ガス給湯器を長期間使用しないときはどうすればいいのかお悩みの方へ

2021年9月30日

ガス給湯器を長期間使用しないときはどうすればいいのかお悩みの方へ
ガス給湯器は旅行などで長期間留守にして使用しないときもあるでしょう。
では、ガス給湯器を使用期間使用しないときはどうすればいいのでしょうか?

ここでは、 ガス給湯器を長期間使用しないときはどうすればいいのかお悩みの方へ、長期間の旅行や帰省のときにガス給湯器で注意すること、ガス給湯器の凍結時の対応と凍結防止法、長期間の旅行や帰省のときにエコキュートで注意すること、長期間留守にするときはエコキュートの設定を変更するについてご紹介します。
ガス給湯器を長期間使用しないときはどうすればいいのかお悩みの方へ
■長期間の旅行や帰省のときにガス給湯器で注意すること

長期休暇などのときは、長期間の旅行に行ったり、帰省したりすることもあるのではないでしょうか。
このようなときは、ガス給湯器についても注意する必要があります。
ここでは、長期間の旅行や帰省のときにガス給湯器で注意することについてご紹介します。

●長期間冬のシーズンに留守にするときはガス給湯器の凍結に注意する

冬のシーズンは外気温が下がって、深夜などには0℃以下になるところもあるでしょう。
このようなときは、ガス給湯器の配管には水が貯まっているため、長期間留守にするなどによってガス給湯器を使用しないと凍結することがあります。
ガス給湯器が凍結すれば、お湯が使用できないだけでなく、配管が破損することもあります。
そのため、ガス給湯器が凍結しないように凍結防止対策を行っておく必要があります。
ここでは、ガス給湯器の凍結防止対策についてご紹介します。

・ガス給湯器の電源は入れたままにしておく
ガス給湯器には、基本的に凍結防止の機能が搭載されています。
ガス給湯器の凍結防止の機能としては、ガス給湯器の配管を電気ヒーターで温めたり、お風呂の追いだき配管にお湯を自動ポンプ運転で循環したりするものがあります。
このような凍結防止の機能は自動的に外気温を検知して働くため、ガス給湯器の電源を入れたままにしておく必要があります。
なお、ガス給湯器の電源を入れておいても、ブレーカーを切ると全く意味がないため注意しましょう。
また、浴槽のお湯を残しておいて、自動ポンプ運転ができるようにする必要があります。
残しておくお湯の量の目安としては、浴槽のふろ循環アダプターから5cm以上高くなることです。

・ガス給湯器の水抜きをする
1ヶ月間以上留守にするときなどは、必ずガス給湯器の水抜きをしましょう。
ガス給湯器の凍結防止対策としては、水栓から少し水を出したままにするものもありますが、長期間留守にするときは水道代がかかります。
そのため、ガス給湯器の凍結を防止するためには水抜きをしましょう。
なお、水抜きする方法については、ガス給湯器の取扱説明書をチェックしてください。

●ガス給湯器が凍結してお湯が使えないときの対処法

ガス給湯器が凍結しているときは、凍結が無くなるとお湯が使えるようになります。
そのため、ガス給湯器の運転スイッチを切っておいて、凍結が無くなるまで待ちましょう。
なお、ガス給湯器の配管が破損したときは、自分で対処するのは困難であるため、修理業者に頼みましょう。
長期間留守にしてから帰宅してお風呂にすぐに入りたいにも関わらず、ガス給湯器が凍結してお湯が使えないのは不便でしょう。
そのため、長期間留守にするときはガス給湯器の凍結防止対策を行っておきましょう。
ガス給湯器を長期間使用しないときはどうすればいいのかお悩みの方へ
■ガス給湯器の凍結時の対応と凍結防止法

寒いシーズンにガス給湯器を長期間使用しないときは、凍結が発生することがあります。
ガス給湯器の凍結は、寒冷地で発生するよりも、むしろ割合暖かいところで発生することが多くあります。
というのは、寒冷地ではきちんとガス給湯器の凍結防止対策が行われているためです。
ガス給湯器の凍結は、寒さが急に厳しくなったりするときに発生します。
ここでは、ガス給湯器の凍結時の対応と凍結防止法についてご紹介します。

●ガス給湯器が凍結する要因

外気温が下がることが、ガス給湯器が凍結する要因です。
ガス給湯器の配管の中の水は、外気温が下がると凍結します。
凍結するとガス給湯器に通水されないため、お湯が沸かなくなります。
外気温が0℃以下になることも凍結する一つの要因ですが、ガス給湯器を使用していないことも凍結の一つの要因になります。
冬のシーズンの夜間などには、台所の水栓から凍結防止のために水を少し出したままにするようなこともあるでしょう。
というのは、水が流れていると凍結が発生しにくくなるためです。
ガス給湯器も長期間留守にして使用しない期間が長くなれば、配管の中の水が流れないために寒くなると凍結するようになります。
ガス給湯器の配管の中の水が凍結したのみであれば、外気温が高くなって凍結が無くなるまで待つといいでしょうが、水は凍結すると体積が大きくなって配管が破損するときがあります。
配管が破損すると、ガス給湯器が使えなくなります。

●ガス給湯器の凍結が発生しやすい箇所

ガス給湯器の凍結は、配管で発生することが多くあります。
そのため、ガス給湯器には、凍結防止のために自動的に外気温が下がると配管などを温めるために電気ヒーターが内蔵されているものなどが多くあります。
なお、凍結防止用の電気ヒーターは、ガス給湯器自体の凍結は防止できますが、接続している配管の凍結は防止できないため注意しましょう。
ここでは、ガス給湯器の凍結が発生しやすい箇所についてご紹介します。

・ガス給湯器の本体と配管の接続箇所
ガス給湯器の本体には電気ヒーターが内蔵されていても、配管の接続箇所の凍結は防止できません。
また、配管の接続箇所は金属であるため、凍結しやすくなります。

・給水配管
給水配管は、凍結がよく発生する箇所です。
通っているのは水で温度が下がりやすい給水配管は、凍結しやすくなります。

・給湯配管、追いだき配管
給湯配管、追いだき配管も、凍結するときがあります。
しかし、通っているのはお湯で温度が給水配管より高いため、凍結は割合しにくくなります。

●お湯をすぐに使う方法

基本的に、ガス給湯器が凍結したときは運転スイッチを切って自然に凍結が無くなるのを待つのがおすすめです。
なお、運転スイッチを入れているとガス給湯器が燃焼することがあるため注意してください。
また、お湯をすぐに使いたいときは、次のような方法があります。
ガス給湯器の運転スイッチを切って、ちょっと洗面所などの給湯栓を開けておきます。
ガス栓を閉めて、ガス給湯機の給水元栓を閉めます。
なお、給水元栓を開けても水が出ないときは、給水元栓ではない箇所が凍結していることがあるため、給水元栓を閉めて自然に凍結が無くなるまで待ってください。
外気温が高くなってもガス給湯器から水が出ないときは、ガス給湯器の修理業者に相談してください。
また、凍結して給水元栓が回らないときは、次のように処置してください。
給水元栓の周囲に雑巾を巻いてください。
30℃~40℃のぬるま湯を、ゆっくりと給水元栓の周囲に巻いた雑巾にかけてください。
給水元栓が回るようになれば、ちょっと開けておいた洗面所などの給湯栓を閉めます。
雑巾を取り外して、乾いた布で給水元栓の周囲に付いている水分を拭き取ります。
なお、配管に熱湯をかけると破損することがあるため絶対に止めてください。
ぬるま湯をかけるときは、ガス給湯器の電源コード、電源コンセントにかからないようにしてください。
配管や保温材に水分が残れば、再度凍結することがあるため注意してください。

●ガス給湯器の凍結時に注意すること

ここでは、ガス給湯器の凍結時に注意することについてご紹介します。

・熱湯を凍結した配管などにかけない
熱湯をガス給湯器や配管にかけないようにしましょう。
ガス給湯器や配管が破損することがあります。

・水分を拭き取らないでそのままにする
ぬるま湯をかけた後に十分に拭き取らないと、残った水分が凍結します。
そのため、ぬるま湯をかけたときは水気をきちんと拭き取ってください。
対処法としては、基本的に外気温が高くなって自然に凍結が無くなるまで待つことがおすすめです。
ガス給湯器や配管が破損すると、業者に頼んで修理したり交換したりする必要があります。
時間はかかりますが、自然に凍結が無くなるのを待つのがおすすめです。

●ガス給湯器の凍結防止装置

凍結防止装置が、多くのガス給湯器には搭載されています。
ガス給湯器の凍結防止装置としては、自動ポンプ運転と凍結防止ヒーターがあります。
この凍結防止装置によって、激しい寒さによるガス給湯器の凍結によるトラブルなどが発生しにくくなっています。
なお、ガス給湯器の凍結防止装置を使うためには、必ず電源コードをコンセントに差しておく必要があります。
また、ガス給湯器に接続している水道配管の凍結防止はできません。

・自動ポンプ運転
自動ポンプ運転は、浴槽に残り湯を溜めておいて、追いだき配管にお湯を自動で循環することによってガス給湯器の凍結を防止するものです。
外気温が下がって、浴槽のお湯がふろ循環アダプターよりも上に残っていると自動的にポンプが運転します。
なお、ふろ循環アダプターよりもお湯が5cm以上高くなるようにしてください。
自動ポンプ運転は、基本的に追いだき配管の凍結防止だけで、ガス給湯器に接続している給水配管の凍結防止はできません。

・凍結防止ヒーター
凍結防止ヒーターは、ガス給湯器の内部の配管を温めることによって凍結を防止します。
なお、どの程度の外気温になると凍結防止ヒーターが働くかは、ガス給湯器によって違っています。
凍結防止ヒーターは、ガス給湯器の内部の凍結を防止するもので、配管の凍結防止はできません。

●ガス給湯器の給水配管の凍結を防止する方法

先にご紹介した自動ポンプ運転と凍結防止ヒーターは、給水配管の凍結防止はできません。
ここでは、ガス給湯器の給水配管の凍結を防止する方法についてご紹介します。

・お風呂の給湯栓から水を少し流しておく
給湯栓から少し水を流しておくと、凍結防止に効果があります。
容易にできる凍結防止方法であるため、夜間に冷え込むようなときにおすすめです。
給湯栓としては、お風呂ではない台所、洗面所のいずれか1箇所でも問題ありません。
しかし、流しておく水がもったいないため、浴槽に溜めておいて洗濯水などに使うのがおすすめです。
このときは、ガス給湯器のリモコンの運転スイッチを切って、ガス給湯器のガス栓を閉めておいてください。
また、サーモスタット式水栓を使っているときは、水を流すときにサーモスタットの設定を最高温度にしてください。
このときは、再度使うときにサーモスタットの設定温度に注意してください。

・ガス給湯器の電源コードをコンセントに差したままにする
自動ポンプ運転と凍結防止ヒーターは自動的に働きます。
そのため、ガス給湯器の電源コードがコンセントから抜けていると働かなくなります。

・ガス給湯器の水抜きをする
凍結の恐れがあるときや長期間旅行などで留守にするときは、ガス給湯器の水抜きが有効です。
水抜き方法はガス給湯器の取扱説明書に載っているため、チェックしてください。

●ガス給湯器の水抜きの方法

ここでは、ガス給湯器の水抜きの方法についてご紹介します。
なお、必ず使っているガス給湯器の取扱説明書をチェックしてください。
ガス給湯器の電源コードをコンセントに差し込んだままで、運転スイッチを切ってください。
しっかりと給水元栓とガス元栓を閉めます
台所、浴室、洗面所などのガス給湯器に接続している全ての給湯栓を全開にします。
ガス給湯器の水抜き栓を開けて水を抜きます。
電源コードをコンセントから抜きます。
ガス給湯器の種類によって、水抜き栓の場所や形状は違っています。
どこにガス給湯器の水抜き栓があるかは、前もってチェックしておきましょう。
また、給水配管の凍結は、給湯栓から少し水を流しておくことによって防止できます。
水道のメーター部分が凍結しやすいため、発泡スチロールでメーターボックス覆ったり、布をメーターボックスに詰めたりして保温すると効果が期待できます。
ガス給湯器を再度使うときは、次のような方法で元に戻します。
このときも、使っているガス給湯器の取扱説明書を必ずチェックしてください。
ガス給湯器の水抜き栓を閉めて、全ての給湯栓を閉めます。
給水元栓を全開にします。
水が全ての水栓から出るのをチェックします。
ガスの元栓を開けます。
ガス給湯器の水抜きは、凍結による破損を防止するために非常に大切です。
長期間留守にするときや冬のシーズンの寒い夜などは、必ずガス給湯器の水抜きをしましょう。
また、ガス給湯器が凍結して破損したときでも、慌てないで業者に頼んで対処してください。
ガス給湯器を長期間使用しないときはどうすればいいのかお悩みの方へ
■長期間の旅行や帰省のときにエコキュートで注意すること

ガス給湯器を長期間使用しないときはどうすればいいのか悩んでいるのであれば、光熱費が低減できるエコキュートに交換するのがおすすめです。
エコキュートは光熱費が低減できるということでも、留守にしているときもお湯を沸かしているか気になっている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、長期間の旅行や帰省のときにエコキュートで注意することについてご紹介します。

●留守が2週間以内のときは沸き上げ休止機能がおすすめ

エコキュートは、電源を切らない限り、お湯を毎日沸かして貯湯タンクに貯めています。
留守にしていても、電源を入れているとエコキュートは運転します。
留守にしてお湯を使わないにも関わらずお湯を沸かしているため、電気代が無駄になります。
そのため、エコキュートの沸き上げ休止機能を使うのがおすすめです。
沸き上げ休止機能を使うときは、約2週間を留守にする期間の目安として考えるといいでしょう。
沸き上げ休止機能を使った期間は、エコキュートの電源を切らなくてもお湯の沸き上げが自動的に休止できます。
沸き上げ休止機能のメリットは、帰宅する日時を外出する前に設定しておくと、帰宅する時間に応じてお湯の沸き上げができるため、帰宅してすぐに入浴できることです。
一方、指定が日にちしかできないときは、帰宅する時間よりもお湯を早く沸かすために電気代が無駄になります。
また、沸き上げ休止機能を使わないときは、留守にしているときでもエコキュートの電源を切ることによって対応ができます。
帰宅したときは、エコキュートの電源を切ったままで水が貯湯タンクに貯まるまで待ちます。
貯湯タンクが一杯になったことをチェックした後、エコキュートの電源を入れてお湯が沸くまで待ちます。
お湯が沸くまでの時間は、4時間~5時間くらいと考えておきましょう。
電源を切って長期間留守にするときでも、帰宅したときにお湯が使えないのみで、お湯が沸き上がるまで待つとお湯が問題なく使えるため安心です。

●留守が2週間以上のときの対応

ここでは、留守が2週間以上のときの対応についてご紹介します。
留守が2週間以上になるときは、エコキュートの貯湯タンクの中の全ての水を抜く水抜きが必要になります。
エコキュートの貯湯タンクの中には、水量が少なくなった分だけ新しい水が入るようになっています。
貯湯タンクは腐食しにくいステンレス製ですが、腐食よりも細菌に注意する必要があります。
少量の塩素が水道水には含まれていますが、お湯を長期間留守にして使わないと貯湯タンクの中の水はずっと貯まった状態になって衛生的ではないため、貯湯タンクの水抜きをする必要があります。
貯湯タンクの水抜きの方法は、エコキュートの取扱説明書をチェックするとそれほど困難ではないでしょう。
しかし、貯湯タンクの水抜きが心配なときは、エコキュートの設置業者に問い合わせてください。
貯湯タンクの水抜きが終わった後は、エコキュートの電源を切っておきましょう。

●冬のシーズンに留守にするときに注意すること

寒い冬のシーズンに2日間~3日間くらい留守にするのであれば、エコキュートはいつもの設定にするのがおすすめでしょう。
というのは、冬のシーズンは外気温が低いため、貯湯タンクの中のお湯を沸かすために電気の消費量が多くなるためです。
一旦貯湯タンクの中で沸かしたお湯を電源を切ったり沸き上げを休止したりすることによって冷えた水を再度沸かすよりも、沸かしたままでお湯の温度を維持する方が電気代は安くなるでしょう。
そのため、冬のシーズンの数日間くらいの留守であれば、エコキュートはいつもの設定でいいでしょう。
また、エコキュートの電源を切ると、寒さでエコキュートの中の配管が凍結して破損することもあるため、心配なときは設置業者やエコキュートのメーカーに相談するのがおすすめです。

●長期間留守にして帰宅してから行うこと

長期間留守にして帰宅したときは、お湯を使うために時間が多少かかります。
まず、エコキュートの貯湯タンクが満水になった後、電源を入れてお湯が沸くまで待ちましょう。
機種によって違いますが、4時間~5時間くらいお湯が沸くまでにかかります。
なお、詳しいことについてはエコキュートのメーカーのホームページでチェックしてください。

●エコキュートの設定をしないで長期間留守にしたときの不具合

ここでは、エコキュートの設定をしないで長期間留守にしたときの不具合についてご紹介します。

・電気代がかかる
エコキュートは、お湯を深夜時間帯に沸かします。
エコキュートを設定していなければ留守でも運転し続けるときもあるため、その分電気代が余計にかかることがあります。
電気代が余計にかからないように、きちんとエコキュートの設定を行いましょう。

・留守であるにも関わらずお湯を沸かす
留守で誰もお湯を使わないにも関わらず、エコキュートはお湯を沸かし続けるようになります。
そのため、お湯が無駄になるため注意しましょう。

●長期間の旅行や帰省のときにエコキュートで注意することのまとめ

ここでは、長期間の旅行や帰省のときにエコキュートで注意することについてご紹介しました。
留守にする期間の目安は2週間を考えて、沸き上げ休止設定が2週間以内であればおすすめで、留守にする期間が1週間以上になるときは貯湯タンクの水抜きをするのがおすすめです。
冬のシーズンに長期間留守にするときは、エコキュートの電源を切らないことが大切です。
しかし、電源を切るかどうか迷ったときは、遠慮しないでエコキュートの設置業者に相談しましょう。
設置業者であれば、適切にアドバイスを行ってくれるでしょう。
ガス給湯器を長期間使用しないときはどうすればいいのかお悩みの方へ
■長期間留守にするときはエコキュートの設定を変更する

オール電化で使われているエコキュートは、ガスの給湯器と違って、大きな貯湯タンクの中にお湯を貯めるタイプの給湯器です。
使う分のお湯を使いたいときに沸かすガス給湯器と違って、エコキュートは貯湯タンクの中にお湯を常に貯めておくようになっています。
エコキュートは、留守にしているときでも電源が入っているとお湯を自動で沸かし続けます。
ここでは、長期間留守にするときはエコキュートの設定を変更するについてご紹介します。

●長期間留守にするときにはエコキュートをつけっ放しにしない

エコキュートの設定は忘れがちになるでしょう。
基本的に、長期間留守にするときにエコキュートをつけっ放しにしないということはあまり知らないでしょう。
ここでは、エコキュートをつけっ放しにして長期間留守にするときの不具合についてご紹介します。

・電気代がかかる
エコキュートは、夜間に深夜電力を使って自動で必要なお湯の量を沸かすようになっています。
貯湯タンクの中に貯まっているお湯は、時間が経つと全く使っていなくても温度がだんだん下がってきます。
そのため、エコキュートは夜間になると貯湯タンクの中のお湯を再度沸き上げるようなことを日々繰り返します。
全く使わないにも関わらずエコキュートはお湯を沸かするため、全く無駄になります。

・貯湯タンクの中の水が汚れる
貯湯タンクの中には水が貯まっているため、最悪のときは1年間や2年間貯まっていた水が出てきます。
お湯が1ヶ月以上前のものは衛生的に良くないといわれているため、再度使うときは注意しましょう。
貯湯タンクの中のお湯を飲むということではありませんが、例えば、1年前のお湯のお風呂に入るのは気持ちが良くないでしょう。

・冬のシーズンは凍結の恐れがある
水が貯湯タンクの中に残っていれば、冬のシーズンには水が配管の中で凍結してトラブルが発生することがあります。
例えば、長期間留守にしてから帰宅すると水が破損した配管から漏れていたようなこともあります。
そのため、外出するときは貯湯タンクユニットもヒートポンプユニットも水抜きをしましょう。
特に、冷え込みの厳しい12月~2月の時期に留守にするときは、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットタンクの水抜きをしてください。
水抜きの方法については、エコキュートの取扱説明書をチェックしてください。
なお、給水配管の凍結対策などについては、ネットなどで紹介されているため参考にしてください。

●長期間留守のときのエコキュートの対処法

ここでは、2週間以上の長期間留守にするときのトラブルを防止するためのエコキュートの対処法についてご紹介します。

・貯湯タンクの中の水を抜く
貯湯タンクの中に水が貯まったままであれば、配管が凍結してトラブルが発生します。
夏のシーズンであれば凍結はありませんが、貯湯タンクの中に古い水が貯まったままになっていると衛生的に良くありません。
1ヶ月間以上留守にするときは、貯湯タンクの水抜きをしましょう。

・エコキュートの本体の電源を切っておく
エコキュートの電源が入ったままになっていれば、留守のときにも自動でお湯を沸かし続けるため電気代がかかります。
お湯を使っていないにも関わらずどうしてお湯を沸かすのかと思うかもしれませんが、エコキュートの貯湯タンクの中のお湯は自然に放熱して温度が下がります。
そのため、夜間になればお湯を再度沸かすようになります。
長期間留守になるのが前もってわかっているときは、エコキュートの電源を切りましょう。
貯湯タンクユニットに電源があるため、留守にする前に切っておくと問題ありません。
貯湯タンクユニットの電源がわからないときは、家の中のエコキュートのブレーカーを切ることでも問題ありません。
長期間の1年間以上留守にするときは、家全体の水道や電気などを止めることを考える方がいいでしょう。

●長期間留守にした後で帰宅したときのエコキュートの対処法

ここでは、長期間留守にした後で帰宅したときのエコキュートの対処法についてご紹介します。

・貯湯タンクの中の水を満タンにする
まず、水を貯湯タンクの中に入れて満水にします。
満水にする方法としては、次のようになります。
貯湯タンクの下部の脚部カバーを外します。
なお、脚部カバーはオプションであるため付いていないこともあります。
排水栓を閉めます。
給水の元栓を開けて、水を貯湯タンクの中に入れます。
貯湯タンクユニットの上部にある逃し弁のレバーを上げて30分間~40分間待ちます。
水が排水管から続けて出るようになれば満水になっています。
逃し弁のレバーを下げて、脚部カバーを付けます。
貯湯タンクが満水になると、エコキュートの電源を入れます。
留守にするときに家の電気を止めたときは、使用再開を電力会社に連絡しましょう。
ブレーカーを切っていたときは、ブレーカーを入れて電気が使えるようにします。
エコキュートの電源スイッチは、貯湯タンクユニットの正面のカバーの中にあります。
この電源スイッチで、エコキュートの電源を入れたり切ったりすることができます。
電源スイッチを入にします。
この後、家の中にあるエコキュートのリモコンなどが点くかをチェックします。
このときには、エコキュートの設定やリモコンの時刻設定なども一緒に行いましょう。

●エコキュートの電源スイッチを入れてもお湯はすぐに使えない

貯湯タンクに水を入れて電源スイッチを入れると、エコキュートの機能は復旧します。
しかし、エコキュートは電源スイッチを入れてもお湯がすぐに使えるということではありません。
電源スイッチを入れると沸き上げがすぐに始まりますが、お湯の量が十分に沸くまでは時間がしばらくかかります。
貯湯タンクの中がお湯で一杯になるまでは、3時間~4時間くらいかかります。

●長期間留守にするときはエコキュートの設定を変更するのまとめ

ここでは、長期間留守にするときはエコキュートの設定を変更するについてご紹介しました。
エコキュートの中には、不在モードで2週間まで設定できるものもあるため、このようなものを利用するのがおすすめです。
3日間~4日間くらいの留守であれば、設定を変えるのみで問題ありません。
外気温の高い夏のシーズンは電源を切っておくのみでも問題ありませんが、冬のシーズンは配管が凍結する恐れがあるため貯湯タンクの中の水を抜くようにしましょう。
エコキュートのトラブルの要因の中でも凍結の割合は高いため、特に冬のシーズンは注意してください。
ガス給湯器を長期間使用しないときはどうすればいいのかお悩みの方へ
■まとめ

ここでは、ガス給湯器を長期間使用しないときはどうすればいいのかお悩みの方へ、長期間の旅行や帰省のときにガス給湯器で注意すること、ガス給湯器の凍結時の対応と凍結防止法、長期間の旅行や帰省のときにエコキュートで注意すること、長期間留守にするときはエコキュートの設定を変更するについてご紹介しました。

長期間の旅行や帰省のときには、ガス給湯器の凍結に注意する必要があります。

ガス給湯器の凍結防止法としては、次のようなものがあります。

・ガス給湯器の電源は入れたままにしておく

・ガス給湯器の水抜きを行なう

ガス給湯器を長期間使用しないときはどうすればいいのかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
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