井戸水対応の電気温水器をご検討の方へ

2021年7月31日

井戸水対応の電気温水器をご検討の方へ
井戸水を自宅で使っている方も多くいるのではないでしょうか。
このような方が自宅の井戸水で電気温水器を使うときは注意する必要があります。

ここでは、井戸水対応の電気温水器をご検討の方へ、井戸水で電気温水器は使えるか?井戸水対応の電気温水器を選ぶときのチェックポイント、井戸水対応のエコキュートで注意することについてご紹介します。
井戸水対応の電気温水器をご検討の方へ
■井戸水で電気温水器は使えるか?

電気温水器は、水道水以外の井戸水で使うのは避ける必要があります。
井戸水は、長時間雨水などが土の中を通って溜まったものであり、土の中にあるスケールの要因になるミネラル類が多く含まれています。
電気温水器の故障になる要因としてはスケールが付く腐食が多くあり、漏水が腐食などによって発生することがあります。
なお、水道水でも多く井戸水を混ぜているところや、水道水が無いために井戸水を仕方なく使うようなところもあります。
このようなところは、顕著に電気温水器にスケールが付いて漏水したり、ヒーターが断線したりしやすくなります。

●井戸水を電気温水器で使ったときに発生しやすい不具合

水道水以外の井戸水を電気温水器で使ったときは、次のような不具合が発生することがあります。

・スケールが電気温水器のヒーターに付くことによって、熱がヒーターにこもって断線する

・スケールが電気温水器の水位センサーに付くことによって、水位をセンサーが検知しなくなる

・スケールが電気温水器の貯湯タンクなどのステンレスの表面に付くことによって、短期間で不働態被膜が壊れて腐食して穴あきが発生して漏水する

・スケートが水栓やシャワーの吐出口に付くことによって、お湯が出にくくなるため、頻繫に吐出口の掃除が必要になる

・水質を改善するための滅菌装置で注入する塩素によって、短期間で電気温水器の貯湯タンクなどのステンレスの溶接部分などに穴あきが発生して漏水する

・スケールの一部が電気温水器の貯湯タンクに沈殿して、給湯と一緒に出てくる

●電気温水器のヒーターの構造

電気温水器のヒーターの構造としては、次のようになっています。

・ニクロム線
電流を流すと、抵抗が大きいために発熱します。

・金属パイプ
外部に熱を放出する働きがあります。
主として、高耐食ステンレスが使われています。

・絶縁粉末
酸化マグネシウム(MgO)の粉末です。
金属パイプと絶縁するとともに、金属パイプにニクロム線の熱を伝える働きがあります。

・ターミナルピン
ヒーターの電極になる箇所です。

●スケールがヒーターに付くと発生するトラブル

スケールがヒーターに付くと発生するトラブルとしては、次のようなものがあります。

・異常高温
スケールが酷く付けば放熱ができないために、熱がこもります。
そのため、ヒーターの内部は異常に温度が高くなって、この状態が継続すればヒーターの寿命が極端に短くなったり、ニクロム線が断線したりします。

・腐食
耐食性が優れたステンレスでも、スケールが付くと腐食します。
穴がヒーターの金属パイプに開いて、水が内部に入って絶縁不良や漏電が発生します。
なお、このときでも、漏電遮断器が働くため感電することはありません。
ヒーターはステンレスの外装です。
ステンレスというのは、主な原料が鉄とクロムの合金で、酸素と含まれているクロムは結びついて金属の表面に酸化被膜(不動態被膜)を作る性質があります。
外部からの影響をこの酸化被膜が小さくして金属を保護する働きがあるため、鉄などと比較してステンレスは非常に耐腐食性が優れていますが、スケールが付くとこの酸化被膜が壊れます。

●スケールがヒーターに付かないようにする方法

電気温水器のヒーターは、主に使う水質によって寿命が影響されます。
先にご紹介したように、スケールが付くと極端にヒーターの寿命が短くなったり、いろいろな不具合が発生したりします。
ここでは、スケールがヒーターに付かないようにする方法についてご紹介します。

・電気温水器を設置する前に水質を調べる
水道水でも井戸水が混じっていることがあったり、含まれている塩素の量が季節や地域によって多かったりすることがあります。
また、防腐剤を配管の保護のため使っていることもあるため、前もって水質を調べることは非常に大切です。

・井戸水は使わない
井戸水は、時間をかけて雨水が土の中に浸み込んだものです。
土の中にはいろいろなミネラル分があり、このようなものが浸み込むときに井戸水の中に溶け込みます。
人には有用な井戸水でも、電気温水器には良くないものです。

・浄水器や軟水器を一次側に取り付ける
電気温水器にスケールの要因になる物質が流れ込む前に、スケールをろ過して取り去ることによってスケールが付きにくい環境になります。
塩素を浄水器は除去し、ミネラル分を軟水器は除去します。
なお、ろ過が完全にできるということではないため注意しましょう。

・普通のステンレスヒーターからテフロンヒーターに変える
より腐食に対して強いフッ素樹脂のテフロンでコーティングしたヒーターに変えることによって、長寿命化がステンレスヒーターよりも図れます。
なお、水質によっては大きな違いがステンレスヒーターとないこともあります。

・メンテナンス(清掃)を定期的に行う
スケールをメンテナンスの回数を多くすることによって取り除いて、常に貯湯タンクの中をきれいに維持すると非常に効果が期待できます。
井戸水対応の電気温水器をご検討の方へ
■井戸水対応の電気温水器を選ぶときのチェックポイント

井戸水対応の電気温水器がないため困っている方もいるのではないでしょうか。
基本的に電気温水器は水道水を使うものであるため、井戸水を使えば故障することが頻繁にあります。
一般的に、電気温水器は10年間くらい使えるといわれているにも関わらず、修理や交換を頻繫に行うのはもったいないでしょう。
しかし、井戸水対応の電気温水器も一部あります。

●井戸水と電気温水器の関係

一般的に、水道水を使うことを電気温水器は前提にしています。
電気温水器のメーカーのホームページなどでは、実際に「井戸水・温泉水・地下水は使わないでください」などの注意書きがあります。
ここでは、井戸水と電気温水器の関係についてご紹介します。

・基本的に井戸水は電気温水器に使えない
浄水場でろ過されていない井戸水は、水道水とは水の成分が違うことがあります。
水質は地域によって違っていますが、一般的に井戸水にはミネラル成分のマグネシウムやカルシウムなど多く含まれています。
電気温水器の配管などの中でミネラル成分が固まれば、配管が詰まったり、配管が腐食したりするため、基本的に井戸水は電気温水器に使えません。
普通の電気温水器の配管にはほとんど銅の素材が使われていますが、酸などに対して銅は腐食しやすいものです。
しかし、酸性傾向のものが日本の井戸水は多いため、電気温水器の配管の中に入ると腐食するリスクがあります。
井戸水は、このようなことからも電気温水器に使えないと考える方がいいでしょう。

・井戸水対応の電気温水器も販売されている
井戸水を電気温水器に使うと配管がミネラル成分によって腐食しますが、水道水が使えない地域や伝統的な昔ながらの家では生活用水として井戸水を使っている方もいるでしょう。
そのため、井戸水を日常的に使う方のために、井戸水対応の電気温水器も販売されています。
井戸水対応の電気温水器は、普通の電気温水器とはステンレス製の配管であることが大きく違っています。
腐食に対して銅よりもステンレスは耐性があるため、井戸水を使っても配管の腐食を相当防止することができます。

●井戸水対応の電気温水器を選ぶときのチェックポイント

井戸水でも、一部の電気温水器は使える機種があります。
井戸水を使っている家で電気温水器を使うときは、井戸水対応の電気温水器を設置すると割合長持ちします。
しかし、電気温水器のカタログを見れば、井戸水対応でないものが多くあるため、井戸水対応の電気温水器をカタログから探すときは少し大変でしょう。
ここでは、井戸水対応の電気温水器を選ぶときのチェックポイントについてご紹介します。
基本的に、井戸水に電気温水器は対応していません。
そのため、井戸水対応の電気温水器は、1つのメリットになります。
電気温水器のカタログなどから探すときは、井戸水対応などの記載が該当する商品にはあるはずであるため、探すときのチェックポイントにしましょう。
地域によって違っていますが、一般的に水道水は軟水ですが、井戸水は硬水です。
そのため、井戸水対応の電気温水器は、耐硬水仕様と記載されていることもあります。
井戸水、地下水、硬水などのキーワードで探してみれば、カタログから探しやすくなるでしょう。

●井戸水対応の電気温水器を使うときに注意すること

井戸水対応の電気温水器であれば、いつまでも安心して使えるということではありません。
ここでは、井戸水対応の電気温水器を使うときに注意することについてご紹介します。

・ゴムパッキンは劣化しやすいときがある
井戸水対応の電気温水器は、腐食に対して強いステンレス製の配管にすることによって劣化を少なくしています。
しかし、金属以外のゴムパッキンなどは普通の電気温水器と同じものが使われているときもあります。
このときは、水漏れなどがゴムパッキンの劣化によって発生することがあるため、井戸水対応の電気温水器でもメンテナンスや点検をこまめに行うのがおすすめです。

・井戸水による不具合や故障は保証されない
井戸水対応の電気温水器でも、実際には井戸水の要因で不具合や故障が発生することがあります。
このようなときは、保証期間内であれば無償で修理をしようと思うでしょう。
しかし、「井戸水、地下水の要因による故障は保証しない」というメーカーも多くあり、井戸水対応の電気温水器でもこの条件が同じように適用されることがあります。
故障の要因によっては、保証期間内でも有償となるときがあるため、保証内容を十分にチェックしておきましょう。

・井戸水対応の電気温水器でも水質によっては使えないことがある
井戸水対の電気温水器の中には、水質基準をメーカーが決めていることがあります。
使う井戸水がメーカーの基準値をクリアしないときは、電気温水器を使うことができません。
井戸水対応の電気温水器を買う前には、せっかく買ったにも関わらずすぐに故障したということにならないように前もって井戸水の水質をチェックしましょう。
また、見積もりするときは、「この水質で電気温水器が使えるか」を業者に問い合わせしておくのがおすすめです。

●井戸水対応の電気温水器を選ぶときのチェックポイントのまとめ

普通の電気温水器は水道水を使うことを考えているため、井戸水を使うと故障します。
井戸水対応の電気温水器は、ステンレスを配管などに使っています。
井戸水対応、耐硬水仕様などの記載がある電気温水器を、カタログでは探しましょう。
しかし、井戸水対応の電気温水器でも、井戸水の水質によっては使うのが困難なことがあります。
そのため、井戸水対応の電気温水器を検討しているときは、業者に相談して電気温水器が使えるかを現地で調べてもらうのがおすすめです。
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■井戸水対応のエコキュートで注意すること

井戸水対応の電気温水器を検討しているのであれば、井戸水対応のエコキュートの方がおすすめです。
エコキュートは、高い省エネ性の給湯機として着目されており、コロナが発売してから20年余りで出荷台数は500万台以上になるなど、現在ではガス給湯器に並ぶ人気の高い給湯機です。
しかし、エコキュートはお湯を貯湯タンクに貯めるもので、井戸水などを使っていると、エコキュートの故障の要因に井戸水に含まれている成分がなるため、使えないというデメリットがありました。
エコキュートは非常に高い光熱費の低減効果が期待できるため、井戸水を使っている家庭でもエコキュートを設置したいしたいという意見も多くありました。
しかし、メーカー保証などが無くなることもあり、ほとんどの方が井戸水でエコキュートを使うのを諦めていたでしょう。
しかし、最近は、井戸水対応のエコキュートがダイキンや日立などから販売されており、いくつかの条件をクリアすれば井戸水でも問題なくエコキュートが使えるようになっています。
ここでは、近年着目されている井戸水対応のエコキュートで注意することについてご紹介します。

●エコキュートが井戸水で使えない理由

ここでは、井戸水を生活用水として使っている家庭で、エコキュートが井戸水で使えない理由についてご紹介します。
井戸水を使っている方は、普通の水道水と同じように井戸水も飲料水にも使えるほどきれいであるにも関わらず、どうしてエコキュートが井戸水で使えないのかと不思議に思うでしょう。
井戸水に含まれている成分によって、実際にはエコキュートが故障する可能性が非常に大きくなるためです。
普通のエコキュートは、「井戸水は使えません」という注意書きが取扱説明書などにもあります。
先にご紹介したように、人が見れば全く水道水と同じような水であるにも関わらずどうしてエコキュートで使えないのかと思うでしょうが、水道水に含まれていない成分が井戸水には多く含まれています。
水道が日本国内では相当普及していますが、現在でも全国各地で生活用水として井戸水を使っている家庭が多くあります。
そして、多くのカルシウム成分が井戸水には含まれています。
人が生きていくためにはカルシウム成分が非常に大切ですが、エコキュートで使うときは故障の要因にこのカルシウム成分がなります。
エコキュートでカルシウム成分などが多く含まれている水を使ったときは、カルシウム成分がエコキュートの中の熱交換器で固体になることがあります。
初めは小さな固体でも、井戸水をエコキュートで使い続ければ、どんどん小さい個体が大きくなってきます。
そして、エコキュートの中でカルシウム成分の大きくなった固体が目詰まりするになって、トラブルが発生します。
そのため、エコキュートのメーカーとしては、井戸水を使ったときにもともとの耐用年数になる前に故障することがわかっているため、トラブルを防ぐためにも生活用水として井戸水を使っている家庭ではエコキュートを使うのを禁止しています。
当然ですが、ユーザーサイドとしても、生活に必要なエコキュートがいつトラブルになるかわからないというようなことになれば、いかにエコキュートの光熱費が安くても設置することはできないでしょう。

●井戸水対応のエコキュートがある

先にご紹介したようなことから、生活用水として井戸水を使っているのであればエコキュートを設置するのは諦めるしかないと考えるでしょう。
しかし、最近は、井戸水対応のエコキュートがいろいろなメーカーから次々と販売されているため、このようなものを選ぶと、井戸水を使っている家庭でもエコキュートを問題なく設置することができます。
ここでは、井戸水対応のエコキュートの代表的なメーカーについてご紹介します。

・ダイキン
ダイキンは、近年機能が非常に高いエコキュートで人気になっています。
ダイキンのエコキュートでも井戸水はスケール詰まりの要因になることがあるため設置できないとされていましたが、井戸水でも3年間のメーカー保証が水熱交換器のスケール詰まりなどに付いているエコキュートを現在では販売しています。
しかし、井戸水を使っている家庭のときは、エコキュートを設置する前に15,000 円(税抜き)の水質検査を行って、ダイキンのオリジナルの水質判定基準をクリアしている必要があります。
井戸水対応のエコキュートを設置するときは、普通のエコキュートの設置の流れとはちょっと違うため、まずはエコキュートの設置業者に相談してください。

・日立
日立は、水道直圧給湯のエコキュートなど、オリジナル路線の開発を進めていますが、水道直圧給湯のナイアガラタフネスという新しい機能によって、今までのエコキュートでは設置できないとされていた井戸水や高硬度の水道水でも問題なく使える機種があります。
しかし、ダイキンのエコキュートと同じように、水質検査を設置する前に行って、メーカーの基準をクリアする必要があります。
日立の井戸水対応エコキュートは、大幅に貯湯タンクの水の入れ替え量を少なくしているため、カルシウム成分の入る量も少なくなるため、目詰まりする可能性が小さくなります。
メーカーの保証期間もナイアガラタフネスを搭載しているエコキュートは長くなるため、井戸水を使っている家庭では非常におすすめです。

・パナソニック
大手の家電メーカーのパナソニックも、エコキュートを販売しています。
パナソニックのエコキュートは、パナソニックのホームページでも記載していますが、基本的に井戸水で使うのを禁止しています。
しかし、2011年4月から販売したエコキュートについては、パナソニックのオリジナルの水質検査を行って、基準をクリアしていると認められると井戸水でも使えるようになっています。
なお、パナソニックが水質検査を行って認めたものについては、地下水利用認定書が発行されます。
地下水利用認定証が発行されると、ヒートポンプユニットの水熱交換器のスケール詰まりによる閉塞については、通常は保証対象外ですが、3年間の保証があります。

●井戸水対応のエコキュートで注意すること

井戸水を生活用水として使っている家庭でも、井戸水は故障の要因になるためエコキュートを設置することができませんでした。
しかし、井戸水対応のエコキュートが先にご紹介したようなメーカーで最近は販売されるようになって、一定の条件さえクリアしていると、問題なくメーカー保証などもある状態でエコキュートが設置できます。
なお、普通の水道水を使っている家庭にエコキュートを設置するときにはないような注意することがあります。
ここでは、井戸水対応型のエコキュートで注意することについてご紹介します。

・設置費用が高くなる
水道水を使っている家庭でエコキュートを設置するときと比べると、井戸水対応型のエコキュートの設置は費用が高くなるため注意する必要があります。
同じ設置条件などであれば大きな違いは設置費用にありませんが、井戸水対応型のエコキュートは10万円~15万円くらい本体の価格が高くなります。
そのため、現在使っている電気温水器からエコキュートに交換することによって、毎日のランニングコストがどのくらい低減できるかがポイントになります。
毎日の生活にそれほどお湯を使わない家庭のときは、毎日のランニングコストがいかに安いということでも、エコキュートの設置費用が回収できないこともあります。
そのため、現在の電気温水器からエコキュートに交換してどのくらい毎日のランニングコストが低減できるか十分にシミュレーションしましょう。

・設置方法が少し面倒である
先にご紹介したように、井戸水を使っている家庭にエコキュートを設置するときは、水質検査をメーカーが決めた方法で行う必要があります。
そのため、普通のエコキュートの設置方法よりも少し手間がかかるようになります。
基本的に、水質検査をメーカーに頼むと、水を採る容器をメーカーが送ってくれるため、採った水をこの容器に入れて送り返すと、メーカーが水質検査を行なって使えるかどうかを判断するという方法がプラスされます。
また、エコキュートを設置した後には、基準をきちんとクリアしているということを表示するため、指定の位置にメーカーから送られてくるテッカーを張り付ける必要もあります。
当然ですが、作業は販売店の指示によって行うのみの簡単なものですが、少し手間がかかるのはデメリットでしょう。
なお、水質検査の費用は、基本的にお客様が支払う必要があり、相場は1万円~2万円くらいであることもデメリットです。
水質検査を行った結果、エコキュートが設置できなくなったときは、水質検査の費用が掛からないこともあります。

・井戸ポンプがトラブルになることもある
井戸ポンプが圧力スイッチタイプのときは、エコキュートを設置すると、水量が少なくなったり、水圧が弱くなったりすることがあります。
そのため、井戸ポンプはインバータータイプの水量や圧力の変化に対応するものを使うのがおすすめです。
しかし、井戸水ポンプをインバータータイプのものに交換するときは、エコキュートの設置費用の他にも数万円~十数万円が井戸ポンプの交換費用として必要になるでしょう。
そのため、井戸ポンプの圧力スイッチタイプを使っているときは注意する必要があります。

●井戸水対応エコキュートで注意することのまとめ

ここでご紹介したように、井戸水と水道水は人の目では全く違いがわからないようなものですが、エコキュートで井戸水を使うときは水質が違うために使えないことがあります。
一昔前までは、井戸水を使っているということのみでエコキュートを設置したくても設置できないということがありました。
というのは、多くのカルシウム成分が井戸水には含まれているため、エコキュートの内部で目詰まりの要因になる固体ができるためです。
しかし、井戸水対応のエコキュートをいくつかのメーカーが現在では販売しており、昔は設置できなかった家庭でもエコキュートが問題なく設置できるようになっています。
井戸水対応のエコキュートを設置するためには、どのメーカーでも水質検査が必要になりますが、特に手続きは難しくないため、今までエコキュートの設置を井戸水のために諦めていたのであれば、エコキュートの設置業者に相談してください。
井戸水対応の電気温水器をご検討の方へ
■まとめ

ここでは、井戸水対応の電気温水器をご検討の方へ、井戸水で電気温水器は使えるか?井戸水対応の電気温水器を選ぶときのチェックポイント、井戸水対応のエコキュートで注意することについてご紹介しました。

水道水以外の井戸水で電気温水器を使うのは避ける必要があります。
というのは、井戸水は電気温水器の故障の要因になるスケールが発生するミネラル類が多く含まれているためです。

井戸水対応の電気温水器をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。

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