電気の段階制料金について

2020年7月18日

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エコキュートなどの電力設備をお使いのお客様でしたら大手電力会社の電気料金の内訳を見ると1段階料金、2段料金、3段料金という記載があることにお気づきになるのではないでしょうか。
これは段階制料金というもので大手電力会社ではスタンダードな電力プランとなっています。

まず、電気代の段階制料金とは電気を使うほど1kwhの料金単価が高くなる仕組みのことです。
何か商品を購入する際にまとめ買いで価格が割引されることはありますが、電気の段階制料金はその逆になっているのです。

段階制料金は電気の使用量に応じて料金単価に格差が設けられていて、電気を使えば使うほど単価が高くなっていきます。
段階制料金は1970年代のオイルショックを契機として導入されたもので、国民の節電を促すために電気の使用量が少ない人は安い料金で使用量が多い人は割高な料金となっています。

大手電力会社を使っている場合の多くは従量電灯プランで契約していて、従量電灯プランの電気代はこの段階制料金をさします。
大手電力会社以外の新電力の場合は300kWh、400kWh、500kWhなどの定額となる使用量のラインを選び、それ以上使用した場合は1kWhごとに料金が加算されるといった2部料金制を多くの会社が採用しております。

電力使用状況と使用電力量を把握してマッチした設定ができれば、段階制よりも2部料金制の方が電気代を節約できる可能性があります。
前述の大手電力会社の従量電灯プランは3段階に分けて料金単価が上っていく料金制度になっております。

それぞれの段階料金の内訳をご案内させて頂きます。

第1段階

第1段階料金は0~120kWhの使用電力量に適用される料金です。
国が保障すべき最低限度の水準の生活を営めるよう、ナショナルミニマムという考え方に則って低料金に設定されているのが特徴です。

第2段階

第2段階料金は121kWh~300kWhの使用電力量に適用される料金です。
一般家庭の標準的な使用量ゾーンであることを踏まえて、平均的な料金設定となっています。

東京電力の場合は第2段階料金の料金単価は26円になります。

第3段階

第3段階料金は300kWh以上の使用電力量に適用される料金です。
第1段階と比べると5割以上割高な料金設定となっています。

東京電力の場合は第3段階料金の料金単価は30.02円です。

仕組みと確認方法

大手電力会社で従量電灯Bの料金プランを契約している場合は検針票を見ると、以下のような請求金額の内訳が記載されています。
それぞれの項目の意味を説明します。

基本料金
基本料金は上で説明した段階性料金と、契約アンペア数(契約電流)によって決まります。
段階制料金は東京電力の検針票の場合は電力量の1段料金、2段料金、3段料金として記されています。

契約アンペア数は東京電力の検針票ではご契約種別の下のご契約という箇所に記載されています。アンペアは電流の強さを表す単位です。

契約アンペア数は一度にどれだけの電気器具を使うかによって家庭ごとに設定するもので、アンペア数が低いと多くの電気器具を使ったときにブレーカーが落ちてしまいます。

燃料費調整額

燃料費調整額は原油、液化天然ガス、石炭など火力発電のための燃料の価格変動に応じて毎月の電気料金を調整して電気代に反映させたものになります。
燃料費調整制度によって調整された額が電気代に加算、減額されます。

再生可能エネルギー発電促進賦課金

東京電力の検針票には再エネ発電賦課金として記されています。
これは電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法によって定められた制度に則った課金です。

太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーによって発電した電気を電気事業者が買い取り、その費用を電気契約者全員で電気の使用量に応じて負担するという形になります。
電気代を節約するには1段料金か2段料金の範囲内に使用電力量を抑えるのがポイントです。

新電力のプランも視野に入れてライフプランにあった電力の導入を検討してみましょう。少しでもご家庭の電気選びのお役に立てますと幸いです。

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