの「くらし上手」に入ると、住宅設備修理サービスを受けることができます。
使っている「おひさまエコキュート」やIHクッキングヒーターなどの対象の電化設備のトラブルが発生したときに、修理を無料で受けることができます。
なお、対象の電化設備は、購入、設置してから10年以内のものです。
何回、何台でも修理してもらうことができます。
修理費用が最大50万円まで自己負担がありません。
修理は、24時間365日受付しています。
・現在の対応地域は東京電力エナジーパートナーの管轄地域だけである
現在、相性が「おひさまエコキュート」といい電気料金プランが準備されているのは、東京電力エナジーパートナーの管轄地域だけです。
基本的に、「おひさまエコキュート」は東京電力エナジーパートナーの管轄内でだけで販売されています。
そのため、「おひさまエコキュート」そのものは、それほど認知度が広まっているイメージはありません。
今後、別の電力会社でも「くらし上手」と同じような電気料金プランが準備されると、全国的に「おひさまエコキュート」は普及するでしょう。

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●太陽光発電は売電するよりも自家消費の方がお得である
太陽光発電は、余剰電力を売電するために導入している方が多くいるのではないでしょうか。
しかし、太陽光発電は売電するよりも自家消費の方がお得です。
・売電価格は安くなり、電気代は高くなる
電気の売電価格は、太陽光発電の固定価格買取制度において、年々安くなっています。
電気の買取価格は、太陽光発電の固定価格買取制度が始まった初めの2009年度は1kWhあたり48円でしたが、2022年度には1kWhあたり17円になりました。
なお、電力会社によって一部電気の買取価格が違います。
このように売電価格が安くなっていますが、ますます電気代は高くなっています。
電気代は、いろいろな要因が重なって、今後も高くなる見込みになっています。
しかし、「おひさまエコキュート」と太陽光発電があると、電気代を気にしないでお湯を沸かすことができます。
・電気が自給自足できるために安心である
電気を電力会社から買うときは、電気料金の値上げのみが心配ではありません。
電力需給が逼迫することが、夏のシーズンのみでなく冬のシーズンも懸念されています。
寒い冬のシーズンに停電になると、全く給湯や暖房が使えなくなるために非常に不便になるでしょう。
このようなときに、自宅に「おひさまエコキュート」や太陽光発電があると、いつも通り昼間に電気を使ったり、夜間のためにお湯を沸かして貯めておいたりすることができます。
さらに、「おひさまエコキュート」と太陽光発電にプラスして蓄電池があると、自宅での電気の自給自足がさらに盤石なものになるでしょう。
・卒FIT後に有効に電気が利用できる
太陽光発電の買取価格は、買取期間の10年間が終わると大幅に安くなります。
条件や買取先の電力会社によって買取価格は少し違いますが、相場は現在1kWhあたり8円〜11円です。
そのため、自宅で太陽光発電で発電した電気は、安い買取価格で売電するよりも、自家消費する方がお得になります。
卒FIT後の対策として、前もってエコキュートや蓄電池を導入する方も多くいます。
太陽光発電は、クリーンなエネルギーで、発電するときにほとんど環境に対する負荷がないものです。
蓄電池にこのような太陽光発電で発電した電気を貯めておいて、必要なときに使うことによって、自宅で使う電気を自給自足することができます。
「おひさまエコキュート」は、カーボンニュートラルで自宅での電気の自給自足をサポートしてくれるものです。

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●メーカーごとの「おひさまエコキュート」
ここでは、メーカーごとの「おひさまエコキュート」についてご紹介します。

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●ダイキンの「おひさまエコキュート」
ダイキンの「おひさまエコキュート」のシステム品番としては、貯湯タンクの容量が370LのEQ37WFPVと貯湯タンクの容量が460LのEQ46WFPVがあります。
ダイキンの「おひさまエコキュート」は、業界で最初に2022年2月に発売されました。
「ダイキン スマートアプリ」の専用アプリと連動して使うことができ、いつでも家の中や外出先からどこでも操作することができ、バスタイムがより快適で便利なものになります。
また、エコキュートのシャワーは水圧が低くなるといわれることがありますが、「パワフル高圧給湯」にダイキンの「おひさまエコキュート」は対応しており、320kPaの給湯圧力の爽快なシャワーとスピーディなお風呂の湯はりでバスタイムが快適になります。
さらに、ウルトラファインバブルアダプターの別売品を取り付けることによって、美肌効果、温浴効果、洗浄効果が期待できるウルトラファインバブル入浴によって、心地いいお風呂を楽しむことができます。

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●パナソニックの「おひさまエコキュート」
パナソニックの「おひさまエコキュート」のシステム品番としては、ミドルクラス、フルオートタイプの貯湯タンクの容量が370LのHE-Y37KQVと貯湯タンクの容量が460LのHE-Y46KQVがあります。
パナソニックの「おひさまエコキュート」は、2022年4月に発売されました。
特徴は「スマホでおふろ」の専用アプリに対応していることで、ネット環境が自宅にあると、遠隔操作のふろ予約・ふろ自動などやエラーコードを外出先からチェックすることができます。
また、「エマージェンシー沸き上げ」が災害対策としても着目されているエコキュートのレジリエンス機能として搭載されています。
台風や大雨などの災害情報が届くと、断水や停電になったときのために貯湯タンクユニットのお湯を自動的に沸かします。

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●コロナの「おひさまエコキュート」
コロナの「おひさまエコキュート」のシステム品番としては、フルオートタイプの貯湯タンクの容量が370LのCHP-37AY5Vと貯湯タンクの容量が460LのHP-46AY5Vがあります。
コロナの「おひさまエコキュート」は、2022年12月に発売されました。
「コロナ快適ホームアプリ」の専用アプリと連携させることによって、遠隔操作だけでなく、離れて暮らしている家族のお風呂を使う状況を外出先からチェックすることができます。
災害警報が発令されたときは、レジリエンス機能が搭載されており、リモコンやアプリを操作して停電したときのために貯湯タンクユニットのお湯を沸かしたり、断水したときのために生活用水を浴槽に確保したりすることができます。

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●三菱の「おひさまエコキュート」
三菱の「おひさまエコキュート」のシステム品番としては、フルオートタイプの貯湯タンクの容量が370LのSRT-B376U-PVと貯湯タンクの容量が460LのSRT-B466U-PV があります。
三菱の「おひさまエコキュート」は、2022年12月に発売されました。
三菱のエコキュートは、年間給湯保温効率(JIS)が他社を上回る3.6の数値になっています。
新しくデザインされた脚部カバーとともに操作しやすい「パカっとハンドル」の取水ハンドルを採用し、半分くらいにまで非常時の取水時間を短くしました。
また、同時に自宅の2箇所で給湯を行っても、お湯を3階で使っても、ハイパワー給湯にも対応しており、高い水圧でお湯を快適に使うことができます。

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●普通のエコキュートと「おひさまエコキュート」の違い、メーカーごとの「おひさまエコキュート」のまとめ
ここでは、普通のエコキュートと「おひさまエコキュート」の違い、メーカーごとの「おひさまエコキュート」についてご紹介しました。
「おひさまエコキュート」は、昼間の外気温が高く、放熱ロスが少ない時間帯に、太陽光発電で作った電気を使ってお湯を効率良く沸かすことができる給湯器です。
現在は、東京電力エナジーパートナーでのみ「おひさまエコキュート」に適した「くらし上手」の電気料金プランが準備されています。
そのため、「おひさまエコキュート」を導入するときに最も適した条件としては、次のようなものになるでしょう。
東京電力エナジーパートナーの管轄内に住んでいる
太陽光発電を導入している
昨今はSDGsやカーボンニュートラルが叫ばれており、「おひさまエコキュート」はクリーンなエネルギーが自給自足できるためにますます着目されており、相性が太陽光発電と抜群にいいものです。
給湯器は、電気自動車にガソリン車から乗り換える「EVシフト」のように、エコキュートにガス給湯器から買い替えることが多くなってくるでしょう。
家庭でできる環境対策への取り組みの一つとして、「おひさまエコキュート」は最も適した給湯器です。
この機会に、ぜひ「おひさまエコキュート」を検討しましょう。

エコキュート、修理、交換設置について
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