ガス給湯器の設置場所でお悩みの方へ

2021年9月9日

ガス給湯器の設置場所でお悩みの方へ
ガス給湯器を設置したいが、どのような場所がいいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。


ここでは、ガス給湯器の設置場所でお悩みの方へ、ガス給湯器の設置場所、設置基準、ガス給湯器の設置工事不良の事例、エコキュートの設置工事についてご紹介します。
ガス給湯器の設置場所でお悩みの方へ
■ガス給湯器の設置場所、設置基準


ガス給湯器を交換するときは、既設の場所に設置するのがおすすめです。
しかし、新しくガス給湯器を設置するときは、設置場所についての知識を十分に把握しておく必要があります。
ガス給湯器は、ガスを燃やすために設置基準が安全性を考慮して決められています。
ここでは、ガス給湯器の設置場所、設置基準についてご紹介します。


●屋内設置タイプと屋外設置タイプのガス給湯器


ガス給湯器を設置するときは、まず屋内設置タイプにするか屋外設置タイプにするかを決める必要があります。
屋内設置タイプのガス給湯器は、ガスを屋内で燃やすため、安全性についての不安があります。
一方、屋外設置タイプのガス給湯器は、冬のシーズンなどは屋外で気温が下がるため、運転を効率良く行うことができません。
ガス給湯器は、設置するところの特性なども考えて屋内設置タイプにするか屋外設置タイプにするかを決める必要があります。


・屋内設置タイプのガス給湯器
屋内設置タイプのガス給湯器は、屋外にガスを燃やした排気ガスを出す必要があります。
そのため、ガス給湯器の種類としては、吸気・排気方法によるものと設置方法によるものがあります。
吸気・排気方法による種類としては、自然排気式(CF式)、強制排気式(FE式)、自然給排気式(BF式)、強制給排気式(FF式)があります。
自然排気式(CF式)と強制排気式(FE式)は、屋内の空気を使ってガスを燃やします。
自然排気式(CF式)は自然に排気を行うもので、強制排気式(FE式)は強制的に送風機を使って排気するものです。
自然給排気式(BF式)と強制給排気式(FF式)は、屋外の空気を使ってガスを燃やします。
自然給排気式(BF式)は自然に給気・排気を行うもので、強制給排気式(FF式)は強制的に送風機を使って給気・排気を行うものです。
設置方法による種類としては、壁掛タイプ、浴室据置タイプがあります。
屋内設置タイプのときは、人よりも高いところにガス給湯器の排気口をするために、基本的に壁掛タイプになります。
しかし、浴室用のガス給湯器のときは、浴槽に並べて設置する浴室据置タイプになります。


・屋外設置タイプのガス給湯器
屋外設置タイプのガス給湯器としては、壁掛タイプ、据置タイプ、パイプシャフト方式があります。
屋外設置タイプのガス給湯器は、屋外で吸気・排気を行います。
そのため、直接ガス給湯器の本体で吸気・排気ができます。
壁掛タイプのガス給湯器はあまり設置スペースがないときに使って、据置タイプのガス給湯器は十分に設置スペースがあるときに使います。
また、集合住宅のマンションなどのときは、ガス給湯器をパイプシャフトにスペースの関係で設置することがあります。


●どうしてガス給湯器は設置場所が大切か?


ガス給湯器の設置場所が大切な理由としては、最大限にガス給湯器の能力を出す、ガス給湯器を使う人の安全を守る、ということがあります。
最大限にガス給湯器の能力を出すためには、ガス給湯器の吸気・排気が無理なくできる必要があります。
障害物が吸気口や排気口の付近にあると、もともとのガス給湯器の能力が出ません。
ガスを燃やすために必要な空気が吸気できなかったり、排気できなかったりすれば、不完全燃焼がガス給湯器で発生することがあります。
そのため、ガス給湯器の吸気口や排気口の付近には障害物を置かないようにする必要があります。
また、ガス給湯器を使う人の安全を守るためには、ガス給湯器の安全性が大切です。
ガス給湯器がいかに安全ということでも、ガスを燃やしているため完全に安全ということはありません。
例えば、人が排気ガスを誤って吸ったり、間違ってガス給湯器に触ったりすると非常にリスクがあるでしょう。
そのため、ガス給湯器の設置場所や設置基準が決まっています。


●マンションと戸建てのガス給湯器の設置場所の違い


マンションのときは、マンションの管理規約などもあるため、どこにでもガス給湯器が設置できません。
例えば、マンションのパイプシャフトに既設のガス給湯器があるときは、交換するときにはパイプシャフトのスペースに適したものを選ぶ必要があります。
そのため、マンションのときはどのようなガス給湯器であれば設置できるかのチェックが必要です。
これをチェックした上で、希望するガス給湯器をマンションに設置できるものから選ぶようになります。
一方、戸建てのときは、設置場所がある程度自由になります。
ガス給湯器を設置する周囲の環境の問題がなければ、屋内でも屋外でも設置することができます。
しかし、一般的に、戸建てのときは屋外設置の方が屋内での火災の発生のリスクを避けるために多くあります。


●ガス給湯器の設置基準


ここでは、ガス給湯器の設置基準についてご紹介します。


・ガス給湯器の排気口と可燃物との離隔距離
可燃物がガス給湯器の排気口の付近にあると、火災が発生することがあります。
そのため、次のような距離内に可燃物がないように、ガス給湯器を設置する必要があります。
上方はガス給湯器の排気口から30cm(不燃物でも30cm)
下方はガス給湯器の排気口から15cm
前方はガス給湯器から60cm(不燃物では30cm)
屋内配置のときは、ガス給湯器の排気筒トップから60cm以内に可燃物がないようにする必要があります。
特に、下向きの排気筒トップのときは、この周辺にものなどを置かないように注意してください。


・ガス給湯器の本体と可燃物との離隔距離
ガス給湯器の本体は、可燃物と次の距離よりも離して設置する必要があります。
上方、前方は15cm
側方は15cm(1cmのガス給湯器もあり)
後方は1cm


・建物の窓などの開口部とガス給湯器の排気口との離隔距離
排気ガスを排気して屋外に出したにも関わらず、建物の窓などの開口部が近くにあれば、排気ガスが開口部から侵入します。
これを防ぐために、建物の窓などの開口部とガス給湯器の排気口の距離が次のように決まっています。
上方は30cm(30cm以内でも60cm以上実際の距離が離れていれば除外)
下方、側方は15cm
排気カバーなどでガス給湯器の排気口が上を向いているときは、建物の窓などの開口部は排気カバーの端から60cm以上離す必要があります。


・ガス給湯器の点検・修理のためのスペース
ガス給湯器の点検・修理のためのスペースとしては、次のような距離を確保する必要があります。
前方は60cm
側方は15cm
なお、ガス給湯器の工事説明書などで点検・修理のためのスペースが決まっているときは、それに従ってください。


・排気筒の設置基準(屋内設置タイプのガス給湯器)
排気筒というのはガス給湯器から出ている煙突のようなもので、屋外にガスを燃やすときの排気ガスを排出するものです。
設置基準がこの排気筒についてもあります。
ここでは、屋内設置タイプのガス給湯器の排気筒の設置基準についてご紹介します。
自然排気式(CF式)のガス給湯器は、風圧帯の範囲外に排気筒トップを設置する必要があります。
なお、風圧帯というのは、風が建物に当たって気圧が高くなったところのことです。
つまり、排気ガスが排気筒の中に逆流しないように設置する必要があります。
排気筒は、風が吹いても排気ガスが逆流しないように設置しましょう。
強制排気式(FE式)、強制給排気式(FF式)のガス給湯器は、排気筒の立ち上がり部分をガス給湯器の本体から1m以内して、横に排気筒を延ばすときは勾配を1/50以上付けることが必要です。
排気筒の中の結露水について、強制排気式(FE式)、強制給排気式(FF式)のガス給湯器は注意する必要があります。
ガス給湯器側に排気筒の中の結露水が流れ込まないように、勾配を必ず付けましょう。


●ガス給湯器の設置基準を守らないと非常にリスクがある


設置基準がガス給湯器はいろいろあるため、全てを守るためには制約を相当感じるでしょう。
このような設置基準を守ると、どこにもガス給湯器が設置できないと思うかもしれません。
しかし、ガス給湯器の設置基準を守らないと、次のように非常にリスクがあります。


・不完全燃焼がガス給湯器で発生する
障害物がガス給湯器の吸気口・排気口の付近にあると、吸気・排気が上手くできません。
そのため、不完全燃焼がガス給湯器で発生します。
このときは、一酸化炭素が出るのみでなく、何回も不完全燃焼が発生するとガス給湯器が自動的に停まることがあります。
ガス給湯器が停まると、修理を業者に頼む必要があります。


・火災が発生する
可燃物をガス給湯器の付近に置いたことによって、火災が発生することもありません。
例えば、タオルや布などをガス給湯器の本体や排気口の上に置いて、これに引火して火災が発生したこともあります。
これは、可燃物をガス給湯器の周囲に置かないようにするのみで防ぐことができます。
ガス給湯器を設置するときは、必ず設置基準を守りましょう。


●ガス給湯器の設置場所、設置基準のまとめ


ここでは、ガス給湯器の設置場所、設置基準についてご紹介しました。
実際にはきちんと工事業者がガス給湯器の設置場所、設置基準について守ってくれるでしょうが、基本的なことは掴んでおかなければ話が業者とできなくてトラブルが発生することもあります。
安全にガス給湯器を使うためには、設置場所、設置基準に注意する必要があることをきちんと把握しておきましょう。
ガス給湯器の設置場所でお悩みの方へ
■ガス給湯器の設置工事不良の事例


ガス給湯器を設置するときは、いろいろな設置基準があります。
しかし、このような設置基準が守られていないガス給湯器の設置工事不良も実際にはあります。
ここでは、ガス給湯器の設置工事不良の事例についてご紹介します。


●ガス給湯器の排気口からの離隔距離の不良事例


従来型ガス給湯器は、排気ガスの温度が約200℃になります。
そのため、ガス給湯器の排気口の付近に隣の家の外壁や金属製のフェンスがあれば、腐食や錆の要因になります。
また、ガス給湯器の排気口の付近に植栽があれば、植栽が枯れる要因にもなります。
一方、ガス給湯器のエコジョーズは約60℃くらいの温度の排気ガスで上がりにくいため、特に注意する必要があります。
エコジョーズに従来型ガス給湯器から交換するときは、周りの状況を十分にチェックして場合によっては排気方向を変える部材を取り付けるなどが必要です。


●ガス給湯器のエコジョーズのドレン配管の接続不良事例


ガス給湯器のエコジョーズは、ドレン排水が機器の構造上出ます。
エコジョーズの設置基準では、汚水、雨水などの排水系統にドレン排水は接続することが決まっています。
ドレン水は、排気ガス中の水分が結露したもので酸性になるため、植栽が枯れる要因にもなります。
排水するときはガス給湯器の中和器で中性にしますが、排水系統の適切なものに接続することが義務化されています。
なお、排水系統に戸建などで接続できないときは、浸透マスで排水することもあります。


●不適切な部材を使った不良事例


ガス給湯器の排気筒を延ばすときは、使える部材が決まっています。
使える部材としては、SUS304と同等以上の材質のステンレス製のものが決まっています。
しかし、使うのが決まっていないアルミニウム製のじゃばらを使って施工している不良事例もあります。
このような設置は設置基準をクリアしていないだけでなく、排気ガスが腐食によって漏れるため大事故になることがあるため注意する必要があります。


●建物の開口部との離隔距離の不良事例


ガス給湯器の排気口は、設置基準で開口部との離隔距離が決まっています。
強制排気式のガス給湯器のときは、開口部との離隔距離が排気方向は60cm、上方は30cm、これ以外は15cm必要です。
どうしてもこのような離隔距離が確保できないときは、ガス給湯器を移設したり、窓が開かないようにしたり、専用の部材を取り付けたりする必要があります。


●マンションの設置工事の不良事例


ガス給湯器を集合住宅のマンションなどに設置するときは、消防法で階段の正面2m以内(避難階段のときは2mの半径以内)は扉内設置型のガス給湯器にすることが決まっています。
扉内設置型のガス給湯器は、設置するときに専用の扉内ケースを使うことが決まっています。
しかし、設置するときに扉内ケースを使わない不良事例もあります。


●ガス給湯器の選定間違いの不良事例


強制給排気式(FF式)のガス給湯器を集合住宅のマンションなどのパイプシャフト内に設置するときは、扉内ケース内に設置するガス給湯器としてPS扉内強制給排気型のガス給湯器があります。
また、扉内ケースが無いときは、屋内設置型のガス給湯器を設置する必要があります。
しかし、業者が設置基準を知らないときは、適切なガス給湯器の選定を間違っていることもあります。


●ガス給湯器の給気面積不足の不良事例


排気口の丸い扉内設置型のガス給湯器は、集合住宅のマンションなどで良く見かけますが、設置基準では給気面積を排気口の面積以上にする必要があります。
しかし、業者の中には開口面積を適切に取らないで施工していることもあるようです。
このようなときは、給気が適切にできなくて燃焼不良が発生することがあります。


●アルコーブ排気型のガス給湯器の離隔距離の不良事例


アルコーブ排気型のガス給湯器を集合住宅のマンションなどで設置するときは、開放廊下側の壁の出隅面まで排気口の先から20㎝以下にすることが決まっています。
そのため、20㎝が確保できないときは、排気延長部材の特注品を使ってガス給湯器を設置する必要があります。
しかし、適切な距離を確保しないでガス給湯器を設置していることもあります。


●ガス給湯器の選定の不良事例


従来はガス給湯器を屋外に設置していたが、後から囲いなどをガス給湯器の周りにしているときは、設置基準としては屋外でも屋内と見なされます。
このときは、ガス給湯器を交換するときに、既設のガス給湯器と同じような屋外設置型のガス給湯器の設置ができないことがあります。
周りの状態によっては、設置基準では、屋内設置型の強制給排気式(FF式)のガス給湯器を設置する必要があります。
しかし、既設のガス給湯器と同じように間違って屋外設置型のガス給湯器を設置していることもあります。


●ガス給湯器の施工の不良事例


排気口の丸いガス給湯器を集合住宅のマンションなどで設置するときは、設置基準としては、扉より2cm以上排気口の先端部分を出す必要があります。
しかし、扉の面ぎりぎりまでしか排気口の先端部分が出ていなかったり、酷いときは排気口の先端部分が扉面より内側になったりしていることがあります。
このようなときは、扉が腐食するのみでなく、不完全燃焼が給排気不良によって発生します。


●ガス給湯器と可燃物との離隔距離の不良事例


消防法では、ガス給湯器の本体とオイルタンクなどの可燃物とは2m以上離すことが義務化されています。
しかし、2mの離隔距離が確保されていないこともあります。
基本的に、このようなときはガス給湯器あるいはオイルタンクを移設する必要があります。
移設できないときは、離隔距離を確保するために防火壁を設置するなどが必要になります。


●ガス給湯器の固定の不良事例


東日本大震災が発生した後、給湯設備が倒れるのを防ぐために、国土交通省より給湯機器のトータルの質量等の区分に応じたアンカーボルトなどの種類と本数を決めた通達が出されました。
しかし、ガス給湯器ぼ転倒防止措置を行なっていないこともあります。


●ガス給湯器の設置工事不良の事例のまとめ


資格を持っている業者のスタッフの工事でも、設置工事不良のケースも中にはあるようです。
そのため、設置工事業者を選ぶときは、価格やスピードのみでなく、しっかりとした適切な工事を行うところにしましょう。
ガス給湯器の設置場所でお悩みの方へ
■エコキュートの設置工事


エコキュートは高い節電効果があり、災害が発生したときには非常用水として貯湯タンクのお湯が使えるなどメリットが多くある給湯器です。
そのため、ガス給湯器からエコキュートに交換したいと思っている方も多くいるでしょう。
こときには、前もってエコキュートの設置工事の流れを把握しておくことがおすすめです。
そうすることによって、トラブルを避けるようにもなります。
ここでは、エコキュートの設置工事についてご紹介します。


●設置場所の確保


エコキュートの設置工事のときは、設置場所の確保が初めに必要です。
エコキュートは一定のスペースが貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットを設置するために必要であり、これを確保しなければ設置ができません。
必要な設置スペースの大きさはエコキュートによっても違いますが、一般的に貯湯タンクユニットが60cm程度の幅、70cm程度の奥行きが必要であり、ヒートポンプユニットが60cm程度の幅、30cm程度の奥行きが必要になります。
また、設置スペースがあるといいということではなく、夜間にエコキュートが運転するため、寝室の近くなどには設置しないなどというような気配りが必要です。
さらに、既設の給湯器と交換するときは、給水配管や排水配管の位置などをチェックして再度配管が利用できるかというような検討も必要です。
電気設備があるかどうかや電気容量などのチェックも、エコキュートを設置するときに同時に行います。
この上で、エコキュートの設置場所を業者と話し合いながら決めるようになります。


●既設の給湯器の撤去と基礎工事


設置場所が決まると設置工事を始めますが、既設の給湯器があるときは先に撤去します。
また、ガス給湯器のときは、ガス会社と解約するかも検討します。
というのは、ガスファンヒーターやガスコンロなどを使っているときはそのままで問題ありませんが、従来はガス給湯器の他にガスを使っていなければ設置工事が終わってからガス会社と解約する必要があるためです。
既設の給湯器を撤去した後、再度使える配管などは改良を必要によって行います。
次に、エコキュートの設置場所の土台を作るために、砂利を敷いたり、コンクリートを流し込んだりして基礎工事を行います。
エコキュートの貯湯タンクユニットは本体のみで重量が60kg~90kgくらい、満水になったときは400kg~600kgくらいになるため、土台はしっかりとしたものが必要です。
エコキュートに備え付けのアンカー設置も、転倒防止策として同時に行います。
しかし、初めから80cmの縦横、10cm以上の厚さのコンクリートのベースがあるときは、基礎工事は必要ありません。
なお、土台を作る方法としては、既製品のコンクリートを使うエコベースと生コンクリートを型枠を作って流し込む現場打ちがあります。
エコベースは、既製品の土台を置くのみであるため時間や費用は抑えられますが、弱い地盤であれば不安定な土台になりがちです。
一方、現場打ちは地盤が比較的弱いところでも土台のしっかりとしたものが作れますが、エコベースより時間や費用がかかります。
しかし、余裕が予算的にあれば現場打ちの方がおすすめです。


●設置工事の流れ


土台が完成すると、エコキュートの本体を土台に設置します。
設置工事の流れとしては、次のようになります。
まず、配管用の穴をお風呂に面する壁に開け、ふろ循環アダプターを浴槽に取り付けます。
リモコンの取り付けと配線工事も同時に行います。
まず、貯湯タンクユニットを設置します。
土台の上に貯湯タンクユニットを置いて、貯湯タンクが水平になるように調整してアンカーボルトを打ちつけます。
位置が決まると、しっかりと貯湯タンクユニットの脚部を固定します。
この後、給水配管、給湯配管、ふろ配管、排水配管や電気配線を行います。
後は、配管を隠すためのカバーをします。
次に、ヒートポンプユニットを設置します。
ヒートポンプユニットもしっかりと固定して転倒しないようにして、貯湯タンクユニットと配管、配線を接続して配線カバーを取り付けます。
最後に試運転や動作チェックなどを行なって、問題がなければ工事は完了です。
なお、既設の土台を再度利用するときは、コーティングで既設の給湯器の固定穴を埋める必要があります。
これを行わなければ、雨水などがここから侵入して劣化の要因になるため、非常に大切です。


●配管工事


エコキュートの主な配管工事としては、給水配管工事、ふろ配管工事、ドレン排水配管工事があります。
給水配管工事というのは、エコキュートが使えるようにするためのもので、工事としては最も基本的なものです。
既設の給湯器などと交換するときは、既設の配管を再度使うこともできます。
しかし、設置場所が変わるときは、工事が新しく必要になります。
また、冬のシーズンに配管が凍るのを防ぐために配管凍結防止工事が業者によっては初めから組み込まれていることがあるため、前もってチェックしておきましょう。
ふろ配管工事というのは、追いだき機能付きのエコキュートを設置するときに必要な工事です。
既設のガス給湯器などで使っていた配管を再度使うことができますが、長期間使った配管は相当湯垢などで汚れているため、新しい配管に交換する方がいいでしょう。
ドレン排水配管工事というのは、貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットから出る排水を排水口に流すための工事です。
この工事を行わなければ、ヒートポンプユニットが冬のシーズンに凍る恐れがあります。
なお、配管工事はいずれも長い配管になるほど、工事費用は高くなります。


●電気工事


エコキュートを設置するときの電気工事としては、専用ブレーカー設置工事、分電盤交換工事、専用配線工事などがあります。
一般的に、専用ブレーカーは余裕が分電盤にあるときには、この横に設置します。
しかし、余裕がないときは、電盤を増設、交換したり、電源を電気メーターから直接取ったりする必要があります。
また、専用配線工事というのは、エコキュートから専用ブレーカーまでの配線工事です。
基本的に、配線が長くなるほど工事費用が高くなります。


●電力会社との契約の変更


エコキュートを設置すれば、電力会社との契約を変える必要があります。
業者がこの手続きについては代行してくれますが、有料になります。
そのため、自分で行うか、それとも業者に頼むかは、前もって決めておく方がいいでしょう。


●エコキュートの設置工事の費用


既設の給湯器からエコキュートに変えるときの工事費用は、10万円~20万円くらいです。
実際の工事費用は、工事条件によっても違ってきます。
工事費用を安くするためには、エコベースを基礎工事に使う、既設の給湯器の配管を再度使うなどがあります。
一方、現場打ちを基礎工事に使う、新しく配管を交換する、業者が下請けに工事を外注しているなどというようなときは工事費用が高くなります。
この他にも、標準工事の基準をオーバーすれば、費用が別にかかります。
例えば、専用ブレーカーからエコキュートの本体までの距離の目安は5mで、これをオーバーすれば追加の費用がかかります。
また、分電盤の容量が足りなくて交換や追加の工事をするときは、工事費用の目安は35,000円~60,000円くらいです。
さらに、緩い地盤で転倒する恐れがあるときなどは、貯湯タンクユニットと家の壁を繋ぐ転倒防止工事を行います。
この工事費用は、15,000円~30,000円くらいの目安です。
しかし、業者によっても具体的な工事費用や追加工事の基準は違うため、必ず前もって気になることはチェックしましょう。


●エコキュートの設置工事のまとめ


基本的に、業者がエコキュートの設置工事は行ってくれますが、この内容についても把握しておく必要があります。
設置工事の内容を把握しておくと、自分の要望を業者に伝えやすくなり、工事費用を安くすることもできます。
そのためには、エコキュートの基礎工事、本体の設置、配管工事、配線工事などの大まかな流れを掴んだ上で、どのような選択がそれぞれの工程でできるかを把握しておく必要があります。
ガス給湯器の設置場所でお悩みの方へ
■まとめ


ここでは、ガス給湯器の設置場所でお悩みの方へ、ガス給湯器の設置場所、設置基準、ガス給湯器の設置工事不良の事例、エコキュートの設置工事についてご紹介しました。


ガス給湯器の設置場所、設置基準としては、次のようなものがあります。


・ガス給湯器の排気口と可燃物との離隔距離


・ガス給湯器の本体と可燃物との離隔距離


・建物の開口部とガス給湯器の排気口との離隔距離


・点検・修理のためのスペース


・排気筒の設置基準(屋内設置タイプのガス給湯器)


ガス給湯器の設置場所でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。


エコキュート、修理、交換設置について
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