エコキュートの給湯混合弁の異常や修理について対処法を交えて解説
2023年11月1日
エコキュートを使っているときに故障が発生すると、エラーコードがリモコンに表示されることがあります。
エコキュートは、すぐに故障が特定できるようにエラーコードがそれぞれのメーカーごとに設定されています。
エラーコードは多くの種類があるだけでなく、自分で対処できない故障も含まれているため、エコキュートの取扱説明書が手元になければ対処法がわかりにくいでしょう。
ここでは、エコキュートのエラーコードとその原因、混合弁の異常とその対処法、エコキュートの修理費用、メーカー別のエラーコードと対処法、実際のエコキュートの故障事例とその解決方法、関東・関西地域でのエコキュート修理業者の選び方についてご紹介します。
Contents
エコキュートのエラーコードとその原因
ここでは、エコキュートのエラーコードとその原因についてご紹介します。
エコキュートのエラーコードの表示
エラーコードがリモコンに表示されると、エコキュートに何らかの故障が発生していることがあります。
故障の内容によっては自分で対処ができることがあったり、業者に対処を頼む必要があったりすることもあります。
故障の要因をチェックして、必要によって業者に点検、修理を頼みましょう。
エコキュートの最も一般的な故障とその原因
ここでは、エコキュートの最も一般的な故障とその原因についてご紹介します。
どうして故障が発生するかということを把握しておくと、万一のときに落ち着いて対処ができるでしょう。
お湯が出ない
お湯が出ないときは、単純に貯湯タンクユニットに貯めておいたお湯を使い切ったことが多くあります。
このときは、沸き増しする、お湯の量の設定を変える、エコキュートを一旦リセットするなどでほとんど対処ができるでしょう。
しかし、エコキュートが老朽化していることもあるため、このような対処で直らなかったときは、できるだけ早く業者に修理、交換を頼んでください。
お湯が出ない原因としては、次のようなものがあります。
「休止」の沸き上げ設定になっている
配管あるいは配管接続部などの水漏れが発生している
風呂自動運転中や追いだき、たし湯、高温さし湯開始直後であるために水が出る
お湯が出ないときの対処法としては、次のようなものがあります。
「運転」の沸き上げ設定にする
水漏れのときは業者に修理を頼む
お風呂への給湯時以外にお湯が出るかをチェックする
お風呂の湯はりが止まらない
お風呂の湯はりのときに、設定した水位になったにも関わらずお湯が止まらないというような症状が現れることがあります。
このときは、まず水位設定が正しいか、浴槽のふろ循環アダプターのフィルターが詰まっていないかなどをチェックしましょう。
水位設定やフィルターに異常がないときは、エコキュートの故障の可能性があります。
お風呂の湯はりが止まらない原因としては、次のようなものがあります。
お風呂の湯はりが止まらないときの対処法としては、次のようなものがあります。
なお、応急処置としては、貯湯タンクユニット側の給水止水栓を閉めて、お湯が出るのを止めましょう。
貯湯タンクユニットから水漏れが発生する
水は加熱すると体積が膨脹するため、沸き上げするときに貯湯タンクユニットから膨張水がでます。しかし、これはエコキュートの故障ではありません。
なお、エコキュートの老朽化による水漏れのときは問題です。貯湯タンクユニット、配管などを十分にチェックし、もし亀裂などがあれば、すぐに修理、交換が必要です。
さらに、水漏れをそのままにしておくと、大幅に水道代が高くなります。
貯湯タンクユニットから水漏れが発生する原因としては、次のようなものがあります。
パッキンが経年劣化で亀裂している
凍結や経年劣化で配管が破損している
貯湯タンクユニットから水漏れが発生するときの対処法としては、次のようなものがあります。
配管の破損のときは業者に交換を頼む
なお、応急処置としては、止水栓を閉めておきましょう。
シャワーのお湯の温度が安定しない
シャワーのお湯の温度が安定しない症状は、よく現れます。このようなときはエコキュートの故障ではなく、シャワーの温度をコントロールするサーモスタット水栓の故障も考えられます。
エコキュートでお湯の温度を調節しても直らないときは、サーモスタット水栓を交換する方がいいでしょう。
しかし、シャワーだけでなく台所でもお湯の温度が安定しないときは、エコキュートの故障の可能性があります。
そのため、サーモスタット水栓とエコキュートの両方の修理ができる業者に頼むのがおすすめです。
シャワーのお湯の温度が安定しない原因としては、次のようなものがあります。
浴室あるいは台所単独のときは混合水栓の故障
各センサーの故障
浴室と台所のお湯の温度が安定しないときはエコキュートの故障
シャワーのお湯の温度が安定しないときの対処法としては、次のようなものがあります。
配管が凍結した
給湯配管や風呂配管などの配管の凍結は、冬のシーズンに稀に発生します。エコキュートは屋外に設置されているため、氷点下に外気温が下がる真冬のシーズンには配管が凍結することがあります。
断水していない、止水栓が開いている、ストレーナーが詰まっていないときは、配管の凍結をチェックしましょう。
凍結は、非常に寒い地域だけで発生すると思うかもしれませんが、温かい地域でも発生することがあるために注意しましょう。
しかし、外気温が高くなると解凍するため、心配する必要はありません。昼間になると解凍することも多くあるため、待つのがおすすめです。
急いでお湯を使いたいときは、35℃くらいのぬるま湯を凍結した箇所にかけて、解凍するのも方法の一つです。
なお、配管が温度差によって破損することもあるため、タオルをかけた上にゆっくりとぬるま湯をかけてください。
また、ある程度解凍しても、エラーコードがリモコンに表示されて、エコキュートが使えないことがあります。
このときは、漏電遮断器を切って、1分間以上経ってから再度入れることによって、通常通りエコキュートが使えることがあります。
配管が凍結する原因としては、次のようなものがあります。
配管が凍結したときの対処法としては、次のようなものがあります。
35℃くらいのぬるま湯を凍結した箇所にかける
凍結予防運転を使う
凍結防止用のカバーやヒーターを取り付ける
シャワーの水圧が普段より低い
シャワーを使っていると、普段よりも水圧が低く感じることがあります。いろいろな原因が考えられますが、まず台所やお風呂などで同時にお湯を使っていないかをチェックしましょう。
同時に複数の箇所でお湯を使うと、シャワーの水圧が低くなることがあります。また、貯湯タンクユニットの中のお湯が少なくなっても、シャワーの水圧が低くなります。
さらに、エコキュートのお湯の設定温度が正しいかをチェックしましょう。エコキュートのお湯の設定温度を低くして給湯栓の温度を高くすると、お湯の温度を調節するために水圧が低くなることがあります。
また、中途半端に止水栓が閉まっていることもあるため、完全に開いているかをチェックしましょう。これ以外の原因としては、配管の水漏れ、フィルターの詰まりなどが考えられます。
シャワーの水圧が普段より低い原因としては、次のようなものがあります。
エコキュートのお湯の設定温度を低くして給湯栓の温度を高くしている
止水栓が完全に開いていない
フィルターが詰まっている
配管などの水漏れが発生している
シャワーの水圧が普段より低いときの対処法としては、次のようなものがあります。
適切なお湯の設定温度にする
止水栓を完全に開ける
フィルターを清掃する
配管などの水漏れのときは業者に修理を頼む
混合弁の異常とその対処法
ここでは、混合弁の異常とその対処法についてご紹介します。
混合弁とは?
混合弁というのは、エコキュートの貯湯タンクユニットの内部にある部品です。混合弁は、貯湯タンクユニットの中のお湯と水を混合して、設定した温度に調節する役目があります。
沸き上げするときは、エコキュートのヒートポンプユニットでお湯を沸かして、貯湯タンクユニットにお湯を貯めます。
混合弁は、設定温度をエコキュートの基板から指示されて、弁を調節してお湯と水を混合します。これによって、設定した温度のお湯が供給されるようになります。
なお、混合弁としては、お風呂の給湯栓に接続している風呂混合弁とシャワーなどに接続している給湯混合弁があります。
例えば、パナソニックのエコキュートのエラーコードの「H59」のときは、給湯混合弁の故障になります。
そのため、エラーコードの「H59」は給湯混合弁の故障であるため、正常に風呂混合弁は作動しています。
混合弁の異常の兆候とその解決方法
ここでは、混合弁の異常の兆候とその解決方法についてご紹介します。では、風呂混合弁の異常のときはどのような症状が現れるのでしょうか?症状としては、自動のお風呂の湯はりができなくなります。
しかし、これ以外のエコキュートの機能はほとんど使えます。そのため、正常に沸き上げ自体はできます。また、シャワーや給湯栓からは、問題なくお湯が出ます。
混合弁の異常の原因としては、次のようなものがあります。
残湯の温度よりも給湯温度が低く検出された
水側に混合弁を動かしても全開が検出できない
設定温度よりも給湯温度が高く検出されたときは、混合弁が作動しなく、適した温度のお湯が作れない状況です。また、お湯の温度を検知するふろ給湯サーミスタの故障の可能性もあります。
残湯の温度よりも給湯温度が低く検出されたときは、貯湯タンクユニットの中のお湯の温度より給湯温度が低い状況です。
お湯が貯まっているが温度が低いときは、ふろ給湯サーミスタの故障の可能性があります。水側に混合弁を動かしても全開が検出できないときは、混合弁が完全に開いていない状態です。
混合弁が経年劣化などによって固着し、動きが悪いことがあります。また、原因が混合弁やふろ給湯サーミスタの故障でないこともごくまれにあります。
このときは、設定温度を指示する貯湯タンクユニットの基板の故障の可能性があります。
では、混合弁の異常のときはどのように対処するといいのでしょうか?ここでは、混合弁の異常のときの対処法についてご紹介します。
混合弁の異常の対処法としては、混合弁とふろ給湯サーミスタを点検する必要があります。故障がどこで発生しているかを判断したうえで、必要な部品を交換します。そのため、業者に修理を頼む必要があります。
混合弁や風呂給湯サーミスタは、貯湯タンクユニットの中にあります。なお、貯湯タンクユニットの内部を専門の知識がない人が点検するのはリスクがあります。場合によっては、感電するリスクもあります。
そのため、速やかに業者に連絡しましょう。
なお、エコキュートの故障のときは、リセットすると直ることもあります。しかし、混合弁の異常のときは、エコキュートをリセットしても直りません。
なお、エコキュートをリセットすると一時的に直ることもまれにあります。しかし、基本的に、これは一時的に直るものです。混合弁やふろ給湯サーミスタの故障が直ったということではありません。
不必要なエコキュートのリセットは、負担が本体にかかります。そのため、何回もエコキュートをリセットするのは止めましょう。混合弁は、経年劣化すると弁が上手く動かなくなります。
点検した結果、原因が混合弁の故障であるとわかれば、新しい混合弁に交換する必要があります。また、お湯の温度を検知するふろ給湯サーミスタの故障も考えられます。
混合弁と同じように、ふろ給湯サーミスタも経年劣化で故障することがよくあります。故障の原因がふろ給湯サーミスタであるかは、点検するとわかります。
このときは、ふろ給湯サーミスタを交換する必要があります。
エコキュートの修理費用
ここでは、エコキュートの修理費用についてご紹介します。
エコキュートの修理が必要なときの判断基準
エコキュートの故障が発生したときは、修理するかを判断する必要があります。ここでは、エコキュートの修理が必要なときの判断基準についてご紹介します。
エコキュートの寿命は、10年間〜15年間くらいといわれています。使っているエコキュートが寿命になっていないときは、修理するのがおすすめです。
なお、エコキュートの寿命をオーバーしているときは、頻繫に故障が発生して修理費用が高くなるだけでなく、修理用部品がないために修理ができないこともあるために注意しましょう。
エコキュートの平均の修理費用、節約のポイント
ここでは、エコキュートの平均の修理費用、節約のポイントについてご紹介します。エコキュートの修理費用は、業者によって違うために注意しましょう。
なお、エコキュートの平均の修理費用としては、次のようなものがあります。
タンクから水が漏れているときは、修理箇所が混合弁、三方弁、風呂循環ポンプなどで、平均の修理費用が25,000円〜45,000円くらいです。
お風呂からお湯が出ないときは、修理箇所が湯はり混合弁、湯はり電磁弁、水量センサー、サーミスタなどで、平均の修理費用が26,000円〜30,000円くらいです。
お湯の温度が調整できないときは、修理箇所が混合弁、給湯サーミスタ、貯湯ユニット基板などで、平均の修理費用が25,000円〜49,000円くらいです。
設定よりお湯の量が多い、少ないときは、修理箇所が水位センサー、貯湯ユニット基板などで、平均の修理費用が24,000円〜51,000円くらいです。
いずれにしても、業者から見積もりを入手することが大切です。見積もりを複数の業者から入手して、十分に比較検討することによって修理費用を節約することができるでしょう。
メーカー別のエラーコードと対処法
一般的なガス給湯器は、エラーコードとその内容についてメーカー間で統一されていることがあります。しかし、エコキュートはエラーコードとその内容がメーカーごとに違うために注意しましょう。
エラーコードとその内容については、エコキュートの取扱説明書でチェックする必要があります。ここでは、メーカー別のエラーコードと対処法についてご紹介します。
パナソニックのエコキュートのエラーコードと対処法
パナソニックのエコキュートは、「U」から始まるエラーコードが自分で対処ができるとされています。ここでは、自分で対処ができるパナソニックのエコキュートのエラーコードと対処法についてご紹介します。
エラーコードの「U22」
原因が給水配管やふろ配管の凍結のときの対処法は、少しお湯側の蛇口を開けて凍結が解凍するまで待つことです。
原因がお湯はり中の断水のときの対処法は、断水が復旧してから「ふろ自動」を再度押すことです。
エラーコードの「U51」
原因は浴槽の栓を閉め忘れていることで、対処法は浴槽の栓を閉めて「ふろ自動」を再度押すことです。
エラーコードの「U53」
原因は浴槽のお湯が溢れていることで、対処法はお湯はりの設定湯量を下げることです。
エラーコードの「U54」
原因は浴槽の基準水位が設定されていないことで、対処法は浴槽を空にして、浴槽の栓を閉めて「ふろ自動」を再度押すことです。
このような対処法でも直らないときは、業者に点検、修理を頼みましょう。また、これ以外に、エラーコードの「H〜」や「F〜」というものがリモコンに表示されたときは、自分で対処ができないため、業者に修理を頼む必要があります。
修理するまで、エコキュートのブレーカーと漏電遮断器を切って、給水元栓を閉めておきましょう。
三菱のエコキュートのエラーコードと対処法
ここでは、自分でできる三菱のエコキュートのエラーコードと対処法についてご紹介します。
エラーコードの「C03、C16、C17、C19、C20、C21,C30、103、117、120、121、201」
原因は正常に沸き上げができていないことで、対処法はヒートポンプ配管のエア抜き運転を行う、あるいはヒートポンプ配管に止水栓、配管の潰れ、詰まり、水漏れ、逆接続がないかをチェックした後、運転を再度行うことです。
エラーコードの「P02」
原因は正常に追いだきや保温などができないことで、対処法は一時的な誤検知の可能性があるためにエコキュートをリセットすることです。エラーコードが解凍されないときは、業者に点検を頼んでください。
エラーコードの「U00」
原因は給水温度の高温異常で、対処法はしばらく給湯栓からお湯を出すことです。
エラーコードの「U03」
原因は浴槽の栓の閉め忘れ、ふろ配管の汚れで、対処法は浴槽の栓を閉める、浴槽のふろ循環アダプターのフィルターやふろ配管の汚れをチェックすることです。
エラーコードの「U04、U05」
原因は貯湯タンクユニットの中に給湯できるお湯がなくなったことで、対処法は設定を解除して「満タン」を押して沸き上げを行うことです。
エラーコードの「U07」
原因はタンク未満水の検知で、対処法は取扱説明書に従って貯湯タンクユニットを満水にすることです。
エラーコードの「U09」
原因は湯はり試運転の異常で、対処法は浴槽の栓を抜いて残り湯を排水して、ふろ自動で再度湯はりを行うことです。
エラーコードの「U10」
原因は高温水遮断形浴槽アダプターの作動で、対処法は浴槽アタプターに冷水をかけながら、リモコンの「ぬるく」のスイッチを押すことです。
このような対処法でも直らないときは、業者に点検、修理を頼みましょう。なお、三菱のエラーコードの内容は、ホームページの「よくある質問」などでもチェックできるため、利用するのがおすすめです。
ダイキンのエコキュートのエラーコードと対処法
ここでは、自分でできるダイキンのエコキュートのエラーコードと対処法についてご紹介します。
エラーコードの「C45」
原因は沸き上げポンプの異常で、対処法は断水や凍結のときは解消するまで待つ、給水止水栓が閉まっているときは開けることです。
エラーコードの「C52」
原因は貯湯タンクユニットの不具合で、対処法は断水や凍結のときは解消するまで待つ、給水止水栓が閉まっているときは開けることです。
エラーコードの「C55」
原因は貯湯タンクユニット、給湯系統の不具合で、対処法は断水や凍結のときは解消するまで待つ、給水止水栓が閉まっているときは開けることです。
エラーコードの「C76」
原因はリモコンと貯湯タンクユニットの通信の不具合で、対処法はエコキュートをリセットすることです。
エラーコードの「C80」
原因はお湯の循環の不具合で、対処法は断水や凍結のときは解消するまで待つ、給水止水栓が閉まっているときは開けることです。
エラーコードの「E7」
原因はヒートポンプユニットのファンモーターの不具合で、対処法は貯湯タンクユニットの漏電遮断器を切って、異物がファンに絡んでいないかをチェックすることです。
エラーコードの「FA」
原因はヒートポンプユニットの圧力不具合で、対処法は貯湯タンクユニットの漏電遮断器を切って、異物がファンに絡んでいないかをチェックすることです。
エラーコードの「F66」
原因は貯湯タンクユニットのお湯はり電磁弁の不具合で、対処法はエコキュートをリセットすることです。
エラーコードの「740、750」
原因はリモコンと貯湯タンクユニットの通信の不具合で、対処法は貯湯タンクユニットの漏電遮断器を約3秒間以上切った後、再度入れることです。
これ以外にも、エコキュートをリセットすることによって直るものもありますが、基本的に業者に点検、修理を頼みましょう。
なお、ダイキンのエラーコードの対処法については、ダイキンのホームページのAIチャットサポートなどでエラーコードを入力することによって解決方法がわかります。
ダイキンのエコキュートのエラーコードの対処法を知りたいときは利用しましょう。
実際のエコキュートの故障事例とその解決方法
ここでは、実際のエコキュートの故障事例とその解決方法についてご紹介します。
具体的なエコキュートの故障事例と対処法
エコキュートに何かしらの故障が発生したときは、基本的にエラーコードがリモコンに表示されます。エラーコードは英数字で表示され、それぞれの記号によって故障がどこで発生しているかがわかります。
エラーコードの対処法については、エコキュートの取扱説明書でチェックしてください。ここでは、具体的なエコキュートの故障事例と対処法についてご紹介します。
貯湯タンクユニットから水が漏れている
エコキュートの貯湯タンクユニットから水が漏れているときは、混合弁、三方弁、風呂循環ポンプなどの故障の可能性があります。
しかし、排水管や排水ホースから水が出ているときは、エコキュートの故障ではありません。もし排水管や排水ホース以外から水が出ていたりするときは、故障の可能性があります。
対処法は、貯湯タンクユニットから水が漏れているのが故障かどうかをチェックしましょう。水を使っていないにも関わらず水道メーターが回り続けているときは、エコキュートの故障の可能性があるため、業者に点検を頼みましょう。
お風呂の湯はり量が設定より多い、少ない
お風呂の湯はり量が設定より多い、少ないときは、貯湯タンクユニットの基板や水位センサーなどの故障が考えられます。
なお、お風呂の湯はりのときは、お湯が浴槽に残っていたり、シャワーなどで湯はり中にお湯を足したりすると、正しく水位が検知できないことがあります。
そのため、お風呂の湯はりのときにこのようなことがないかをチェックしましょう。また、浴槽のふろ循環アダプターのフィルターが詰まっているときは、取り外して古い歯ブラシで清掃してからお風呂の湯はりを再度行ってください。
これでも直らないときは、業者に点検、修理を頼みましょう。
お湯がぬるすぎる・熱すぎる
お湯がぬる過ぎる、熱すぎるときは、混合弁、給湯サーミスタ、貯湯タンクユニットの基板などの故障が考えられます。
しかし、お湯を出し始めたときには配管の中にある水が先に出てくるため、初めのみ冷たいときは故障ではありません。
もし明らかに設定温度もお湯の温度が高い、低いときは、業者に点検、修理を頼みましょう。
お湯が出ない
お湯が出ないときは、混合弁、電磁弁、水量センサー、サーミスタなどの故障が考えられます。
お湯が出ない原因としては使用状況や使用環境も考えられるため、次のようなことをチェックしてください。
止水栓が入居したばかりで閉まっている
断水している
停電している
このようなときは、エコキュートの故障ではなく、復旧すると直ることがあります。また、特定の給湯栓のみでお湯が出ないときは、給湯栓の故障が考えられます。
自分で対処できないときやよく原因がわからないときは、業者に点検、修理を頼みましょう。
操作がリモコンでできない
操作がリモコンでできないときは、リモコンの故障が考えられます。一般的に、このときはリモコンを交換するため、業者に問い合わせましょう。
エコキュートの長寿命化のための日常の注意点
エコキュートは10年間~15年間の寿命といっても、使い続けるためには定期的なお手入れが必要です。ここでは、エコキュートの長寿命化のための日常の注意点についてご紹介します。
エコキュートの定期的なお手入れとしては、次のようなものがあります。
貯湯タンクの水抜き(年に2回~3回)
貯湯タンクの水抜きは、エコキュートのお手入れの中でも最も大切です。貯湯タンクはステンレス製であるため、菌が内部で繁殖しにくくなっています。
しかし、水質が完全に問題ないということではないため、貯湯タンクの水抜きは年に2回~3回行うのがおすすめです。
ヒートポンプの水抜き(空気抜き)(年に2回~3回)
ヒートポンプユニットは、水抜きを行う必要があります。全ての水抜き栓を開けて、1分間くらい水を出すのみで完了です。
追いだき配管の洗浄(年に1回)
自動配管洗浄機能がほとんどのエコキュートは搭載されていますが、取り切れない汚れなどが追いだき配管の中に溜まることもあります。
このときは、自分で専用の洗浄剤を使って掃除をしましょう。
給水ストレーナーの掃除(適宜)
お湯の出が良くない、お風呂の湯はりが遅いなどのときは、給水ストレーナーを掃除しましょう。
逃し弁の作動チェック(月に1回)
逃し弁のレバーを数回上げ下げして、お湯や水が排水管から出ることをチェックしてください。お湯や水が正常に出れば、逃し弁の作動チェックは完了です。
漏電遮断器の作動チェック(年に2回~3回)
漏電遮断器は、感電事故や火災を防止するための安全装置で、正常に作動するかをチェックする必要があります。
貯湯タンクユニットにある漏電遮断器のテストボタンを押して、エコキュートの電源が切れると問題ありません。
これ以外に、水漏れのチェックや凍結防止ヒーターの動作チェックなども随時行ってください。もしエコキュートの故障が発生したときは、業者に修理を頼みましょう。
入浴剤に注意する
エコキュートは、入浴剤をメーカーや機種によっては使うことができます。しかし、特ににごり湯系の入浴剤を使うと、エコキュートの故障が発生します。
入浴剤は、メーカーが推奨しているものを使いましょう。
長期間家を留守にするときはエコキュートの電源を切る
冬のシーズン以外に長期間家を留守にするときは、エコキュートの電源を切ると寿命を延ばすことができます。
しかし、冬のシーズンだけは、凍結することがあるため、エコキュートの電源は入れたままにしてください。
また、1ヶ月間以上家を留守にするときは、貯湯タンクの水抜きも行ってください。
設置環境に適したエコキュートを選ぶ
寒冷地や塩害地で一般地仕様のエコキュートを使うと、すぐに故障することがあります。
-10℃を下回るような寒冷地は寒冷地仕様のエコキュートを使って、海岸近くの地域は耐塩害仕様のエコキュートを使いましょう。
また、井戸水や地下水を使うときは、井戸水や地下水対応のエコキュートでなければ故障が発生することがあります。
そのため、住んでいる設置環境に適したエコキュートを選びましょう。
関東・関西地域でのエコキュート修理業者の選び方
ここでは、関東・関西地域でのエコキュート修理業者の選び方についてご紹介します。
関東地域での人気のエコキュート修理業者
ここでは、関東地域でエコキュートの修理を検討している方向けに、関東地域での人気のエコキュート修理業者についてご紹介します。
地域に密着した対応や長年の実績があるエコキュート修理業者を選びました。
エコ突撃隊
エコ突撃隊は、工事費用と10年の工事保証も込みで、メーカー正規品のエコキュートを激安で販売しています。また、顧客直筆のアンケートもホームページに載せており、対応の良さが評判です。
工事を業者に頼むときは、エコキュートを前もって顧客宅に届け、保管しておいて工事を後日行うというのがメインです。
しかし、このときは、重いエコキュートを受け渡しするときのトラブルや保管するときの転倒などのリスクがいろいろ発生することがあります。
エコ突撃隊は、受け渡しするときのトラブルを防ぐために工事当日にエコキュートをスタッフが持って訪問するなど、顧客第一を考えています。
別の業者の見積りにも対抗しており、比較検討するときはエコ突撃隊にも必ず問い合せするのがおすすめです。
エコ発電本舗
エコ発電本舗は、顧客にとって最も大切な「導入価格」「施工品質」「設置後のアフターケア」が強みで、顧客目線で常に最も適したサービスを提供してきた実績があります。
エコ発電本舗は、徹底した営業や工事のスタッフに対する教育や顧客の信頼と満足を重要視するため、ぜひ相談してみましょう。
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しかも、困ったときは年中無休の24時間365日体制であるために相談がすぐにできます。
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エコ発電本舗
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うさぎデンキ
うさぎデンキは、関西エリアが対応地域で、エコキュートの地域密着タイプの専門の業者です。
10年以上の経験があるスタッフが業界最安クラスの費用でエコキュートを販売しており、エコキュートの修理のときは一度問い合わせするのがおすすめです。
yhs株式会社
yhs株式会社は、全国で地域密着タイプの支店を展開しているエコキュートの数少ない専門の業者です。
エコキュートを大量に仕入れて、全国各地の営業所に常時在庫しているため、最短で即時工事も可能です。
yhs株式会社の負担でエコキュートの本体も工事も10年W保証に入ることができるため、修理するときでも安心でしょう。
エコキュート修理業者を選ぶときの注意点
ここでは、エコキュート修理業者を選ぶときの注意点についてご紹介します。
エコキュートの修理に必要な資格を持っており技術力が高い
エコキュートの修理業者を選ぶときは、修理に必要な資格を持っており技術力が高いところを選ぶことが大切です。資格を持っていない業者に頼むと、修理不備の可能性があります。
エコキュートを修理するときは、次のような資格が必要になります。
第二電気工事士
このような資格を持っているのみでなく、スタッフの技術力が高いことも大切です。エコキュートの修理業者でも、技術力や実績がそれぞれ違っています。
エコキュートの修理は、必要な資格を持っており技術力が高い業者に頼みましょう。
豊富に実績があり口コミ・評判がいい
エコキュートの修理業者を選ぶときは、豊富に実績があり口コミ・評判がいいかもチェックしましょう。
エコキュートの修理についての写真・口コミなどをチェックすることによって、どの程度の実績がありどのような評価かがわかります。
他の業者に比較して修理実績が多く、しかも口コミ・評価がいい業者であれば、当然ですが、別の業者よりも修理を任せたいと思うでしょう。
エコキュートの修理内容などについては、具体的な修理の写真や口コミをチェックしましょう。さらに、スタッフの対応についての口コミも一緒にチェックすると、業者の実態がわかるでしょう。
明朗会計で丁寧な見積もり対応である
エコキュートの修理業者を選ぶときは、明朗会計で丁寧な見積もり対応のところがおすすめです。修理業者によっては、修理が終わった後に高額な費用を請求するようなこともあります。
明朗会計で、修理内容ごとに費用が明確に決まっており、しかも追加費用がかからない業者であれば、修理を安心して任せられます。
また、見積もりするときにスタッフの対応をチェックすることも大切です。例えば、見積りするときに丁寧に内訳を提示してくれたりする業者であれば、高い信頼度があるでしょう。
まとめ
ここでは、エコキュートのエラーコードとその原因、混合弁の異常とその対処法、エコキュートの修理費用、メーカー別のエラーコードと対処法、実際のエコキュートの故障事例とその解決方法、関東・関西地域でのエコキュート修理業者の選び方についてご紹介しました。
エコキュートは、混合弁などの故障が発生するとエラーコードがリモコンに表示されます。エコキュートの混合弁などの故障が発生したときは、修理業者に連絡しましょう。
エコキュートの修理業者を選ぶときは、次のようなところがおすすめです。
・エコキュートの修理に必要な資格を持っており技術力が高い
・豊富に実績があり口コミ・評判がいい
・明朗会計で丁寧な見積もり対応である
エコキュート、修理、交換設置について
わからないことがあったら
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☎️0120-944-356
info@mizuho-jyusetu.com
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