エコキュートはどうして節約できるか?節約方法を知りたい!【2023年最新版】
2020年12月3日
【2024年最新版情報に変更済】
電気代を節約したいためにエコキュートにしたいと思っている方も多くいるのではないでしょうか。しかし、エコキュートにすると必ず節約できるということではありません。
ここでは、エコキュートで節約する方法についてご紹介します。
Contents
エコキュートにするとどうして節約できるか?
ここでは、エコキュートにすると節約できる理由についてご紹介します。
ヒートポンプでお湯を作る
お湯をエコキュートが作る方法としては、ヒートポンプを使っています。ヒートポンプは、冷蔵庫やエアコンなどに使われています。圧縮すると空気は熱くなります。
例えば、空気入れで自転車などに空気を入れるときはポンプの箇所が温かくなるでしょう。空気入れのときは、空気がタイヤに移ってしまえば、圧力が下がるためすぐに冷たくなってしまいます。空気は膨張すれば逆に冷たくなります。
物理を高校で習っていた人であれば、ボイルシャルルの法則を記憶しているでしょう。ヒートポンプの原理はボイルシャルルの法則です。熱を電気で作るときは、電気代が電熱線を暖めるためにかかります。電気で熱を直接作るときは、効率が悪くなります。
一方、空気を圧縮するためにモーターを電気で回すのは電気代がそれほどかかりません。部屋の中の空気に、モーターで圧縮して熱くなった空気の熱を移すとエアコンになります。
部屋の中の空気から熱を取るか、部屋の外の空気から熱を取るかによって、冷房と暖房が変わります。例えば、冷蔵庫であれば、外に冷蔵庫の中の空気を逃すことによって中の空気を冷たくします。
深夜電力を使う
灯油は、昼間に使っても夜間に使っても値段は同じです。
しかし、電気は違っています。昼間は、多く電気を使うオフィスや工場、電車、商業施設などが多くあります。夜間はこのようなものも多くは休んでいます。
そのため、電気が夜間は溢れている状態です。電気は、ガスや灯油のように保存することができません。
一方、電池は池のように電気を貯めておくことができますが、化学変化を電池は使っているため、回数に限度があります。電池に全ての国民が使う量の電気を貯めようとすれば、莫大な量の電池が必要になります。つまり、電気は余ると使い道がありません。そのため、電気は夜間には安くなります。
しかし、昔は夜間電力が非常に安くなっていましたが、現在は高くなっています。というのは、東日本大震災が発生してから原子力発電所が停止したためです。
原子力発電所は、基本的に一旦発電を始めると停止することができません。そのため、オール電化は、日本の原子力発電を前提にした一つのエネルギー戦略でもありました。
しかし、夜間電力は、原子力発電所が少なくなっている現在でも安くなっています。昔に比較すると高くなっていますが、現在でも安く夜間電力が使えるプランはあります。
というのは、完全に火力発電所を停止すると、再度稼働させるためにエネルギーが非常に多く必要になるため、ある程度は夜間にも発電する必要があります。
夜間に発電する必要がない電力としては、太陽光発電、水力発電などがあります。なお、水力発電としては、揚水式という電力を夜間に使って水を汲み上げて昼間に発電するものもあります。
エコキュートでどうして節約できないのか?
エコキュートを実際に使ってみると、光熱費が安くなるということに反して、考えていたほど安くならないというような意見があります。
では、エコキュートでどうして節約できないのでしょうか?
エコキュートの電気代は、基本的に地域によって違ったり、気候によって違ったりします。エコキュートで給湯するときのランニングコスト(税込)としては、あるエコキュートのメーカーのホームページによると、月平均で次のようになっています。
・東北電力では1,700円
・東京電力では1,900円
・中部電力では1,800円
・北陸電力では1,300円
・関西電力では1,200円
・中国電力では1,600円
・四国電力では1,700円
・九州電力では1,400円
・沖縄電力では900円
エコキュートのランニングコストは、お湯を使う量、沸き上げ温度や季節によっても違ってきます。
また、エコキュートは夜間の電気料金が安い料金プランをベースにしているため、お湯を昼間に沸かすときのランニングコストはこのようなものとは違ってきます。
エコキュートが高くなる理由としては、お湯を電気代が高い昼間に沸かしていることが挙げられます。また、この要因としては湯切れがあります。
エコキュートはお湯を電気代が安い夜間に沸かしているため、お湯を昼間に使っているときは電気代が余計にかかることはありません。
しかし、お湯切れを昼間に起こして沸き増しが必要になったときは、電気代が高くなることがあります。また、エコキュートが高くなる理由としては、生活に電気代のプランがあっていないことがあります。
エコキュートを使うときは、一般的に安い夜間電力のプランを選択します。安い夜間電力の中でもプランがいくつかあり、それぞれの世帯で最も適したプランを選択することが大切です。
また、エコキュートの電気代を節約するためには、電気代が安い時間帯をメインに生活することも大切です。
エコキュートで節約するためのポイントとは?
エコキュートは、夜間に安い夜間電力でお湯を沸かすのであれば節約できますが、注意することもあります。エコキュートが節約できないのは、お湯が昼間に足りなくなって沸き増しするためです。
エコキュートは機能が多くありますが、電気代は使い方によって非常に違ってきます。ここでは、エコキュートで節約するためのポイントについてご紹介します。
モードを季節によって使いわける
エコキュートは、それぞれのメーカーがおすすめしている省エネモードが最も節約できます。
しかし、省エネモードでお湯が昼間に足りなくなって頻繁に沸き増しするときは、省エネモードでお湯を多めに沸かしておく設定に変更する方がいいことがあります。
特に、冬にお湯を多く使うお湯を多めに沸かすモードにしていたときは、夏にお湯を少なく使う省エネモードに変更するなど、モードを季節によって使いわけることによって節約することができます。
お湯をその日に使わないときは昼間の沸き上げを止める
貯湯タンクのお湯の量が少なくなれば昼間に自動的に沸き増しする「自動沸き増し機能」があるエコキュートは、お湯をその日にそれ以上使わないときは、昼間の自動沸き上げをその日に止めることによって節約することができます。
きちんとピークカットを設定する
夜間の電気料金が安い電気料金プランは、昼間の電気料金が高い時間帯があります。特に、ピークシフトプランで契約しているときは、エコキュートでピーク時間帯に沸き上げすれば、非常に電気代が高くなるため注意しましょう。
ここでは、電力会社ごとのピークシフトプランについてご紹介します。
・東北電力は「よりそう+サマーセーブ」「ピークシフト季節別時間帯別電灯」「よりそう+シーズン&タイム」
・東京電力は「ピークシフトプラン」
・中部電力は「ピークシフト電灯」
・北陸電力は 「くつろぎナイト12」「節電とくとく電灯」
・関西電力は「季時別電灯PS」
・中国電力は「電灯ピークシフトプラン」
・四国電力は「ピークシフト型時間帯別電灯」
・九州電力は「ピークシフト電灯」
契約している電気料金プランの昼間の電気料金が高くなる時間帯を掴んでおいて、お湯が少なくなっても設定した時間帯は自動的に沸き増ししないピークカットが設定できるエコキュートは、設定をきちんと行いましょう。
ピークカットが設定できないエコキュートは、来客などのためにお湯を普段より多く使うような日は残湯量をピーク時間帯の前にチェックして、沸き増しが必要なときはピーク時間帯以外の時間帯に沸き上げしましょう。
なお、ピーク時間帯は電気料金が高くなります。
ここでは、東北電力の「よりそう+サマーセーブ」の電気料金についてご紹介します。
基本料金
主開閉器契約が6kVAまでは1契約の料金単価(税込)が1404円00銭、7kVA〜10kVAは1契約の料金単価(税込)が1944円00銭、10kVAを超える分は1kVAの料金単価(税込)が324円00銭です。
実量契約が6kWまでは1契約の料金単価(税込)が1922円40銭、7kW〜10kWは1契約の料金単価(税込)が2662円20銭、10kWを超える分は1kWの料金単価(税込)が442円80銭です。
電力量料金
ピークの7月〜9月(13時〜16時)は1kWhが53円83銭、昼間(夏季ピーク時間帯を除く7時〜23時)は90kWhまでが19円73銭、91kWh〜230kWhが26円91銭、231kWh〜が36円71銭、夜間 (23時〜翌7時)は1kWhが10円92銭です。
このように、電気料金は最も高い時間帯は夜間の安い時間帯の4倍以上になっています。電気料金が高いピーク時間帯を上手く避けることによって、エコキュートは節約できます。
高温足し湯の方が自動保温や追い焚きよりも節約できる
お風呂のお湯は、高温足し湯の方が自動保温や追い焚きよりも節約できます。自動保温や追い焚きのときは、お風呂のぬるくなったお湯を循環して、貯湯タンクの中のお湯を使うことによって温めているため、貯湯タンクの中のお湯がその分無くなります。
しかし、高温足し湯は貯湯タンクの中のお湯をそのまま足すため、高温足し湯の方が節約できます。また、同じように、再度新しくお湯張りをする方が前の日のお湯を沸かし直すよりも節約できます。
お風呂の残った水がもったいないと思うのであれば、他の用途の洗濯などで残り湯を使うのがおすすめです。
休止モードを使う
家を数日間あるいは長期間留守にするようなときは、休止モードに設定して、沸き増しを無駄にしないことによって節約できます。
家を長期間留守にするときは、きちんと水抜きなどのメンテナンスも行いましょう。
夜間時間の設定をチェックする、電気料金プランを見直しする
安い夜間電力が使える時間帯は、契約している電気料金プランによって違っています。夜間時間の設定がエコキュートで違っていれば、多く電気代がかかることがあるため、しっかりと間違えないように夜間時間の設定を行いましょう。
また、家庭のライフスタイルが変わって適した電気料金プランが変わったり、電気料金プランの種類が多くなったりすることがあります。
そのため、契約している電気料金プランの定期的に見直しすることも、節約することに繋がります。
貯湯タンクのお湯の沸き上げ温度を下げる
エコキュートを節約するためには、貯湯タンクのお湯の沸き上げ温度を下げることが大切です。エコキュートから出てくるお湯は、貯湯タンクの中のお熱に水を混ぜて温度をコントロールしています。
夏のシーズンは水道水そのものの温度が高くなるため、貯湯タンクの中のお湯の温度が高いときは、多くの水が温度を下げるために必要になりますが、お湯はそれほど使わないで余ることがあります。
そのため、お湯が無駄になります。このようなお湯の無駄は、前もって貯湯タンクのお湯の沸き上げ温度を65℃くらいに設定することによって防止することができます。
温度だけでなく、「少なめ」に沸き上げるお湯の量を設定しておくことによって、さらに節約することができます。
貯湯タンクのお湯の沸き上げ温度を低くしたり、「少なめ」に沸き上げるお湯の量をしたり設定するためには、「節約モード」にエコキュートの運転モードを変更する必要があります。
ここでは、主なエコキュートのメーカーの「節約モード」についてご紹介します。
三菱電機
「おまかせ」モードで、沸き上げ温度は約65℃~85℃です。
過去の2週間に使ったお湯の量を自動的に学習して、無駄が出ないように最も適したお湯の量を自動的に判断して沸き上げます。
パナソニック
「おまかせ節約」モードで、沸き上げ温度は約65℃~80℃です。それぞれの家庭のお湯を使う量に応じて、沸き上げるお湯の量をコントロールします。
日立
「おまかせ節約」モードで、沸き上げ温度は約65℃~90℃です。過去の7日間の平均的に使った量に応じて、お湯があまり余らなくなるように沸き上げます。
その他メーカーの「節約モード」
コロナは「おまかせ省エネ」、ダイキンは「おまかせモード」、東芝は「おまかせ」、長州産業は「おまかせ-少なめ」、タカラスタンダードは「おまかせ-節約」、ハウステックは「おまかせ節約」です。
なお、「節約モード」は沸き上げるお湯の量や温度を抑えることによって節約することができますが、冬のシーズンなどでお湯を使う量が多くなったときはお湯切れが発生することがあります。
お湯切れが発生すれば、割高な昼間の電気代で沸き増しする必要があります。そのため、お湯切れが頻繁に発生するようであれば、かえって効率が悪くなって節約できなくなります。
「節約モード」で頻繁にお湯切れが発生するときは、「おまかせ多め」や「多め」など、お湯切れが発生しにくい量のお湯を沸き上げる運転モードを選択しましょう。
沸き上げ温度は50℃が節約できる
エコキュートの沸き上げ温度は50℃に設定しておくと、最も節約することができます。ここでは、この理由についてご紹介します。
エコキュートからのお湯は、台所の蛇口やお風呂のシャワーから給湯配管を通って出てきます。お湯の温度は給湯配管を通る間に実際には3℃くらい下がっており、50℃に給湯温度を設定したときは、お湯が蛇口やシャワーから出てくるときの温度は実際には47℃くらいになっています。
そのため、例えば、40℃に給湯温度を設定しておけば、蛇口やシャワーからお湯が出てくるときは37℃になります。37℃では使うときにぬるく感じることもあり、お湯を余計に使うようになるときもあり効率的ではありません。
おすすめの使い方としては、50℃にエコキュートの給湯温度を設定したうえで、台所やお風呂場の蛇口のハンドルや混合水栓のレバーで、ちょうどいい温度にコントロールするものです。
このような使い方によって、ぬるいお湯であると感じることがなくなるのみでなく、高くシャワー圧にすることができるため、シャワーを使う時間が短くなったりして節約することができます。
なお、蛇口から出てくるお湯の温度は夏のシーズンや冬のシーズンによって変わるため、シーズンによって最も適した温度にコントロールするようにしましょう。
また、50℃に給湯温度を設定したときは、水と混合しないでそのままお湯を使えばやけどなどのリスクがあります。
そのため、50℃に給湯温度を設定したときは、使う時に十分に注意しましょう。
深夜時間だけに沸き上げる
基本的に、エコキュートは、電気代が安い深夜時間に沸き上げるようになっています。この状態のみでも十分に節約できますが、より節約するためには昼間などにお湯切れを自動的に防止する「湯切れ防止」機能を使わないようにしましょう。
「湯切れ防止」機能を使わないことによって、昼間は沸き上げしなくなるため、沸き上げは電気代が安い深夜時間帯だけになります。
ここでは、それぞれのメーカーの「湯切れ防止」機能の名称についてご紹介します。
・パナソニックは「湯切れ沸き増し」
・日立は「湯切れ防止」
・東芝は「湯切れ防止制御」
・ダイキンは「おまかせ運転」のときに自動的に実施
・コロナは「おまかせ省エネ/おまかせモード」のときに自動的に実施
なお、機種やメーカーによっては、「湯切れ防止」機能が停止できなかったり、搭載されていなかったりすることもあるため、詳しいことについては取扱説明書を確認してください。
「湯切れ防止」機能を使わないときは、お湯切れが発生したときに「沸き増し」操作を手動で行う必要があるため注意しましょう。
エコキュートの深夜時間帯では、電力会社の深夜時間帯とエコキュートが合っているかが大切です。深夜時間帯の開始時刻、終了時刻は、契約している電力プランや電力会社によって違っています。
エコキュートで設定している深夜時間帯と契約している電力プランが合っていないと、エコキュートを割高な電気代で使っているようになったり、長時間保温することによって自然放熱による無駄が発生したりすることが考えられます。
電気代が不自然に高いと感じている人は、エコキュートで設定している深夜時間帯と契約している電力プランが合っているか、一度チェックしてみましょう。
なお、エコキュートの初期の「深夜のみ」の設定は、夜23時~朝7時になっています。また、エコキュートの沸き上げを深夜時間帯の夜23時または夜22時から行うように設定していても、実際にエコキュートは夜23時または夜22時から沸き上げを始めるということではありません。
というのは、夜23時または夜22時に一斉に全ての家庭のエコキュートが沸き上げを始めれば、極端に電気の使用量が多くなるためです。
エコキュートは、電気の使い過ぎを防止するために、設定した沸き上げ温度、量にかかる時間が朝7時または朝6時に間に合うように、沸き上げを始めます。
例えば、割合お湯が残っており、100Lくらい沸き上げするのみでいいときは、シーズンや機種によっても違いますが、沸き上げを朝5時程度から始めて、朝7時までに沸き上げが終わります。
そのため、例えば、エコキュートの沸き上げを指定した時間よりも前の5時頃にお湯をシャワーなどで使うと、貯湯タンクは沸き上げを指定した時間の朝7時または朝6時に満タンになっていないこともあるため注意しましょう。
その他のエコキュートで節約するためのポイント
ここでは、その他のエコキュートで節約するためのポイントについてご紹介します。
シャワーを使っているときに出しっぱなしにしない
シャワーを使って頭などを洗っているときは、シャワーをこまめに止めることによって節約できます。なお、毎日エコキュートで給湯する時間を30分間節約したときは、例えば、三菱のエコキュートのSRT-S374Uでは、1ヶ月間で約400円、1年間で約5,000円節約することができます。
浴槽にお湯を多く溜め過ぎない
エコキュートでお風呂にお湯を溜めるときは、無駄に多くのお湯を溜め過ぎていないかチェックしてみましょう。
例えば、湯船に浸かってお湯が溢れるくらいであれば、お湯が溜め過ぎになっています。溜めるお湯を適切な量にすることによって、節約ができます。
家族が多いときは可能な限り時間を空けないで入浴する
お風呂を保温する時間は、家族が多いときは可能な限り時間を空けないで入浴することによって短くなって節約することができます。
お風呂を使わないときは浴槽に必ずフタをする
お風呂を保温するために、お風呂を使わないときは浴槽に必ずフタをするようにしましょう。フタをしないときは、お風呂のお湯の熱が逃げるため、保温するために電気代が余計にかかるようになります。
節約できるエコキュート選びのコツとは?
エコキュートを節約するために導入したいと考えている方は、慎重にエコキュート本体を選択しましょう。一言でエコキュートといっても、貯湯タンクの容量や種類など、パターンがいくつかあります。
ここでは、節約できるエコキュート選びのコツについてご紹介します。
ライフスタイルに適したタイプを選ぶ
エコキュート選びで最も重視すべきコツは、ライフスタイルや家族構成に応じて、最も適したエコキュートを選ぶことです。
例えば、1人暮らしのときは、「フルオートタイプ」のエコキュートはお湯張り、保温、足し湯、追い焚きなどの機能があり便利ですが、電気代がかえってかかることがあります。
そのため、1人のみが入浴するのであれば、足し湯や追い焚きがなくても満足に使えるため、例えば、お湯張り機能があるセミオートタイプのエコキュートにすることによって、電気代のみでなくイニシャルコストも安くなります。
また、エコキュート自体を長持ちさせることも節約になります。冬のシーズンの気温が低くなる北海道や東北地方などの地域では、寒冷地専用の寒さにも耐えられる機種を選びましょう。
沿岸地域や海沿いであれば、塩に対して強い機種を選びましょう。
1つ大きめの貯湯タンクの容量のものを選ぶ
エコキュートの貯湯タンクの容量は、少人数用から大人数用の家族に対応しているものがあります。
エコキュートの貯湯タンクの容量の目安は、例えば、ダイキンによれば次のようになっています。
・家族人数が3人~5人のときは貯湯タンクの容量の目安が370ℓ
・家族人数が2人~3人のときは貯湯タンクの容量の目安が320ℓ
なお、基本的に貯湯タンクの容量は目安であるため、参考程度に考えておきましょう。例えば、全員大人の4人家族と大人2人、子供2人の4人家族では、1日に使うお湯の量も違います。
家族人数としては320ℓの貯湯タンクで問題がなくても、家族のライフスタイルなどを考えて、頻繁にお湯を使うのであれば、1つ大きめの貯湯タンクの容量のものを選ぶことも大切です。
エコキュート本体の価格も、容量が大きい分高くなるため、多めにイニシャルコストもかかります。しかし、夜間に沸かしたお湯のみで問題ないことがわかっているのであれば、昼間の沸き増しを止めるためにも1つ大きめの貯湯タンクの容量のものを選ぶ方が、最終的に節約できるでしょう。
省エネの機種を選ぶ
エコキュートは、豊富に種類があるように、それぞれ搭載されている機能も違っています。例えば、省エネの機種は、省エネで自動的に運転してくれるためおすすめです。
また、三菱のエコキュートの「アシストお湯張り」は、水道水と貯湯タンク中のお湯を混合して設定した温度のお湯が溜まるため、使うお湯の量を少なくして節約ができます。
いろいろな省エネ・機能が機種によってあるため、さまざまな機種を比較してみましょう。
エコキュートを冬でも節約する方法とは?
冬のシーズンは気温が低くなるため、お湯を使う量がどうしても多くなってしまいます。貯湯タンクに夜間に沸かして溜めていたお湯では足りなくて、昼間に沸き増しするような家庭も多くあるでしょう。
しかし、ポイントを押さえておくと、冬のシーズンでもお湯の量を節約することができます。
「おまかせモード」に普通は設定する
多くのエコキュートは、便利な自動学習機能があります。自動学習機能があれば、エコキュートが家庭で使うお湯の量やライフスタイルを掴んで、お湯が足りなくなれば沸き増ししてくれます。
普段の生活では「おまかせモード」に設定して、旅行などに家族が行くなどでお湯を使う量が少なくなるときは「少なめ」に設定して、来客時や年末年始など、普段より多くお湯を使うときは「多め」に設定するなどして、上手く使い分けましょう。
ちょっと手間に思うかもしれませんが、これをするとエコキュートが非常に節約できます。お風呂を再度温めるときは、「高温足し湯」を「追い焚き」の代わりに使いましょう。
家族の帰宅する時間が違うなどによってお風呂を再度温めるようなときは、「追い焚き」をつい使ってしまうでしょう。
「追い焚き」は便利ですが、貯湯タンクの中のお湯の温度が下がるため、電気代がかかる要因になります。
そのため、可能な限り「高温足し湯」を使うようにしましょう。
「休止モード」にしばらく使わないときには設定する
旅行に家族で行くときなど、数日間家を留守にするためにお湯を全く使わないときは、「休止モード」にエコキュートを設定する方が節約になります。
「休止モード」にしていないときは、人が家にいなくてもエコキュートは動きます。便利なエコキュートの機能を無駄にしないように、数日間~長期間家を留守にするときは、忘れないで「休止モード」に設定しましょう。
まとめ
ここでは、 エコキュートにするとどうして節約できるか?エコキュートでどうして節約できないのか?エコキュートで節約するためのポイントとは?節約できるエコキュート選びのコツとは?エコキュートを冬でも節約する方法とは?についてご紹介しました。
エコキュートで節約するためのポイントとしては、モードを季節によって使いわける、お湯をその日に使わないときは昼間の沸き上げを止める、きちんとピークカットを設定する、高温足し湯の方が追い焚きよりも節約できる、などが挙げられます。
エコキュートで節約したいときは、ぜひ参考にしてください。
エコキュート、修理、交換設置について
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