【必見】エコキュートの追いだき配管交換完全ガイド

2023年11月23日

追いだき配管交換完全ガイド

既設の給湯器からエコキュートに交換するときは、追いだき配管も交換するのがおすすめです。

ここでは、追いだき配管交換の基本、既設の給湯器からエコキュートへの交換プロセス、エコキュートの選び方と設置のポイント、追いだき配管の重要性と交換方法、追いだき機能の最適化とメンテナンス、追いだき配管の交換の費用と期間についてご紹介します。

 

追いだき配管交換完全ガイド

 

エコキュート追いだき配管の交換の基本

ここでは、エコキュート追いだき配管の交換の基本についてご紹介します。

 

エコキュート追いだき配管の交換の重要性と基本知識

追いだき配管は、普段は気が付かないでしょうが、考えている以上に汚れています。例えば、時間が経つにつれてお風呂に湯垢が混じってびっくりしたこともあるのではないでしょうか。

追いだき配管は、衛生面に気配りするために掃除を定期的に行う必要があります。しかし、追いだき配管の掃除の方法がわからないような方も多くいるでしょう。

まず、追いだき配管が汚れる要因を掴んで、掃除する方法を把握しておきましょう。追いだき配管としては、強制循環タイプと自然循環タイプがあり、構造がそれぞれ違っています。

なお、エコキュートの追いだき配管は、強制循環タイプです。エコキュートの追いだき配管は、浴槽のふろ循環アダプターが1つで、配管が内部でわかれています。

エコキュートに内蔵したポンプで冷めたお風呂のお湯を強制的に吸い込み、温めたお湯が循環アダプターから出るようになっています。追いだき配管は、長いために雑菌が繁殖しやすくなります。

追いだき配管の汚れの要因は、微生物や細菌です。追いだきするときにお風呂のお湯に混じって吸い込まれた皮脂、入浴剤、湯垢などが追いだき配管の内部に付いて、細菌のエサになって繁殖します。

代表的な細菌としては、レジオネラ菌や大腸菌などがあります。特に、レジオネラ菌は、感染症を引き起こし、最悪のときは人が死亡することもあるために注意する必要があります。

 

既設の給湯器からエコキュートへの交換プロセス

ここでは、既設の給湯器からエコキュートへの交換プロセスについてご紹介します。

既設の給湯器からエコキュートへの交換プロセスは、次のようになります。

既設の給湯器、リモコンを取り外す
エコキュートとリモコンを取り付けする
エコキュートの配管工事を行う
エコキュートの電気工事を行う
試運転を行って、不具合などがないかをチェックする
必要によって、電力会社に申請する

 

なお、エコキュートの交換当日は、次のようなことに注意する必要があります。

立ち会いする必要がある
試運転確認は一緒に行う

 

エコキュートの交換工事は屋外になるため、立ち会いしなくても問題ないと思うかもしれません。しかし、エコキュートの交換後は、問題なく使えるかを屋内で試運転確認する必要があるため、必ず立ち会いする必要があります。

また、不測の事態が発生したときのためにも、コミュニケーションがすぐに取れるように立ち会いしましょう。さらに、トラブルが先々発生しないように、必ず試運転確認は一緒に行うことが大切です。

 

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エコキュートの選び方と設置のポイント

ここでは、エコキュートの選び方と設置のポイントについてご紹介します。

 

エコキュートの種類と選び方

ここでは、エコキュートの種類と選び方についてご紹介します。

 

住んでいる地域で選ぶ

エコキュートは、住んでいる地域によって一般地仕様、寒冷地仕様、耐塩害仕様のいずれかを選びます。

一般地仕様のエコキュートは、最低の外気温が-10℃を下回らない地域で使えます。
寒冷地仕様のエコキュートは、最低の外気温が-25℃を下回らない地域で使えます。
耐塩害仕様のエコキュートは、防錆、防腐の加工が行われており、海岸に近い潮風の当たる地域で使えます。

目安としては、海岸から300m以内のときは耐重塩害仕様のエコキュート、海岸から300m以上1km以内のときは耐塩害仕様のエコキュートを選びましょう。

 

使用湯量と家族数で選ぶ

一般的に、使用湯量は家族数によって違います。家族数に適した貯湯タンクの容量のエコキュートは、次のようになります。

家族数が1人~2人のときは貯湯タンクの容量が185L
家族数が2人~4人のときは貯湯タンクの容量が300L
家族数が3人~5人のときは貯湯タンクの容量が370L
家族数が4人~7人のときは貯湯タンクの容量が460L

なお、少し大きめ貯湯タンクの容量のエコキュートを選んでも、大幅に電気代が増えることはありません。

そのため、暮らしに余裕を持たせるためには、少し大きめの貯湯タンクの容量のエコキュートを選ぶのがおすすめです。

 

設置場所で選ぶ

エコキュートの貯湯タンクユニットの形状は、設置場所に適したものを選ぶ必要があります。ここでは、エコキュートの貯湯タンクユニットの形状についてご紹介します。

標準タイプは、一般的な貯湯タンクユニットの形状で、角型タイプともいわれています。標準タイプの設置スペースとしては70cm~80cm四方くらいのものが必要で、戸建てでの設置に適しています。

薄型タイプは、奥行きが標準タイプよりも浅く、その分背が標準タイプよりも高くなったり、横幅が広くなったりします。薄いため、敷地と建物の幅が狭いときでもエコキュートを設置することができます。

スリムタイプは、標準タイプと薄型タイプの中間の形状です。奥行きが標準タイプよりも浅く、背がその分高くなっています。

これ以外にも、メーカーによってはローボディタイプやコンパクトタイプのエコキュートなども準備しています。

それぞれの貯湯タンクユニットの特徴を十分に見極め、自宅に最も適したエコキュートを選びましょう。

また、設置場所をチェックするときは、設置作業や修理などのためのスペースがあるか、建物の窓を貯湯タンクユニットが塞がないか、植木や浄化槽の蓋などが邪魔にならないかなども注意しましょう。

 

機能で選ぶ

エコキュートの機能を選ぶときは、給湯タイプと便利な機能の面から検討するのがおすすめです。エコキュートは、主として次のような給湯タイプがあります。

給湯専用タイプのエコキュートは、給湯栓からお湯を出すシンプルなもので、価格が安いことや設置の容易さがメリットです。

オートタイプのエコキュートは、スイッチ一つでお風呂の湯はりができ、フルオートタイプのエコキュートと比較すると非常にリーズナブルな価格です。

フルオートタイプのエコキュートは、スイッチ一つでお風呂の湯はり、保温、足し湯などができ、自動で全ての機能が使えます。

なお、これ以外にも、床暖房や浴室乾燥機などが使える多機能タイプのエコキュートもあります。自宅に適したエコキュートの機能を選びましょう。

エコキュートの便利な機能というのは、それぞれのメーカーによって違った特徴があるものです。例えば、パワフル高圧、バブルおそうじ、ホットあわーなどがあります。

また、エコキュートは、いろいろなメーカーのものがあり、機能や使い勝手などがそれぞれ違っています。好きなメーカーのエコキュートを選びましょう。

 

追いだき配管に適したエコキュートの設置方法

ここでは、追いだき配管に適したエコキュートの設置方法についてご紹介します。

 

追いだき配管の経路を確保する

追いだきするときは、お風呂のお湯が追いだき配管を通って、貯湯タンクユニットで温められます。この後、追いだき配管を通って再度お風呂に戻るようになっています。

そのため、追いだき配管をエコキュートからお風呂に新たに設置する必要があります。追いだき配管の経路を確保する必要があります。

 

追いだき配管の制約、工事上の注意

追いだき配管は、次のような制約があります。

耐熱温度が80℃以上の銅管(10A、15A)、架橋ポリエチレン管(13A)
6m5曲がり(10A)、15m10曲がり(15A)
保温材の厚さが10mm以上推奨

 

また、追いだき配管は、次のような工事上の注意があります。

階下への追いだき配管はできません。
浴槽のふろ循環アダプターは、メーカーの別売品を使ってください。
フレキ管を配管の接続部に使うときは、トータルで1m以内にしてください。
既設の給湯器を交換するときは、追いだき配管も交換してください。
既設の追いだき配管を再度利用するときは、十分に洗浄してください。
パッキンは、必ず80℃以上の耐熱のものを使ってください。

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エコキュート追いだき配管の重要性と交換方法

ここでは、エコキュート追いだき配管の重要性と交換方法についてご紹介します。

 

エコキュート追いだき配管の役割と交換が必要な理由

追いだき配管というのは、フルオートタイプのエコキュートの専用の配管で、貯湯タンクユニットと浴槽を接続するものです。

フルオートタイプのエコキュートは、お風呂の湯はりから保温、足し湯などが自動でできるものです。保温や追いだきのときには、追いだき配管が使われます。

お風呂のお湯を追いだき配管を通じて回収し、貯湯タンクユニットで温めてから再度お風呂に戻します。お風呂のお湯が循環するため、皮脂などの汚れが追いだき配管には付きやすくなります。

そのため、追いだき配管は交換するのがおすすめです。

 

安全かつ効率的なエコキュート追いだき配管交換の手順

ここでは、安全かつ効率的な追いだき配管交換の手順についてご紹介します。既設の給湯器からエコキュートに交換するときは、既設の追いだき配管を再度利用することができます。

しかし、既設の給湯器の設置場所と違うところにエコキュートを設置するときは、新しく追いだき配管工事が必要になります。

エコキュートを交換するときは、追いだき配管の位置も十分にチェックしてから設置場所を決めるようにしましょう。

追いだき配管交換の手順は、次のようになります。

浴槽に接続している既設の追いだき配管を撤去して、新しい追いだき配管を取り付けます。
新しい追いだき配管は、架橋ポリエチレンのものに交換することもあります。
全ての作業が終わると、通水して水漏れがないかをチェックします。

なお、エコキュートの配管としては、貯湯タンクユニットと水道水を接続する給水配管、貯湯タンクユニットの中のお湯を台所などに送るための給湯配管、お風呂のお湯を貯湯タンクユニットに戻して温めて再度お風呂に戻す追いだき配管、排水するための排水配管などがあります。

給水配管や給湯配管、追いだき配管は、既設のものがあれば再度利用することができます。なお、エコキュートの配管工事の時間は3時間~5時間くらいですが、この間は断水するため、お湯や水を使うことができなくなります。

そのため、前もってバケツに水を貯めておくなど、準備しておきましょう。

 

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エコキュート追いだき機能の最適化とメンテナンス

ここでは、エコキュート追いだき機能の最適化とメンテナンスについてご紹介します。

 

エコキュート追いだき機能の効率的な使用方法

ここでは、エコキュート追いだき機能の効率的な使用方法についてご紹介します。

 

追いだき機能を使う時期と頻度

追いだき機能は、お風呂のお湯の温度が下がったときに使うと便利です。また、お風呂上がりにお湯を短時間に温めたいときにも役に立ちます。

追いだき機能を使う頻度としては、一般的に好みや使用状況などによって違いますが、1日に数回くらい~1週間に1回くらいです。

しかし、使用頻度が多いときは、エコキュートの寿命が短くなることがあるため、適度に使うのがおすすめです。

 

追いだき機能を使うときに注意すること

追いだき機能を使うときは、次のようなことに注意しましょう。

使用回数や時間に制限があることがあるため、エコキュートの取扱説明書をチェックする
使う前には、浴槽の排水口を確実に閉める
使う前には、浴室内の湿度や温度をチェックし、換気を十分に行った状態にする
使った後は、湿気を逃がすために換気扇を回す

このようなことに注意することによって、追いだき機能を効率的に使うことができます。

 

追いだき機能の使い方のコツ

追いだき機能の使い方のコツとしては、次のようなものがあります。

エコキュートの取扱説明書の追いだき機能を十分にチェックして、正しい使い方を把握する
使う前に水量が足りていることをチェックする
使う前に浴槽の排水栓を確実に閉める
使うときは、別の水回りを使うのを控える
時間を守って使う

このような注意をすることによって、追いだき機能を効率的に使うことができます。

 

エコキュートのメンテナンスと追いだき配管の定期的な洗浄

エコキュートは自動配管洗浄機能が搭載されており、この機能を使って掃除することによって、ある程度追いだき配管をきれいに維持することができます。

しかし、こまめに追いだき配管を洗浄しても、頑固な落とせない汚れが溜まることがあります。そのため、少なくとも半年に1回くらいは、洗浄剤を使って追いだき配管を洗浄する必要があります。

追いだき配管が汚れる要因は、湯垢や皮脂汚れ、入浴剤の成分などがあります。このような汚れをそのままにしておくと、大腸菌やレジオネラ菌が発生することがあります。

そのため、抵抗力の小さい子供さんや高齢の方が吸い込むことによって、レジオネラ肺炎にかかって、咳や頭痛、高熱を引き起こすことがあります。

きれいなお風呂に入ることは、気持ちがメンタル的にいいのみでなく、レジオネラ肺炎の予防にもなります。エコキュートは、半年に1回くらい追いだき配管の定期的な洗浄を行いましょう。

 

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エコキュート追いだき配管の交換の費用と期間

ここでは、エコキュート追いだき配管の交換の費用と期間についてご紹介します。

 

エコキュート追いだき配管の交換の費用

エコキュート追いだき配管の交換の費用は、1万円~2万円くらいが相場です。また、この費用は普通の家庭の平均的なものです。

例えば、追いだき配管が長いときは、その分費用も高くなります。そのため、基本的に参考の価格として考えておきましょう。

 

エコキュート追いだき配管の交換の期間

エコキュート追いだき配管の交換の期間は、1時間~3時間くらいが目安です。そのため、追いだきが使えない時間も短く、非常に手軽でしょう。

なお、これは追いだき配管の交換だけの時間です。追いだき配管の経路を変更するなどのときは、さらに期間が長くなることもあるでしょう。

 

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まとめ

ここでは、追いだき配管交換の基本、既設の給湯器からエコキュートへの交換プロセス、エコキュートの選び方と設置のポイント、追いだき配管の重要性と交換方法、追いだき機能の最適化とメンテナンス、追いだき配管の交換の費用と期間についてご紹介しました。

エコキュートの追いだき配管を交換するときは、ぜひ参考にしてください。

エコキュートの追いだき配管の交換については、前もって業者に相談しましょう。

 

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