石油給湯器の給湯の能力を知りたい方へ

2021年10月14日

石油給湯器の給湯の能力を知りたい方へ
石油給湯器に交換するときには、どのような給湯の能力があるかわからない方もいるのではないでしょうか。

ここでは、石油給湯器の給湯の能力を知りたい方へ、石油給湯器の3万キロと4万キロの給湯能力の違い、石油給湯器の選び方、エコキュートの貯湯タンクの容量とは?についてご紹介します。
石油給湯器の給湯の能力を知りたい方へ
■石油給湯器の3万キロと4万キロの給湯能力の違い

石油給湯器の給湯能力としては、大きく分類すると3万キロカロリーと4万キロカロリーがあります。
熱量の単位がカロリーですが、4万キロカロリーの給湯能力の方が1回に沸かせるお湯の量が多いため、家族数が3人以上のときは4万キロカロリーの方が推奨されています。
しかし、石油給湯器を買うときは決して安くないため、できるだけ安いものにしたいでしょう。
ここでは、石油給湯器の3万キロと4万キロの給湯能力の違いについてご紹介します。

●石油給湯器の3万キロと4万キロの給湯能力とは?

ここでは、石油給湯器の3万キロと4万キロの給湯能力についてご紹介します。

・3万キロの給湯能力で不便なケース
3万キロの給湯能力で不便なケースとしては、お湯を同時に2箇所以上で使用するときや、同時に給湯と追いだきを行うときです。
逆にいうと、1人暮らしのときや生活のペースが2人暮らしでも違うときは、3万キロの給湯能力でも不便なことは無いでしょう。
なお、石油給湯器の給湯能力(kcal/h)は、1時間あたりの水量(L)に給湯温度(℃)から水温(℃)を差し引きしたものを掛けたものです。
そのため、水温にも石油給湯器の給湯能力は関係します。
水温が低いほど多くの給湯能力が必要で、沸かすお湯の温度が高いほど給湯能力が必要になります。
石油給湯器の多くが寒冷地の北海道、東北地方などで使われていますが、寒い真冬のシーズンにお風呂の湯はりをしながらお湯を台所で使うときは、3万キロであれば給湯能力が足りないと思うでしょう。
では、お湯を同時に使用しなければ不便なことはないのでしょうか?
厳密にいえば、お風呂の湯はりをするときは200L程度のお湯が必要になるため、湯はりが終わるまでの時間は4万キロの給湯能力の方が早くなります。
しかし、湯はりしているのを待つことはあまり無いでしょうから、3万キロの給湯能力でも少し湯はりが遅くなるくらいで不便なことはないでしょう。
いつも遅く帰宅して、できるだけお風呂に早く入りたいときは4万キロの給湯能力の方がいいでしょう。

・家族数が3人以上のときは4万キロの給湯能力の石油給湯器がおすすめ
それぞれの家庭のライフスタイルによっても違いますが、一般的な判断基準としては家族数が3人以上のときは4万キロの給湯能力の石油給湯器がおすすめということがあります。
例えば、若い子供さんがいるときは、長くシャワーを浴びて、長風呂することが多くあるでしょう。
このようなときにお湯が台所で使用できないのは、少し我慢ができないでしょう。
そのため、一気に石油給湯器が沸かせるお湯の量が足りなくなって、給湯量を絞る必要があります。
台所ではそれほど水圧が必要なことはないでしょうが、シャワーは水圧が低くなるため、家族同士で少し喧嘩するかもしれません。

●3万キロと4万キロの給湯能力の石油給湯器はどちらがおすすめか?

3万キロと4万キロの給湯能力の石油給湯器のどちらがいいか悩むのであれば、4万キロの給湯能力の石油給湯器がおすすめです。
ここでは、4万キロの給湯能力の石油給湯器がおすすめの理由についてご紹介します。

・3万キロと4万キロの給湯能力の石油給湯器での本体のメーカー希望小売価格の違い
例えば、ノーリツ製の湯はり機能が付いていない屋内設置壁掛け型の標準タイプの3万キロと4万キロの給湯能力の石油給湯器での本体のメーカー希望小売価格の違いとしては、次のようになっています。
3万キロの給湯能力の石油給湯器は285,000円
4万キロの給湯能力の石油給湯器は305,000円
このように、3万キロと4万キロの給湯能力の石油給湯器での本体のメーカー希望小売価格の違いは、20,000円になっています。
しかし、20,000円は大きいと考える方もいるでしょうが、基本的にこれはメーカー希望小売価格の違いです。
実際には、業者による値引きがあります。
値引き率は、大きく工事業者によって違いますが、いかに高い工事業者でも4割くらいは値引きしてくれることが多いため、20,000円の4割値引きになると12,000円になります。
石油給湯器のイニシャルコストは20万円~30万円くらいであるため、12,000円の違いはそれほど大きくないでしょう。
しかし、先々何年間も3万キロの給湯能力の石油給湯器を買って後悔することを考えれば、決して違いの12,000円は高くないでしょう。

・買った石油給湯器は10年間近く使うようになる
石油給湯器は一生のうちに何回も買うものではなく、場合によっては買うチャンスが自家用車よりも少ないこともあり得ます。
先にご紹介した3万キロと4万キロの給湯能力の石油給湯器での本体の価格の違いは12,000円ですが、使用期間が6年間とすると1年あたりでは2,000円になります。
実際には、使用期間はほとんど6年間以上になるため、1年あたりの価格の違いはさらに小さくなるでしょう。
不便さを万一感じたときは、そのまま暮らしていくようになります。
石油給湯器は決して安くないものであり、先々10年間くらいは使用するものです。
先々後悔しないためにも、4万キロの給湯能力の石油給湯器がおすすめです。

・3万キロの給湯能力の石油給湯器は種類が少ない
石油給湯器としては、給湯能力の他にも選択肢がいろいろあります。
湯はり機能があるかどうかが、選択肢の代表的なものです。
石油給湯器のパターンとしては、給湯専用タイプ、オートタイプ、フルオートタイプがあるため、十分にこのパターンも検討する必要あります。
しかし、このようなパターンの3万キロの給湯能力の石油給湯器が欲しいといっても、無いこともあります。
例えば、屋内壁掛けタイプ、直圧タイプ、湯はり機能ありの3万キロの給湯能力の石油給湯器が欲しいといっても、このようなものが無いこともあります。
基本的に、石油給湯器としては4万キロの給湯能力のものがメインであるため、希望するラインナップが準備されている可能性が大きくなります。
4万キロの給湯能力の石油給湯器でタイプを選んで、同じタイプの3万キロの給湯能力の石油給湯器が欲しいといっても無いことがあるため注意しましょう。

・3万キロと4万キロの給湯能力の石油給湯器は変更が可能か?
3万キロから4万キロの給湯能力の石油給湯器に変更したい、または4万キロから3万キロの給湯能力の石油給湯器に変更したいときは、給湯能力が簡単に変更できるかわからないでしょう。
実際には、給湯能力の変更は非常に簡単にできます。
3万キロと4万キロの石油給湯器は、給湯能力が10,000キロカロリー違っていますが、ほとんど構造そのものは同じで、ほとんど使用している部品も同じで、ほとんど大きさも同じです。
そのため、外観を見たのみでは、石油給湯器の3万キロと4万キロの給湯能力の違いを見極めるのは困難なほどで、給湯能力を変更しても設置できないようなことは全くありません。
なお、最終的に工事業者にチェックしてもらうのがおすすめです。

●石油給湯器の3万キロと4万キロの給湯能力の違いのまとめ

石油給湯器の3万キロの給湯能力は、1人暮らしのときには不便に感じることは少ないでしょう。
しかし、家族数が2人以上のときは、お風呂に誰かが入っているときにお湯が使用できないため不自由に感じるでしょう。
不自由を万一感じると、先々10年間くらいも不自由さを感じるようになるため、可能な限り4万キロの給湯能力の石油給湯器を選ぶのがおすすめです。
3万キロの給湯能力の石油給湯器で少し不便であると思っている方は、4万キロの給湯能力の石油給湯器に変更すると快適になるでしょう。
石油給湯器の給湯の能力を知りたい方へ
■石油給湯器の選び方

石油給湯器のカタログを見ても専門的なことが多く書いてあるため、自宅にはどの石油給湯器が最も適しているかわからないでしょう。
ここでは、石油給湯器の選び方についてご紹介します。

●家族数に適した石油給湯器の給湯能力を選ぶ

まず、石油給湯器の給湯能力を選ぶことが大切です。
給湯能力(kW(kcal/h)が、必ず石油給湯器のカタログには表示されています。
石油給湯器の給湯能力は、お湯の使用状況や家族数にとって非常に大切であるため、必ずチェックしてください。
給湯能力の目安の一つとして、40,000kcal/h(46.5kW)の給湯能力の石油給湯器は家族数が4人のときに最も適しているといわれています。
しかし、これをそのまま信用しないようにしましょう。
というのは、石油給湯器の給湯能力の意味が間違っているためです。
給湯能力というのは、どの程度のお湯を1分間に沸かすことができるかの目安です。
給湯能力が大きいほどお湯を一度に多く沸かすことができ、給湯能力が小さいほどお湯を一度に少ししか沸かすことができなくなります。
そのため、40,000kcal/hの給湯能力の石油給湯器は家族数が4人のときに最も適しているというのは、正しくは次のようになります。
家族数が4人のときは同時に台所とお風呂に給湯するチャンスが多くなるため、同時に2箇所に給湯するときには、給湯能力が小さい石油給湯器であれば、給湯温度が低くなったり、お湯の量が少なくなったりすることがあります。

例えば、家族数が4人のときでも絶対に同時に2箇所に給湯しないというのであれば、40,000kcal/hの給湯能力の石油給湯器でなくても問題ありません。
しかし、以前に40,000kcal/hの給湯能力の石油給湯器を使っていたときに、同時に2箇所の給湯をしないということで給湯能力の小さい石油給湯器に交換すると、お風呂の湯はりに時間が掛かるようになるため注意しましょう。
そのため、以前に40,000kcal/hの給湯能力の石油給湯器を使っていたときは、できるだけ同じ給湯能力の石油給湯器に交換するのがおすすめです。
本体価格が安いということで安易に石油給湯器の給湯能力を小さくすると、トラブルが発生するため十分注意しましょう。
なお、石油給湯器の給湯能力が自宅に適しているかを知りたいときは、給湯能力について計算してみましょう。
給湯能力(kcal/h)は、1時間あたりのお湯の量(L)にお湯の温度(℃)から水の温度(℃)を差し引きしたものを掛けたものです。
そのため、1時間あたりのお湯の量(L)は、給湯能力(kcal/h)をお湯の温度(℃)から水の温度(℃)を差し引きしたもので割ったものになります。
例えば、40,000kcal/hの給湯能力の石油給湯器を使っていて、お湯の温度が42℃、水の温度が5℃のときのであれば、1時間あたりのお湯の量(L)は次のようになります。
1時間あたりのお湯の量(L)は、40,000kcal/hを42℃から5℃を差し引きした37℃で割った約1,081Lになります。
1分間あたりのお湯の量に換算すれば、約18Lになります。
つまり、1分間あたりのお湯の量は、石油給湯器の給湯能力が大きくなるほど多くなります。
そのため、家族数が4人より多くなって、同時に台所とお風呂でお湯を使うチャンスが多くなるのであれば、石油給湯器の給湯能力が大きいものを選ぶのがおすすめです。
また、石油給湯器の給湯能力が大きい方が、お風呂の湯はりの時間も短くなります。
石油給湯器の給湯能力を選ぶときは、自宅のお湯の使用状況を十分にチェックしてください。

●水道直圧タイプと貯湯タイプの石油給湯器のメリットとデメリット

石油給湯器としては、大きく分類すると水道直圧タイプと貯湯タイプがあります。
水道直圧タイプの石油給湯器は、そのまま水道水の圧力を石油給湯器に直結することによって、お湯の圧力も水道水の圧力と同じになるものです。
一方、貯湯タイプの石油給湯器は、水道水の圧力を1度低くして石油給湯器に接続するため、お湯の圧力が水道直圧タイプと比較して低くなるものです。
そのため、お湯の圧力が高い水道直圧タイプの石油給湯器の方がいいと思うかもしれませんが、それぞれメリットとデメリットがあります。
ここでは、水道直圧タイプと貯湯タイプの石油給湯器のメリットとデメリットについてご紹介します。

・水道直圧タイプの石油給湯器のメリットとデメリット
水道直圧タイプの石油給湯器は、2階にお風呂があるときやシャワーの高い圧力が欲しいとき、貯湯タイプを使っているが水圧が弱くて困っているときなどにおすすめです。
水道直圧タイプの石油給湯器のメリットとしては、次のようなものがあります。
水道水の圧力のままで給湯できる
水圧が高いため2階のお風呂の給湯もできる
灯油の使用量が貯湯タイプと比較して節約できる
一方、水道直圧タイプの石油給湯器のデメリットとしては、次のようなものがあります。
水道水の高い圧力がかかるため、配管が古いときなどは破裂することがある
本体価格が貯湯タイプと比較して割高になる
お湯の量が少ないときは使えない

・貯湯タイプの石油給湯器のメリットとデメリット
貯湯タイプの石油給湯器は、給湯が1階しか使わなく、強い水圧にそれほどこだわらないときにおすすめです。
貯湯タイプの石油給湯器のメリットとしては、次のようなものがあります。
本体価格が水道直圧タイプと比較して割安になる
水圧が低いため、配管が古くても問題ない
お湯の量が少ないときでも使える
一方、貯湯タイプの石油給湯器のデメリットとしては、次のようなものがあります。
水道直圧タイプに比較してシャワーなどの圧力が低くなる
水圧が低いため2階のお風呂の給湯ができない
灯油の使用量が水道直圧タイプと比較して多くなる

●専門の業者に聞くのがおすすめ

石油給湯器を選ぶときは、専門の業者に聞くのがおすすめです。
石油給湯器の専門の業者に聞いて、アドバイスしてもらうのがおすすめです。
専門の業者に自分の考えを話して相談すれば、石油給湯器を正しく選ぶことができるでしょう。
石油給湯器の給湯の能力を知りたい方へ
■エコキュートの貯湯タンクの容量とは?

石油給湯器の給湯の能力を知りたいと思っているのであれば、 石油給湯器よりもエコキュートの方がおすすめです。
エコキュートは、大気中の熱エネルギーを利用してお湯を沸かす給湯器として、人気が高くなっています。
ガス給湯器からリフォームするときやオール電化住宅を新築するときに対応できるため、家庭の光熱費を低減するためにエコキュートの設置を考えている方も多くいるでしょう。
しかし、エコキュートを設置するときは、いろいろなエコキュートがあるため、どのようなものがいいか迷う方が多くいるようです。
特に、エコキュートの貯湯タンクの容量はどのようなものを目安するといいかわからない方も多く、なかなかエコキュートの設置の決心ができなくなっているのではないでしょうか。
エコキュートは、貯湯タンクに貯めたお湯を使うものであるため、家族数に対して小さ過ぎると、お湯がシャワーを使っているときに出なくなるなど、お風呂の使い勝手が悪くなることもあります。
また、高い電気料金の時間帯にお湯を沸き増しするようになるため、エコキュートの光熱費の低減効果が期待できないこともあります。
ここでは、エコキュートの貯湯タンクの容量とは?についてご紹介します。

●エコキュートの貯湯タンクの容量

エコキュートは、沸かしたお湯を貯湯タンクに貯めておいて、必要なときにお湯を供給するようになっています。
というのは、深夜時間の安い電気料金の電気で、家庭で一日に使うお湯を貯めておくことによって、光熱費を低減するためです。
そのため、貯めておいた以上にお湯を使うと、高い電気料金の時間帯にお湯を沸かすようになるため、最大限にエコキュートの効果が期待できなくなります。
このようなことから、エコキュートの貯湯タンクの容量はお湯が不足しないように選ぶ必要があります。
貯湯タンクの容量は、少しメーカーによって違っていますが、基本的に370L、460L、550L~560Lがあります。
なお、最近は、少人数であまりお湯を使わない家庭向けに、相当貯湯タンクの容量が小さいエコキュートもあります。
例えば、貯湯タンクの容量としては、三菱のエコキュートでは177L~300L、パナソニックのエコキュートでは195L~300L、ダイキンのエコキュートでは320Lなどがあり、ネオキュートといわれています。
最大限にエコキュートの電気代の低減効果を期待するためには、家庭で使うお湯の量を十分に検討して、貯湯タンクの容量を選ぶ必要があります。

●家庭の1日あたりのお湯の使用量

エコキュートの貯湯タンクの容量を検討するときは、家庭の1日あたりのお湯の使用量が必要になります。
当然ですが、家庭の1日あたりのお湯の使用量は、シーズンや調理の有無、シャワーの回数などのいろいろな要因によって違ってきます。
なお、家庭の1日あたりのお湯の使用量としては、一般的に次のようになります。
お風呂の湯はりのお湯の使用量は180L
シャワーのお湯の使用量は80L(1回あたり8分間)
洗面、手洗い、洗い物などのお湯の使用量は30L
お風呂の湯はりは家族数に関係なく1日に1回ですが、シャワーや洗面などのお湯の使用量が家族数によってどのくらいになるか計算する必要があります。

●エコキュートの貯湯タンクの容量の選び方

ここでは、エコキュートの貯湯タンクの容量の選び方についてご紹介します。
普通の人が1日に使用するお湯の量を計算すれば、家族数が4人のときは1日あたり約620Lのお湯の使用量になります。
そのため、エコキュートの貯湯タンクの容量は最大でも550Lであるため不足するのではないかと思うかもしれません。
しかし、実際には、使用できるお湯の量は貯湯タンクの容量よりも多くなります。
エコキュートのカタログなどには370Lの貯湯タンクの容量などと書かれていますが、実際にはこの貯湯タンクの容量は高温のお湯が一度に貯められる量になります。
当然ですが、お湯を使用するときは高温のお湯と水を混ぜるため、実際に使用できるお湯の量は貯湯タンクの容量の2倍くらいになります。
しかし、貯湯タンクの中のお湯は放熱によって温度がだんだん下がるため、使用できるお湯の量は設定温度やシーズンなどによって違ってきます。
いずれにしても、普通のお湯の使用量のときは、家族数が4人であれば貯湯タンクの容量が370Lくらいでも間に合う可能性が大きくなります。
ここでは、家族数に対するエコキュートの選び方についてご紹介します。
家族数が3人~5人のときは、370Lの貯湯タンクの容量がおすすめです。
一般的に、42°℃の給湯温度、9℃の水温のときは、370Lの貯湯タンクの容量で約680Lのお湯が使用できます。

そのため、短めにシャワーなどを使用すると家族数が5人でも問題ないため、家族数が3人~5人でも湯切れなどが発生しにくいでしょう。
しかし、子供さんが部活などでシャワーを頻繁に使用するなどというようなときは、もう少し貯湯タンクの容量が大きい方がいいでしょう。
二世帯住宅などで家族数が4人~7人などと多いときは、460Lの貯湯タンクの容量がおすすめです。
42°℃の給湯温度、9℃の水温のときは、460Lの貯湯タンクの容量で約840Lのお湯が使用できます。
そのため、あまりシャワーなどを使用しないときは、460Lの貯湯タンクの容量でも二世帯のお湯を十分に賄えるでしょう。
しかし、二世帯住宅などのときは、お盆やお正月などのときに遠くから帰省する人があるため、お湯の使用量が急に多くなることがあります。
帰省したときに人数が多くなるのであれば、貯湯タンクの容量がさらに大きいものを選ぶのがおすすめです。
さらに家族数が多いときや、子供さんが多くて部活などでシャワーを頻繁に使用するときなどは、550L~560Lの貯湯タンクの容量がおすすめです。
エコキュートは沸き増しを昼間に行うと、あまり電気代の低減効果がないため、沸き増しを昼間に頻繁に行うのであれば、初めから貯湯タンクの容量の大きいものを選ぶのがおすすめです。
550L~560Lの貯湯タンクの容量であれば、42°℃の給湯温度、9℃の水温のときに約1000Lのお湯が使用できるため、相当余裕があります。
エコキュートは、貯湯タンクの中のお湯が常に満タンになるように設定しておくと、湯切れが発生して困るようなことはほとんどありません。
しかし、このときは、高い電気料金の昼間にお湯を沸かすため、電気代の低減効果が期待できません。
そのため、お風呂だけでなく、シャワーを使用する頻度が多いなど、大量にお湯を使用することが考えられる家庭のときは、おすすめの家族数の貯湯タンクの容量よりもワンランク上のものを選ぶのがおすすめでしょう。
しかし、大きな貯湯タンクの容量のエコキュートのときは、設置スペースもその分必要になり、イニシャルコストが高くなるため注意する必要があります。

●エコキュートの貯湯タンクの容量とは?のまとめ

ここでは、エコキュートの貯湯タンクの容量とは?についてご紹介しました。
エコキュートは、前もって沸かして貯湯タンクに貯めておいたお湯を使用して、お風呂や台所などに給湯するものです。
お湯は安い電気料金の深夜時間帯に沸かして貯めておくため、光熱費の低減が期待できます。
そのため、お湯が日常生活において不足したときは、高い電気料金でお湯を沸かす必要があり、頻繁にこれが続くのであれば、エコキュートの光熱費の低減の効果は無くなります。
そのため、エコキュートを設置するときは、1日に家族でどのくらいのお湯を使用するか十分に検討して、これに見合うエコキュートの貯湯タンクの容量を選ぶことが最も大切です。
エコキュートを設置した後に貯湯タンクの容量が小さ過ぎることがわかったときは、お湯を我慢しながら使用するようになるため、非常に不便になることがあります。
エコキュートの貯湯タンクの容量を選ぶときに余裕が設置スペースにあるときは、少しイニシャルコストが高くなっても、おすすめの貯湯タンクの容量よりも一回り大きいサイズのものにするのがおすすめでしょう。
石油給湯器の給湯の能力を知りたい方へ
■まとめ

ここでは、石油給湯器の給湯の能力を知りたい方へ、石油給湯器の3万キロと4万キロの給湯能力の違い、石油給湯器の選び方、エコキュートの貯湯タンクの容量とは?についてご紹介しました。

1人暮らしのときには、石油給湯器の3万キロの給湯能力でも不便に感じることは少ないでしょう。

しかし、3万キロの給湯能力の石油給湯器で不便なときは、4万キロの給湯能力の石油給湯器に変更する方がいいでしょう。

石油給湯器の給湯の能力を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
わからないことがあったら
みずほ住設のフリーダイヤルまで
お気軽にご連絡ください!
☎️0120-944-356
info@mizuho-jyusetu.com
http://mizuho-jyusetu.com


PAGE
-TOP