エコキュートの保証が気になる方へ
2024年1月17日
エコキュートは、お手入れやメンテナンスを行っていると10年間以上使えますが、急にトラブルが発生することがあります。そのため、エコキュートを交換するときは、保証についてチェックしておくことが大切です。
ここでは、エコキュートの保証が気になる方へ、エコキュートのメーカーの無償保証、エコキュートの有料の延長保証、エコキュートのメーカーの延長保証で注意すること、エコキュートのメーカーごとの有料の延長保証、エコキュートの有料の延長保証は入る方がいいか?についてご紹介します。
Contents
エコキュートのメーカーの無償保証
家電製品のメーカーの保証は、事業者が自主的に顧客サービスとして決めたもので、メーカーによって内容や期間が違っています。ここでは、エコキュートのメーカーの無償保証についてご紹介します。
三菱のエコキュートの無償保証期間
本体とリモコンが2年間、ヒートポンプユニットが3年間、貯湯タンクが5年間です。
パナソニックのエコキュートの無償保証期間
本体とリモコンが1年間、ヒートポンプユニットが3年間、貯湯タンクが5年間です。
ダイキンのエコキュートの無償保証期間
本体とリモコンが1年間、ヒートポンプユニットが3年間、貯湯タンクが5年間です。
コロナのエコキュートの無償保証期間
本体とリモコンが2年間、ヒートポンプユニットが3年間、貯湯タンクが5年間です。
日立のエコキュートの無償保証期間
本体とリモコンが1年間、ヒートポンプユニットが3年間、貯湯タンクが5年間です。
東芝のエコキュートの無償保証期間
本体とリモコンが5年間、ヒートポンプユニットが5年間、貯湯タンクが5年間です。
一般的に、エコキュートのトラブルが発生して修理が必要なときは、出張料と部品代、技術料のトータル額が請求されます。
しかし、メーカーの無償保証期間内のときは、修理内容によっても違いますが、修理費用が無料になったり安くなったりすることがあります。
エコキュートの有料の延長保証
エコキュートのメーカーの有料の延長保証は、保証期間が最大10年間になるものです。保証期間が延びるだけでなく、メリットがいくつかあります。
例えば、ダイキンの有料の延長保証に入ると、修理費用が最大10年間無料になり、修理の回数や費用の上限額の制限がありません。修理の全てが無料になるとは限りませんが、万一のときに備えることができます。
エコキュートは寿命が10年間~15年間といわれていますが、お手入れやメンテナンスを定期的に行わないとトラブルが発生して寿命が短くなります。エコキュートのトラブルが発生しやすいヒートポンプユニットは、メーカーの無償保証期間が3年間~5年間です。
そのため、メーカーの有料の延長保証に入っておくと、エコキュートを安心して使うことができます。なお、メーカーの有料の延長保証の他に、エコキュートの業者が有料の延長保証を準備していることがあります。
例えば、10年間の延長保証に30,000円の保証料で入ることができるものなどがあります。この延長保証は、エコキュートのトラブルが発生したときに、無償でメーカーの有料の延長保証とほとんど同じような修理を回数の制限無しで行ってくれます。
エコキュートのメーカーの延長保証で注意すること
ここでは、エコキュートのメーカーの延長保証で注意することについてご紹介します。
延長保証は最大10年間に保証期間を延ばす
メーカーの有料の延長保証は、最大10年間に保証期間を延ばすものです。
例えば、ダイキンのエコキュートは、本体とリモコン、ヒートポンプユニット、貯湯タンクの無償保証期間が次のようになっています。
ヒートポンプユニットは3年間
貯湯タンクは5年間
しかし、メーカーの有料の延長保証に入ると、この保証期間が一律10年間になります。なお、保証期間は10年間分延びるということではなく、無償保証期間をトータルして10年間になります。
また、メーカーによっては延長保証期間がいくつかあるため、入るときは間違えないようにしてください。
業者の延長保証と一緒に入ることができない
業者によっては、エコキュートの有料の延長保証を準備していることがあります。しかし、メーカーの有料の延長保証は、業者の延長保証と一緒に入ることができないために注意しましょう。
申込期限が決まっている
メーカーの有料の延長保証の申込期限は、エコキュートを買ってから一定期間内に決まっています。そのため、一定期間をオーバーすると、申し込みができなくなるために注意しましょう。
なお、メーカーによって申込期限が違うため、エコキュートを買ったときにチェックしましょう。
エコキュートの保証書が必要である
メーカーの有料の延長保証に入るためには、エコキュートの保証書が必要です。基本的に、エコキュートの保証書は再発行ができないため、大切に保管しておきましょう。
なお、保証書に書かれている名前や住所などが変わったときは、メーカーに連絡する必要があるため、必ず行いましょう。
エコキュートのメーカーごとの有料の延長保証
ここでは、エコキュートのメーカーごとの有料の延長保証についてご紹介します。
三菱のエコキュートの有料の延長保証
三菱のエコキュートの有料の延長保証としては、「三菱のスマート電化延長保証制度」(https://www.mitsubishielectric.co.jp/smart-denka/warranty/)があります。
「三菱のスマート電化延長保証制度」の保証料(税込)は、次のようになっています。
8年が25,562円
10年が31,220円
延長保証の申込期限は、買い上げ日から3ヶ月以内です。「三菱のスマート電化延長保証制度申込資料」を三菱のホームページから請求して、申し込みする必要があります。
また、保証料は買い上げ日から3ヶ月以内に振り込みする必要があるため、手続きを早めに行いましょう。
「三菱のスマート電化延長保証制度」に入ると、メーカーのエコキュートの保証期間が延びて、修理費用が本体の購入価格までを限度に無料になります。
パナソニックのエコキュートの有料の延長保証
パナソニックのエコキュートの有料の延長保証は、「長期安心修理サービス」(https://sumai.panasonic.jp/anshin/)です。
「長期安心修理サービス」の保証料(税込)は、次のようになっています。
8年が25,666円
10年が29,700円
延長保証の申込期限は、エコキュートを交換してから10ヶ月以内です。そのため、別のメーカーの延長保証に比較して長くなっています。
また、申し込みがインターネットでできるため、簡単です。「長期安心修理サービス」に入ると、修理費用が免責事項を除いて無料になります。
エコキュートの修理は、24時間365日契約者様専用フリーダイヤルで受付しており、メーカーサービス会社が対応するため、安心して頼むことができます。
ダイキンのエコキュートの有料の延長保証
ダイキンのエコキュートの有料の延長保証は、「ダイキン延長保証サービス」(https://www.ac.daikin.co.jp/sumai/encho_hosyo)です。
延長保証の30,800円(税込)の保証料を支払うと、10年間にエコキュートの保証期間を延ばすことができます。別のメーカーの有料の延長保証とは違って、保証期間は10年間だけです。延長保証の申込期限は、エコキュートを設置して6ヶ月以内です。
「ダイキン延長保証サービス申込書」をエコキュートを買った業者から受け取って、必要事項を書いて郵送します。振込用紙が後日届くため、保証料を1ヶ月以内に振り込んで、入金された後に届く延長保証書を受け取ると手続きは完了です。
「ダイキン延長保証サービス」は、修理費用が10年間無料になり、修理の回数や費用の上限額の制限はありません。修理は24時間365日受付しているため、エコキュートのトラブルが発生したときは連絡しましょう。
なお、「延長保証サービス規定書」に決まっている対象除外項目の点検、修理は、有料になります。
コロナのエコキュートの有料の延長保証
コロナのエコキュートの有料の延長保証は、「コロナ延長保証システム」(https://www.corona.co.jp/cat/)です。
「コロナ延長保証システム」の保証料(税込)は、次のようになっています。
8年が25,520円
10年が31,130円
延長保証の申込期限は、エコキュートを買ってから6ヶ月以内です。申し込みはコロナのホームページから行って、振込用紙が届くと1週間以内に入金すると手続きが完了です。
延長保証に入ると、修理費用がメーカーの保証期間内は無料になり、専門のスタッフが修理を行ってくれるために安心です。なお、メーカー希望小売価格の80%までが保証の限度額になっています。
また、延長保証は、延長修理保証規定内容に準じます。エコキュートのトラブルが不当な取扱いや機器以外の要因で発生したときは、延長保証の対象外になります。
日立のエコキュートの有料の延長保証
日立のエコキュートの有料の延長保証は、「日立TWGオール電化延長保証」(https://kadenfan.hitachi.co.jp/kyutou/pdf/hosyou.pdf)です。
「日立TWGオール電化延長保証」の保証料(税込)は、次のようになっています。
延長保証の7年は、標準仕様のエコキュートが23,049円、耐塩害仕様・耐重塩害仕様のエコキュートが23,811円です。
延長保証の10年は、標準仕様のエコキュートが31,219円、耐塩害仕様・耐重塩害仕様のエコキュートが33,143円です。
「日立TWGオール電化延長保証」は、耐塩害仕様・耐重塩害仕様のエコキュートの保証料が違うために注意してください。延長保証の申込期限は、エコキュートを設置してから3ヶ月以内です。業者に頼んで申し込むため、エコキュートを設置したときに手続きを行うのがおすすめです。
延長保証に入ると、メーカーの保証期間内の修理費用が本体価格相当分まで無料で、修理の回数の制限がありません。なお、本体価格相当分は、TWGが同じ機種あるいは同等の機種を調達するときの価格です。
エコキュートの有料の延長保証は入る方がいいか?
では、エコキュートの有料の延長保証は入る方がいいのでしょうか?結論からいうと、エコキュートの有料の延長保証は入る方がいいでしょう。エコキュートの修理費用は、メーカーによって違います。
例えば、パナソニックのエコキュートの修理費用は、出張料と部品代、技術料のトータルで15,000円~75,000円くらいです。お湯が出ないときの修理費用は、混合弁を交換する必要があるために25,000円~35,000円くらいになります。
また、水漏れのときの修理費用は、箇所によっては高額になることもあります。
メーカーの延長保証の保証料(税込)は、次のようになります。
三菱のエコキュートの延長保証の保証料(税込)
5年が11,880円、8年が25,562円、10年が31,220円です。
パナソニックのエコキュートの延長保証の保証料(税込)
5年が11,524円、8年が25,666円、10年が29,700円です。
ダイキンのエコキュートの延長保証の保証料(税込)
10年が30,800円です。
コロナのエコキュートの延長保証の保証料(税込)
5年が11,880円、8年が25,520円、10年が31,130円です。
日立のエコキュートの延長保証の保証料(税込)
基本的に7年が23,049円、10年が31,219円です。
延長保証の保証料は安いとは決していえませんが、トラブルの内容や箇所によっては修理費用が高くなることもあります。そのため、延長保証に入っておくと、万一のときでも安心でしょう。
なお、延長保証の保証料は、メーカーによって違います。また、メーカーの延長保証と業者の延長保証は、一緒に入ることができません。場合によっては、業者の延長保証の方がお得になることもあるため、検討してみましょう。
まとめ
ここでは、エコキュートの保証が気になる方へ、エコキュートのメーカーの無償保証、エコキュートの有料の延長保証、エコキュートのメーカーの延長保証で注意すること、エコキュートのメーカーごとの有料の延長保証、エコキュートの有料の延長保証は入る方がいいか?についてご紹介しました。
エコキュートは、メーカーの無償保証が買ったときに付いていますが、有料の延長保証に入ると最大10年間に保証期間を延ばすことができます。なお、メーカーによって延長保証の内容が違うため、エコキュートを交換する前に業者と相談する方がいいでしょう。
業者は、エコキュートについての知識が豊富なスタッフが対応してくれます。また、業者によっては、メーカーの有料の延長保証とほとんど同じような修理を提供する有料の延長保証を準備しているところもあります。
エコキュートを交換するときは、業者に相談するのがおすすめです。
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