電気温水器をDIYで設置したい方へ

2021年8月13日

電気温水器をDIYで設置したい方へ
電気温水器を設置するときには、DIYでできないかと思っている方もいるのではないでしょうか。
では、電気温水器はDIYで設置できるのでしょうか?

ここでは、電気温水器をDIYで設置したい方へ、電気温水器はDIYで設置できるか?電気温水器を設置するときに必要な資格、電気温水器の設置業者の選び方、エコキュートの設置費用についてご紹介します。
電気温水器をDIYで設置したい方へ
■電気温水器はDIYで設置できるか?

電気温水器をDIYで設置しようと思っている方もいるかもしれませんが、実際にはいろいろな理由があるためおすすめできません。
ここでは、基本的に電気温水器がDIYで設置できない理由、どうしても電気温水器をDIYで設置したいときの方法についてご紹介します。

●基本的に電気温水器がDIYで設置できない理由

ここでは、基本的に電気温水器がDIYで設置できない理由についてご紹介します。

・電気温水器の設置には資格が必要である
電気温水器を設置するときは、基本的に給水装置工事主任技術者、第二種電気工事士というような資格が必要になります。
電気温水器の設置がいかに専門性の必要な作業かは、このような資格を見てもわかるでしょう。
このような資格を自分でも取ると電気温水器をDIYで設置できるかもしれませんが、現実的ではないでしょう。

・電気温水器をDIYで設置するのはリスクがある
電気温水器の設置にこのような資格が必要であるのは、その分電気温水器の設置がリスクの高いものであるといえます。
電気温水器は電気や水道が関係するものであるため、ちょっと間違うと大きなトラブルになることも考えられます。
例えば、設置するところや接続する方法を間違えることによって、人命に関わるような火災が発生するなども十分に考えられます。
そのため、自分自身だけでなく、家族や近く方が危なくないように、電気温水器はDIYで設置しないで専門の業者に頼みましょう。

●どうしても電気温水器をDIYで設置したいときの方法

電気温水器はDIYで設置できないのはわかっても、どうしても電気温水器をDIYで設置したいときもあるのではないでしょうか。
では、このようなときはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、どうしても電気温水器をDIYで設置したいときの方法についてご紹介します。

・自分で必要な資格を取る
電気温水器をDIYで本気で設置しようとするのであれば、自分で必要な資格を取る必要があります。
例えば、電気温水器の設置のときは第二種電気工事士の資格を取る必要があります。
第二種電気工事士は、一般住宅などの600V以下で受電する設備の配線工事などのときに必要な国家資格です。
この資格の試験は、講習などはなく、試験に受かると取ることができます。
全国47都道府県で筆記試験が行われます。
資格がこれ以外にも必要であることを考慮すれば、時間的にも経済的にも、電気温水器をDIYで設置するのはおすすめではないでしょう。
資格を取っていなくても電気温水器をDIYで設置すればいいと考えるかもしれませんが、工事を資格無しで行うのは違法で、罰せられることも十分にあります。
数十万円以下の罰金などが科せられることもあり、何より非常にリスクがあるため、資格無しで電気温水器をDIYで設置するのは絶対に止めましょう。

・水道や電気の接続箇所のみを業者に頼む
電気温水器を設置するときは、電気温水器の本体の設置までは資格無しでも行えることが考えられます。
そのときは、電気温水器を自分で設置して水道や電気の接続箇所のみを業者に頼む方法もありますが、基本的にそれほどおすすめではありません。
というのは、業者としても、安全に電気温水器が設置されているかがわからない中で、水道や電気だけを接続するのはリスクがあるためです。
電気温水器がもし上手く運転しなかったときには、責任があいまいになることもあります。
そのため、電気温水器はDIYで設置しないで、業者に初めから頼む方がいいでしょう。
電気温水器をDIYで設置したい方へ
■電気温水器を設置するときに必要な資格

電気温水器のトラブルが発生して交換するときは、電気温水器の本体はネットなどで販売されているため、業者にわざわざ頼むのももったいない、電気温水器をDIYで設置したいと思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、電気温水器をDIYで設置するのは絶対に止めましょう。
ここでは、電気温水器を設置するときに必要な資格についてご紹介します。

●電気温水器は資格を取っている人だけが設置できる

電気温水器は、電気エネルギーを使うものです。
そのため、重大なトラブルが発生する要因になりかねないため、電気温水器は国が決めている資格を取っている人だけしか設置できます。
電気温水器の本体を設置することまでは資格を取っていない人でもできますが、水道や電気の接続などのときは資格が必要です。
電気工事を資格を取っていない人が行ったときは、30万円以下の罰金あるいは1年以下の懲役が電気工事士法に違反するために科せられます。
なお、ユーチューブなどで電気温水器をDIYで設置したというような動画などが近年は見られるかもしれません。
しかし、資格を取っていない人が電気温水器を設置することは、トラブルが発生するだけでなく、法律に違反するため絶対に止めてください。

●業者を選ぶときでも資格の明示は大切である

電気温水器の設置は資格を取っていない人が行うことができないため、専門業者に頼む必要があります。
一方、業者の話によると、設置工事自体はそれほど難しくないため、電気温水器の設置は資格を取っていない人が行っていることもあるそうです。
しかし、これは交通違反のようなもので、わからなければトラブルも発生していなければ問題ないだろうということで、残念ですが、実際にはこのような業者もいるようです。
特に、全国対応をネット上で謳っているような業者については注意する必要があります。
このような業者のときは、自社のスタッフが全国各地にいるということではなく、提携している下請け業者の協力によってカバーしています。
しかし、窓口になる業者が提携している下請け業者の全てのスタッフの資格について把握することはできないため、資格を取っていないスタッフに電気温水器の設置工事をさせるようなケースが発生することも当然考えられるでしょう。
水道や電気の工事は、トラブルが発生してからでは手遅れです。
このようなことから、電気温水器の設置業者を選ぶときは、前もって資格の明示があるかについては十分にチェックしておきましょう。

●電気温水器の設置に必要な資格

電気温水器の設置に関係する箇所としては、給水配管、給湯配管、電気配線などがあります。
ここでは、電気温水器の設置に必要な資格についてご紹介します。

・電気温水器の給水配管、給湯配管の施工者
電気温水器の給水配管、給湯配管は、給水装置工事事業者の管理下(在籍している給水装置工事主任技術者が管理)であることが必要です。

・電気配線の施工者
電気温水器の電気配線の施工者は、第二種電気工事士か同等以上の資格を取っていることが必要です。
このような資格は、電気温水器の設置業者であれば当然必要なものです。
一般のユーザーがこのような資格を取る必要はありませんが、電気温水器の設置業者を探すときには、「工事するスタッフは資格を取っていますか?」ということをちょっと聞くのみでも良くない業者を避けることができるでしょう。
このような資格を取っているかどうかは、それぞれの設置業者の工事についての責任感と同じです。
資格を取っていないスタッフが設置して余計なトラブルが発生しないように、このような資格を最低限業者のホームページなどで明示しているか、さらに資格を取っているスタッフが実際に設置するか、というようなことについて前もってチェックするのがおすすめです。
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■電気温水器の設置業者の選び方

電気温水器が急に壊れて使えなくなったときは、自分で電気温水器を設置しようとしないで、業者に頼むのがおすすめです。
しかし、いざ電気温水器を設置しようとしても慌ててしまって、どこの業者に頼むといいか困ることもあるでしょう。
ここでは、電気温水器の設置業者の選び方についてご紹介します。

●対応スピード

毎日電気温水器は使うものであるため、使えなくなるとすぐに交換してくれる方がいいでしょう。
しかし、対応スピードが業者によって違っています。
業者によって対応スピードが違う理由としては、次のようなことが考えられます。
例えば、対応を休まないで24時間365日行なってくれる業者とそうでない業者を比較すると、対応スピードが違ってくるでしょう。
対応が24時間365日の業者であれば、夜間に電気温水器のトラブルがもし発生したときでも相談がすぐにでき、すぐに現場に来てもらったりするなどもできます。
また、電気温水器のトラブルはお風呂に夜間に入っているときに発生することが多くあるため、24時間365日の対応は非常に大切でしょう。
これ以外にも、十分に対応できる業者のスタッフがいるかによって対応スピードは違ってきます。
スタッフが多くいなければ、電気温水器の設置工事を頼んだ人が実際に電気温水器が使えるようになるのは1週間後ということもあり得ます。
そのため、対応スピードがより速い業者を探すのがおすすめです。
1日電気温水器が使えないのみでも非常に不便でしょうから、対応スピードについては重要視する方がいいでしょう。
自信が対応スピードにある業者であれば、スタッフが常に対応する地域を巡回しており、連絡がお客様からあるとお客様の自宅にすぐに近くにいるスタッフが急行するというような連絡網を敷いていることもあります。
例えば、関東であれば現場に最短60分で急行するような業者もあるため、いろいろネットなどで調べてみましょう。

●実績

信頼できる業者は、多くの電気温水器の設置工事の実績があります。
そのため、過去の工事件数やお客様の意見にも着目してみましょう。
業者によって、過去の工事件数は表記がいろいろ違っています。
累計何件と表記しているような業者であれば、どの程度長い年数会社が存続しているかを調べて、この年数で累計の件数を割ればだいたいの年間の件数がわかるでしょう。
なお、累計の件数が多くない業者は、件数についてはあえて表記していないこともあるため注意しましょう。

●設置費用

電気温水器の設置費用は、安い方がいいでしょう。
しかし、設置費用のみで業者を選ぶと先々後悔するときがあります。
というのは、電気温水器の設置は、設置すると終わりということではないためです。
電気温水器を設置するときは、資格を取っている人が工事を行う必要があります。
当然ですが、安さを優先するのは悪いことでは決してありません。
しかし、電気温水器は長く使うものであるため、信頼できる業者に頼んで設置した後にトラブルが発生しないようにすることが大切です。
なお、電気温水器の寿命は一般的に10年間〜15年間程度といわれています。
設置費用が安いということのみで業者を選べば、費用が追加でかかったり、2週間も交換するまでにかかったり、アフターサービスが悪くて設置した後のトラブルに対応してくれなかったりするなどというようなケースもあります。
そのため、電気温水器の設置業者は慎重に選びましょう。

●在庫量

在庫量は、先にご紹介した対応スピードに関係してきます。
自社で電気温水器を在庫していないときは、メーカーから電気温水器を取り寄せるまでに時間がどうしてもかかります。
時間が取り寄せるまでにかかるため、電気温水器を使えない期間がその分長くなります。
しかし、在庫を持っていると、価格がその分高くなるのではないかと考えるでしょう。
単純に電気温水器の価格のみで、在庫を持っている業者と在庫を全く持っていない業者を比較すると、在庫を持っている業者の方が安いときもあります。
また、在庫を持っていると、対応スピードがその分速くなります。
さらに、価格の違いはそれほど大きなものではないといわれています。
というのは、在庫を持っているのはすぐに在庫が販売できる自信があるため、価格が安くても回転率を上げてカバーできるためです。

●アフターサービス

きちんとした業者でれば、電気温水器を設置したすぐ後のトラブルはほとんどないでしょう。
しかし、電気温水器でも設置したすぐ後にトラブルが発生するときがあります。
このようなときに、しっかりと対応してくれるような業者を選ぶことが大切です。
電気温水器を設置するとその後に対応してくれないような業者を選べば、トラブルがちょっと発生したときでも業者を新しく見つけるようなことにもなりかねません。
電気温水器を設置するときは、アフターサービスについても十分にチェックしておきましょう。
電気温水器を設置した後も無料で点検しますというような業者もいるため、このようなアフターサービスにも真剣に対応してくれるような業者がおすすめです。

●電気温水器の設置業者の選び方のまとめ

ここでは、電気温水器の設置業者の選び方についてご紹介しました。
重要視するポイントは個人によって違っているでしょうが、いずれも疎かにすれば先々後悔するようになるため、電気温水器の設置業者は妥協しないで選びましょう。
電気温水器をDIYで設置したい方へ
■エコキュートの設置費用

電気温水器が壊れて新しく設置したいときは、エコキュートに交換するのがおすすめです。
エコキュートというのは、環境に対して優しいということで普及している給湯器です。
エコキュートはエコや節電にも繋がるため、設置を考えている方も多くいるでしょう。
ここでは、エコキュートの特徴、エコキュートのメリットなどについてご紹介します。

●エコキュートの特徴

エコキュートは、大気の熱を使ってお湯を沸かす給湯器で、自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機ともいわれています。
エコキュートの販売は2001年に始まりました。
エコキュートは、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットがセットになっています。
ヒートポンプユニット側でお湯を沸かして貯湯タンクユニットに貯めておくため、お湯がいつでも使えるようになっています。
二酸化炭素が熱を伝えるための冷媒には使われています。
電気を使ってエコキュートは運転するため、ガスなどの燃料も必要ありません。
そのため、環境に対して優しい給湯器として着目されています。
ヒートポンプユニットでは、大気中の熱を空気熱交換器で冷媒に取り込んで、冷媒の温度を高くします。
温度が高くなった冷媒は、圧縮機に送られて圧縮されます。
圧縮されることによって、さらに冷媒の温度は高くなります。
冷媒は水熱交換器をそのまま通って、水からお湯にします。
熱を移した冷媒は膨張弁を通って、圧力が下がって温度も下がります。
そして、冷媒は空気熱交換器に戻って再度使われるようなサイクルです。
エコキュートで沸かしたお湯は、お風呂のお湯はりやシャワー、台所や洗面所で使われます。
再生できない燃料などが必要ないため、節電や省エネなどに大きな役目がある給湯器です。
オール電化住宅などに、エコキュートは使われる傾向があります。
エコキュートを設置するときは、新しく新築物件などに設置したり、既設のガス給湯器と交換したりすることがあります。
エコキュートの設置工事は全国のいろいろな業者が行っているため、設置するときの業者を選ぶのも困らないでしょう。

●エコキュートのメリット

エコキュートには、いろいろなメリットがあります。
最もわかりやすいエコキュートのメリットは、光熱費の低減です。
エコキュートはガスなどの燃料を使わないため、ガス代などがかからなくなります。
使う電気量は多くなりますが、エコキュートを使う前の電気代やガス代などをトータルした金額より低いときが多くあるでしょう。
というのは、エコキュートは使っている家庭の状況に応じてお湯の量を調整するという機能などが搭載されているためです。
さらに、エコキュートを設置すれば、電気料金プランが変わります。
変わる電気料金プランは、約4分の1に深夜に使う分の電気料金が安くなり、割り増しに昼間に使う分の電気料金がなるものです。
安い電気料金の時間帯に多くの電気を使うように家事を済ませると、電気料金を低減することができます。
そのため、使う電気量が多くなっても、電気代が高くならないことが多くあります。
お湯の使用量が、エコキュートによっては表示されるものがあります。
お湯の使用量は電気代の判断材料になるため、目安がつけやすくなるでしょう。
多くお湯を使っていると、大量にお湯を出さないように注意することができます。
そのため、電気を必要以上に使わないように注意することによって、エコにもなるでしょう。
また、エコキュートは非常に使い方がシンプルです。
お湯を使うときに、電源スイッチや給湯スイッチを押す必要がありません。
予熱する必要もないため、予熱が終わるまで待つ必要もありません。
初めてエコキュートを使うときでも、使い方がすぐにわかることが大きなメリットです。
運転しているときの音が静かであることも、大きなエコキュートのメリットでしょう。
エコキュートは約38dBの騒音レベルとされており、図書館の中にいるのと同じ程度の騒音レベルとされています。
そのため、お風呂に夜遅く入るときでも、ヒートポンプユニットの騒音をそれほど気にする必要はないでしょう。
さらに、燃料を補充しなくてもエコキュートは使い続けられます。
そのため、自分で燃料の残量のチェックをする必要がないでしょう。

●エコキュートを買うときに注意すること

エコキュートを買うときは、設置するところや家庭の状況に合ったものを選ぶ必要があります。
というのは、合っていないエコキュートを買って使うと、思っている以上に光熱費がかかったり、早く故障したりするためです。
エコキュートを買うときは、まず貯湯タンクの容量から決めましょう。
例えば、家族数が4人でお湯を毎日十分に使うためには、貯湯タンクの容量が300L~370Lのものが適しているとされています。
そのため、家庭で使うお湯の量に合ったエコキュートを買いましょう。
また、エコキュートを設置する地域が特殊な気候であれば、対策が専用に施されたものを買うのがおすすめです。
特に、沿岸地域や寒冷地の豪雪地帯などでは、大きな負荷がエコキュートにかかることがあります。
そのため、腐食や凍結に対して強いエコキュートを買うと長く使えるでしょう。

●エコキュートの設置工事の内容

エコキュートは、専用の工事が設置するときに必要です。
ここでは、エコキュートの設置工事の内容についてご紹介します。
まず、使っていた給湯器を撤去します。
次に、エコキュートを設置するためのベースを作るために基礎工事を行います。
基礎工事としては、エコベースと現場打ち(土間打ち)があります。
地盤に適した方法で基礎工事は行う必要があります。
現場打ち(土間打ち)は、砂利を地面に敷き詰めた後にコンクリートを流し込んで作るベースです。
工事期間は長くなりますが、弱い地盤のところでもエコキュートの固定がしっかりとできます。
一方、エコベースはコンクリート製の形が既に作られているベースになります。
初めからベースを作る必要がないため、工事期間が短くなります。
しかし、弱い地盤のところではエコキュートの固定が困難なことがあります。
基礎工事は、設置業者が必要に応じて判断してくれるため安心です。
基礎工事が終わると、給水配管工事を行います。
断水するため、水が給水配管工事を行っているときは使えないため注意しましょう。
基本的に、給水配管や給湯配管、ふろ配管は、従来使っていたものを利用します。
このときに、浴槽の中にふろ循環アダプターも取り付けます。
そして、エコキュートの本体を次に設置します。
エコキュートの貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットを搬入して、基礎工事が終わったベースに水平になるように設置します。
さらに、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットにいろいろな配管と電気配線を接続すると、設置工事は終わりです。
電気工事は、リモコンを取り付けしたり、エコキュートのブレーカーを設置したりします。
リモコンを取り付けするところは、お風呂と台所です。
エコキュートを設置するときは、設置業者が電力会社への申請手続きを代行してくれることが多くあるでしょう。
最後に、試運転を行って動作をチェックし、操作方法をお客様に説明してくれます。
設置業者によっては操作方法をお客様に説明してくれないこともあるため、操作方法でわからないことがあれば、前もってまとめておきましょう。

●エコキュートの設置費用

エコキュートの設置費用としては、大きく分類すると、エコキュートの本体や付属品の価格、配管工事費用、電気工事費用があります。

・エコキュートの本体や付属品の価格
エコキュートの本体や付属品の価格は、貯湯タンクユニット、ヒートポンプユニット、リモコンのセットのものです。
価格については、店舗や業者、機種によって違ってくるでしょう。
例えば、貯湯タンクの容量が3人~5人向けの家族数の370Lタイプであれば、価格は40万円台~70万円台が多くあるとされています。
価格は貯湯タンクの容量や機能によって違うため、買うときは機種の特徴を比べて検討しましょう。
フルオートタイプのエコキュートのときは、価格が高くなります。
また、リモコンなどの付属品はエコキュートの本体とは別売であるため、実際に買うときは価格がプラスされます。
インターネットでエコキュートを買うと、価格が安くなることもあります。
しかし、価格の安さのみでエコキュートを選ぶと、必要な部品などが付いていないことがあるかもしれません。
そのため、自分でエコキュートを買うときは、十分にチェックすることが必要です。
また、エコキュートを設置した後のアフターサービスなどを考えると、エコキュートは設置業者から買うのがおすすめです。
エコキュートの本体の価格は、機種や買う方法によって大きな開きがありますが、全体の平均は50万円台といわれています。

・電気工事費用
電気工事費用は、設置業者や家庭の配線状況などによって違ってきます。
費用がかかる電気工事としては、幹線の張り替え、分電盤やブレーカーの交換、配線工事、電力会社への申請費などがあります。
配線工事費用は、ブレーカーとエコキュートの本体の距離によって違ってきますが、相場としては20,000円~40,000円程度です。
ブレーカーを設置するときにかかる費用は、5,000円~10,000円程度でしょう。
また、200Vに使っている分電盤が対応していないときは、分電盤を交換する必要があります。
工事費用は、分電盤の回路数が多くなるほど高くなる傾向があります。
分電盤の交換にかかる費用は、35,000円~60,000円程度とされています。
幹線を張り替える工事も、200Vの配線が引き込まれていないときは必要になります。
幹線を張り替える工事にかかる費用は、28,000円~40,000円程度です。
電力会社への申請費は、電力会社に申請するための必要書類を作ったり、契約を変更したりするときにかかるもので、20,000円~40,000円のときが多くあるでしょう。

・配管工事費用
配管工事費用は、設置業者や家庭の配管状況などによって違ってきます。
そのため、実際の費用は見積もりなどを入手してチェックする必要があります。
配管工事としては、給湯器の撤去、基礎工事、給水配管、給湯配管、ふろ配管、ドレン排水管などが含まれています。
また、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットの設置なども行われます。
既設の給湯器を撤去するときの費用は、5,000円~10,000円程度です。
エコキュートの基礎工事の費用は、20,000円~40,000万円のときが多くあります。
給水配管、給湯配管、ふろ配管、ドレン排水管などの配管工事の費用は、それぞれ20,000円~50,000円程度でしょう。
貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットの設置、配管の接続、試運転の費用の相場は、35,000円~50,000円程度になります。
また、エコキュートの搬入が困難なところのときは、ユニック車を使う必要があるため、特殊運搬の費用もかかります。
さらに、セミオートタイプやフルオートタイプのエコキュートを設置するときは浴槽のふろ循環アダプターを取り付けする必要があるため、10,000円~15,000円程度の費用がかかります。
このようなことから、エコキュートの工事費用は結構高くなります。
安く済むときでも、100,000円程度の費用がかかります。
エコキュートの設置を検討しているときは、ここでご紹介した費用の目安よりもちょっと多めに予算を考えておきましょう。
もうちょっと詳しくエコキュートの設置費用を知りたいときは、業者から見積もりを入手しましょう。

●補助金がエコキュートを設置するともらえる

エコキュートを設置すると、補助金がもらえる制度があります。
この補助金制度の目的は、エコキュートの設置を促して、環境に気配りした街作りを進めるためです。
エコキュートの設置を検討しているときは、積極的に補助金制度を利用しましょう。
なお、自治体によっては、補助金額が違ったり、補助金制度がなかったりするため、前もってチェックする必要があります。
補助金制度を利用するためには、条件に該当する必要があります。
補助金が利用できる条件としては、エコキュートそのものについてのものと、人や住宅についてのものがあります。
エコキュートについての条件としては、次のようなものがあります。
まず、条件としてはヒートポンプの仕組みがエコキュートに取り入れられていることが必要になります。
また、レンタルや中古ではなく、使われていないエコキュートに限定されるため注意しましょう。
寒いところでは、エコキュートが寒冷地仕様のものであるかも条件になることがあります。

一方、人や住宅についての条件としては、次のようなものがあります。
補助金をもらう自治体に住んでいる人、補助金を申請している間に住む予定の人が条件になります。
市町村税を滞納していないことも条件になるでしょう。
また、同じ世帯でエコキュートの補助金制度を過去に利用していない、反社会的勢力に当たらないことも条件になります。
自治体によって対象条件の詳細は違うため、条件がわからないときは自治体に問い合わせてみましょう。
補助金制度は、エコキュートの設置前に申し込みする必要があります。
補助金の交付が決まってから、エコキュートの設置工事は行う必要があります。
書類をいろいろ提出する必要があるため、工事が実際に始まるまでに期間が考えている以上にかかるかもしれません。
そのため、補助金制度を利用するときは、余裕を工事期間に持っておきましょう。

●エコキュートの設置費用のまとめ

エコキュートはガスなどを使わないため、環境に対して優しい給湯器として人気になっています。
数値でお湯の使用量がわかりやすく表示されるため、節約にもなるでしょう。
また、補助金制度が自治体によっては設けられていることもあるため、設置しやすい給湯器です。
最低でも工事費用は10万円と安くはありませんが、今から支払う光熱費を考慮すればお得になるでしょう。
リフォームなどのために給湯器の交換を検討しているときは、エコキュートがおすすめでしょう。
電気温水器をDIYで設置したい方へ
■まとめ

ここでは、電気温水器をDIYで設置したい方へ、電気温水器はDIYで設置できるか?電気温水器を設置するときに必要な資格、電気温水器の設置業者の選び方、エコキュートの設置費用についてご紹介しました。
基本的に電気温水器はDIYでは設置できません。
基本的に電気温水器がDIYで設置できない理由としては、次のようなことがあります。

・電気温水器の設置には資格が必要である

・電気温水器をDIYで設置するのはリスクがある

電気温水器をDIYで設置したい方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
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