石油給湯器の臭いが気になる方へ

2021年10月15日

石油給湯器の臭いが気になる方へ
石油給湯器を使っていると臭いがするため気になることもあるのではないでしょうか。

ここでは、石油給湯器の臭いが気になる方へ、石油給湯器の臭いの要因と対処法、石油給湯器の臭いがするときにユーザーが行うこと、エコキュートの水質トラブルと対処法についてご紹介します。
石油給湯器の臭いが気になる方へ
■石油給湯器の臭いの要因と対処法

お湯を自宅で使っているときに、灯油の臭いが石油給湯器からすることがあるでしょう。
石油給湯器によっては点火したり消火したりするときに少し臭いがすることもありますが、使っていないときでも臭いがしたり、燃焼しているときに臭いがしたりするようなときはトラブルの兆候かもしれません。
ここでは、石油給湯器の臭いの要因と対処法についてご紹介します。

●石油給湯器の臭いの要因

石油給湯器が燃焼するときに、灯油の臭いがするようになれば注意しましょう。
灯油の臭いが石油給湯器でするときは、灯油が石油給湯器や灯油タンクから漏れていたり、不完全燃焼が石油給湯器で発生していたりしていることがあります。
また、古い灯油を使っていれば、石油給湯器の部品のトラブルが発生することも考えられます。
そのため、そのままにしておくのはリスクがあります。
石油給湯器が燃焼するときの臭いをそのままにしておくと、石油給湯器のトラブルが発生することもあります。
石油給湯器は高い機器であるため、トラブルが発生してからでは大きな費用が修理や交換にかかることもあります。
石油給湯器の臭いが気になるときは、次のようなことをチェックして、できるだけ業者に早目に相談しましょう。
石油給湯器のトラブルが臭いの要因かもしれませんが、石油給湯器は正常でも排気ガスの臭いがすることがあります。
そのため、石油給湯器の排気口の位置に注意する必要があります。
例えば、石油給湯器の排気口が窓のすぐ近くにあると、窓を開けると風向きによっては風と一緒に室内に排気ガスの臭いが入ってきます。
また、換気扇のスイッチを入れると灯油の臭いがするようなこともあります。
石油給湯器の排気口のホコリや煤汚れを除去すると、少し臭いは少なくなるかもしれません。
なお、石油給湯器の臭いが気になるときは、エコジョーズに交換するのも方法の一つです。

●石油給湯器の油漏れのチェック法

石油給湯器の臭い多くの要因は、油漏れです。
石油給湯器が燃焼しているときだけでなく、使っていないときでも灯油の臭いがするときは、油漏れが発生していることがあります。
経年劣化などによって石油給湯器と灯油タンクの間の送油管のひび割れなどが発生したりすると、油漏れが発生することがあります。
石油給湯器の下部に油漏れの跡があるとすぐにわかりますが、油漏れの量によってはわからないこともあるでしょう。
普段と違った臭いがするときは、油漏れがないか次のようなことをチェックしましょう。
送油管に亀裂やひび割れが発生していないか
灯油タンク、送油管、石油給湯器の接続箇所に緩みなどがないか
油漏れの跡が石油給湯器の本体や灯油タンクの下にないか
石油給湯器のお手入れや掃除と一緒に、定期的にこのような箇所をチェックしましょう。
油漏れは火災の要因になることもあるため、自分で修理しないで業者にすぐに頼みましょう。
また、専門の業者の点検を定期的に受けるようにしましょう。

●石油給湯器の修理や交換の費用の目安

灯油の臭いがする、油漏れが発生しているというようなトラブルだけでなく、燃焼するときに黒煙が出たりするようなときも、石油給湯器の点検や修理を業者に頼むのがおすすめです。
石油給湯器の修理費は、トラブルの内容によっても違いますが、基本的に出張料、技術料、部品代のトータルになります。
点検しても問題が特に無かったり、修理ができなかったりするようなときでも、ほとんど出張料だけはかかるため注意しましょう。
また、石油給湯器の保証期間内のときは、無償で修理を行ってくれるため保証書を準備しておくのがおすすめです。
石油給湯器の電気系統のトラブルのときは少し時間が修理するためにかかるでしょうが、部品を交換するくらいであれば部品があると修理がその日のうちにできることも多くあります。

しかし、部品の交換で修理ができなかったり、交換する部品のメーカーの供給が終わっていたりするときは、石油給湯器そのものを交換する必要があります。
一般的に、石油給湯器は7年間~10年間の寿命といわれています。
石油給湯器の製造が終わってから10年間くらいでメーカーは部品の供給を終わることが多いため、製造が終わってから長年経ってトラブルが発生したときは交換する方がいいでしょう。
なお、交換するのであれば、現在使っている石油給湯器が壊れる前がおすすめです。
石油給湯器の交換は1日間〜2日間でできますが、壊れるとお湯が使えないなどのように不便になります。
どうしても当日中に交換したいときは、最終的に現在使っている石油給湯器とタイプが同じのものに交換するようになるかもしれません。
そのため、十分に検討するためには、現在の石油給湯器が壊れないうちに検討することが大切です。

●石油給湯器の臭いの要因と対処法のまとめ

石油給湯器から臭いがするときは、不完全燃焼や油漏れなどのトラブルが考えられます。
しかし、石油給湯器が正常でも排気ガスの臭いがします。
石油給湯器は、油漏れがよくあるトラブルです。
経年劣化などによって、石油給湯器の本体や灯油タンク、送油管の破損、劣化などから油漏れが発生することがあります。
油漏れは、火災に繋がるため非常にリスクがあります。
石油給湯器の周囲の点検や清掃のときに油漏れが発生していないか自分でチェックして、業者の点検を定期的に受けましょう。
部品を交換するくらいの修理のときは、部品の在庫があると1日で修理が終わることが多くあります。
しかし、修理できないようなトラブルが発生したときや交換する部品が供給されていないときなどは、石油給湯器自体を交換する必要があります。
石油給湯器は、7年間~10年間くらいの寿命といわれています。
メーカーの部品保有期間(製造が終わってから10年間くらい)が過ぎているため、部品が供給されなくて石油給湯器の修理ができないことがあります。
寿命が近くなったり、製造が終わってから10年間以上経っていたりするときは、石油給湯器を交換を検討しましょう。
石油給湯器の臭いが気になる方へ
■石油給湯器の臭いがするときにユーザーが行うこと

石油給湯器を使っていると、何となく灯油臭い、煤けた臭いがすると感じることがあるのではないでしょうか。
石油給湯器は灯油を燃料にしているため、灯油の臭いが多少するのは仕方がないでしょうが、やはり臭いは経年劣化で強くなっていくため、違和感があるときも多くあるでしょう。
ここでは、石油給湯器の臭いがするときにユーザーが行うことについてご紹介します。

●油漏れがないかチェックする

石油給湯器の内部で油漏れが発生しているときは、搭載されているオイルセンサーが検知してエラーが表示されるため、エラーが表示されていないときは石油給湯器の内部での油漏れはありません。
そのため、ユーザーとしては石油給湯器の外部の灯油ホースや灯油銅管をチェックする必要があります。
灯油ホースを使っているときは、経年劣化で割れることが案外とよくあるため、手で灯油ホースを触ると灯油がにじむこともよくあります。
このときは、石油給湯器の周囲がなんとなく油臭くなるため、違和感があるでしょう。
なお、灯油ホースが割れたときはホームセンターで購入して交換するのみであるため、DIYが得意な方であれば容易に交換することができます。
灯油ホースの交換の費用はDIYであれば1500円くらい、業者に頼むと5000円くらいであるため、自信があればDIYでチャレンジしてみましょう。

●違和感が壁などにないかチェックする

まず、煤けた跡や黒い跡が石油給湯器の本体や排気筒の周辺の壁などにないかチェックしましょう。
石油給湯器の排気ガスが油臭くなる要因としてはいろいろなものが考えられますが、基本的に石油給湯器の燃焼器が悪くなっている、煤が燃焼器に詰まっていることが考えられます。
末期症状にもしなっていれば黒煙が排気筒から出ることもあり、黒煙によって石油給湯器の周囲がすぐに黒くなってしまいます。
裏口から出ている排気筒の出口が隣家と近く、風向きによって排気ガスが隣家の方に流れるときは、必ず十分にチェックしておきましょう。
経年によって壁などが少し黒くなるくらいであれば止むを得ないでしょうが、あまりにも酷いときは異常なほど黒くなるため、何かしらのトラブルが石油給湯器に発生していることがあるでしょう。
隣家の壁が汚れて近隣トラブルになることもあるため、定期的に壁などをチェックするのがおすすめです。

●排気筒の繋ぎ目、排気筒の出口をチェックする

チェックする箇所としては、排気筒の繋ぎ目、排気筒の出口がおすすめです。
種類が排気筒にもあるため、一律ではありませんが、延長している排気筒の繋ぎ目や石油給湯器の本体との接続箇所に煤が出ているときはちょっと注意する方がいいでしょう。
当然ですが、程度によっても違っており、正常な石油給湯器でも長年使っていると煤が出てくることが多くあるため、煤が出ていてもすぐに問題ということではありません。
そして、石油給湯器の排気筒の出口も注意しましょう。
石油給湯器の排気筒の出口は、雨水が中に入らないように下向きに設置されています。
さらに、石油給湯器の排気筒の出口には鳥などが侵入しないように金網が付いていますが、大量の煤が金網に堆積しているときは注意しましょう。
当然ですが、普通のユーザーであれば、煤がもし少し堆積していても異常かどうかわからないかもしれません。
基本的に、少しの煤であれば排気ガスと一緒に出て行くため、堆積しているのであれば結構問題であると考える方がいいでしょう。

●どうしても気がかりなときは点検を修理業者に頼む

黒煙が出ていない、排気筒も排気口も壁も煤けていない、油漏れが石油給湯器の周辺で発生していないときは、ほとんど石油給湯器は問題のないことが多くあります。
一方、石油給湯器のトラブルや経年劣化の兆候が早期に見つかって、大掛かりな修理になる前に直ったようなこともあります。
捉え方や感じ方は神経質なユーザーや鈍感なユーザーによって違ってくるため、一律にいうのは困難ですが、どうしても気掛かりなときは点検を修理業者に頼むのがおすすめです。
点検だけのときの費用は、5000円くらいです。
実際に業者が点検してくれたという安心感と、先々もしトラブルがすぐに発生したときに修理してもらえることが5000円で入手できると思えば、安い出費ともいえるでしょう。

●石油給湯器の臭いがするときにユーザーが行うことのまとめ

油の臭いがするというときでも、ユーザーの感じ方はいろいろです。
別に臭いが気にならないと感じることもあったり、非常に臭いが気になると感じたりすることもあります。
いずれにしても、心配なまま石油給湯器を使い続けて、最終的に大きなトラブルが発生するのが最もよくないケースです。
そのため、違和感が少しでもあれば点検を修理業者に頼むのがおすすめです。
なお、点検した後にトラブルが一定の期間以内に発生すると作業料が割引になるなどの決まりを設けている業者もあるため、参考にしてください。
石油給湯器の臭いが気になる方へ
■エコキュートの水質トラブルと対処法

石油給湯器の臭いが気になるのであれば、臭いが気にならなくて光熱費が低減できるエコキュートに交換するのがおすすめです。
このようなエコキュートでも、実際には水質トラブルが発生することがあります。
ここでは、エコキュートの水質トラブルと対処法についてご紹介します。

●エコキュートのお湯は飲用できるか?

ここでは、エコキュートのお湯は飲用できるか?についてご紹介します。

・エコキュートのお湯を飲用するときは煮沸する
エコキュートのお湯を飲用するときは、そのままではなく煮沸する必要があります。
しかし、うがいするくらいであれば煮沸しなくても問題ありません。
・エコキュートのお湯が飲用できない理由
エコキュートの貯湯タンクに貯まっているお湯は、長時間80℃以上で維持されているために水道水のカルキが無くなっています。
カルキが無くなったお湯や水は、水道法で決まっている飲料水の水質基準をクリヤーしないため、飲用をメーカーはすすめていません。

・日立のエコキュートの水道直圧タイプのお湯は直接飲用できる
日立のエコキュートの水道直圧タイプのお湯は、煮沸しなくてもそのまま飲用できます。
というのは、この水道直圧タイプのエコキュートは、水道水を瞬間的に熱交換器で温めたお湯を供給しているためです。
しかし、この水道直圧タイプのエコキュートの熱交換器で温めたお湯はお風呂のシャワーや台所の給湯のときだけに供給され、浴槽への湯はりのときは普通のエコキュートと同じように貯湯タンクのお湯が供給されるため、浴槽のお湯は飲用できません。
また、水道直圧タイプのエコキュートのときは、次のようなことに注意する必要があります。
お湯を最初に使うときは、配管の中に溜まっているお湯が出るため飲用や調理には使わないでください。
夏のシーズンなどでお風呂に湯はりする回数が少なくなるときなどは、貯湯タンクの中のお湯が長期間そのままになることがあります。
そのため、お風呂の湯はりを最低でも1ヶ月に1回くらいは行って、新しい水を貯湯タンクに入れる必要があります。

●雑菌がエコキュートのお湯で繁殖するか?

雑菌のレジオネラ菌などが繁殖するのは50℃くらいまでで、ほとんど60℃~75℃では死滅します。
雑菌が死滅する温度としては、次のようになります。
レジオネラ菌は60℃以上
病原大腸菌は75℃で1分間
サルモネラは62℃で30分間
黄色ブドウ球菌は75℃で1分間
カンピロバクターは60℃で30分間
腸炎ビブリオは60℃で10分間
ボツリヌス菌は120℃で4分間
一方、エコキュートの貯湯タンクの中のお湯は自動的に約65℃~90℃になるため、基本的に雑菌のレジオネラ菌などが繁殖することはありません。
しかし、貯湯タンクの中のお湯は放熱などによって温度が下がるため、お湯の温度が冬のシーズンなどは低くなっていないかチェックしましょう。
また、長期間の1ヶ月以上の外出などでお湯を使わないときは、貯湯タンクの中の全てのお湯を抜くのがおすすめです。

・レジオネラ菌とは?
レジオネラ菌は、感染が温泉施設などで発生することもありますが、頻繁に石油給湯器や循環式浴槽などでも発生しています。
症状としては、頭痛や高熱、咳、悪寒、筋肉痛などがあり、死亡率は最大30%にもなります。
特に、抵抗力が弱い子供や高齢の方は注意する必要があります。
しかし、レジオネラ菌が繁殖するのは20℃~45℃と温度が低いときで、60℃以上では死滅するため、エコキュートではほとんど問題ないでしょう。

●湯垢や水垢などで貯湯タンクの中は汚れるか?

水に含まれている石灰などが固まった湯垢、水垢が、エコキュートの貯湯タンクの底に溜まってきます。
そのため、貯湯タンクの水抜きを3ヶ月に1回くらいの頻度で行なって、溜まっている湯垢、水垢を排出する必要があります。

●ヘドロが貯湯タンクの中に溜まるか?

ステンレスでエコキュートの貯湯タンクは造られているため腐食することがなく、また空気が入らないようになっています。
そのため、一般的に、貯湯タンクの中の水は空気に触れないため腐食することがなく、ヘドロが溜まることもありません。
しかし、エコキュートを長年使っているときは、全く水抜きを行わないと湯垢がエコキュートの底に溜まって、ヘドロ状になることがあります。
湯垢がヘドロ状になるのを防止するためにも、底に溜まっている湯垢、水垢を貯湯タンクの水抜きを3ヶ月に1回くらい行って排出する必要があります。

●浴槽に浮かぶ黒いゴミとは?

エコキュートでお風呂の湯はりを行うと、黒いゴミが浴槽の中に浮かんでいることがあるのではないでしょうか。

・黒いゴミはゴムの劣化したカス
黒いゴミは、貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットのそれぞれの接続箇所に使っているゴムパッキンが経年で劣化することによって出たカスであると考えられます。
追いだき配管の中を洗浄剤のジャバなどを使って洗浄することによって無くなることもありますが、再発することもあります。
エコキュートを長期間使っており、黒いゴミが再発するときは交換も検討しましょう。

●エコキュートのお湯が臭う

エコキュートのお湯が臭うときは、次のような要因が考えられます。

・ドレン配管の設置場所が悪い
生活雑排水の排水管にエコキュートドレン配管を接続していると、汚臭が貯湯タンクに入り込むためお湯が臭うことがあります。
対応策としては、生活雑排水の排水管からドレン配管を切り離すことが必要です。

・配管の接着剤が新築のときに臭う
新築のときは、接着剤をエコキュートの配管の接続箇所に使っており、この接着剤が臭うことがあります。
お湯を使う頻度によっても違いますが、この臭いは自然に1ヶ月間くらいで無くなります。

・中古物件などで水が貯湯タンクの中に残っている
中古物件などでエコキュートをすでに設置していたときは、貯湯タンクの中の水が腐食して、お湯が臭うことがあります。
このようなときは、貯湯タンクの水抜きを一度行って、全ての水を排水することによって臭わなくなることがあります。

●青いお湯がエコキュートから出る

浴槽のお湯に青い汚れがあったり、お湯が青く見えたりすることがあるでしょう。
そのため、何か良くないものがエコキュートから出ているのではないかと考えがちですが、人の体に良くないものではありません。
お湯が青くなる要因としては、銅製の給水配管、給湯配管が新しいときに銅イオンが溶出して、石けんや湯垢に含まれている脂肪酸によってタオルや浴槽などが青くなることがあります。
使っているうちに配管から銅イオンが溶出するのがだんだん無くなってくるため、しばらくすると青くならなくなります。
普通は1ヶ月間くらいで無くなりますが、これ以上の期間が水質によってはかかることもあります。
浴槽などが青くなったときは、スポンジに市販されている洗剤のマジックリンなどを付けてこすれば無くなります。
なお、バスマジックリンなどのお風呂用洗剤は軽い汚れを考えているため落ちにくいことがあります。
そのため、換気扇の汚れなどのときに使うマジックリンなどの普通の洗剤を使うのがおすすめです。
タオルなどが青くなったときは、70℃~80℃のお湯に1割くらいの家庭用食酢を入れて、タオルなどをこの中に浸すことによって、脱色がすぐにできます。
しかし、この方法を繰り返すと、タオルなどが黄ばむことがあります。
もし黄ばんだときは、漂白剤を使ってください。
青くなるのを防止するためには、浴槽をお風呂用洗剤でこまめに洗うようにして、石けんを使うときは脂肪酸が少ないボディソープに変えるのがおすすめです。

●断水・濁り水のときの対応法

ここでは、断水・濁り水のときの対応法についてご紹介します。
エコキュートを断水・濁り水のときに使うと、貯湯タンクの中に濁った水が入ってフィルターが目詰りして、お湯が濁ったり、給湯量が少なくなったりすることがあります。
エコキュートに濁った水が入るのを防止するためには、給水配管専用止水栓を閉めましょう。
貯湯タンクの脚部カバーを開けたところに、給水配管専用止水栓はあります。
給水配管専用止水栓がわからないときは、取扱説明書をチェックしてください。
断水・濁り水が終わったときは、次のように対処してください。
エコキュートの水栓ではない散水栓などから水を出してみて、濁っていないことをチェックします。
濁っていたときは、水の濁りが無くなるまで出します。
エコキュートの給水配管専用止水栓を開けます。

●エコキュートの配管の洗浄はジャバを使う

基本的に、エコキュートの配管を洗浄するときは、洗浄剤のジャバなどを使っても問題ありません。
ジャバで配管を洗浄する方法としては、次のようなものがあります。
風呂自動運転を止めます。
浴槽にはった水や浴槽の残り湯に、適量のジャバを入れます。
3秒間以上、エコキュートのリモコンの「洗浄」ボタンを押します。
配管の洗浄が始まります。
1時間くらい経てば、洗浄を止めて水やお湯を排水します。
水をふろ循環アダプターが隠れるくらいまで再度貯めます。
3秒間以上「洗浄」ボタンを押します。
すすぎが水だけで始まります。
30分間くらい経てば、洗浄を止めて水を排水します。
配管を洗浄する頻度としては、半年に1回くらいがおすすめです。
使っているエコキュートによって配管を洗浄する方法が違うことがあるため、エコキュートの取扱説明書をチェックしてください。
配管を自分で洗浄する暇がなかったり、配管をより徹底して洗浄したかったりするときは、費用はかかりますが、専門の業者に頼むのがおすすめです。
また、経年劣化によるお湯のトラブルで配管を洗浄しても良くならないときは、エコキュートを交換することも検討しましょう。

●貯湯タンクの水抜き方法

貯湯タンクの底に溜まっている湯垢を排出するためにも、貯湯タンクの水抜きは大切です。
また、中古物件に設置していたエコキュートの貯湯タンクの中に水があっても、臭いの要因になるため水抜きを行いましょう。
貯湯タンクの水抜き方法は、給水配管の水栓を閉めて、貯湯タンクの下部の脚部カバーを外します。
貯湯タンクユニット上部にあるカバーを開けて、手前に逃し弁のレバーを起こします。
約1分間~2分間、貯湯タンクの下部にある排水栓を開けます。
排水ホッパーがあるときは、水が溢れないように注意してください。
約1分間~2分間経てば、排水栓を閉めます。
給水配管の水栓を開けて、勢いよく排水口から水が出ることをチェックして、逃し弁のレバーを戻します。
貯湯タンクの水抜きは、年に2回、3回くらい行うのがおすすめです。
石油給湯器の臭いが気になる方へ
■まとめ

ここでは、石油給湯器の臭いが気になる方へ、石油給湯器の臭いの要因と対処法、石油給湯器の臭いがするときにユーザーが行うこと、エコキュートの水質トラブルと対処法についてご紹介しました。

石油給湯器の臭いの要因としては、油漏れなどが考えられます。

油漏れは、石油給湯器の本体や灯油タンク、送油管の破損、劣化などによって発生することがあります。

油漏れが発生していないか自分でチェックして、業者に定期的に点検してもらいましょう。

石油給湯器の臭いが気になる方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
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