石油給湯器の水抜き方法を知りたい方へ  

2021年10月21日

石油給湯器の水抜き方法を知りたい方へ  
石油給湯器を使っており、旅行などで長期に家を留守にするときは石油給湯器の水抜きが必要です。

ここでは、石油給湯器の水抜き方法を知りたい方へ、石油給湯器の水抜きの理由と方法、石油給湯器の凍結を予防する方法、エコキュートの水抜き方法についてご紹介します。
石油給湯器の水抜き方法を知りたい方へ  
■石油給湯器の水抜きの理由と方法

石油給湯器は、お風呂や台所などで必要なお湯を沸かすものです。
石油給湯器がもし使えなくなれば、やはり生活が不便になるでしょう。
実際に早朝や夜間に氷点下まで外気温が下がるところであれば、石油給湯器が使えなくなることがあります。
しっかりと石油給湯器の水抜きを行わなければ、石油給湯器の配管が凍ることがあります。
もし石油給湯器の配管が凍ったときは、お湯が使えなくなるだけでなく、石油給湯器そのものが壊れることもあるでしょう。
そのため、石油給湯器の水抜きをして未然に凍るのを防止する必要があります。
ここでは、石油給湯器の水抜きの理由と方法についてご紹介します。

●石油給湯器の水抜きの理由

寒いシーズンになれば早朝や夜間の外気温が非常に下がって、氷点下になることも地域によっては多くあります。
このように大きく外気温が下がると、石油給湯器の配管が凍ることがあります。
そのため、石油給湯器の水抜きを早いうちに行なっておくのがおすすめです。

・石油給湯器が凍ると部品の故障が発生するリスクもある
石油給湯器で水抜きを行う理由は、配管の水が凍ることによって部品の故障が発生することを防止するためです。
水は凍ることによって、体積が大きくなって膨張する性質があります。
そのため、体積が大きくなった氷が配管を壊して、水漏れなどのトラブルが発生する要因になります。
万一凍って石油給湯器の配管が壊れたときは、保証期間内でも修理は有償になります。
そのため、特に-4℃以下に最低外気温がなるときや長期間出張などのために家を留守にするときなどは、石油給湯器の水抜きが非常に大切です。

・凍りやすいところ
水が通る給水配管が、石油給湯器で最も凍りやすいところでしょう。
特に、石油給湯器を北側に設置していたり、石油給湯器を風がよく当たるところに設置していたりするときは、凍りやすくなります。
石油給湯器そのものが凍ることはあまりありませんが、給水配管が露出しているときは凍るときも多くあります。

●石油給湯器の水抜きの方法

石油給湯器の水抜きは、水道管の破損を冬の寒いシーズンに防止するために必要です。
そのため、安心していつでも石油給湯器が使用できるように、外気温が氷点下になるときは必ず水抜きを行いましょう。
ここでは、石油給湯器の水抜き方法についてご紹介します。
石油給湯器の電源プラグをコンセントに差し込んだままで、リモコンの運転スイッチのみを切っておきます。
しっかりと給水元栓を閉めておきます。
お風呂、台所、洗面所などの全ての給湯栓を全開にします。
石油給湯器の水抜きを行うために、給水水抜き栓・給湯水抜き栓を開けます。
石油給湯器の水抜きが終わると、電源プラグをコンセントから抜いておきます。

●石油給湯器の水抜きのときに注意すること

石油給湯器の水抜きのときは、順番をミスしないように注意しましょう。
水栓の全ての水を出してから、給水水抜き栓と給湯水抜き栓を必ず開けてください。
給水水抜き栓と給湯水抜きを先に開けると、水が圧力で勢いよく出ることがあります。
そのため、ゆっくりと慌てないで、一つひとつの作業をチェックしながら行ってください。
なお、詳しい水抜きの方法は石油給湯器によって違うことがあるため、作業する前に必ず取扱説明書をチェックしてください。

●石油給湯器の水抜きの後に再度使用する方法

水抜きの後に石油給湯器を再度使用するときは、凍るリスクが無くなったことを十分にチェックしてください。
お風呂や台所などの給湯栓を閉めた後で、給湯栓を実際に開けて水が正常に出てくるかをチェックしましょう。
水が出てくれば、石油給湯器の電源プラグをコンセントに差し込んで、リモコンの電源を入れます。
この後、給湯栓を開けて、お湯が出るのをチェックしてください。

●石油給湯器の水抜き以外の凍結予防策

石油給湯器の凍結予防策としては、水抜き以外にもあります。
ここでは、石油給湯器の水抜き以外の凍結予防策についてご紹介します。

・水を少量流し続ける
水の流れがある状態であれば、水が凍りにくくなります。
そのため、給湯栓から水を少量流し続けることによって、石油給湯器の凍結を予防する方法があります。
リモコンの運転スイッチを切って、給湯栓から水を少量流し続けるようにします。

・自動ポンプ運転と凍結防止ヒーターを作動させる
最近の石油給湯器の中には、凍結を予防するために自動ポンプ運転と凍結防止ヒーターの機能が搭載されているものもあります。
このような機能は、外気温が低くなったときに自動ポンプ運転と凍結防止ヒーターが作動して石油給湯器の凍結を予防するものです。
しかし、このような機能が作動するためには、浴槽の残り湯がふろ循環アダプターより5cm以上高くなっていることが必要です。
そのため、冬のシーズンは、一定量のお湯を浴槽に残しておきましょう。

●石油給湯器が万一凍ったときの対応

石油給湯器の水抜きを行わなければ、場合によっては石油給湯器が凍結することがあります。
そのため、水抜きを忘れていると水道管が凍結することも発生するでしょう。
ここでは、石油給湯器が万一凍ったときの対応についてご紹介します。

・リモコンの運転スイッチを切る
石油給湯器が凍ったときは、リモコンの運転スイッチを切りましょう。
というのは、凍結によって石油給湯器が破損してリモコンの運転スイッチが入ったままであれば、漏電などのトラブルが発生することがあるためです。
しかし、石油給湯器の電源プラグは必ずコンセントに差し込んでおいてください。
また、石油給湯器の凍結のときは、負荷を急にかけないようにしましょう。
例えば、無理に給湯栓を開けたり、熱湯を配管にかけたりすると、石油給湯器のトラブルが発生することがあります。
石油給湯器が凍結したときは、時間をかけてゆっくりと溶かしてください。

・自然解凍が基本である
自然解凍というのは、外気温が高くなるに従って氷が融けることです。
昼間になって外気温が高くなれば、時間はかかりますが、氷は自然に解凍します。
自然解凍が石油給湯器に最も負担がかからないため、急いでいないときはゆっくりと自然解凍で溶かしましょう。
なお、給水配管が凍結したときには、リモコンにエラーが表示されるものもあります。
このようなときは、60秒間以上漏電遮断器を切っておきましょう。
時間が経てば元に漏電遮断器を戻して、自然解凍を待ってください。

・ぬるま湯をかける
解凍までの時間は、ぬるま湯をかけることによって短くなります。
しかし、この方法であれば、石油給湯器の中に使っている配管やパッキンが痛むことがあり、寿命が短くなるため注意しましょう。
タオルを給水元栓に巻いてから、ぬるま湯をタオルにちょっとずつかけましょう。
このときは、石油給湯器の電源プラグにぬるま湯がかからないように注意してください。
タオルを最後に取り外して、給水元栓の周囲に付いている水滴をしっかりと乾いたタオルなどで拭き取ってください。

・困ったときは業者に頼む
石油給湯器が万一凍結のために故障したときは、自分でどこが故障しているかを見つけるのは非常に困難です。
修理が必要な箇所がいくつかあることもあるため、石油給湯器が故障したときは業者に早めに修理を頼みましょう。
業者に頼むときは、自宅の石油給湯器のメーカーや品番などを伝えておけば、対処が業者側もしやすくなるでしょう。
すぐに品番を伝えられるように、手元に取扱説明書は準備しておきましょう。

●石油給湯器の水抜きの理由と方法のまとめ

ここでは、石油給湯器の水抜きの理由と方法についてご紹介しました。
冬のシーズンになって冷え込むところでは、非常に石油給湯器の凍結対策が大切になります。
というのは、石油給湯器の配管などが凍結すれば水が出なくなり、良くない影響が生活にあるためです。
最悪のときは石油給湯器自体が破損するため、修理を業者に頼む必要があります。
このような石油給湯器のトラブルを防止するためにも、しっかりと石油給湯器の水抜きなどの凍結対策は行なっておきましょう。
水抜きをもし忘れて石油給湯器が凍結したときは、慌てないで自然解凍するのを待つのがおすすめです。
石油給湯器の凍結によって本体や配管が破損したときは、点検や修理を信頼できる業者に頼みましょう。
石油給湯器の水抜き方法を知りたい方へ  
■石油給湯器の凍結を予防する方法

冬のシーズンに長期間留守にするなど、しばらくの間石油給湯器を使わないときは、凍結を予防する必要があります。
しかし、石油給湯器の凍結を予防する方法がわからない方も多くいるでしょう。
ここでは、石油給湯器の凍結を予防する方法についてご紹介します。
なお、石油給湯器は直圧タイプのものとします。
また、石油給湯器の凍結を予防する方法については、使っている石油給湯器の取扱説明書をチェックしてください。

●石油給湯器を水抜きする

石油給湯器を水抜きするときは、石油給湯器側、風呂側の順番に行います。
確実に水抜きするためにも、使っている石油給湯器のそれぞれの栓の場所を取扱説明書でチェックしてください。

・石油給湯器側を水抜きする
石油給湯器側の水抜きをする方法としては、次のようになります。
石油給湯器のリモコンの運転スイッチを切って、給水元栓を閉めます。
次に、お風呂や台所などの全ての給湯栓を開けます。
石油給湯器の給水水抜き栓、給湯水抜き栓を開けます。
これで、石油給湯器側の水抜きは終わりです。

・風呂側を水抜きする
風呂側の水抜きをする方法としては、次のようになります。
まず、給水元栓が閉まっていることをチェックします。
次に、完全に浴槽の水を排水して、浴室リモコンの運転スイッチと追いだきスイッチを入れて、お湯あるいは水が浴槽のふろ循環アダプターから出てくることをチェックします。
排水が終わると、追いだきスイッチを切ります。
再度追いだきスイッチを入れて排水し、そのまま1分間くらい待ちます。
排水をチェックすると、運転スイッチを切ります。
ふろ往水抜き栓、ふろ戻水抜き栓、ふろ水抜き栓、ポンプ水抜き栓を開けます。
石油給湯器の電源プラグをコンセントから抜きます。
これで、風呂側の水抜きは終わりです。
なお、給湯栓や水抜き栓は、次に石油給湯器を使うまで開けた状態にしておいてください。

●水抜きした後に石油給湯器を使う方法

水抜きした後に石油給湯器を使うときは、通水する必要があります。
石油給湯器に通水するときは、石油給湯器側、風呂側の順番に行います。
確実に通水するためにも、使っている石油給湯器のそれぞれの栓の場所を取扱説明書でチェックしてください。

・石油給湯器側を通水する
石油給湯器側を通水する方法としては、次のようになります。
お風呂や台所などの全ての給水栓を閉めます。
給水水抜き栓、給湯水抜き栓を閉めます。
給水元栓を全開にします。
給水栓を開けて通水をチェックすると、給湯栓を閉めます。
これで、石油給湯器側の通水は終わりです。

・風呂側を通水する
風呂側を通水する方法としては、次のようになります。
ふろ往水抜き栓、ふろ戻水抜き栓、ふろ水抜き栓、ポンプ水抜き栓を閉めます。
コンセントに石油給湯器の電源プラグを差し込みます。
浴室リモコンの運転スイッチと追いだきスイッチを入れて、自動湯はりを行います。
追いだきスイッチを切って自動湯はりを止め、運転スイッチを切ります。
これで、風呂側の通水は終わりです。

●水道管が凍ったときの対応

水抜きはトラブルなく石油給湯器を使うために必要ですが、面倒であるためつい後回しにすると水道管が凍ることもあり得ます。
水道管が凍ったときは、自分で対応できることもあったり、修理を業者に頼む必要があったりすることもあります。
ここでは、水道管が凍ったときの対応についてご紹介します。

・水道管が凍ったときに自分で対応する方法
水道管が凍ってお湯が使えないときは、熱湯を水道管にかけたりすることがあるでしょうが、熱湯を水道管にかけるのは駄目です。
凍った水道管は、基本的にゆっくりと自然に解凍します。
しかし、お湯をすぐに使いたいときは、自然に解凍するのが待てないために自分で何とかしたいでしょう。
このようなときは、布やタオルを水道管に巻いた上にぬるま湯をかけることによって解凍ができます。

・水道管が凍ったときに業者に頼む方法
水道管がなかなか解凍しない、自分では対応できないというようなときは、業者に頼む必要があります。
水道管のトラブルが水道管の水漏れや破損というような凍結の要因によって発生したときも、修理を業者に頼む必要があります。
修理を頼む業者を選ぶときは、石油給湯器についての修理経験や知識が豊富にあるか、修理を適正価格で行っているか、アフターサービスがしっかりしており迅速に何かあったときに対応してくれるかなどをチェックすることが必要です。
石油給湯器は、環境や使用状況によってメーカーが想定している寿命よりも早くトラブルが発生することもあります。
そのため、工事補償をアフターサービスで行ってくれる業者であれば、石油給湯器のトラブルが発生する兆候についても対応してくれるためおすすめです。
しかし、石油給湯器を修理する業者が集合住宅のアパートやマンションでは決まっていることがあるため、まず大家さんや管理会社に相談してください。
石油給湯器の修理のときの費用の相場は、3万円~5万円くらいです。
一般的に、修理費用は修理する部品が点火系やバーナー系のときは安く、リモコンや基盤のときは高くなります。
しかし、修理費用はメーカーや石油給湯器の設置タイプなどによって違います。
そのため、修理する前には、必ず、見積書を入手しておきましょう。
石油給湯器のトラブルの要因を自分で見つけるのは困難であり、修理が必要な箇所がいくつもあることもあるため、修理は業者に頼みましょう。
なお、修理する前には、自宅で使っている石油給湯器の設置場所などを業者に伝えておくと修理がスムーズになります。
そのため、石油給湯器の設置場所などの写真を撮って業者に送るのがおすすめです。

●石油給湯器の凍結を予防する方法のまとめ

ここでは、石油給湯器の凍結を予防する方法についてご紹介します。
石油給湯器の凍結を予防する方法としては、水抜きがおすすめです。
石油給湯器を水抜きするときは、石油給湯器側の水抜きと風呂側の水抜きを行う必要があります。
石油給湯器を通水するときは、石油給湯器側と風呂側の通水を行う必要があります。
石油給湯器の水抜きも通水も案外と簡単ではないでしょうか。
凍結防止が石油給湯器を長期間使わないときには必要であるため、ぜひトライしてください。
また、水道管が凍って自分で対処できないときは業者に頼んでください。
石油給湯器の水抜き方法を知りたい方へ  
■エコキュートの水抜き方法

石油給湯器の水抜き方法を知りたいと思っている方は、光熱費が低減できるということで最近人気になっているエコキュートについても検討してみましょう。
エコキュートは、オール電化住宅には必要なもので、使っている方も非常に多くいるでしょう。
しかし、エコキュートは屋外にほとんど設置するため、それほど気にしないでそのまま使っている方も多くいるようです。
実際には、エコキュートもメンテナンスを定期的に行わないと、汚れがお湯の中に混じったり、調子が悪くなったりすることがあります。
ここでは、エコキュートの一つのメンテナンスである水抜き方法についてご紹介します。

●エコキュートの仕組み

エコキュートは、ヒートポンプの技術を利用して、大気中の熱エネルギーを集めて、この熱エネルギーを使って貯湯タンクの中に貯めている水を沸かす貯湯タイプの給湯器です。
お湯を一日中沸かしているということではなく、安い電気料金の深夜電力を利用して、夜間に設定したお湯の量を沸き上げて貯湯タンクに貯めておいて、このお湯を家庭で一日を通じて使うような仕組みになっています。
エコキュートは大気中の熱エネルギーを集めてお湯を沸かすため、電気ヒーターを使ってお湯を沸かすような電気温水器と比較しても高い省エネ性能があります。
そのため、どんどん電気温水器からエコキュートに置き換えが進んでいます。
電気温水器と比較して、エコキュートはお湯を沸かす効率が良く、お湯を沸かすときの電気代が約3分の1になります。

●エコキュートの水抜きが必要な理由

では、定期的にエコキュートの貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットの水抜きはどうして必要なのでしょうか?
ここでは、エコキュートの水抜きが必要な理由についてご紹介します。

・汚れが溜まる
エコキュートは、お湯を貯湯タンクの中に貯めて使うようになっています。
基本的に、貯湯タンクの中に貯まっているお湯は水道水であるため、ほとんど衛生的には問題がありません。
しかし、わずかに水道水の中にも不純物が混じっているため、長年エコキュートを使っていると貯湯タンクの底に汚れが溜まってきます。
例えば、エコキュートの貯湯タンクのイメージとしては電気ポットと同じようなものです。
電気ポットは、何年間も清掃しないとやはり汚れが溜まってくるでしょう。
同じように、エコキュートの水抜きしないと貯湯タンクの底に汚れが溜まってきます。

・湯はりのときに汚れが出てくる
貯湯タンクの底に汚れが溜まることによって、浴槽に新しく湯はりをしたにも関わらず、お湯に汚れが混じることがあります。
水道水よりも井戸水を使っている方が、エコキュートの貯湯タンクの底に汚れが溜まりやすくなります。

・黒いゴミがお湯の中に混じる
エコキュートを設置してから年数が経つと、黒い粉のようなゴミがお湯の中に混じることがあります。
この黒い粉のようなゴミは、配管の接続箇所に使っているゴムパッキンが年数が経って劣化して剝がれて出たものです。
貯湯タンクの水抜きを行うことも必要ですが、水抜きをしてもそれほど状況が変わらないときは、配管の接続箇所のゴムパッキンの交換が必要になることもあります。
エコキュートそのものの経年による劣化ででもあるため、10年間以上設置してから経っているときは、エコキュートを交換するタイミングが近くなっている兆候でもあります。

・エコキュートの寿命が短くなる
給湯配管を通って貯湯タンクの底に溜まった汚れが出てくるようになれば、浴槽のふろ循環アダプターのフィルターの詰まりの要因にもなります。
ふろ循環アダプターのフィルターが詰まれば、湯はりや追いだきなどが正常でできなくなったりして効率が悪くなるため、余計に電気代がかかるようになりします。
ヒートポンプユニットとも貯湯タンクは繋がっているため、貯湯タンクの底に溜まった汚れがヒートポンプユニットのトラブルの発生の要因になることもあります。
そのため、エコキュートの寿命が短くなる要因にもなるため、メンテナンスを定期的に行うようにしましょう。

●エコキュートの水抜きで寿命が長くなる

貯湯タンクの水抜きをすることによって、きれいに貯湯タンクの中を維持することができます。
貯湯タンクの中がきれいに維持されることによって、汚れが配管や浴槽のふろ循環アダプターのフィルターなどにも溜まりにくくなります。
浴槽のふろ循環アダプターのフィルターの詰まりはお手入れを普段からしやすい箇所ですが、配管や貯湯タンクの中については見ることができないため、知らない間に汚れが溜まってトラブルが発生することも考えられます。
お湯は貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットの間も循環しています。
ヒートポンプユニットは、貯湯タンクユニットと比較して構造が複雑であるため、トラブルも発生しやすくなります。
貯湯タンクの中が汚れていると、汚れがヒートポンプユニットの配管にも溜まりやすくなり、トラブルが発生しやすくなります。
エコキュートの寿命は、もともと12年間~13年間くらいといわれていますが、使い方によってはトラブルが10年間も経たないうちに発生することもあります。
普段からメンテナンスをきちんと行いながら、エコキュートを使うのがおすすめです。

●エコキュートの正しい水抜きの方法

エコキュートの水抜きは、貯湯タンクユニット側とヒートポンプユニット側でちょっと違っています。
ここでは、エコキュートの正しい水抜きの方法についてご紹介します。

・貯湯タンクユニットの水抜き方法
ここでは、貯湯タンクユニットの水抜き方法についてご紹介します。
貯湯タンクユニットの下部にある脚部カバーを外します。
給水配管にある止水栓を閉めます。
貯湯タンクユニットの上部にある逃し弁のカバーを開けて、逃し弁のレバーを上げます。
排水栓を開けて、水を約1分間~2分間出します。
排水栓を閉めて、給水配管にある止水栓を開けます。
水が排水口から溢れるようになれば、もとに逃し弁のレバーを戻します。
貯湯タンクの底に溜まっている汚れを、一気に水と一緒に排出することができます。

・ヒートポンプユニットの水抜き方法
水抜きを行うことによってヒートポンプユニットの中の汚れを洗い流すことができるため、エコキュートの寿命が長くなります。
トラブルは貯湯タンクユニットよりもヒートポンプユニットの方が発生しやすく、交換するときの費用も高くなるため、一緒にヒートポンプユニットの水抜きをしましょう。
ここでは、ヒートポンプユニットの水抜き方法についてご紹介します。
ヒートポンプユニットの側面にある水抜き栓を1回回して、1分間~2分間排水します。
排水が終わると水抜き栓を閉めます。
なお、このときに水抜き栓を1回以上回して完全に抜けないように注意してください。
ヒートポンプユニットの水抜きについては、半年~1年に1回行うのがおすすめです。
長期休暇のお盆やお正月のときに、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットの水抜きを一緒に行うのがいいでしょう。

●エコキュートの水抜き方法のまとめ

ここでは、エコキュートの水抜き方法についてご紹介しました。
エコキュートの貯湯タンクは、普段使っているときに中が見えないため、汚れが知らない間に溜まってきます。
特に、エコキュートを設置してから何年間も経っており、水抜きを1回もしたことがないときは、1回の水抜きでは効果が十分に期待できないこともあります。
メンテナンスを定期的に行うことによって、エコキュートをより快適により長く使うことができます。
石油給湯器の水抜き方法を知りたい方へ  
■まとめ

ここでは、石油給湯器の水抜き方法を知りたい方へ、石油給湯器の水抜きの理由と方法、石油給湯器の凍結を予防する方法、エコキュートの水抜き方法についてご紹介しました。

石油給湯器のトラブルを防止するためにも、しっかりと石油給湯器の凍結対策の水抜きなどは行なっておきましょう。

石油給湯器が凍結したときは、自然解凍するのを待つのがおすすめです。

石油給湯器が凍結して自分で対応できないときは、信頼できる業者に頼みましょう。

石油給湯器の水抜き方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
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