IHクッキングヒーターの空焚きが心配な方へ

2021年12月16日

IHクッキングヒーターの空焚きが心配な方へ
IHクッキングヒーターを使うときは空焚きにならないか心配しているような方もいるのではないでしょうか。

ここでは、IHクッキングヒーターの空焚きが心配な方へ、パナソニックと日立のIHクッキングヒーターの空焚き防止機能、IHクッキングヒーターの安全装置とは?IHクッキングヒーターの火災が発生するリスク、エコキュートの自分で行うメンテナンス方法についてご紹介します。
IHクッキングヒーターの空焚きが心配な方へ
■パナソニックと日立のIHクッキングヒーターの空焚き防止機能

ここでは、パナソニックと日立のIHクッキングヒーターの空焚き防止機能についてご紹介します。

●パナソニックのIHクッキングヒーターの空焚き防止機能

空焼き自動OFFが、パナソニックのIHクッキングヒーターの空焚き防止機能になります。
空焼き自動OFFの機能は、約15分間鍋の空焼き状態が継続すると、通電を自動的に停めて、エラー表示とブザーで知らせるものです。
エラー表示は、左IHヒーターが「U13」、右IHヒーターが「U14」、後ろIHヒーターが「U71」です。
なお、KZ-HS20APのときは「1」と「7」が交互に点滅します。
通電が停まるまでの時間は、鍋の種類によって違います。
また、空焼き自動OFFの機能が、火力が弱いときや鍋の種類によって作動しないことがあります。
左右のIHヒーター、後ろのIHヒーターのときに作動しますが、後ろラジエントヒーターのときは作動しません。

●日立のIHクッキングヒーターの空焚き防止機能

過熱防止自動停止が、日立のIHクッキングヒーターの空焚き防止機能になります。
過熱防止自動停止の機能は、異常に鍋底の温度が高くなったり、吸気口・排気口が塞がれたりして、異常にIHクッキングヒーターの本体の内部の温度が高くなったときに、ブザーが鳴って通電を自動的に停めるものです。
例えば、煮汁が煮物調理で無くなって空だきになれば、異常に鍋底の温度が高くなるために通電を自動的に停めます。
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■IHクッキングヒーターの安全装置とは?

IHクッキングヒーターは、光熱費の低減効果が大きいために人気になっている調理器具です。
さらに、IHクッキングヒーターは、火が出ないために火災が発生するリスクが少なく、安全装置がいろいろ搭載されているため、高齢の方や小さな子供さんがいる家庭でも安全に使うことができます。
近年は、IHクッキングヒーターが高い安全性があるために、賃貸物件を探すときでもIHクッキングヒーターが設置されていることを条件にする人も多くいるそうです。
しかし、IHクッキングヒーターは高い安全性があるということでも、実際にどのような安全装置が搭載されているのかよくわからないでしょう。
ここでは、IHクッキングヒーターの安全装置についてご紹介します。
なお、ここでご紹介する安全装置は、パナソニックのIHクッキングヒーターに搭載されているものです。
IHクッキングヒーターの安全装置はメーカーによって違っているため、取扱説明書などでチェックしてください。

●こげつきお知らせ

調理をしているときに別のことも一緒に行っていたり、来客があったりしたりするなどで、料理が焦げ付いたようなことも多くあるのではないでしょうか。
IHクッキングヒーターは、このようなときに焦げ付きを防いでくれる機能があります。
パナソニックのIHクッキングヒーターは、火力5以下の加熱モードで、加熱を約10分間以上継続したときにこげつきお知らせの安全装置が作動します。
こげつきお知らせは、焦げ付きを煮込みや煮物を調理しているときに検知すると加熱が止まって、リング・「こげつき」の文字の点滅と音声で知らせてくれます。
後でご紹介する切り忘れ自動OFF(約45分間経って作動)より、加熱を早い時期に止めます。
焦げ付き具合や加熱が止まるまでの時間は、火力、鍋の種類、調理メニューなどで違います。

●電源スイッチ自動OFF

電源スイッチ自動OFFは、IHクッキングヒーターの電源スイッチが入った状態で、ボタン操作が一定時間無いときにスイッチを自動で切ってくれるものです。
安全性だけでなく、省エネに対しても気配りされた優れたものです。
なお、電源スイッチ自動OFFについては、5分、10分、15分、30分の調整範囲で時間を設定することができます。
また、調整時間が別のメーカーのときは変わることがあります。

●オールロック

オールロックは、チャイルドロックで、小さい子供さんがいるときにおすすめです。
小さい子供さんは、お母さんが使っているIHクッキングヒーターに興味があり、自分で触ることもあります。
そのため、火傷することなどもあるため、少し心配になることもあるでしょう。
IHクッキングヒーターにはオールロックがあり、オールロックをONにすると、ボタンの全ての操作ができなくなります。
オールロックをONにすると、小さい子供さんが触ってトラブルが発生することが無くなります。

●グリル高温自動OFF

IHクッキングヒーターの多くはグリル機能がありますが、グリルの間違った使い方をするとリスクがあります。
そのため、IHクッキングヒーターのグリル高温自動OFFは、異常にグリル庫内の温度が高くなったときに検知して加熱を自動で停めて、異常検知表示やブザーで知らせてくれるものです。

●お手入れ異常自動OFF

お手入れ異常自動OFFは、少し安全装置とは違いますが、グリル機能があるIHクッキングヒーターで、受け皿やグリル皿を入れた状態でお手入れ機能を使うときに、通電を自動的に停めて、異常表示とブザーで知らせしてくれるものです。

●切り忘れ自動OFF

切り忘れ自動OFFは、スイッチをIHクッキングヒーターを使った後に切り忘れたときでも、最後にスイッチを操作してから一定時間が経てば、通電を自動で停めてくれるものです。
また、ブザーで異常検知として知らせてくれます。
それぞれのヒーターの自動OFF時間は、IHヒーターが約45分間、ラジエントヒーターが約45分間、グリルが約30分間です。

●空焼き自動OFF

空焚きは、IHクッキングヒーターにかけている調理器具が異常に高温になるため、火傷するリスクなどがあります。
IHクッキングヒーターの空焼き自動OFFは、約15分間以上空焚きが継続すると、通電を自動で停めてブザーなどで知らせてくれるものです。
なお、通電が自動で停まるまでの時間については、調理器具の種類によって違います。
また、弱い火力で調理器具を加熱しているときは、調理器具の種類によって空焼き自動OFFが作動しないこともあるため注意しましょう。

●温度過昇防止

温度過昇防止は、IHクッキングヒーターに置いている鍋の底の温度を検知して、異常に鍋の温度が高くなり過ぎないようにするものです。
異常に温度が高くなり過ぎたときは通電を自動的に停めて、鍋の底の温度が低くなると火力を自動的に強くするなどしてくれます。

●鍋なし自動OFF

鍋なし自動OFFは、鍋をIHクッキングヒーターから外すと、約1分後に自動で通電が停まって火力表示が点滅します。
火力表示が点滅しているときに鍋を戻したときは、加熱が再度始まります。
なお、IH対応でない鍋を置いたときなども、鍋なし自動OFFが作動します。
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■IHクッキングヒーターの安全機能とは?のまとめ

ここでは、IHクッキングヒーターの安全機能とは?についてご紹介しました。
一昔前までは、火力がIHクッキングヒーターは弱い、あまりIHクッキングヒーターは使い勝手が良くないなどといわれていましたが、火力についても最近はあまり問題にならなく、IHクッキングヒーターにガスコンロから交換する人も多くなっています。
IHクッキングヒーターはメリットがいろいろありますが、特に高い安全性がおすすめです。
基本的に、火を直接使わないで加熱できるため、ガスコンロと比較すると火災が発生するリスクが少なく、安全な暮らしに役に立ちます。
さらに、調理をしているときのうっかりミスを防ぐ安全装置が多くあるため、IHクッキングヒーターは非常におすすめです。
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■IHクッキングヒーターの火災が発生するリスク

調理用のコンロによる火災は、住宅の火災が発生する要因のトップクラスになっています。
そのため、火を使わないIHクッキングヒーターを安全なコンロとして使う方も多くいるでしょう。
特に、住宅の火災で亡くなる7割以上の人が65歳以上であるため、IHクッキングヒーターを高齢者向けの住宅で採用するケースが多くなっています。
そのため、高齢者向けの物件で住宅設備の設計をするときは、IHクッキングヒーターを採用するケースが多くあるようです。
しかし、火を使わないためIHクッキングヒーターは安全であるというのは非常に間違っています。
ガスコンロと比較しても、IHクッキングヒーターの火災が発生するリスクは少ないとは決していえません。
IHクッキングヒーターは火を使わないということでも、適切に油断しないで使うことが大切です。

●IHクッキングヒーターでも火災が発生する

ガスコンロによる火災の発生は、安全装置が発達することなどによってだんだん少なくなってきています。
しかし、IHクッキングヒーターによる火災の発生はむしろ多くなっています。
東京消防庁の報道発表資料(https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-kouhouka/pdf/290321_1.pdf)によると、ガステーブルなどによる火災発生件数はだんだん少なくなっていますが、IHクッキングヒーターによる火災発生件数はだんだん多くなっています。
平成28年のデータでは、ガステーブルなどが要因の火災は366件で、IHクッキングヒーターが要因の火災は21件です。
このデータのみを見れば、圧倒的にIHクッキングヒーターの方が安全であると考えられます。
しかし、ガステーブルなどに比較して、IHクッキングヒーターは普及率が低く、ガステーブルなどは割合新しい機器のIHクッキングヒーターと違って、Siセンサーの安全装置が義務化された2009年以前のものが多いことを考えれば、IHクッキングヒーターと安全装置を搭載した最近のガステーブルの火災発生率はそれほど大きく違わないでしょう。
実際に、Siセンサー搭載がガステーブルなどに義務化された平成20年(2009年)からのガステーブルなどの火災件数は非常に少なくなっており、平成19年(2008年)の605件から平成28年(2017年)の366件と半分近くになっています。
Siセンサーが搭載されていないガステーブルを使っている家庭もまだ多くあることを考えれば、安全性が最近のガステーブルは相当アップしているといえるでしょう。

●IHクッキングヒーターで発生する火災

ここでは、IHクッキングヒーターで発生する火災についてご紹介します。

・IHクッキングヒーターでも天ぷら油火災は発生する
天ぷら油火災は、昔からコンロからの出火で多くあります。
火災が発生するのは、油を加熱し過ぎるためです。
IHクッキングヒーターは温度を自動的に一定に維持してくれる、あるいは熱くなり過ぎると自動的に通電が停まると考えている方も多くいますが、IHクッキングヒーターでも天ぷら油火災は実際に発生します。
というのは、IHクッキングヒーターはガスコンロよりも油の温度が早く高くなるため、安全装置が作動しなくて火災が発生することがあります。
特に、IH対応の鍋でなかったり、油の量が少なかったりすれば、早く加熱して火災が発生しやすくなります。
また、揚げ物専用のモードがIHクッキングヒーターにあるにも関わらず、揚げ物をこれ以外のモードでしたために、適切に安全装置が作動しないこともあります。

・スイッチを間違って入れたり切り忘れたりすることがある
IHクッキングヒーターは、ガスコンロと違って火が出ません。
ガスコンロであれば、火が点いていることがちょっと離れたところからでもわかります。
しかし、IHクッキングヒーターは加熱しているかがすぐにわからないでしょう。
また、IHクッキングヒーターは、直接火で加熱するガスコンロと違って直感的にわからないことや、ガスコンロを使い慣れている人がIHクッキングヒーターに慣れないことなどのために、使い方を間違うことがあります。
そのため、スイッチを間違って入れたり切り忘れたりすることがあり、空焚きしてもわからないことがあります。

・火災の最も多い要因は電源スイッチを入れっぱなしにすること
IHクッキングヒーターの火災の最も多い要因は、電源スイッチを入れっぱなしにすることです。
例えば、IHクッキングヒーターの電源スイッチを入れっぱなしにしたままで、その場を離れて忘れたようなケースです。
当然ですが、加熱したままで放置すればリスクがあります。
IHクッキングヒーターでも、間違った使い方をすると火災が発生するリスクがあります。
IHクッキングヒーターを高齢者向け住宅で採用するのは、間違った使い方をしたり、うっかりして放置したりしても、火災が発生しないということからでしょうが、このような意味ではガスコンロに比較してIHクッキングヒーターは非常に安全とはいえないでしょう。

●IHクッキングヒーターの火災が発生するリスクのまとめ

ここでは、IHクッキングヒーターの火災が発生するリスクについてご紹介しました。
IHクッキングヒーターのイメージは火を使わないため安全であるということがありますが、IHクッキングヒーターによる火災は実際に年々多くなっています。
IHクッキングヒーターは安全という考えから油断するとリスクがあります。
IHクッキングヒーターは間違った使い方をするとガスコンロと同じように火災が発生する要因になるため、使い方については注意しましょう。
IHクッキングヒーターの空焚きが心配な方へ
■エコキュートの自分で行うメンテナンス方法

IHクッキングヒーターを購入するために空焚きを心配しているのであれば、エコキュートについても一緒に購入するのがおすすめです。
エコキュートは、ガス給湯器に比較して省エネになるため光熱費が低減できます。
しかし、このようなエコキュートでも、いかに丁寧に使っていても劣化などが発生します。
そのため、エコキュートを安心して長期間使うためには、メンテナンスを定期的に行うことが大切です。
ここでは、エコキュートの自分で行うメンテナンス方法についてご紹介します。

●メンテナンスがエコキュートは必要

エコキュートは水道水を使うため、貯湯タンクの中に水道水に含まれている不純物が溜まってきます。
また、お風呂のお湯を循環すると、浴槽のふろ循環アダプターのフィルターに皮脂などの汚れが目詰まりします。
このような不純物や皮脂などをそのままにしてエコキュートを使うと、貯湯タンクや配管が劣化してトラブルが発生する要因にもなります。
一般的に、エコキュートは10年間~15年間の寿命とされています。
しかし、この寿命はメンテナンスを定期的に行って、取扱説明書に書いてある使い方をしているときのものです。
メンテナンスを定期的に行っていないと10年になる前にトラブルが発生することあるため、自分でメンテナンスを定期的に行う必要があります。
メンテナンスの目安の期間はメーカーによって違っていますが、エコキュートの寿命を延ばすためにメンテナンスを半年に最低でも1回くらいの頻度で行いましょう。

●エコキュートの仕組み

エコキュートは、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットがセットになっています。
ヒートポンプユニットで沸かしお湯を貯湯タンクユニットに貯めて、お湯と水を混ぜて使います。
基本的に、貯湯タンクユニットの周りと浴槽の周りが、エコキュートのメンテナンス箇所になります。
ヒートポンプのメンテナンスについては方法がメーカーや機種によって違うため、取扱説明書を十分にチェックしましょう。

●エコキュートのメンテナンス方法

ここでは、エコキュートのメンテナンス方法についてご紹介します。

・貯湯タンクの中の掃除
貯湯タンクの中の掃除は、最もエコキュートのメンテナンスで大切です。
というのは、貯湯タンクの中にゴミや不純物が溜まった状態であれば水が汚れて、衛生的でないお湯を使うようになります。
貯湯タンクの中の掃除方法としては、次のようになります。
給水止水栓を閉める
電源カバーを開けて、漏電遮断器を切る
逃し弁のレバーを上げて約1分間そのままにする
排水栓を開ける
2分間を目安にきれいな排水になれば排水栓を閉める
給水止水栓を開けてお湯が出るのをチェックする
お湯が出れば逃し弁のレバーを元に戻す
漏電遮断器を入れる
混合水栓の給湯側を開けてお湯が出るのをチェックする
貯湯タンクの中に溜まっているゴミや不純物は、ほとんど専用の排水栓から流すのみで排出できます。
貯湯タンクのみを取り外して洗う必要がないため、簡単に誰でもメンテナンスができます。

・貯湯タンクユニットの給水口ストレーナーの掃除
給水口ストレーナーというのは、配管にお湯を送る入り口にあり、ゴミがここに詰まるとお湯が出にくくなります。
ブラシなどを使って掃除をしましょう。
貯湯タンクユニットの給水口ストレーナーの掃除方法としては、次のようになります。
給水止水栓を閉める
電源カバーを開けて、漏電遮断器を切る
逃し弁のレバーを上げて約1分間待つ
ブラシなどで給水口ストレーナーを取り外して掃除する
給水口ストレーナーを取り付ける
給水止水栓を開けて水漏れが無いかチェックする
逃し弁のレバーを元に戻す
漏電遮断器を入れる
混合水栓の給湯側を開けてお湯が出るのをチェックする
方法は貯湯タンクの中の掃除とほとんど同じようなもので、漏電遮断器を切ってから行うことがポイントです。

・浴槽のふろ循環アダプターのフィルターの掃除
浴槽のふろ循環アダプターのフィルターというのは、浴槽の中にある金具の内部にあるものです。
お湯の入口が給水口ストレーナーで、お湯の出口が浴槽のふろ循環アダプターのフィルターになります。
給水口ストレーナーと同じように、ゴミがフィルターに詰まっていればお湯が出にくくなるため、定期的に掃除する必要があります。
フィルターを取り外して、髪の毛などのゴミをブラシなどで取り除きましょう。
なお、掃除した後にフィルターを取り付けないでエコキュートを使うと、トラブルが発生する要因になります。

・追いだき配管の掃除
追いだき配管は、浴槽とエコキュートを繋ぐ箇所で、汚れが溜まりやすくなります。
追いだき配管を自動洗浄する機能がエコキュートには搭載されていますが、汚れが落ちる限界もあるため掃除を半年に1回くらいの頻度で行うときれいな状態が維持できます。
風呂用の配管洗浄液がドラックストアや薬局で販売されているため、このようなものを使ってメンテナンスを行いましょう。

・漏電遮断器の動作チェック
漏電遮断器は、漏電がエコキュートで発生したときに自動的に電気を切るためのものです。
家全体のブレーカーがエコキュートの漏電遮断器が作動しないと落ちるため、作動するかチェックしておきましょう。
漏電遮断器の動作チェックの方法としては、次のようになります。
電源カバーを開けて漏電遮断器の点検ボタンを押す
漏電遮断器が切になると正常である
漏電遮断器を入れて電源カバーを閉める

・逃し弁の動作チェック
逃し弁というのは、お湯を沸かすときに貯湯タンクを守るために膨張分を排水するものです。
正常に動作しなければ貯湯タンクが破損し、トラブルや水漏れの要因になります。
逃し弁の動作チェックの方法としては、次のようになります。
逃し弁のレバーを上げる
排水が始まると正常である
逃し弁のレバーを元に戻す
沸き上げしていないときに、逃し弁の動作チェックは行ってください。

・水漏れのチェック
水漏れが貯湯タンクユニットで発生していないか目で見てチェックしましょう。
戸建てのときは最小限に水漏れの被害が抑えられますが、マンションのときは水漏れが発生すると被害が他の住人に及ぶことがあります。

・凍結防止のチェック
寒さに対してエコキュートは弱いため、外気温が凍結するくらい低下するようなときはトラブルが発生しやすくなります。
そのため、冬のシーズンが近くなれば凍結防止ヒーターの電源を早めに入れて、凍結防止が作動するかチェックしましょう。

●長期間エコキュートのメンテナンスを怠るとどうなるか?

次のようなトラブルが、長期間エコキュートのメンテナンスを怠ると発生しやすくなります。
お湯が臭う
ゴミがお湯に浮かぶ
消耗品のトラブルが発生しやすくなる
余計に水道代や電気代がかかる
貯湯タンクの中のゴミや不純物をそのままにしていると、お湯を新しくはったにも関わらず臭ったり、ゴミがお湯に浮かんだりするというトラブルが発生しやすくなります。
まれに青くお湯が見えるということもあるため、定期的に貯湯タンクは水抜きしましょう。
また、消耗品である逃し弁や給水口ストレーナーは、メンテナンスや掃除を定期的に行わないとトラブルが発生しやすくなります。
エコキュートをゴミや不純物が詰まった状態で使い続けると、水道代や電気代が余計にかかるというトラブルも発生します。
このようなトラブルを防止するためにも、メンテナンスを定期的に行うことが必要です。
メンテナンスを自分で行うのが面倒なときは、メーカーの有料定期点検を考えてみましょう。
専門のスタッフがメーカーの有料定期点検ではチェックするため、自分でわからないようなトラブルも見つけてくれます。
保証期間内であれば、無料でトラブルがある部品を交換してくれることもメリットです。

●エコキュートの自分で行うメンテナンス方法のまとめ

ここでは、エコキュートの自分で行うメンテナンス方法についてご紹介しました。
エコキュートを安心して長期間使うためにはメンテナンスが大切であり、特に半年に1回くらいは貯湯タンクを掃除しましょう。
最近は、キラリユキープという水の除菌効果が期待できる機能が搭載されているエコキュートもあり、メンテナンスが容易になっています。
エコキュートのメンテナンスで困ったことがあれば、設置工事業者に相談しましょう。
IHクッキングヒーターの空焚きが心配な方へ
■まとめ

ここでは、IHクッキングヒーターの空焚きが心配な方へ、パナソニックと日立のIHクッキングヒーターの空焚き防止機能、IHクッキングヒーターの安全装置とは?IHクッキングヒーターの火災が発生するリスク、エコキュートの自分で行うメンテナンス方法についてご紹介しました。

パナソニックのIHクッキングヒーターの空焚き防止機能の空焼き自動OFFは、約15分間鍋の空焼き状態が継続すると通電を自動的に停めてエラー表示とブザーで知らせるものです。

日立のIHクッキングヒーターの空焚き防止機能の過熱防止自動停止は、異常に鍋底の温度が高くなったりしたときなどに異常にIHクッキングヒーターの本体の内部の温度が高くなったときは、ブザーが鳴って通電を自動的に停めるものです。

IHクッキングヒーターの空焚きが心配な方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
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