エコキュートの配管の水漏れでお困りの方へ

2021年4月23日

*2024年7月追記
エラーコードは出ているのか否か、どこの配管からの水漏れなのかを確認できていると原因が追求しやすいです。
早期解決のため、メーカーや業者に修理依頼をする時は詳細をメモしておきましょう。*

エコキュートガス給湯器電気温水器と比べると月々のランニングコストが節約できる便利な給湯機です。しかし、エコキュートは使っているうちに配管から水漏れするようなこともあるため注意する必要があります。

ここでは、エコキュートの配管の水漏れでお困りの方へ、エコキュートの配管、エコキュートの水漏れの症状、要因、対応法、エコキュートのヒートポンプユニットの水漏れ、エコキュートの配管の交換工事、エコキュートの配管の交換費用についてご紹介します。

 

エコキュートの配管の水漏れでお困りの方へ

 


Contents
  1. エコキュートの配管
  2. エコキュートに大切な三層管
  3. ヒートポンプ配管に要求される条件
  4. エコキュートの配管工事
  5. エコキュートの配管のメンテナンス方法
  6. エコキュートの水漏れの症状、要因、対応法
  7. エコキュートのヒートポンプユニットの水漏れ
  8. エコキュートの配管の交換工事
  9. エコキュートの配管の交換費用
  10. まとめ

エコキュートの配管

ここでは、エコキュートの配管についてご紹介します。

エコキュートの配管の種類

大きく分類すると、エコキュートの配管は次のような4種類があります。

 

ヒートポンプ配管

ヒートポンプ配管は、お湯を貯める貯湯ユニットとポンプユニットを繋ぐものです。水を貯湯ユニットから送る配管と、貯湯ユニットに温めたお湯を送る2本の配管があります。

なお、ヒートポンプ配管は、後からご紹介する特殊な三層管という配管を使っています。ヒートポンプ配管は、最も劣化しやすくて水漏れが発生しやすいものです。

そのため、エコキュートの交換などのときは、最もヒートポンプ配管に注意しましょう。

 

給水配管

給水配管は、水道の蛇口や浴槽のシャワーなどと貯湯ユニットを繋ぐものです。給水配管は、水を供給するときに使います。

給水配管は、エコキュートだけでなく、別の給湯器でも一般的に使っています。

 

給湯配管

給湯配管は、給水配管と同じように、水道の蛇口や浴槽のシャワーなどと貯湯ユニットを繋ぐものです。エコキュートは、お湯をヒートポンプユニットで沸かして、沸かしたお湯をヒートポンプ配管を通して貯湯ユニットに貯めます。

そして、貯湯ユニットからのお湯が蛇口をひねると出てきます。このときにお湯が通るのが給湯配管で、お湯を送るために必要なものです。

 

ふろ配管

ふろ配管は、エコキュートのフルオートタイプだけに付いているものです。ふろ配管は、浴槽の循環口と貯湯ユニットを繋ぐものです。

主として、自動保温や追いだきを行うときに使います。エコキュートは、保温や追いだきを行うときに、ふろ配管で浴槽内のお湯を回収して、温め直した後に浴槽に再度戻します。

このときに、ふろ配管の中をお湯が行き来します。皮脂などで汚れたお湯が通るため、ふろ配管は汚れやすくなります。

 

エコキュートに大切な三層管

三重管は、特殊なエコキュートならではの配管です。三重管は、普通の配管とはちょっと違っており、ヒートポンプ配管に使われるものです。

三層管とは?

三層管というのは、三層に管がなっているものです。三層管は、エコキュートが発売された最初の頃は使われていなく、最近になってから使われるようになりました。

架橋ポリエチレン管という管が、もともとはヒートポンプ配管に使われていました。

 

三層管の素材

三層管は、主として、架橋ポリエチレン管、アルミニウム、架橋ポリエチレン管の三層で、架橋ポリエチレン管が二層になっています。

そのため、架橋ポリエチレン管でアルミニウムを挟んだ構造になっています。そして、保温材や断熱材を三層管の周りに巻くと、ヒートポンプ配管になります。

保温材や断熱材は、お湯の温度を保つために必要なものです。

 

三層管を使う理由

三層管をエコキュートに使う理由としては、三層管の使い勝手がいいためです。アルミニウムを架橋ポリエチレン管の間に挟むことによって、耐熱性能がアップします。

耐食性能は、架橋ポリエチレン管だけよりも優れています。また、耐塩素性能も優れています。

さらに、三層管は従来の管よりも簡単に曲げることができます。ぴったりと角度の付くところにも合わせることができるため、きれいに配管がおさまります。

 

三層管の耐久性能

エコキュートのヒートポンプ配管に三層管を使ったときの耐久性能は、約10年間の寿命とされています。この耐久性能は、アルミ複合ポリエチレン管協会が公表しているものです。

このような耐久性能は、アルミニウムと架橋ポリエチレンを交互に層にして、さらに特厚管といわれる配管構造にすることで実現しています。

もし、ヒートポンプ配管が架橋ポリエチレン単体であれば、すぐに劣化するようです。5年間も経たないうちに、ヒートポンプ配管が水漏れしたようなケースも中にはあるようです。

 

ヒートポンプ配管に要求される条件

高温のお湯が、ヒートポンプ配管は通ります。そのため、普通の給湯配管とは要求される条件が違っています。ここでは、ヒートポンプ配管に要求される条件についてご紹介します。

95℃の温水に耐えられる

条件としては、95℃の高温に耐えられることが必要です。95℃の温水が常に流れていても、10年間以上問題ないという耐久性能が要求されます。

ヒートポンプ配管には、架橋ポリエチレン単体の配管、ポリブテン管、耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HTVP)というような配管は耐久性能において問題があるため使えません。

ヒートポンプ配管にこのような配管を使うと、配管が高温によって変形して、お湯が通らないこともあります。

 

雨や紫外線で劣化しない

ヒートポンプ配管は、外気に常にさらされているため、雨や紫外線に影響されにくい素材を選択する必要があります。

なお、雨や紫外線による腐食対策がエコキュート本体には施されています。これと同じような工夫が、ヒートポンプ配管にも必要です。

保温材や断熱材で配管は包まれているため、雨や紫外線に対してこの保温材や断熱材も強いことが必要です。

 

特厚管

三層管といっても、三層の配管であればどれでも使えるということではありません。先にご紹介したように、アルミニウムと架橋ポリエチレンを使った三層管が必要です。

さらに、この中でも、内側の層が最も厚くなっている特厚管というものがヒートポンプ配管には最も適しています。

内側の層が厚くなければ、劣化や変形の要因になります。

 

エコキュートのメーカー専用の配管を使う

エコキュートの配管の交換や修理、取付のときは、エコキュートのメーカー専用の配管を使うのが最もおすすめです。

エコキュートのメーカー専用の配管であれば、問題は全くありません。なお、エコキュートのメーカーが、配管の工事や交換などができないときも中にはあります。

このようなときは、別の業者に自分で頼んで配管を買う必要があるため、先にご紹介した特厚の三層管にしましょう。

 

エコキュートの配管工事

ここでは、エコキュートの配管工事についてご紹介します。

配管工事を行うケース

エコキュートの配管工事を行うケースとしては、楽しくエコキュートを買うとき、エコキュートを交換するとき、エコキュートの配管だけを交換するときです。

エコキュートを新しく買ったり交換したりするときの配管工事は、エコキュートの種類でも違っており、エコキュート本体の設置などもあるため手間が相当かかります。

一方、配管のみを交換するのは割合容易です。

 

配管工事の方法

配管工事の方法は、既存の配管を取り外して、配管を新しく取り外けするのみです。方法としては、ヒートポンプユニットの水抜きをして、既存の配管を取り外して、新しい継ぎ手金具を貯湯ユニット側に設置し、水用とお湯用の新しい配管を繋ぎます。

貯湯ユニット側も、同じような作業を行います。

 

配管工事の時間

配管工事の時間の目安としては、1時間~3時間程度です。そのため、エコキュートのお湯が使えない時間も短くなります。

なお、新しくふろ配管を浴槽に通すときは、工事が1日がかりになります。

 

配管工事にかかる費用

配管工事にかかる費用の相場は、一般的に約1万円~2万円です。なお、遠くに配管を繋げるときは、長さがその分必要になり、費用も高くなります。

そのため、この配管工事の費用は基本的に参考と考えておきましょう。

 

エコキュートの配管のメンテナンス方法

エコキュートの配管は、水漏れが発生するなど、劣化しやすいものです。ここでは、より長期間配管を使うためのメンテナンス方法についてご紹介します。

自動洗浄の機能を行う

エコキュートの自動洗浄の機能を使う方法が、最も簡単なメンテナンス方法です。この機能は、主としてふろ配管を洗浄します。

直接浴槽とふろ配管が繋がっているため、ふろ配管は最も湯垢や皮脂などで汚れやすいものです。エコキュートのフルオートタイプには、浴槽のお湯を排水するとふろ配管を自動で洗浄するものもあるため、フルにこのような機能を利用しましょう。

 

洗剤を使って手動で洗浄する

市販されている洗剤を使って、配管洗浄を自分で行うのもおすすめです。洗剤は、メーカーが推奨しているものを必ず使いましょう。

エコキュートによって方法は違っていますが、ほとんど洗剤を浴槽に張ったお湯に適量入れて、追いだき運転を3分間行うものです。

そして、この後10分間くらい待ってから浴槽の水を排水します。浴槽の中をゆすぎ洗いした後に、すすぎ運転をします。これによって、ふろ配管の洗浄が非常に強力に行えます。ふろ配管の洗浄は、半年ごとに行うのが理想でしょう。

 

業者に頼む

配管の洗浄を自分で行っても、落ちきれない汚れがあります。このようなときは、洗浄を専門の業者に頼むのも一つの方法です。

なお、必ずしもこれは必要ではありませんが、3年ごとに行うのがおすすめです。ふろ配管の洗浄の費用の相場としては、1万5千円~2万円くらいです。

見積もりをいくつかの業者から入手して、安い業者に頼みましょう。

 

エコキュートの配管の水漏れでお困りの方へ

 

エコキュートの水漏れの症状、要因、対応法

エコキュートの調子が悪くなれば、水漏れが配管などで発生していることがあります。ここでは、エコキュートの水漏れの症状、要因、対応法についてご紹介します。

エコキュートの水漏れの症状

ここでは、エコキュートの水漏れの症状についてご紹介します。

 

すぐに「お湯がなくなりました」というような表示が出る

「お湯がなくなりました」というような表示やお湯が無くなったことのエラーが、すぐに出るような症状です。

いつもよりお湯を多く使ったとき以外でこのような症状が現れたときは、水漏れが発生していることがあります。

 

お湯が出なくなる

蛇口をひねると水が初めに出るのは問題ありませんが、この後にお湯が出てから水に再度なるときは水漏れが発生していることがあります。

というのは、水漏れがお湯の配管で発生していると水の量がお湯の量よりも多くなって、蛇口から出るお湯の温度が安定しないためです。

 

急に電気代と水道代が高くなる

エコキュートをいつもと同じように使っているにも関わらず、急に電気代と水道代が高くなったときは、水漏れが発生しているかもしれません。

水道メーターをチェックして、お湯を使っていないにも関わらず水道メーターが回っているときは、水漏れがどこかで発生していることが考えられます。

 

エコキュートの水漏れの要因

ここでは、エコキュートの水漏れの要因についてご紹介します。

エコキュートの寿命

エコキュートは、初めて2001年に商品が発売されました。歴史が別の家電品に比較して浅く、まだ一般的な耐用年数がはっきりわかっていません。

しかし、給湯機の平均の耐用年数は一般的に約10年間といわれており、買った時期、使用環境、使用頻度などによっては、寿命にそろそろなるものが出ることもあります。

特に、ゴム製のパッキンはヒビ割れが硬化によって発生しやすくなって、これが水漏れの要因になることがあります。

 

長期間のエコキュートの未使用

長期間エコキュート使っていなくて久しぶりに使うと、水漏れが貯湯タンクの水抜き栓から発生していることがあります。

これは、ヒートポンプを運転するために、内部の水を減圧しているためです。お湯をそのまま沸かしてみていつもどおりに沸くのであれば、次からは水漏れも発生しなくて使えます。

前もって長期間使わないことがわかっているときは、貯湯ユニットの水抜きをしておましょう。特に、配管の中の水が寒冷地では凍って、接合部やパッキンが壊れることがあります。

 

配管の損傷

エコキュートの水漏れの要因としては、配管が凍結などによって破裂あるいは損傷することもあります。配管は、長年外気や紫外線にさらされて損傷することもあります。

基本的に、配管は保温材や断熱材が巻かれた上に遮光テープがさらに巻かれています。このようなものが巻かれていなくて配管のままであれば、劣化しやすくなるため注意しましょう。

 

エコキュートのメンテナンス不良

年に数回は、配管の劣化や水漏れをチェックしましょう。同じ程度の頻度で、貯湯ユニット内の清掃も行いましょう。

沈殿物が貯湯ユニット内に溜まっていれば、配管の損傷などの要因になることがあります。浴槽の循環口のフィルターもそのままにしていると目詰まりするため、日常的に掃除する必要があります。

 

エコキュートの設置場所の変更

エコキュートを設置している場所を自分で変えると、貯湯ユニットとヒートポンプユニットを繋いでいるヒートポンプ配管が外れたり、隙間が接続箇所にできたりすることがあります。

そのため、エコキュートの設置場所を変えるときは業者に頼みましょう。

 

エコキュートの水漏れの対応法

エコキュート水漏れがわかったときは、使うのを止めて止水栓を閉めて、業者に頼みましょう。その上で、エコキュートの修理ができるか業者に相談します。

10年間程度使っていて経年劣化がわかったときは、エコキュートの寿命になっている兆候といえます。そのため、エコキュートの交換についても検討しましょう。

 

対応が必要ないエコキュートの水漏れ

貯湯ユニットやヒートポンプユニットの周りで、沸き上げしているときに発生しているような水漏れは、対応が必要ないことがほとんどです。

ヒートポンプユニットから水漏れが発生しているように見えるのは、沸き上げしているときに裏側の空気熱交換器の温度が低下して、結露が発生しているためです。

また、貯湯ユニットから水がポタポタと漏れるのは、貯湯ユニットの中で膨張したお湯が出ているためです。

このようなときは修理が必要ないため、そのまま使っても問題ありません。エコキュートの水漏れが発生したときは、このようなことを参考にして対応してください。

また、エコキュートを使ってから10年間程度経っているとき、トラブルが発生して修理が困難なときは、交換を考えましょう。

 

エコキュートの配管の水漏れでお困りの方へ

 

エコキュートのヒートポンプユニットの水漏れ

近年、エコキュートは家庭の給湯機として人気が非常に高くなっていますが、日本で古くから使われているガス給湯器とは大きく違っています。

お湯を沸かすためのエネルギー源が電気とガスで違っていますが、給湯機の部品も相当違っています。例えば、ガス給湯器は、壁掛け設置ができるような小型化が進んでいますが、エコキュートは貯湯ユニットとヒートポンプユニットが一体になっているため、設置スペースがガス給湯器よりも必要になります。

そして、ヒートポンプユニットの周りが濡れているというようなトラブルが多くあります。しかし、エコキュートの水漏れがあるといっても、この要因はいろいろで、一律にエコキュートのトラブルとはいえません。

ヒートポンプユニット水漏れの症状

ここでは、エコキュートのヒートポンプユニットの水漏れの症状についてご紹介します。エコキュートのヒートポンプユニットの代表的な水漏れのケースとしては、次のようなものがあります。

・結露水がヒートポンプから漏れている
・何らかの不具合がヒートポンプの配管にある
・何らかの不備がヒートポンプの排水にある

水漏れの症状がヒートポンプユニットの周りで見られたときは、このような症状にほとんどのケースがなっているでしょう。

そのため、水漏れの症状がどのような要因で出ているかを見極める必要があります。

 

ヒートポンプユニットの水漏れの要因

ここでは、ヒートポンプユニットの水漏れの要因についてご紹介します。

ヒートポンプユニットの周りが朝方のみ濡れている

朝方にヒートポンプの周りが濡れているが、時間が経てば乾燥して水漏れがなくなるようなケースです。このような水漏れのときは、ヒートポンプユニットの排水の不具合や結露水が考えられます。

水漏れの要因が配管のトラブルのときは、時間が経っても乾燥しません。そのため、水漏れの要因は排水の不具合や結露水になります。

お湯をエコキュートが沸かすときは、結露水がヒートポンプユニットから出ます。エコキュートは、普通はお湯を深夜時間帯に沸かすため、本体の周りを朝方に見れば、地面が結露水で濡れており、水漏れではないかとトラブルを疑ってしまいます。

エコキュートからのこのような結露水については、ドレンホースをヒートポンプユニットの下部に取り付けて、雨水桝などに排水するようになっています。

しかし、このような処置をしないで、地面に結露水が垂れるようなことがあります。これ以外に、エコキュートを長く使っていると、経年劣化でドレンホースが破損して水が漏れたり、ゴミがホース内に詰まって排水が上手くできなくなって結露水が出たりするようなことがあります。

このようなときは、ホースの破損を修理したり、きちんと雨水桝に排水したりする必要があります。そのため、エコキュートそのもののトラブルではないため、それほど心配することはありません。

 

常にヒートポンプユニットの周りが濡れている

ヒートポンプユニットの周りが常に濡れているときは、注意する必要があります。このときは、貯湯ユニットとヒートポンプユニットを繋いでいるヒートポンプ配管に何らかの不具合があって水漏れしている、エコキュートの本体から水漏れしている、などの可能性があります。

配管からの水漏れの要因としては、いくつか考えられます。例えば、エコキュートと配管を繋ぐ接手の箇所のネジが緩んで、水漏れが発生することがあります。

水漏れがネジを増し締めすると止まることがあります。これ以外には、経年によって接手のパッキンが劣化している、配管そのものが破損しているなどがあります。

このときは、業者に頼む必要があります。水漏れが配管の破損によって発生しているときは、水漏れが修理するまで止まらないため、お湯が貯まらなかったり、水道代が高くなったりするなどのトラブルになるでしょう。

常にヒートポンプユニットの周りが濡れているようなときは、業者にできるだけ早く点検してもらいましょう。

 

ヒートポンプユニットそのものの故障は注意

エコキュートの水漏れの要因としては、ヒートポンプユニットそのものが故障して水漏れが内部から発生するようなケースがあります。

ヒートポンプユニットは、銅管が内部に使われている箇所も多くあり、年数が経ったエコキュートでは穴が銅管に開いて水が内部から漏れるようなことがあります。

ヒートポンプユニットが故障したときは、業者に修理を頼む必要がありますが、このときはちょっと注意する必要があります。

というのは、ヒートポンプユニットの修理は、結構高額になることが多くあり、修理費がほとんど10万円をオーバーするようになります。

そのため、故障したエコキュートが何年経っているかで、修理ではなくて交換した方がいいこともあります。

エコキュートは、寿命が10年間~15年間くらいあるといわれているため、10年間くらい使っているといろいろな箇所が劣化していることがあります。

このようなときは、修理をしても、また別の箇所がすぐに故障して、修理費が嵩むようになるため注意しましょう。

エコキュートの配管の水漏れでお困りの方へ

 

エコキュートの配管の交換工事

エコキュートの配管の交換工事というのは、エコキュートのすでに設置している配管を新しいものに換える工事です。エコキュートの配管の交換時期は、設置してから10年程度が目安です。

エコキュートを設置してから10年間程度経つと、問題や故障がエコキュート本体に無くても、配管からの水漏れなどのトラブルが発生することがあります。

配管からの水漏れのときは修理する必要がありますか、水漏れ以外に保温材や断熱材が経年劣化によって縮まるというトラブルもあります。

保温材や断熱材が縮まることによって配管が露出すると、冬のシーズンに凍結する要因にもなるため、配管を交換する必要があります。

配管を交換するということでも、一箇所だけの配管を交換したり、全ての配管を交換したりすることがあります。

基本的に、エコキュートの配管としては、ヒートポンプ配管、給水配管、給湯配管、ふろ配管があります。この配管の中では、ヒートポンプ配管が水漏れの発生しやすいものです。

ヒートポンプ配管は、ヒートポンプユニットと貯湯ユニットを繋ぐものです。貯湯ユニットから水をヒートポンプユニットに送って、ヒートポンプユニットで沸かしたお湯を貯湯ユニットに送ります。

 

ヒートポンプ配管の交換工事

ここでは、ヒートポンプ配管の交換工事についてご紹介します。

交換するときに使う配管は、三層管というものです。ヒートポンプ配管の交換工事は、1時間程度で終わります。ヒートポンプ配管の交換工事の方法としては、基本的に、ヒートポンプユニットの水抜き、既存の配管の取り外し、新しい配管の取り付け、になります。

交換する前のヒートポンプ配管は、経年劣化によって保温材や断熱材が縮まって中の配管が露出しています。基本的に、外壁を背にしてヒートポンプユニットは取り付けるため、接続している配管はL字形になるときが多くあります。

保温材や断熱材がL字の箇所で縮まってずれると、保温材や断熱材が縮まった分ずれて中の配管が露出します。

この露出した配管が雨風や紫外線にさらされて傷んで、水漏れが発生するときがあります。10年間程度エコキュートの配管を交換していないときは、一度チェックをしてみましょう。

 

エコキュートの配管の交換工事

ここでは、エコキュートの配管の交換工事についてご紹介します。

まず、既存の配管を取り外す前に、ヒートポンプユニットの水抜きをします。既存の配管を取り外した後に、継手金具を新しく取り付けて三層管を取り付けします。三層管をヒートポンプユニットの2箇所に接続します。

次に、貯湯ユニット側の既存の配管を取り外します。三層管を貯湯ユニット側の2箇所に接続します。三層管は、ヒートポンプユニットの裏側を通して貯湯ユニットと接続します。

エコキュートを設置して10年間以上経っていれば、配管の交換工事を一度検討してみましょう。

 

エコキュートの配管の交換費用

エコキュートでトラブルが発生すれば、お風呂に入れなかったり、お湯を使えなかったりするため非常に大変です。ここでは、エコキュートでトラブルが発生しやすい配管の交換費用についてご紹介します。

エコキュートの配管の交換費用

エコキュートの水漏れ、凍結、部品の劣化などで配管が壊れたり、パッキンが古くなったりしたときは、配管の交換費用が約1万円かかります。

なお、古いエコキュートで部品の交換ができないようなときは、修理しないでエコキュート自体を交換する方がお得なこともあるでしょう。

エコキュートの部品は、エコキュートを毎日使っていると10年間くらいの寿命であるため、部品を何回も修理や交換しているとエコキュートを交換する方がお得といえます。

省エネ機能が新しいタイプのエコキュートはアップしているため、より電気代が節約できるものがあるだけでなく、イニシャルコストも安く、長期間使うと費用を回収しやすくなります。

 

エコキュートの配管の交換費用の内訳

エコキュートの配管の交換工事は、エコキュートの既存の配管を新しいものに交換する作業です。配管を交換するのは、10年間程度以上エコキュートを設置してから経っているときで、10年間程度以上経っているとエコキュート自体にトラブルや故障が発生していなくても、配管の水漏れなどが発生することがあるため注意しましょう。

水漏れがわかったときは、配管を交換する必要がありますが、保温材や断熱材が経年劣化によって縮んでいることもあります。

保温材や断熱材が縮むと配管が露出して、寒いシーズンに凍結することがあるため、配管を交換する必要があります。

配管の交換は、一部分のみを交換するときと全ての配管を交換するときがあるなど、状況によって違います。エコキュートの配管としては、ヒートポンプ配管、給水配管、給湯配管、ふろ配管がありますが、特に、ヒートポンプユニットと貯湯ユニットを接続しているヒートポンプ配管の2本は水漏れしやすいため注意する必要があります。

エコキュートの配管を交換するときは、まず既存の配管を取り外して、配管を新しく取り付けします。配管の交換費用の内訳としては、配管のトラブルが発生している箇所の点検費用、既存の配管の取り外し費用、配管を新しく取り付ける費用です。

 

エコキュートの配管の交換費用は無料になることがある

エコキュートのメーカーの無償保証期間によっては、無料に配管の交換費用がなることがありますが、それぞれの部品によって無償保証期間は違っています。

なお、主なエコキュートのメーカーの無償保証期間は、メーカーで大きな違いはありません。

無償保証期間は、エコキュート本体が1年間くらい、ヒートポンプが3年間、貯湯タンクが5年間などと決まっています。

また、メーカーや販売店ごとに、5年間~10年間の延長保証をサービスしていることが多くあります。無償保証期間中の修理代は必要ありませんが、地震などの自然災害で故障したときや間違った使用方法で故障したときは、無償保証期間中でも有償になるため注意しましょう。

 

エコキュートの配管の交換工事は業者を選択する必要がある

エコキュートの配管を交換するときは、頼む業者を選択する必要があります。業者を選択するときは、対応が真摯で丁寧な業者である、訪問販売の業者ではないことが大切です。

業者としては、エコキュートの専門の交換業者、エコキュートを販売している地域密着型の電気屋や家電量販店、リフォーム業者がおすすめです。

エコキュートの配管の交換費用をできるだけ安くしたいときは、業者から見積もりを入手することが大切ですが、対応が親切で丁寧か、聞いたことに対してわかりやすく答えてくれるかということも大切です。

訪問販売もエコキュートはありますが、訪問販売の業者はトラブルになることがあるため、いかに費用が安いということでも安易に頼まないようにしましょう。費用を後から追加で請求されるようなトラブルも発生しているようです。

 

エコキュートの配管の交換費用が高すぎるときは見積りをいくつかの業者に頼む

エコキュートの配管の交換工事の見積もりを頼んだときに、費用が高いと思えば、別の業者にも頼んでみましょう。業者に見積もりを頼むときは、見積もりをいくつかの業者に頼んでいることを前もって伝えておくことも大切です。

見積もりをいくつかの業者に頼んでいることを前もって伝えると、別の業者と差別化するために値引きしてくれることがあります。

エコキュートの配管を交換するときは、いくつかの業者の見積もりを入手して、信頼が最もできる業者に頼みましょう。

エコキュートの配管の水漏れでお困りの方へ

 

まとめ

ここでは、エコキュートの配管の水漏れでお困りの方へ、エコキュートの配管、エコキュートの水漏れの症状、要因、対応法、エコキュートのヒートポンプユニットの水漏れ、エコキュートの配管の交換工事、エコキュートの配管の交換費用についてご紹介しました。

エコキュートの配管の水漏れで困っている方は、ぜひ参考にしてください。

 

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