エコキュートの工事費用を知っておきましょう!

2020年7月10日


みずほ住設ではエコキュート交換工事の費用はすべてコミコミという形で追加費用がない形を取らせて頂いております。
一般的にエコキュートは給湯器としては大型の住宅設備となるため本体価格自体もガス給湯器よりも高くなるのですが、何より設置するための工事費が高くなってしまう傾向にございます。

エコキュートの導入を検討するお客様の多くは設置のために一体いくらかかるのかご不安な方も多いのではないででしょうか?
必要になる設置工事の費用相場や安く抑えるためのポイントについてご案内させていただきます。

エコキュートの設置工事には状況によって2種類の工事費用があるのはご存知でしょうか?
エコキュートをインターネットで販売している業者などのサイトを見てみると、本体価格の横に標準工事込みと記載がありますが標準工事とは何なのか疑問に思った事はありませんか?

エコキュートの設置工事には標準工事というものと追加工事というものがあり、必要な工事によって導入コストが変わってくるのです。

標準工事

必要不可欠なのが標準工事です。インターネットで表示されているエコキュートの価格は本体価格+標準工事費となっているのが一般的ですので、エコキュートの導入を検討している方であれば一度は目にしたことがあるでしょう。

この標準工事とはどこまでのことを指しているのでしょうか?
エコキュート本体の設置、配管を通して電気の配線、正常に動作するように各種設定、通常の施工条件においてエコキュートが使えるようなまでの費用が含まれていると考えておくと良いでしょう。

この標準工事の費用相場は10~16万円程度が一般的です。
相場に幅があるのは業者によって含まれている内容が微妙に異なるためで、標準工事費が安い業者が良い業者というわけではありません。

標準工事費内に10年間の工事保証などを含めているような業者もおります。
導入後10年以上使用する住宅設備であることを考えた場合、工事費が高くなってもその後の安心を買えるというメリットが得られます。

標準工事の範囲はどこまでかをきちんと確認しておくことが大事になります。
追加工事がたくさん発生してしまい、気付いたときには他の業者に頼んだ方が安かった状況に陥る可能性がありますので注意が必要です。

追加工事とは?

追加工事を簡単に説明すると標準工事で賄いきれない工事を指しています。
追加工事はご家庭の状況による部分であり、追加工事が全く必要ない場合もあれば追加工事が嵩んでしまい予想以上の導入コストになってしまう場合もございます。

標準工事が格安に設定されている業者の場合は他の業者であれば標準工事費内で完了する工事も追加工事が必要と営業されることもあるでしょう。
もともとエコキュートを利用していた方が新しいエコキュートに買い替えする場合、土台や配管をそのまま再利用する導入パターンでは追加工事なしで導入が完了する形になります。

他の給湯器からエコキュートに入れ替えをしたり、エコキュートの買い替えでも配管や土台を全て新しいものに入れ替えするなどと言った場合は追加工事が必要になるということをおさえておきましょう。
追加工事は家庭の状況や業者の標準工事の範囲によって取り扱いがかなり違ってきます。

事前にお見積もりの際に標準工事費内で収まるか確認しておきましょう。

追加工事の対象

一般的なエコキュート販売店であればエコキュートが正常に動作するように設置するところまでは標準工事内に含まれているはずです。以下のような工事が必要になる場合には追加工事費用を発生すると考えておきましょう。

この追加工事に関しては見積りの段階で提示してもらえますので後から突然請求されることはないはずですので、把握しておきましょう。

凍結防止

地域によっては冬場の気温が極端に下がってしまい、エコキュートが配管凍結をおこしてしまう危険があります。
こういった地域では配管を露出させないための対策や配管に専用のヒーターを設置して凍結防止対策を行います。

凍結防止対策に関してはほとんどの販売店が標準工事には含めていませんので、依頼する場合は追加工事費用が必要です。
配管凍結予防にかかる追加工事費は約5,000~25,000円の中でおさまるでしょう、どのような対策をとるかで値段は異なります。

転倒防止

エコキュートを設置する際は地盤を固めた土台の上に固定しなければいけません。
設置予定場所の地盤が緩い場合は貯湯タンクの転倒防止のため対策が必要になります。

転倒防止が必要な場合は通常のエコキュートの固定具とは別に壁とも固定するための工事を勧められることがあります。
転倒防止対策はどのように固定するのかで費用が異なりますが、基本的に10,000円以上と考えておきましょう。

風呂アダプタ

追い炊き機能のあるエコキュートを設置する場合には風呂アダプタ工事が必要になり、ほとんどの場合追加工事扱いとなります。
この工事は浴槽と配管の境目となる部分に風呂アダプタを設置し、ほこりや髪の毛をキャッチして配管に流さないようにせき止めるという意図がございます。

エコキュートの故障を予防するのが目的です。
他の給湯器からの入れ替えで新規でエコキュートの設置を行う場合であれば、穴をあけて風呂アダプタを設置しなければならなりません。

追加工事費として10,000円前後の費用が必要になると考えておきましょう。
アダプタを取り付けるだけなら5,000円前後で済む事が一般的です。

風呂配管

エコキュートを新規で設置する場合は風呂配管工事が必要です。
業者によっては風呂配管工事は標準工事内に含めているという会社もございます。

標準工事費が安く設定されている販売店の場合は風呂配管工事は追加工事と判断される場合があります。
エコキュートの入れ替えの場合で既存配管を新しくする場合は必要な費用になります。

配管の長さによって費用が異なり、5mの配管工事をする場合で20,000~25,000円程度が相場と考えましょう。
標準工事に風呂配管が含まれている場合でもエコキュートからお風呂までの距離が長かったり、2階部分にお風呂が設置されている場合には追加工事費用を加算されることがあります。

基礎

新規でエコキュートを設置する場合は土台となる基礎を作らなければいけません。
業者によってはエコキュートの据え付け工事の中に基礎工事を含んでいる場合もあります。

エコキュートの基礎には2つのパターンが存在しており、1つは現場にコンクリートを打ち基礎をつくるものとエコベースなどと呼ばれる既存の土台を基礎として設置する方法です。
設置予定場所の地盤がしっかりしているのであればエコベースの方が安くつきますので、エコベースによる基礎で進めてもらうのが良いでしょう。

エコベースを選びたくても地盤が緩い場合には基礎を作らなければいけません。
この場合は2.5~5万円程度面積によって追加工事が必要となります。

分電盤

現在使用している分電盤が200Vに対応していない場合は分電盤を交換する工事が必要になります。
ほとんどの場合は分電盤工事は追加工事扱いになります。

追加工事にかかる費用相場は約30,000~50,000円で回路数が増えるほど高額になります。
分電盤は200Vに対応している場合でも200Vの配線が無い場合は配線を張り替える必要があります。

張替え工事で追加工事扱いになります。
配線する距離によって費用が異なりますが20,000~35,000円程度が相場になるでしょう。

ポイント

おさえておきたいポイントをご案内させて頂きます。
安く導入するためにはエコキュートに搭載されている機能を絞るというのも一つの方法ですが、できるだけ満足のいく設備を導入するためには機能を絞って低価格モデルを購入するのはやめておいた方が良いでしょう。

エコキュートは10年以上使い続けることが想定される設備ですので、できれば欲しいと思っている機能は我慢しない方が満足度が高くなります。
エコキュート導入のコストを削減するためには工事にかかる費用をどれだけ削減できるのかが重要になります。

エコキュート本体の価格はどの販売店も極限まで値下げした状態で販売していますので、値下げ交渉を粘ったとしても下がる幅はほとんどないのです。
工事費をできるだけ低コストに抑えるためのポイントをいくつかご案内させて頂きます。

基礎

エコキュートを設置する場合には転倒防止のためしっかり固定できる基礎部分が必要になります。
この基礎に関しては現場でコンクリートを打つ手法もあるのですが、コストを抑えたいのであればエコベース(簡易基礎)を採用しましょう。

安定性では現場打ちのコンクリートがオススメですが、コスト面ではエコベースの方がかなりお得で品質も良いです。

設置業者の中にはエコベースすらおかずに設置する場合もありますが、エコキュートが傾いてしまって非常に危険です。
基礎なしで施工されないように見積もり段階で要望をしておきましょう。

既存配管

古いエコキュートから新しいエコキュートへの買い替えの場合であれば、既存配管を再利用することでコストを削減することができます。
エコキュートの設置場所を変更する場合には配管も変えなければいけません。

自社施工

エコキュートの購入先を決定する際に自社施工を行っている販売店を選ぶのがコストを抑えるポイントになります。
下請け業者に施工を任せている販売店であれば自社施工会社よりも施工費が割高になってしまうのはわかりますよね?

相見積もり

エコキュートの見積りは何社も話を聞くのは面倒と思うかもしれません。
1社だけの話を聞いて契約してしまっては業者が提示した金額が本当に妥当なものなのか判断することができません。

エコキュートは決して安い買い物ではありませんので最低でも3社程度から見積もりを取り、相場感を掴んだうえで交渉すると良いでしょう。

複数社から見積もりを取る場合は業者に伝える要望は同じものにしなければ意味がありません。
見積もりはお客様の要望をもとにオススメの機種を選定し提出しますので、要望に誤差があれば提示される価格や内容がバラバラになって比較することができません。

業者との打ち合わせ時には相見積もりをしていますと正直に伝えておきましょう。
他社と価格競争になるということがわかりますので、できる限り安価にした見積りを提示してもらうことができます。

サイトに記載されている安さを信じて1社だけの見積りで契約してしまえば、他の販売店の方が本当はお得に導入できたとしてもそれに気づくことはできません。
エコキュートの導入を検討した際には複数の販売店から相見積もりを取り、見比べするのが大切だと覚えておきましょう。

お得に購入するために最も重要なポイントです、少しでも参考にして頂けますと幸いです。
みずほ住設では業界最安値でのエコキュート設置を目指していますので、エコキュートの導入をお考えの方はお気軽にお問い合わせください!

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