エコキュートのHEMS接続でお困りの方へ

2021年5月12日

エコキュートのHEMS接続でお困りの方へ
最近、HEMSという言葉が着目されています。
HEMSという言葉はあまり耳にしないかもしれませんが、HEMSは今からの住宅に必要な「エネルギーの見える化」が実現できるとともに、家電品や電気設備が管理できて制御できるシステムです。
ここでは、エコキュートのHEMS接続でお困りの方へ、HEMSとは?HEMSのメリット・デメリットについてご紹介します。
エコキュートのHEMS接続でお困りの方へ
■HEMSとは?

HEMSというのは、「Home Energy Management System」(ホーム エネルギー マネジメント システム)を省略したものです。
エネルギーの見える化ができる以外に、最適に家電品、電気設備がコントロールできる管理システムです。
HEMSの特徴としては次のようなことが挙げられます。

・電力使用量の見える化
どの程度のエネルギーをいつ・どこで・どのようなものに使っているかが、目で見てチェックできます。

・機器の最適制御
家中の機器を一括でコントロールしたり、エネルギー使用量を自動的に最適化したりすることができます。
経済産業省資源エネルギー庁の平成27年7月の「長期エネルギー需給見通し関連資料」によれば、政府はHEMSを全ての世代に2030年までに設置することを目指しています。
HEMSの設置が新築住宅のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)化にも必要で、補助金をそれぞれの自治体が交付するなど、住宅の標準設備としてHEMSの普及がさらに進んでいます。
なお、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、おおむねゼロに年間の家庭でのエネルギー消費量をする住宅です。

一方、スマートHEMSというのは、住宅のエネルギーを見える化する以外に、現在話題になっているAIやIoTに対応したもので、パナソニックの登録商標です。
例えば、「帰宅するとすぐに入浴したい」「家の鍵は閉めただろうか?」などと外出先で思ったこともあるのではないでしょうか。

このようなときにスマートHEMSがあると、外出先からでもスマートフォン専用アプリでお風呂のお湯はりや電気錠の施錠などができるため非常に便利です。
また、電気を使い過ぎたときは、節約をサポートするためにエコキュートを自動制御して設定温度を変えたりするなどしてくれるため、家計に対しても優しいものです。

●HEMSでできるものとは?

パナソニックのスマートHEMSであれば、エネルギーの見える化以外に、スマートフォン専用の「スマートHEMSサービス」の無料アプリを使うことによって、暮らしに便利ないろいろなサービスが住宅内だけでなく外出先でも利用できます。
ここでは、HEMSでできるものについてご紹介します。

・スマートフォンで外出先からお風呂のお湯はり
スマートフォンで外出先からお風呂のお湯はりができるため、帰宅したすぐ後に入浴することができます。
対応している機種は、AiSEG対応のパナソニックのエコキュート(無線接続だけ)、三菱のエコキュートなどです。
なお、対応している機種については、下記のサイトを参照してください。

https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/aiseg/hinban.html#ecoq1

・機器をまとめて外出先から制御できる
電動窓シャッターの開閉、お風呂のお湯はり、エアコン、照明、床暖房などのON・OFFなど、まとめて個別制御できる機器が操作できます。
なお、制御はセンサーとタイマーと連携したものができません。
設定したシーンの制御が、「送信」を押すと行われます。
登録は最大で8シーンができます。

・洗濯物の取り出し忘れに役に立つ、プッシュ通知で洗濯機の運転終了をお知らせ
電気使用量で洗濯機の運転終了を判断して、プッシュ通知で知らせてくれます。
当日の3時間、6時間、9時間経った後の天気予報も、同時に知らせてくれます。
部屋干しと外干しのいずれがいいかの見極めができるため、非常に便利です。
なお、洗濯機のメーカーは関係ありませんが、設定できるのは1台の洗濯機だけです。
洗濯機を接続している分岐回路の登録が、このアプリを使うためには必要です。
洗濯の終了の通知は、洗濯が終わった後に15分間くらいかかります。
なお、インターネット環境の状態によっては、これより遅れることがあります。

・外出する前に屋外の湿度や温度がチェックできる
夏のシーズンなどは室外と室内の湿度や温度が大きく違うため、屋外の湿度、温度をモニターでチェックすることによって暑さ対策が外出する前にとれるため非常に便利です。
なお、無料のサーバーサービスの登録が天気予報の表示は必要です。
AiSEG対応エアコンでも、湿度や温度の情報が取れる商品が準備されています。

・家計にやさしい
機器を自動制御するために、家全体の使用電力量を判断します。
前もって設定した家全体の使用電力量が日割り目標値をオーバーすると、自動でAiSEG対応のエコキュート、エアコン、床暖房、照明を制御します。
なお、目標値としては、1ヶ月の設定した目標値を日割りしたものです。
電力使用目標値をオーバーしたときに、1日1回のみ動作します。
動作した後は、設定の変更も手でできます。
パナソニック以外のエアコンを接続するときは、いろいろなアダプターが必要です。
対応している機種は、AiSEG対応のエコキュート、エアコン、床暖房、照明などです。
なお、対応している機種については、下記のサイトを参照してください。

https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/aiseg/hinban.html#aircon-panasonic

電気代がひと目でわかる
家電品ごとの電気代や家全体の電気使用量がチェックできます。
なお、チェックできるのは目安値であるため、電力会社からの請求書に書かれている金額や使用量と同じではありません。

・節約意識がアップする、プッシュ通知で電気の使い過ぎをお知らせ
プッシュ通知で電気の使い過ぎを知らせてくれるため、ひと目で使い過ぎの家電品と家全体がわかります。
電気の使用状況が外出先でもチェックできます。
なお、「使いすぎチェック」の料金情報が、外部発電や太陽光発電を設置しているときは表示されません。

・より適した料金プランを契約している電力会社の中で診断
HEMSで測った買電量をベースに診断できるため、自宅の暮らしにより合った料金プランが選択できます。
なお、北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力が、対象の電力会社になります。
また、新しい料金メニューがそれぞれの電力会社から出たときは、数ヶ月間料金シミュレーションに反映するためにかかることがあります。

・電気錠を外出先からチェック・施錠できる
戸締りを万一忘れたときでも、戸締りのチェックが外出先からできます。
鍵を閉めていないときは、施錠がすぐにできます。
なお、AiSEG対応の電気錠システムが、対応している機種です。
対応している機種については、下記サイトを参照してください 。

https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/aiseg/hinban.html#aircon-panasonic

解錠操作は宅外からできません。

・プッシュ通知で子供の帰宅をお知らせ
電気使用量が子供部屋などで多くなると「在宅」と判断して、プッシュ通知で知らせてくれます。
そのため、子供が帰宅したと推測することができます。
なお、プッシュ通知が電気使用量の多くないときは通知されないことがあります。
前もって分岐回路を登録する必要があります。
4回路まで最大で選択ができます。
子供の帰宅チェックは、15分間くらい在宅を検知した後にかかります。
なお、インターネット環境によってはこれ以上かかることがあります。

●HEMSに必要な機器

新築のときは、HEMS対応のスマートコスモマルチ通信型の分電盤を指定してください。
スマートコスモマルチ通信型の分電盤を設置すると、AiSEG2をプラスすることによってHEMSが始められます。
ここでは、HEMSに必要な機器についてご紹介します。

・HEMS対応の分電盤
HEMS対応の分電盤は、使用電力量を測るための機器です。
住宅には必ず分電盤を設置しますが、HEMS対応のスマートコスモマルチ通信型の分電盤を設置すると、HEMSがスムーズに始められます。
HEMS対応のスマートコスモマルチ通信型の分電盤については、下記のサイトを参照してください。

https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/denro/compact21/smartcosmo/

・AiSEG2
AiSEG2は、HEMSのメインになる機器です。
無線通信でスマートコスモで測った使用電力量データを受け取り、モニターにこれを表示します。
また、無線通信でいろいろな家電品などに指示を送ります。
AiSEG2については、下記のサイトを参照してください。
https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/aiseg/aiseg2/

・モニター
モニターは、AiSEG2(MKN704)(モニターなし)のときに必要になります。
モニターは、使用電力量をAiSEG2と接続して表示したり、いろいろな家電品などをAiSEG2を通して操作したりする機器です。
モニターとしては、下記のサイトを参照してください。
https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/aiseg/monitor/
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●HEMSに接続できるもの

HEMSといろいろな家電品や設備機器を接続することによって、住宅内・住宅外から機器が操作できるだけでなく、プッシュ通知が受け取れます。

・操作できる機器
機器の操作が住宅内・住宅外からできます。
操作できる機器としては、エコキュート、エネファーム、ガス給湯器、ハイブリッド給湯・暖房システム、床暖房、エアコン、照明(アドバンスリンクモデル)、天井埋込形空気清浄機、電動窓シャッター、レンジフード、電気錠があります。
なお、HEMS対応の商品については、下記のサイトを参照してください。

https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/aiseg/hinban.html

・連携できる機器
連携できる機器としては、蓄電システム、太陽電池モジュール、IHクッキングヒーター、スマートメーター、温湿度センサーがあります。

・プッシュ通知が運転開始忘れや運転終了、長期運転停止情報などで受け取れる機器
プッシュ通知が運転開始忘れや運転終了、長期運転停止情報などで受け取れる機器としては、メーカーに関係なく、炊飯器・食器洗乾燥機・洗濯機・冷蔵庫で、下記のサイトを参照してください。

https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/aiseg/serviceapp/life.html

●HEMSを始めるためにかかる概算の費用例

新築のときは、HEMS対応のスマートコスモマルチ通信型の分電盤を指定してください。
スマートコスモマルチ通信型の分電盤を設置すると、AiSEG2をプラスことによって、HEMSが始められます。
ここでは、HEMSを始めるためにかかる概算の費用例についてご紹介します。

・モニターなしのケース
モニターなしのケースの概算の費用としては、スマートコスモマルチ通信型(太陽光)リミッタースペースなし(主幹50A 18+2回路)(品番:BHM85182J)が希望小売価格:119,350円(税抜108,500円)、AiSEG2(品番:MKN704)が希望小売価格:44,000円(税抜40,000円)で、トータルの希望小売価格が163,350円(税抜148,500円)になります。
なお、モニターは、既に持っているパソコンやスマートフォン、タブレットなどを使うことで試算しています。
専用のモニターを使うときは、モニターの費用が別にかかります。
これ以外に、工事費が別にかかります。

・モニターありのケース
モニターありのケースの概算の費用としては、スマートコスモマルチ通信型(太陽光)リミッタースペースなし(主幹50A 18+2回路)(品番:BHM85182J)が希望小売価格:119,350円(税抜108,500円)、AiSEG2(7型モニター機能付)(品番:MKN713)が88,000円(税抜80,000円)で、トータルの希望小売価格が207,350円(税抜188,500円)になります。
これ以外に、工事費が別にかかります。
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■HEMSのメリット・デメリット

ここでは、HEMSのメリット・デメリットについてご紹介します。

●HEMS(ヘムス)とは?

HEMS(ヘムス)というのは、「Home Energy Management System」(ホーム エネルギー マネジメント システム)を省略したものです。
HEMSというと、機器の名称のような感じがするかもしれませんが、システムの一つの名称です。
HEMSは、家庭で消費するエネルギーを管理して節約してくれるものです
管理するということでも、管理は人が行うものではなく、家電品や電気設備機器と管理する機器を接続して、モニター画面に電気やガスなどの使用量が表示されるものです。

また、機器を管理するとともに、使用量もコントロールしてくれます。
インターネット回線にHEMSは接続できるため、常に「見える化サービス」が利用できます。
「見える化サービス」の利用によって、節電や省エネの意識を子供にも持たせることができるため、関係するのは大人のみではありません。
HEMSのサイクルとしては、太陽光発電システムで創る、エコキュート、エアコンなどで使う、蓄電池、電気自動車で溜める、スマートフォン、パソコンで見える化する、ことがあります。
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●HEMSを導入するときに必要な機器

HEMSを導入するときは、いくつかの機器を準備する必要があります。
HEMSについての多くの機器が、それぞれのメーカーから販売されています。
では、主としてどのような機器がHEMSは必要になるのでしょうか?
HEMSを導入するときに必要な機器としては、次のようなものがあります。

・HEMS対応分電盤
分電盤というのは、安全に電気を使うために必要なブレーカーなどをまとめたものです。
電気を使っている家庭であれば、必ず分電盤が設置されています。
分電盤の役目としては、それぞれの部屋に電気を分岐したり、過電流の流入を防止したり、漏電を検知したりするなどがあります。
HEMSを導入するときは、分電盤とHEMSを接続するHEMS対応分電盤が必要になります。
一部を変えることによって、既存の分電盤でも接続することができます。
しかし、将来のHEMSの普及性なども考慮すると、HEMS対応型分電盤に交換する方法が、先々楽に対応できるでしょう。

・情報収集装置・電力測定装置
HEMSに必要な機器としては、情報収集装置と電力測定装置があります。
情報収集装置は、インターネットと家電品を無線で接続できるものです。
電力測定装置は、いろいろな家電品の電力消費量を分電盤と連携することによって掴むことができます。

・モニター
モニターは、電力利用状況を掴むための機器です。
モニターは、電気設備機器を操作したり、測った使用電力量をチェックしたりするためのものです。
専用のHEMSのモニターもありますが、クラウド型HEMSでインターネットに接続しているものであれば、モニターと同じ情報をスマートフォンやパソコン、タブレットからでもチェックすることができます。

クラウド型HEMSのときは、外出先でもスマートフォンやパソコン、タブレットがあると、電気機器の自宅での使用状況を掴むことができます。
クラウド型HEMSは、家電品のスイッチの切り忘れが防げるメリットがあります。
「エコキュートのスイッチを切り忘れたかもしれない」とわかったときは、エコキュートの状況を外出先からでもチェックして、スイッチをその場で切ることができます。
また、帰宅するときに合わせて、エコキュートでお風呂のお湯張りもできます。
このようなことでは、クラウド型HEMSの方が、暮らしがより便利になることが多くあるでしょう。

●HEMSのメリット

ここでは、HEMSのメリットについてご紹介します。

・現在使用している電気・購入している電気・売電している電気がすぐにわかる
無駄なく節電できることが、HEMSの最大のメリットです。
何となくしかそれまでわからなかった、エネルギーの家中の流れがチェックできるため、節電に対する意識もよりアップするでしょう。
節電をそれまで意識していた人は、節電がより効率良くでき、節電を全くそれまで意識していなかった人は、HEMSによって、節電効果がすぐにわかるでしょう。
結果がすぐにわかれば、やる気も出てきます。
寒いため何となくエアコンも運転していても、電気代がこれほどかかるのであれば服をもっと着ようなど、すぐに対策するとどんどん節電効果もアップして、1ヶ月間経つと大きな違いが出るときもあるでしょう。

また、電気を先月は使い過ぎたと思ったときに、今月はエアコンの設定温度を変えたりするなど、家族全員で工夫すれば、節電効果が大きくなるでしょう。
また、家電品の切り忘れもHEMSではチェックできます。
外出するときに一部屋ずつチェックしなくても、現在の部屋の電気の使用状況を廊下や玄関でチェックすることができます。
そのため、切り忘れが防げることによって、節電だけでなく、漏電や火災の防止にもなるでしょう。
このように、HEMSを導入することによって、モニターに家電品ごとの電気消費量が表示され、設備機器の使い過ぎをしっかり管理してくれるため、快適な生活が節約しながら送れます。

・部屋の空気が管理できる
清潔に部屋の空気を維持するために、多くの人が空気清浄機を使っているでしょう。
この効果は、HEMSを導入することによって目で体感することができます。
湿度や温度だけでなく、PM2.5やハウスダクト、臭いなどを、常にチェックすることができます。
空気状態が良くないときは、空気清浄機を設置してHEMSと連携することによって、自動で運転して、快適なスペースになります。

なお、HEMSは、コンセントで運転するタイプの加湿器や空気清浄機などとは接続できません。
しかし、このときでも、状況さえ掴んでおくと対応できるため、これのみでも相当違うでしょう。
空気の状態については全ての部屋の管理ができるため、子供がいる家庭では、子供部屋の湿度や温度をモニターでチェックし、いち早く乾燥がわかります。
空気の状態がすぐにわかり、加湿器を運転するなどの対応がすぐにできるため、風邪が予防でき、体調管理の意識アップにもなるでしょう。
広いリビングなどの部屋は管理がしやすいですが、これ以外の部屋は部屋ごとの管理が困難であるため、どこにいてもチェックできるのは、家族全員の健康を維持することにもなるでしょう。
また、ハウスダストやPM2.5についても、目に見えないため、対応をどこまで行うか迷うものです。
しかし、モニターでチェックできると、すぐに対応して、迷うことなく洗濯物の部屋干しができます。

・家電品のON/OFFが外出先からできる
夏のシーズンの暑い日に帰宅しても部屋が暑かったり、冬のシーズンに帰宅したときに部屋が寒かったりすると、冷房や暖房をすぐに付けることがあるでしょう。
しかし、適正温度にすぐにはなりません。
一方、HEMSをインターネットに接続して使うと、外出先からでもエアコンを運転したり、前もってタイマーで部屋の温度を設定したりすることによって、快適な温度に帰宅したときになっています。
クラウド型HEMSというのは、インターネットを利用したHEMSです。
エアコンの冷房、暖房だけでなく、消し忘れた家電品を切にする、玄関の電気を防犯のために点灯するなど、HEMSの用途はいろいろあります。

●HEMSのデメリット

ここでは、HEMSのデメリットについてご紹介します。

・認知度が低い
HEMSは、テレビなどで宣伝されていないため、認知度が低いことがデメリットです。
同じエネルギーとしても、電気自動車や太陽光発電などの言葉は耳にすることが多くあるでしょうが、ほとんどHEMSという言葉は耳にしないでしょう。
自宅に認知度が低いものも導入しようという人はあまりいないでしょう。
HEMSをもっと多くの人が知って導入するまでには、時間がさらにかかることが考えられます。

・はっきりとコストメリットがわからない
HEMSを導入するときは、いろいろな機器が必要になります。
また、工事が必要になるため、イニシャルコストと導入した後に節約できた金額を考慮したときに、イニシャルコストが回収できるまでにどの程度かかるかはまだはっきりしていません。

・HEMSの通信規格のECHONET Lightに対応していない家電品がある
家電品をHEMSで自動制御するときは、ECHONET Lightに対応している必要があります。
今から発売される商品は、HEMS対応のものも多くなっていくことが考えられます。
しかし、現在販売されているほとんどの商品はHEMSに対応していないため、自動制御ができません。

●HEMSの導入費用

HEMSの導入するときは、費用が心配でしょう。
システムと工事の費用が、HEMSを導入するときにはかかります。
システムとしては、いろいろな機器が必要になります。
費用そのものは、大きくメーカーによって違っており、どのように利用したいかによっても違ってきます。
補助金でカバーできることもあったり、補助金では一部しかカバーできないこともあったりします。
そのため、HEMSを導入するときにいくらかかるかは、一律にはいえません。
このような費用は、機能の性能そのものが充実しているものほど高くなります。
また、メーカーが同じでも、連携する電気設備の数や自宅そのものの大きさによっても費用は違います。
それぞれのメーカーの商品の内容や価格については、それぞれのメーカーのホームページをチェックしましょう。
10社以上もHEMSのメーカーはあるため、それぞれのメーカーの商品の特徴をしっかり把握して選びましょう。

●補助金

補助金としては、国からのものが2014年3月に終わりました。
しかし、補助金がある自治体もあります。
自治体によっては、補助金が県と市の両方から受けられることもあります。
HEMSの導入を検討しているのであれば、補助金について住んでいる自治体に問い合わせてみましよう。

●HEMSのメリット・デメリットのまとめ

国は、全ての家庭に2030年までにHEMSを導入することを推し進めています。
HEMSを導入すると、光熱費の低減のみでなく、環境に対しても優しいものです。
電気設備の現在の使用状態や使用量の無駄がすぐにチェックできることによって、一人ひとりの家族の省エネに対する関心がアップし、さらに省エネになります。
また、家電品そのものでも省エネ機能が最近は多くあるため、効果がさらに期待できるでしょう。
HEMSでは、電気の使用量以外に、水道やガスの使用量も管理できるため、経済的に厳しい月末などのときでも調整が上手くできます。

また、一旦HEMSを導入すると、温度設定が必要なく、自動で制御してくれるのも、非常に大きなメリットでしょう。
HEMSを導入するときは、メーカーの選択も大切です。
メーカーによって、特徴が違っており、価格もいろいろです。
自分に適したHEMSを導入するためには、どの程度の予算か、管理をどこまで行うかをはっきりさせることが大切です。
つい使い過ぎる家電品、自分での管理や制御が困難な設備機器は、上手く使用時間の設定を切り替えして、管理することによって、家計にも環境にも優しい住宅になるでしょう。
エコキュートのHEMS接続でお困りの方へ
■まとめ

ここでは、エコキュートのHEMS接続でお困りの方へ、HEMSとは?HEMSのメリット・デメリットについてご紹介しました。
HEMSとは、エネルギーの見える化ができる以外に、最適に家電品、電気設備がコントロールできる管理システムです。
HEMSの特徴としては、電力使用量の見える化、機器の最適制御が挙げられます。
HEMSのメリットとしては、次のようなことがあります。

・現在使用している電気・購入している電気・売電している電気がすぐにわかる

・部屋の空気が管理できる

・家電品のON/OFFが外出先からできる

一方、HEMSのデメリットとしては、次のようなことがあります。

・認知度が低い

・はっきりとコストメリットがわからない

・HEMSの通信規格のECHONET Lightに対応していない家電品がある

エコキュートのHEMS接続でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

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